JPH08269517A - 混銑車の溶銑予備処理方法及びその溶銑予備処理装置 - Google Patents

混銑車の溶銑予備処理方法及びその溶銑予備処理装置

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JPH08269517A
JPH08269517A JP9607095A JP9607095A JPH08269517A JP H08269517 A JPH08269517 A JP H08269517A JP 9607095 A JP9607095 A JP 9607095A JP 9607095 A JP9607095 A JP 9607095A JP H08269517 A JPH08269517 A JP H08269517A
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hot metal
container
pretreatment
metal container
electromagnetic field
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JP9607095A
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Toshiya Miyake
俊也 三宅
Kiyoshi Ebina
清 蝦名
Yoshikazu Sagara
嘉一 相楽
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、溶銑を溶銑容器の全体に亘って均
衡に攪拌するこよにより、処理剤の利用効率を高めて、
溶銑予備処理を短時間で行うことのできる混銑車の溶銑
予備処理方法及びその溶銑予備処理装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は、両端部103A、103Bが絞ら
れた横長通状の溶銑容器103と、液体金属の溶銑10
5が充填された溶銑容器105を運搬する台車101、
101とを備える混銑車100であって、溶銑容器10
3の各端部103A、103Bで、且つ台車101、1
01側に位置する溶銑105に、溶銑容器103の外部
から移動電磁場Hを発生させて、この移動電磁場Hに垂
直な電磁力Fで溶銑を流動・攪拌しつつ、予備処理を行
うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混銑車の溶銑容器内に
充満されて搬送される溶銑内に、処理剤及び処理ガスを
吹き込んで、溶銑を攪拌しつつ予備処理を行う混銑車の
溶銑予備処理方法及びその溶銑予備処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の混銑車としては、図10に示
すようなものがある。図10において、100は混銑車
であって、走行可能とされた台車101、101と、こ
の各台車101、101上にそれぞれ設けられた傾動用
機構102、102と、各端部103A、103Bが円
錐形に絞られた横長筒状の溶銑容器103とで構成され
ており、この溶銑容器103は、この各端部103A、
103Bから長手方向に突出するトラニオン104、1
04を介して回動自在に各傾動用機構102、102に
支持することで、台車101、101間に懸架されてい
る。そして、溶銑容器103の長手方向の中央部に形成
された蓋付き開口部103Cを介して図示しない高炉か
ら取り出された溶銑105(液体金属)を、溶銑容器1
03内に流し込んで充填した後、台車101、101を
走行させるこにとり、溶銑105を次工程の製鋼工場あ
るいは鋳銑機、粒銑機へ運搬する。
【0003】また、この混銑車100の溶銑容器103
内に充満された溶銑105には、硫黄や燐等の元素が混
在しており、これらの硫黄や燐の溶銑の濃度を適正値に
するために、溶銑容器103内の溶銑105に脱硫処理
と脱燐処理とからなる溶銑予備処理が施される。この脱
硫処理は、図11(a)に示すように、溶銑容器103
の開口部103Cから耐火製インジェクションランス1
06を溶銑105内に配置した後、このインジェクショ
ンランス106から脱硫剤と窒素ガスN2 を溶銑105
内に吹き込んで、溶銑105の脱硫処理を行うものであ
る。また、脱燐処理は、図11(b)に示すように、溶
銑容器103の開口部103Aから耐火物製のインジェ
クションランス106及び耐火物製ランス107とを溶
銑105内に配置した後、このインジェクションランス
106から脱燐剤と窒素ガスN2を、ランス107から
酸素ガスO2 を溶銑105内に吹き込んで、溶銑105
の脱燐処理を行うものである。更に、この溶銑予備処理
では、図11(c)に示すように、溶銑105内に吹き
込まれる窒素ガスN2 又は酸素ガスO2 が、その吹き込
みによる力及び浮力によって溶銑105表面に浮上する
こにより誘起される溶銑105の上昇流れで、溶銑容器
103内の溶銑105は攪拌されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の混銑車100では、溶銑105が充満される溶銑容
器104が横長筒状のものとされているので、ランス1
06、107から窒素ガスN2 や酸素ガスO2 が吹き込
まれる位置の近傍では、窒素ガスN2 や酸素ガスO2
吹き込み力や浮上によって誘起される溶銑105の上昇
流れにより、溶銑105の攪拌が活発に行われるが、溶
銑容器103の各端部103A、103Bの溶銑105
は、溶銑105の上昇流れによる攪拌効果を受け難く滞
留する傾向にある。従って、溶銑容器103の各端部1
03A、103Bに位置する溶銑105は、反応を活発
に行われるインジェクションランス近傍に送り込まれ難
くなるため、溶銑105の溶銑予備処理が溶銑容器10
3全体に均衡して行うことができないという問題があっ
た。
【0005】この結果、図12に示すように、溶銑予備
処理において溶銑105の硫黄、燐の濃度の分布が溶銑
容器103内で生じて、すなわち、ランス106、10
7の近傍では溶銑105中の硫黄、燐の濃度が低下する
ため、脱硫処理や脱燐処理の反応の駆動力となるべき脱
硫剤及び脱燐剤表面での硫黄、燐濃度と、溶銑105中
の硫黄濃度及び燐濃度差が減少して、脱硫剤、脱燐剤等
の予備処理剤の利用効率が低下するこいう問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、溶銑を溶銑容器の全体に亘って均衡
に攪拌することにより、処理剤の利用効率を高めて、溶
銑予備処理を短時間で行うことのできる混銑車の溶銑予
備処理方法及びその溶銑予備処理装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の混銑車の溶銑予備処理方法及びその溶銑予
備処理装置においては、請求項1では、両端部が絞ぼら
れた横長筒状の溶銑容器と、液体金属の溶銑が充填され
た前記溶銑容器を次工程に運搬する台車とを備える混銑
車であって、前記溶銑容器の長手方向の中央部からラン
スで処理剤、及び処理ガスを前記溶銑内に吹き込んで、
当該溶銑を攪拌しつつ予備処理を行う混銑車の溶銑予備
処理方法において、前記溶銑容器の各端部で、且つ前記
台車側に位置する前記溶銑中に、前記溶銑容器の外部か
ら移動電磁場を発生させて、当該移動電磁場に垂直な電
磁力により前記溶銑を流動・攪拌しつつ、予備処理を行
うものである。
【0008】請求項2では、請求項1のものに、前記移
動電磁場を、前記溶銑容器の長手方向に直交する方向に
発生させて、当該移動電磁場に垂直な電磁力により前記
溶銑を前記溶銑容器の各端部から前記ランスに向かう方
向に流動・攪拌しつつ、予備処理を行うものである。
【0009】請求項3では、両端部が絞られた横長筒状
の溶銑容器と、液体金属の溶銑が充填された前記溶銑容
器を次工程に運搬する台車と、前記溶銑容器の長手方向
の中央部から処理剤及び処理流体を前記溶銑内に吹き込
むランスとを備えてなる混銑車の溶銑予備処理装置にお
いて、前記溶銑容器の各端部で、且つ前記台車側には、
前記溶銑中に前記溶銑容器の外部から移動電磁場を発生
させて、当該移動電磁場に垂直な電磁力により前記溶銑
を流動・攪拌する電磁攪拌器を設けたものである。
【0010】請求項4では、請求項3のものに、前記電
磁攪拌器は、前記前記溶銑容器の各端部で、且つ前記台
車側に設けられるリニアモータの一次側固定子と、前記
リニアーモータの一次側固定子に対向して位置する前記
溶銑を前記リニアモータの二次側可動子として構成され
ていると共に、前記リニアモータの一次側固定子が、前
記溶銑容器の長手方向に直交する方向に移動電磁場を発
生するように通電されているものである。
【0011】請求項5では、請求項3又は請求項4それ
ぞれのものに、前記リニアモータの一次側固定子が、前
記溶銑を間に介在させて前記溶銑容器の長手方向に直交
わる方向の両側に設けられているものである。
【0012】
【作用】このように本発明の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置によれば、溶銑容器の各端部
の台車側に位置する溶銑中に、溶銑容器の外部から移動
電磁場を発生させて、この移動電磁場に垂直な電磁力に
より溶銑を流動・攪拌しつつ、予備処理を行ことができ
るので、インジェクションランスから溶銑内に吹き込ま
れた処理ガスが、その吹き込み力や浮力によりインジェ
クションランス近傍に存在する溶銑を、溶銑の表面に溶
銑を浮上させて、溶銑容器の各端部に向かうように流動
させる作用と、溶銑容器の各端部を電磁力により流動さ
せる作用とにより、溶銑容器の全体を攪拌することがで
きる。
【0013】また、移動電磁場を、溶銑容器の長手方向
に直交する方向に発生させて、この移動電磁場に垂直な
電磁力により溶銑を溶銑容器の各端部からランスに向か
う方向に流動・攪拌しつつ、予備処理を行ことができる
ので、インジェクションランスから溶銑内に吹き込まれ
る処理ガスが、その吹き込み力や浮力によりインジェク
ションランス近傍に存在する溶銑を、溶銑の表面に溶銑
を浮上させて、溶銑容器の各端部に向かうように流動さ
せる作用と、移動電磁場に垂直な電磁力が、溶銑容器の
各端部で、台車側に位置する溶銑をこの各端部からイン
ジュクションランス側に向かう方向に流動させる作用と
により、インジェクションを境えにして両側に溶銑の循
環流動経路を形成することができ、溶銑容器の各端部に
位置する未処理状態の溶銑を、順次、インジェクション
ランス近傍に供給するころが可能となると共に、循環流
動経路により溶銑を溶銑容器の全体に亘って均衡に攪拌
することができる。
【0014】更に、溶銑中に移動電磁場を発生させる電
磁攪拌器が、リニアモータの一次側固定子と、溶銑をリ
ニアモータの二次側可動子とする構成としたので、容易
な構成で溶銑容器の各端部に位置する溶銑を、この各端
部からインジェクションランスの方向に流動させて、溶
銑容器の全体に亘って均衡に攪拌することができる。
【0015】また、リニアモータの一次側固定子が、前
記溶銑を間に介在させて前記溶銑容器の長手方向に直交
わる方向の両側に設けられているので、溶銑を溶銑容器
の長手方向及びこれに直交する方向に亘って均衡して攪
拌することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例である混銑車の溶銑
予備処理方法及びその溶銑予備装置について、図面を参
照して説明する。図1は本実施例における混銑車の溶銑
予備処理装置の個性を示す要部拡大図、図2は本実施例
における混銑車の溶銑予備処理装置の構成を示す図1の
A−A断面図、図3(a)乃至図3(b)は本実施例に
おける混銑車の溶銑予備処理方法を説明するための要部
拡大図である。尚、本実施例の図1乃至図3において、
上記従来技術の図10及び図11と同一の符号は同一の
構成を示すのでその説明は省略する。
【0017】図1及び図2において、溶銑容器103の
各端部103A、103Bには、電磁攪拌器1、2がそ
れぞれ配設されている。各電磁攪拌器1、2は、一対の
リニアモータの3、4の一次側固定子3A、3B、4
A、4B(以下、固定子3A、3B、4A、4Bとい
う。)を有しており、リニアモータ3の各固定子3Aと
3Bは、溶銑容器103の端部103Aであって、この
底103a側(台車101、101側)に位置するよう
に、且つ溶銑容器103の長手方向に直交する方向に相
互に所定の間隔を隔てて溶銑容器の外周面103bに配
置されている。また、リニアモータ4の各固定子4Aと
4Bも同様にして、溶銑容器の端部103Bであって、
この底103a側(台車101、101側)に位置する
ように、且つ溶銑容器103の長手方向に直交する方向
に相互に所定の間隔を隔てて溶銑容器103の外周面1
03bに設けられている。これにより、各固定子モータ
3Aと3B間、又は4Aと4B間に位置する液体状磁性
体となる金属の溶銑105(溶銑容器103の各端部1
03A、103に位置する溶銑105)をリニアモータ
3、4の二次側可動子5A、5Bとして、リニアモータ
3、4を構成している。また、リニアモータ3、4の各
固定子3A、3B、4A、4Bは、図示しない鉄心コア
に巻回された電導コイル等で構成されており、上記電導
コアには溶銑容器105の長手方向に直交してリニアモ
ータ3、4の二次側可動子5A、5Bである溶銑105
の内部に向かい、且つ各端部103A、103B側に向
かって各固定子3A、3B、4A、4Bに戻るループ状
(図1に示す)の移動電磁場Hを発生させるように電流
iが流される。
【0018】本実施例における混銑車の溶銑予備処理装
置は、以上のように構成されるが、次に、この混銑車の
溶銑予備処理装置を用いた溶銑予備処理方法について、
図3(a)乃至図3(c)を参照して説明する。
【0019】(1)まず、溶銑容器内に充填された溶銑
の脱硫処理を行うには、溶銑容器の開口部103Cから
インジェクションランス106を挿入して、溶銑容器1
03内でこの長手方向に位置する溶銑105内に脱硫剤
と窒素ガスN2 を吹き込むと共に、リニアモータ3、4
の各固定子3A、3B、4A、4Bに電流iを流して溶
銑容器105の長手方向に直交して、且つ溶銑105の
内部に向かう方向に移動電磁場Hを発生させる。
【0020】(2)インジェクションランス106から
溶銑容器103内に窒素ガスN2 が吹き込まれると、図
3(a)に示すように、窒素ガスN2 の吹き込み力と、
浮力によりインジェクションランス106を境えにして
両側近傍にある溶銑105が、この溶銑105の表面1
05a側(溶銑容器103の開口部103A側)に浮上
するように流動される。そして、溶銑105の表面10
5aに浮上した溶銑105の浮力等の作用により、溶銑
105の表面105a近傍にある溶銑105が、それぞ
れインジェクションランス106から溶銑容器103の
各端部103A、又は103B側に向かう方向に流動す
る。
【0021】(3)また、リニアーモータ3、4の固定
子3A、3B、4A、4Bに、移動電磁場Hを発生させ
ると、図3(b)に示すように、この移動電磁場Hに垂
直して(溶銑容器103の長手方向)して、且つ溶銑容
器103の各端部103A、又は103Bのそれぞれか
らインジェクションランス106(溶銑容器103の長
手方向の中央部)側に向かう方向に作用する電磁力Fが
リニアモータ3、4の二次側可動子5A、5Bである溶
銑105に作用する。これにより、リニアモータ3、4
の各固定子3Aと3B間、又は各固定子4Aと4B間に
位置する溶銑105、すなわち、溶銑容器103の端部
103Aの底103a側、又は端部103Bの底103
a側に位置する溶銑105が、溶銑容器103の端部1
03A、又は端部103Bからインジェクションランス
106(溶銑容器103の長手方向の中央部)に向かっ
て流動する。
【0022】(4)これにより、溶銑容器103内に充
填された溶銑105は、図3(c)に示すように、イン
ジェクションランス106を境えにして、インジェクシ
ョンランス106−溶銑105の表面105a−溶銑容
器103の端部103A−溶銑容器103の端部103
Aの底103aからインジェクションランス106に戻
る循環流動経路Aと、インジェクションランス106−
溶銑105の表面105a−溶銑容器103の端部10
3B−溶銑容器103の端部103Bの底103aから
インジェクションランス106に戻る循環流動経路Bが
それぞれ形成されることになり、溶銑105が溶銑容器
103の全体に亘って均衡にして攪拌される。この結
果、インジェクションランス106の近傍に、溶銑容器
103の各端部103A、103Bに位置する溶銑10
5を、順次、インジェクションランス106の近傍に供
給することができるので、インジェクションランス10
6から溶銑105内に吹き込まれて、溶銑105内のイ
ンジェクシュンランス106の近傍に存在する脱硫剤の
領域Cに、順次、未処理状態の溶銑105を反応させて
脱硫処理を促進することができる。
【0023】(5)また、溶銑容器103内に充填され
た溶銑の脱燐処理を行うには、溶銑容器103の開口部
103Cからインジェクションランス106及びランス
107を挿入して、溶銑容器103の長手方向の中央部
に位置する溶銑105内に脱硫剤、窒素ガスN2 、及び
酸素ガスO2 を吹き込むと共に、リニアモータ3、4の
一次側固定子3A、3B、4A、4Bに電流iを通電し
て移動電磁場Hを発生させることにより、上記(2)乃
至(3)に記載したと同様な手順で、インジェクション
ランス106を境えにして、循環流動経路A、Bを形成
せしめて、溶銑105を溶銑容器103の全体に均衡し
て攪拌する。この結果、インジェクションランス106
の近傍に、溶銑容器103の各端部103A、103B
に位置する溶銑105を、順次、インジェクションラン
ス106の近傍に供給することができるので、インジョ
クションランス106から溶銑105内に吹き込まれ
て、溶銑105内のインジェクシュンランス106の近
傍に存在する脱燐剤の領域Dに、順次、未処理状態の溶
銑105を反応させて脱燐処理を促進することができ
る。
【0024】このように、本実施例における混銑車の溶
銑予備処理方法及びその溶銑予備装置によれば、溶銑容
器103の各端部103A、103Bに電磁攪拌器1、
2を設けて、この各端部103A、103Bにある溶銑
105を電磁攪拌器1、2の電磁力で、溶銑容器103
の各端部103A、103Bからインジェクションラン
ス106に向かう方向に流動させることができるので、
インジェクションランス106から吹き込まれる窒素ガ
スN2 や酸素ガスO2 の吹き込み力と、浮力との関係で
循環流動経路A、Bを形成せしめて、溶銑105を溶銑
容器103の全体に均衡して攪拌することができる。こ
の結果、溶銑容器103の各端部103A、又は103
Bに位置する未処理状態の溶銑105をインジェクショ
ンランス106の近傍に存在する脱硫剤や脱燐剤の領域
C、Dに供給することができ、この処理剤の利用効率を
向上することが可能、且つ溶銑容器103の全体に亘っ
て均衡に脱硫処理や脱燐処理からなる溶銑予備処理を行
うことができるので、溶銑予備処理の反応速度の増加、
脱硫剤や脱燐剤などの処理剤の吹き込み量を低減でき
る。
【0025】また、リニアモータ3、4の各固定子3
A、3B、4A、4Bが、溶銑容器103の各端部10
3A、103Bに位置する溶銑105を間に介在させて
溶銑容器105の長手方向に直交わる方向の両側に設け
られているので、溶銑105を溶銑容器103の長手方
向及びこれに直交する方向に亘って均衡して攪拌するこ
とができるのでる。この結果、溶銑容器103の各端部
103A、又は103Bに位置する未処理状態の溶銑1
05をインジェクションランス106の近傍に存在する
脱硫剤や脱燐剤の処理剤に供給することができ、この処
理剤の利用効率を向上することが可能、且つ溶銑容器1
03の全体に亘って均衡に脱硫処理や脱燐処理からなる
溶銑予備処理を行うことができるので、溶銑予備処理の
反応速度の増加、脱硫剤や脱燐剤などの処理剤の吹き込
み量を低減できる。
【0026】次に、本実施例における混銑車の溶銑予備
処理方法及びその溶銑予備装置の攪拌効果を裏付けるた
めの実験及び実験結果を、図4乃至図9に基づいて説明
する。尚、本実験は、攪拌効果を、本実施例の溶銑10
5に代えて実験水溶液を、本実施例の電磁攪拌器に代え
て模擬攪拌器を用いて、実験水溶液の均一混合時間を測
定することにより検証したもので、以下に説明する。
【0027】本実験では、図4に示すように、透明体で
本実施例の溶銑容器105と同様な形状を有するモデル
容器50を用意して、このモデル容器50内に充満され
る水を、例えば、水酸化ナトリウム等を用いて規定の水
素イオン濃度となる水酸化ナトリウム水溶液とした後、
フェノールフタレイン試薬を投入して着色(赤色)状態
にした実験水溶液51を、本実施例の溶銑105に模擬
すると共に、モデル容器50の長手方向の中央部に設け
られたインジェクションランス52から実験水溶液51
に吹き込まれるガスを炭酸ガスCO2 として、水酸化ナ
トリウムの実験水溶液51と炭素の中和反応させて実験
水溶液51が着色(赤色)状態から透明状態になるまで
の時間を均一混合時間として定義した。また、本実施例
の電磁攪拌器を模擬したものとして、図4に示すよう
に、吸入口53と吐出口54を有するノズル55と、吸
入口53と吐出口54のそれぞれに配管56、57を介
して接続された水ポンプ58とで構成される模擬攪拌器
60を用いた。
【0028】また、本実験の攪拌効果を示すため、図5
に示すように、ノズル55の吐出口54がこのモデル容
器10の長手方向の中央部に向くようにモデル容器50
内に沈めてモデル容器50の各端部50A、50Bのそ
れぞれに模擬攪拌器60、60を設けたもの〔図5
(a)に示す本実施例に相当〕、ノズル55の吐出口5
4がモデル容器50の各端部50A、50B側に向くよ
うにモデル容器50内に沈めてモデル容器50の長手方
向の中央部分に模擬攪拌器60、60を設けたもの〔図
5(b)に示す比較例第1〕、比較例第1と同様にして
ノズル55をモデル容器50内に沈めて、本実施例と比
較例第1とに設けられている模擬攪拌器60、60間の
中間位置に模擬攪拌器60、60を設けたもの〔図5
(c)に示す比較例第2〕、模擬攪拌器60、60を設
けないもの〔図5(d)に示す比較例第3〕、モデル容
器50の各端部50A、50Bから空気を実験水溶液に
吹き込むもの〔図5(e)に示す比較例第4〕との比較
において実験を行うと共に、合わせてモデル容器50の
長手方向の巾が狭いもので、模擬攪拌器60、60を設
けないもので中央部にランス52が位置するもの〔図5
(f)に示す比較例第5〕及び模擬攪拌器60、60を
設けないでランス52の位置を偏心させたもの〔図5
(g)に示す比較例第6〕との比較も行った。その実験
結果を図6及び図7に示す。
【0029】図6は、本実施例に相当するものと各比較
例との実験水溶液51の均一混合時間を示したグラフで
あって、本実施例に相当するものでは、比較例第1乃至
比較例第4に比して、均一混合時間が急速に行われてい
ることが確認できると共に、模擬攪拌器60、60を設
ける位置と、実験水溶液51を流動させる流動方向とし
ては本実施例の位置、すなわち、モデル容器50の各端
部(溶銑容器103の各端部103A、103B)に配
置すると共に、各端部103A、103Bからランス1
06に向かう方向に流動させることが最も有効であるこ
とがわかる。また、本実施例に相当するものは、図6に
示すように、比較例第6と同様な均一混合時間でモデル
容器50の全体を攪拌できることがわかる。
【0030】図7は、本実施例に相当するものと比較例
第3との時間経過における実験水溶液51の混合状態を
示した経過図であって、(a)が本実施例相当の混合状
態を示し、(b)が比較例第3の混合状態を示すもので
ある。図7(a)及び図7(b)におけて、同一時刻で
のモデル容器の色分布を観察すると、比較例第3では、
モデル容器50の両端部50A、50Bで炭素ガスCO
2 による中和反応の進行が、ランス52近傍に比べて遅
くなっていることが確認でき、実験水溶液がモデル容器
50の全体に亘って均衡して攪拌され難いことがわか
る。一方、本実施例に相当するものでは、どの時刻にお
いても色むらは観測できず、実験水溶液がモデル容器5
0の全体に亘って均衡して攪拌されていることがわか
る。
【0031】また、本実験においては、図5に示した本
実施例に相当するものと、比較例第2及び比較例第3と
の実験水溶液の流れ方向を測定する実験を行い、その結
果を図8(a)乃至図8(b)に示す。尚、図8におい
て、(a)は本実施例に相当するもの、(b)は比較例
第2及び(c)は比較例第3の実験水溶液の流れ方向を
測定した結果である。図8(a)乃至図8(c)を比較
すると、比較例第3の場合には、モデル容器50の端部
に実験水溶液の流れが発生しておらず、モデル容器50
の各端部50A、50Bに実験水溶液が滞留する傾向に
あることがわかり、比較例第2においてもモデル容器5
0の各端部50A、50Bに実験水溶液の流れがほとん
ど発生していない。一方、本実施例に相当するものは、
モデル容器50の各端部50A、50Bにおいても実験
水溶液の流れが実験水溶液の表面50a側から底50b
側に向かう方向に発生していることが確認でき、上記
(4)に記載したように、インジェクションランス52
を境えにする両側に実験水溶液が流動循環する循環流動
経路A、Bが形成されている。
【0032】更に、本実験においては、図5に示した本
実施例に相当するものにおいて、実験水溶液の攪拌流速
と攪拌時間との関係についての実験を行い、その結果
を、実機での流速及び無次元混合時間に変換したものを
図9に示す。この図9の攪拌速度及び攪拌時間との関係
から、実験水溶液の攪拌流速を高速にすると、この攪拌
流速にほぼ比例してモデル容器50全体を攪拌する攪拌
時間も短くなることが確認できる。また、図9中の混合
時間が0.6を通る横軸に平行な線は、図5(g)の転
炉・鍋型予備処理(比較例第6)の混合時間を示してい
る。従って、混銑車を用いた予備処理において転炉・鍋
型予備処理と同等又はそれ以上の性能を実現するために
は、0.8m/s以上の攪拌流速を確保することが望ま
しい。
【0033】以上、図4乃至図9に示される実験結果に
より、本実施例における混銑車の溶銑予備処理方法及び
その溶銑予備装置においては、電磁攪拌器1、2を溶銑
容器103の各端部103A、103Bに配置し、この
リニアモータ3、4の各固定子3A、3B、4A、4B
で溶銑105内に向かう方向に移動電磁場Hを発生させ
ることにより、この移動電磁場Hに垂直な電磁力で溶銑
105を溶銑容器103の各先端103A、又は103
Bからインジェクションランス106側に流動させるこ
とが、溶銑105を溶銑容器103の全体に亘って均衡
に攪拌することができる。この結果、溶銑容器103の
各端部103A、又は103Bに位置する未処理状態の
溶銑105をインジェクションランス106の近傍に存
在する脱硫剤や脱燐剤の処理剤に供給することができ、
この処理剤の利用効率を向上することが可能、且つ溶銑
容器103の全体に亘って均衡に脱硫処理や脱燐処理か
らなる溶銑予備処理を行うことができるので、溶銑予備
処理の反応速度の増加、脱硫剤や脱燐剤などの処理剤の
吹き込み量を低減できる。
【0034】尚、本実施例における混銑車の溶銑予備処
理方法及びその溶銑予備装置において、溶銑容器103
の各端部103A、103Bには、リニアモータ3、4
の一次側固定子を2個づつ配置したものを示したが、こ
れに限定されるものでなく、溶銑105の流動流速を調
整する等の必要性、また、各固定子に通電される電流i
値との関係から各端部103A、103Bのそれぞれに
3個以上、又は1個だけ配置するようにしたものであっ
てもよい。
【0035】
【発明の効果】このように本発明の溶銑予備処理方法及
びその溶銑予備装置によれば、溶銑容器の各端部の台車
側に位置する溶銑中に、溶銑容器の外部から移動電磁場
を発生させて、この移動電磁場に垂直な電磁力により溶
銑を流動・攪拌しつつ、予備処理を行ことができるの
で、インジェクションランスから溶銑内に吹き込まれた
処理ガスが、その吹き込み力や浮力によりインジェクシ
ョンランス近傍に存在する溶銑を、溶銑の表面に溶銑を
浮上させて、溶銑容器の各端部に向かうように流動させ
る作用と、溶銑容器の各端部を電磁力により流動させる
作用とにより、溶銑容器の全体を攪拌することができ
る。この結果、溶銑容器の各端部に位置する未処理状態
の溶銑をインジェクションランスの近傍に存在する脱硫
剤や脱燐剤の処理剤に供給することができ、この処理剤
の利用効率を向上することが可能、且つ溶銑容器の全体
に亘って均衡に脱硫処理や脱燐処理からなる溶銑予備処
理を行うことができるので、溶銑予備処理の反応速度の
増加、脱硫剤や脱燐剤などの処理剤の吹き込み量を低減
しつつ、短時間で溶銑予備処理を行うことができる。
【0036】また、移動電磁場を、溶銑容器の長手方向
に直交する方向に発生させて、この移動電磁場に垂直な
電磁力により溶銑を溶銑容器の各端部からランスに向か
う方向に流動・攪拌しつつ、予備処理を行ことができる
ので、インジェクションランスから溶銑内に吹き込まれ
る処理ガスが、その吹き込み力や浮力によりインジェク
ションランス近傍に存在する溶銑を、溶銑の表面に溶銑
を浮上させて、溶銑容器の各端部に向かうように流動さ
せる作用と、移動電磁場に垂直な電磁力が、溶銑容器の
各端部で、台車側に位置する溶銑をこの各端部からイン
ジュクションランス側に向かう方向に流動させる作用と
により、インジェクションを境えにして両側に溶銑の循
環流動経路を形成することができ、溶銑容器の各端部に
位置する未処理状態の溶銑を、順次、インジェクション
ランス近傍に供給するころが可能となると共に、循環流
動経路により溶銑を溶銑容器の全体に亘って均衡に攪拌
することができる。この結果、溶銑容器の各端部に位置
する未処理状態の溶銑をインジェクションランスの近傍
に存在する脱硫剤や脱燐剤の処理剤に供給することがで
き、この処理剤の利用効率を向上することが可能、且つ
溶銑容器の全体に亘って均衡に脱硫処理や脱燐処理から
なる溶銑予備処理を行うことができるので、溶銑予備処
理の反応速度の増加、脱硫剤や脱燐剤などの処理剤の吹
き込み量を低減しつつ、短時間で溶銑予備処理を行うこ
とができる。
【0037】更に、溶銑中に移動電磁場を発生させる電
磁攪拌器が、リニアモータの一次側固定子と、溶銑をリ
ニアモータの二次側可動子とする構成としたので、容易
な構成で溶銑容器の各端部に位置する溶銑を、この各端
部からインジェクションランスの方向に流動させて、溶
銑容器の全体に亘って均衡に攪拌することができる。
【0038】また、リニアモータの一次側固定子が、前
記溶銑を間に介在させて前記溶銑容器の長手方向に直交
わる方向の両側に設けられているので、溶銑を溶銑容器
の長手方向及びこれに直交する方向に亘って均衡して攪
拌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における混銑車の溶銑予備処
理装置の個性を示す要部拡大図である。
【図2】本発明の一実施例における混銑車の溶銑予備処
理装置の構成を示す図1のA−A断面図である。
【図3】(a)乃至(b)は本発明の一実施例における
混銑車の溶銑予備処理方法を説明するための要部拡大図
である。
【図4】本発明の一実施例の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置における実験装置の構成を示
す要部拡大図である。
【図5】本発明の一実施例の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置における実験態様を示す模式
図である。
【図6】本発明の一実施例の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置における実験結果であって、
図5における本実施例に相当するものと各比較例との実
験水溶液51の均一混合時間を示したグラフである。
【図7】本発明の一実施例の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置における実験結果で、図5に
おける本実施例に相当するものと比較例第3との時間経
過における実験水溶液51の混合状態を示した経過図で
あって、(a)が本実施例相当の混合状態を示す図、
(b)が比較例第3の混合状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施例の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置における実験結果で、図5に
おける本実施例に相当するものと比較例第2及び比較例
第3との実験水溶液の流れ方向を測定したグラフであっ
て、(a)は本実施例に相当するものグラフ、(b)は
比較例第2のグラフ、(c)は比較例第3のグラフであ
る。
【図9】本発明の一実施例の混銑車の溶銑予備処理方法
及びその溶銑予備処理装置における実験結果で、図5に
おける本実施例に相当するものの実験水溶液の攪拌流速
と攪拌時間との関係を実機での攪拌流速及び混合時間の
関係に変換したものを示すグラフである。
【図10】従来技術における混銑車の全体構成を示した
図である。
【図11】(a)乃至(c)は従来技術における混銑車
の溶銑予備処理方法を説明するための模式図である。
【図12】従来技術の混銑車の溶銑予備処理における脱
硫剤、脱燐剤及び溶銑内に存在すう硫黄、燐の濃度分布
を示すグラフである。
【符号の説明】
100 混銑車 101、101 台車 103 溶銑容器 103A、103B 溶銑容器の端部 105 溶銑 106、107 インジェクションランス、ランス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】(a)乃至(c)は本発明の一実施例における
混銑車の溶銑予備処理方法を説明するための要部拡大図
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部が絞ぼられた横長筒状の溶銑容器
    と、液体金属の溶銑が充填された前記溶銑容器を次工程
    に運搬する台車とを備える混銑車であって、前記溶銑容
    器の長手方向の中央部からランスで処理剤、及び処理ガ
    スを前記溶銑内に吹き込んで、当該溶銑を攪拌しつつ予
    備処理を行う混銑車の溶銑予備処理方法において、 前記溶銑容器の各端部で、且つ前記台車側に位置する前
    記溶銑中に、前記溶銑容器の外部から移動電磁場を発生
    させて、当該移動電磁場に垂直な電磁力により前記溶銑
    を流動・攪拌しつつ、予備処理を行うことを特徴とする
    混銑車の溶銑予備処理方法。
  2. 【請求項2】 前記移動電磁場を、前記溶銑容器の長手
    方向に直交する方向に発生させて、当該移動電磁場に垂
    直な電磁力により前記溶銑を前記溶銑容器の各端部から
    前記ランスに向かう方向に流動・攪拌しつつ、予備処理
    を行うことを特徴とする請求項1記載の混銑車の溶銑予
    備処理方法。
  3. 【請求項3】 両端部が絞られた横長筒状の溶銑容器
    と、液体金属の溶銑が充填された前記溶銑容器を次工程
    に運搬する台車と、前記溶銑容器の長手方向の中央部か
    ら処理剤及び処理流体を前記溶銑内に吹き込むランスと
    を備えてなる混銑車の溶銑予備処理装置において、 前記溶銑容器の各端部で、且つ前記台車側には、前記溶
    銑中に前記溶銑容器の外部から移動電磁場を発生させ
    て、当該移動電磁場に垂直な電磁力により前記溶銑を流
    動・攪拌する電磁攪拌器を設けたことを特徴とする混銑
    車の溶銑予備処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁攪拌器は、前記溶銑容器の各端
    部で、且つ前記台車側に設けられるリニアモータの一次
    側固定子と前記リニアーモータの一次側固定子に対向し
    て位置する前記溶銑を前記リニアモータの二次側可動子
    として構成されていると共に、 前記リニアモータの一次側固定子が、前記溶銑容器の長
    手方向に直交する方向に移動電磁場を発生するように通
    電されていることを特徴とする請求項3記載の混銑車の
    溶銑予備処理装置。
  5. 【請求項5】 前記リニアモータの一次側固定子が、前
    記溶銑を間に介在させて前記溶銑容器の長手方向に直交
    わる方向の両側に設けられていることを特徴とする請求
    項3又は請求項4それぞれに記載の混銑車の溶銑予備処
    理装置。
JP9607095A 1995-03-28 1995-03-28 混銑車の溶銑予備処理方法及びその溶銑予備処理装置 Pending JPH08269517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000008216A1 (en) * 1998-08-07 2000-02-17 Ipcor N.V. Apparatus and method for the secondary refinement of metals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000008216A1 (en) * 1998-08-07 2000-02-17 Ipcor N.V. Apparatus and method for the secondary refinement of metals

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