JPH0826945B2 - 下水道管の交換敷設方法 - Google Patents

下水道管の交換敷設方法

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JPH0826945B2
JPH0826945B2 JP63334738A JP33473888A JPH0826945B2 JP H0826945 B2 JPH0826945 B2 JP H0826945B2 JP 63334738 A JP63334738 A JP 63334738A JP 33473888 A JP33473888 A JP 33473888A JP H0826945 B2 JPH0826945 B2 JP H0826945B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は既設の古い下水道管を新しい下水道管に交
換する時に採用される下水道管の交換敷設方法に関する
ものである。
〔従来技術およびこの発明が解決すべき課題〕
近年、下水において既設の下水道管の断面では流水量
をまかなえなくなり、断面の大きい下水道管に変える必
要性が出てきている。
そして、この新しい大断面の下水道管を敷設するに
は、既設の下水道管に並行して行う方法がある。
しかし、今日では、下水道管の周辺に他の重要なライ
ンが多数輻輳している。そのため、別に新しく大断面の
下水道管を通すことは、新たに大きな空間を必要とする
ことになって周辺のラインなどに干渉することとなり、
不可能な場合が多い。
さらに、既設の下水道管を除去して、そこに新しい下
水道管を敷設する方法もあるが、既設下水道管中を流れ
る流水を一時ストップしてしまうことも困難なことであ
る。
この発明は上記した事情に鑑みて創案されたもので、
その目的は小断面既設下水道管から大断面の新しい下水
道管への交換を周辺に影響を及ぼす事がなく、容易に行
うことのできる下水道管の交換敷設方法を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の方法によれば、既設下水道管を支持しなが
らその周辺を開削するとともに、新しい下水道管を構成
する三等分割されたコンクリートセグメントを、既設下
水道管を内部に包み込むようにリング状に連結する。そ
して、このリング状に連結した三個の新下水道管構成コ
ンクリートセグメントを新下水道管の延設方向に順次連
結していく。このようにして、多数の構成コンクリート
セグメントが円周方向および延設方向に連結された新下
水道管が構築され、その内部には既設下水道管が包み込
まれている。この包み込まれている既設下水道管は取り
壊し撤去すると下水道管の交換敷設が完了する。
大断面の新下水道管が既設下水道管を内部に包み込ん
だ形で敷設されるので、既設下水道管を使用したままの
状態で工事を行うことが可能であり、既設下水道管の使
用に何ら支障を及ぼさない。また、大断面の新下水道管
のための新たな空間を必要としない(既設下水道管の敷
設位置に敷設する)ことから、周囲の埋設物に損傷など
の障害を起こすこともない。
〔実施例〕
以下、この発明の下水道管の交換敷設方法を第1図〜
第3図に示す実施例によって説明する。
まず小断面の既設下水道管1の周辺を、通常の開削工
法である長さまで開削し、この既設下水道管1を地表か
ら吊って浮かせる。(第1図参照) そして、この既設下水道管1の下方に新しい下水道管
を構成する三等分割されたコンクリートセグメント2を
一個設置する。
次に既設下水道管1の下方に設置したコンクリートセ
グメント2の円周方向両連結端面に残りの二個のコンク
リートセグメント2を既設下水道管1を包み込む形でリ
ング状に連結する。
次にこのようなリング状への連結作業を順次行いつ
つ、その新下水道管延設方向連結端面にリング状とした
三個のコンクリートセグメント2を順次連結していく。
かくして、内部に既設下水道管1を包み込んだ一本の新
下水道管3が敷設される。
新下水道管3の内部の既設下水道管1を取り壊して撤
去し、大断面の新下水道管3の中に水を流す。
このようにして、新下水道管3の敷設、即ち小断面下
水道管から大断面下水道管への交換作業が完了する。
この発明の交換敷設方法は従来の方法に比較して非常
に経済的であり、かつ施工場所を広くとる必要がなく地
下埋設物が輻輳する場合は特に効力を発揮する。
また、その施工は、コンクリートセグメント2が三等
分割であるため下に一個のコンクリートセグメント2を
挿入し、上部の二個のコンクリートセグメント2が両側
より閉じるように使用できるため施工性は大変よい。し
かも、この新下水道管3は内的静定構造物であるから自
立でき、継手がはずれない限り安定であるから、止水用
シール材(図示せず)を有効に使用すれば円形一体式の
管(従来使用されているヒューム管)に何ら見劣りしな
い。
なお、ボルトで各セグメント2を締結しなくても組み
立てれば円形となるが、ここでは止水面を考慮するため
継手面を締めつける必要があるのでボルトによる結合と
する。そして、各セグメント2の締結は、新下水道管3
の外側において実施するが、直ボルト方式では切り欠き
凹部4(ブロックアウト)が大きく、しかも、継手金具
5の大きくなるので腐食の面でおもわしくないため、継
手金具5の小さい落し込みボルト6を使用する(第4図
及び第5図参照)。
また、従来は下水道管にヒューム管を使用して来た
が、このヒューム管はJIS規格で径が3m位までしかな
く、それ以上の径は特注品となるため割高となるととも
に、特注の場合でも技術面での課題が多い。
これに対して、この発明の三個のコンクリートセグメ
ント2から構成される新下水道管3であれば、どの位の
大きさの径でも容易に製造できる。加えて運搬も従来の
ヒューム管は一本一本であるが、この発明の新下水道管
3であれば、各セグメント2毎に積み重ねて運搬できる
ため、輸送経費を大幅に節減できる。
さらに、従来のヒューム管は、接続箇所の継手部面積
が大きいため掘削する土量に比較して、実際に使用可能
な部分の内径が小さく不経済である。これに対して、こ
の発明の三個のコンクリートセグメント2から構成され
る下水道管では、継手部の面積に比べ、実際に使用可能
な有効面積を大きくすることができる。
〔発明の効果〕
この発明の下水道管の交換敷設方法によれば新たな下
水道管(大断面)は、既設下水道管(小断面)を内部に
包み込んで敷設される。そのため、既設下水道管を使用
したままの状態で下水道管の新設工事を行うことが可能
となり、下水道管の使用の中断などの支障を起こすこと
はない。
また、新設の下水道管(大断面)のための新たな空間
を必要としない(既設下水道管の敷設位置に敷設する)
ことから、周囲の埋設物に損傷などの障害を及ぼすこと
がない。
このようにこの発明の下水道管の交換敷設方法によっ
て、新たな下水道管の敷設作業、即ち、小断面既設下水
道管から大断面の新たな下水道管への交換作業を行え
ば、既設下水道管の使用を中断することがないばかりで
なく、周辺の埋設物に影響を及ぼすことなく容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、この発明の下水道管の交換敷設方法
を示す概略工程図、第4図はこの発明の下水道管の交換
敷設方法で使用されるコンクリートセグメントを示す概
略斜視図、第5図はコンクリートセグメント同士の連結
時における継手金具を示した部分拡大図、第6図はコン
クリートセグメントの連結端面における継手金具部を示
す概略斜視図である。 1……既設下水道管、2……コンクリートセグメント、
3……新下水道管、4……切り欠き凹部、5……継手金
具、6……落し込みボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)既設下水道管を支持しながらその周
    辺を開削するとともに、この既設下水道管の下方に新下
    水道管を構成する三等分割されたコンクリートセグメン
    トの中の一個を設置し、(B)次に、前記コンクリート
    セグメントの円周方向両連結端面に、残りの二個の新下
    水道管構成コンクリートセグメントを、前記既設下水道
    管を包み込むように、落し込みボルトによるボルト連結
    により連結してリング状連結体を形成し、(C)次に、
    このリング状連結体の形成作業を順次行いつつ、形成さ
    れたリング状連結体を既形成のリング状連結体の延設方
    向連結端面に落し込みボルトによるボルト連結により連
    結して延設方向に延長して、多数の構成コンクリートセ
    グメントを円周方向および延設方向に連結した連結体よ
    りなり、内部に既設下水道管を包み込んだ一本の新下水
    道管を構築した後、(D)新下水道管内部の既設下水道
    管を取り壊し撤去する、ことを特徴とする下水道管の交
    換敷設方法。
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