JPH08268621A - 紙葉類搬送分岐機構 - Google Patents

紙葉類搬送分岐機構

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JPH08268621A
JPH08268621A JP7100210A JP10021095A JPH08268621A JP H08268621 A JPH08268621 A JP H08268621A JP 7100210 A JP7100210 A JP 7100210A JP 10021095 A JP10021095 A JP 10021095A JP H08268621 A JPH08268621 A JP H08268621A
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JP
Japan
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conveying
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path
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Application number
JP7100210A
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English (en)
Inventor
Norio Nomura
則雄 野村
Yoshikatsu Takarayama
佳克 寳山
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙葉類の中央付近を挟持して分岐搬送する際
の詰まりを防止する。 【構成】 下降搬送路154と分岐搬送路159との分
岐部の一側に第1分岐ベルト224を配置し、分岐搬送
路159を挟んで反対側に第2分岐ベルト227を配置
する。そして、第2分岐ベルト227が巻回されるプー
リ225,226のうち上流側のプーリ225の軸22
8に揺動可能な分岐爪155を取り付け、第1分岐ベル
ト224が巻回されるプーリ221,222,223の
うち分岐部分に位置するプーリ222の軸229には、
分岐爪155より外側に、このプーリ222と略同径の
補助ローラ230を取り付ける。 【効果】 紙幣の外側部分が搬送曲面の内方に折れ曲が
ろうとするのを抑え、紙幣を搬送曲面に沿って滑らかに
湾曲させることができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1搬送路を搬送され
た紙葉類を、同搬送路から分岐する第2搬送路へ送り込
む紙葉類分岐搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣等の紙葉類を搬送する搬送装置は、
紙葉類の搬送方向に直角な幅方向の数箇所を間隔をおい
て挟持し搬送するよう複数の平行な送りベルトを配置し
たものが一般的である。そして、そのような搬送装置の
搬送路の分岐点において紙葉類を分岐搬送する分岐機構
としては、例えば実開昭62−150455号公報に記
載されているように、各送りベルトの両側に平行に分岐
部材(ゲート)を配置して、そのゲートを揺動させるこ
とによって紙葉類を分岐搬送するようにしたものが知ら
れている。
【0003】ところで、近年では、紙葉類処理装置の仕
様の多様化や構造の簡略化に伴って、紙葉類を搬送方向
に直角な幅方向の中央近傍のみを挟持して搬送する方式
の搬送装置が採用されるようになっており、そのような
方式の搬送装置に上記分岐機構を適用すると、分岐部に
おいて紙葉類は中央部が挟持搬送手段によって挟持さ
れ、その直ぐ外側に分岐部材が配置されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙葉類
の中央近傍のみを挟持して搬送する方式の搬送装置に上
記従来の分岐機構を適用したものにおいて、紙葉類を分
岐搬送しようとすると、紙葉類は搬送曲面において中央
部が挟持され、且つその外方両側が分岐部材によって搬
送曲面の外方から押さえられるので、図6に示すよう
に、分岐部材によって押さえられた部分の外側が大きく
内方に折れ曲がることになり、そのために、紙葉類が所
謂『腰』を持ってしまい、なめらかに湾曲されずにジャ
ム(詰まり)を起こすことがあった。図6において、1
15は分岐爪、224は第1分岐ベルト、227は第2
分岐ベルト、Pは紙幣を示す。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、紙葉類の搬送方向に直角な幅方向の中央付近を挟
持して搬送する方式の紙葉類搬送装置に適し、詰まりを
起こしにくい紙葉類搬送分岐機構を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の紙
葉類搬送分岐機構は、挟持搬送手段により紙葉類の搬送
方向に直角な幅方向の中央付近を挟持して搬送する第1
搬送路と該第1搬送路から分岐する第2搬送路との分岐
部において分岐点の直下流位置に配置された分岐部材を
揺動させて紙葉類を分岐搬送する紙葉類分岐搬送機構で
あって、分岐部材が、搬送方向に直角な方向において両
側から挟持搬送手段を挟む位置に配置され、挟持搬送手
段が、第2搬送路を挟んで分岐部材に対向する位置に配
置され該挟持搬送手段の端部を形成する回動部材を備
え、搬送方向に直角な方向において分岐部材の揺動軌跡
を外側から挟む位置に、回動部材と同軸に一対のガイド
部材を備えることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る発明の紙葉類繰出装
置は、請求項1の構成に加えて、ガイド部材が、回動部
材と略同径の円柱体によって形成されたものである。
【0008】
【作用】本発明の紙葉類搬送分岐機構において、紙葉類
は、挟持搬送手段によって搬送方向に直角な幅方向の中
央付近を挟持されて第1搬送路を搬送される。そして、
第2搬送路に分岐搬送すべき紙葉類が第1搬送路を分岐
点まで搬送されてくると、分岐部材が揺動されて第1搬
送路に突出し、その紙葉は挟持位置の両側を分岐部材に
よって押さえられ、第2搬送路に送り込まれる。この
時、分岐部材に押さえられた部分の外側が搬送曲面の内
方に折れ曲がろうとするが、そのような変形はガイド部
材によって抑えられる。そのため、紙幣は外側が内方に
折れ曲がることなく搬送曲面に沿って滑らかに湾曲し、
分岐搬送される。
【0009】また、請求項2の構成によれば、回動部材
とガイド部材によって第2搬送路へ至る幅の広い滑らか
な搬送曲面が形成され、この曲面に沿うことによって紙
葉類がより滑らかに湾曲する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本発明の一実施例である紙幣処理装
置の搬送分岐部の構成を示す側面図、図2は同搬送分岐
部の構成を示す正面図、図3は同紙幣処理装置の構造を
入金時の状態で示す正面図、図4は同紙幣処理装置の構
造を出金時の状態で示す正面図、図5は同搬送分岐部に
おける分岐時の紙幣の状態を示す状態説明図、図6は従
来技術による搬送分岐部における分岐時の紙幣の状態を
示す状態説明図である。
【0012】この実施例の紙幣処理装置は、自動販売機
等に搭載され、例えば、利用者が投入した紙幣(1万円
紙幣,五千円紙幣,千円紙幣)を受け入れて識別後金種
別に収納するとともに、千円紙幣に限って釣り紙幣とし
て投出することができる装置である。
【0013】図3および図4に示すように、紙幣処理装
置130の内部には、上方から順に、千円紙幣収納・繰
出部131,1万円紙幣収納部132,五千円紙幣収納
部133,出金リジェクト紙幣収納部134,出金紙幣
保留部135および紙幣受入部136が設けられてい
る。図において、一点鎖線Pは紙幣を示す。
【0014】千円紙幣収納・繰出部131,1万円紙幣
収納部132,五千円紙幣収納部133および出金リジ
ェクト紙幣収納部134の前方域には開閉扉185が設
けられている。
【0015】千円紙幣収納・繰出部131は、搬送され
てきた紙幣を上部右側の受入口137から収納空間13
8に受け入れて、一旦可動押し込み部材84の上に載置
し、その後、底板139上に集積収納するとともに、繰
出ベルト140を有する繰出機構によって収納紙幣を上
部左側の繰出口141から1枚ずつ繰り出すようにした
ものである。
【0016】1万円紙幣収納部132と五千円紙幣収納
部133は略同じ構造で、紙幣がそれぞれの受入口14
2,143から収納空間144,145の下方に送り込
まれる。そして、送り込まれた紙幣は、押し込み部材1
46,147によって上方に押し込まれ、それぞれの支
え棒148,149の上に集積される。
【0017】出金リジェクト紙幣収納部134は、搬送
されてきた紙幣を単純に集積収納するものである。出金
リジェクト紙幣収納部134の収納空間150は、五千
円紙幣収納部133の収納空間145に紙幣を押し込む
ための上記押し込み部材147の下方に位置し、五千円
紙幣収納部133とは受入口143を共用する。そし
て、搬送されてきた紙幣が、五千円紙幣収納部133に
収納されるか、出金リジェクト紙幣収納部134に収納
されるかは、紙幣が搬送されてきた時の押し込み部材1
47の位置によって決まる。すなわち、押し込み部材1
47が低い位置にある時に紙幣が搬送されてくれば、そ
の紙幣は押し込み部材147上に載置されて五千円紙幣
収納部133の収納空間145に押し込まれ、一方、押
し込み部材147が高い位置にある時に紙幣が搬送され
てくれば、その紙幣は出金リジェクト紙幣収納部134
に送り込まれる。
【0018】出金紙幣保留部135は、搬送されてきた
紙幣が集積される保留空間151と、集積された紙幣を
紙幣取込・排出ベルトに押し付ける押さえローラ152
およびその駆動機構とからなっている。
【0019】また、紙幣受入部136は、利用者によっ
て投入された紙幣を前方から受け入れる受入空間と、該
紙幣を1枚ずつ繰り出す受入繰出機構170と、紙幣を
繰出機構170の繰出ベルト171に押し付ける押さえ
部材172およびその駆動機構とからなるものである。
【0020】紙幣受入部136の下面左側方から延設さ
れる搬送路は上昇搬送路153となって上方に向かい、
千円紙幣収納・繰出部131の下方で向きを変え、下降
搬送路154となって出金紙幣保留部135に通じる。
そして、その下降搬送路154には、分岐爪155を有
する3個の分岐部156〜158が設けられている。こ
れら分岐部を、上から順に、第1分岐部156,第2分
岐部157および第3分岐部158と呼ぶ。そして、各
分岐部156〜158からは右側方にそれぞれ分岐搬送
路159〜161が延びている。それら分岐搬送路を、
それぞれ第1分岐搬送路159,第2分岐搬送路160
および第3分岐搬送路161と呼ぶ。第1分岐搬送路1
59は、千円紙幣収納・繰出部131の下方から右側方
を回り、千円紙幣収納・繰出部131の受入口137に
通じる。また、第2分岐搬送路160は、1万円紙幣収
納部132の受入口142に通じ、第3分岐搬送路16
1は、五千円紙幣収納部133および出金リジェクト紙
幣収納部134の受入口143に通じる。また、図4に
示すように、千円紙幣収納・繰出部131の繰出口14
1から左側方に繰出搬送路162が延び、この繰出搬送
路162は左側方で下方に向かい、上記下降搬送路15
4に合流する。
【0021】上昇搬送路153には、搬送される紙幣の
金種および真偽を判定する紙幣識別部91が設けられ、
また、その上方には千円紙幣収納部131へのゲートタ
イミングを計るタイミングセンサ175が設置されてい
る。そして、下降搬送路154には、五千円紙幣収納部
133へのゲートタイミングを計るタイミングセンサ1
76が設けられている。また、第1分岐部156直下流
の第1分岐搬送路159には、ジャム監視センサ177
が設けられ、第2分岐部157直下流の第2分岐通路1
60にカウントセンサ178が、また、第3分岐部15
8直下流の第3分岐通路部分161にカウントセンサ1
79が、下降搬送路154下流には出金紙幣保留部13
5の手前にカウントセンサ180がそれぞれ設けられて
いる。また、千円紙幣収納・繰出部131の繰出口14
1直下流の繰出搬送路162にに紙幣有無検知センサ1
81が、出金紙幣保留部135の保留空間151に紙幣
有無検知センサ182が、紙幣受入部136に紙幣有無
検知センサ183が、受入繰出機構170の繰出ベルト
171の位置に紙幣有無検知センサ184が、繰出搬送
路162の下流に長さおよび2枚繰出を検知する出金識
別センサ190がそれぞれ設けられている。
【0022】出金紙幣保留部135および紙幣受入部1
36の前方は、紙幣取扱口との間が紙幣取込・排出部と
なっており、利用者によって投入される紙幣を紙幣受入
部136に取り込むとともに、出金紙幣保留部135に
保留された紙幣を前方に排出する。
【0023】第1分岐部156,第2分岐部157およ
び第3分岐部158は、図1および図2に示す構成の機
構を有する。この分岐部の機構を第1分岐部156につ
いて次に説明する。第2分岐部157および第3分岐部
158の機構もこれと同様である。
【0024】下降搬送路154からは図2における右下
に向かって第1分岐搬送路159が形成されている。そ
して、下降搬送路154と第1分岐搬送路159とに挟
まれる上方側の位置には、3個のプーリ221,22
2,223と、それらに巻回された第1分岐ベルト22
4が配置されている。この第1分岐ベルト224は、そ
の一部分(図2において左側面)が下降搬送路154の
一部を構成し、他の一部分(下面)が第1分岐搬送路1
59の一部を構成する。また、第1分岐ベルト224の
下方で第1分岐搬送路159を挟んで反対側には、2個
のプーリ225,226に巻回される第2分岐ベルト2
27が配置されている。この第2分岐ベルト227は、
上面が第1分岐搬送路159の一部を構成し、分岐され
た紙幣を第1分岐ベルト224の下面と共働して搬送す
る。
【0025】第2分岐ベルト227が巻回されるプーリ
225,226のうちの上流側のプーリ225が取り付
けられた軸228には、同プーリ221を挟んで両側に
分岐爪155が取り付けられている。この軸228の一
端にはソレノイド(図示せず)が連結されており、分岐
爪155は紙幣が下降搬送路154を真っすぐ下方へ搬
送される直進位置(図2に点線で示された位置)と、紙
幣を第1分岐搬送路159に取り込む分岐位置(図2に
実線で示された位置)とに切り換え可能で、非励磁時に
は直進位置にある。尚、第2分岐ベルト227が巻回さ
れたプーリ225と軸228の間にはベアリングが挿入
されている。そのため、プーリ225はソレノイドの影
響を受けない。
【0026】第1分岐ベルト224が巻回されるプーリ
221,222,223のうち下降搬送路154と第1
分岐搬送路159との分岐点に位置するプーリ222
(分岐プーリと呼ぶ。)が取り付けられる軸229に
は、分岐爪155より外側(搬送方向に直角な方向にお
いて外側)に、このプーリ222と略同径の補助ローラ
230がガイド部材として取り付けられている。
【0027】千円紙幣収納・繰出部131には予め千円
紙幣が釣り用紙幣として収納されている。また、この
時、千円紙幣収納・繰出部131の可動押し込み部材8
4,1万円紙幣収納部132の押し込み部材146およ
び五千円紙幣収納部133の押し込み部材147は下降
位置にある。また、出金紙幣保留部135の押さえロー
ラ152と紙幣受入部136の押さえ部材172は上方
位置にあり、いずれも紙幣を受け入れ可能な状態にあ
る。
【0028】紙幣取込・排出部に紙幣が挿入されると、
紙幣はそのまま(複数枚の場合は集積状態のまま)紙幣
受入部136に送り込まれる。そして、押さえ部材17
2が紙幣を押さえ付けるとともに、受入繰出機構170
の繰出ベルト171が駆動され、紙幣が最下位から順に
1枚ずつ上昇搬送路153に繰り出され、紙幣識別部9
1によって真偽および金種を判定される。
【0029】識別の結果、紙幣が千円紙幣であると判定
された場合には、第1分岐部156のソレノイドが励磁
され、分岐爪155が分岐位置に移動する、そして、紙
幣は下降搬送路154から分岐されて第1分岐搬送路1
59に送られ、千円紙幣収納部131に送り込まれる。
また、1万円紙幣の場合は、第2分岐部157のソレノ
イドが励磁され、分岐爪155が分岐位置に移動して、
紙幣は第2分岐搬送路160を通って1万円紙幣収納部
132に送り込まれる。また、五千円紙幣の場合は、第
3分岐部158のソレノイドが励磁され、分岐爪155
が分岐位置に移動して、紙幣は第3分岐搬送路161を
通って五千円紙幣収納部133に送り込まれる。この
時、千円紙幣収納・繰出部131の可動押し込み部材8
4,1万円紙幣収納部132の押し込み部材146およ
び五千円紙幣収納部133の押し込み部材147は下降
位置にあるので、送り込まれた紙幣は各押し込み部材8
4,146,147上に集積保留される。また、識別が
不可能等、正常でないと判断された紙幣(入金リジェク
ト紙幣)は、下降搬送路154を通って出金紙幣保留部
135の保留空間151に送り込まれる。
【0030】下降搬送路154から各分岐搬送路15
9,160,161へ分岐される紙幣は、中央近傍を搬
送手段によって挟持され、その搬送方向に直角な幅方向
の外側を分岐爪155によって搬送曲面の外側から押さ
えられるので、挟持されていない外側の部分が搬送曲面
の内方に折れようとする。ところが、その部分は補助プ
ーリ230によって支えられているので、紙幣は図5に
示すように折れ曲がることなく滑らかに湾曲されて分岐
搬送路159,160,161に送り込まれる。また、
補助プーリ230が分岐プーリ222と略同径に形成さ
れていることにより、補助プーリ230の外周と分岐プ
ーリ222の外周によって幅の広い搬送曲面が形成され
る。この曲面は、下降搬送路154の搬送面から第1分
岐搬送路159の搬送面に連続する滑らかな曲面であ
り、紙幣はこの曲面に沿って滑らかに湾曲されながら第
1分岐搬送路159に送り込まれる。
【0031】挿入された全ての紙幣の識別・分別収納が
終了すると、出金紙幣保留部135において押さえロー
ラ152が下げられて、出金紙幣保留部135に保留さ
れていた紙幣(入金リジェクト紙幣)は紙幣取込・排出
部を通じて前方へ排出される。
【0032】その後、利用者による選択(自動販売機の
場合は商品選択、両替機の場合は両替パターンの選択
等)がなされると、収納駆動モータ(図示せず)が駆動
され、各紙幣収納出部の押し込み部材84,146,1
47が上昇して、載置されていた紙幣が収納部138,
144,145に押し込まれる。そして、各可動押し込
み部材84,146,147が下降して元の位置に戻
り、収納動作終了となる。
【0033】両替や釣り紙幣投出のために千円紙幣を繰
り出す場合には、収納駆動モータが駆動されて、千円紙
幣収納・繰出部131の可動押し込み部材84,1万円
紙幣収納部132の押し込み部材146および五千円紙
幣収納部133の押し込み部材147が上昇し、それに
伴って、常時上方への付勢がかけられた状態にある千円
紙幣収納・繰出部131の底板139が収納紙幣ごと上
昇し、最上位の紙幣が繰出ベルト140に押し付けられ
る。そして、この時、既に繰出ベルト140は時計回り
方向に回転しており、押し付けられた最上位の紙幣が繰
り出され、繰出搬送路162から下降搬送路154へ送
り出される。
【0034】2枚繰出が発生した場合には、そのことが
出金識別センサ190に検知され、第3分岐部158の
ソレノイドが励磁されて分岐爪155が分岐位置に移動
し、紙幣を第3分岐搬送路161へ取り込む。この時、
五千円紙幣収納部の押し込み部材147は、千円紙幣収
納・繰出部の可動押し込み部材84の上昇に連動して上
昇しており、第3分岐搬送路161を搬送されてきた紙
幣(出金リジェクト紙幣)は押し込み部材147の下方
に入り込み、出金リジェクト紙幣収納部134に収納さ
れる。
【0035】正常に繰り出された紙幣は、下降搬送路1
62を通って出金紙幣保留部135に集積される。そし
て、投出しようとする枚数の千円紙幣が出金紙幣保留部
135に集積されると、出金紙幣保留部135の押さえ
ローラ152が下げられ、紙幣取込・排出部によって紙
幣が前方へ搬送される。そして、紙幣取込・排出部から
前方に排出された紙幣を利用者が抜き取れば、取引が終
了し、次の取引が受付可能となる。
【0036】なお、上記実施例においては、分岐部にお
いて紙幣が搬送面内方に折れ曲がるのを防止するガイド
部材として円柱体(補助プーリ)を用いたものを説明し
たが、このガイド部材は、他の形状のものであってよ
い。
【0037】また、分岐部における挟持搬送手段は、上
記実施例におけるようなベルト式のもの以外に、例えば
ローラ式のものであってもよい。
【0038】また、本発明は紙幣以外の紙葉類を扱う装
置に対しても適用できるものである。
【0039】
【発明の効果】本発明は、挟持搬送手段により搬送方向
に直角な幅方向の中央付近を挟持されて搬送されてくる
紙幣を分岐部材によって分岐搬送するに際し、紙幣の外
側部分が搬送曲面の内方に折れ曲がろうとするのをガイ
ド部材によって抑えることにより、紙幣を搬送曲面に沿
って滑らかに湾曲させることができ、詰まりを起こさな
い分岐搬送を実現できる。
【0040】また、ガイド部材を、挟持搬送手段を構成
する同軸の回動部材と略同径の円柱体によって形成する
ことにより、第2搬送路へ至る幅の広い滑らかな搬送曲
面を形成して、紙葉類をより滑らかに湾曲させることが
でき、より安定した分岐搬送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である紙幣処理装置の搬送分
岐部の構成を示す側面図である。
【図2】同搬送分岐部の構成を示す正面図である。
【図3】同紙幣処理装置の構造を入金時の状態で示す正
面図である。
【図4】同紙幣処理装置の構造を出金時の状態で示す正
面図である。
【図5】同紙幣処理装置の搬送分岐部における分岐時の
紙幣の状態を示す状態説明図である。
【図6】従来技術による搬送分岐部における分岐時の紙
幣の状態を示す状態説明図である。
【符号の説明】
154 下降搬送路(第1搬送路) 155 分岐爪 156 第1分岐部 159 第1分岐搬送路(第2搬送路) 222 分岐プーリ(回動部材) 224 第1分岐ベルト 230 補助プーリ(ガイド部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挟持搬送手段により紙葉類の搬送方向に
    直角な幅方向の中央付近を挟持して搬送する第1搬送路
    と該第1搬送路から分岐する第2搬送路との分岐部にお
    いて分岐点の直下流位置に配置された分岐部材を揺動さ
    せて紙葉類を分岐搬送する紙葉類分岐搬送機構であっ
    て、 前記分岐部材が、前記搬送方向に直角な方向において両
    側から前記挟持搬送手段を挟む位置に配置され、 前記挟持搬送手段が、前記第2搬送路を挟んで前記分岐
    部材に対向する位置に配置され該挟持搬送手段の端部を
    形成する回動部材を備え、 前記搬送方向に直角な方向において前記分岐部材の揺動
    軌跡を外側から挟む位置に、前記回動部材と同軸に一対
    のガイド部材を備えることを特徴とする紙葉類搬送分岐
    機構。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材が、前記回動部材と略同
    径の円柱体によって形成された請求項1記載の紙葉類搬
    送分岐機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104670959A (zh) * 2015-01-26 2015-06-03 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种薄片介质输送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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