JPH08267U - ズボン吊り型ハンガー - Google Patents

ズボン吊り型ハンガー

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JPH08267U
JPH08267U JP006092U JP609295U JPH08267U JP H08267 U JPH08267 U JP H08267U JP 006092 U JP006092 U JP 006092U JP 609295 U JP609295 U JP 609295U JP H08267 U JPH08267 U JP H08267U
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plates
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハンガーをレール等に吊り下げたまま挟板の開
閉を片手の指先一本で容易に行うことができ、製作も簡
単で、木材のような非弾性材料によっても製作すること
ができ、しかも保管・梱包スペースを節約できるハンガ
ーの提供を目的とする。 【構成】それぞれ一体に成型した同一素材の非弾性の挟
板3,4を、その上端部に蝶番2を設け開閉自在に連結
し、挟板3,4いずれか一方の上半部に弾性体の心棒
6、当該心棒上に枢回するカギ型爪5を、挟板の他方に
カギ型爪5を貫通し当該挟板に強制当接させるための孔
8をもうけることにより、上記目的を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ズボン、スカート等の衣類を簡単に吊すことができるハンガーに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来多く使用されているズボン吊り型ハンガーは大別して2種類のものがあっ た。 その一つは、蝶クリップ式ハンガーで、スプリングにより閉止されている挟板 をスプリングの力に抗して片手で押し開き、ズボンを挿入した後手を放すと挟板 が閉止し、ズボンが係止されるものである。 この構成においては、挟板を押し開くのに相当の力を要するばかりでなく、ズ ボンを挿入する間片手で挟板を強く押し開いている必要があるので、ズボンの挿 入には他の一方の片手しか使用できず極めて不便である。また、上記の構成と操 作の必要上、ハンガーをレール等に吊したままズボンを吊すことも不可能に近い 。さらに、挟板を押し開く部分が蝶の羽のように広がっているので、多数のハン ガーの梱包に余分なスペースを要し、運送費もかさむ。
【0003】 他の一つは、スプリングにより開かれた状態にある挟板、またはスプリングを 使用しないで解放可能な挟板に、ズボンを挿入した後、挟板の上方に別個に設け られた止具を片手で動かして止具係止手段に係合させズボンを係止するものであ る。この構成においては、ズボンを挿入係止するためには、やはり他の一方の片 手しか使用できない。また、止具やその係止手段は挟板と別個に設けなければな らず構成が複雑になる。さらに、上記の構成と操作の必要上、ハンガーをレール に吊したままズボンを挿入係止することは、不可能に近い。さらにまた、スプリ ングを使用して挟板を開いた状態にしているものについては、多数のハンガーの 梱包に余分のスペースを要し、運送費がかさむ。挟板を閉じたまま梱包、運送し ようとすれば、疲労によりスプリングの力が弱まる恐れがある。また、スプリン グを使用していないものについても、挟板とは別個に設けられた止具やその係止 手段がお互い絡み合って、梱包、開梱に不便がある。
【0004】 ハンガーについては、いくつかの発明・考案もなされている。 例えば、実公昭55−51401号「和服洋服兼用のハンガー」は、挟持体( 挟板)と、止具およびその支持具部分等とをそれぞれ挟持体とは別素材で製作、 組み合わせた構成となっているが、単に従来のズボン吊りハンガーに、洋服や和 服をも掛けられるようにするため、挟持体に、挟持体とは別素材で製作した吊体 と彎曲部とを別個に取付けただけのものであり、ズボン吊りの目的のみに関する 限りでは、従来のズボン吊りと比較して何等新規性、進歩性を有するものではな い。また、挟持体を圧着させるための止具やその支持部分を、挟持体とは別個の 素材で別途製作し、挟持体上に取り付けなければならない。さらにまた、挟持体 を閉止するためには、止具を下方から上方へ力をかけて動かしてその支持部分に 係合させなければならないので、使用上不便である。
【0005】 実開昭49−121724号「自動綴込み式ズボン吊り」は、挟子(挟板)を つる巷バネの力に抗して押し開き、押し開いた状態を綴込み支え板の係合によっ て維持し、ズボンを挿入した後、挟子の両端をスプリングの力に抗して押し下げ ることにより綴込み支え板の係合を解き、再びつる巻きバネの力により挟子を閉 止するものである。しかし、当該構成によると、挟子を力を入れて押し開く必要 がある点で従来のハンガーと同じであり、また2種類のバネをはじめ、綴込み支 え板、凹み、支え孔、挟子支持具等を要する点で、構成が極めて複雑となり、製 作に多大の工数と費用を要する。
【0006】 特公昭58−7287号「クリップハンガー」では、挟持アーム(挟板)を可 とう性屈曲片を中心として一体成型し、一方の挟持アームの下端部の挟持片が他 方の挟持アームの下端部の挟持片に嵌入することにより、吊支物を保持するもの である。この構成においては、挟持アームと屈曲片とを、可とう性素材で一体成 型する必要があるので、素材が可とう性素材に限定され、また、屈曲片は多数回 の使用により疲労して破損するおそれがあり、さらに、挟持片の嵌入により吊支 物を保持するので、吊支物にシワを生じ、毎日の着脱によって生地を損なうおそ れもあり、従ってクリーニング店等における一時的な使用はともかく、家庭にお ける長期的使用には不適当である。 その上、使用に際しては、両方の挟持アームを力を入れて握りながら、掛合鈎 片が掛止用透孔を通って掛止部と係合するのを確かめねばならず使用が面倒であ る。さらにまた、挟持アームが、ほぼ180°近く開く構成から、その閉止操作 が面倒であり、レール等に吊下げたままの使用は困難である。
【0007】 これらの発明・考案についても、梱包に余分なスペースを要し、従って運送費 がかさむ等の不都合が発生する点については、前述した従来使用されているハン ガー等と全く同様である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
以上掲げる通り、従来多く使用されているハンガー、および発明・考案にかか るハンガーは、いずれもがそれぞれ改善されるべき点を有している。 本考案は、これら従来技術の有する問題点を解消し、挟板がスプリングを使用 せず蝶番によって連結されているため開閉に余分の力を要せず、ズボン等の挿入 が容易で、挟板の開閉を片手の指先一本によるワンタッチ操作で簡単に行うこと ができ、挟板が一体成型のため製作が簡単で、しかも木材のような非弾性材料に よっても製作することができ、かつハンガー全体を一枚の板状に折りたたむこと ができるので、梱包・運搬に要するスペースを節約できるハンガーの提供を目的 とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
挟板の、ズボンを挟み込むための部分から、挟板を閉止する部分、および連結 する部分までを、非弾性の素材で一体成型した一対の挟板3,4とすることによ り全体の構造を簡単なものにする。 挟板3,4は、その上端部に蝶番2を設け、開閉自在に連結する。 また、挟板3,4いずれか一方の上半部に弾性体心棒6を水平方向に設けて、 カギ型爪5の後端部を枢回自在に係合し、かつ挟板3,4の他方の前記心棒とほ ぼ対応する位置に、カギ型爪5の前端部を貫通し、心棒6上で枢回させて当該挟 板を開閉可能にするための孔8を設け、カギ型爪5を枢回して、その前端部の内 側を当該挟板の外側表面に強制当接させると、前記弾性体心棒により、挟板の一 方が他方の挟板へ密着される方向へ牽引されるような構成とする。この様な構成 により、複雑な構造としなくても、ハンガーの開閉動作を、ハンガーを吊り下げ 部によりレール等に吊したまま片手の指先一本で行うことができる。また、挟板 を一体成型とすることと、心棒、カギ型爪および孔の組み合わせによって、極め て簡単な構造で、かつ全体を一枚の板状に折りたたみ可能とすることにより、製 作・保管・梱包・運搬を容易にすることができる。
【0010】
【実施例】
添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 木材、合成樹脂、金属等の適当な非弾性材料でズボン等を挟んで吊すことがで きる一対の挟板3,4を形成し、その下部の内側にスポンジゴムで作った滑り止 め材料片7,7を設ける。 挟板3,4上端部に蝶番2を設けて、挟板3,4を開閉自在に連結し、挟板3 の上半部にピアノ線で作った心棒6を水平方向に取り付け、心棒6にカギ型爪5 の後端部を枢回自在に係合する。 心棒6は、ピアノ線或いはスプリングその他の適当な弾性体材料で作ることが できる。挟板4の上半部の前記心棒6とほぼ対応する位置には、カギ型爪5の前 端部が貫通し挟板を開閉可能とするための孔8を設け、カギ型爪5を心棒6の上 で枢回して、カギ型爪の先端部の内側を当該挟板の外側表面に強制当接させ、挟 板4を挟板3に密着する方向へ牽引する。 ハンガーの頂部の蝶番2には、鈎型の吊り下げ部1を適宜な方法で取り付ける 。実施例では、吊り下げ部1の蝶番2に取り付ける部分は、一本の棒の下端部を 曲げて閉鎖正円状に形成しているが、これを閉鎖細長円状とすれば、吊り下げ部 1を押し下げて挟板3,4の中間に押し込むことができる。
【0011】 使用に際しては、カギ型爪5を孔8の中の上方へ回動して挟板4との強制係合 から外すと、挟板4は挟板3との密着固定状態から解放される。挟板3,4の内 側下部に取り付けたスポンジゴム7,7の間にズボンの裾を入れ、カギ型爪5を 下部へ回動させると、カギ型爪5の前端部の内側が挟板4の外側表面と係合し、 さらに強制的に回動させると、心棒6の弾性によって挟板4は挟板3に密着する 方向へ牽引され、ズボンはスポンジゴム7,7の間に固定・保持される。ズボン を外す場合は、上記のようにカギ型爪5を孔8の上方に持ち上げるだけでよい。 吊り下げ部1の下端を前記代替実施例のような閉鎖細長円状に形成すれば、不 使用時や梱包・運送時には、カギ型爪5を孔8から外して、挟板3の内側表面に 接するまで押し下げ、その上に挟板4を折りたたみ、さらに吊り下げ部を挟板の 中へできるだけ押し込むと、ハンガーは全体がほぼ一枚の板状となるので便利で ある。
【0012】 このように、本考案によれば、挟板を蝶番のみで連結しているため、ハンガー を吊り下げ部1で吊り下げ用レール(図示せず)等に吊り下げたまま、カギ型爪 の片手の指先一本のワンタッチ操作で挟板を開閉することが可能となり、また、 挟板のズボンを挟む部分から、閉止、連結する部分までをそれぞれ非弾性の同一 素材で一体に成型したことにより、余分な工数がかからず、安価に製品を提供す ることができ、さらに、全体を一枚の板状に折りたたむことができるので梱包が 容易で保管・運送上も便利である。
【0013】
【考案の効果】
以上述べてきた通り、本発明に係るズボン吊り型ハンガーは下記の効果を奏す る。
【0014】 1.ハンガーを洋服ダンスのレール等に吊り下げたまま、片手の指先一本でカギ 型爪を上下動させること(即ち、ワンタッチ操作)のみにより挟板の開閉が可能 である。 挟板の連結をスプリング等を使用しないで蝶番によって行うため、ズボンを挟 む際、挟板の開閉およびズボンを押えておくために余分の力を要せず、ズボンの 装着が極めて容易である。
【0015】 2.挟板のズボンを挟むための部分から、挟板を閉止しかつ連結する部分までを 同一素材で一体に成型することにより、全体の構造を簡単なものとしたため、従 来型ハンガーに比べ格安に製作することができる。
【0016】 3.同様に、挟板の一方に弾性体心棒を設けカギ型爪を枢回自在に係合し、かつ 他方挟板に、カギ型爪を貫通せしめ、挟板を開閉可能とするための孔8を設け、 挟板の閉止、固定を確実かつ簡単に行えるようにすることができる。
【0017】 4.挟板の閉止を、弾性体心棒上に枢回するカギ型爪で行うため、挟板の材料が 木材等の非弾性体であっても製作が可能である。
【0018】 5.以上の構造とすることにより、使用に際しては、ハンガーをレール等に吊り 下げたまま片手の指先一本によるワンタッチ操作が可能となり、また一枚の木材 板上に、スポンジを挟む部分、他方の挟板と連結し、かつ挟板を閉止する部分を 全て加工することができるので、複雑な構造とならす、木材等の複雑な成型に適 さない材料で製作することも可能となる。
【0019】 6.ズボンを挟む部分から閉止、連結する部分までを一体に成型しているので、 保管・梱包時にはカギ型爪を挟板の間に挟んで2枚の挟板を一枚の板状に折りた たむことができ、さらに、吊り下げ部を押し下げることにより、全体の容積を小 さくし、また突起、突出部分を最少にすることができるので、梱包に余分なスペ ースを要さず、保管・運送上かさ張ることなく余分な費用がかからない。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】は図4の本発明のハンガーのA−A縦断面図
【図2】は本発明のハンガーの斜視図
【図3】は図4の本発明のハンガーのB−B横断面図
【図4】は本発明のハンガーの正面図
【符号の説明】
1...吊り下げ部 2...蝶
番 3...挟板 4...挟
板 5...カギ型爪 6...弾
性体心棒 7...スポンジゴム 8...孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挟板のズボンを挟むための部分か
    ら、閉止する部分、および連結する部分までをそれぞれ
    非弾性の同一素材で一体に成型した一対の挟板3,4を
    その上端部に蝶番2を設けて開閉自在に連結し、挟板
    3,4のいずれか一方の上半部に弾性体の心棒6を水平
    方向に設けてカギ型爪5の後端部を枢回自在に係合し、
    挟板3,4の他方の、前記心棒とほぼ対応する位置に、
    カギ型爪5の前端部が貫通し、カギ型爪5を前記心棒6
    上で枢回させて、当該挟板を開閉可能にするための孔8
    を設け、カギ型爪5を枢回してその前端部の内側を当該
    挟板の外側表面に強制当接させると、前記弾性体心棒6
    により、当該挟板が他方の挟板へ密着される方向へ牽引
    されるように構成し、挟板3,4の下方にズボンを挟み
    保持するための滑り止め材料片7,7を設け、連結した
    挟板3,4の頂部に吊り下げ部1を設けた、ズボン吊り
    型ハンガー。
JP1995006092U 1995-05-17 1995-05-17 ズボン吊り型ハンガー Expired - Lifetime JP2568283Y2 (ja)

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JPH08267U true JPH08267U (ja) 1996-02-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0568382B2 (ja) * 1984-04-18 1993-09-28 Mitsubishi Electric Corp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0568382B2 (ja) * 1984-04-18 1993-09-28 Mitsubishi Electric Corp

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