JPH08266303A - スキー靴 - Google Patents
スキー靴Info
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- JPH08266303A JPH08266303A JP7631995A JP7631995A JPH08266303A JP H08266303 A JPH08266303 A JP H08266303A JP 7631995 A JP7631995 A JP 7631995A JP 7631995 A JP7631995 A JP 7631995A JP H08266303 A JPH08266303 A JP H08266303A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell body
- snow
- cover member
- section
- shell
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B5/00—Footwear for sporting purposes
- A43B5/04—Ski or like boots
- A43B5/0415—Accessories
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
- A43B7/12—Special watertight footwear
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はスキー靴に関し、雪よけ部材によっ
てシェル本体への雪や水の浸入を防止するに当たり、装
着時に違和感がなく足との一体感が図れるスキー靴を提
供することを目的とする。 【構成】 上部開口から甲部領域に亘って左右に分断し
たシェル本体の分断重合部をシェル本体の爪先部から上
部開口に亘って覆い、分断重合部の締付け方向側側部を
自由端としてシェル本体に固定されたカバー部材と、当
該カバー部材とシェル本体との間に架設された緊締装置
と、シェル本体の分断重合部と爪先部との境に形成され
る開口部を覆って当該爪先部側に固定され、上記カバー
部材に圧接されている雪よけ部材とを備えたことを特徴
とする。
てシェル本体への雪や水の浸入を防止するに当たり、装
着時に違和感がなく足との一体感が図れるスキー靴を提
供することを目的とする。 【構成】 上部開口から甲部領域に亘って左右に分断し
たシェル本体の分断重合部をシェル本体の爪先部から上
部開口に亘って覆い、分断重合部の締付け方向側側部を
自由端としてシェル本体に固定されたカバー部材と、当
該カバー部材とシェル本体との間に架設された緊締装置
と、シェル本体の分断重合部と爪先部との境に形成され
る開口部を覆って当該爪先部側に固定され、上記カバー
部材に圧接されている雪よけ部材とを備えたことを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロントエントリー式の
スキー靴に関する。
スキー靴に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のスキー靴は、硬質で強靭なポリウ
レタン等の合成樹脂で成形されたアウタシェルと、足を
密着状態に保持するために当該アウタシェル内に装着さ
れたインナーブーツとで構成されている。そして、足を
保持してスキー操作性を良好なものとするため、従来、
フロントエントリー式のスキー靴では、アウタシェルを
構成する胴部の前面部分とシェル本体の上部開口から甲
部領域を夫々左右に分断して分断重合部(甲部重なり)
を形成し、各分断重合部に装着した緊締装置を締め付け
て足とスキー靴との一体感を図っている。
レタン等の合成樹脂で成形されたアウタシェルと、足を
密着状態に保持するために当該アウタシェル内に装着さ
れたインナーブーツとで構成されている。そして、足を
保持してスキー操作性を良好なものとするため、従来、
フロントエントリー式のスキー靴では、アウタシェルを
構成する胴部の前面部分とシェル本体の上部開口から甲
部領域を夫々左右に分断して分断重合部(甲部重なり)
を形成し、各分断重合部に装着した緊締装置を締め付け
て足とスキー靴との一体感を図っている。
【0003】然し、斯様にシェル本体の甲部領域に分断
重合部を設けると、その構造上、図5に示すようにシェ
ル本体1の爪先部3と分断重合部5との境に開口部7が
必然的に形成され、この開口部7から雪や水がシェル本
体1内に浸入してしまうこととなる。
重合部を設けると、その構造上、図5に示すようにシェ
ル本体1の爪先部3と分断重合部5との境に開口部7が
必然的に形成され、この開口部7から雪や水がシェル本
体1内に浸入してしまうこととなる。
【0004】そのため、従来では、図6に示すようにシ
ェル本体1の内側に、爪先部3側から分断重合部5方向
へ雪よけ部材9の支持片11を延設し、当該支持片11
と分断重合部5とで雪よけ部材9を挟持することによ
り、開口部7を閉塞して雪や水の浸入を防止している。
尚、一般に雪よけ部材9はウレタンや軟質ゴムで成形さ
れ、そして、図6に示すようにシェル本体1の爪先部3
表面を覆う舌片9aが設けられている。
ェル本体1の内側に、爪先部3側から分断重合部5方向
へ雪よけ部材9の支持片11を延設し、当該支持片11
と分断重合部5とで雪よけ部材9を挟持することによ
り、開口部7を閉塞して雪や水の浸入を防止している。
尚、一般に雪よけ部材9はウレタンや軟質ゴムで成形さ
れ、そして、図6に示すようにシェル本体1の爪先部3
表面を覆う舌片9aが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来、上記
支持片11は、図6に示すようにシェル本体1内方へ突
出した構造となっているため、装着時にこの支持片11
が足に当たって違和感があり、装着性が悪いといった欠
点があった。又、分断重合部5に装着した緊締装置を締
め付けても、インナーブーツと分断重合部5との間に硬
質の支持片11が介在しているため、爪先側の分断重合
部5の締め付けが不十分でスキーの操作性に支障を来し
てしまう欠点も指摘されている。
支持片11は、図6に示すようにシェル本体1内方へ突
出した構造となっているため、装着時にこの支持片11
が足に当たって違和感があり、装着性が悪いといった欠
点があった。又、分断重合部5に装着した緊締装置を締
め付けても、インナーブーツと分断重合部5との間に硬
質の支持片11が介在しているため、爪先側の分断重合
部5の締め付けが不十分でスキーの操作性に支障を来し
てしまう欠点も指摘されている。
【0006】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、雪よけ部材によってシェル本体への雪や水の浸入を
防止するに当たり、装着時に違和感がなく足との一体感
が図れるスキー靴を提供することを目的とする。
で、雪よけ部材によってシェル本体への雪や水の浸入を
防止するに当たり、装着時に違和感がなく足との一体感
が図れるスキー靴を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係るスキー靴は、上部開口から甲部領域
に亘って左右に分断したシェル本体の分断重合部をシェ
ル本体の爪先部から上部開口に亘って覆い、分断重合部
の締付け方向側側部を自由端としてシェル本体に固定さ
れたカバー部材と、当該カバー部材とシェル本体との間
に架設された緊締装置と、シェル本体の分断重合部と爪
先部との境に形成される開口部を覆って当該爪先部側に
固定され、上記カバー部材に圧接されている雪よけ部材
とを備えたことを特徴とする。
め、請求項1に係るスキー靴は、上部開口から甲部領域
に亘って左右に分断したシェル本体の分断重合部をシェ
ル本体の爪先部から上部開口に亘って覆い、分断重合部
の締付け方向側側部を自由端としてシェル本体に固定さ
れたカバー部材と、当該カバー部材とシェル本体との間
に架設された緊締装置と、シェル本体の分断重合部と爪
先部との境に形成される開口部を覆って当該爪先部側に
固定され、上記カバー部材に圧接されている雪よけ部材
とを備えたことを特徴とする。
【0008】そして、請求項2に係るスキー靴は、請求
項1記載のスキー靴に於て、雪よけ部材はシェル本体の
外側側が肉厚に成形されて、シェル本体の爪先側に位置
する緊締装置と略面一とされていることを特徴とする。
項1記載のスキー靴に於て、雪よけ部材はシェル本体の
外側側が肉厚に成形されて、シェル本体の爪先側に位置
する緊締装置と略面一とされていることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に係るスキー靴によれば、カバー部材
が分断重合部の締付け方向側側部を自由端としてシェル
本体に固定されているから、緊締装置を締め付けると、
カバー部材のスライド方向と緊締装置の締付け方向が一
致して、カバー部材が分断重合部を含む甲部領域を広く
強固に締め付け、又、雪よけ部材をシェル本体に更に圧
接させて、開口部からの雪や水の浸入を防止することと
なる。
が分断重合部の締付け方向側側部を自由端としてシェル
本体に固定されているから、緊締装置を締め付けると、
カバー部材のスライド方向と緊締装置の締付け方向が一
致して、カバー部材が分断重合部を含む甲部領域を広く
強固に締め付け、又、雪よけ部材をシェル本体に更に圧
接させて、開口部からの雪や水の浸入を防止することと
なる。
【0010】そして、請求項2に係るスキー靴によれ
ば、雪よけ部材がポール等との衝突による緊締装置の破
損等を防止する。
ば、雪よけ部材がポール等との衝突による緊締装置の破
損等を防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
説明する。
【0012】図1は請求項1及び請求項2に係るスキー
靴の一実施例を示し、当該スキー靴13は、硬質で強靭
なポリウレタン等の合成樹脂で成形されたアウタシェル
15と、当該アウタシェル15内に装着され、スキーヤ
ーの足に適合する可撓性のフォームラバー等で成形され
たインナーブーツ17、そして、アウタシェル15の前
面部を覆うカバー部材19と雪よけ部材21とで構成さ
れている。
靴の一実施例を示し、当該スキー靴13は、硬質で強靭
なポリウレタン等の合成樹脂で成形されたアウタシェル
15と、当該アウタシェル15内に装着され、スキーヤ
ーの足に適合する可撓性のフォームラバー等で成形され
たインナーブーツ17、そして、アウタシェル15の前
面部を覆うカバー部材19と雪よけ部材21とで構成さ
れている。
【0013】アウタシェル15は、主に足首から下方の
部分を覆うシェル本体23と、足首の脛下部と脹脛下部
とを一体的に覆う胴部25とからなり、胴部25はスキ
ーヤーの前傾姿勢に応じて前方へ傾動できるようにその
下端部がシェル本体31の踝部分にピンで取り付けられ
ている。
部分を覆うシェル本体23と、足首の脛下部と脹脛下部
とを一体的に覆う胴部25とからなり、胴部25はスキ
ーヤーの前傾姿勢に応じて前方へ傾動できるようにその
下端部がシェル本体31の踝部分にピンで取り付けられ
ている。
【0014】そして、従来と同様、胴部25の前面部分
は左右に分断されて互いに重合した分断重合部27が形
成されており、当該分断重合部27の上下2か所に設け
た第3バックル29と第4バックル31の操作で、胴部
25が締め付けられるようになっている。又、シェル本
体23も、その上部開口から甲部領域に亘り左右に分断
されて互いに重合した分断重合部33が形成されてお
り、当該分断重合部33の上部、即ち、上部開口の前面
部分には、足の出し入れを容易にするためのスリット3
5がシェル本体23の長手方向へ形成されている。
は左右に分断されて互いに重合した分断重合部27が形
成されており、当該分断重合部27の上下2か所に設け
た第3バックル29と第4バックル31の操作で、胴部
25が締め付けられるようになっている。又、シェル本
体23も、その上部開口から甲部領域に亘り左右に分断
されて互いに重合した分断重合部33が形成されてお
り、当該分断重合部33の上部、即ち、上部開口の前面
部分には、足の出し入れを容易にするためのスリット3
5がシェル本体23の長手方向へ形成されている。
【0015】そして、シェル本体23に、爪先側からそ
の上部開口に亘って分断重合部33とスリット35及び
インナーブーツ17の前面部分を覆うカバー部材19が
取り付けられている。カバー部材19は、図1に示すよ
うに分断重合部33を覆ってシェル本体23の上面から
内側側へ幅広に延設されたプレートで、ウレタンや硬質
ゴム等の素材によってシェル本体23の外形形状に沿っ
た形状に成形されている。そして、当該カバー部材19
は、分断重合部33の締付け方向側側部、即ち、シェル
本体23の外側側に位置する一側部19aを自由端とし
て、シェル本体23の甲部領域の内側側にビス37と後
述する第1バックル39,第2バックル41の固定用リ
ベット43で固定されている。
の上部開口に亘って分断重合部33とスリット35及び
インナーブーツ17の前面部分を覆うカバー部材19が
取り付けられている。カバー部材19は、図1に示すよ
うに分断重合部33を覆ってシェル本体23の上面から
内側側へ幅広に延設されたプレートで、ウレタンや硬質
ゴム等の素材によってシェル本体23の外形形状に沿っ
た形状に成形されている。そして、当該カバー部材19
は、分断重合部33の締付け方向側側部、即ち、シェル
本体23の外側側に位置する一側部19aを自由端とし
て、シェル本体23の甲部領域の内側側にビス37と後
述する第1バックル39,第2バックル41の固定用リ
ベット43で固定されている。
【0016】そして、上記カバー部材19とシェル本体
23の外側側との間に、分断重合部33を締め付ける第
1バックル39と第2バックル41が前後2カ所に架設
されており、上述したようにカバー部材19はシェル本
体23の内側側が固定されて分断重合部33の締付け方
向側が自由端とされているため、両バックル39,41
を締付け操作すると、カバー部材19のスライド方向と
両バックル39,41の締付け方向が一致して、カバー
部材19が分断重合部33を強固に締め付けるようにな
っている。
23の外側側との間に、分断重合部33を締め付ける第
1バックル39と第2バックル41が前後2カ所に架設
されており、上述したようにカバー部材19はシェル本
体23の内側側が固定されて分断重合部33の締付け方
向側が自由端とされているため、両バックル39,41
を締付け操作すると、カバー部材19のスライド方向と
両バックル39,41の締付け方向が一致して、カバー
部材19が分断重合部33を強固に締め付けるようにな
っている。
【0017】ところで、上述の如くシェル本体23の甲
部領域に分断重合部33を設けた結果、本実施例に係る
スキー靴13も、図5に示す従来例と同様、図1及び図
2に示すようにシェル本体23の爪先部45と分断重合
部33との境に開口部47が形成される。そのため、本
実施例に於ても、上記開口部47からの雪や水の浸入を
防止する目的で、当該開口部47を覆う雪よけ部材21
をシェル本体23の爪先部45側に装着したが、本実施
例は、この雪よけ部材21をシェル本体23の上面に装
着したことを特徴とする。
部領域に分断重合部33を設けた結果、本実施例に係る
スキー靴13も、図5に示す従来例と同様、図1及び図
2に示すようにシェル本体23の爪先部45と分断重合
部33との境に開口部47が形成される。そのため、本
実施例に於ても、上記開口部47からの雪や水の浸入を
防止する目的で、当該開口部47を覆う雪よけ部材21
をシェル本体23の爪先部45側に装着したが、本実施
例は、この雪よけ部材21をシェル本体23の上面に装
着したことを特徴とする。
【0018】図2に示すように雪よけ部材21は、カバ
ー部材19よりも軟質なウレタンや軟質ゴム等の素材に
よって、先端がシェル本体23の爪先部45に沿った形
状に成形されている。又、雪よけ部材21には、その先
端に沿ってシェル本体23の内側側から外側側へ順次肉
厚に成形されたバックルガード49が設けられており、
その外側側端部49aは第1バックル39と略面一とさ
れて、例えば回転競技中に於けるポールと第1バックル
39との衝突等を防止するようになっている。
ー部材19よりも軟質なウレタンや軟質ゴム等の素材に
よって、先端がシェル本体23の爪先部45に沿った形
状に成形されている。又、雪よけ部材21には、その先
端に沿ってシェル本体23の内側側から外側側へ順次肉
厚に成形されたバックルガード49が設けられており、
その外側側端部49aは第1バックル39と略面一とさ
れて、例えば回転競技中に於けるポールと第1バックル
39との衝突等を防止するようになっている。
【0019】そして、上記雪よけ部材21は、図3に示
すようにシェル本体23の爪先部45に設けた凹部51
内に収納されて接着剤で固定されているが、雪よけ部材
21の後縁21aには、シェル本体23の長手方向に切
欠き53が設けられており、斯様に切欠き53を設ける
ことによって、雪よけ部材21が分断重合部33の動き
に何等支障を来すことがないようになっている。そし
て、上記バックルガード49の内側に設けた凹部55
に、上記カバー部材19の先端が常時圧接した構造とな
っている。
すようにシェル本体23の爪先部45に設けた凹部51
内に収納されて接着剤で固定されているが、雪よけ部材
21の後縁21aには、シェル本体23の長手方向に切
欠き53が設けられており、斯様に切欠き53を設ける
ことによって、雪よけ部材21が分断重合部33の動き
に何等支障を来すことがないようになっている。そし
て、上記バックルガード49の内側に設けた凹部55
に、上記カバー部材19の先端が常時圧接した構造とな
っている。
【0020】その他、図中、57は雪よけ部材21に一
体成形された取付片で、当該取付片57が、第1バック
ル39の固定用リベット43によってシェル本体23に
固定されている。本実施例に係るスキー靴13はこのよ
うに構成されているから、各バックル29,31,3
9,41による締付けを解除して胴部25の分断重合部
27を開放すれば、シェル本体23の上部開口に設けた
スリット35が大きく開口することとなる。
体成形された取付片で、当該取付片57が、第1バック
ル39の固定用リベット43によってシェル本体23に
固定されている。本実施例に係るスキー靴13はこのよ
うに構成されているから、各バックル29,31,3
9,41による締付けを解除して胴部25の分断重合部
27を開放すれば、シェル本体23の上部開口に設けた
スリット35が大きく開口することとなる。
【0021】そして、足をインナーブーツ17に挿入し
てこれを締め付けるには、各バックル29,31,3
9,41を締め付ければよく、上述したようにカバー部
材19はシェル本体23の内側側が固定されて分断重合
部33の締付け方向側が自由端とされているため、第
1,2バックル39,41を締付け操作すると、カバー
部材19のスライド方向と両バックル39,41の締付
け方向が一致して、カバー部材19が分断重合部33を
含む甲部領域をシェル本体23の内側側から広く強固に
締め付け、又、雪よけ部材21をシェル本体23に更に
圧接させて、開口部47からの雪や水の浸入を防止する
こととなる。そして、雪よけ部材21の後縁21aに
は、シェル本体23の長手方向に切欠き53が設けられ
ているため、分断重合部33の動きに雪よけ部材21が
支障を来すこともない。
てこれを締め付けるには、各バックル29,31,3
9,41を締め付ければよく、上述したようにカバー部
材19はシェル本体23の内側側が固定されて分断重合
部33の締付け方向側が自由端とされているため、第
1,2バックル39,41を締付け操作すると、カバー
部材19のスライド方向と両バックル39,41の締付
け方向が一致して、カバー部材19が分断重合部33を
含む甲部領域をシェル本体23の内側側から広く強固に
締め付け、又、雪よけ部材21をシェル本体23に更に
圧接させて、開口部47からの雪や水の浸入を防止する
こととなる。そして、雪よけ部材21の後縁21aに
は、シェル本体23の長手方向に切欠き53が設けられ
ているため、分断重合部33の動きに雪よけ部材21が
支障を来すこともない。
【0022】又、既述したように図6の従来例にあって
は、雪よけ部材9を支持する支持片11がシェル本体1
の内方へ突出しているため、装着時にこの支持片11が
足に当たって違和感があり、更に又、この支持片11が
インナーブーツと分断重合部5との間に介在しているた
め、緊締装置を締め付けても爪先側の分断重合部5の締
め付けが不十分となってしまう欠点が指摘されていた
が、本実施例によれば、斯かる支持片の如き突出物がな
いため、第1バックル39と第2バックル41の締付け
操作でカバー部材19が分断重合部33を強固に締め付
け、又、装着時にスキーヤーに違和感を与えることもな
い。
は、雪よけ部材9を支持する支持片11がシェル本体1
の内方へ突出しているため、装着時にこの支持片11が
足に当たって違和感があり、更に又、この支持片11が
インナーブーツと分断重合部5との間に介在しているた
め、緊締装置を締め付けても爪先側の分断重合部5の締
め付けが不十分となってしまう欠点が指摘されていた
が、本実施例によれば、斯かる支持片の如き突出物がな
いため、第1バックル39と第2バックル41の締付け
操作でカバー部材19が分断重合部33を強固に締め付
け、又、装着時にスキーヤーに違和感を与えることもな
い。
【0023】そして、雪よけ部材21に設けたバックル
ガード49が、ポール等との衝突による第1バックル3
9の破損等を防止する。従って、本実施例によれば、開
口部47からの雪や水の浸入を雪よけ部材21によって
防止できることは勿論、従来に比し装着性が向上すると
共に、シェル本体23の分断重合部33の締め付けが確
実となってスキーの操作性が向上することとなった。
ガード49が、ポール等との衝突による第1バックル3
9の破損等を防止する。従って、本実施例によれば、開
口部47からの雪や水の浸入を雪よけ部材21によって
防止できることは勿論、従来に比し装着性が向上すると
共に、シェル本体23の分断重合部33の締め付けが確
実となってスキーの操作性が向上することとなった。
【0024】又、本実施例によれば、上述したように雪
よけ部材21に設けたバックルガード49によってポー
ル等との衝突による第1バックル39の破損等を防止す
ることができると共に、第1バックル39を保護するプ
ロテクター等を別途装着する必要もなくなった。尚、上
記実施例では、雪よけ部材21にバックルガード49を
設けて第1バックル39の破損を防止したが、斯かるバ
ックルガード49を設けず、図4に示す雪よけ部材59
のように先端を上記雪よけ部材21と同様、シェル本体
23の爪先部45に沿った形状に成形し、そして、先端
に沿ってその先端中央部分へ順次肉厚となるように成形
してもよい。
よけ部材21に設けたバックルガード49によってポー
ル等との衝突による第1バックル39の破損等を防止す
ることができると共に、第1バックル39を保護するプ
ロテクター等を別途装着する必要もなくなった。尚、上
記実施例では、雪よけ部材21にバックルガード49を
設けて第1バックル39の破損を防止したが、斯かるバ
ックルガード49を設けず、図4に示す雪よけ部材59
のように先端を上記雪よけ部材21と同様、シェル本体
23の爪先部45に沿った形状に成形し、そして、先端
に沿ってその先端中央部分へ順次肉厚となるように成形
してもよい。
【0025】その他、図中、61は雪よけ部材59の後
縁59aに設けた切欠き、63は雪よけ部材59に一体
成形された取付片で、上記実施例と同様、当該取付片6
3が固定用リベット43によってシェル本体23に固定
されるようになっている。而して、斯かる雪よけ部材5
9を装着したスキー靴によっても、上記実施例と同様、
開口部47からの雪や水の浸入を雪よけ部材59によっ
て防止できることは勿論、従来に比し装着性が向上する
と共に、シェル本体23の分断重合部33の締め付けが
確実となってスキーの操作性が向上する利点を有する。
縁59aに設けた切欠き、63は雪よけ部材59に一体
成形された取付片で、上記実施例と同様、当該取付片6
3が固定用リベット43によってシェル本体23に固定
されるようになっている。而して、斯かる雪よけ部材5
9を装着したスキー靴によっても、上記実施例と同様、
開口部47からの雪や水の浸入を雪よけ部材59によっ
て防止できることは勿論、従来に比し装着性が向上する
と共に、シェル本体23の分断重合部33の締め付けが
確実となってスキーの操作性が向上する利点を有する。
【0026】尚、上記各雪よけ部材21,59には夫々
取付片57,63が一体成形され、そして、固定用リベ
ット43を介して各取付片57,63がシェル本体23
に固定されるが、斯かる取付片57,63を省略して、
雪よけ部材21,59をシェル本体23に接着剤のみで
固定してもよい。
取付片57,63が一体成形され、そして、固定用リベ
ット43を介して各取付片57,63がシェル本体23
に固定されるが、斯かる取付片57,63を省略して、
雪よけ部材21,59をシェル本体23に接着剤のみで
固定してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るスキ
ー靴によれば、シェル本体の爪先部と分断重合部との境
に形成された開口部からの雪や水の浸入を雪よけ部材に
よって防止できることは勿論、従来に比し装着性が向上
すると共に、シェル本体の甲部領域が強固に締め付けら
れてスキーの操作性が向上することとなった。
ー靴によれば、シェル本体の爪先部と分断重合部との境
に形成された開口部からの雪や水の浸入を雪よけ部材に
よって防止できることは勿論、従来に比し装着性が向上
すると共に、シェル本体の甲部領域が強固に締め付けら
れてスキーの操作性が向上することとなった。
【0028】そして、請求項2に係るスキー靴によれ
ば、上記効果に加え、雪よけ部材によってポール等との
衝突による緊締装置の破損等を防止することができると
共に、緊締装置を保護するプロテクター等を別途装着す
る必要もなくなった。
ば、上記効果に加え、雪よけ部材によってポール等との
衝突による緊締装置の破損等を防止することができると
共に、緊締装置を保護するプロテクター等を別途装着す
る必要もなくなった。
【図1】請求項1及び請求項2に係るスキー靴の一実施
例の正面図である。
例の正面図である。
【図2】シェル本体の甲部領域と爪先部の斜視図であ
る。
る。
【図3】シェル本体の爪先部の断面図である。
【図4】雪よけ部材の変形例の斜視図である。
【図5】従来のスキー靴のシェル本体の甲部領域と爪先
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図6】従来のスキー靴のシェル本体の爪先部の断面図
である。
である。
13 スキー靴 15 アウタシェル 17 インナーブーツ 19 カバー部材 21,59 雪よけ部材 23 シェル本体 25 胴部 27,33 分断重合部 35 スリット 45 爪先部 47 開口部 49 バックルガード
Claims (2)
- 【請求項1】 上部開口から甲部領域に亘って左右に分
断したシェル本体の分断重合部をシェル本体の爪先部か
ら上部開口に亘って覆い、分断重合部の締付け方向側側
部を自由端としてシェル本体に固定されたカバー部材
と、 当該カバー部材とシェル本体との間に架設された緊締装
置と、 シェル本体の分断重合部と爪先部との境に形成される開
口部を覆って当該爪先部側に固定され、上記カバー部材
に圧接されている雪よけ部材と、 を備えたことを特徴とするスキー靴。 - 【請求項2】 雪よけ部材は、シェル本体の外側側が肉
厚に成形されて、シェル本体の爪先側に位置する緊締装
置と略面一とされていることを特徴とする請求項1記載
のスキー靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7631995A JPH08266303A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | スキー靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7631995A JPH08266303A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | スキー靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08266303A true JPH08266303A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13602056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7631995A Pending JPH08266303A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | スキー靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08266303A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005270666A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Goodwell Internatl Ltd | スポーツブーツ |
EP1776884A1 (fr) * | 2005-10-24 | 2007-04-25 | Lange International S.A. | Etancheite de rabats de chaussure de sport |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7631995A patent/JPH08266303A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005270666A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Goodwell Internatl Ltd | スポーツブーツ |
EP1776884A1 (fr) * | 2005-10-24 | 2007-04-25 | Lange International S.A. | Etancheite de rabats de chaussure de sport |
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