JPH08266186A - 鑑賞用水槽 - Google Patents

鑑賞用水槽

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Publication number
JPH08266186A
JPH08266186A JP7612995A JP7612995A JPH08266186A JP H08266186 A JPH08266186 A JP H08266186A JP 7612995 A JP7612995 A JP 7612995A JP 7612995 A JP7612995 A JP 7612995A JP H08266186 A JPH08266186 A JP H08266186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
water tank
light
aquarium
screen
Prior art date
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Pending
Application number
JP7612995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Takano
芳伸 高野
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP7612995A priority Critical patent/JPH08266186A/ja
Publication of JPH08266186A publication Critical patent/JPH08266186A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水槽内のあたかも何も存在しない所に表示すべ
き像を投影することができ、豊かな表示情報を得ること
ができる鑑賞用水槽を得る。 【構成】水槽容器10と、この水槽容器10内に配され
た光を拡散するホログラム1とホログラム1の両面側に
積層されてホログラム1を保護する透明板18、18と
からなるスクリーン8と、水槽容器の近傍に備えられて
いてホログラム1に向けて光を照射する光源9とからな
る鑑賞用水槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水槽内に光を照射して
スクリーンに表示像を表示させる鑑賞用水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水族館などの鑑賞用水槽として、
水槽内の水の中に情報を浮かび上がらせて、鑑賞内容を
豊かにすることが求められている。その手段として従来
は、一部光を透過する乳白色のスクリーンを水中に没
し、そこに像を投影することが提案されていた。
【0003】しかしながら、この方法ではスクリーンは
光の一部を透過するだけなので、その背後が白く濁って
しまい、スクリーンの向こう側を十分に観察することが
できなくなってしまい、なかなか実用化まで至らなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた前述のような欠点を解決するものであ
り、従来知られていなかった鑑賞用水槽を新規に提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題に
鑑みてなされたものであり、水槽容器内に、光を拡散さ
せるホログラムを少なくとも備えたスクリーンを配し、
前記水槽容器の内部または近傍に、前記スクリーンに向
けて光を照射する光源を備えてなる鑑賞用水槽を提供す
るものである。
【0006】以下に、図面に基づいて本発明を詳細に説
明する。
【0007】図1は、本発明における鑑賞用水槽の一例
を示す概念図である。水族館に陳列されている鑑賞用水
槽は、水と魚が入っている水槽容器10と、この水槽容
器内に配されたスクリーン8と、水槽容器の近傍に備え
られていてホログラム1に向けて光を照射する光源9と
からなっている。
【0008】スクリーン8は、光を拡散するホログラム
1と、ホログラム1の両面側に積層されてホログラム1
を保護する透明板18、18とからなっている。ホログ
ラム1は、その屈折率が水の屈折率に近い約1.5の屈
折率を有する。また、透明板も、同様に屈折率が約1.
5のものを用いた。こうして、光源9から光が照射され
ない場合には、水槽容器内にスクリーン8が存在しない
ように観測される。
【0009】ホログラム1は、図2に示すような方法を
用いて作製されたものである。すなわち、露光用光源4
から発せられたレーザー光が広げられた光束2と、露光
用光源6から発せられて広げられたレーザー光をすりガ
ラス等の拡散面7にあてた拡散光3とを、ホログラム感
光材料11の両側面からそれぞれ照射した。こうして作
製されたホログラム1は、光(再生光)を照射すること
によって、ある指向性を持って光を拡散回折する。この
指向性は拡散面7上の発光面の大きさや、散乱特性、ホ
ログラム感光材料11と拡散面7との距離、光束2の発
散、収束により調整できる。露光時の入射角は、再生時
の所望の散乱方向が得られるように適宜決定する。
【0010】上記のように作製されたホログラムは反射
型ホログラムであるが、ホログラムや光源等の配置の要
求に応じて、透過型ホログラムを作製して用いてもよ
い。この場合、図2に示した方法において、ホログラム
感光材料の片面側から2つの光を照射することによっ
て、容易に透過型ホログラムを作製できる。
【0011】こうして、ホログラム1に照射された入射
光12は、拡散光13のように拡散される。それ以外の
入射光は回折されずにそのまま透過する。そのため、特
定の方向から光を入射しない限り、ホログラムは透明な
板のように見える(図3参照)。
【0012】光源9は、表示すべき情報を含む光をスク
リーン8に向けて照射する。この情報は、例えば水槽内
の魚の説明や、ほかの生物の映像等がある。生物の映像
を用いた場合には、水槽内に実際には生物を入れずに、
生物の像をスクリーンに投影することで、あたかも水中
にそれが存在するかのように見せることもできる。
【0013】また、ホログラム自身に表示すべき像をあ
らかじめ記録しておけば、光源から情報を含まない光を
単に照射するだけで、この表示すべき像を再生すること
ができる。この際、体積ホログラム等を用いることによ
って、立体的に浮かび上がった像を観察者に提供するこ
とも可能である。
【0014】ホログラムとして、水槽内の液体と屈折率
が大きく異なるものを用いた場合には、ホログラム面や
透明板に反射防止層を設けてもよい。
【0015】光源の備えられる位置は図1に示した位置
に限定されず、水槽内等任意の位置に備えることができ
る。ただし、水槽内を照らす照明がある場合には、この
照明光とは異なる方向から光がホログラムに向かって照
射するように備えることが望ましい。これは、照明光が
ホログラムに入射することによって、希望しない再生像
が生じることを防ぐためである。
【0016】また、ホログラムが配される位置も、図示
のように水槽の中央に限定されない。例えば、水槽の上
方の水面境界付近でもよいし、水槽の側面に隣接して配
してもよく、水槽の用途や水槽が配置される位置、光源
の位置等に応じて、適宜決定される。
【0017】一般に、ホログラムの回折する波長半値幅
は狭い。そのため、表示像をカラー表示するときは、複
数の波長の光を回折するように、多重露光してもよい。
また、別途露光した複数のホログラムを積層したもので
あってもよい。
【0018】逆に、回折半値幅の狭さを利用すること
で、再生光として白熱電球のような白色光を投影して
も、望みの色を表示することができる。再生光と同じ色
で露光してもよいし、角度チューンを利用して、露光波
長と再生波長を波長をずらすことも可能である。
【0019】ホログラム感光材料としては、銀塩乾板、
重クロム酸ゼラチン、フォトポリマー等のホログラム記
録に使えるものなら特に制限はない。吸収の少ない、位
相型ホログラム感光材料が好適である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】図2に示すホログラムの作製方法によっ
て、ホログラム感光材料11に、アルゴンレーザー光
(波長515nm)を顕微鏡対物レンズで広げコリメー
ターレンズで平行にした光束2と、顕微鏡対物レンズで
広げたレーザー光をすりガラスに当てた拡散光3とを、
ホログラム感光材料の両面側からそれぞれ照射した。す
りガラスの拡散面7とホログラム感光材料11との距離
は300mm、すりガラス上のレーザー光の直径は50
mmとした。
【0022】上記のように作製されたホログラムを、図
1に示すように水槽内に配した。この際、ホログラム1
の両面側に2枚の透明アクリル樹脂からなる透明板1
8、18を紫外線硬化性接着剤を介して積層し、スクリ
ーン8として水槽内に配した。こうして、光源9から、
水槽内にいる魚の解説情報を含む光をスクリーン8に投
影し、水の中で、文字がはっきりと浮き上がっているよ
うに見ることができた。投影していない時は、魚以外は
何もないように見えた。
【0023】
【発明の効果】本発明の鑑賞用水槽によれば、水槽内に
配されるスクリーンに拡散機能を有するホログラムを用
いているので、特定の方向から光を照射したときのみ、
必要な情報を観察者に伝達することができ、光を照射し
ないときにはほとんどその存在が視認されない。こうし
て、このホログラムをスクリーンとしてスクリーンに像
を投影することで、何もないかのような所に像を浮きだ
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における鑑賞用水槽の一例を示す概略断
面図
【図2】本発明におけるホログラムの作製方法の一例を
示す概略断面図
【図3】本発明におけるホログラムの拡散回折を説明す
る概念図
【符号の説明】
1:ホログラム 2:光束 3:拡散光 4:露光用光源 6:露光用光源 7:拡散面 8:透明板 9:光源 10:水槽容器 12:入射光 13:拡散光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽容器内に、光を拡散させるホログラム
    を少なくとも備えたスクリーンを配し、前記水槽容器の
    内部または近傍に、前記スクリーンに向けて光を照射す
    る光源を備えてなる鑑賞用水槽。
  2. 【請求項2】前記光源は、表示情報を含む光を発するこ
    とを特徴とする請求項1の鑑賞用水槽。
  3. 【請求項3】前記ホログラムには、表示される所定の像
    が記録されていることを特徴とする請求項1の鑑賞用水
    槽。
  4. 【請求項4】前記ホログラムの屈折率は、水槽容器に入
    れられる液体の屈折率とほぼ等しいことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかの鑑賞用水槽。
  5. 【請求項5】前記ホログラムと水槽容器に入れられる液
    体との間には、反射防止層が設けられている特徴とする
    請求項1〜4のいずれかの鑑賞用水槽。
JP7612995A 1995-03-31 1995-03-31 鑑賞用水槽 Pending JPH08266186A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7612995A JPH08266186A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 鑑賞用水槽

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JP7612995A JPH08266186A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 鑑賞用水槽

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JPH08266186A true JPH08266186A (ja) 1996-10-15

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ID=13596336

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JP7612995A Pending JPH08266186A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 鑑賞用水槽

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522311B1 (en) 1997-09-26 2003-02-18 Denso Corporation Image information displaying system and hologram display apparatus
WO2011026794A2 (de) 2009-09-07 2011-03-10 Daniel Geyer Vivarium mit hologramm

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522311B1 (en) 1997-09-26 2003-02-18 Denso Corporation Image information displaying system and hologram display apparatus
WO2011026794A2 (de) 2009-09-07 2011-03-10 Daniel Geyer Vivarium mit hologramm
WO2011026794A3 (de) * 2009-09-07 2011-06-03 Daniel Geyer Vivarium mit hologramm

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