JPH08265225A - 適応平衡フィルタ - Google Patents

適応平衡フィルタ

Info

Publication number
JPH08265225A
JPH08265225A JP8055550A JP5555096A JPH08265225A JP H08265225 A JPH08265225 A JP H08265225A JP 8055550 A JP8055550 A JP 8055550A JP 5555096 A JP5555096 A JP 5555096A JP H08265225 A JPH08265225 A JP H08265225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
filter
input
output
subtractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8055550A
Other languages
English (en)
Inventor
Achim Degenhardt
デーゲンハルト アヒム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH08265225A publication Critical patent/JPH08265225A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H21/00Adaptive networks
    • H03H21/0012Digital adaptive filters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべての作動の仕方において最適な線路適応
を保証する適応平衡フィルタを提供する。 【解決手段】 3つの入力端を有する転送制御装置が設
けられており、それらのうち第1の入力端が第2の減算
器の出力端と、第2の入力端が第2の減算器の一方の入
力端と、また第3の入力端が主フィルタの出力端と接続
されており、その際に転送制御装置が3つの入力端に与
えられている信号から適応フィルタおよび主フィルタの
反響減衰を求め、両反響減衰を互いに比較し、また主フ
ィルタにくらべて適応フィルタの反響減衰が高い場合に
は転送装置に相応のコピー信号を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号出力端と、そ
のフィルタ係数を出力するための係数出力端と、誤差信
号入力端と、送信経路と接続されている信号入力端とを
有する適応フィルタと、信号出力端と、送信経路と接続
されている信号入力端と、フィルタ係数をロードするた
めの係数入力端とを有する主フィルタと、その一方の入
力端で受信経路と、またその他方の入力端で主フィルタ
の出力端と接続されており、またその出力端で受信経路
の延長部を形成する第1の減算器と、その一方の入力端
で受信経路と、その他方の入力端で適応フィルタの信号
出力端と、またその出力端で適応フィルタの誤差信号入
力端と接続されている第2の減算器と、適応フィルタの
係数出力端と主フィルタの係数入力端との間に接続され
ており、また相応のコピー信号の生起時に適応フィルタ
のフィルタ係数を主フィルタにロードするための制御装
置を有する転送装置と、転送制御装置とを有する適応平
衡フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】このような平衡フィルタはたとえばプー
ル(S.J.Poole)、シュレイス(G.Surace)、サイン(B.Sin
gh) 、ダイヤー(N.P.Dyer)著「適応平衡を含むCMOS
加入者線オーディオ処理回路」回路およびシステムに関
する国際シンポジューム、ヘルシンキ、1988年6月
7〜9日、第1931〜1934頁ならびにヨーロッパ
特許出願第 0491063号明細書から知られている。その際
に主フィルタへの適応フィルタの係数のローディングは
さまざまな規範で行われるが、これは可能な作動形態の
一部分でしか最適な結果に通じない。
【0003】二線伝送に基づいて電話の接続線に両加入
者の送信および受信信号が同時に存在している。伝送方
向はブリッジ回路(ハイブリッド)内で互いに隔てら
れ、その際に信号路の脱結合は線路インピーダンスへの
平衡回路網の適応良度に関係する。その電話の受信チャ
ネルへの送信信号(一方の加入者の信号)の直接的な入
結合が生じ、これは終端装置減衰と呼ばれる。受信信号
はこうして2つの構成成分から成っている。一方ではそ
れは接続線から到来する信号(他方の加入者の信号)も
入結合された送信信号も含んでいる。入結合された送信
信号は一方の加入者により反響として感じられる。
【0004】加入者接続線のインピーダンスは変化し得
るし、さらに接続に関係しているので、固定的な平衡回
路網の使用の際の終端装置減衰は大きい範囲にわたり変
化する。適応が最適である場合には、非常に大きい減衰
が達成される。それに対して開いた線路の場合にはそれ
はマイナスでさえあり得る。その際に送信信号は増幅さ
れて受信チャネルに戻されるであろう。
【0005】たとえば有線電話では、入結合される送信
信号はマイクロホンとスピーカとの間のわずかな信号伝
達時間に基づいて擾乱とならない。それに対して、タイ
ムスリット多重化法が使用される無線電話では、入結合
される送信信号はマイクロホンとスピーカとの間の比較
的長い信号伝達時間に基づいて著しい擾乱として感じら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、すべての作動の仕方において最適な線路適応を保証
する適応平衡フィルタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、冒頭に記載した種類の適応平衡フィルタにおい
て、3つの入力端を有する転送制御装置が設けられ、そ
れらのうち第1の入力端が第2の減算器の出力端と、第
2の入力端が第2の減算器の一方の入力端と、また第3
の入力端が主フィルタの出力端と接続されており、その
際に転送制御装置が3つの入力端に与えられている信号
から適応フィルタおよび主フィルタの反響減衰を求め、
両反響減衰を互いに比較し、また主フィルタにくらべて
適応フィルタの反響減衰が高い場合には転送装置に相応
のコピー信号を供給することにより解決される。
【0008】
【発明の効果】本発明の利点は、比較的わずかな費用に
より、すべての可能な作動の仕方において、タイムスリ
ット多重化法を意図するDECT標準(DECT=ディ
ジタルヨーロッパコードレス電話)を満足するような高
い適応良度が達成されることにある。
【0009】
【実施例】以下、図面に示されている実施例により本発
明を一層詳細に説明する。図1による実施例は適応フィ
ルタ5を含んでおり、その信号入力端は整形フィルタ6
を中間に介して送信経路7と接続されている。適応フィ
ルタ5はそのフィルタ係数を出力するための係数出力端
8を有する。適応フィルタの伝達関数を設定するため、
その係数は、特定の規範に従って形成された誤差信号が
最小化され、またそれから適応フィルタに対する駆動信
号が与えられるように変更される。最小化は好ましくは
最小誤差二乗法に従って行われる。LMSアルゴリズム
とも呼ばれるこの方法はたとえばウィドロー(D.Widro
w)、スターンス(S.D.Stearns) 著「適応信号処理」プレ
ンタイス‐ホール社、エンゲルウッド クリフス、ニュ
ージャーシー、1985年、第99〜140頁から公知
である。誤差信号9の最小化はスケーリング装置10お
よびその後に接続されている設定装置11によりLMS
アルゴリズムに従って行われる。スケーリング装置10
にはそのために誤差信号9が与えられ、またさらに設定
装置11と同じく適応フィルタ5の内部信号が与えられ
る。スケーリング装置10は最小化された誤差信号9´
を発生し、それを用いて設定装置11が適応フィルタ5
の係数を最適に設定する。
【0010】誤差信号9は減算器12により与えられ、
その反転入力端は適応フィルタ5の信号出力端と接続さ
れており、またその非反転入力端は好ましくは整形フィ
ルタ13を中間に介して受信経路14と接続されてい
る。
【0011】さらに、適応フィルタ5と同一の伝達特性
を有する主フィルタ15が設けられており、その入力端
は送信経路7と接続されており、またその出力端は減算
器16の反転入力端に導かれている。減算器16は、そ
の非反転入力端が受信経路14と接続されており、また
その出力端が別の受信経路14´を形成するように受信
経路14に接続されている。主フィルタ15はさらに係
数入力端を有し、それを経てその伝達関数を決定する係
数が転送装置17によりロードされ得る。転送装置17
はそのために、転送装置17と接続されている適応フィ
ルタ5の係数出力端8と接続されている係数出力端に与
えられる適応フィルタ5の係数を受ける。しかし、主フ
ィルタ15への適応フィルタ5の係数の受け渡しは、相
応のコピー信号ECPYが転送装置17に与えられると
きにのみ行われる。
【0012】コピー信号ECPYはコピー制御装置18
からその入力端に与えられる信号NMOD、EUPD、
QUALSおよびDQUALに関係して発生される。キ
ュー(Q)信号QUALSおよびキュー差信号DQUA
Lはキュー比較装置19により与えられ、その第1の入
力端1は減算器12の出力端と、その第2の入力端2は
整形フィルタ13の出力端と、またその第3の入力端3
は整形フィルタ20を中間に介して主フィルタ15の出
力端と接続されている。
【0013】キュー信号QUALSはさらに作動の仕方
を認識するための装置21の入力端に導かれており、そ
の他方の入力端4は整形フィルタ6の出力端と接続され
ており、またその出力端にレリーズ信号NMODが与え
られる。コピー制御装置18のほかに設定装置11にも
供給されるレリーズ信号EUPDはレリーズ装置22に
より発生され、その一方の入力端は受信電力を求めるた
めの装置23と、またその他方の入力端は送信電力を求
めるための装置24と接続されている。受信電力を求め
るための装置23は入力側で整形フィルタ13の出力端
と接続されている。出力端でさらにスケーリング装置1
0と接続されている送信電力を求めるための装置24の
入力端は整形フィルタ6の出力端と接続されている。
【0014】図1によるキュー比較装置19は好ましく
は図2に示されている実施例により実現される。これは
減算器25を含んでおり、その反転入力端がキュー比較
装置19の入力端3を、またその非反転入力端がキュー
比較装置19の入力端2を形成する。絶対値形成器26
の入力端がキュー比較装置19の入力端1を形成する。
減算器25の反転入力端および出力端とそれぞれ絶対値
形成器27または28が接続されており、それらの出力
端は絶対値形成器26の出力端と同じくそれぞれ対数形
成器29、30または31の入力端に導かれている。対
数形成器29の出力端には減算器32の反転入力端が、
対数形成器30の出力端には減算器32の非反転入力端
が接続されており、減算器32の後に低域通過フィルタ
33が接続されている。同様に、対数形成器30の出力
端は減算器34の非反転入力端に導かれており、対数形
成器31の出力端は減算器34の反転入力端に導かれて
おり、減算器34の後に低域通過フィルタ35が接続さ
れている。低域通過フィルタ35の出力信号QUALは
減算器36の反転入力端に与えられており、その非反転
入力端には低域通過フィルタ33からキュー信号QUA
LSが与えられている。減算器36の出力端はキュー差
信号を発生し、このキュー差信号は好ましくは低域通過
フィルタ37により低域通過フィルタされ、またキュー
差信号DQUALを形成する。
【0015】図3は低域通過フィルタ33および35の
好ましい実施例を示す。減算器32または33から与え
られる信号は係数乗算装置38により係数aを乗算さ
れ、また加算器39に供給される。加算器39は減算器
40の出力信号も供給される。加算器39の出力信号は
低域通過フィルタ33または35の出力信号、すなわち
キュー信号QUALSまたは信号QUALを形成する。
加算器39の出力端にはさらに遅延要素41が接続され
ており、その出力端は減算器40の非反転入力端と直接
に、またその反転入力端と係数aの乗算のための係数乗
算装置42を中間に介して接続されている。この構造の
使用は低域通過フィルタ33および35に制限されず
に、低域通過フィルタ37にも応用され得る。その場合
には係数aの代わりにそれとは異なる係数を使用すべき
であろう。
【0016】作動の仕方を認識するための装置21は、
図4によれば、好ましくはフィルタバンク43を含んで
いる。フィルタバンク43には整形フィルタ6の出力信
号が供給される。フィルタバンク43はたとえば4つの
周波数固有の出力信号を出力する。フィルタバンク43
の出力信号は絶対値形成のための装置44に導かれる。
この装置44は出力信号の数に相応する数の絶対値形成
器を含んでいる。この装置の後に、等しい数の低域通過
フィルタを有する低域通過フィルタリングのためのユニ
ット45が接続されている。低域通過フィルタリングの
ためのユニット45の出力信号は平均値形成器46に与
えられており、平均値形成器46はこれらの信号から、
定数FBAを乗算するための定数乗算装置47を中間に
介して評価装置48に供給される出力信号を発生する。
評価装置48にはさらに低域通過フィルタリングのため
のユニット45の4つの出力信号の3つが与えられる。
決定器49の入力端は評価装置48の出力端に接続され
ている。決定器49の他方の入力端は比較器50の出力
端と接続されており、その入力端にはキュー信号QUA
LSおよび比較値Limitが与えられている。決定器
49の出力端からレリーズ信号NMODEが出力され
る。
【0017】上記の実施例による本発明による適応平衡
フィルタはマイクロプログラムとして信号プロセッサに
おいて実現されている。しかし、それとならんで、本発
明による適応平衡フィルタはたとえばマイクロコントロ
ーラ、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなど
のようなすべての他の形式のデータ処理装置においても
設置され、またそれとならんで全面的または部分的にハ
ードウェアで構成され得る。ソフトウェア構成の際には
個々の機能ブロックは個々のプログラム部分を成し、他
方においてハードウェア構成の際にはそれらは固定配線
された回路部分を表す。
【0018】以上に本発明による平衡フィルタの原理的
構成を説明したので、以下に平衡フィルタの機能の仕方
を一層詳細に説明する。
【0019】本発明による適応平衡フィルタは、適応フ
ィルタ5が十分にその係数を常に後調節することから出
発している。単独の電話加入者(A加入者)のみが通話
する場合には、適応フィルタ5の反響減衰は主フィルタ
15の反響減衰よりも大きい。この場合には適応フィル
タ5の係数が主フィルタ15でコピーされる。両加入者
の同時通話の場合には、適応フィルタ5の係数のさらに
行われる後調節に基づいて適応フィルタ5の反響減衰が
減少する。なぜならば、他方の加入者(B加入者)の信
号が後調節を誤らせるからである。従って、適応フィル
タ5の反響減衰は主フィルタ15の反響減衰よりも悪
い。この場合、係数はコピーされない。
【0020】適応フィルタ5の係数は、その反響減衰が
主フィルタ15の反響減衰よりも良いときに常にコピー
される。その結果として、同時通話の間にもコピー過程
が行われ得る。たとえば平衡フィルタの能動化の直後に
すべての係数が零にリセットされている。適応フィルタ
5の反響減衰も主フィルタ15の反響減衰も零に等し
い。適応フィルタはその係数の後調節により確かに最大
可能ではないが少なくとも特定の反響減衰を達成する。
それに対して主フィルタ15の反響減衰は零にとどま
る。それによって係数のコピーのための条件が満たされ
ている。
【0021】適応フィルタ5の係数が全く誤って設定さ
れるのを防止するため、適応フィルタ5の係数の後調節
は送信および受信信号の平均エネルギーの簡単な比較に
よりレリーズまたはストップされる。誤設定はたとえば
B加入者のみが通話するときに生じ得よう。
【0022】送信および受信電力を求めるための装置2
4、23は送信および受信経路7、14上の信号の電力
を平均化する。レリーズ装置22は平均化された電力を
評価し、また適応フィルタ5の係数の後調節を制御す
る。係数がLMSアルゴリズムにより後調節されるため
には、2つの条件が満たされていなければならない。一
方では、送信電力が設定可能な第1の値を越えていなけ
ればならず、また他方では送信電力と受信電力との間の
差が特定の設定可能な第2の値を越えていなければなら
ない。第2の値は、開いた線路においてもなお調節され
るように設定されるべきであろう。B加入者が通話する
と直ちに、後調節はストップされる。この作動の場合に
は制御は理想的に動作する。しかし成立している接続の
間は終端装置減衰は開いた線路の際よりも著しく大き
く、従ってまた帰還結合される送信信号は開いた線路の
際よりも著しく小さい。しかしこの場合、送信電力と受
信電力との差に対する設定されたしきい値は明らかに小
さ過ぎる。この際に後調節をストップし得るためには、
B加入者はA加入者よりも明らかに大声でなければなら
ないであろう。しかし、それによっては適応フィルタ5
の完全な後調節のみが防止され得る。すなわち、適応フ
ィルタ5は両加入者の同時通話の際には理想的に決定さ
れておらず、また係数はこの場合にはコピーされるべき
ではないであろう。
【0023】制御される係数のコピーの結果は、係数が
コピーされる以前に適応フィルタ5の設定が主フィルタ
15の設定よりも良いことが確認されていなければなら
ないので、特定の反応時間が与えられていることであ
る。20ないし80msの反応時間は人間の聴覚に対し
てほとんど検知可能でなく、従って受容可能である。し
かし、たとえばドイツ郵政省の検査測定の際には周波数
的に速く通過するサイン音によるいくつかの測定が行わ
れる。その際に反応時間はマイナスとして認められる。
なぜならば、測定は常に、係数がまさにコピーされたと
きにのみ最適であるからである。検査測定の間の反応時
間の欠点を避けるため、コピー制御装置18において2
つの作動形式が区別され、その際に作動形式の同定は作
動形式認識のための装置21により行われる。その機能
の仕方は後で一層詳細に説明する。
【0024】本発明による適応平衡フィルタの機能の仕
方にとって重要なことは、適応フィルタ5の反響減衰が
主フィルタ15の反響減衰よりも良いときにのみ係数が
コピーされることである。いつ係数がコピーされるべき
かの決定に対しては、両反響減衰の比較のみが必要であ
るので、そのつどの反響減衰の絶対値は知られていなく
てよい。
【0025】主フィルタ15はB加入者を補償し得ない
ので、B加入者の信号は減算器16の非反転入力端およ
び出力端において同一である。A加入者の反響信号は減
算器16の出力端における信号に減少されて現れる。減
算器16の非反転入力端および出力端における信号の比
較により得られる信号は、B加入者が通話しないときに
のみ、適応平衡フィルタの絶対反響減衰に一致する。通
話の間にこの値は適応平衡フィルタの減衰キューに対す
る単なる尺度である。
【0026】適応平衡フィルタの減衰キューの評価のた
めに減算器12の非反転入力端および出力端における信
号が利用される。これらの両信号は直接にキュー比較装
置19に供給される。しかし、主フィルタ15に対する
相応の信号も求める必要がある。適応フィルタ5と主フ
ィルタ15との間の効果的な比較を可能にするため、好
ましくは主フィルタ15の出力信号が整形フィルタ20
を経てキュー比較装置19に導かれる。整形フィルタ2
0の出力信号はキュー比較装置19において入力端2に
与えられている整形フィルタ13の出力信号から減算さ
れる。減算により得られる信号は主フィルタ15の正規
化された誤差信号を表す。それに対して、入力端1に与
えられている信号は適応フィルタ5の誤差信号9を形成
する。
【0027】適応フィルタ5および主フィルタ15の減
衰キューに対する規範として、入力端2に与えられてい
る適応フィルタ5の誤差信号9と主フィルタ15の正規
化された誤差信号とから最初に絶対値が、またそれから
再び対数が形成される。適応フィルタ5の対数化された
誤差信号は整形フィルタ13の対数化された出力信号か
ら差し引かれ、また低域通過フィルタ35により平均化
される。主フィルタ15の対数化され正規化された誤差
信号は整形フィルタ13の対数化された出力信号から差
し引かれ、また低域通過フィルタ33により同じく平均
化される。低域通過フィルタ35の出力信号QUALは
主フィルタ15の減衰キューに対する尺度である。出力
信号QUALSは適応フィルタ5のキューに対する尺度
であり、従ってキュー信号QUALSと呼ばれる。最適
な比較結果を得るため、両低域通過フィルタ33および
35の時定数は好ましくは同一に選ばれる。通常の値と
してはたとえば20msと50msとの間の時定数が用
いられる。時定数が小さければ、キューの変化は確かに
より速く認識されるが、平均化はより大きい誤差を伴
う。時定数が大きければ、平均化はより正確であるが、
キューの決定はより遅く反応する。
【0028】両フィルタすなわち適応フィルタ5および
主フィルタ15のどちらがより良く設定されているかを
決定するため、主フィルタ15のキューを表す信号QU
ALが、適応フィルタ5のキューを表すキュー信号QU
ALSから減算される。こうして得られた信号は好まし
くは低域通過フィルタされる。低域通過フィルタ37の
出力信号DQUALはこうして適応フィルタ5と主フィ
ルタ15との間のキュー差を特徴付ける。正のキュー差
信号DQUALの際に適応フィルタ5は主フィルタ15
よりも良く設定されている。低域通過フィルタ37の時
定数はたとえば10msと40msとの間の値をとり得
る。減算器36の出力信号の平均化は、両帯低通過フィ
ルタ33および35に対して既により大きい時定数が選
ばれたならば、省略され得る。
【0029】A加入者のみが通話する場合には、キュー
信号QUALSは適応フィルタ5の反響減衰に対する尺
度である。キュー差信号DQUALから、両フィルタす
なわち適応フィルタ5および主フィルタ15のいずれが
より良く設定されているかが導き出され得る。B加入者
がA加入者の通話に入り込むと、反響減衰が受信経路1
4上の信号の電力の百分率で小さくなるので、キュー信
号QUALSもキュー差信号DQUALも低くなる。追
加的に適応フィルタ5の反響減衰が係数の後調節へのB
加入者からの信号の影響に基づいて悪化し、またこうし
て信号QUALSおよびDQUALがさらに減ずる。両
効果は、適応フィルタ5の係数が誤って両加入者の同時
通話の間にコピーされることを防止する。従って、両効
果はコピー制御装置18の安定な動作を可能にする。適
応フィルタ5の係数がたとえば適応平衡フィルタの初回
の投入後のように調節されていると、キュー差信号DQ
UALが、係数が同時通話にもかかわらずコピーされる
ように、大きくなることが必ずあり得る。しかし、上記
の両効果に基づいて、適応フィルタ5があらゆる場合に
主フィルタ15よりも良好な設定を有することが保証さ
れている。
【0030】たとえばディジタル信号プロセッサに平衡
フィルタを実施する際には信号は2進数として存在し、
またキュー比較装置19において必要とされる対数化は
非常に簡単な周波数により行われ得る。2を底とする近
似化された対数はたとえば正規化ユニットにより得られ
る。その際に単に先行の1(指数)および先行の1の後
の下位ビット(仮数)が必要とされる。指数の2進数を
仮数の2進数の前に継ぎ足すと、近似化された対数が得
られる。場合によっては対数形成器29、30、31に
与えられる入力語の後のビットの計算精度がキュー比較
装置19の出力信号に影響するのを排除するため、対数
形成器はプログラム可能なしきいを設けられ得る。その
ためにそのつどの対数形成器の入力または出力信号から
プログラム可能な固定の値が減算される。結果がマイナ
スであれば、減算の結果は零にセットされる。
【0031】ディジタル信号プロセッサ上での低域通過
フィルタ33および35および場合によっては低域通過
フィルタ37の簡単な実現例が図3の実施例に示されて
いる。そのつどの低域通過フィルタの1サンプリングク
ロックだけ遅らされた出力信号が係数aを乗算される。
この乗算の結果は1クロックだけ遅らされた出力信号か
ら減算され、またこの値にそのつどの低域通過フィルタ
の係数aを乗算された入力信号が加算される。加算によ
り得られた値は低域通過フィルタの新しい出力値であ
る。係数aは低域通過フィルタの時定数τを決定する。
その際に時定数τおよび係数aならびに2つのサンプル
値の間の時間Tの間に下記の関係が成り立つ。 τ=T/ln(1−a) 選ばれた時定数に応じて係数aが右方への簡単なシフト
操作により補われ得る。これは常に、係数aに対して下
記の値が選ばれる場合である。 a=1/2n 、n=1,2,3…
【0032】低域通過フィルタ33および35および場
合によっては低域通過フィルタ37の時定数により、反
響減衰の変化と信号QUALSおよびDQUALの完全
な後調節との間に有限の遅れ時間が生ずる。それにより
適応フィルタ5の係数が、適応フィルタ5が特定の時間
にわたり主フィルタ15よりも良好な反響減衰を達成し
ているときに初めてコピーされることが可能である。こ
のことは、コピー過程が開始される以前に、適応フィル
タ5の係数が主フィルタ15の係数よりも良好であるこ
とが確実でなければならないので、必要である。適応平
衡フィルタの実際の作動中に遅れ時間はほとんど認めら
れず、従ってまた擾乱として感じられない。
【0033】たとえば、周波数的に速く通過するサイン
音が供給されるドイツ郵政省の検査測定の際には、適応
フィルタ5はその係数を周波数の各々に比較的速く適応
させる。しかし、サイン音のわずかな周波数情報に基づ
いて適応フィルタ5の反響減衰はそれぞれ与えられてい
るサイン音が周波数に対してのみ最適に設定されてい
る。すべての他の周波数に対する反響減衰は定義されて
いない。しかし係数は遅れ時間により常に、適応フィル
タ5が特定の時間にわたり主フィルタ15よりも良好な
反響減衰を有するときにしかコピーされ得ないので、主
フィルタ15の反響減衰は常にコピー過程の直後にしか
最適でないであろう。
【0034】この問題点を回避するため、2つの異なる
作動の仕方が定義された。適応平衡フィルタの投入の直
後にはレリーズ信号NMODEは零に等しい。この場合
コピー制御装置18は、係数を絶えずコピーすることを
指令される。それにより主フィルタ15は絶えず適応フ
ィルタ5の現在の係数を受け、またその結果としてサイ
ンを補償し得る。作動の仕方を認識するための装置21
が通話を検出した後に初めて、レリーズ信号NMODE
が1に等しくセットされ,またそれによって正規な作動
の仕方に切換えられる。正規な作動の仕方の際にのみ信
号QUALSおよびDQUALがコピー制御装置により
評価される。コピー信号ECPYにより開始される係数
のコピーは適応フィルタ5および主フィルタ15の減衰
キューの比較に関係している。
【0035】作動の仕方を認識するための装置21は図
4により好ましくは、整形フィルタ6の出力信号をそれ
ぞれ周波数帯に対応付けられているたとえば4つの信号
に分解するフィルタバンク43を含んでいる。4つの帯
域通過フィルタの通過範囲は好ましくは重なり合ってい
ない。個々の帯域通過フィルタの急峻度および帯域幅の
選定は比較的非臨界的である。なぜならば、サイン信号
は最大2つの隣接する周波数帯に現れ得るからである。
フィルタバンク43の4つの出力信号からそれぞれ絶対
値が形成され、また続いて低域通過フィルタ45により
平均化される。必要の際には低域通過フィルタ45と絶
対値形成器44との間に個々の信号の各々に対して対数
形成器が設けられ得る。
【0036】低域通過フィルタ45の出力端における信
号は4つの信号の平均値を計算する平均値形成器46に
供給される。平均値は続いて、設定可能でありまた1よ
りも小さくなければならない係数FBAを乗算される。
乗算の結果は評価装置48に対する比較値である。評価
装置48は最も下の3つの周波数帯の平均化された値を
比較値と比較する。評価装置48の出力信号はまさに下
側の3つの周波数帯のすべての3つの平均化された値が
比較値の上に位置するときに1となる。すなわちその場
合、最も下の3つの周波数帯内の適応フィルタ5の入力
端における信号のスペクトルが主な成分を有する。通話
の際に一般に主として3000Hz以下の周波数が存在
するので、特に3000Hzを越える上側周波数範囲の
評価は省略され得る。
【0037】正規な作動の仕方への切換のためには相応
の周波数スペクトルだけでなく適応フィルタ5の特定の
反響減衰も必要である。適応フィルタ5の反響減衰の尺
度であるキュー信号QUALSを自由に設定可能な最小
値と比較することにより、必要とされる反響減衰が達成
されているかどうかが決定される。キュー信号QUAL
Sが設定可能な値Limitよりも大きいならば、比較
装置50の出力信号は1となる。他の場合には、その出
力信号は零となる。決定器49は比較装置50および評
価装置48の出力信号により、いつ正規な作動の仕方に
移行されるかを決定する。レリーズ信号NMODEがそ
の場合に1となり、またそれによって、評価装置48の
出力信号および比較装置50の出力信号が設定可能な時
間スパンにわたり同時にかつ一定に1に等しいときに、
正規な作動の仕方を信号する。適応フィルタ5の入力端
に与えられている信号のスペクトルも適応フィルタ5の
反響減衰もその場合、特定の時間にわたり必要とされる
よりも良好である。
【0038】いったん正規な作動の仕方に切換えられた
後、適応平衡フィルタは、再びリセットされるまで、正
規な作動の仕方にとどまる。
【0039】レリーズ信号NMODが零に等しく、また
それによって適応平衡フィルタがまだ正規な作動の仕方
にないならば、適応フィルタ5の係数が絶えず主フィル
タ15にコピーされる。レリーズ信号NMODが1に等
しいときに初めて、係数のコピーが目的に合致して制御
される。
【0040】両側の通話を認識したことによって、レリ
ーズ装置22がレリーズ信号EUPDの零へのリセット
により適応フィルタ5の係数の後調節を停止すると、係
数のコピーはあらゆる場合に中断される。両側の通話が
認識された場合には、適応フィルタ5がB加入者により
そのそれまでの最適状態から離れるように調節されたこ
とから出発されなければならない。従って、係数のコピ
ーは有意義でない。
【0041】適応平衡フィルタの初回の調節の際に調節
速度がキュー比較装置19内の低域通過フィルタ、すな
わち低域通過フィルタ33、35および37の時定数に
より決定されないように、適応フィルタ5の減衰キュー
QUALSがそのそれまでに到達された最大値と比較さ
れる。適応フィルタ5の現在の減衰キューQUALSが
それまでの最大値よりも大きいならば、係数がコピーさ
れる。それにより低域通過フィルタ33の時定数のみは
整定挙動を決定するが、低域通過フィルタ37の時定数
は整定挙動を決定しない。
【0042】大きい反響減衰がなかんずく周波数スペク
トルがわずかな周波数成分から成る信号の際に達成され
るので、非常に大きい反響減衰の達成の後に係数が実際
上もはやコピーされ得ないことは妨げられなければなら
ない。このことは、キュー差信号DQUALが設定可能
な値と比較されることにより実現される。キュー差信号
DQUALがパラメータDELQの設定された値よりも
大きいならば、係数がコピーされる。パラメータDEL
Qがたとえば約3dBの反響減衰に相応する値をとる。
このような比較は、線路インピーダンスが変化し、また
さらにより悪い反響減衰しか達成され得ないときにも必
要である。最大値は自動的にコピー過程の際に適応フィ
ルタ5の現在のキュー値にセットされるので、コピー過
程の後に適応フィルタ5の反響減衰がさらに高くなる場
合に、主フィルタ15の係数、従ってまたすべての適応
平衡フィルタの係数が直ちに後調節されることが保証さ
れている。たとえば通話の間に線路のインピーダンスが
変化するならば、反響経路の変化に基づいてそれに続く
コピー過程がキュー差信号DQUALと固定の予め定め
られたパラメータDELQとの比較に基づいて開始さ
れ、その際にキュー差信号DQUALはパラメータDE
LQよりも大きくなければならない。最大値QMAXS
をキュー信号QUALSと等しく置くことにより、その
後のコピー過程はキュー信号QUALSと最大値QMA
XSとの比較により行われる。低域通過フィルタ37の
時定数はキュー差信号DQUALに対しては以後はもは
や主フィルタ15の整定速度に入らない。主フィルタ1
5の主減衰が適応フィルタ5の反響減衰と全く同じ大き
さになるべきであれば、係数のコピーに対する別の条件
が考慮に入れられていなければならない。係数のコピー
に対する別の条件は、キュー差信号DQUALが零より
も大きいこと、すなわち適応フィルタ5が主フィルタ1
5よりも良好に設定されていることである。両加入者の
同時通話の際には信号QUALSおよびQUALに対す
る値が零に近づくので、コピー過程に対してキュー差信
号DQUALが零よりも大きくなければならないだけで
なく、追加的にキュー信号QUALSも設定可能な値L
imitよりも大きくなければならない。このことは、
適応フィルタ5のキューが最小値を越えていなければな
らないことを意味する。コピー決定の確実さを高めるた
めには、係数がこれらの条件に基づいてコピーされるた
めに、上記の両条件は予め定められた時間にわたり満た
されていなければならない。予め定められた時間スパン
がその目的をあらゆる場合に満たし得るためには、それ
は、係数がコピーされてよい、またはコピーされてはな
らないことが確認されると直ちに、毎回リセットされな
ければならない。
【0043】コピー過程が指令された後に、信号QUA
Lを、またそれに応じて付設の低域通過フィルタ35の
内部メモリセルをキュー信号QUALSの値にセットす
ることは、無条件に必要ではないが、推奨に値する。そ
れにより、コピー過程の直後に、キュー信号QUALS
が最大値QMAXよりも大きいという条件が存在する際
にのみ、新たなコピー過程が指令され得ることが達成さ
れる。なぜならば、その際に信号QUAL、QUALS
およびDQUALに対する値は設定された時定数をもっ
てのみ変化し得るからである。このことは、コピー過程
の直後に条件DQUAL>DELQが満たされることが
できることを意味する。このことは信号QUALおよび
QUALSを等しく置くことにより妨げられる。従っ
て、信号DQUALはコピー過程の後に小さくならなけ
ればならない。上記の理由からキュー差信号DQUAL
はコピー過程の間に同じく零にセットされ得よう。
【0044】コピー制御装置18における機能進行は以
下にCプログラムにより詳細に示されている。既に説明
した信号および変数とならんで、さらに、時間スパンを
発生するためのカウンタ変数がZTIMQと呼ばれ、ま
た限界値Limit、キュー差信号DQUALの最小値
および時間スパンの継続時間に対する設定可能なパラメ
ータがLIMQ、DELQまたはTIMQと呼ばれる。
プログラムは下記のように記述される。
【0045】
【数1】 if(!NMOD) {ZTIMQ=0; ECPY=TRUE; QUAL=QMAXS=QUALS;
} else if(!EUPD){ZTIMQ=0; ECPY=FALSE;} else if(QUALS>QMAXS) {ZTIMQ=0; ECPY=TRUE; QUAL=QMAXS=Q
UALS; } else if(DQUAL>DELQ) {ZTIMQ=0; ECPY=TRUE; QUAL=QMAXS=QU
ALS; } else if(DQUAL>0) && (QUALS>LIMQ) { if(ZTIMQ>TIMQ){ZTIMQ=0; ECPY=TRUE; QUAL=QMAXS=QUALS; } else {ZTIMQ++; ECPY=FALSE;} }else{ZTIMQ=0; ECPY=FALSE;}
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による適応平衡フィルタの基本構造を示
すブロック図。
【図2】図1による本発明による適応平衡フィルタにお
けるキュー比較装置の好ましい実施例を示すブロック
図。
【図3】図2による転送装置に含まれている低域通過フ
ィルタの好ましい実施例を示すブロック図。
【図4】図2による転送制御装置において作動の仕方を
認識するための装置の好ましい実施例を示すブロック
図。
【符号の説明】
5 適応フィルタ 6 整形フィルタ 7 送信経路 12 減算器 13 整形フィルタ 14 受信経路 15 主フィルタ 16 減算器 17 転送装置 18 コピー制御装置 19 キュー比較装置 20 整形フィルタ 21 作動の仕方を認識するための装置 25 減算器 26〜28 絶対値形成器 29〜31 対数形成器 32 減算器 33 低域通過フィルタ 34 減算器 35 低域通過フィルタ 36 減算器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号出力端と、そのフィルタ係数を出力
    するための係数出力端と、誤差信号入力端と、送信経路
    (7)と接続されている信号入力端とを有する適応フィ
    ルタ(5)と、 信号出力端と、送信経路(7)と接続されている信号入
    力端と、フィルタ係数をロードするための係数入力端と
    を有する主フィルタ(15)と、 その一方の入力端で受信経路(14)と、またその他方
    の入力端で主フィルタ(15)の出力端と接続されてお
    り、またその出力端で受信経路(14)の延長部(14
    ´)を形成する第1の減算器(16)と、 その一方の入力端で受信経路(14)と、その他方の入
    力端で適応フィルタ(5)の信号出力端と、またその出
    力端で適応フィルタ(5)の誤差信号入力端と接続され
    ている第2の減算器(12)と、 適応フィルタ(5)の係数出力端と主フィルタ(15)
    の係数入力端との間に接続されており、また相応のコピ
    ー信号(ECPY)の生起時に適応フィルタ(5)のフ
    ィルタ係数を主フィルタ(15)にロードするための制
    御装置を有する転送装置(17)と、 転送制御装置(18、19)とを有する適応平衡フィル
    タにおいて、 転送制御装置(18、19)が3つの入力端(1、2、
    3)を有し、それらのうち第1の入力端(1)が第2の
    減算器(12)の出力端と、第2の入力端(2)が第2
    の減算器(12)の一方の入力端と、また第3の入力端
    が主フィルタ(15)の出力端と接続されており、 転送制御装置(18、19)が3つの入力端(1、2、
    3)に与えられている信号から適応フィルタ(5)およ
    び主フィルタ(15)の反響減衰を求め、両反響減衰が
    互いに比較され、また主フィルタ(15)にくらべて適
    応フィルタ(5)の反響減衰が高い場合には転送装置
    (17)に相応のコピー信号が供給されることを特徴と
    する適応平衡フィルタ。
  2. 【請求項2】 第2の減算器(12)の一方の入力端と
    受信経路(14)との間に接続されている第1の整形フ
    ィルタ(13)と、 第1の整形フィルタ(13)と同一の伝達特性を有し、
    また送信経路(7)と適応フィルタ(5)の信号入力端
    との間に接続されている第2の整形フィルタ(6)と、 第1の整形フィルタ(13)と同一の伝達特性を有し、
    また主フィルタ(15)の出力端と転送制御装置の第3
    の入力端(3)との間に接続されている第3の整形フィ
    ルタ(20)とを含んでいることを特徴とする請求項1
    記載の平衡フィルタ。
  3. 【請求項3】 転送制御装置(18、19)がキュー比
    較装置(19)およびコピー制御装置(18)を含んで
    おり、 キュー比較装置(19)が、 その一方の入力端で転送装置の第2の入力端(2)を、
    またその他方の入力端で転送装置の第3の入力端(3)
    を形成する第3の減算器(25)と、 その入力端で転送制御装置(18、19)の第1の入力
    端(1)を形成する第1の絶対値形成器(26)と、 その入力端で第3の減算器(25)の一方の入力端
    (1)と接続されている第2の絶対値形成器(27)
    と、 第3の減算器(25)の後に接続されている第3の絶対
    値形成器(28)と、 それぞれ第1、第2および第3の絶対値形成器(26、
    27、28)の後に接続されている第1、第2および第
    3の対数形成器(29、30、31)と、 その入力端でそれぞれ第1または第2の対数形成器(2
    9、30)の出力端と接続されている第4の減算器(3
    2)と、 その入力端でそれぞれ第2または第3の対数形成器(3
    0、31)の出力端と接続されている第5の減算器(3
    4)と、 それぞれ第4または第5の減算器(32、34)の後に
    接続されている第1および第2の低域通過フィルタ(3
    3、35)と、 その入力端で第1および第2の低域通過フィルタ(3
    3、35)の出力端と接続されている第6の減算器(3
    6)とを含んでおり、 またコピー制御装置(18)がその入力端で第6の減算
    器(36)の出力端と接続されており、第6の減算器
    (36)から与えられるキュー差信号(DQUAL)を
    第1の比較値と比較し、また両者が特定の方向に互いに
    偏差する際には転送装置(17)に対してコピー信号
    (ECPY)を発生し、その際に第1の比較値はキュー
    差信号(DQUAL)の現在の値に等しくセットされる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の平衡フィル
    タ。
  4. 【請求項4】 第6の減算器(36)の後に第3の低域
    通過フィルタ(37)が接続されていることを特徴とす
    る請求項3記載の平衡フィルタ。
  5. 【請求項5】 転送装置(18、19、22、23、2
    4)が、 適応フィルタ(5)の入力端に与えられている送信信号
    および第2の減算器(12)の入力端に与えられている
    受信信号の電力を求めるための装置(24、23)と、 送信および受信電力を求めるための両装置の後に接続さ
    れており、送信電力信号が第1の参照値を、また送信電
    力信号および受信電力信号の間の差が第2の参照値を越
    えるときに、コピー信号(ECPY)をレリーズするた
    めコピー制御装置(18)にレリーズ信号(EUPD)
    を与えるレリーズ装置(22)とを含んでいることを特
    徴とする請求項1ないし4の1つに記載の平衡フィル
    タ。
  6. 【請求項6】 レリーズ信号(EUPD)が適応フィル
    タ(5)にも供給され、また適応フィルタ(5)がレリ
    ーズ信号(EUPD)の生起の際に初めて適応させられ
    ることを特徴とする請求項5記載の平衡フィルタ。
  7. 【請求項7】 転送装置(18、19、21、22、2
    3、24)が、適応フィルタ(5)の入力端における信
    号を広帯域性および狭帯域性に関して評価しまた広帯域
    信号の存在の際に別のレリーズ信号(NMOD)を与え
    る装置(21)を有することを特徴とする請求項1ない
    し6の1つに記載の平衡フィルタ。
  8. 【請求項8】 作動モード認識のための装置(21)
    が、 適応フィルタ(5)の入力信号により駆動され、また多
    くの周波数帯特有の出力端を有するフィルタバンク(4
    3)と、 フィルタバンク(43)の出力端の後に接続されている
    別の絶対値形成器(44)と、 この絶対値形成器(44)の後に接続されている別の低
    域通過フィルタ(45)と、 低域通過フィルタ(45)の出力端と接続されている平
    均値形成器(46)と、 平均値形成器(46)の出力端と接続されている定数乗
    算装置(47)と、 定数乗算装置(47)の出力端および低域通過フィルタ
    (45)の出力端と接続されており、それぞれ低域通過
    フィルタ(45)の出力端に与えられている周波数帯特
    有の信号を定数乗算装置(47)から発せられる比較信
    号と比較し、また最大2つの周波数帯特有の信号が比較
    信号を超過する際に帯域幅信号を発する評価装置(4
    8)とを含んでいることを特徴とする請求項7記載の平
    衡フィルタ。
  9. 【請求項9】 決定器(49)が帯域幅信号および比較
    器(50)の出力信号を、適応フィルタ(5)の入力端
    における信号の広帯域性に相応する帯域幅信号および特
    定の反響減衰に相応する比較器(50)の出力信号の存
    在の際にコピー制御装置(18)に対する別のレリーズ
    信号(NMODE)を与えるように互いに論理演算し、
    その際に比較器の一方の入力端にキュー信号(QUAL
    S)が、また他方の入力端に特定の反響減衰に相応する
    減衰参照信号(Limit)が与えられていることを特
    徴とする請求項8記載の平衡フィルタ。
  10. 【請求項10】 コピー制御装置(18)が、 a)別のレリーズ信号(NMOD)の不存在の際に、 −内部カウンタをリセットし、 −適応フィルタ(5)の係数を主フィルタ(15)にコ
    ピーするためのコピー制御信号(ECPY)を発生し、 −第2の低域通過フィルタ(35)の出力信号(QUA
    L)をキュー信号(QUALS)に等しくセットし、ま
    た −最大値変数をキュー信号(QUALS)に等しくセッ
    トし、さもなければ、 b)第1のレリーズ信号(EUPD)の不存在の際に、 −内部カウンタをリセットし、さもなければ、 c)第1の低域通過フィルタ(33)の出力信号(QU
    ALS)が最大値変数よりも大きいならば、 −内部カウンタをリセットし、 −適応フィルタ(5)の係数を主フィルタ(15)にコ
    ピーするためのコピー制御信号(ECPY)を発生し、 −第2の低域通過フィルタ(35)の出力信号(QUA
    L)をキュー信号(QUALS)に等しくセットし、ま
    た −最大値変数をキュー信号(QUALS)に等しくセッ
    トし、さもなければ、 d)キュー差信号がキューパラメータよりも大きいなら
    ば、 −内部カウンタをリセットし、 −コピー制御信号(ECPY)を発生し、 −第2の低域通過フィルタ(35)の出力信号(QUA
    L)をキュー信号(QUALS)に等しくセットし、ま
    た −最大値変数をキュー信号(QUALS)に等しくセッ
    トすることを特徴とする請求項1ないし9の1つに記載
    の平衡フィルタ。
  11. 【請求項11】 コピー制御装置(18)が、さもなけ
    れば、 e)キュー差信号(DQUAL)が零よりも大きく、ま
    たキュー信号(QUALS)が限界値パラメータよりも
    大きいならば、 i)カウンタ状態が時間パラメータよりも大きいなら
    ば、 −内部カウンタをリセットし、 −コピー制御信号(ECPY)を発生し、 −第2の低域通過フィルタ(35)の出力信号(QUA
    L)をキュー信号(QUALS)に等しくセットし、ま
    た −最大値変数をキュー信号(QUALS)に等しくセッ
    トし、また ii)他の場合には、 −内部カウンタをリセットし、さもなければ、 f)カウンタをリセットすることを特徴とする請求項1
    0記載の平衡フィルタ。
  12. 【請求項12】 少なくとも部分的に相応にプログラム
    されたデータ処理装置として実現されていることを特徴
    とする請求項1ないし11の1つに記載の平衡フィル
    タ。
JP8055550A 1995-02-23 1996-02-19 適応平衡フィルタ Withdrawn JPH08265225A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19506324.4 1995-02-23
DE19506324A DE19506324C1 (de) 1995-02-23 1995-02-23 Adaptives Balancefilter

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08265225A true JPH08265225A (ja) 1996-10-11

Family

ID=7754849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8055550A Withdrawn JPH08265225A (ja) 1995-02-23 1996-02-19 適応平衡フィルタ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5828589A (ja)
EP (1) EP0729229B1 (ja)
JP (1) JPH08265225A (ja)
KR (1) KR960032886A (ja)
CA (1) CA2170221A1 (ja)
DE (2) DE19506324C1 (ja)
ES (1) ES2158156T3 (ja)
HK (1) HK1003761A1 (ja)
TW (1) TW282596B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005233932A (ja) * 2003-10-31 2005-09-02 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europa Bv 広帯域不規則信号を解析する装置、広帯域信号を分解し表す装置、2つの広帯域不規則信号の間の偏移を確定する装置、物体検出装置、および解析装置の分離手段を作成する方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3139405B2 (ja) * 1997-02-28 2001-02-26 日本電気株式会社 エコーキャンセラ
US6477200B1 (en) * 1998-11-09 2002-11-05 Broadcom Corporation Multi-pair gigabit ethernet transceiver
US6445039B1 (en) 1998-11-12 2002-09-03 Broadcom Corporation System and method for ESD Protection
US6885275B1 (en) 1998-11-12 2005-04-26 Broadcom Corporation Multi-track integrated spiral inductor
US6696898B1 (en) 1998-11-12 2004-02-24 Broadcom Corporation Differential crystal oscillator
US7276970B2 (en) 1998-11-12 2007-10-02 Broadcom Corporation System and method for linearizing a CMOS differential pair
US6525609B1 (en) 1998-11-12 2003-02-25 Broadcom Corporation Large gain range, high linearity, low noise MOS VGA
US6985035B1 (en) 1998-11-12 2006-01-10 Broadcom Corporation System and method for linearizing a CMOS differential pair
US6879816B2 (en) 1998-11-12 2005-04-12 Broadcom Corporation Integrated switchless programmable attenuator and low noise amplifier
WO2000042659A2 (en) 1999-01-15 2000-07-20 Broadcom Corporation System and method for esd protection
US8405152B2 (en) 1999-01-15 2013-03-26 Broadcom Corporation System and method for ESD protection
US7687858B2 (en) 1999-01-15 2010-03-30 Broadcom Corporation System and method for ESD protection
JP2000209135A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Oki Electric Ind Co Ltd エコ―キャンセラ
US6426979B1 (en) * 1999-04-29 2002-07-30 Legerity, Inc. Adaptation control algorithm for echo cancellation using signal-value based analysis
AU5299600A (en) 1999-05-26 2000-12-12 Broadcom Corporation Integrated vco
US7696823B2 (en) 1999-05-26 2010-04-13 Broadcom Corporation System and method for linearizing a CMOS differential pair
US6771772B1 (en) 1999-07-09 2004-08-03 Oguz Tanrikulu Method and apparatus for fast network bulk delay and span estimation for line echo cancellation
US6917789B1 (en) * 1999-10-21 2005-07-12 Broadcom Corporation Adaptive radio transceiver with an antenna matching circuit
US7439592B2 (en) * 2004-12-13 2008-10-21 Broadcom Corporation ESD protection for high voltage applications
US7505238B2 (en) 2005-01-07 2009-03-17 Agnes Neves Woo ESD configuration for low parasitic capacitance I/O
US8098723B2 (en) * 2006-01-12 2012-01-17 Agere Systems Inc. Receiver employing non-pilot reference channels for equalizing a received signal
US7741848B1 (en) 2006-09-18 2010-06-22 Seektech, Inc. Adaptive multichannel locator system for multiple proximity detection
US20080069197A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-20 Agere Systems Inc. Equalizer for equalizing multiple received versions of a signal
US20080075159A1 (en) * 2006-09-21 2008-03-27 Uwe Sontowski Receiver having multiple stages of equalization with tap coefficient copying
DE112006004192A5 (de) * 2006-11-17 2009-10-22 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Anordnung zur Steuerung von adaptiven Filtern
US7813422B2 (en) * 2007-02-23 2010-10-12 Agere Systems Inc. Adaptive equalizer with tap coefficient averaging
GB0725111D0 (en) 2007-12-21 2008-01-30 Wolfson Microelectronics Plc Lower rate emulation

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0401396B1 (de) * 1989-06-05 1994-05-11 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Schaltungsanordnung zur Vermeidung von Überläufen bei einem adaptiven, rekursiven Wellendigitalfilter mit Festkommaarithmetik
US5146470A (en) * 1989-09-28 1992-09-08 Fujitsu Limited Adaptive digital filter including low-pass filter
EP0491063B1 (de) * 1990-12-17 1995-06-21 Siemens Aktiengesellschaft Adaptives Balancefilter
JP2836277B2 (ja) * 1991-03-14 1998-12-14 国際電信電話株式会社 エコーキャンセル装置
US5230007A (en) * 1991-06-28 1993-07-20 Motorola, Inc. Method for optimizing an adaptive filter update coefficient
JP3089082B2 (ja) * 1991-07-10 2000-09-18 シャープ株式会社 適応型ディジタルフィルタ
DE59202546D1 (de) * 1992-02-07 1995-07-20 Siemens Ag Adaptives nichtrekursives Digitalfilter.
JP3655652B2 (ja) * 1993-09-02 2005-06-02 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 自動的通話方向切換のための方法および回路装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005233932A (ja) * 2003-10-31 2005-09-02 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europa Bv 広帯域不規則信号を解析する装置、広帯域信号を分解し表す装置、2つの広帯域不規則信号の間の偏移を確定する装置、物体検出装置、および解析装置の分離手段を作成する方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE19506324C1 (de) 1995-10-12
KR960032886A (ko) 1996-09-17
US5828589A (en) 1998-10-27
CA2170221A1 (en) 1996-08-24
ES2158156T3 (es) 2001-09-01
EP0729229B1 (de) 2001-06-06
EP0729229A3 (de) 1998-01-07
TW282596B (ja) 1996-08-01
DE59607022D1 (de) 2001-07-12
HK1003761A1 (en) 1998-11-06
EP0729229A2 (de) 1996-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08265225A (ja) 適応平衡フィルタ
US11601554B2 (en) Detection of acoustic echo cancellation
JP3104072B2 (ja) 手放し電話機
US5598468A (en) Method and apparatus for echo removal in a communication system
KR100711869B1 (ko) 반향 제거 장치를 구현하는 시스템 및 방법
US6535604B1 (en) Voice-switching device and method for multiple receivers
US7092516B2 (en) Echo processor generating pseudo background noise with high naturalness
US6282286B1 (en) Nonlinear processor for acoustic echo canceller with background noise preservation and long echo tail suppression
US6424635B1 (en) Adaptive nonlinear processor for echo cancellation
US5390244A (en) Method and apparatus for periodic signal detection
JP3679245B2 (ja) エコー消去システム及び方法、並びに移動通信装置
GB2532348A (en) Controlling operational characteristics of acoustic echo canceller
KR20010033951A (ko) 통신 시스템에서 에코 억제 제어를 위한 방법 및 장치
US4959857A (en) Acoustic calibration arrangement for a voice switched speakerphone
US4979163A (en) Echo suppression arrangement for an adaptive speakerphone
US7050576B2 (en) Double talk, NLP and comfort noise
US6834108B1 (en) Method for improving acoustic noise attenuation in hand-free devices
CA2200672C (en) Two-wire conference apparatus with echo canceler without training
US6178162B1 (en) Method and apparatus for inhibiting echo in a channel of a communication system
US5982755A (en) System and method for providing high terminal coupling loss in a handsfree terminal
CN111246035B (zh) 一种回声非线性处理的分级调整方法、终端及存储介质
JPH09148965A (ja) 音響用エコーキャンセラ
JP2002539719A (ja) エコー抑制装置およびエコー抑制を実行する方法
KR19990067811A (ko) 대화의 품질을 개선할 수 있는 음성 스위칭 시스템
EP1944877B1 (en) Method of modifying a residual echo

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506