JPH08264868A - マイクロ波励起ガスレーザ装置 - Google Patents

マイクロ波励起ガスレーザ装置

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JPH08264868A
JPH08264868A JP6074895A JP6074895A JPH08264868A JP H08264868 A JPH08264868 A JP H08264868A JP 6074895 A JP6074895 A JP 6074895A JP 6074895 A JP6074895 A JP 6074895A JP H08264868 A JPH08264868 A JP H08264868A
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Koichi Sato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ波励起ガスレーザ装置に関し、レー
ザ管径方向の放電のレーザ管壁への集中、レーザ管軸方
向の放電の位置的不安定性を解消すべく、レーザ管径方
向や管軸方向の電界強度分布の制御を行い、高効率、高
出力かつ安定な発振が可能なマイクロ波励起ガスレーザ
装置を提供することを目的とする。 【構成】 マイクロ波発振器11、12から発振される
マイクロ波によりレーザガス媒質29を励起させてレー
ザ発振を行うマイクロ波励起ガスレーザ装置であって、
レーザ管15の周囲に配置された導電部材30により管
径方向、更には管軸方向の電界強度分布の制御を行うこ
とを特徴とするマイクロ波励起ガスレーザ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスレーザ装置に関
し、特にマイクロ波励起ガスレーザ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、放電励起のガスレーザ装置にお
いては、レーザ媒質ガス中で空間的に均一なグロー放電
を発生させることが要求される。
【0003】というのは、放電の不均一性が励起に適さ
ないアーク放電を誘発したり、部分的なガスの異常加熱
を生じさせたり、レーザ増幅率の空間的不均一性を発生
させたりして、総合的にはレーザ発振効率の低下や最大
出力の低下の原因となるからである。
【0004】ところが、マイクロ波による放電励起で
は、マイクロ波の波長が十数センチメートルと短いた
め、広い範囲で均一な電界強度分布が得られず、励起が
空間的に不均一になる課題があるため、放電の空間的均
一化が特に困難である。
【0005】この対策として、例えば、特開平2−13
0975号公報によれば、マイクロ波の導波管の内部に
絶縁物を挿入し、マイクロ波の電界の空間均一性を改善
している。
【0006】しかし、この構成では、放電領域の範囲を
絶縁物で制限し、電界の均一性の比較的良好な部分を使
用するという意味での改善に過ぎず、本質的に均一な電
界強度分布を作り出すための提案ではない。
【0007】そこで、本出願人は、特願平7−2941
5号において、図8及び図9に示すような直交型導波管
を提案し、レーザ管の径方向に均一な電界強度分布を達
成することに成功した。
【0008】図8は、直交型導波管の構成図、図9は、
図8におけるx軸とy軸を含む平面で切った断面図であ
る。
【0009】図8、図9において、910は空洞共振
器、911、912はマイクロ波発振器、913、91
4は導波管、915はレーザ管、916は出力鏡、91
7は全反射鏡、918から921はプランジャ、92
2、923は整合器で3つのスタブチューナを有する構
成である。
【0010】更に、924、925はマイクロ波発振器
911、912のアンテナ、926はマイクロ波発振器
911が発生するy方向のマイクロ波の電界強度分布、
927はマイクロ波発振器912が発生するx方向のマ
イクロ波の電界強度分布、929はレーザ媒質ガスであ
る。
【0011】まず、図8及び図9に示すように、マイク
ロ波発振器911,912から発生したマイクロ波(発
振周波数は各々2.45GHz±0.1GHz)は、導
波管913,914を伝播し、整合器922、923で
整合を取られる。
【0012】ここで、導波管913,914は、互いに
レーザ管915の位置において交差するが、特にここで
は直交している。
【0013】そして、レーザ管915の位置においてマ
イクロ波発振器911とマイクロ波発振器912からの
マイクロ波は電界方向が直交している。
【0014】よって、2つのマイクロ波発振器911,
912から発振されたマイクロ波は、進行方向が互いに
直交しており、かつそれらの電界の振動方向(電界ベク
トルの方向)も互いに直交している。
【0015】このように直交する2つのマイクロ波電界
により、レーザ管915の中のレーザ媒質ガス929
(比率4:24:72のCO2,N2,Heの混合ガスで
圧力は60Torr程度)を放電励起させ、全反射鏡9
17と出力鏡916より構成される光共振器から、レー
ザ光がz軸方向に出力される。
【0016】ここで、マイクロ波については、図9のy
方向電界分布926とx方向電界分布927で示すよう
に、レーザ管915部分が定在波の腹の位置になるよう
にプランジャ918,919,920,921を移動さ
せて調整する。
【0017】放電開始に必要とされる電界強度は約1k
V/cmとされているが、1kWのマイクロ波の進行波
の場合、電界強度は最大でも約500V/cm程度なの
で、放電開始には不充分である。そこでマイクロ波を定
在波とし、さらに電界強度の最も強い腹の位置がレーザ
管915部分に一致するように調整し、放電開始を行い
やすくする。
【0018】そして、整合器922,923によりマイ
クロ波発振器911,912と放電負荷の最適マッチン
グ状態に調整されている。
【0019】又、図8では明示していないが、レーザ媒
質ガス929は、レーザ管915から配管で引き出さ
れ、冷却後に再度ポンプで注入されるガス冷却循環機構
を設備しており、以下、ここでは、レーザ媒質ガス92
9が高速でレーザ管915内を流れている場合の高速軸
流型レーザ装置に対して、説明を行う。
【0020】さて、図9において、マイクロ波発振器9
11及び912が同時に発振した場合、レーザ管915
にはx方向の電界およびy方向の電界が同時に印加され
る。
【0021】マイクロ波発振器911と912は、別個
のマイクロ波発振器であるため、2.45GHzで発振
しても正確には同一周波数では発振せず、数MHz以上
の発振周波数の差がある。
【0022】2つの電界の振動周波数が異なる場合、位
相差δは時間により変化する。この時、x方向の電界ベ
クトルとy方向の電界ベクトルとの合成ベクトルの描く
軌跡は、δの変化に伴い、円−楕円−直線−楕円−円を
繰り返す。
【0023】この繰り返しの周波数が2つの異なる発振
周波数の差周波数に相当する。すなわち、合成電界は該
当するマイクロ波の周波数(本実施例では2.4GHz
から2.5GHzまで)で回転振動し、さらにこの回転
が異なる2つの周波数の差周波数(最大で0.1GH
z)で状態変化する。
【0024】そして、発振周波数の差周波数に対応し
て、合成電界の方向は、2次元空間の全ての方向を向く
ため、放電領域は全体として2次元的に広がり、実質的
に断面が円形状の均一な放電領域が実現する。
【0025】しかし、このようにレーザ管の径方向の放
電の均一化を行うと、マイクロ波入力を増加させてゆく
に従い、放電が徐々にレーザ管915の管壁に集中する
現象が発生する。
【0026】図10は、レーザ管径方向輝度分布の概略
図を示し、マイクロ波入力の小さい順に(a)、
(b)、(c)で示しており、oは管央位置、pは管壁
位置をそれぞれ示している。
【0027】放電の管壁への集中は、レーザ管が誘電体
であるため、マイクロ波電界はレーザ管に集中しやす
く、マイクロ波入力が増加すると、さらにその傾向は強
められるからである。
【0028】図10(c)は、この集中現象が最も進行
した状態を示し、放電は管壁にしか存在しない。
【0029】このような状態では、充分なレーザ発振が
得られない。更に、軸方向の放電に対して、何らの制御
手段も有していないため、以下に説明するような放電の
不安定現象が発生する。
【0030】図11(a)は、導波管内のz方向のマイ
クロ波電界強度分布と、その時の放電ガスの位置を示す
図である。
【0031】ここで、930はガス流の方向、931は
風上領域、932は風下領域、933はz方向の電界強
度分布、934は放電ガスを示す。
【0032】この場合、電界のz方向の最大強度位置
は、導波管の中心部に位置し、結果、電界強度分布93
0は、左右に対称な正弦波状の分布となる。
【0033】そして、放電ガス934は、電界の最大強
度位置が存在する導波管の中心部付近に位置している。
【0034】図11(b)は、図11(a)が示すある
瞬間から一定時間Δtが経った時の、z方向のマイクロ
波電界強度分布と、放電ガスの位置を示す図である。
【0035】ここで、935はz方向の電界強度分布、
936は放電ガスを示す。図11(b)を図11(a)
と比較して、電界強度分布933は電界強度分布935
と全く同じであるが、時間Δtが経過したことにより、
放電ガス934はガス流によって風下へと移動し、放電
ガス936となっていることがわかる。
【0036】なお、通常放電ガス936は、移動する過
程で熱せられて膨脹しており、よりマイクロ波エネルギ
ーを吸収しやすい状態になっている。
【0037】図11(b)の状態において、新たな放電
が発生する場合を考える。ここで、放電について考えて
みると、電界強度が最大となる位置にて放電は発生しよ
うとするが、電界強度最大位置よりも風下側近傍に、マ
イクロ波を吸収しやすい放電ガス936が存在してお
り、更にそこでの電界強度も比較的大きいことから、放
電が発生しやすい部分が2ヵ所存在することになり、新
たに発生する放電は、位置的に非常に不安定なものとな
るのである。
【0038】以上のような放電状態の変化は、レーザ出
力の悪化につながり、高く安定したレーザ出力が求めら
れる場合には望ましくはないため、ユーザがより一層の
性能向上を望むのであれば、改善が求められる性質のも
のである。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】つまり、従来の構成で
は、レーザ管径方向の放電がレーザ管壁に集中してしま
い、レーザ発振の効率と出力が低下するという課題を有
していた。
【0040】さらにはレーザ管軸方向の放電が位置的に
不安定なものであるため、レーザ出力も不安定になる課
題を有していた。
【0041】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、レーザ管径方向並びに軸方向の電界の強度分布を制
御して、レーザ発振の効率及び出力が大きく、安定なマ
イクロ波励起ガスレーザ装置を提供することを目的とす
る。
【0042】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、導波管内に設けた放電管中のレーザ媒質
ガスを、マイクロ波により放電励起して、レーザ発振を
おこなうマイクロ波励起ガスレーザ装置であって、前記
マイクロ波により発生した電界の強度分布を制御する電
界強度分布制御手段を有するマイクロ波励起ガスレーザ
装置である。
【0043】更に、前記マイクロ波励起ガスレーザ装置
が、前記被励起ガス媒質がレーザ管内を高速に流れ得る
高速軸流型ガスレーザ装置であって、前記導波管内のレ
ーザ管を管軸方向に二等分したときのガス媒質流の風下
側の前記管軸方向の電界強度変化率が、前記電界強度分
布制御手段によって、前記レーザ管を管軸方向に二等分
したときのガス媒質流の風上側の前記管軸方向の電界強
度変化率よりも大きくなる箇所が少なくとも1箇所は存
在するマイクロ波励起ガスレーザ装置であってもよい。
【0044】そして、前記マイクロ波励起ガスレーザ装
置が、前記被励起ガス媒質がレーザ管内を高速に流れ得
る高速軸流型ガスレーザ装置であって、電界強度分布制
御手段により、前記レーザ管軸方向の電界強度分布の最
大強度位置が、前記レーザ管を管軸方向に二等分したと
きのガス媒質流の風下側に位置することが好適である。
【0045】この場合、前記電界強度分布制御手段が、
導電部材であってもよい。そして、前記導電部材は複数
であり、それらの電位が互いに実質的に等しいことが好
適である。
【0046】一方で、前記電界強度分布制御手段は、前
記被励起ガス媒質が収納されたレーザ管内の放電に不要
な電界を除去することが好適である。
【0047】この場合、前記電界強度分布制御手段が、
前記レーザ管を取り巻く形状を有する導電体筒であって
もよい。
【0048】更に、前記マイクロ波を導波する導波管は
マイクロ波が交差する交差部を有する交差型導波管であ
って、前記被励起ガス媒質が収納されたレーザ管の径方
向の電界強度分布を、前記電界強度分布制御手段によっ
て制御することを特徴とするマイクロ波励起ガスレーザ
装置であってもよい。
【0049】この場合、前記電界強度分布制御手段が、
導電部材であることが好適である。そして、前記導電部
材はで複数あり、それらの電位が互いに実質的に等しい
ことが好適である。
【0050】また、前記レーザ媒質ガスが、CO2ガス
を含むマイクロ波励起ガスレーザ装置であってもよい。
【0051】
【作用】以上の構成により、マイクロ波放電は、径方
向、軸方向ともに安定なものが得られ、高効率、高出力
で且つ安定なレーザ発振が得られる。
【0052】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0053】図1は、本発明の第1の実施例を示す直交
型導波管の断面図である。図1において、10は空洞共
振器、11、12はマイクロ波発振器、13、14は導
波管、15はレーザ管、18から21はプランジャ、2
2、23は整合器で3つのスタブチューナを有する構成
である。
【0054】更に、24、25はマイクロ波発振器1
1、12のアンテナ、26はマイクロ波発振器11が発
生するy方向のマイクロ波の電界強度分布、27はマイ
クロ波発振器12が発生するx方向のマイクロ波の電界
強度分布、29はレーザ媒質ガスで、30はレーザ管の
周囲に対称な配置とされながら、導波管底面及び側面と
電気的に接続され、電位が互いに実質的に等しく設置さ
れた導電部材である。
【0055】図2は、図1中の導波管13の内部を横方
向に投影した部分図である。図2において、図1と同じ
部分は同一の番号を付したが、31は放電、32は風上
領域、33は風下領域、34はガス流の方向、39は導
電部材の長さ、40は導電部材の厚さである。
【0056】以上のように構成されたマイクロ波励起ガ
スレーザ装置において、特に大出力を要求されるCO2
レーザ装置を想定して以下の動作の説明を行うが、レー
ザ媒質ガスを変えれば他の種類のガスレーザとしても機
能することはいうまでもない。 例えば、COガスレー
ザ、N2 ガスレーザ、希ガスレーザ、金属蒸気レーザ、
He−Neレーザ、イオンレーザ等にも適用可能であ
る。
【0057】図1において、縦方向及び横方向の動作は
基本的に同一であるため、ここでは導波管13にのみ注
目し、説明を行う。
【0058】図1に示すように、マイクロ波発振器11
から発生したマイクロ波(2.45GHz±0.05G
Hz)は、アンテナ24を経て導波管13を伝播し、整
合器22で整合をとられて、レーザ管15の中のレーザ
媒質ガス29(CO2,N2,Heの混合ガスで比率は
4:24:72の圧力60Torr程度)を放電励起さ
せ、図示はしていないが、レーザ管15の両端にそれぞ
れ存在する全反射鏡と出力鏡よりなる光共振器からレー
ザ光が出力される。
【0059】また、レーザ媒質ガス29は、図示はして
いないが、ファンによってレーザ管15を含む閉管路内
を循環している。
【0060】また、マイクロ波については、図1に示す
ように、レーザ管15の部分にマイクロ波定在波の腹位
置が来るように、プランジャ18、19を調整する。
【0061】更に、整合器22は、マイクロ波発振器1
1からのマイクロ波出力が、レーザ管15の負荷、及び
導電部材30により制御された電界による放電31の負
荷と最適マッチングできるように調整されている。
【0062】そして、導電部材30による電界強度分布
の制御の変化は、導電部材の長さ39や厚さ40の寸法
を変化させることにより行う。
【0063】以下、更に、本実施例における導電部材3
0の効果について、詳細に説明する。
【0064】図3(a)は、図2における、導波管内の
z方向のマイクロ波電界強度分布と、その時の放電ガス
の位置を示す図である。
【0065】ここで、35はz方向電界強度分布、36
は放電ガスを示す。導電部材30が風下領域33に位置
していることにより、電界の最大強度位置は風下側に移
動し、電界強度分布35は、左右に非対称な、風下方向
へ倒れた分布形状となる。
【0066】また、放電ガス36は、電界の最大強度位
置が存在する風下領域33に位置している。 図3
(b)は、図3(a)が示すある瞬間から一定時間Δt
が経った時の、z方向のマイクロ波電界強度分布と、放
電ガスの位置を示す図である。
【0067】ここで、37はz方向電界強度分布、38
は放電ガスを示す。図3(b)を図3(a)と比較し
て、電界強度分布37は電界強度分布35と全く同じで
あるが、時間Δtが経過したことにより、放電ガス36
はガス流によって風下へと移動し、放電ガス38とな
る。
【0068】図3(b)においては、風下領域33での
電界強度分布37の傾斜が大きい、すなわち電界強度変
化率が大きいため、放電ガス38が位置している部分の
電界強度は、従来例に述べた図11(b)における電界
強度935よりも小さく、放電ガス38に及ぼされる電
界の影響は小さい。
【0069】このような状態の時に、新たな放電が発生
する場合を考える。電界強度が最大となる位置にて放電
は発生しようとするが、電界強度最大位置よりも風下側
近傍に、マイクロ波を吸収しやすい放電ガス38が存在
していることは、従来例と同じである。
【0070】しかし、そこでの電界強度は、低減化され
ているために、新たな放電は電界強度最大位置にて確実
に発生することになり、位置的に安定な放電を得ること
ができる。
【0071】このように、導電部材によるレーザ管軸方
向の電界強度分布の制御を行うことにより、安定な放電
を実現することが可能となった。
【0072】以下、本発明者が行った確認実験の内容を
示す。導波管断面のz方向の寸法は95mm、y方向の
寸法は45mmである。
【0073】導電部材30の材質はアルミニウムで、長
さ40は40mm、厚さ39は10mmのものを用い
た。
【0074】また、レーザ管15の内径は25mm、外
径は28mmで、レーザ媒質ガスは管内を約300m/
sで流れている。
【0075】この条件下でレーザ媒質ガスをマイクロ波
により放電励起して、レーザ発振を行ったところ、制御
を行わなかった場合、マイクロ波入力1070W(レー
ザ出力205W、発振効率19.2%)にて出力が飽和
していたのが、導電部材により制御を行うことによっ
て、マイクロ波入力1445W(レーザ出力273W、
発振効率18.9%)まで出力飽和入力値が向上した。
【0076】ところで、導電部材の効果は、本実施例に
述べた軸方向の電界強度分布を制御するだけではなく、
後述するように、径方向の電界強度分布を制御する役割
も併せ持っている。
【0077】よって、上記導電部材を用いたことによる
レーザ出力飽和値の向上は、実施例3に詳述する、導電
部材の径方向の電界強度分布制御との相乗効果であると
考えられる。
【0078】なお、本実施例では、図1、図2に図示し
たように、レーザ管の周囲に対称な配置となるよう、斜
め45度方向に4個の導電部材を用いたが、レーザ管の
周囲に非対称配置となる導電部材を用いても、本実施例
にて説明したものと同様な効果が得られることはもちろ
んである。
【0079】さらに、導電部材の配置位置は、レーザ管
の上下左右に位置しても、本実施例にて説明したものと
同様な効果が得られることは、いうまでもない。
【0080】さらに、導電部材の個数は、場合により1
個以上3個以下、または5個以上であっても、本実施例
にて説明したものと同様な効果が得られることはむろん
である。
【0081】なお、本実施例では、直交型導波管を用い
て説明を行ったが、どのようなタイプの導波管の場合に
おいても同様な効果が得られることはもちろんである。
【0082】そして、この導波管に関する効果に関して
は、以下に述べる実施例においても同様である。
【0083】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0084】図4は、本発明の第2の実施例を示す直交
型導波管の部分断面図であり、第1の実施例の図1に対
応する。
【0085】図5は、図4中の導波管13の内部を横方
向に投影した部分図であり、第1の実施例の図2に対応
する。
【0086】図4、図5において、図1、図2と対応す
る部分は同一の番号を付したが、50は導電体筒、51
は放電、58は導電体筒の長さ、59は導電体筒の直径
である。
【0087】また、本実施例では導電体筒の代表的な形
状として、直円筒を用いている。以上のように構成され
た本実施例の装置は、第1の実施例の装置とは、導電部
材30の代わりに、導電体筒50がレーザ管の周囲に配
置されただけで、その他の構成は全く同一である。
【0088】そして、導電体筒50による電界強度分布
の制御の変化は、導電体筒の長さ58や直径59の寸法
を変化させることにより行う。
【0089】マイクロ波放電が発生するに至る基本的動
作は、実施例1に全く同一であるため、以下、本実施例
における導電体筒50の効果について、詳細に説明す
る。
【0090】図6(a)は、図5における、導波管内の
z方向のマイクロ波電界強度分布と、その時の放電ガス
の位置を示す図である。
【0091】ここで、52は導電体筒内z方向電界強度
分布、53は導電体筒外z方向電界強度分布、54は放
電ガスを示す。
【0092】導電体筒の外部の電界強度分布53は、図
11(a)、(b)と同様に、z方向の電界最大強度位
置が、導波管の中心部に位置し、左右に対称な正弦波状
の分布となる。
【0093】一方、導電体筒の内部の電界強度分布52
は、導電体筒の直径59がマイクロ波のカットオフ波長
よりも短い場合、導電体筒50の内部にはマイクロ波は
進入できないため、図示したように、導電体筒50の入
口までは外部の電界強度と同一であり、内部では電界が
存在しない分布となる。
【0094】また、放電ガス54は、電界の最大強度位
置が存在する導波管の中心部付近に位置している。
【0095】図6(b)は、図6(a)が示すある瞬間
から一定時間Δtが経った時の、z方向のマイクロ波電
界強度分布と、放電ガスの位置を示す図である。
【0096】ここで、55は導電体筒内z方向電界強度
分布、56は導電体筒外z方向電界強度分布、57は放
電ガスを示す。
【0097】図6(b)を図6(a)と比較して、電界
強度分布55、56は電界強度分布52、53と全く同
じであるが、時間Δtが経過したことにより、放電ガス
54はガス流によって風下へと移動し、放電ガス57と
なる。
【0098】図6(b)においては、導電体筒50の入
口において、電界が不連続に消滅する(すなわち電界強
度変化率が無限大である。)ため、放電ガス57には電
界の影響は、ほとんど及ぼされない。
【0099】このような状態の時に、新たな放電が発生
する場合を考える。電界強度が最大となる位置にて放電
は発生しようとするが、電界強度最大位置よりも風下側
近傍に、マイクロ波を吸収しやすい放電ガス57が存在
していることは、従来と同じである。
【0100】しかし、放電ガス57には電界の影響は、
ほとんど及ばされないため、新たな放電は、電界強度最
大位置にて確実に発生することになり、位置的に安定な
放電を得ることができる。
【0101】このように、導電体筒50により、不要な
電界を除去することで、安定な放電を実現することが可
能である。
【0102】そこで、以下に示す条件下で実験を行い、
導電部材の効果を確認した。導波管断面のz方向の寸法
は実施例1に同じく、95mm、y方向の寸法は45m
mである。
【0103】導電体筒50の材質はアルミニウムで、長
さ58は30mm、直径59は30mmのものを用い
た。
【0104】また、レーザ管15の内径は25mm、外
径は28mmで、レーザ媒質ガスは管内を約300m/
sで流れている。
【0105】この条件下でレーザ媒質ガスをマイクロ波
により放電励起して、レーザ発振を行ったところ、制御
を行わなかった場合、マイクロ波入力1070W(レー
ザ出力205W、発振効率19.2%)にて出力が飽和
していたのが、導電体筒により制御を行うことによっ
て、マイクロ波入力1282W(レーザ出力242W、
発振効率18.9%)まで出力飽和入力値が向上した。
【0106】なお、本実施例では、導電体筒の形状とし
て、直円筒を用いたが、角筒、テーパ筒、直円筒とテー
パ筒とが合成された筒等であっても一向にかまわない。
【0107】なお、本実施例では、風下領域にのみ導電
体筒を設けた場合の説明を行ったが、不要な電界を除去
することを目的としているのであれば、場合により、風
上領域に導電体筒を設置しても、同様な効果が得られる
場合があることはいうまでもない。
【0108】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0109】本実施例では、図1の構成を基本としなが
ら考察をする。第1の実施例では、導電部材30の効果
として、導電部材によるレーザ管軸方向の電界強度分布
の制御を行うことにより、安定な放電を実現することに
ついて述べた。
【0110】ここでは、導電部材30の所有する、別の
効果について、以下、詳細に説明する。
【0111】従来例において、導電部材がレーザ管の周
囲に存在しない図9が示す状態での放電は、基本的に断
面が円形状の均一な放電領域であることは既に述べたと
ころであるが、しかし、この場合、レーザ管が誘電体で
あるため、電界がレーザ管壁に集中し、その結果、放電
もレーザ管壁に集中してしまい、充分なレーザ発振が得
られない。
【0112】図7は、図1のレーザ管周辺部の部分拡大
図である。図7において、前述の図面と同じ部分は同一
の番号を付したが、60は導電部材エッジ部、61は放
電、62は強い放電である。
【0113】さて、通常、電気力線は、鋭利な形状を持
つ部分に集中することが知られており、本実施例の場
合、マイクロ波電界は、導電部材30のエッジ部60に
集中する。
【0114】そのため、レーザ管15の内部に与えられ
るマイクロ波電界は、レーザ管径方向平面の右上、右
下、左上、左下がそれぞれ強いものとなる。
【0115】それに従い、放電61の内部には、電界強
度の強い位置に強い放電62が発生することになる。
【0116】このような構成において、管壁の一部に強
い放電箇所を作り出すと、管壁全体への放電の集中が緩
和されることが確認された。
【0117】これは、以下のような理由によると考えら
れる。図10(c)が示すような断面を持つ放電状態、
すなわちレーザ管の壁面にしか放電が存在しない状態で
は、放電そのものが、実施例2に述べた導電体筒と同様
な役割を担ってしまい、マイクロ波電界は、レーザ管の
中央に達することができない。
【0118】この現象は、放電が管壁部に、均一に集中
するために発生する。そこで、管壁の一部にマイクロ波
電界が集中するような措置を施すと、放電は管壁部に均
一に発生するのではなく、電界が集中している箇所に偏
ることになる。
【0119】そして、マイクロ波電界は放電自身に妨げ
られる割合が低減され、レーザ管の中央まで達すること
ができる。
【0120】このように、導電部材によるレーザ管径方
向の電界強度分布の制御を行うことにより、放電の管壁
部への均一な集中を抑制することが可能である。
【0121】そこで、以下に示す条件下で実験を行い、
導電部材の効果を確認した。導電部材30の材質はアル
ミニウムで、長さ40は40mm、厚さ39は10mm
のものを用いた。
【0122】また、レーザ管15の内径は25mm、外
径は28mmで、レーザ媒質ガスは管内を約300m/
sで流れている。
【0123】この条件下でレーザ媒質ガスをマイクロ波
により放電励起して、レーザ発振を行ったところ、制御
を行わなかった場合、マイクロ波入力1070W(レー
ザ出力205W、発振効率19.2%)にて出力が飽和
していたのが、導電部材により制御を行うことによっ
て、マイクロ波入力1445W(レーザ出力273W、
発振効率18.9%)まで出力飽和入力値が向上した。
【0124】なお、強い放電62を制御する場合には、
導電部材の厚さ39を変化させて、導電部材エッジ部6
0とレーザ管15との距離を調節すればよい。
【0125】また、導電部材エッジ部60が鋭利である
ほど、強い放電62は強く、鈍くなるに従って、強い放
電62は徐々に弱いものとなる。
【0126】なお、本実施例では、図1及び図7に図示
したように、レーザ管の周囲に対称な配置となるよう、
斜め45度方向に4個の導電部材を用いたが、レーザ管
の周囲に非対称配置となる導電部材を用いても、本実施
例にて説明したものと同様な効果が得られることは、い
うまでもない。
【0127】さらに、導電部材の配置位置は、レーザ管
の上下左右に位置しても、本実施例にて説明したものと
同様な効果が得られることは、むろんである。
【0128】さらに、導電部材の個数は、場合により1
個以上3個以下、または5個以上であっても、本実施例
にて説明したものと同様な効果が得られることは、もち
ろんである。
【0129】なお、以上のすべての実施例において、導
波管は、矩形導波管であっても円筒導波管であってもい
ずれでも可能である。
【0130】そして、矩形導波管内を伝播するマイクロ
波は、TEm0モードであり、円筒導波管内を伝播するマ
イクロ波は、TE11モードである。
【0131】また、以上の全実施例において、整合器は
2スタブチューナ、3スタブチューナ、EHチューナの
いずれかの形態を取り得る。
【0132】また、以上の全実施例において、空洞共振
器は、金属導体を母材とすると好適である。
【0133】また、以上の全実施例において、レーザ管
が、マイクロ波を透過する誘電体を母材とすると好適で
ある。
【0134】そして、この誘電体には、石英ガラス、耐
熱強化ガラス、アルミナ等が使用し得る。
【0135】また、以上の全実施例において、マイクロ
波発振器として、マグネトロンを好適に使用し得る。
【0136】また、以上の全実施例において、レーザ媒
質ガスは、COガス、CO2 ガス、N2 ガス、金属蒸
気、希ガス、ハロゲンガスのうち少なくとも1つを含ん
でいることが可能である。
【0137】また、以上の全実施例において、レーザ媒
質ガスがレーザ管、ガス循環ポンプ、熱交換器、ガス配
管により構成されるガス循環器系により循環せしめられ
ることも可能である。
【0138】
【発明の効果】以上のように本発明は、導波管内部に設
置されたレーザ管周囲に、電界強度分布制御手段を用い
ることで、放電の安定化を実現できる。
【0139】この結果、高出力・高効率で安定なレーザ
発振が可能なマイクロ波励起ガスレーザ装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図
【図2】同第1の実施例の導波管内部の部分投影図
【図3】同第1の実施例の導波管内部のマイクロ波電界
強度分布と放電ガス位置を示す図
【図4】同第2の実施例の断面図
【図5】同第2の実施例の導波管内部の部分投影図
【図6】同第2の実施例の導波管内部のマイクロ波電界
強度分布と放電ガス位置を示す図
【図7】同第3の実施例のレーザ管周辺部の拡大断面図
【図8】従来の装置の斜視図
【図9】従来の装置の断面図
【図10】従来の技術のレーザ管径方向放電輝度分布の
概略図
【図11】従来の技術の導波管内部のマイクロ波電界強
度分布と放電ガス位置を示す図
【符号の説明】
10 空洞共振器 11 マイクロ波発振器 12 マイクロ波発振器 13 導波管 14 導波管 15 レーザ管 18 プランジャ 19 プランジャ 20 プランジャ 21 プランジャ 22 整合器 23 整合器 24 アンテナ 25 アンテナ 26 y方向電界強度分布 27 x方向電界強度分布 29 レーザ媒質ガス 30 導電部材 31 放電 32 風上領域 33 風下領域 34 ガス流の方向 35 z方向電界強度分布 36 放電ガス 37 z方向電界強度分布 38 放電ガス 50 導電体筒 51 放電 52 導電体筒内z方向電界強度分布 53 導電体筒外z方向電界強度分布 54 放電ガス 55 導電体筒内z方向電界強度分布 56 導電体筒外z方向電界強度分布 57 放電ガス 60 導電部材エッジ部 61 放電 62 強い放電 910 空洞共振器 911 マイクロ波発振器 912 マイクロ波発振器 913 導波管 914 導波管 915 レーザ管 916 出力鏡 917 全反射鏡 918 プランジャ 919 プランジャ 920 プランジャ 921 プランジャ 922 整合器 923 整合器 924 アンテナ 925 アンテナ 926 y方向電界強度分布 927 x方向電界強度分布 929 レーザ媒質ガス 930 ガス流の方向 931 風上領域 932 風下領域 933 z方向電界強度分布 934 放電ガス 935 z方向電界強度分布 936 放電ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 実 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導波管内に設けたレーザ管中のレーザ媒
    質ガスを、前記導波管に導入したマイクロ波により放電
    励起して、レーザ発振をおこなうマイクロ波励起ガスレ
    ーザ装置であって、前記マイクロ波により発生した電界
    の強度分布を制御する電界強度分布制御手段を有するマ
    イクロ波励起ガスレーザ装置。
  2. 【請求項2】 マイクロ波励起ガスレーザ装置が、被励
    起ガス媒質がレーザ管内を高速に流れ得る高速軸流型ガ
    スレーザ装置であって、導波管内のレーザ管を管軸方向
    に二等分したときのガス媒質流の風下側の前記レーザ管
    の管軸方向の電界強度変化率が、電界強度分布制御手段
    によって、前記レーザ管を管軸方向に二等分したときの
    ガス媒質流の風上側の前記管軸方向の電界強度変化率よ
    りも大きくなる箇所が少なくとも1箇所は存在する請求
    項1記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  3. 【請求項3】 マイクロ波励起ガスレーザ装置が、被励
    起ガス媒質がレーザ管内を高速に流れ得る高速軸流型ガ
    スレーザ装置であって、電界強度分布制御手段により、
    前記レーザ管の管軸方向の電界強度分布の最大強度位置
    が、前記レーザ管を管軸方向に二等分したときのガス媒
    質流の風下側に位置する請求項1記載のマイクロ波励起
    ガスレーザ装置。
  4. 【請求項4】 電界強度分布制御手段が、導電部材であ
    る請求項1から3のいずれか記載のマイクロ波励起ガス
    レーザ装置。
  5. 【請求項5】 導電部材は複数であり、それらの電位が
    互いに実質的に等しい請求項4記載のマイクロ波励起ガ
    スレーザ装置。
  6. 【請求項6】 電界強度分布制御手段は、被励起ガス媒
    質が収納されたレーザ管内の放電に不要な電界を除去す
    る請求項1記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  7. 【請求項7】 電界強度分布制御手段が、レーザ管を取
    り巻く形状を有する導電体筒である請求項6記載のマイ
    クロ波励起ガスレーザ装置。
  8. 【請求項8】 マイクロ波を導波する導波管はマイクロ
    波が交差する交差部を有する交差型導波管であって、被
    励起ガス媒質が収納されたレーザ管の径方向の電界強度
    分布を、電界強度分布制御手段によって制御する請求項
    1記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  9. 【請求項9】 電界強度分布制御手段が、導電部材であ
    る請求項8記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  10. 【請求項10】 導電部材は複数であり、それらの電位
    が互いに実質的に等しい請求項9記載のマイクロ波励起
    ガスレーザ装置。
  11. 【請求項11】 レーザ媒質ガスが、CO2ガスを含む
    請求項1から10のいずれか記載のマイクロ波励起ガス
    レーザ装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237181A (ja) * 1989-03-10 1990-09-19 Mitsubishi Electric Corp 気体レーザ装置
JPH02246178A (ja) * 1989-03-20 1990-10-01 Mitsubishi Electric Corp 気体レーザ装置
JPH02288382A (ja) * 1989-04-28 1990-11-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザー装置

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