JPH08263870A - 光ピックアップ及び該光ピックアップの組立方法 - Google Patents

光ピックアップ及び該光ピックアップの組立方法

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JPH08263870A
JPH08263870A JP6262495A JP6262495A JPH08263870A JP H08263870 A JPH08263870 A JP H08263870A JP 6262495 A JP6262495 A JP 6262495A JP 6262495 A JP6262495 A JP 6262495A JP H08263870 A JPH08263870 A JP H08263870A
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JP
Japan
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objective lens
driving device
optical axis
laser beam
lens driving
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Withdrawn
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JP6262495A
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English (en)
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Makoto Saito
誠 斉藤
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズの光軸の傾きを調整した後に、機
械的な衝撃や温度変化により対物レンズの光軸ずれを起
こさない光ピックアップ及び該光ピックアップの組立方
法を提供することを目的とする。 【構成】 対物レンズの光軸の傾き調整後、溶接によっ
て対物レンズ駆動装置と基台部とを互いに固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
光スポットを照射して、光学的に情報の記録及び/又は
再生を行う光学的情法記録再生装置における光ピックア
ップ及び該光ピックアップの組立方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録再生装置において、
正確に情報の記録/再生を行うためには、対物レンズの
性能を最大限に発揮させるため、対物レンズの光軸をデ
ィスク面に対して垂直に合わせる必要があった。
【0003】又、このような対物レンズの光軸の傾きを
調整する機構としては、図3に示されるような球面座を
用いたものが一般的である。具体的には、対物レンズ駆
動装置2と基台部3が互いに接する面に、対物レンズ1
の光軸上であって対物レンズの中心付近に中心を有する
球面12、13を形成し、対物レンズ駆動装置2と基台
部3の互いに接する両面での摺動により対物レンズの光
軸の傾きを調整するものである。
【0004】又、上述の調整機構にて対物レンズの光軸
の傾きを調整した後には、図4に示されるように、調整
用のネジ部に紫外線硬化樹脂やエポキシ樹脂等の接着剤
を塗布して、ネジの緩みを防止するか、或いは対物レン
ズ駆動装置と基台部との球面座における接触部近傍に接
着剤を注入、塗布して、対物レンズ駆動装置と基台部と
を互いに固定することにより、調整された位置が機械的
衝撃や温度変化によりずれを起こさないようにするのが
一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に接着剤は、硬化後の温度、湿度による環境変化や、経
時変化に対して全く影響を受けないとは言い難い物性を
有している。そのため、機械的衝撃や温度変化によりず
れを起こす可能性があり、装置の信頼性上問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決するためになされたものであり、対物レンズの光軸
の傾きを調整した後に、機械的な衝撃や温度変化により
対物レンズの光軸ずれを起こさない光ピックアップ及び
該光ピックアップの組立方法を提供することを目的とす
る。
【0007】そして、上記目的は、対物レンズを少なく
とも該対物レンズの光軸に沿う方向に移動させる対物レ
ンズ駆動装置と、前記対物レンズ駆動装置を支持する基
台部と、前記対物レンズの光軸の傾き調整を、前記基台
部に対する前記対物レンズ駆動装置の姿勢を調整するこ
とにより行う調整機構とを備え、前記対物レンズ駆動装
置と基台部とは溶接によって互いに固着されていること
を特徴とする光ピックアップによって達成される。
【0008】又、対物レンズを少なくとも該対物レンズ
の光軸に沿う方向に移動させる対物レンズ駆動装置と、
前記対物レンズ駆動装置を支持する基台部と、前記対物
レンズの光軸の傾き調整を、前記基台部に対する前記対
物レンズ駆動装置の姿勢を調整することにより行う調整
機構とを備える光ピックアップの組立方法において、前
記調整機構により前記光軸の傾きを調整した後、前記対
物レンズ駆動装置と基台部とを溶接によって互いに固着
することによって達成される。
【0009】
【作用】本発明においては、対物レンズの光軸傾きを調
整した後に、対物レンズ駆動装置と基台部とを、例えば
レーザ溶接や電気溶接等により溶接しているために、接
着剤等による固着に比べ対物レンズ駆動装置と基台部と
を強固に固着することが可能となった。
【0010】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明の第1実施例を示す。図
1において、1は対物レンズ、2は対物レンズを光軸方
向(フォーカシング方向)及び/又は光軸と直交する方
向(トラッキング方向)に移動させるアクチュエータを
備える、底部が純鉄で構成される対物レンズ駆動装置、
3は前記対物レンズ駆動装置を支持する、例えば、亜鉛
ダイキャスト、アルミダイキャストからなる基台部、4
a,bはコイルバネ、5は溶接部、6は先端を対物レン
ズ駆動装置にねじ込まれた複数の調整用ネジ、7は対物
レンズの中心、8は対物レンズの光軸、9は光スポッ
ト、10は、溶接部に5〜10ジュール程度の熱量を供
給できる強度の溶接用のレーザ光、11はレーザ光10
を0.5μm程度に集束させるレンズ、12は対物レン
ズ駆動装置の底部に設けられた、中心を対物レンズ中心
7近傍で且つ光軸8上に持つ凸状の球面、13は球面1
2に対向する基台部上部に設けられた、中心を対物レン
ズ中心7近傍で且つ光軸8上に持つ凹状の球面である。
【0011】尚、球面12と13とは互い接し、両面で
の摺動により対物レンズの光軸傾きを調整できる。即
ち、球面12と13により球面座が構成されている。
【0012】又、基台部3は後述する溶接用のレーザ光
を溶接部近傍に照射できるように、又、レーザ光照射に
よって発生した熱を効率よく溶接部に伝達できるよう
に、球面13の裏側にレーザ光通過用の穴部を設けると
共に球面部における肉厚を0.1〜1mm程度にしてあ
る。
【0013】次に、本発明の光ピックアップの組立方法
について説明する。
【0014】図1の構成において、対物レンズ1の光軸
の傾き調整は、調整ネジ6の各々をドライバー等により
回し込み、基台部3に対する対物レンズ駆動装置2の姿
勢を調整することにより、即ち、球面12と13とを互
いに摺動させることによって行う。
【0015】尚、対物レンズ駆動装置2と基台部3の夫
々に設けられた球面同士は、コイルバネ4bによる対物
レンズ駆動装置2を基台部3側に引っ張る力と、コイル
バネ4aによる対物レンズ駆動装置2を基台部3から押
し上げる力との釣り合いで離れないように構成されてい
る。
【0016】次に、対物レンズ1の光軸の傾き調整が終
了した後、集束したレーザ光を基台部裏側から入射し、
球面13の裏面に照射する。このとき、球面12と球面
13のレーザ光照射部近傍はレーザ光の熱によって溶融
し、その後の冷却によって溶接される。これによって、
対物レンズ駆動装置と基台部とは互いに固着される。
【0017】尚、溶接部位は1点でも他点でも、又、線
状でも面状でもかまわない。又、溶接も本実施例におい
てはレーザ溶接を用いたが、電気溶接等の他の溶接法で
も溶接可能ならかまわない。
【0018】(第2の実施例)図2は、本発明の第2実
施例を示す。図2において、図1と同一番号を付してあ
る構成は図1の構成と同一のものであり、本実施例では
説明を省略する。
【0019】図2において、14はトラッキングコイ
ル、15はフォーカシングコイル、16は対物レンズ1
を保持する対物レンズホルダー、17は対物レンズホル
ダー16をフォーカシング方向、トラッキング方向に可
動可能に支持するワイヤー、18は純鉄からなるヨーク
を兼ねた対物レンズ駆動装置2の基台部、19は基台部
18に取り付けられる、トラッキングコイル14及びフ
ォーカシングコイル15に磁界を印加するためのマグネ
ット、20は基台部18の材質と類似の材質からなる、
モールド成形によって基台部18に一体的に埋設された
溶接リング、21は記録、再生用の半導体レーザ源、2
2は半導体レーザ源21から出射されたレーザ光を対物
レンズ1に導く跳ね上げミラーである。
【0020】本実施例においては、基台部2はモールド
樹脂によって形成されており、基台部2と対物レンズ駆
動装置2の基台部18とを直接溶接できない構成となっ
ている。そのため、本実施例においては、基台部18と
類似の材質からなる溶接リングを基台部2にモールド成
形によって一体的に埋め込み、光ピックアップの組立時
には、溶接リング20と基台部18とを溶接により固着
することによって対物レンズ駆動装置2と基台部2とを
互いに固着している。
【0021】尚、溶接リングは基台部にモールド成形に
より一体的に埋め込まれた構成でなくとも、別体で組立
時に取り付ける構成でもかまわない。
【0022】又、対物レンズ1の光軸の傾き調整、溶接
手法に関しては、前述の第1実施例と同様のため説明を
省略する。
【0023】上述の各実施例においては、ネジ、バネ等
を用いた構成で対物レンズの光軸の傾き調整を行った
が、それらは構成に組み入れず、専用の治工具を用いて
対物レンズ駆動装置2の姿勢を調整しても良い。又、上
述の各実施例においては、球面座を用いて対物レンズの
光軸の傾き調整を行っているが、他の調整方法でもかま
わない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、対物
レンズの光軸の傾き調整後、溶接によって対物レンズ駆
動装置と基台部とを互いに固着しているために、機械的
衝撃や環境に対する耐久力が従来の接着材等に比べ格段
に向上し、正確に対物レンズの光軸の傾きを調整された
状態を長時間維持することが可能となった。そして、そ
の結果、装置の信頼性を大幅に向上させることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における光ピックアップを
示す断面図。
【図2】本発明の第2実施例における光ピックアップを
示す分解斜示図。
【図3】従来の光ピックアップの構成を示す分解図。
【図4】図3図示の光ピックアップにおける対物レンズ
駆動装置と基台部との固着状態を示す図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 対物レンズ駆動装置 3 基台部 4 コイルバネ 5 溶接部 6 調整用ネジ 7 対物レンズの中心 8 対物レンズの光軸 9 光スポット 10 溶接用レーザ光 11 溶接用レーザ光を集束するレンズ 12 対物レンズ駆動装置側球面 13 基台部側球面 14 トラッキングコイル 15 フォーカシングコイル 16 対物レンズホルダー 17 ワイヤ 18 ヨーク基台部 19 マグネット 20 溶接リング 21 跳ね上げミラー 22 半導体レーザ源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを少なくとも該対物レンズの
    光軸に沿う方向に移動させる対物レンズ駆動装置と、前
    記対物レンズ駆動装置を支持する基台部と、前記対物レ
    ンズの光軸の傾き調整を、前記基台部に対する前記対物
    レンズ駆動装置の姿勢を調整することにより行う調整機
    構とを備え、 前記対物レンズ駆動装置と基台部とは溶接によって互い
    に固着されていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 対物レンズを少なくとも該対物レンズの
    光軸に沿う方向に移動させる対物レンズ駆動装置と、前
    記対物レンズ駆動装置を支持する基台部と、前記対物レ
    ンズの光軸の傾き調整を、前記基台部に対する前記対物
    レンズ駆動装置の姿勢を調整することにより行う調整機
    構とを備える光ピックアップの組立方法において、 前記調整機構を用いて前記光軸の傾きを調整した後、前
    記対物レンズ駆動装置と基台部とを溶接によって互いに
    固着することを特徴とする光ピックアップの組立方法。
JP6262495A 1995-03-22 1995-03-22 光ピックアップ及び該光ピックアップの組立方法 Withdrawn JPH08263870A (ja)

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Effective date: 20020604