JPH08263329A - コンピュータシステムの障害ログ情報取得方式 - Google Patents

コンピュータシステムの障害ログ情報取得方式

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JPH08263329A
JPH08263329A JP7086529A JP8652995A JPH08263329A JP H08263329 A JPH08263329 A JP H08263329A JP 7086529 A JP7086529 A JP 7086529A JP 8652995 A JP8652995 A JP 8652995A JP H08263329 A JPH08263329 A JP H08263329A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障が発生してシステムから切り離された中
央処理部から速やかに障害ログ情報を取得して障害の解
析およびシステムの保守に寄与するコンピュータシステ
ムの障害ログ情報取得方式を提供する。 【構成】 3重以上に多重化して設けられ同一の処理を
実行する中央処理部10、20、30と、各中央処理部
10、20、30の処理結果を比較して多数決により適
当な処理結果を採用する多数決比較部50とを備えるコ
ンピュータシステムにおいて、各中央処理部10、2
0、30に設けられ、障害が発生した場合に該障害に関
する障害ログ情報を他の中央処理部10、20、30に
転送すると共に、障害が発生した中央処理部10、2
0、30から送られた障害ログ情報を受信して出力デー
タとして出力する診断プロセッサ14、24、34と、
各診断プロセッサ14、24、34を相互に接続する通
信バス80とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
において障害が発生した場合に障害ログ情報を出力する
障害ログ情報出力方式に関し、特にCPU等を多重化し
て耐故障性を強化したコンピュータシステムにおける障
害ログ情報出力方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムでは、動作中に障
害が発生して正常な動作ができなくなった場合に、当該
障害に関する障害ログ情報を作成する。ユーザは、この
障害ログ情報を調査することによって障害の原因を解析
し、対応処置を施すことができる。
【0003】ところで、宇宙船や人工衛星等の制御シス
テムや金融システム等のように処理結果の高度な信頼性
を要求されるシステムにおいては、CPU等からなる中
央処理部を3重以上に多重化して同一の処理を実行さ
せ、各中央処理部の処理結果を比較して多数決により適
当な処理結果を採用するコンピュータシステムが実現さ
れている。このようなコンピュータシステムでは、常に
2つ以上(あるいは過半数)のCPUが同一の処理結果
を出力した場合に、当該処理結果を採用するため、処理
結果の信頼性が非常に高くなる。また、1つのCPUが
故障しても他の2つ以上のCPUが処理を続行すること
によって故障に対する耐性を向上させることができる。
このようなコンピュータシステムにおいても、所定のC
PUが故障により正常な動作ができなくなった場合に
は、当該CPUについての障害ログ情報が作成される。
【0004】この種のコンピュータシステムにおいて
は、所定のCPUに障害が発生すると、当該CPUは中
央処理部の多重化から切り離される。このため、採取さ
れた障害ログ情報は、ログファイルへ送られることなく
故障した中央処理部内のメモリに格納されたままであっ
た。そこで、障害ログ情報を取得するため、従来は、デ
バッグ用の端末装置等を接続して中央処理部内のメモリ
に格納されている障害ログ情報を読み出したり、多重化
されている他の中央処理部の通常の動作を終了してから
故障した中央処理部にアクセスして障害ログ情報を取得
しログファイルに格納したりしていた。
【0005】また、主動作用の中央処理部と予備の中央
処理部とを設けて中央処理部の多重化を行い、主動作用
の中央処理部に故障が発生した場合でも予備の中央処理
部が処理を継続することによって耐故障性を向上させた
コンピュータシステムも実現されている。このようなコ
ンピュータシステムにおいても、主動作用の中央処理部
が故障の発生によりシステムから切り離されてしまう場
合には、上記のシステムの場合と同様に、障害ログ情報
は故障した中央処理部のメモリに格納されたままとな
る。したがって、障害ログ情報を取得するため、デバッ
グ用の端末装置を必要としたり、予備の中央処理部によ
る処理の終了を待つ必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンピ
ュータシステムにおける障害口グ情報取得方式では、多
重化された中央処理部のうちの1つのCPUに障害が発
生すると、該CPUを含む中央処理部がシステムから切
り離されるため、採取された障害ログ情報をログファイ
ルへ格納することができなかった。このため、障害の解
析、保守を行う上で迅速な対応がとれないという欠点が
あった。
【0007】また、複数の中央処理部の処理結果を比較
して多数決により適当な処理結果を採用するコンピュー
タシステムにおいては、複数の中央処理部に故障が発生
し、正常に動作している中央処理部が1つのみとなった
場合には、処理結果を採用するための多数決ができなく
なるため、直ちにシステム自体の動作を停止させてい
る。したがって、このような場合には障害口グ情報を取
得することができないという欠点があった。
【0008】本発明は、上記従来の欠点を解消し、故障
が発生してシステムから切り離された中央処理部から速
やかに障害ログ情報を取得して障害の解析およびシステ
ムの保守に寄与するコンピュータシステムの障害ログ情
報取得方式を提供することを目的とする。また、複数の
中央処理部の処理結果を比較して多数決により適当な処
理結果を採用するコンピュータシステムにおいて、正常
に動作している中央処理部が1つのみとなってシステム
自体の動作を停止させた場合にも障害口グ情報を取得し
てシステムの速やかな復旧に寄与するコンピュータシス
テムの障害ログ情報取得方式を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、3重以上に多重化して設けられ同一の処
理を実行する中央処理部と、前記各中央処理部の処理結
果を比較して多数決により適当な処理結果を採用する多
数決比較部とを備えるコンピュータシステムにおいて、
前記各中央処理部に設けられ、前記中央処理部に障害が
発生した場合に、該障害に関する障害ログ情報を他の中
央処理部に転送すると共に、前記障害が発生した中央処
理部から送られた障害ログ情報を受信して出力データと
して出力する診断プロセッサと、前記各中央処理部に設
けられた診断プロセッサを相互に接続する通信バスとを
備える構成としている。
【0010】また、他の態様では、前記多数決比較部
が、2以上の中央処理部に障害が発生し正常に動作して
いる中央処理部が1つのみとなった場合に、該正常に動
作している中央処理部から出力される障害ログ情報だけ
を受け付けるログアウトモードを実行する手段を備える
構成としている。
【0011】また、他の態様では、前記診断プロセッサ
が、中央処理部で発生した障害を検出する障害検出手段
と、発生した障害に関する障害ログ情報を取得するログ
収集手段と、取得した障害ログ情報を前記通信バスを介
して他の中央処理部の診断プロセッサへ転送する診断プ
ロセッサ間転送手段と、他の中央処理部の診断プロセッ
サから受信した障害ログ情報を前記多数決比較部へ出力
するIOP転送手段とを備える構成としている。
【0012】上記目的を達成する他の障害ログ情報取得
方式では、多重化された中央処理部と、障害が発生した
中央処理部をシステムから切り離す手段とを備えたコン
ピュータシステムにおいて、前記各中央処理部に設けら
れ、前記中央処理部に障害が発生した場合に、該障害に
関する障害ログ情報を他の中央処理部に転送すると共
に、前記障害が発生した中央処理部から送られた障害ロ
グ情報を受信して出力データとして出力する診断プロセ
ッサと、前記各中央処理部に設けられた診断プロセッサ
を相互に接続する通信バスとを備える構成としている。
【0013】
【作 用】本発明によれば、各CPUセットに設けら
れ、通信バスで相互に接続された診断プロセッサが、故
障が発生したCPUセットの障害ログ情報を採取し、正
常なCPUセットから出力することにより、速やかに障
害ログ情報を取得することができる。また、複数の中央
処理部の処理結果を比較して多数決により適当な処理結
果を採用するコンピュータシステムにおいて、正常な中
央処理部が1つのみとなった場合に、当該正常な中央処
理部から出力される障害ログ情報だけを受け付けるログ
アウトモードへ移行して障害ログ情報を出力することに
より、正常な中央処理部が1つのみとなったためにシス
テム自体の動作を停止するような場合にも、速やかに障
害ログ情報を取得することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の1実施例にかかる障害ロ
グ情報取得方式を実現するコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。なお、本実施例のコンピュー
タシステムは、複数の中央処理部の処理結果を比較して
多数決により適当な処理結果を採用するコンピュータシ
ステムとし、中央処理部を3重化した場合について説明
する。
【0015】図示のように、本実施例のコンピュータシ
ステムは、中央処理部であるCPUセット10、20、
30と、各CPUセット10、20、30による実行結
果を入力して比較する多数決比較部50と、ログ情報を
格納するログファイル61を含むファイル装置60とを
備える。
【0016】CPUセット10、20、30は、図から
明らかなように同一の構成を有し、同一の処理を行う。
これによって、本実施例のコンピュータシステムは中央
処理部が3重化され、耐故障性を向上させている。CP
Uセット10、20、30は、それぞれCPU11、2
1、31と、メモリ12、22、32と、データの入出
力用のIOP(Input/Output Proce
ssor)13、23、33と、CPUセット10、2
0、30の状態を診断する診断プロセッサ(Diagn
osis Processor 以下、適宜DGPと称
す)14、24、34とを備えて構成される。
【0017】診断プロセッサ14、24、34は、図2
に示すように、CPUセット10、20、30上で発生
した障害を検出する障害検出部41と、当該障害に関す
る障害ログ情報を取得するログ収集部42と、取得した
障害ログ情報を通信バス80を介して他の診断プロセッ
サへ転送する診断プロセッサ間転送部43(以下、DG
P間転送部43と称す)と、受信した障害ログ情報を各
CPUセット10、20、30のIOP13、23、3
3を介して多数決比較部50へ出力するIOP転送部4
4とを備えて構成される。また、図1に示すように、診
断プロセッサ14、24、34は、通信バス80を介し
て相互に接続される。
【0018】多数決比較部50は、CPUセット10、
20、30から出力されたデータ70の内容を比較する
データ比較部51と、入力データ70が障害ログ情報で
ある場合に当該障害ログ情報をファイル装置60のログ
ファイル61へ格納するファイル格納部52とを備えて
構成される。ここで、データ70は、図1に示すよう
に、当該データの種別を示すタグ71とデータ本体72
とからなる。
【0019】データ比較部51は、通常動作においては
各CPUセット10、20、30から入力したデータ7
0を比較する。そして、2つ以上のCPUセット10、
20、30から同一内容のデータ70を入力した場合
に、当該内容のデータ70をCPUセット10、20、
30の処理結果として採用する。なお、各CPUセット
10、20、30から入力したデータ70の内容がすべ
て異なっている場合や、いずれか2つのCPUセット1
0、20、30に故障が発生して正常な処理結果が1つ
しか得られない場合は、多数決による決定ができないた
め、本実施例のシステム自体を停止させる。ただし後述
するように、システムの動作がログアウトモードとな
り、障害ログ情報を出力する場合にはこの限りでない。
【0020】ファイル格納部52は、データ比較部51
による比較の結果、データ70の内容が同一であり、か
つタグ71を参照してデータ70の種類が障害ログ情報
でないことが確認された場合に、当該データ70をファ
イル装置60の所定のエリアに格納する。
【0021】以上のように構成したコンピュータシステ
ムの動作について説明する。通常、CPUセット10、
20、30は、常に同期をとりながら同一の処理を実行
する。各CPUセット10、20、30により出力され
る各々の実行結果は、IOP13、23、33を介して
多数決比較部50へ出力される。この際、当該実行結果
であるデータ本体72の前に、そのデータの種類を示す
タグ71が付加され、データ70として多数決比較部5
0へ出力される。
【0022】各CPUセット10、20、30からそれ
ぞれ出力されるデータ70は、多数決比較部50に入力
される。そして、データ比較部51が、各々のデータ7
0の内容が同一であるかどうかを比較、判定する。デー
タ比較部51により、各々のデータ70の内容が同一で
あり、かつ当該データ本体72が障害ログ情報以外のデ
ータであることが確認されると、ファイル格納部72
が、当該データをファイル装置60の所定のエリアに格
納する。
【0023】次に、本実施例による障害口グの取得動作
について説明する。まず、3重化されたCPUセット1
0、20、30の1つに障害が発生した場合の障害ログ
情報の取得について、図3のブロック図および図4のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0024】何らかの原因により、CPUセット10で
障害が発生したとする。この時、CPUセット10の診
断プロセッサ14の障害検出部41が発生した障害を検
出し、ログ収集部42が障害口グ情報を採取する(ステ
ップ401、402)。次に、診断プロセッサ14のD
GP間転送部43が、採取された障害口グ情報を、図3
の矢印で示すように通信バス80を介してCPUセット
20、および30の各診断プロセッサ24、34へ転送
する(ステップ403)。
【0025】CPUセット10からCPUセット20、
30に転送された障害ログ情報は、各診断プロセッサ2
4、34のDGP間転送部43に受信される。障害ログ
情報が受信されると、診断プロセッサ24、34のIO
P転送部44が、当該データ本体72が障害ログ情報で
あることを示すタグ71を付加し、IOP23、33を
介して多数決比較部50へ出力する(ステップ40
4)。
【0026】CPUセット20、30から出力されたデ
ータ70が多数決比較部50のデータ比較部51に受信
されると、多数決比較部50は、受信したデータ70に
対応する、CPUセット10からのデータ70の受信を
待つ。しかし、CPUセット10に生じた障害によりC
PUセット10からのデータ70の出力はない。したが
って、あらかじめ定められた一定の時間が経過する等の
所定のタイミングで、データ比較部51が、CPUセッ
ト10を本実施例のコンピュータシステムから切り離す
(ステップ405、406)。次いで、データ比較部5
1は、CPUセット20、30から受信したデータ70
をファイル格納部52へ転送する(ステップ407)。
【0027】ファイル格納部52は、受信したデータ7
0に付加されたタグ71から、当該データが障害口グ情
報であることを確認すると、障害口グ情報であるデータ
本体72をファイル装置60のログファイル61へ格納
する(ステップ408、409)。以上のようにして、
3重化されたCPUセット10、20、30の1つに障
害が発生した場合の障害ログ情報が取得される。
【0028】なお、図4のフローチャートにおいて、多
数決比較部50がCPUセット20、30からデータを
入力した後、CPUセット10からの入力があった場合
(ステップ405)、およびCPUセット10を切り離
してデータをファイル格納部52へ転送した際に当該デ
ータが障害ログ情報ではないと判断した場合は、処理が
終了することとなる。これは障害ログ情報を取得する動
作に着目したことによるものである。実際には、それぞ
れの場合において、適当な処理に移行するのは言うまで
もない。
【0029】次に、3重化されたCPUセット10、2
0、30の2つに障害が発生した場合の障害ログ情報の
取得について、図5のブロック図および図6のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0030】上述したCPUセット10に障害が発生し
ている状態において、さらにCPUセット20に障害が
発生したとする。この時、上記CPUセット10の診断
プロセッサ14と同様に、CPUセット20の診断プロ
セッサ24の障害検出部41がCPUセット20障害を
検出し、口グ収集部42が障害ログ情報を採取する(ス
テップ601、602)。次に、診断プロセッサ24の
DGP間転送部43が、採取した障害ログ情報を、通信
バス80を介してCPUセット30の診断プロセッサ3
4へ転送する(ステップ603)。
【0031】CPUセット20から転送された障害口グ
情報は、CPUセット30の診断プロセッサ34のDG
P間転送部43に受信される。障害ログ情報が受信され
ると、診断プロセッサ34のIOP転送部44が、当該
データ本体72が障害ログ情報であることを示すタグ7
1を付加し、IOP33を介して多数決比較部50へ出
力する(ステップ604)。
【0032】CPUセット30から出力されたデータ7
0が多数決比較部50のデータ比較部51に受信される
と、多数決比較部50は、受信したデータ70に対応す
る、CPUセット10および20からのデータ70の受
信を待つ。しかし、CPUセット10、20に生じた障
害によりCPUセット10、20からのデータ70の出
力はない。したがって、所定のタイミングで、データ比
較部51が、CPUセット10および20を本実施例の
コンピュータシステムから切り離す(ステップ605、
606)。これ以後、多数決比較部50は、CPUセッ
ト30から出力される障害ログ情報だけを受け付けるロ
グアウトモードへ移行する(ステップ606)。データ
比較部51は、口グアウトモードであることを確認する
と、多数決処理を行わずに、CPUセット30から受信
したデータ70をファイル格納部52へ転送する(ステ
ップ607)。
【0033】ファイル格納部52は、受信したデータ7
0に付加されたタグ71から、当該データが障害口グ情
報であることを確認すると、障害口グ情報であるデータ
本体72をファイル装置60のログファイル61へ格納
する(ステップ608、609)。以上のようにして、
3重化されたCPUセット10、20、30の2つに障
害が発生した場合の障害ログ情報が取得される。
【0034】なお、図6のフローチャートにおいて、多
数決比較部50がCPUセット30からデータを入力し
た後、CPUセット10または20からの入力があった
場合(ステップ605)、およびCPUセット10を切
り離してデータをファイル格納部52へ転送した際に当
該データが障害ログ情報ではないと判断した場合は、処
理が終了することとなる。これは障害ログ情報を取得す
る動作に着目したことによるものである。実際には、そ
れぞれの場合において、適当な処理に移行するのは言う
までもない。
【0035】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、本実施例では中央処理部を3重化し
たコンピュータシステムについて説明したが、4重以上
の多重化を行ったコンピュータシステムにおいても、同
様に本発明を利用することができる。
【0036】また本実施例では、複数の中央処理部の処
理結果を比較して多数決により適当な処理結果を採用す
るコンピュータシステムを対象として説明したが、主動
作用の中央処理部と予備の中央処理部とを設けて中央処
理部の多重化を行ったコンピュータシステムについて
も、同様に本発明を利用することができる。この場合、
中央処理部が2重化された構成である場合があるが、そ
の場合でも、多数決比較手段等が不要となるに過ぎず、
本発明の特徴的技術である障害ログ情報取得方式に何ら
影響を与えるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上記従
来の欠点を解消し、故障が発生してシステムから切り離
された中央処理部から速やかに障害ログ情報を取得する
ことができるため、障害の解析およびシステムの保守に
おける効率の向上を図ることができる。また、複数の中
央処理部の処理結果を比較して多数決により適当な処理
結果を採用するコンピュータシステムにおいて、正常に
動作している中央処理部が1つのみとなってシステム自
体の動作を停止させた場合にも障害口グ情報を取得する
ことができるため、システムの速やかな復旧を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例にかかる障害ログ情報取得
方式を実現するコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 診断プロセッサの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 1つのCPUセットに障害が発生した場合の
コンピュータシステムの状態を示すブロック図である。
【図4】 1つのCPUセットに障害が発生した場合の
障害ログ情報の取得動作を示すフローチャートである。
【図5】 2つのCPUセットに障害が発生した場合の
コンピュータシステムの状態を示すブロック図である。
【図6】 2つのCPUセットに障害が発生した場合の
障害ログ情報の取得動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、20、30 CPUセット 11、21、31 CPU 12、22、32 メモリ 13、23、33 IOP 14、24、34 診断プロセッサ 41 障害検出部 42 ログ収集部 43 DGP間転送部 44 IOP転送部 50 多数決比較部 51 データ比較部 52 ファイル格納部 60 ファイル装置 61 ログファイル 70 データ 71 タグ 72 データ本体 80 通信バス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3重以上に多重化して設けられ同一の処
    理を実行する中央処理部と、前記各中央処理部の処理結
    果を比較して多数決により適当な処理結果を採用する多
    数決比較部とを備えるコンピュータシステムにおいて、 前記各中央処理部に設けられ、前記中央処理部に障害が
    発生した場合に、該障害に関する障害ログ情報を他の中
    央処理部に転送すると共に、前記障害が発生した中央処
    理部から送られた障害ログ情報を受信して出力データと
    して出力する診断プロセッサと、 前記各中央処理部に設けられた診断プロセッサを相互に
    接続する通信バスとを備えることを特徴とするコンピュ
    ータシステムの障害ログ情報取得方式。
  2. 【請求項2】 前記多数決比較部が、2以上の中央処理
    部に障害が発生し正常に動作している中央処理部が1つ
    のみとなった場合に、該正常に動作している中央処理部
    から出力される障害ログ情報だけを受け付けるログアウ
    トモードを実行する手段を備えることを特徴とする請求
    項1に記載のコンピュータシステムの障害ログ情報取得
    方式。
  3. 【請求項3】 前記診断プロセッサが、 中央処理部で発生した障害を検出する障害検出手段と、 発生した障害に関する障害ログ情報を取得するログ収集
    手段と、 取得した障害ログ情報を前記通信バスを介して他の中央
    処理部の診断プロセッサへ転送する診断プロセッサ間転
    送手段と、 他の中央処理部の診断プロセッサから受信した障害ログ
    情報を前記多数決比較部へ出力するIOP転送手段とを
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のコンピュータシステムの障害ログ情報取得方式。
  4. 【請求項4】 多重化された中央処理部と、障害が発生
    した中央処理部をシステムから切り離す手段とを備えた
    コンピュータシステムにおいて、 前記各中央処理部に設けられ、前記中央処理部に障害が
    発生した場合に、該障害に関する障害ログ情報を他の中
    央処理部に転送すると共に、前記障害が発生した中央処
    理部から送られた障害ログ情報を受信して出力データと
    して出力する診断プロセッサと、 前記各中央処理部に設けられた診断プロセッサを相互に
    接続する通信バスとを備えることを特徴とするコンピュ
    ータシステムの障害ログ情報取得方式。
  5. 【請求項5】 前記診断プロセッサが、 中央処理部で発生した障害を検出する障害検出手段と、 発生した障害に関する障害ログ情報を取得するログ収集
    手段と、 取得した障害ログ情報を前記通信バスを介して他の中央
    処理部の診断プロセッサへ転送する診断プロセッサ間転
    送手段と、 他の中央処理部の診断プロセッサから受信した障害ログ
    情報をログファイルに出力するIOP転送手段とを備え
    ることを特徴とする請求項4に記載のコンピュータシス
    テムの障害ログ情報取得方式。
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Cited By (4)

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