JPH0826327B2 - コ−クス炉操業方法 - Google Patents
コ−クス炉操業方法Info
- Publication number
- JPH0826327B2 JPH0826327B2 JP62152040A JP15204087A JPH0826327B2 JP H0826327 B2 JPH0826327 B2 JP H0826327B2 JP 62152040 A JP62152040 A JP 62152040A JP 15204087 A JP15204087 A JP 15204087A JP H0826327 B2 JPH0826327 B2 JP H0826327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coke
- coke oven
- amount
- carbonization chamber
- waste tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/141—Feedstock
- Y02P20/143—Feedstock the feedstock being recycled material, e.g. plastics
Landscapes
- Coke Industry (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コークス生産量を操作することなく、燃料
ガスとして回収使用するコークス炉発生ガス安価に増加
させることができるコークス炉操業方法に関するもので
ある。
ガスとして回収使用するコークス炉発生ガス安価に増加
させることができるコークス炉操業方法に関するもので
ある。
一貫製鉄所におけるコークス炉は、高炉へ装入するコ
ークスを製造するものであり、その際に発生するコーク
ス炉発生ガスは回収され、製鉄所内の加熱炉等の燃料燃
焼設備の燃料ガスとして有効活用している。
ークスを製造するものであり、その際に発生するコーク
ス炉発生ガスは回収され、製鉄所内の加熱炉等の燃料燃
焼設備の燃料ガスとして有効活用している。
最近、高炉へ装入する高価なコークス量の減少を図る
ため、高炉内に微粉炭を吹き込む微粉炭吹き込み装置
(以下、PCIと略する)が設置されつつある。このPCIを
設置すると、高炉でのコークス使用量が減少し、コーク
ス炉のコークス生産量が減少し、コークス炉発生ガス
量、すなわち燃料ガスも減少することになる。この結果
製鉄所内の燃料ガスの需給バランスが崩れ、燃料ガスが
不足となり、不足分については高価なLPG等の燃料ガス
を購入して対処しなければならない。
ため、高炉内に微粉炭を吹き込む微粉炭吹き込み装置
(以下、PCIと略する)が設置されつつある。このPCIを
設置すると、高炉でのコークス使用量が減少し、コーク
ス炉のコークス生産量が減少し、コークス炉発生ガス
量、すなわち燃料ガスも減少することになる。この結果
製鉄所内の燃料ガスの需給バランスが崩れ、燃料ガスが
不足となり、不足分については高価なLPG等の燃料ガス
を購入して対処しなければならない。
本発明は、コークス生産量を操作することなく、燃料
ガスとして回収使用するコークス炉発生ガスを安価に増
加せしめて、購入燃料ガス量を削減することができるコ
ークク炉操業方法を提供するものである。
ガスとして回収使用するコークス炉発生ガスを安価に増
加せしめて、購入燃料ガス量を削減することができるコ
ークク炉操業方法を提供するものである。
本発明の要旨は次の通りである。
コークス炉の炭化室内にドーナツ状の廃タイヤをコー
クス押出口又は排出口より装入して上記炭化室内下部に
位置せしめ、上記コークス押出口又は排出口に炉蓋を装
着した後、上記炭化室内に炉頂装入孔より石炭を装入し
て、該石炭と共に上記廃タイヤを乾留することを特徴と
するコークス炉操業方法。
クス押出口又は排出口より装入して上記炭化室内下部に
位置せしめ、上記コークス押出口又は排出口に炉蓋を装
着した後、上記炭化室内に炉頂装入孔より石炭を装入し
て、該石炭と共に上記廃タイヤを乾留することを特徴と
するコークス炉操業方法。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明者等は、第1表に示すように、廃棄物である廃
タイヤを乾留すると、石炭を乾留したときとほとんど同
じ組成の乾留ガスを発生することを見出し、コークス炉
炭化室にコークス生産量に見合う量の石炭と共に廃タイ
ヤを装入し、乾留して燃料ガスとして回収使用するコー
クス炉発生ガスを増量することを着想したものである。
タイヤを乾留すると、石炭を乾留したときとほとんど同
じ組成の乾留ガスを発生することを見出し、コークス炉
炭化室にコークス生産量に見合う量の石炭と共に廃タイ
ヤを装入し、乾留して燃料ガスとして回収使用するコー
クス炉発生ガスを増量することを着想したものである。
そして、廃タイヤをコークス炉炭化室に装入する方法
について検討したところ、普通乗用車、バス、トラツク
等のドーナツ状の廃タイヤは、その径が炉頂の装炭孔よ
り大きくてドーナツ状のまま装炭孔より装入するのは困
難であり、装炭孔より装入するためには、ドーナツ状の
廃タイヤを裁断または破砕処理しなければならず、処理
コストがかかる。
について検討したところ、普通乗用車、バス、トラツク
等のドーナツ状の廃タイヤは、その径が炉頂の装炭孔よ
り大きくてドーナツ状のまま装炭孔より装入するのは困
難であり、装炭孔より装入するためには、ドーナツ状の
廃タイヤを裁断または破砕処理しなければならず、処理
コストがかかる。
そこで本発明では、開孔面積が大きくドーナツ状の廃
タイヤをそのまま装入できる炭化室のコークス押出口ま
たはコークス排出口より、ドーナツ状の廃タイヤをその
まま装入するようにしたものである。
タイヤをそのまま装入できる炭化室のコークス押出口ま
たはコークス排出口より、ドーナツ状の廃タイヤをその
まま装入するようにしたものである。
ドーナツ状のままの廃タイヤの炭化室への装入が完了
すると、上記廃タイヤを装入したコークス押出口又は排
出口に炉蓋を装着して、常法に従つて装炭孔よりコーク
ス生産量に見合う量の石炭を装入し、石炭と共に廃タイ
ヤを乾留して、廃タイヤの乾留分だけ増量された乾留ガ
ス即ちコークス炉発生ガスは上昇管、ドライメイン等を
介して回収する。
すると、上記廃タイヤを装入したコークス押出口又は排
出口に炉蓋を装着して、常法に従つて装炭孔よりコーク
ス生産量に見合う量の石炭を装入し、石炭と共に廃タイ
ヤを乾留して、廃タイヤの乾留分だけ増量された乾留ガ
ス即ちコークス炉発生ガスは上昇管、ドライメイン等を
介して回収する。
このように本発明は、廃棄物である廃タイヤを原料と
すると共に廃タイヤを裁断又は破砕処理することなくド
ーナツ状のまま装入するものであるから、極めて安価に
燃料ガスとして回収使用するコークス炉発生ガスを増量
することができるものである。
すると共に廃タイヤを裁断又は破砕処理することなくド
ーナツ状のまま装入するものであるから、極めて安価に
燃料ガスとして回収使用するコークス炉発生ガスを増量
することができるものである。
次に本発明の一実施例について説明する。
コークス炉の炭化室内の底面とコークス押出機の炭化
底面よりも高い位置の作業床との間にドーナツ状の廃タ
イヤの転動ガイドを設置して、普通乗用車の廃タイヤ22
本(約150kg)を上記転動ガイドを介して押出機操業床
より1本づつ炭化室内へ転動装入し、ついで上記ガイド
を撤去し押出機側の炉蓋を装着し、廃タイヤを装入した
炭化室の炉頂の装炭孔より石炭を15T装入し、乾留する
操業を実施したところ、コークス炉発生ガス量は、310N
m3/t−coal(1Nm3当たり4800Kcal換算)となり、廃タイ
ヤを装入しないときのコークス発生ガス量300Nm3/t−co
al(1Nm3当たり4800Kcal換算)に対して、10Nm3/t−coa
l(1Nm3当たり4800Kcal換算)だけ増量することができ
た。
底面よりも高い位置の作業床との間にドーナツ状の廃タ
イヤの転動ガイドを設置して、普通乗用車の廃タイヤ22
本(約150kg)を上記転動ガイドを介して押出機操業床
より1本づつ炭化室内へ転動装入し、ついで上記ガイド
を撤去し押出機側の炉蓋を装着し、廃タイヤを装入した
炭化室の炉頂の装炭孔より石炭を15T装入し、乾留する
操業を実施したところ、コークス炉発生ガス量は、310N
m3/t−coal(1Nm3当たり4800Kcal換算)となり、廃タイ
ヤを装入しないときのコークス発生ガス量300Nm3/t−co
al(1Nm3当たり4800Kcal換算)に対して、10Nm3/t−coa
l(1Nm3当たり4800Kcal換算)だけ増量することができ
た。
なお最近の普通乗用車、バス、トラツク等のタイヤは
ピアノ線が埋設されており、ドーナツ状の廃タイヤをそ
のまま炭化室に装入して石炭と共に乾留すると成品コー
クス中に長いピアノ線が残留して高炉へのコークス装入
を阻害することが心配されたが、上記コークス炉操業で
製造されたコークスを乾式消火設備で消火し、ついて破
砕整粒して高炉へ装入したところ、何ら問題なく高炉へ
装入することができた。
ピアノ線が埋設されており、ドーナツ状の廃タイヤをそ
のまま炭化室に装入して石炭と共に乾留すると成品コー
クス中に長いピアノ線が残留して高炉へのコークス装入
を阻害することが心配されたが、上記コークス炉操業で
製造されたコークスを乾式消火設備で消火し、ついて破
砕整粒して高炉へ装入したところ、何ら問題なく高炉へ
装入することができた。
以上のように本発明によれば、コークス生産量を操作
することなく、燃料ガスとして回収使用するコークス炉
発生ガスを安価に増加できるので、燃料ガス不足時の購
入燃料ガス量を削減することができるものである。
することなく、燃料ガスとして回収使用するコークス炉
発生ガスを安価に増加できるので、燃料ガス不足時の購
入燃料ガス量を削減することができるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】コークス炉の炭化室内にドーナツ状の廃タ
イヤをコークス押出口又は排出口より装入して上記炭化
室内下部に位置せしめ、上記コークス押出口又は排出口
に炉蓋を装着した後、上記炭化室内に炉頂装入孔より石
炭を装入して、該石炭と共に上記廃タイヤを乾留するこ
とを特徴とするコークス炉操業方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62152040A JPH0826327B2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | コ−クス炉操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62152040A JPH0826327B2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | コ−クス炉操業方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63317587A JPS63317587A (ja) | 1988-12-26 |
JPH0826327B2 true JPH0826327B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15531745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62152040A Expired - Lifetime JPH0826327B2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | コ−クス炉操業方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826327B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828002A (ja) * | 1971-08-16 | 1973-04-13 |
-
1987
- 1987-06-18 JP JP62152040A patent/JPH0826327B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63317587A (ja) | 1988-12-26 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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