JPH08263217A - 情報処理装置におけるデータバッファ制御方法及び装置 - Google Patents

情報処理装置におけるデータバッファ制御方法及び装置

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JPH08263217A
JPH08263217A JP6096695A JP6096695A JPH08263217A JP H08263217 A JPH08263217 A JP H08263217A JP 6096695 A JP6096695 A JP 6096695A JP 6096695 A JP6096695 A JP 6096695A JP H08263217 A JPH08263217 A JP H08263217A
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JP6096695A
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Inventor
Toshiyuki Kitami
稔之 北見
Mitsuo Sakurai
三男 櫻井
Yoshiro Hirai
義郎 平井
Mikayo Wada
美加代 和田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホストコンピュータとディスク媒体との間の
書込み/読出しに際してデータバッファの効率的な利用
を図ることを目的とする。 【構成】 ディスク記憶装置内には、情報を格納するデ
ィスク媒体と、ディスク媒体への書込み又はディスク媒
体からの読出しデータを一時格納するデータバッファと
を有する情報処理装置における、データバッファ制御方
法及び装置であって、ディスク媒体は各々容量の異なる
複数のゾーンに分割されており、ホストコンピュータと
ディスク媒体との間のデータ書込み/データ読出しに際
して、データバッファ内に一時格納されるデータ量を、
ディスク媒体のゾーン毎に、データバッファの全容量と
格納されたデータ量の割合を示すバッファフルレシオ
と、全容量と空き容量の割合を示すバッファエンプティ
レシオを予め設定したテーブルを備え、設定された値に
基づき制御を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置におけるデ
ィスク記憶装置のデータバッファ制御方法及び装置に関
する。近年、情報処理装置の内部記憶容量は拡大の一途
を辿っており、そのために外部記憶装置として多用され
ているディスク記憶装置の容量も拡大が要望されてい
る。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク記憶装置では、読出し動
作時又は書込み動作時に、ホストコンピュータとディス
ク記憶装置との間のデータ転送動作を効率よく実行する
ために、データバッファに一時的にデータを格納してか
ら、読出し又は書込みが行われる。
【0003】即ち、ディスク媒体とホストコンピュータ
に接続されるバスとの間のデータ転送速度の相違を吸収
し、効率よくこれらの間のデータ転送を行うため、ホス
トコンピュータとディスク媒体との間にデータバッファ
を配置している(図2参照)。このデータバッファをよ
り効率的に使用するためには、データバッファへの書込
みとデータバッファからの読出しのタイミング制御を、
ディスク媒体とホストコンピュータに接続されるバスの
データ転送速度差を考慮して行わなければならない。
【0004】また、大量のデータを転送する場合に、何
回かに分けてデータ転送されるが、より少ない回数でデ
ータ転送することが望ましい。これはバスの再接続のた
めにホストコンピュータとディスク記憶装置の間でやり
とりが行われる時間分だけ、バスがデータ転送以外で占
有されるためである。さらに、データバッファへのデー
タ書込み及びデータバッファからの読出しタイミングは
データバッファ内に蓄えられたデータ量が所定の設定値
に達した時点で行われる。その設定値はディスク媒体と
ホストコンピュータに接続されるバスのデータ転送速度
の差により決定しなければならない。以下この設定値に
ついて説明する。
【0005】図4(A)は、ディスク記憶装置からホス
トコンピュータへデータ転送を行う場合(ディスク媒体
からデータを読み出す場合)のデータバッファ内のデー
タ量の変移図である。図中、横軸は時間の経過、縦軸は
データバッファ内のデータ量である。「フル」は容量一
杯にデータがある場合、「エンプティ」はデータが空の
場合である。ディスク媒体からデータバッファへデータ
が読み出されていくと(斜線部)、データバッファ内の
データ量が増えていくが(折れ線)、一定量まで達する
と(バッファフルレシオ)、データバッファからホスト
コンピュータに読み出され(斜線部)、データバッファ
内のデータ量は減少していく。
【0006】この場合は、ディスク媒体からの読出しの
データ転送速度が、ホストコンピュータとディスク記憶
装置との間のバスのデータ転送速度よりも遅い場合であ
る。即ち、まずディスク媒体からデータバッファへデー
タを読み出して格納する。その後、所定の適度なデータ
量(バッファフルレシオ)のデータが蓄えられた時点
で、データバッファからホストコンピュータへデータ転
送を行う。
【0007】この時のバッファフルレシオ値はディスク
媒体からデータバッファへのデータ転送が終了すると同
時に、データバッファからホストコンピュータへのデー
タ転送も終了するように設定することが望ましい。この
ように設定することにより、ホストコンピュータとディ
スク記憶装置との間のバスの占有時間を最小限に抑える
ことができる。
【0008】一方、ディスク媒体からの読出しのディス
ク転送速度が、ホストコンピュータとディスク記憶装置
との間のバスのデータ転送速度よりも速い場合には、デ
ィスク媒体からデータバッファへデータを読出しを始め
た時点で直ちにホストコンピュータへのデータ転送を実
施する必要がある。この時はデータバッファ内にデータ
が蓄積されないのでバッファフルレシオ値は最小の値と
なる。
【0009】図4(B)は、ホストコンピュータからデ
ィスク記憶装置へデータ転送を行う場合(ディスク媒体
へデータを書き込む場合)のデータバッファ内のデータ
量の変移図である。図4(A)とは逆に、ホストコンピ
ュータからデータバッファにデータが書き込まれると
(斜線部)、データバッファ内のデータ量が増大し(折
れ線)、データ量がフルになるとデータバッファからデ
ィスク媒体への書込みが開始され(斜線部)、データバ
ッファ内のデータ量がバッファエンプティレシオまで達
すると、ホストコンピュータからデータバッファへ書込
みが行われる(斜線部)。
【0010】この場合は、データバッファからディスク
媒体への書込みのディスク転送速度が、ホストコンピュ
ータとディスク記憶装置との間のバスのデータ転送速度
より遅い場合である。即ち、まず最初にホストコンピュ
ータからデータバッファへデータを書き込む。その間、
ディスク媒体の位置決めを行う。これが完了したときに
データバッファからディスク媒体ヘの書込みを行う。こ
の時にデータバッファの容量よりも転送されるデータ量
が多い場合、ホストコンピュータとディスク記憶装置と
の間では、複数回(図では2回)に分けデータ転送を行
う。そして、データバッファの空き容量が所定の量(こ
れをバッファエンプティレシオと称する)になった時点
で、ホストコンピュータからの次のデータの転送を行
う。この時のバッファエンプティレシオ値を大きく指定
することにより、ホストコンピュータとディスク記憶装
置との間のバス占有時間を少なくすることができるが、
一方、大きすぎるとディスク媒体上への書込みが終了す
るまでの時間がかかることとなる。
【0011】逆にデータバッファからディスク媒体への
書込みのディスク転送速度が、ホストコンピュータとデ
ィスク記憶装置との間のバスのデータ転送速度よりも速
い場合に、データバッファからディスク媒体へデータを
書き込み始めた時点で、直ちにホストコンピュータから
データバッファへ書き込まなければならない。この時は
バッファエンプティレシオ値は最小の値となる。
【0012】以上説明のように、ホストコンピュータと
ディスク記憶装置との間のデータ転送を効率良く行うた
めには、これらバッファフルレシオ及びバッファエンプ
ティレシオの値を、ホストコンピュータとディスク記憶
装置との間のバスの転送速度と、データバッファからデ
ィスク媒体へのデータ転送速度に従って適切な値に設定
しなければならない。バッファフルレシオ及びバッファ
エンプティレシオの値は、ホストコンピュータからディ
スク記憶装置が提供するモード設定用のコマンドによ
り、値をそのシステムにおいて最適値に変更することが
できる。
【0013】図5はディスク媒体のゾーン説明図であ
る。ディスク記憶装置の容量拡大の一方法として、図示
のように、ディスク媒体24をドーナツ状に複数の領域
に分割し、ディスク媒体の外側の領域は多く、内側の領
域は少なくトラック容量を割り当てることにより、全体
の容量を増大させる方法が行われている。但し、後述す
るように、このように複数の領域に分割すると、ディス
ク媒体上のデータの位置によってデータ転送速度が相違
するようになる。
【0014】このように、近年のディスク記憶装置は、
ディスク媒体を複数のドーナツ状の領域に分け(各一周
の領域をゾーンと称する)、外側ゾーンに行くほど1ト
ラックの容量を大きくすることにより、全体のデータ格
納容量を増大している。図5では説明を簡単にするため
にディスク媒体を3つのゾーンに分割し、各ゾーンのセ
レクタ数が外側から16,14,12となっているディ
スク媒体を示している。明らかなように、このディスク
媒体では1回転する間に外側のゾーンでは16セレクタ
分のデータが、内側のトラックでは12セレクタ分のデ
ータをアクセスすることができる。ディスク媒体では一
定速度で回転するため、1セクタをアクセスするのに要
するデータ転送速度は、外側ゾーンでは1/16×回転
速度、内側ゾーンでは1/12×回転速度、となりディ
スク媒体上のゾーンによりデータ転送速度が相違するこ
とになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、ホストコンピ
ュータからディスク記憶装置へのデータ転送速度と、デ
ータバッファからディスク媒体へのデータ転送速度との
相違を出来るだけ解消するために、データバッファ内の
データ量についてバッファフルレシオ及びバッファエン
プティレシオを、所定のトラックで最適値になるように
設定したとする。しかしながら、図5で説明したよう
に、ディスク媒体は内側ゾーンと外側ゾーンではデータ
転送が相違するので、一旦所定のゾーンで最適なバッフ
ァフルレシオ及びバッファエンプティレシオ値を設定し
ても、他のゾーンでは最適な値とならず、その結果、ホ
ストコンピュータからディスク記憶装置へ、またデータ
バッファからディスク媒体へのデータ転送が効率よく行
われないという問題があり、その結果、データ転送に要
する全処理時間が最小にならないという問題を生じてい
た。
【0016】本発明の目的は、以上の問題に鑑み、ディ
スク媒体の内側ゾーン、外側ゾーンによらず、データバ
ッファを最適なバッファフルレシオ及びバッファエンプ
ティレシオ値にて使用できるようにすることにあり、そ
の結果、ホストコンピュータからディスク記憶装置への
データ転送速度とデータバッファからディスク媒体への
データ転送速度との相違を解消し、ホストコンピュータ
との間のデータバス及びデータバッファの効率的な利用
を図ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホストコンピ
ュータとホストコンピュータに接続されたディスク記憶
装置とで構成され、ディスク記憶装置内には、情報を格
納するディスク媒体と、ディスク媒体への書込み又はデ
ィスク媒体からの読出しデータを一時格納するデータバ
ッファとを有する情報処理装置における、データバッフ
ァ制御方法及び装置であって、ディスク媒体は、各々容
量の異なる複数のゾーンに分割されており、ホストコン
ピュータからディスク媒体へのデータ書込み、又はディ
スク媒体からホストコンピュータへのデータ読出しに際
して、データバッファ内に一時格納されるデータ量を、
ディスク媒体のゾーン毎に制御することを特徴とする。
【0018】そして、ディスク媒体のゾーン毎に、デー
タバッファの全容量と格納されたデータ量の割合を示す
バッファフルレシオと、全容量と空き容量の割合を示す
バッファエンプティレシオを予め設定し、設定された値
に基づいて、データバッファ内のデータ量の制御を行
う。これらのレシオは予めテーブルに格納される。さら
に、ディスク媒体の何れか代表的なゾーンについて、バ
ッファフルレシオとバッファエンプティレシオを予め設
定し、他のゾーンについては設定した値から求めてもよ
い。
【0019】さらに、バッファフルレシオとバッファエ
ンプティレシオは、ホストコンピュータとデータバッフ
ァとの間のデータ転送速度に基づき、ゾーン毎に算出し
てもよい。
【0020】
【作用】本発明では、ホストコンピュータからディスク
媒体への書込み、又はディスク媒体からホストコンピュ
ータへの読出しに際して、データを一時格納するデータ
バッファのデータ量の制御において、予めディスク媒体
のゾーン毎に、データバッファの全容量と格納されたデ
ータ量の割合を示すバッファフルレシオと、全容量と空
き容量の割合を示すバッファエンプティレシオを予め設
定し格納するテーブルを備え、これらのバッファフルレ
シオ及びバッファエンプティレシオに基づいてデータバ
ッファ内に一時格納されるデータ量を、ディスク媒体の
ゾーン毎に制御する。
【0021】
【実施例】図1は本発明の概念説明図であり、図2は本
発明の一実施例構成図である。図1のデータバッファは
図2のデータバッファ21に対応し、図1のバッファエ
ンプティレシオ・テーブルは図2のテーブル1に、バッ
ファフルレシオ・テーブルは図2のテーブル2に対応す
る。また、ゾーン1,2,...,nはディスク媒体2
4のゾーンである(図5参照)。
【0022】図1及び図2を参照しつつ、以下に本発明
を説明する。バッファフルレシオ・テーブルとバッファ
エンプティレシオ・テーブルは、図2に示すようにディ
スク記憶装置2のコントローラ用メモリ22に設けられ
る。これらのテーブルには、ディスク媒体上のゾーン数
と同じ数のテーブルエントリが用意されている。本発明
の基本的動作として、ディスク媒体への書込み及びディ
スク媒体からの読出しを行う場合に(即ち、ディスク媒
体へのアクセスを行う場合に)、最初に、その目標とな
るトラックが属するゾーンに対応するバッファフルレシ
オ又はバッファエンプティレシオ値をこのテーブル1も
しくはテーブル2から読み出し、データバッファのバッ
ファフルレシオ又はバッファエンプティレシオ設定値と
して使用するものである。
【0023】本発明では、ディスク媒体が持つゾーン数
分のバッファフルレシオ及びバッファエンプティレシオ
をホストコンピュータから各々設定する方法を採用す
る。ホストコンピュータはディスク媒体にあるゾーン数
を意識してその数に対応したバッファフルレシオ及びバ
ッファエンプティレシオのデータ列をディスク記憶装置
へアクセスが行われる前に送信する。ディスク記憶装置
は送信されたそれらのデータ列をコントロール用メモリ
内に設けたバッファフルレシオ・テーブルとバッファエ
ンプティレシオ・テーブルに格納する。データ転送が行
われる際にはそのテーブルから値を読出し、データバッ
ファの制御に使用する。
【0024】また、他の実施例としては、まずディスク
媒体の代表的なゾーンに対するバッファフルレシオ及び
バッファエンプティレシオを設定し、他のゾーンに対し
てはその設定値からゾーン毎のデータ転送速度に従い算
出する方法である。即ち、ホストコンピュータはディス
ク媒体の所定ゾーン(例えば、ゾーン1)のバッファフ
ルレシオ及びバッファエンプティレシオ値を代表値とし
てディスク記憶装置へ送信する。ディスク記憶装置では
送信された値を、まず代表的ゾーンに対応するバッファ
フルレシオ・テーブル及びバッファエンプティレシオ・
テーブルの位置へ格納し、その対象ゾーン以外はゾーン
毎のデータ転送速度の相違を考慮して算出し格納する。
【0025】この場合、テーブルにはホストコンピュー
タから送信されたデータ値のみを格納し、実際のデータ
アクセス時に各ゾーンのバッファフルレシオ及びバッフ
ァエンプティレシオ値を算出する方法もある。さらに、
他の実施例としては、ホストコンピュータとディスク記
憶装置との間のデータ転送速度を、ホストコンピュータ
とディスク記憶装置との間で決定した際に、同時にその
値を使用してディスク記憶装置で自動的にバッファフル
レシオ及びバッファエンプティレシオを算出する方法で
ある。ホストコンピュータとディスク記憶装置との間の
データ転送速度と、各ゾーン毎のディスク媒体のデータ
転送速度からバッファフルレシオ又はバッファエンプテ
ィレシオの値を算出し、それぞれのテーブルに格納す
る。
【0026】この場合、バッファフルレシオ・テーブル
及びバッファエンプティレシオ・テーブルを持たず、ホ
ストコンピュータとディスク記憶装置との間のデータ転
送速度のみをコントロール用メモリへ格納しておき、実
際のデータアクセス時に各ゾーンのバッファフルレシオ
及びバッファエンプティレシオ値を算出する方法もあ
る。
【0027】以上説明のように、本発明では、図1に示
すように、各ゾーン毎にバッファフルレシオ及びバッフ
ァエンプティレシオを設定する。従って、データの転送
要求がホストコンピュータから指示された場合には、そ
の対象となるトラックが存在するゾーンに設定されたバ
ッファフルレシオ及びバッファエンプティレシオを使用
してデータバッファの制御を行うようにしているため
に、効率的なデータ転送を行うことができるようにな
る。
【0028】図2に示すように、ディスク記憶装置2
は、データバッファ21と、コントローラ用メモリ22
と、ディスクコントーラ23と、ディスク媒体24とを
備える。前述のように、データバッファ21はホストコ
ンピュータ1からディスク媒体24へ、又はディスク媒
体24からホストコンピュータ1へのデータ転送におけ
る一時格納バッファとして設けられる。ディスクコント
ローラ23は、データバッファとディスク媒体との間及
びコントローラ用メモリとの間の動作制御を行うための
ものである。
【0029】前述のように、テーブル1はバッファエン
プティレシオ・テーブルであり、バッファエンプティレ
シオの値を格納するテーブルである。テーブルエントリ
(E1〜En)はディスク媒体のゾーン数1〜nに対応
して用意される。テーブル2はバッファフルレシオ・テ
ーブルであり、バッファフルレシオの値を格納するテー
ブルである。テーブルエントリ(F1〜Fn)はディス
ク媒体のゾーン数1〜nに対応して用意される。
【0030】情報処理装置の起動時に、ホストコンピュ
ータ1からモード設定コマンドを使用してディスク記憶
装置2に対してバッファフルレシオ及びバッファエンプ
ティレシオを送信しコントローラ用メモリ22に設定す
る。このモード設定コマンドのバッファフルレシオ及び
バッファエンプティレシオの設定項目は1つではなくゾ
ーン数分だけ用意される。コントローラ用メモリ22内
にバッファフルレシオ及びバッファエンプティレシオの
設定値を格納する領域として、ゾーン数分のテーブルエ
ントリ(E1〜En,F1〜Fn)を確保する。モード
設定コマンドのデータ列をゾーン数分のバッファフルレ
シオ及びバッファエンプティレシオ値を転送するように
コマンドを拡張する。コマンドにより転送されたデータ
はバッファフルレシオ及びバッファエンプティレシオ・
テーブルに格納される。テーブルに格納された値はディ
スク媒体上の各ゾーンに対応しており、アクセス要求が
あったディスク媒体上の属するゾーンに従ってテーブル
からバッファフルレシオ及びバッファエンプティレシオ
値が読み出され、その値に従ってデータバッファへの書
込み及びデータバッファからの読み出しが制御される。
【0031】また、上記の実施例ではホストコンピュー
タから各ゾーン毎のバッファフルレシオ及びバッファエ
ンプティレシオ値を転送する方法を説明したが、他の方
法として、ある代表的なゾーンを決め、そのゾーンに対
するバッファフルレシオ及びバッファエンプティレシオ
値を転送し、その値から他のゾーンのバッファフルレシ
オ及びバッファエンプティレシオ値を算出する方法も可
能である。
【0032】システムの起動時にディスク記憶装置に対
し、ホストコンピュータからモード設定コマンドを利用
して、ある代表ゾーンのバッファフルレシオ及びバッフ
ァエンプティレシオを送信し設定する。ディスク記憶装
置2内のコントローラ用メモリ22内にバッファフルレ
シオ及びバッファエンプティレシオの設定値を格納する
領域として、ゾーン数に対応するテーブルエントリを確
保する。コマンドによって転送されたデータは、代表ゾ
ーンのバッファフルレシオ及びバッファエンプティレシ
オ・テーブルに格納される。他のゾーンはその値を参考
にし値を算出し、各ゾーンに対応したテーブルに値を格
納する。その後はアクセス要求があったディスク媒体上
の属するゾーンに従って、テーブルからバッファフルレ
シオ及びバッファエンプティレシオ値が読み出され、そ
の値によりデータバッファの制御が行われる。
【0033】また、ホストコンピュータからバッファフ
ルレシオ及びバッファエンプティレシオ値の転送を行わ
ず、ホストコンピュータとディスク記憶装置との間のデ
ータ転送速度から、各ゾーン毎のバッファフルレシオ及
びバッファエンプティレシオ値を算出する方法もある。
これはシステム起動時にホストコンピュータとディスク
記憶装置との間のやりとりに基づき実行するデータ転送
速度を決定する。この時に、各ゾーンのディスク媒体の
データ転送速度と比較し、ディスク媒体のデータ転送速
度が速い場合にはバッファフルレシオ及びバッファエン
プティレシオとも、最小の値を割り当てる。逆にディス
ク媒体のデータ転送速度の方が遅い場合には、最適な値
を算出し割り当てる。この値をディスク記憶装置内のコ
ントローラ用メモリ内に設けたバッファフルレシオ及び
バッファエンプティレシオのゾーン数分のテーブル領域
に格納する。その後はアクセス要求があったディスク媒
体上の属するゾーンに従ってテーブルからバッファフル
レシオ及びバッファエンプティレシオ値が読み出され、
その値によりデータバッファの制御が行われる。
【0034】図3は図2のディスクコントーラの基本処
理フローチャートである。本例は説明を簡単にするため
にホストコンピュータからディスク媒体へデータを書き
込む場合である。まず、ディスクコントローラ23はデ
ィスク媒体上の書込みされるゾーン(アクセスゾーン)
を検出する(S1)。次に、そのアクセスゾーンに対応
するコントローラ用メモリのテーブル1からバッファエ
ンプティレシオ値を読み出す(S2)。次に、バッファ
エンプティレシオ値が決まると、書込みの場合はホスト
コンピュータ1からデータバッファ21へデータ転送
(書込み)が開始される(S3)。データバッファ内の
データ量はフルか否か判定し(S4)、フルの場合には
(YES)、データバッファからディスク媒体へ書込み
が開始される(S5)。次に、データコントローラはバ
ッファエンプティレシオ値とデータ量を比較して等しい
か否か判定し(S6)、等しければ(YES)、ホスト
コンピュータからデータバッファへ再度の書込みが開始
される(S7)。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホストコンピュータからディスク媒体への書込み、もし
くはディスク媒体からホストコンピュータへの読出しに
際して、ディスク媒体上のどの位置からの読出し又は書
込みにおいても、データバッファを介して最適なデータ
転送を行うことができ、その結果システム全体の性能向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念説明図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】図2のディスクコントーラの基本処理フローチ
ャートである。
【図4】ディスク記憶装置からホストコンピュータへデ
ータ転送を行う場合(ディスク媒体からデータを読み出
す場合)のデータバッファ内のデータ量の変移図
(A)、及びホストコンピュータからディスク記憶装置
へデータ転送を行う場合(ディスク媒体へデータを書き
込む場合)のデータバッファ内のデータ量の変移図
(B)である。
【図5】ディスク媒体のゾーン説明図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ 2…ディスク記憶装置 21…データバッファ 22…コントローラ用メモリ 23…ディスクコントローラ 24…ディスク媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 義郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 和田 美加代 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を格納するディスク媒体への書込み
    又はディスク媒体からの読出しデータを一時格納するデ
    ータバッファを有する情報処理装置における、前記デー
    タバッファ制御方法であって、 前記ディスク媒体は、各々容量の異なる複数のゾーンに
    分割されており、 ホストコンピュータから前記ディスク媒体へのデータ書
    込み、又は前記ディスク媒体から前記ホストコンピュー
    タへのデータ読出しに際して、前記データバッファ内に
    一時格納されるデータ量を、前記ディスク媒体のゾーン
    毎に制御することを特徴とするデータバッファ制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ディスク媒体のゾーン毎に、データ
    バッファの全容量と格納されたデータ量の割合を示すバ
    ッファフルレシオと、全容量と空き容量の割合を示すバ
    ッファエンプティレシオを予め設定し、前記設定された
    値に基づいて、データバッファ内のデータ量の制御を行
    う請求項1に記載のデータバッファ制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ディスク媒体の何れか代表的なゾー
    ンについて、前記バッファフルレシオとバッファエンプ
    ティレシオを予め設定し、他のゾーンについては前記設
    定した値に基づいて設定する請求項2に記載のデータバ
    ッファ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記バッファフルレシオとバッファエン
    プティレシオは、前記ホストコンピュータとデータバッ
    ファとの間のデータ転送速度に基づきゾーン毎に算出す
    る請求項2に記載のデータバッファ制御方法。
  5. 【請求項5】 情報を格納するディスク媒体への書込み
    又はディスク媒体からの読出しデータを一時格納するデ
    ータバッファと、 各々容量の異なる複数のゾーンに分割されたディスク媒
    体と、 前記ホストコンピュータから前記ディスク媒体へのデー
    タ書込み、又は前記ディスク媒体から前記ホストコンピ
    ュータへのデータ読出しに際して、前記データバッファ
    内に一時格納されるデータ量を、前記ディスク媒体のゾ
    ーン毎に制御す制御手段と、 を具備することを特徴とするデータバッファ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記ディスク媒体のゾ
    ーン毎に、データバッファの全容量と格納されたデータ
    量の割合を示すバッファフルレシオと、全容量と空き容
    量の割合を示すバッファエンプティレシオを予め設定し
    格納するテーブルを備える請求項5に記載のデータバッ
    ファ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記バッファフルレシ
    オ及びバッファエンプティレシオに基づいて前記データ
    バッファ内に一時格納されるデータ量を、前記ディスク
    媒体のゾーン毎に制御する請求項5に記載のデータバッ
    ファ制御装置。
JP6096695A 1995-03-20 1995-03-20 情報処理装置におけるデータバッファ制御方法及び装置 Withdrawn JPH08263217A (ja)

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JP6096695A JPH08263217A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 情報処理装置におけるデータバッファ制御方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100666169B1 (ko) * 2004-12-17 2007-01-09 삼성전자주식회사 플래쉬 메모리 데이터 저장장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100666169B1 (ko) * 2004-12-17 2007-01-09 삼성전자주식회사 플래쉬 메모리 데이터 저장장치

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