JPH08262676A - 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製造において用いるための処理液製造のためのキツト - Google Patents
銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製造において用いるための処理液製造のためのキツトInfo
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- JPH08262676A JPH08262676A JP8089068A JP8906896A JPH08262676A JP H08262676 A JPH08262676 A JP H08262676A JP 8089068 A JP8089068 A JP 8089068A JP 8906896 A JP8906896 A JP 8906896A JP H08262676 A JPH08262676 A JP H08262676A
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/06—Silver salts
- G03F7/07—Silver salts used for diffusion transfer
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- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C5/00—Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
- G03C8/32—Development processes or agents therefor
- G03C8/36—Developers
- G03C8/365—Developers containing silver-halide solvents
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 それから得られる印刷版の印刷特性を損なわ
ずに、処理液をより濃厚で簡便な形態とする。 【解決手段】 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製造
において用いるための処理液の製造のためのキットであ
って、該処理液の製造に必要なすべての活性化合物を含
み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該疎水化剤が濃厚
溶解液の状態で与えられるキット。
ずに、処理液をより濃厚で簡便な形態とする。 【解決手段】 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製造
において用いるための処理液の製造のためのキットであ
って、該処理液の製造に必要なすべての活性化合物を含
み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該疎水化剤が濃厚
溶解液の状態で与えられるキット。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は銀塩拡散転写法に従う平版印刷
版の製造において用いるための処理液の製造のためのキ
ットに関する。
版の製造において用いるための処理液の製造のためのキ
ットに関する。
【0002】
【発明の背景】以下DTR−法と称する銀錯体拡散転写
反転法の原理は例えばUS−P−2352014及び書
籍Andree Rott and Edith We
ydeによる“Photographic Silve
r Halide Diffusion Proces
ses”−The Focal Press−Lond
on and New York,(1972)に記載
されている。
反転法の原理は例えばUS−P−2352014及び書
籍Andree Rott and Edith We
ydeによる“Photographic Silve
r Halide Diffusion Proces
ses”−The Focal Press−Lond
on and New York,(1972)に記載
されている。
【0003】DTR−法に従えば、銀錯体塩は画像通り
に露光された写真ハロゲン化銀乳剤層から受像層に、拡
散により画像通りに転写され、そこでそれは通常物理現
像核の存在下で銀画像に変換される。この目的のため
に、画像通りに露光されたハロゲン化銀乳剤層は現像薬
の存在下で現像され、非−現像ハロゲン化銀はハロゲン
化銀錯体化剤を用い、受像層と接触したままで可溶性銀
錯体塩に変換される。
に露光された写真ハロゲン化銀乳剤層から受像層に、拡
散により画像通りに転写され、そこでそれは通常物理現
像核の存在下で銀画像に変換される。この目的のため
に、画像通りに露光されたハロゲン化銀乳剤層は現像薬
の存在下で現像され、非−現像ハロゲン化銀はハロゲン
化銀錯体化剤を用い、受像層と接触したままで可溶性銀
錯体塩に変換される。
【0004】DTR−画像含有材料はプラノグラフィー
印刷版(planographicprinting
plate)として用いることができ、その場合DTR
−銀画像領域は水−受容性インク−反発性表面上に水−
反発性インク受容性領域を形成する。DTR−画像は、
例えばDE−A−2.346.378に開示されている
写真ハロゲン化銀乳剤材料に関して別の要素であるシー
ト又はウェブ材料の受像層に(いわゆる2−シートDT
R要素)、又はモノ−シート要素とも呼ばれ、少なくと
も1層の写真ハロゲン化銀乳剤層をそれと水透過性関係
で受像層と一体的に含むいわゆる単一−支持体−要素の
受像層に形成されることができる。DTR法によるオフ
セット印刷版の製造に好ましいのは後者のモノ−シート
型である。
印刷版(planographicprinting
plate)として用いることができ、その場合DTR
−銀画像領域は水−受容性インク−反発性表面上に水−
反発性インク受容性領域を形成する。DTR−画像は、
例えばDE−A−2.346.378に開示されている
写真ハロゲン化銀乳剤材料に関して別の要素であるシー
ト又はウェブ材料の受像層に(いわゆる2−シートDT
R要素)、又はモノ−シート要素とも呼ばれ、少なくと
も1層の写真ハロゲン化銀乳剤層をそれと水透過性関係
で受像層と一体的に含むいわゆる単一−支持体−要素の
受像層に形成されることができる。DTR法によるオフ
セット印刷版の製造に好ましいのは後者のモノ−シート
型である。
【0005】モノシートDTR画像形成要素から平版印
刷版を製造するために、画像形成要素は画像通りの露光
に続いてアルカリ処理液において現像される。得られる
印刷版は続いて、アルカリ現像の後に印刷版の表面pH
を低下させる安定化液を用いて安定化させるのが好まし
い。アルカリ処理液は一般に活性化合物として、無機ア
ルカリ、疎水化剤、無機亜硫酸塩及びハロゲン化銀溶剤
を含む。場合によりアルカリ処理液は現像薬も含むこと
ができる。安定化液は一般に、緩衝液を用いて簡便に得
られる4〜7のpHを有し、好ましくは疎水化剤も含
む。
刷版を製造するために、画像形成要素は画像通りの露光
に続いてアルカリ処理液において現像される。得られる
印刷版は続いて、アルカリ現像の後に印刷版の表面pH
を低下させる安定化液を用いて安定化させるのが好まし
い。アルカリ処理液は一般に活性化合物として、無機ア
ルカリ、疎水化剤、無機亜硫酸塩及びハロゲン化銀溶剤
を含む。場合によりアルカリ処理液は現像薬も含むこと
ができる。安定化液は一般に、緩衝液を用いて簡便に得
られる4〜7のpHを有し、好ましくは疎水化剤も含
む。
【0006】処理液を調製済み形態で運搬することによ
り一般にプラスチックの形態の包装の実質的廃棄物が生
じ、それが生態学的欠点を与え、実質的量を用いる消費
者にとって不便を生ずる。
り一般にプラスチックの形態の包装の実質的廃棄物が生
じ、それが生態学的欠点を与え、実質的量を用いる消費
者にとって不便を生ずる。
【0007】従って1種又はそれ以上の処理液をもっと
濃厚で簡便に形態とする必要がある。過去において、処
理液を凍結−乾燥又は噴霧−乾燥し、それを固体の形態
で運搬し、必要な場合に例えば水に溶解できるようにす
る提案が成された。しかしそのような方法は、高価であ
り、さらに固体を溶解することにより製造される疎水化
剤を含む処理液を用いて得られる平版印刷版は、特にイ
ンク受容性及び印刷耐久性に関して性能が悪いという欠
点を有する。
濃厚で簡便に形態とする必要がある。過去において、処
理液を凍結−乾燥又は噴霧−乾燥し、それを固体の形態
で運搬し、必要な場合に例えば水に溶解できるようにす
る提案が成された。しかしそのような方法は、高価であ
り、さらに固体を溶解することにより製造される疎水化
剤を含む処理液を用いて得られる平版印刷版は、特にイ
ンク受容性及び印刷耐久性に関して性能が悪いという欠
点を有する。
【0008】
【発明の概略】従って、本発明の目的は前記の問題に対
する回答を提供することである。
する回答を提供することである。
【0009】本発明のさらなる目的は後文の説明から明
らかになるであろう。
らかになるであろう。
【0010】本発明に従えば、銀塩拡散転写法に従う平
版印刷版の製造において用いるための処理液の製造のた
めのキットであって、該処理液の製造に必要なすべての
活性化合物を含み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該
疎水化剤が濃厚溶解液の状態で与えられるキットが提供
される。
版印刷版の製造において用いるための処理液の製造のた
めのキットであって、該処理液の製造に必要なすべての
活性化合物を含み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該
疎水化剤が濃厚溶解液の状態で与えられるキットが提供
される。
【0011】
【発明の詳細な記述】本発明に従えば、本発明に従うキ
ットから製造される処理液が調製済み形態で与えられる
処理液と類似の性能を有することが見いだされた。本発
明の作業にとって必須なのは、疎水化剤が濃厚溶解液の
状態で与えられることである。
ットから製造される処理液が調製済み形態で与えられる
処理液と類似の性能を有することが見いだされた。本発
明の作業にとって必須なのは、疎水化剤が濃厚溶解液の
状態で与えられることである。
【0012】「濃厚溶解液の状態」(concentrated diss
olved liquid state)という用語は、疎水化剤が液体中
に、調製済み処理液における疎水化剤の濃度より実質的
に高い濃度で溶解されていることを意味する。疎水化剤
は、最終的調製済み処理液における濃度より好ましくは
少なくとも10倍、より好ましくは少なくとも20倍高
い濃度で存在する。
olved liquid state)という用語は、疎水化剤が液体中
に、調製済み処理液における疎水化剤の濃度より実質的
に高い濃度で溶解されていることを意味する。疎水化剤
は、最終的調製済み処理液における濃度より好ましくは
少なくとも10倍、より好ましくは少なくとも20倍高
い濃度で存在する。
【0013】疎水化剤を溶解するための液体として、周
囲温度で液体の形態にある処理液の活性化合物、水と混
和性の溶媒、例えばエタノール、ポリオール、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン
など、又はそれらの混合物を用いることができる。
囲温度で液体の形態にある処理液の活性化合物、水と混
和性の溶媒、例えばエタノール、ポリオール、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン
など、又はそれらの混合物を用いることができる。
【0014】本発明に関連する好ましい実施態様に従え
ば、キットは物理的に分離された2つ又はそれ以上の部
材(parts)から成り、これらの部材の1つは液体の形態
にあり、かつ濃厚形態で疎水化剤を含み、他の部材の1
つ又はそれ以上は固体の形態にある。そのような部材の
キットは好ましくは2つの部材のみから成り、液体部材
は疎水化剤を含み、固体部材はそれから製造されるべき
処理液の1つ又はそれ以上の活性化合物を含む。そのよ
うなキットの固体部材は、エレチングリコール、プロピ
レングリコール又はグリセリンなどのポリオールが噴霧
されているのが好ましい。
ば、キットは物理的に分離された2つ又はそれ以上の部
材(parts)から成り、これらの部材の1つは液体の形態
にあり、かつ濃厚形態で疎水化剤を含み、他の部材の1
つ又はそれ以上は固体の形態にある。そのような部材の
キットは好ましくは2つの部材のみから成り、液体部材
は疎水化剤を含み、固体部材はそれから製造されるべき
処理液の1つ又はそれ以上の活性化合物を含む。そのよ
うなキットの固体部材は、エレチングリコール、プロピ
レングリコール又はグリセリンなどのポリオールが噴霧
されているのが好ましい。
【0015】処理液を凍結−乾燥する必要なくキットを
製造できることは、本発明の特別な利点である。かくし
て本発明に従えば、活性化合物(疎水化剤以外)をそれ
らの純粋な形態で混合することができる。疎水化剤はキ
ットの分離された液体部材において与えられる。別の場
合、すべての活性化合物を疎水化剤と共に濃厚溶解状態
で与えることができる。
製造できることは、本発明の特別な利点である。かくし
て本発明に従えば、活性化合物(疎水化剤以外)をそれ
らの純粋な形態で混合することができる。疎水化剤はキ
ットの分離された液体部材において与えられる。別の場
合、すべての活性化合物を疎水化剤と共に濃厚溶解状態
で与えることができる。
【0016】特定の実施態様に従えば、本発明と関連す
るキットから製造されるべき処理液にはアルカリ処理液
が含まれる。アルカリ処理液は少なくとも1種の無機ア
ルカリ、ハロゲン化銀溶剤、疎水化剤及び無機亜硫酸
塩、例えば亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム又は亜硫
酸アンモニウムを活性成分として含むのが好ましい。
るキットから製造されるべき処理液にはアルカリ処理液
が含まれる。アルカリ処理液は少なくとも1種の無機ア
ルカリ、ハロゲン化銀溶剤、疎水化剤及び無機亜硫酸
塩、例えば亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム又は亜硫
酸アンモニウムを活性成分として含むのが好ましい。
【0017】本発明と関連して用いることができる無機
アルカリとして、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
酸化マグネシウム、炭酸塩類、例えば炭酸カルシウムな
どがある。そのような無機アルカリに加えて例えばアル
カノールアミン類などの有機アルカリを含むのが便利で
あり得、それはアルカリ性を与えるのみでなくハロゲン
化銀溶剤類としても機能することができる。
アルカリとして、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
酸化マグネシウム、炭酸塩類、例えば炭酸カルシウムな
どがある。そのような無機アルカリに加えて例えばアル
カノールアミン類などの有機アルカリを含むのが便利で
あり得、それはアルカリ性を与えるのみでなくハロゲン
化銀溶剤類としても機能することができる。
【0018】本発明と関連して用いられる疎水化剤類
は、銀又は銀イオン類と反応することができ、疎水性で
ある、すなわち水に不溶性であるか、又はわずかしか水
に可溶性でない化合物である。一般にこれらの化合物は
メルカプト基又はチオレート基、及び1つ又はそれ以上
の疎水性置換基、例えば炭素数が少なくとも4のアルキ
ル基を含む。本発明に従って用いるための疎水化剤類の
例は、例えばUS−P3,776,728及びUS−P
4,563,410に記載されているものである。好
ましい化合物は次式:
は、銀又は銀イオン類と反応することができ、疎水性で
ある、すなわち水に不溶性であるか、又はわずかしか水
に可溶性でない化合物である。一般にこれらの化合物は
メルカプト基又はチオレート基、及び1つ又はそれ以上
の疎水性置換基、例えば炭素数が少なくとも4のアルキ
ル基を含む。本発明に従って用いるための疎水化剤類の
例は、例えばUS−P3,776,728及びUS−P
4,563,410に記載されているものである。好
ましい化合物は次式:
【0019】
【化1】
【0020】[式中、R5は水素又はアシル基を示し、
R4はアルキル、アリール又はアラルキルを示す]の1
つに対応する。用いられるのが最も好ましい化合物は、
R4が炭素数が4〜16のアルキルを示す上記の式の1
つに従う化合物である。
R4はアルキル、アリール又はアラルキルを示す]の1
つに対応する。用いられるのが最も好ましい化合物は、
R4が炭素数が4〜16のアルキルを示す上記の式の1
つに従う化合物である。
【0021】本発明と関連して用いるためのさらなる疎
水化剤類は次式:
水化剤類は次式:
【0022】
【化2】
【0023】[式中、Zは置換もしくは非置換アルキ
ル、置換もしくは非置換アリール、アラルキル、アルキ
ルアリール、置換もしくは非置換アルケニル、置換もし
くは非置換アルキニル又はヘテロ環を示す]に対応す
る。
ル、置換もしくは非置換アリール、アラルキル、アルキ
ルアリール、置換もしくは非置換アルケニル、置換もし
くは非置換アルキニル又はヘテロ環を示す]に対応す
る。
【0024】後者の式(A)に従う化合物の特定の例
は:化合物番号 式(A)中のZ H1 CH2CONH−n.C6H13 H2 CH2CON(n.C4H9)2 H3 n.C6H13 H4 n.C8H17 H5 n.C4H9 である。
は:化合物番号 式(A)中のZ H1 CH2CONH−n.C6H13 H2 CH2CON(n.C4H9)2 H3 n.C6H13 H4 n.C8H17 H5 n.C4H9 である。
【0025】本発明と関連して用いるのに適したハロゲ
ン化銀溶剤類は、例えばUS 5200294に開示さ
れているような、例えばチオシアナート類、チオ硫酸塩
類、チオエーテル類である。特に好ましい種類のハロゲ
ン化銀溶剤類はメソ−イオン性化合物、例えばトリアゾ
リウムチオレート又はテトラゾリウムチオレートであ
る。非常に好ましいメソ−イオン性化合物は次式:
ン化銀溶剤類は、例えばUS 5200294に開示さ
れているような、例えばチオシアナート類、チオ硫酸塩
類、チオエーテル類である。特に好ましい種類のハロゲ
ン化銀溶剤類はメソ−イオン性化合物、例えばトリアゾ
リウムチオレート又はテトラゾリウムチオレートであ
る。非常に好ましいメソ−イオン性化合物は次式:
【0026】
【化3】
【0027】[式中、R7及びR8はそれぞれ独立して非
置換もしくは置換アルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アラルキル基、アリール基又はヘテロ環式基
を示し、Aは非置換もしくは置換アルキル基、アルケニ
ル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基、
ヘテロ環式基又は−NR9R10を示し、R9及びR10はそ
れぞれ独立して水素、アルキル基又はアリール基を示
し、ここでR7とR8、又はR8とA、又はR9とR10は互
いに結合して5−又は6−員環を形成していることがで
きる]に対応する。
置換もしくは置換アルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アラルキル基、アリール基又はヘテロ環式基
を示し、Aは非置換もしくは置換アルキル基、アルケニ
ル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基、
ヘテロ環式基又は−NR9R10を示し、R9及びR10はそ
れぞれ独立して水素、アルキル基又はアリール基を示
し、ここでR7とR8、又はR8とA、又はR9とR10は互
いに結合して5−又は6−員環を形成していることがで
きる]に対応する。
【0028】メソ−イオン性化合物はアルカノールアミ
ンと組み合わされて用いられるのが好ましい。本発明に
従って用いるのに適したアルカノールアミン類は第3、
第2又は第1の型のものであることができる。本発明と
関連して用いることができるアルカノールアミン類の例
は次式:
ンと組み合わされて用いられるのが好ましい。本発明に
従って用いるのに適したアルカノールアミン類は第3、
第2又は第1の型のものであることができる。本発明と
関連して用いることができるアルカノールアミン類の例
は次式:
【0029】
【化4】
【0030】[式中、X及びX’は独立して水素、ヒド
ロキシル基又はアミノ基を示し、l及びmは0あるいは
1又はそれ以上の整数を示し、nは1又はそれ以上の整
数を示す]に対応する。用いられるのが好ましいアルカ
ノールアミン類は、例えばN−(2−アミノエチル)エ
タノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、N−エチルジエ
タノールアミン、ジイソプロパノールアミン、エタノー
ルアミン、4−アミノブタノール、N,N−ジメチルエ
タノールアミン、3−アミノプロパノール、N,N−エ
チル−2,2’−イミノジエタノールなど、又はそれら
の混合物である。
ロキシル基又はアミノ基を示し、l及びmは0あるいは
1又はそれ以上の整数を示し、nは1又はそれ以上の整
数を示す]に対応する。用いられるのが好ましいアルカ
ノールアミン類は、例えばN−(2−アミノエチル)エ
タノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、N−エチルジエ
タノールアミン、ジイソプロパノールアミン、エタノー
ルアミン、4−アミノブタノール、N,N−ジメチルエ
タノールアミン、3−アミノプロパノール、N,N−エ
チル−2,2’−イミノジエタノールなど、又はそれら
の混合物である。
【0031】本発明と関連して用いることができるさら
に別のハロゲン化銀溶剤類は、例えば2−メルカプト安
息香酸、環状イミド類及びオキサゾリドン類である。
に別のハロゲン化銀溶剤類は、例えば2−メルカプト安
息香酸、環状イミド類及びオキサゾリドン類である。
【0032】アルカリ処理液はさらに、現像薬類、カル
シウム封鎖剤類及び現像促進剤類などの他の活性化合物
を含むことができる。本発明と関連して用いるのに適し
た現像薬類は好ましくはp−ジヒドロキシベンゼン型の
もの、例えばヒドロキノン、メチルヒドロキノン又はク
ロロヒドロキノンであり、1−フェニル−3−ピラゾリ
ジノン−型の現像薬及び/又はp−モノメチルアミノフ
ェノールである補助現像薬と組み合わされているのが好
ましい。特に有用な補助現像薬類はフェニドン型のも
の、例えば1−フェニル−3−ピラゾリジノン、1−フ
ェニル−4−モノメチル−3−ピラゾリジノン及び1−
フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリジノンであ
る。
シウム封鎖剤類及び現像促進剤類などの他の活性化合物
を含むことができる。本発明と関連して用いるのに適し
た現像薬類は好ましくはp−ジヒドロキシベンゼン型の
もの、例えばヒドロキノン、メチルヒドロキノン又はク
ロロヒドロキノンであり、1−フェニル−3−ピラゾリ
ジノン−型の現像薬及び/又はp−モノメチルアミノフ
ェノールである補助現像薬と組み合わされているのが好
ましい。特に有用な補助現像薬類はフェニドン型のも
の、例えば1−フェニル−3−ピラゾリジノン、1−フ
ェニル−4−モノメチル−3−ピラゾリジノン及び1−
フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリジノンであ
る。
【0033】本発明の特に好ましい実施態様に従えば、
アルカリ処理液の製造のためのキットは、活性化合物を
含み、物理的に分離された2つ又はそれ以上の部材から
成る。これらの部材の1つは固体の形態の無機アルカリ
を含むが、他の部材は濃厚溶解状態で疎水化剤を含む。
特に興味深い実施態様に従うと、疎水化剤は通常液体の
形態にある他の活性化合物に溶解することができる。例
えばアルカリ処理液がアルカノールアミンを含む場合、
疎水化剤をそこに、場合により少量の水を用いて簡単に
溶解することができる。
アルカリ処理液の製造のためのキットは、活性化合物を
含み、物理的に分離された2つ又はそれ以上の部材から
成る。これらの部材の1つは固体の形態の無機アルカリ
を含むが、他の部材は濃厚溶解状態で疎水化剤を含む。
特に興味深い実施態様に従うと、疎水化剤は通常液体の
形態にある他の活性化合物に溶解することができる。例
えばアルカリ処理液がアルカノールアミンを含む場合、
疎水化剤をそこに、場合により少量の水を用いて簡単に
溶解することができる。
【0034】本発明のキットは疎水化剤(例えば上記の
ような)を含み、DTR−法に従う印刷版の製造におい
て用いられるべき安定化液の製造にも適している。安定
化液は一般に5〜7のpHを有する。安定化液は緩衝
液、例えばリン酸塩緩衝液、クエン酸塩緩衝液又はそれ
らの混合物、及び好ましくは上記で挙げられているよう
なアルカノールアミン類のようなアルカノールアミンを
含むのが好ましい。安定化液の緩衝能は、50mlの安
定化液への1モルの水酸化ナトリウム水溶液の0.5m
lの添加が安定化液のpHを6.5より高く上昇させな
いようなものが好ましい。安定化液はさらに殺バクテリ
ア剤、例えばEP 0,150,517に記載のような
フェノール、チモール又は5−ブロモ−5−ニトロ−
1,3−ジオキサンを含むことができる。安定化液は、
DTR要素の処理の後に得られる印刷版の疎水性/親水
性バランスに影響を与える物質、例えばシリカも含むこ
とができる。さらに安定化液は湿潤剤類、例えばプルロ
ニック、及び好ましくは過フッ化アルキル基を含む化合
物(湿潤剤類)を含むことができる。
ような)を含み、DTR−法に従う印刷版の製造におい
て用いられるべき安定化液の製造にも適している。安定
化液は一般に5〜7のpHを有する。安定化液は緩衝
液、例えばリン酸塩緩衝液、クエン酸塩緩衝液又はそれ
らの混合物、及び好ましくは上記で挙げられているよう
なアルカノールアミン類のようなアルカノールアミンを
含むのが好ましい。安定化液の緩衝能は、50mlの安
定化液への1モルの水酸化ナトリウム水溶液の0.5m
lの添加が安定化液のpHを6.5より高く上昇させな
いようなものが好ましい。安定化液はさらに殺バクテリ
ア剤、例えばEP 0,150,517に記載のような
フェノール、チモール又は5−ブロモ−5−ニトロ−
1,3−ジオキサンを含むことができる。安定化液は、
DTR要素の処理の後に得られる印刷版の疎水性/親水
性バランスに影響を与える物質、例えばシリカも含むこ
とができる。さらに安定化液は湿潤剤類、例えばプルロ
ニック、及び好ましくは過フッ化アルキル基を含む化合
物(湿潤剤類)を含むことができる。
【0035】アルカリ処理液の製造のためのキットに関
して上記で開示されている場合と類似して、安定化液の
製造のためのキットは、安定化液の活性化合物を含み、
互いに物理的に分離されている2つ又はそれ以上の部材
から成ることができる。上記と類似して、疎水化剤は安
定化液の通常液体である活性化合物、例えばアルカノー
ルアミンに溶解することができる。
して上記で開示されている場合と類似して、安定化液の
製造のためのキットは、安定化液の活性化合物を含み、
互いに物理的に分離されている2つ又はそれ以上の部材
から成ることができる。上記と類似して、疎水化剤は安
定化液の通常液体である活性化合物、例えばアルカノー
ルアミンに溶解することができる。
【0036】本発明のキットから製造される処理液は、
銀塩拡散転写法に従って画像形成要素から平版印刷版を
製造するのに適している。そのような画像形成要素は支
持体上に、ハロゲン化銀乳剤層及び物理現像核層をこの
順序で設けられて含むのが好ましい。場合によりベース
層又はハレーション防止層を支持体とハロゲン化乳剤層
の間に設けることができる。
銀塩拡散転写法に従って画像形成要素から平版印刷版を
製造するのに適している。そのような画像形成要素は支
持体上に、ハロゲン化銀乳剤層及び物理現像核層をこの
順序で設けられて含むのが好ましい。場合によりベース
層又はハレーション防止層を支持体とハロゲン化乳剤層
の間に設けることができる。
【0037】印刷版の製造のための典型的方法に従う
と、上記の画像形成要素は、例えばカメラ又はレーザー
により画像通りに露光され、続いてアルカリ処理液を用
いて現像される。アルカリ現像の後に安定化液を用いた
安定化が続くのが好ましく、安定化液は一般に印刷版の
表面におけるpHを低下させる。そのような方法は例え
ばUS 5200294に開示されている。
と、上記の画像形成要素は、例えばカメラ又はレーザー
により画像通りに露光され、続いてアルカリ処理液を用
いて現像される。アルカリ現像の後に安定化液を用いた
安定化が続くのが好ましく、安定化液は一般に印刷版の
表面におけるpHを低下させる。そのような方法は例え
ばUS 5200294に開示されている。
【0038】別の方法に従うと印刷版は、物理現像核を
含む層及びハロゲン化銀乳剤層を示されている順序でア
ルミニウム支持体上に含む画像形成要素を用いて得るこ
とができる。そのような画像形成要素は、画像通りの露
光の後、アルカリ処理液を用いて現像され、続いて水洗
されてハロゲン化銀乳剤層及び他の任意の層が除去さ
れ、物理現像核を含む層に形成される銀画像が露出され
る。そのような方法は例えばEP−A 410500に
開示されている。
含む層及びハロゲン化銀乳剤層を示されている順序でア
ルミニウム支持体上に含む画像形成要素を用いて得るこ
とができる。そのような画像形成要素は、画像通りの露
光の後、アルカリ処理液を用いて現像され、続いて水洗
されてハロゲン化銀乳剤層及び他の任意の層が除去さ
れ、物理現像核を含む層に形成される銀画像が露出され
る。そのような方法は例えばEP−A 410500に
開示されている。
【0039】ここで本発明を以下の実施例により例示す
るが、本発明をそれに制限する意図はない。他に特定さ
れなければ、示されているすべての部は重量による。
るが、本発明をそれに制限する意図はない。他に特定さ
れなければ、示されているすべての部は重量による。
【0040】
実施例1 ハロゲン化銀乳剤コーティング溶液の製造 98.2モル%のクロリド及び1.8モル%のブロミド
から成る銀クロロブロミド乳剤をダブルジェット沈澱法
により製造した。平均ハロゲン化銀粒径は0.4μmで
あり(等しい体積を有する球の直径)、内部ドーパント
としてロジウムイオン類を含んだ。乳剤をオルソクロマ
チックに増感し、安定化した。
から成る銀クロロブロミド乳剤をダブルジェット沈澱法
により製造した。平均ハロゲン化銀粒径は0.4μmで
あり(等しい体積を有する球の直径)、内部ドーパント
としてロジウムイオン類を含んだ。乳剤をオルソクロマ
チックに増感し、安定化した。
【0041】以下の組成を有するベース層コーティング
溶液を製造した: ゼラチン 5.5% カーボンブラック 0.76% シリカ粒子(5μm) 1.6% 画像形成要素の製造:乳剤コーティング溶液及びベース
層コーティング溶液を、2つの裏引き層のパックが設け
られたポリエチレンテレフタレート支持体に、支持体の
該裏引き層を含む側の反対側にベース層コーティングが
直接コーティングされるように、カスケードコーティン
グ法を用いて同時にコーティングした。乳剤層は、Ag
NO3として表されるハロゲン化銀被覆率が1.5g/
m2であり、ゼラチン含有量が1.5g/m2であるよう
にコーティングした。乳剤層はさらに0.15g/m2
の1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン及び
0.25g/m2のヒドロキノンを含んだ。ベース層
は、コーティング層におけるゼラチンの量が3g/m2
であるようにコーティングした。
溶液を製造した: ゼラチン 5.5% カーボンブラック 0.76% シリカ粒子(5μm) 1.6% 画像形成要素の製造:乳剤コーティング溶液及びベース
層コーティング溶液を、2つの裏引き層のパックが設け
られたポリエチレンテレフタレート支持体に、支持体の
該裏引き層を含む側の反対側にベース層コーティングが
直接コーティングされるように、カスケードコーティン
グ法を用いて同時にコーティングした。乳剤層は、Ag
NO3として表されるハロゲン化銀被覆率が1.5g/
m2であり、ゼラチン含有量が1.5g/m2であるよう
にコーティングした。乳剤層はさらに0.15g/m2
の1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン及び
0.25g/m2のヒドロキノンを含んだ。ベース層
は、コーティング層におけるゼラチンの量が3g/m2
であるようにコーティングした。
【0042】かくして得られた要素を乾燥し、40℃の
温度に5日間供し、次いで乳剤層に、物理現像核として
のPdS、0.4g/m2のヒドロキノン及び100m
g/m2のホルムアルデヒドを含む層を上塗りした。
温度に5日間供し、次いで乳剤層に、物理現像核として
のPdS、0.4g/m2のヒドロキノン及び100m
g/m2のホルムアルデヒドを含む層を上塗りした。
【0043】以下の組成を有するアルカリ処理液を製造
した: 水酸化ナトリウム(g) 30 無水亜硫酸ナトリウム(g) 33 ナトリウムチオシアナート(g) 20 グリセリン(ml) 20 2−メルカプト−5−n.ヘプチル− オキサ−3,4−ジアゾール(mg) 150 EDTAナトリウム塩(g) 1 メチルヒドロキノン(g) 1 水 1リットルとする量 上記のアルカリ処理液は以下のキットの1つを用いて製
造した: (1)以下の部材から成る部材のキットを用いた: (a)粉末の形態であり、グリセリン(2ml)が噴霧
された亜硫酸ナトリウム、ナトリウムチオシアナート、
EDTA及びメチルヒドロキノンの混合物; (b)10mlのエタノール及び18mlのグリセリン
の混合物中の150mgの2−メルカプト−5−n.−
ヘプチル−オキサ−3,4−ジアゾール(疎水化剤)の
溶液。
した: 水酸化ナトリウム(g) 30 無水亜硫酸ナトリウム(g) 33 ナトリウムチオシアナート(g) 20 グリセリン(ml) 20 2−メルカプト−5−n.ヘプチル− オキサ−3,4−ジアゾール(mg) 150 EDTAナトリウム塩(g) 1 メチルヒドロキノン(g) 1 水 1リットルとする量 上記のアルカリ処理液は以下のキットの1つを用いて製
造した: (1)以下の部材から成る部材のキットを用いた: (a)粉末の形態であり、グリセリン(2ml)が噴霧
された亜硫酸ナトリウム、ナトリウムチオシアナート、
EDTA及びメチルヒドロキノンの混合物; (b)10mlのエタノール及び18mlのグリセリン
の混合物中の150mgの2−メルカプト−5−n.−
ヘプチル−オキサ−3,4−ジアゾール(疎水化剤)の
溶液。
【0044】(2)以下の部材から成る部材のキットを
製造した: (a)粉末の形態であり、グリセリン(2ml)が噴霧
された亜硫酸ナトリウム、ナトリウムチオシアナート、
EDTA、疎水化剤及びメチルヒドロキノンの混合物; (b)18mlのグリセリン。
製造した: (a)粉末の形態であり、グリセリン(2ml)が噴霧
された亜硫酸ナトリウム、ナトリウムチオシアナート、
EDTA、疎水化剤及びメチルヒドロキノンの混合物; (b)18mlのグリセリン。
【0045】アルカリ処理液はすべて、最初に部材
(a)を水に混合し、続いてそこに部材(b)を混合す
ることにより製造した。
(a)を水に混合し、続いてそこに部材(b)を混合す
ることにより製造した。
【0046】上記の画像形成要素から印刷版を製造する
ために、画像形成要素を画像通りに露光(カメラ露光)
し、次いで上記に開示されている2種類の部材のキット
から得たアルカリ処理液の1つを用いて現像した。この
現像に続いて以下の組成を有する安定化液を通して印刷
版を導いた: クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g システイン 1g 無水亜硫酸ナトリウム 5g フェノール 50mg 水 1lとする量 次いで、得られた印刷版を用い、通常用いられるインク
及びコロイドシリカを含む水性給湿液を用い、印刷機に
おいて印刷した。印刷版のそれぞれに関するインク受容
性を評価した。キット番号2から製造されたアルカリ処
理液は劣ったインク受容性を有するが、キット1からの
アルカリ処理液の場合のインク受容性は優れていること
が見いだされた。
ために、画像形成要素を画像通りに露光(カメラ露光)
し、次いで上記に開示されている2種類の部材のキット
から得たアルカリ処理液の1つを用いて現像した。この
現像に続いて以下の組成を有する安定化液を通して印刷
版を導いた: クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g システイン 1g 無水亜硫酸ナトリウム 5g フェノール 50mg 水 1lとする量 次いで、得られた印刷版を用い、通常用いられるインク
及びコロイドシリカを含む水性給湿液を用い、印刷機に
おいて印刷した。印刷版のそれぞれに関するインク受容
性を評価した。キット番号2から製造されたアルカリ処
理液は劣ったインク受容性を有するが、キット1からの
アルカリ処理液の場合のインク受容性は優れていること
が見いだされた。
【0047】実施例2 以下の組成を有するアルカリ処理液を製造する以外は実
施例1の方法と類似の方法で印刷版を製造した: 水酸化ナトリウム(g) 30 無水亜硫酸ナトリウム(g) 35 化合物A(下記参照)(g) 1.2 2−メルカプト−5−n.ヘプチル− オキサ−3,4−ジアゾール(mg) 350 EDTAナトリウム塩(g) 1 アミノ−エチル−アミノ−エタノール(ml) 40 メチルヒドロキノン(g) 2 水 1リットルとする量
施例1の方法と類似の方法で印刷版を製造した: 水酸化ナトリウム(g) 30 無水亜硫酸ナトリウム(g) 35 化合物A(下記参照)(g) 1.2 2−メルカプト−5−n.ヘプチル− オキサ−3,4−ジアゾール(mg) 350 EDTAナトリウム塩(g) 1 アミノ−エチル−アミノ−エタノール(ml) 40 メチルヒドロキノン(g) 2 水 1リットルとする量
【0048】
【化5】
【0049】さらに実施例1に開示されている安定化液
の代わりに以下の安定化液を用いた: トリエタノールアミン 10g 界面活性剤 0.2g 疎水化剤H2番(上記参照) 0.8g NaH2PO4・2H2O 40g 水 1リットルとする量 アルカリ処理液は以下の部材から成る以下の部材のキッ
トの1つを用いて製造した: (1)以下の部材から成る部材のキットを用いた: (a)40mlのアミノ−エチル−アミノ−エタノール
中の350mgの2−メルカプト−5−n.ヘプチル−
オキサ−3,4−ジアゾール; (b)粉末の形態の亜硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、EDTAナトリウム塩、化合物A及びメチルヒドロ
キノンの混合物。
の代わりに以下の安定化液を用いた: トリエタノールアミン 10g 界面活性剤 0.2g 疎水化剤H2番(上記参照) 0.8g NaH2PO4・2H2O 40g 水 1リットルとする量 アルカリ処理液は以下の部材から成る以下の部材のキッ
トの1つを用いて製造した: (1)以下の部材から成る部材のキットを用いた: (a)40mlのアミノ−エチル−アミノ−エタノール
中の350mgの2−メルカプト−5−n.ヘプチル−
オキサ−3,4−ジアゾール; (b)粉末の形態の亜硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、EDTAナトリウム塩、化合物A及びメチルヒドロ
キノンの混合物。
【0050】(2)以下の部材から成る部材のキットを
用いた; (a)40mlのアミノ−エチル−アミノ−エタノー
ル; (b)粉末の形態の亜硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、EDTAナトリウム塩、化合物A、2−メルカプト
−5−n.ヘプチル−オキサ−3,4−ジアゾール及び
メチルヒドロキノンの混合物。
用いた; (a)40mlのアミノ−エチル−アミノ−エタノー
ル; (b)粉末の形態の亜硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、EDTAナトリウム塩、化合物A、2−メルカプト
−5−n.ヘプチル−オキサ−3,4−ジアゾール及び
メチルヒドロキノンの混合物。
【0051】キット番号1を用いて得たアルカリ処理液
を用いて得た印刷版は、優れたインク受容性を有する
が、アルカリ処理液がキット番号2を用いて製造された
場合、インク受容性が劣っていることが見いだされた。
を用いて得た印刷版は、優れたインク受容性を有する
が、アルカリ処理液がキット番号2を用いて製造された
場合、インク受容性が劣っていることが見いだされた。
【0052】実施例3 アルカリ処理液の製造のためのキット番号1を用いて実
施例番号2を繰り返した。安定化液は以下の2つのキッ
トのいずれかを用いて製造した: (1)以下の2つの部材から成る部材のキット: (a)10gのトリエタノールアミンに溶解された0.
8gの疎水化剤H2; (b)界面活性剤及びNaH2PO4・H2Oの粉末混合
物。
施例番号2を繰り返した。安定化液は以下の2つのキッ
トのいずれかを用いて製造した: (1)以下の2つの部材から成る部材のキット: (a)10gのトリエタノールアミンに溶解された0.
8gの疎水化剤H2; (b)界面活性剤及びNaH2PO4・H2Oの粉末混合
物。
【0053】(2)以下の2つの部材から成る部材のキ
ット: (a)10gのトリエタノールアミン; (b)界面活性剤、疎水化剤H2及びNaH2PO4・H
2O。
ット: (a)10gのトリエタノールアミン; (b)界面活性剤、疎水化剤H2及びNaH2PO4・H
2O。
【0054】キット番号1から得た安定化液を用いて得
た印刷版は優れたインク受容性を有するが、キット番号
2を用いて安定化液を製造した場合、それを用いて得た
印刷版は劣ったインク受容性を有することが見いだされ
た。
た印刷版は優れたインク受容性を有するが、キット番号
2を用いて安定化液を製造した場合、それを用いて得た
印刷版は劣ったインク受容性を有することが見いだされ
た。
【0055】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【0056】1.銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製
造において用いるための処理液の製造のためのキットで
あって、該処理液の製造に必要なすべての活性化合物を
含み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該疎水化剤が濃
厚溶解液の状態で与えられるキット。
造において用いるための処理液の製造のためのキットで
あって、該処理液の製造に必要なすべての活性化合物を
含み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該疎水化剤が濃
厚溶解液の状態で与えられるキット。
【0057】2.該疎水化剤を液体活性化合物に溶解さ
れている上記1項に記載のキット。
れている上記1項に記載のキット。
【0058】3.該液体活性化合物がアルカノールアミ
ン又はポリオールである上記1項に記載のキット。
ン又はポリオールである上記1項に記載のキット。
【0059】4.現像の後に続いて得られる印刷版の表
面pHを低下させることができる安定化液の製造のため
の上記1項に記載のキット。
面pHを低下させることができる安定化液の製造のため
の上記1項に記載のキット。
【0060】5.アルカリ処理液の製造のための上記1
項に記載のキット。
項に記載のキット。
【0061】6.該キットが物理的に分離された2つ又
はそれ以上の部材(parts)を含む上記1項に記載のキッ
ト。
はそれ以上の部材(parts)を含む上記1項に記載のキッ
ト。
【0062】7.該疎水化剤以外の1つ又はそれ以上の
該活性化合物が固体部材に含まれる上記6項に記載のキ
ット。
該活性化合物が固体部材に含まれる上記6項に記載のキ
ット。
【0063】8.銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製
造のための処理液の製造のための、上記1〜7項のいず
れかに定義されているキットの利用。
造のための処理液の製造のための、上記1〜7項のいず
れかに定義されているキットの利用。
Claims (1)
- 【請求項1】 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製造
において用いるための処理液の製造のためのキットであ
って、該処理液の製造に必要なすべての活性化合物を含
み、該活性化合物が疎水化剤を含み、該疎水化剤が濃厚
溶解液の状態で与えられるキット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP95200691A EP0736807B1 (en) | 1995-03-21 | 1995-03-21 | A kit for preparing a processing liquid to be used for making a lithographic printing plate according to the silver salt diffusion transfer process |
DE95200691.4 | 1995-03-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08262676A true JPH08262676A (ja) | 1996-10-11 |
JP2858555B2 JP2858555B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=8220105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8089068A Expired - Lifetime JP2858555B2 (ja) | 1995-03-21 | 1996-03-19 | 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の製造において用いるための処理液製造のためのキツト |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5846687A (ja) |
EP (1) | EP0736807B1 (ja) |
JP (1) | JP2858555B2 (ja) |
DE (1) | DE69500071T2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020113A (en) * | 1997-03-31 | 2000-02-01 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Process for producing photographic suspended processing agent composition |
US6040121A (en) * | 1999-05-18 | 2000-03-21 | Eastman Kodak Company | Two-stage processing of low silver black-and-white photographic elements |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA665587A (en) * | 1963-06-25 | C. Barnes John | Stable liquid photographic developer concentrates | |
BE602625A (ja) * | 1960-04-14 | |||
US3736871A (en) * | 1970-08-03 | 1973-06-05 | Du Pont | Copper (1) salt-hydrophilic binder lithographic images |
IT1175017B (it) * | 1983-09-20 | 1987-07-01 | Minnesota Mining & Mfg | Composizioni di sviluppo per materiali fotografici agli alogenuri d'argento |
US4649096A (en) * | 1984-04-06 | 1987-03-10 | Mitsubishi Paper Mills, Ltd. | Processing compositions for silver complex diffusion transfer process |
JPH0594019A (ja) * | 1991-10-02 | 1993-04-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版の製版方法およびこれに用いる拡散転写処理液 |
EP0565121B1 (en) * | 1992-04-09 | 1999-07-14 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide photographic light-sensitive material |
-
1995
- 1995-03-21 DE DE69500071T patent/DE69500071T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-21 EP EP95200691A patent/EP0736807B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-03-18 US US08/617,382 patent/US5846687A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-19 JP JP8089068A patent/JP2858555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2858555B2 (ja) | 1999-02-17 |
DE69500071T2 (de) | 1997-05-07 |
EP0736807A1 (en) | 1996-10-09 |
DE69500071D1 (de) | 1996-12-19 |
EP0736807B1 (en) | 1996-10-16 |
US5846687A (en) | 1998-12-08 |
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