JPH08262096A - モータステータの性能連続検査装置及び検査方法 - Google Patents

モータステータの性能連続検査装置及び検査方法

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JPH08262096A
JPH08262096A JP8602695A JP8602695A JPH08262096A JP H08262096 A JPH08262096 A JP H08262096A JP 8602695 A JP8602695 A JP 8602695A JP 8602695 A JP8602695 A JP 8602695A JP H08262096 A JPH08262096 A JP H08262096A
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JP
Japan
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motor stator
performance
inspection device
inspection
stator
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JP8602695A
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Noriyuki Iwai
宣幸 岩井
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Nidec Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンドルモータ等のモータのステータのコ
イル高さ,通電性能,絶縁性能等の各性能を連続的、か
つほぼ自動的に検査出来、コンパクトにまとめられ省ス
ペース化が可能で組み付け工程へのフィードバックが迅
速に行われるモータステータの性能連続検査装置及び検
査方法を提供する。 【構成】 ベース台4上にコイル高さを検査するための
第1の検査装置2および通電性能および絶縁性能を検査
するための第2の検査装置3を載置し、検査対象のモー
タステータ11を移動手段5により第1および第2の検
査装置2,3間に移動し、制御手段6のコントロールに
より連続的な検査が行われる。コイル高さは接触片27
をモータステータ11に当接しトリメトロン37により
測定される。また、通電性能はダミー用ロータ12上に
連結するロータリエンコーダ49により計測され、絶縁
性能はモータステータ11の端子20側に連結される絶
縁性能計測部8により計測される。不合格時には操作表
示装置7の警告灯59が点灯表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータ等の
モータに使用されるモータステータの諸性能を検査する
検査装置及び方法に係り、特に、諸性能を連続的に、か
つほぼ自動的に行うことが出来るモータステータの性能
連続検査装置及び検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モータに使用されるステータはステータ
コアとこれに巻回されるステータコイルからなる。この
ステータコイルにはリード線が連結される。図4にはス
ピンドルモータ13の概要構造が示されている。スピン
ドルモータ13は、前記構造のステータ14と、これを
所定位置に固持するブラケット15と、ロータ12a等
からなる。ブラケット15の中心に固持される中心軸1
6は軸受21を介してロータ12aを支持する。なお、
ロータ12aの内側のステータ14と相対向する位置に
はロータマグネット23が固定される。
【0003】ステータ14のリード線19はブラケット
15の端子20に連結される。説明の都合上、ステータ
14とブラケット15とを組み付けたものをステータア
ッセンブリ11(以下、モータステータ11)と称呼
し、検査対象物とする。後に説明するコイル高さHはス
テータ14のステータコイルの上面からブラケット15
の下面までの寸法とし、このHを測定することによりス
テータコイルの巻回の良否が判定される。
【0004】組み付けられたモータステータ11の良否
を判定するための検査としては、前記したコイル高さの
測定検査と、通電性能検査および絶縁性能検査等が上げ
られる。これ等の検査項目のすべてが合格の場合、その
モータステータは合格品となる。従来技術においてもモ
ータステータの組み付けの良否を判定するために以上の
検査が行われていたがそれぞれの検査は別々の検査装置
により行われ、かつ殆どが手動により行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した各検査項目を
別々の検査装置によって検査すると、モータステータの
取り付けや位置決めおよび検査後の取り外しや次工程へ
の移動等の段取り作業に多くの時間を要し、検査効率が
低下する問題点があった。また、それぞれの検査が主に
手動により行われるため、多くの検査時間を要し、かつ
検査ミスが生じ易い問題点があった。更に、組み付け不
良が発見されるまでに多数の不良品が製作される場合が
あり、工程管理,品質管理が不十分となる問題点もあ
る。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、モータステータの良否を判定するための検査項目の
実施が単一の装置により連続的に、かつほぼ自動で順次
行われ、検査時間の短縮と工程管理,品質管理の向上が
図れ、不良品の発生を低減し得るモータステータの性能
連続検査装置及び検査方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、組み付けられたモータステータのコイ
ル高さ,通電性能,絶縁性能を順次連続的に検査する単
一構造の検査装置であって、前記コイル高さを測定する
第1の検査装置と、前記通電性能および絶縁性能を測定
する第2の検査装置と、これ等の装置を載置するベース
台と、該ベース台側に配設され検査対象のモータステー
タを前記第1の検査装置および第2の検査装置と係合す
る位置に移動位置決めする移動手段と、前記第1および
第2の検査装置と前記移動手段を制御する制御手段およ
びその操作表示装置とを有し、前記第1の検査装置は、
所定位置にセットされた前記モータステータのコイルに
当接係合する接触片と、該接触片をコイルの高さ方向に
移動する接触片移動機構部と、前記接触片に当接係合
し、そのコイルの高さ方向の移動量を計測する測定具と
を有するものからなり、前記第2の検査装置は、前記モ
ータステータのコイルと電源部側とを連結する電源供給
部と、前記モータステータ用のダミー用ロータと、該ダ
ミー用ロータをコイルの高さ方向に移動するロータ移動
機構部と、前記ダミー用ロータに係合しその通電性能を
計測する通電性能計測部と、前記モータステータのコイ
ルとステータコア側とに係合しその絶縁抵抗および絶縁
耐圧等の絶縁性能を計測する絶縁性能計測部を備えてな
るモータステータの性能連続検査装置を構成するもので
ある。更に具体的に、前記ベース台上には、前記第1お
よび第2の検査装置にセットされたモータステータのセ
ット状態を検出する物検センサが載置され、前記第2の
検査装置には、セットされたモータステータと前記電源
供給部側と連結される基板とを当接係合させる昇降手段
が付設されることを特徴とするものである。また、組み
付けられたモータステータのコイル高さ,通電性能およ
び絶縁性能を順次連続的に検査する検査方法であって、
検査対象のモータステータを第1の検査装置と係合する
位置にセットする手順と、前記モータステータに接触片
を当接して測定具でそのコイル高さを計測する手順と、
コイル高さの計測済みのモータステータを第2の検査装
置と係合する位置に移動し所定位置にセットする手順
と、モータステータと電源供給部とを連結すると共にダ
ミー用ロータを係合せしめて通電性能を検査する手順
と、モータステータのコイル側と絶縁性能計測部とを係
合して絶縁抵抗,絶縁耐圧等の絶縁性能を計測する手順
とからなり、前記手順は連結的に順次行われ、かつ計測
値に異常がある場合には警告が発せられるモータステー
タの性能連続検査方法を特徴とするものである。
【0008】
【作用】組み付けられたモータステータは第1の検査装
置にセットされ、接触片をコイルに当接係合せしめてコ
イル高さの測定が測定具により行われる。コイル高さの
測定後、制御手段は移動手段を作動し、モータステータ
を第2の検査装置側に移動し所定位置にセットする。こ
こでモータステータは電源供給部側と連結されると共に
ダミー用ロータがモータステータと係合する。ダミー用
ロータの回転性能によりモータステータの通電性能の検
査が行われる。また、モータステータと絶縁性能計測部
が連結され、絶縁抵抗,絶縁耐圧等の絶縁性能が検査さ
れる。検査済みのモータステータは装置から取り外され
る。前記の各検査項目が所定の基準値を満足しない場合
には警告が発せられ、モータステータの組み付けライン
にフィートバックされる。これにより、不良品の多発が
防止される。以上の検査は制御手段により自動制御され
て行われるため検査時間の短縮化が図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例の性能連続検査装置の全体概要構造
を示す正面図、図2は本実施例の第1の検査装置の詳細
構造を示す側面図、図3は本実施例の第2の検査装置の
詳細構造を示す側面図、図4はスピンドルモータの構造
と、このモータステータの検査用の各手段との係合状態
を示すブロック図、図5は第1の検査装置におけるコイ
ル高さの検査方法を説明するための正面図、図6は本実
施例の検査方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【0010】まず、図1および図4により、本実施例の
モータステータ11の性能連続検査装置の概要構造と、
これに付設される各計測部等の構成要素を説明する。モ
ータステータ11の性能連続検査装置1は、大別して第
1の検査装置2と、第2の検査装置3と、これ等を載置
するベース台4と、検査対象物のモータステータ11を
第1の検査装置2と第2の検査装置3間に移動させる移
動手段5と、第1および第2の検査装置2,3の各構成
部および移動手段5等をコントロールする制御手段6
と、その操作表示装置7等から構成される。また、性能
連続検査装置1には後に説明するように絶縁性能計測部
8および電源供給部9等が付設される。
【0011】まず、図4によりモータステータ11とこ
れに係合するダミー用ロータ12等からなるスピンドル
モータ13の概要構造と性能連続検査装置1による検査
内容について説明する。モータステータ11はステータ
14とこれを支持するブラケット15等からなり、ブラ
ケット15の中心には中心軸16が固定される。ステー
タ14はステータコア17とこれに巻回されるステータ
コイル18からなり、そのリード線19はブラケット1
5の端子20に連結される。一方、ダミー用ロータ12
は、軸受21により中心軸16に枢支されるロータ本体
22とロータマグネット23等からなり、ロータマグネ
ット23はステータ14と間隙を介し相対向する位置に
配置される。
【0012】検査項目としては、ステータコア17に巻
回されたステータコイル18が所定の巻回数だけ巻回さ
れたか否かをチェックするためのコイル高さの測定検査
と、モータステータ11の絶縁性能,具体的には絶縁抵
抗および絶縁耐圧を測定して絶縁性の良否を判断する絶
縁性能検査と、モータステータ11が正しく通電され、
かつスピンドルモータが所定の回転方向、所定回転数で
正しく回転し、かつ正規の電流値が流れているか否かを
検査する通電性能検査等からなる。また必要に応じてス
テータコイル18の逆起電力測定や起動時間等が測定さ
れる。
【0013】コイル高さの測定検査は図4に示すように
コイル高さHを計測することにより行われ、後に説明す
る第1の検査装置2により実施される。また、絶縁性能
検査はモータステータ11に係合する絶縁性能計測部8
により行われ、通電性能検査はダミー用ロータ12等に
係合する通電性能計測部10により行われる。なお、こ
れ等は制御手段6によりコントロールされ、電源供給部
9からの電源供給によって実施される。なお、絶縁性能
検査および通電性能検査は、後に説明する第2の検査装
置により行われる。
【0014】次に、図1および図2により第1の検査装
置2の構造を説明する。ベース台4上にはモータステー
タ11を所定位置に支持する下治具24が載置される。
モータステータ11が下治具24上に正しく支持された
否かは物検センサ25(光センサ等からなる)により検
出される。なお、物検センサ25は制御手段6に連結さ
れる。また、ベース台4上にはスタンド26が垂直に載
置される。下治具24に支持されるモータステータ11
の上方にはモータステータ11のコイルに当接係合する
接触片27が配置される。接触片27はスライドレール
28に固定される。
【0015】接触片移動機構部29は接触片27をコイ
ル高さ方向に移動させてモータステータ11に当接係合
されるもので概略次の構造からなる。すなわち、スタン
ド26に摺動可能に片持ち支持されるアーム30には、
シリンダ31が固定される。シリンダ31のロッド32
の下端側にはガイドレールブラケット33が固定され
る。ガイドレールブラケット33にはガイドシャフト3
4が垂直に固定され、ガイドシャフト34はアーム30
に嵌着されるスリーブ35により摺動自在に支持され
る。またガイドレールブラケット33にはガイドレール
36が形成され、スライドレール28をコイル高さ方向
(垂直方向)に沿って移動自在に支持する。
【0016】また、ガイドレールブラケット33にはコ
イル高さの測定具であるトリメトロン37が固定され
る。なお、トリメトロン37は接触片27と当接係合し
得る位置に配置される。以上の構造により、まずアーム
30をスタンド26の所定高さ位置に調整固定し、シリ
ンダ31を作動することによりガイドレールブラケット
33がガイドシャフト34に案内されて垂直方向に移動
し、これに伴って接触片27およびトリメトロン37が
垂直方向に移動する。接触片27が下治具24に支持さ
れているモータステータ11のコイルに当接するとトリ
メトロン37が接触片27と当接係合する。これにより
コイル高さの測定が可能になる。
【0017】次に、図1および図3により第2の検査装
置3の構造を説明する。ベース台4上には下治具38が
載置される。この下治具38には図4に示すように端子
39aを有する基板39が載置される。下治具38上に
モータステータ11が載置され、基板39が持ち上げら
れるとモータステータ11側の端子20と基板39の端
子39aが接触し通電状態となる。なお、端子39aに
は電源供給部9が連結される。
【0018】次に、ロータ移動機構部40を説明する。
ベース台4上にはスタンド41および物検センサ42が
載置される。なお、物検センサ42は前記の物検センサ
25と同一機能を有するもので下治具38とモータステ
ータ11との係合状態を検出するものである。スタンド
41にはアーム43が垂直方向に沿って移動可能に片持
ち支持される。アーム43にはシリンダ44が固定され
る。シリンダ44のには支持板45が固定される。支持
板45にはガイドシャフト46が垂直に固定され、ガイ
ドシャフト46はアーム43に嵌着されるスリーブ47
に摺動自在に支持される。また、支持板45には軸受ブ
ラケット48と通電性能計測部10を構成するロータリ
エンコーダ49が固定される。なお、ロータリエンコー
ダ49は制御手段6に連結される(図1)。
【0019】ダミー用ロータ12はロータリエンコーダ
49にカップリング50と回転軸51を介して垂下支持
され、回転軸51は軸受52を介して軸受ブラケット4
8に枢支される。また、図3に示すように絶縁性能計測
部8はモータステータ11側に連結して配置される。ま
た、図3に示すようにベース台4の基台側には昇降手段
の1つである昇降シリンダ53が配置される。昇降シリ
ンダ53は下治具38上の基板39を持ち上げてモータ
ステータ11側の端子20と基板39の端子39aを接
触させるものである。以上の構造により、アーム43を
所定位置にセットし、シリンダ44を作動することによ
り支持板45がガイドシャフト46に案内されて垂直方
向に移動し、かつ昇降シリンダ53を作動することによ
り基板39とモータステータ11とが係合する。
【0020】電源供給部9から電気を供給することによ
りダミー用ロータ12が回転する。ロータリエンコーダ
49および制御手段6により、モータステータ11の通
電性能、すなわちモータの回転性能である回転方向、回
転数、モータ起動時間、逆起電力や電流値等が計測され
モータステータ11の良否の判定が可能になる。また、
絶縁性能計測部8によりモータステータ11の絶縁性能
が同時に測定される。なお、本装置によれば、特にロー
タリーエンコーダ49を、回転方向のチェック、回転数
及び起動時間などの測定に用いたことにより、装置のコ
ンパクト化が図れると共に、確実な検査を実現してい
る。
【0021】次に、図1により移動手段5を説明する。
本実施例では移動手段5の駆動源としてモータ54を使
用しているが、勿論シリンダでもよい。ベース台4側に
はモータ54が固定されると共に、送りねじ軸55が支
持される。送りねじ軸55はモータ54に連結される。
送りねじ軸55にはナット状部材56が螺合する。ナッ
ト状部材56にはモータステータ11を搭載するための
支持台57が固定される。検査済のモータステータ11
を支持台57上に搭載し、モータ54を駆動することに
よりモータステータ11は第1の検査装置2から第2検
査装置3側に移動する。
【0022】制御手段6は前記したように、本実施例の
性能連結検査装置1の各構成部をコントロールすると共
に、計測値の演算,判定等を行うように構成される。図
1乃至図4に示すように、制御手段には絶縁性能計測部
8,電源供給部9,ロータリエンコーダ49,モータ5
4や物検センサ25,42や図に明示されていないが各
シリンダ31,44,53等が連結される。図1に示す
ように制御手段6に付設される操作表示装置7には始動
停止ボタン58や各コントロール用のボタンおよび警告
灯59、カウンタ60、電源ランプ61等が配設され
る。警告灯59は各検査結果が基準値を満足しない場合
に点灯表示されるものでこれにより組み付け工程へのフ
ィードバックが迅速に行われる。
【0023】次に、本実施例による検査方法を主に図6
のフローチャートを用いて説明する。まず、図1および
図2に示すように検査対象のモータステータ11を第1
の検査装置2の下治具24の所定位置にセットする(ス
テップ100)。物検センサ25がモータステータ11
を確認し、セット状態がOKになると接触片移動機構部
29が作動し、接触片27がモータステータ11のステ
ータコイル18の上面に当る(ステップ101)。ここ
で、スライドレール28の移動により図5に示すように
接触片27にトリメトロン37が当る。以上により、図
5等に示すコイル高さHの寸法が計測される(ステップ
102)。ここでコイルの高さの良否が判定され(ステ
ップ103)、コイルの高さが基準値以内の場合(ye
sの場合)には次工程に進み、以外の場合(noの場
合)は警告が発せられ(ステップ104)、操作表示装
置7の警告灯59が点灯する。
【0024】第1の検査装置2により合格となったモー
タステータ11は移動手段5の支持台57上に搭載され
る。モータ54の駆動によりモータステータ11は第2
の検査装置3側に移動される(ステップ105)。次
に、モータステータ11は図3に示すように第2の検査
装置3の下治具38上にセットされる(ステップ10
6)。ここで昇降シリンダ53により基板39を持ち上
げ端子39aとモータステータ11側の端子20を連結
し電源供給部9とモータステータ11を電気的に結合さ
せる(ステップ107)。次に、ロータ移動機構部40
によりダミー用ロータ12を下降させてダミー用ロータ
12とモータステータ11とを係合せしめる(ステップ
108)。
【0025】次に、所定の通電性能検査を行い(ステッ
プ109)、その性能が基準値を満足するか否かを判定
する(ステップ110)。満足する場合(yesの場
合)は次工程の絶縁性能検査を行う(ステップ11
1)。満足しない場合(noの場合)は警告(ステップ
104)に進む。絶縁性能検査による性能が基準値を満
足するか否かが判定され(ステップ112)、満足する
場合(yesの場合)には検査終了(ステップ113)
となりモータステータ11は元の位置に復帰される(ス
テップ114)。一方、満足しない場合(noの場合)
には警告(ステップ104)に進む。以下、同様な工程
を繰り返し行う。
【0026】なお、上記工程において、警告(ステップ
104)が発せられた後、次アクションが実行されない
場合、例えばそのままモータステータ11が装置上に放
置された場合や、ポカミスにより別の新たなモータステ
ータ11に交換したと作業者が錯覚し、実際にはそのま
ま放置された場合、等において再度警報させることがで
きる。その場合、物検センサ25,42と制御手段6に
よるシーケンスにて操作表示装置7を作動させる。
【0027】以上の動作はすべて制御手段6と操作表示
装置7によりコントロールされるため、本実施例の性能
検査はほぼ自動的に、かつ連続して行われる。なお、以
上の説明において、各構成要素についてその構造を限定
的に説明したが、同一の機能を有する他の公知技術が適
用されることは勿論である。特に、接触片移動機構部2
9やロータ移動機構部40や移動手段5等は他の公知移
動機構が適用される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)単一構造の性能連続検査装置によりモータステータ
のコイル高さ、通電性能,絶縁性能が順次検査されるた
め、検査効率の向上が図れる。 2)モータステータは移動手段により検査工程に自動的
に移動されるため、その都度のワーク移動がなく、段取
時間の短縮化が図れる。 3)検査の結果、不合格品が発見された場合には警告が
即時に行われるため、不良品の発生が低減し、工程管
理,品質管理の向上が図れる。 4)単一構造のため装置全体コンパクトにまとめられ、
省スペース化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の性能連続検査装置の全体概
要構造を示す正面図。
【図2】本実施例の第1の検査装置の詳細構造を示す側
面図。
【図3】本実施例の第2の検査装置の詳細構造を示す側
面図。
【図4】スピンドルモータの構造と、このモータステー
タの検査用の各手段との係合状態を示すブロック図。
【図5】図1の検査装置におけるコイル高さの検査方法
を説明するための正面図。
【図6】本実施例の検査方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 性能連続検査装置 2 第1の検査装置 3 第2の検査装置 4 ベース台 5 移動手段 6 制御手段 7 操作表示装置 8 絶縁性能計測部 9 電源供給部 10 通電性能計測部 11 モータステータ 12 ダミー用ロータ 12a ロータ 13 スピンドルモータ 14 ステータ 15 ブラケット 16 中心軸 17 ステータコア 18 ステータコイル 19 リード線 20 端子 21 軸受 22 ロータ本体 23 ロータマグネット 24 下治具 25 物検センサ 26 スタンド 27 接触片 28 スライドレール 29 接触片移動機構部 30 アーム 31 シリンダ 32 ロッド 33 ガイドレールブラケット 34 ガイドシャフト 35 スリーブ 36 ガイドレール 37 トリメトロン 38 下治具 39 基板 39a 端子 40 ロータ移動機構部 41 スタンド 42 物検センサ 43 アーム 44 シリンダ 45 支持板 46 ガイドシャフト 47 スリーブ 48 軸受ブラケット 49 ロータリエンコーダ 50 カップリング 51 回転軸 52 軸受 53 昇降シリンダ 54 モータ 55 送りねじ軸 56 ナット状部材 57 支持台 58 始動停止ボタン 59 警告灯 60 カウンタ 61 電源ランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み付けられたモータステータのコイル
    高さ,通電性能,絶縁性能を順次連続的に検査する単一
    構造の検査装置であって、前記コイル高さを測定する第
    1の検査装置と、前記通電性能および絶縁性能を測定す
    る第2の検査装置と、これ等の装置を載置するベース台
    と、該ベース台側に配設され検査対象のモータステータ
    を前記第1の検査装置および第2の検査装置と係合する
    位置に移動位置決めする移動手段と、前記第1および第
    2の検査装置と前記移動手段を制御する制御手段および
    その操作表示装置とを有し、前記第1の検査装置は、所
    定位置にセットされた前記モータステータのコイルに当
    接係合する接触片と、該接触片をコイルの高さ方向に移
    動する接触片移動機構部と、前記接触片に当接係合し、
    そのコイルの高さ方向の移動量を計測する測定具とを有
    するものからなり、前記第2の検査装置は、前記モータ
    ステータのコイルと電源部側とを連結する電源供給部
    と、前記モータステータ用のダミー用ロータと、該ダミ
    ー用ロータをコイルの高さ方向に移動するロータ移動機
    構部と、前記ダミー用ロータに係合しその通電性能を計
    測する通電性能計測部と、前記モータステータのコイル
    とステータコア側とに係合しその絶縁抵抗および絶縁耐
    圧等の絶縁性能を計測する絶縁性能計測部を備えること
    を特徴とするモータステータの性能連結検査装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース台上には、前記第1および第
    2の検査装置にセットされたモータステータのセット状
    態を検出する物検センサが載置されてなる請求項1のモ
    ータステータの性能連続検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の検査装置には、セットされた
    モータステータと前記電源供給部側と連結される基板と
    を当接係合させる昇降手段が付設されてなる請求項1の
    モータステータの性能連続検査装置。
  4. 【請求項4】 組み付けられたモータステータのコイル
    高さ,通電性能および絶縁性能を順次連続的に検査する
    検査方法であって、検査対象のモータステータを第1の
    検査装置と係合する位置にセットする手順と、前記モー
    タステータに接触片を当接して測定具でそのコイル高さ
    を計測する手順と、コイル高さの計測済みのモータステ
    ータを第2の検査装置と係合する位置に移動し所定位置
    にセットする手順と、モータステータと電源供給部とを
    連結すると共にダミー用ロータを係合せしめて通電性能
    を検査する手順と、モータステータのコイル側と絶縁性
    能計測部とを係合して絶縁抵抗,絶縁耐圧等の絶縁性能
    を計測する手順とからなり、前記手順は連結的に順次行
    われ、かつ計測値に異常がある場合には警告が発せられ
    ることを特徴とするモータステータの性能連続検査方
    法。
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