JPH08261682A - 流水管式冷却器およびその接続方法 - Google Patents

流水管式冷却器およびその接続方法

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JPH08261682A
JPH08261682A JP8609995A JP8609995A JPH08261682A JP H08261682 A JPH08261682 A JP H08261682A JP 8609995 A JP8609995 A JP 8609995A JP 8609995 A JP8609995 A JP 8609995A JP H08261682 A JPH08261682 A JP H08261682A
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Shigehisa Tezuka
重久 手塚
Yoshinobu Tomita
吉信 富田
Akira Inagaki
晃 稲垣
Koji Fukuhara
浩司 福原
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DENGIYOUSHIYA KIKAI SEISAKUSHO KK
KYOKUTO GOMME KK
Dengyosha Machine Works Ltd
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DENGIYOUSHIYA KIKAI SEISAKUSHO KK
KYOKUTO GOMME KK
Dengyosha Machine Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸方向に伸縮し得る流水管式冷却器40を提
供する。 【構成】 円筒体42の上流側端部にフランジ部材44
を外周方向に突設固定し、円筒体42の円周壁に添って
冷却管46を設ける。冷却管46の端部をフランジ部材
44に径方向に貫通させて穿設した導出孔44a,44
aに連通接続する。円筒体42の外側に軸方向に可撓性
を有するとともに両端に継手フランジ部材50a,50
aをそれぞれに有する可撓伸縮継手50を被せる。流水
管14の上流側の接続フランジ14aにフランジ部材4
4と上流側の継手フランジ部材50aを接続用ボルトで
共締め固定し、下流側の接続フランジ14aに下流側の
継手フランジ部材50aを別の接続用ボルトで固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流水管内の流水によっ
て冷却水を冷却するようにした流水管式冷却器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の流水管式冷却器の一例を用いた冷
却装置を図6に基づき説明する。流水管式冷却器10
は、ポンプ12の吐出側の流水管14に介装されてい
る。流水管式冷却器10は、冷却管胴10aとその内周
壁に添って配管される冷却管10bとを有し、流水管1
4内の流水により冷却管10b内の冷却水が冷却され
る。
【0003】図6において、ディーゼルエンジン20の
駆動回転は減速機22で減速されてポンプ12を回転駆
動させる。このポンプ12は、ポンプ吸込水槽24より
揚水管26を介して雨水排水等を揚水し、流水管式冷却
器10および吐出弁28が介装される流水管14を介し
て吐出する。冷却管10bの一端は、導管を介してタン
ク30に接続され、他端は別の導管を介してディーゼル
エンジン20を冷却するための冷却管20aの一端に接
続される。この冷却管20aの他端は、導管を介して冷
却水ポンプ32の吐出口に接続され、冷却水ポンプ32
の吸込口は導管を介してタンク30に接続されている。
なお、34は受水槽であり、この受水槽34より補充用
揚水ポンプ36でタンク30に冷却水の補充が適宜にな
される。また、流水管14には、ポンプ12および吐出
弁28等で生じ易い振動が他に伝達されないためと、流
水管14等の温度変化に伴なう軸方向寸法の変化を吸収
するために、一般的に可撓伸縮継手(図示せず)が介装
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来の流
水管式冷却器10にあっては、冷却管胴10aの寸法だ
け吐出側の流水管14全体の寸法が長いものとなる。そ
こで、ポンプ建屋内の配置スペースを広く必要とし、土
地の価格が高く用地難の著しい都市部では、重大な問題
となる。また、従来の流水管式冷却器10は、その軸方
向の寸法が固定されており、流水管式冷却器10を交換
する際に、寸法誤差を吸収するには、両側の流水管14
を少しずらすなど部分的な改善が必要となり、その作業
も煩雑である。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、冷却器としての機能と可撓伸縮継手の機能をとも
に奏することで、流水管に介装するのに必要な軸方向の
寸法が短くなるとともに軸方向の寸法を調整できるよう
にした流水管式冷却器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の流水管式冷却器は、流水管の対向する2
つの接続フランジの間に介装される流水管式冷却器であ
って、前記流水管内の流水が通過し得る円筒体に前記接
続フランジの一方に接続し得るフランジ部材を外周方向
に突設固定し、前記円筒体の内周壁に添って冷却管を配
設し、この冷却管の端部を前記フランジ部材を径方向に
貫通する導出孔に連通接続し、前記流水管の軸方向に可
撓性を有するとともに一端部に前記フランジ部材に接続
し得る継手フランジ部材を有し他端部に前記接続フラン
ジの他方に接続し得る継手フランジ部材を有する可撓伸
縮継手を前記円筒体の外側に被せ、一方の前記接続フラ
ンジと前記フランジ部材と一端部の前記継手フランジ部
材を重ねて接続し得るとともに、他方の前記接続フラン
ジと他端部の前記継手フランジ部材を接続し得るように
構成されている。
【0007】そして、前記フランジ部材を前記円筒体の
上流側端部に固定して構成しても良い。
【0008】また、前記円筒体の外周と前記可撓伸縮継
手の間に、弾性部材を充填して構成しても良い。
【0009】さらに、前記円筒体の上流側端部に、前記
冷却管の外周壁で形成する内径以下の内径を有する挟窄
部材を設けて構成することもできる。
【0010】そしてさらに、前記フランジ部材と2つの
前記継手フランジ部材の外周に、軸方向で対応させてそ
れぞれに接続用突起部を設け、これらの接続用突起部を
軸方向に寸法調整用ボルトを貫通させ、前記寸法調整用
ボルトに螺合するナットにより軸方向寸法を調整できる
ように構成することもできる。
【0011】また、本発明の流水管式冷却器の流水管へ
の接続方法は、流水管式冷却器が、前記流水管内の流水
が通過し得る円筒体に前記接続フランジの一方に接続し
得るフランジ部材を外周方向に突設固定し、前記円筒体
の内周壁に添って冷却管を配設し、この冷却管の端部を
前記フランジ部材を径方向に貫通する導出孔に連通接続
し、前記流水管の軸方向に可撓性を有するとともに一端
部に前記フランジ部材に接続し得る継手フランジ部材を
有し他端部に前記接続フランジの他方に接続し得る継手
フランジ部材を有する可撓伸縮継手を前記円筒体の外側
に被せ、一方の前記接続フランジと前記フランジ部材と
一端部の前記継手フランジ部材を重ねて接続し得るとと
もに、他方の前記接続フランジと他端部の前記継手フラ
ンジ部材を接続し得るようにし、前記フランジ部材と2
つの前記継手フランジ部材の外周に、軸方向で対応させ
てそれぞれに接続用突起部を設け、これらの接続用突起
部を軸方向に寸法調整用ボルトを貫通させ、前記寸法調
整用ボルトに螺合するナットにより軸方向寸法を調整で
きるように構成されており、流水管式冷却器の軸方向寸
法を予め前記流水管の2つの接続フランジの間に挿入し
得るように調整し、この流水管式冷却器を2つの前記接
続フランジ間に挿入し、さらに一方の前記接続フランジ
と前記フランジ部材と一端部の前記継手フランジ部材を
軸方向に接続用ボルトを貫通させるとともに、他方の前
記接続フランジと他端部の前記継手フランジ部材を軸方
向に他の接続用ボルトを貫通させ、その後で前記寸法調
整用ボルトを抜き取り、前記接続用ボルトにナットを螺
合させて締め付けて、この流水管式冷却器を前記流水管
に介装固定する。
【0012】
【作 用】請求項1記載の流水管式冷却器にあっては、
可撓伸縮継手としても機能するために、従来の単なる可
撓伸縮継手が省け、従来の可撓伸縮継手と流水管式冷却
器を直列に配設するのに比較して、短い寸法となる。ま
た、流水管式冷却器自体で軸方向の寸法が変化でき、流
水管の温度変化等による寸法変化や、配管寸法の誤差等
を吸収し得る。
【0013】そして、請求項2記載の流水管式冷却器に
あっては、フランジ部材を円筒体の上流側端部に固定し
たので、流水の圧力により、フランジ部材に対して円筒
体がこじられるようなことがない。
【0014】また、請求項3記載の流水管式冷却器にあ
っては、円筒体と可撓伸縮継手の間に弾性部材が充填さ
れているので、軸方向の可撓性は失われず、しかも双方
の隙間に海洋生物が付着したり、ゴミ等の異物が詰まっ
たり、堆積したりすることがない。
【0015】さらに、請求項4記載の流水管式冷却器に
あっては、円筒体の上流側端部に挟窄部材を設けたの
で、流水の圧力が冷却管に直接的に加わることがなく、
しかも流水に混入する異物が冷却管に衝突することもな
い。
【0016】そしてさらに、請求項5記載の流水管式冷
却器にあっては、寸法調整用ボルトにより軸方向の寸法
が調整できて流水管への介装が容易であり、また円筒体
と可撓伸縮継手が一体化されて流水管に介装する前の取
り扱いが容易である。
【0017】また、請求項6記載の流水管式冷却器の接
続方法にあっては、予め流水管式冷却器の軸方向寸法
を、流水管の2つの接続フランジの間に挿入できるよう
に寸法調整用ボルトで調整するので、容易に流水管に介
装し得る。そして、流水管の接続フランジと流水管式冷
却器のフランジ部材と継手フランジ部材に接続用ボルト
を貫通させた後に、寸法調整用ボルトを抜き取って接続
用ボルトを締め付けるので、介装固定された状態では、
軸方向に伸縮自在である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
参照して説明する。図1は、本発明の流水管式冷却器の
一例の縦断面図であり、図2は、図1のA矢視図であ
り、図3は、図2のB−B断面拡大図である。
【0019】図において、流水管14の対向する2つの
接続フランジ14a,14aの間に本案の流水管式冷却
器40が介装される。本案の流水管式冷却器40は、以
下のごとく構成される。流水管14と同様の内径を有し
て流水が容易に通過し得る円筒体42の上流側端部で外
周方向に、上流側にある一方の接続フランジ14aと接
続し得るフランジ部材44が一体的に突設固定される。
これは、円筒体42の上流先端にフランジ部材44を固
定しても良いが、円筒体42の上流側先端部外周にフラ
ンジ部材44を嵌合固定しても良い。円筒体42の内周
壁には、一連の冷却管46がU字ボルト48,48…に
より固定される。冷却管46は、上流側から下流側に向
けてスパイラル状に形成され、さらに下流側で接続部材
46aにより折り返されて上流側に向けてスパイラル状
に形成され、その両端部がフランジ部材44を径方向に
貫通する導出孔44a,44aに連通接続される。冷却
管46を円筒体42に固定するにあたり、フランジ部材
44にはU字ボルト48,48…にナットを螺合するた
めの切り欠き部44b,44b…が穿設される。
【0020】さらに、円筒体42の外側に可撓伸縮継手
50が被せられる。この可撓伸縮継手50は、流水管1
4の軸方向に可撓性を有するとともに、上流側端部にフ
ランジ部材44の下流側に当接してこれと接続し得る継
手フランジ部材50aが設けられ、下流側端部に流水管
14の下流側にある接続フランジ14aに当接してこれ
と接続し得る継手フランジ部材50aが設けられてい
る。
【0021】そして、フランジ部材44の外周に、接続
用突起部44c,44c…が突設される。また、これら
の突起部に軸方向で対応させて、2つの継手フランジ部
材50a,50aの外周にも、接続用突起部50b,5
0b…が突設される。しかも、これらの接続用突起部4
4c,50b,50bには、寸法調整用ボルト52が貫
通挿入し得るボルト用孔が軸方向に穿設される。なお、
フランジ部材44と継手フランジ部材50a,50aに
は、流水管14の接続フランジ14a,14aに固定す
るための接続用ボルト54,54がそれぞれ貫通挿入し
得るボルト用孔が軸方向に穿設されるのは勿論である。
【0022】かかる構成において、円筒体42に可撓伸
縮継手50を被せて、フランジ部材44と継手フランジ
部材50a,50aの接続用突起部44c,50b,5
0bに、寸法調整用ボルト52が挿入される。この寸法
調整用ボルト52には挿入の際に適宜にナットを螺合さ
せ、フランジ部材44とこれに当接する一方の継手フラ
ンジ部材50aに設けられた接続用突起部44c,50
bの間隔を所定寸法として円筒体42と可撓伸縮継手5
0とを一体化し、また2つの継手フランジ部材50a,
50aに設けられた接続用突起部50b,50bの間隔
を適宜に調整設定し、可撓伸縮継手50の軸方向の寸法
を調整する。この結果、本発明の流水管式冷却器40の
軸方向の寸法が調整される。
【0023】そして、軸方向の寸法が、流水管14の対
向する2つの接続フランジ14a,14aの間の寸法よ
り僅かに短く調整された本発明の流水管式冷却器40
を、2つの接続フランジ14a,14a間に挿入する。
さらに、上流側にある接続フランジ14aとフランジ部
材44と上流側の継手フランジ部材50aに接続用ボル
ト54を挿入し、また下流側にある接続フランジ14a
と下流側の継手フランジ部材50aに別の接続用ボルト
54を挿入する。この後で、ナットを緩めて寸法調整用
ボルト52を抜き取り、可撓伸縮継手50の軸方向寸法
を伸縮自在とし、接続用ボルト54,54にナットを締
め付け、上流側にある接続フランジ14aとフランジ部
材44と上流側の継手フランジ部材50aを共締め固定
し、また下流側にある接続フランジ14aと下流側の継
手フランジ部材50aを接続固定する。
【0024】流水管14に介装固定された流水管式冷却
器40は、フランジ部材44に穿設された一方の導出孔
44aの外側部に、導管56の一端がシール材等を用い
て水密状態に連通接続され、この導管56の他端がタン
ク30に連通される。また、他方の導出孔44aの外側
部には、別の導管56の一端が水密状態に連通接続さ
れ、この導管56の他端がディーゼルエンジン20の冷
却管20aの一端に連通接続される。この冷却管20a
の他端はさらに別の導管を介して冷却水ポンプ32の吐
出口に連通され、その吸込口がさらに他の導管を介して
タンク30に連通される。
【0025】図4は、本発明の流水管式冷却器の他の実
施例の要部断面図である。図4において、図3と同一部
材には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0026】図4に示す他の実施例において、図3に示
すものと相違するところは、以下のところにある。ま
ず、円筒体42の外周と可撓伸縮継手50の内周との間
の隙間およびフランジ部材44の切り欠き部44b,4
4b…に、ポリウレタン樹脂等の弾性部材60が充填さ
れる。また、円筒体42の上流側端部に、挟窄部材62
が設けられる。この挟窄部材62の内径d1は、冷却管
46の外周壁で形成する内径d2と同じまたはこれより
小径とされる。かかる構成にあっては、可撓伸縮継手5
0の軸方向の可撓性を維持でき、しかも円筒体42と可
撓伸縮継手50の間に海洋生物の付着を防止でき、また
円筒体42の下流側端部の振動が阻止し得る。また、上
流側に設けた挟窄部材62により、流水に混入した異物
が冷却管46に衝突してこれを破損させるようなことが
なく、そのため流水の圧力が冷却管46に直接的に加わ
らず、冷却管46が破損しにくくなる。
【0027】図5は、本発明の流水管式冷却器のさらに
別の実施例であり、(a)は軸方向に見た正面図であ
り、(b)は(a)のC矢視部分拡大図である。
【0028】図5に示す別の実施例にあっては、冷却管
72が円筒体74の内周壁に蛇行して配設され、その両
端部がフランジ部材76に径方向に貫通穿設された導出
孔76a,76aに連通接続されている。
【0029】なお、上記実施例の説明にあっては、円筒
体42の上流側端部にフランジ部材44が設けられ、フ
ランジ部材44に対して円筒体42が流水の圧力でこじ
られることが少ないが、これに限られず、円筒体42の
軸方向の中間部さらには下流側端部にフランジ部材44
が設けられても良い。また、冷却管46を円筒体42の
内周壁に固定する構造はU字ボルト48,48…に限ら
れず、他の構造であっても良く、また固定できるならば
切り欠き部44b,44b…がなくても良いことは勿論
である。さらに、冷却管46の構造は大径と小径のスパ
イラル状に形成され、円筒体42の内周壁に大径と小径
のものを二重に配設したものであっても良い。そして、
可撓伸縮継手50は、一般的にゴム製であるが、軸方向
に伸縮性があればベローズ等の構造を用いたものであっ
ても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流水管式
冷却器は構成されているので、以下のごとき格別な効果
を奏する。
【0031】請求項1記載の流水管式冷却器にあって
は、可撓伸縮継手としても機能するので、従来介装され
ている単純な可撓伸縮継手を必要とせず、それだけ流水
管を配設するスペースが小さくて足りる。また、流水管
の温度変化等による寸法変化や配管寸法の誤差等を吸収
でき、しかも軸方向の寸法を調整できるので、交換作業
等も容易である。さらに、円筒体と可撓伸縮継手とを簡
単に分離でき、円筒体または可撓伸縮継手のいずれか一
方のみの交換等も容易である。
【0032】そして、請求項2記載の流水管式冷却器に
あっては、円筒体が流水の圧力でこじられるようなこと
がなく、円筒体に配設される冷却管が破断することがな
い。
【0033】また、請求項3記載の流水管式冷却器にあ
っては、円筒体と可撓伸縮継手の間の隙間が、弾性部材
で充填されるので、海洋生物が付着することがなく、し
かも円筒体の下流端部の振動をも阻止し得る。海洋生物
が付着しないので、海洋生物が隙間で成長して可撓伸縮
継手の可撓性を失わせたり、円筒体をこじる無理な力が
作用する虞がない。また、隙間にゴミ等の異物が詰まっ
たり、堆積したりすることもない。
【0034】さらに、請求項4記載の流水管式冷却器に
あっては、冷却管に流水に混入する異物が衝突したり、
流水の圧力が直接的に加わらないので、冷却管が破損す
る虞がない。
【0035】そしてさらに、請求項5記載の流水管式冷
却器にあっては、寸法調整用ボルトにより、円筒体と可
撓伸縮継手が一体化できてその取り扱いが容易であると
ともに、可撓伸縮継手の軸方向の寸法を調整できるの
で、流水管式冷却器の軸方向の寸法を介装する流水管の
対向する2つの接続フランジ間の寸法より僅かに短くす
ることができ、流水管への組み付けが容易である。
【0036】また、請求項6記載の流水管式冷却器の接
続方法にあっては、予め寸法調整用ボルトで一体化する
とともに軸方向の寸法を適宜に設定し、流水管に介装さ
せて寸法調整用ボルトを抜き取るとともに接続用ボルト
で固定するので、流水管への組み付け作業が容易である
とともに、組み付け後は軸方向に伸縮自在であり、流水
管の寸法変化等を充分に吸収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流水管式冷却器の一例の縦断面図であ
る。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB−B断面拡大図である。
【図4】本発明の流水管式冷却器の他の実施例の要部断
面図である。
【図5】(a)は本発明の流水管式冷却器のさらに別の
実施例を軸方向に見た正面図であり、(b)は(a)の
C矢視部分拡大図である。
【図6】従来の流水管式冷却器の一例を用いたポンプの
駆動源を冷却するための冷却装置の系統図である。
【符号の説明】
14 流水管 14a 接続フランジ 40 流水管式冷却器 42,74 円筒体 44,76 フランジ部材 44a,76a 導出孔 44c,50b 接続用突起部 46,72 冷却管 48 U字ボルト 50 可撓伸縮継手 50a 継手フランジ部材 52 寸法調整用ボルト 54 接続用ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 晃 静岡県三島市緑町10番24号 株式会社電業 社機械製作所三島事業所内 (72)発明者 福原 浩司 大阪府堺市南島町4丁17番地 極東ゴム株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流水管の対向する2つの接続フランジの
    間に介装される流水管式冷却器であって、前記流水管内
    の流水が通過し得る円筒体に前記接続フランジの一方に
    接続し得るフランジ部材を外周方向に突設固定し、前記
    円筒体の内周壁に添って冷却管を配設し、この冷却管の
    端部を前記フランジ部材を径方向に貫通する導出孔に連
    通接続し、前記流水管の軸方向に可撓性を有するととも
    に一端部に前記フランジ部材に接続し得る継手フランジ
    部材を有し他端部に前記接続フランジの他方に接続し得
    る継手フランジ部材を有する可撓伸縮継手を前記円筒体
    の外側に被せ、一方の前記接続フランジと前記フランジ
    部材と一端部の前記継手フランジ部材を重ねて接続し得
    るとともに、他方の前記接続フランジと他端部の前記継
    手フランジ部材を接続し得るように構成したことを特徴
    とする流水管式冷却器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流水管式冷却器におい
    て、前記フランジ部材を前記円筒体の上流側端部に固定
    して構成したことを特徴とする流水管式冷却器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の流水管式冷却器におい
    て、前記円筒体の外周と前記可撓伸縮継手の間に、弾性
    部材を充填して構成したことを特徴とする流水管式冷却
    器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の流水管式冷却器におい
    て、前記円筒体の上流側端部に、前記冷却管の外周壁で
    形成する内径以下の内径を有する挟窄部材を設けて構成
    したことを特徴とする流水管式冷却器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の流水管式冷却器におい
    て、前記フランジ部材と2つの前記継手フランジ部材の
    外周に、軸方向で対応させてそれぞれに接続用突起部を
    設け、これらの接続用突起部を軸方向に寸法調整用ボル
    トを貫通させ、前記寸法調整用ボルトに螺合するナット
    により軸方向寸法を調整できるように構成したことを特
    徴とする流水管式冷却器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の流水管式冷却器の接続方
    法であって、軸方向寸法を予め前記流水管の2つの接続
    フランジの間に挿入し得るように調整し、この流水管式
    冷却器を2つの前記接続フランジ間に挿入し、さらに一
    方の前記接続フランジと前記フランジ部材と一端部の前
    記継手フランジ部材を軸方向に接続用ボルトを貫通させ
    るとともに、他方の前記接続フランジと他端部の前記継
    手フランジ部材を軸方向に他の接続用ボルトを貫通さ
    せ、その後で前記寸法調整用ボルトを抜き取り、前記接
    続用ボルトにナットを螺合させて締め付けて、この流水
    管式冷却器を前記流水管に介装固定する流水管式冷却器
    の接続方法。
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