JPH08260651A - 多重層壁紙 - Google Patents
多重層壁紙Info
- Publication number
- JPH08260651A JPH08260651A JP7064271A JP6427195A JPH08260651A JP H08260651 A JPH08260651 A JP H08260651A JP 7064271 A JP7064271 A JP 7064271A JP 6427195 A JP6427195 A JP 6427195A JP H08260651 A JPH08260651 A JP H08260651A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熟練を要さず、また下地処理を施さずに、模
様替えを簡単に行うことが出来るようにすること。 【構成】 2枚の壁紙片1a、1bをそれらの間に設け
た感圧性接着剤2を介して互いに剥離可能な状態で重層
することによって構成される。下側の壁紙片1aの裏面
には接着剤3を塗布し、該接着剤3の層にはシール紙と
しての剥離紙4が剥離可能に張り付けてある。模様替え
に際しては、上側の壁紙片1bを剥離するだけで済む。
様替えを簡単に行うことが出来るようにすること。 【構成】 2枚の壁紙片1a、1bをそれらの間に設け
た感圧性接着剤2を介して互いに剥離可能な状態で重層
することによって構成される。下側の壁紙片1aの裏面
には接着剤3を塗布し、該接着剤3の層にはシール紙と
しての剥離紙4が剥離可能に張り付けてある。模様替え
に際しては、上側の壁紙片1bを剥離するだけで済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁紙の張り替えを容易
にして、室内の模様替えが簡単に行えるようにした、多
重層壁紙に関する。
にして、室内の模様替えが簡単に行えるようにした、多
重層壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術】壁紙は、単に室内の装飾という意匠的な
観点に止まらず、遮音、吸音、断熱、防火等の観点から
種々のタイプのものが提案されている。現在、建築基準
法、消防法による制約があり、材料別に6種類に分類さ
れている。すなわち、加工紙、合成紙等の紙壁紙、レー
ヨン等のセルロースによる織物壁紙、塩化ビニル等のビ
ニル壁紙、アクリル等の化学繊維壁紙、ガラス繊維等の
無機質壁紙、プラスチック、無機質増量剤等を素材とし
た特定壁紙の6種類に分類されている。
観点に止まらず、遮音、吸音、断熱、防火等の観点から
種々のタイプのものが提案されている。現在、建築基準
法、消防法による制約があり、材料別に6種類に分類さ
れている。すなわち、加工紙、合成紙等の紙壁紙、レー
ヨン等のセルロースによる織物壁紙、塩化ビニル等のビ
ニル壁紙、アクリル等の化学繊維壁紙、ガラス繊維等の
無機質壁紙、プラスチック、無機質増量剤等を素材とし
た特定壁紙の6種類に分類されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で提案された壁紙にあっては、材料面での改良が種々な
されているものの、施工面での改良はあまりなされてい
ないのが現状である。例えば、内壁、天井等に、ほこ
り、油汚れのふき取り、凹面、ひび割れへのパテの埋め
込み等の下地処理をあらかじめ施した後、接着剤を介し
て壁紙を貼着するという点では殆ど変わっていない。
で提案された壁紙にあっては、材料面での改良が種々な
されているものの、施工面での改良はあまりなされてい
ないのが現状である。例えば、内壁、天井等に、ほこ
り、油汚れのふき取り、凹面、ひび割れへのパテの埋め
込み等の下地処理をあらかじめ施した後、接着剤を介し
て壁紙を貼着するという点では殆ど変わっていない。
【0004】したがって、室内の模様替えのために壁紙
を張り替える場合には、内壁、天井等から古い壁紙を剥
がした後、壁面を清掃し、凹面等を埋め込んで平坦化す
る等の下地処理を施してから新しい壁紙を接着剤を介し
て壁面に貼着しなければならず、時間、手間がかかる上
に、壁紙の凹凸や浮き上がり等がなく仕上げるためには
ある程度の熟練を要する課題があった。
を張り替える場合には、内壁、天井等から古い壁紙を剥
がした後、壁面を清掃し、凹面等を埋め込んで平坦化す
る等の下地処理を施してから新しい壁紙を接着剤を介し
て壁面に貼着しなければならず、時間、手間がかかる上
に、壁紙の凹凸や浮き上がり等がなく仕上げるためには
ある程度の熟練を要する課題があった。
【0005】したがって、本発明は、熟練を要さず、ま
た下地処理を施さずに、模様替えを簡単に行うことが出
来る、多重層壁紙を提供することを目的とする。
た下地処理を施さずに、模様替えを簡単に行うことが出
来る、多重層壁紙を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の多重層壁紙によれば、複数枚の壁紙
片を感圧性接着剤を介して互いに剥離可能な状態で重層
してなり、該複数枚の壁紙片のうち、一番下側に位置す
る壁紙片の裏面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に
位置する壁紙片から順次剥離するように構成してなるこ
とを特徴としている。
め、本発明の第1の多重層壁紙によれば、複数枚の壁紙
片を感圧性接着剤を介して互いに剥離可能な状態で重層
してなり、該複数枚の壁紙片のうち、一番下側に位置す
る壁紙片の裏面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に
位置する壁紙片から順次剥離するように構成してなるこ
とを特徴としている。
【0007】また、本発明の第2の多重層壁紙によれ
ば、エンボス加工を施した複数枚の壁紙片を、該エンボ
ス加工により形成された凹部と凸部との着脱自在な嵌合
を介して互いに剥離可能な状態で重層してなり、該複数
枚の壁紙片のうち、一番下側に位置する壁紙片の裏面を
室内等の壁面に張り付け、一番上側に位置する壁紙片か
ら順次剥離することにより模様替えを行うように構成し
てなることを特徴としている。
ば、エンボス加工を施した複数枚の壁紙片を、該エンボ
ス加工により形成された凹部と凸部との着脱自在な嵌合
を介して互いに剥離可能な状態で重層してなり、該複数
枚の壁紙片のうち、一番下側に位置する壁紙片の裏面を
室内等の壁面に張り付け、一番上側に位置する壁紙片か
ら順次剥離することにより模様替えを行うように構成し
てなることを特徴としている。
【0008】また、本発明の第3の多重層壁紙によれ
ば、エンボス加工を施した複数枚の壁紙片を、該エンボ
ス加工により形成された凹部と凸部との着脱自在な嵌合
と感圧性接着剤とを介して互いに剥離可能な状態で重層
してなり、該複数枚の壁紙片のうち、一番下側に位置す
る壁紙片の裏面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に
位置する壁紙片から順次剥離するように構成してなるこ
とを特徴としている。
ば、エンボス加工を施した複数枚の壁紙片を、該エンボ
ス加工により形成された凹部と凸部との着脱自在な嵌合
と感圧性接着剤とを介して互いに剥離可能な状態で重層
してなり、該複数枚の壁紙片のうち、一番下側に位置す
る壁紙片の裏面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に
位置する壁紙片から順次剥離するように構成してなるこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の第1の多重層壁紙によれば、内壁、天
井等への張り付けに際しては、従来と同様に内壁、天井
等に下地処理を施した後、一番下側に位置する壁紙片の
裏面を接着剤等で貼着するが、その後の壁紙の張り替え
に際しては、感圧性接着剤の接着力よりも大きい剥離力
で一番上側の壁紙片を剥離することによって、その下か
ら新しい壁紙片が現れ、下地処理、張り付け作業を必要
とせず、重層した枚数、模様替えを行うことができる。
井等への張り付けに際しては、従来と同様に内壁、天井
等に下地処理を施した後、一番下側に位置する壁紙片の
裏面を接着剤等で貼着するが、その後の壁紙の張り替え
に際しては、感圧性接着剤の接着力よりも大きい剥離力
で一番上側の壁紙片を剥離することによって、その下か
ら新しい壁紙片が現れ、下地処理、張り付け作業を必要
とせず、重層した枚数、模様替えを行うことができる。
【0010】また、本発明の第2の多重層壁紙も第1の
多重層壁紙と同様に内壁、天井等への張り付けに際して
は、下地処理を必要とするが、その後の壁紙の張り替え
に際しては、凹部と凸部との嵌合力よりも大きい剥離力
で一番上側の壁紙片を剥離する。
多重層壁紙と同様に内壁、天井等への張り付けに際して
は、下地処理を必要とするが、その後の壁紙の張り替え
に際しては、凹部と凸部との嵌合力よりも大きい剥離力
で一番上側の壁紙片を剥離する。
【0011】また、本発明の第3の多重層壁紙も第1、
2の多重層壁紙と同様に内壁、天井等への張り付けに際
しては、下地処理を必要とするが、その後の壁紙の張り
替えに際しては、感圧性接着剤の接着力や凹部と凸部と
の嵌合力よりも大きい剥離力で一番上側の壁紙片を剥離
する。
2の多重層壁紙と同様に内壁、天井等への張り付けに際
しては、下地処理を必要とするが、その後の壁紙の張り
替えに際しては、感圧性接着剤の接着力や凹部と凸部と
の嵌合力よりも大きい剥離力で一番上側の壁紙片を剥離
する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
【0013】図1は本発明の多重層壁紙の第1実施例を
示す、一部切欠して示した部分斜視図である。
示す、一部切欠して示した部分斜視図である。
【0014】本第1実施例の多重層壁紙は、2枚の壁紙
片1a、1bをそれらの間に設けた感圧性接着剤2を介
して互いに剥離可能な状態で重層することによって構成
される。下側の壁紙片1aの裏面には接着剤3を塗布
し、該接着剤3の層にはシール紙である剥離紙4が剥離
可能に張り付けてある。なお、シール紙である剥離紙4
を剥離して壁面に貼着する、いわゆるシール式にせず、
施工時に壁面に接着剤を塗布する場合には、接着剤3と
剥離紙4を省略することができる。また、水に浸すこと
により接着力が回復するタイプの接着剤3を使用する場
合には、すなわち下側の壁紙片1aにいわゆる再湿壁紙
を使用する場合には、剥離紙4を省略することができ
る。
片1a、1bをそれらの間に設けた感圧性接着剤2を介
して互いに剥離可能な状態で重層することによって構成
される。下側の壁紙片1aの裏面には接着剤3を塗布
し、該接着剤3の層にはシール紙である剥離紙4が剥離
可能に張り付けてある。なお、シール紙である剥離紙4
を剥離して壁面に貼着する、いわゆるシール式にせず、
施工時に壁面に接着剤を塗布する場合には、接着剤3と
剥離紙4を省略することができる。また、水に浸すこと
により接着力が回復するタイプの接着剤3を使用する場
合には、すなわち下側の壁紙片1aにいわゆる再湿壁紙
を使用する場合には、剥離紙4を省略することができ
る。
【0015】壁紙紙1a、1bは、例えば、加工壁紙、
紙布壁紙、合成壁紙等の紙壁紙、塩化ビニル、レザー壁
紙等のビニル壁紙等からなり、平滑で、ほぼ同じ厚さ
で、異なる模様、色彩が施してある。なお、上側の壁紙
1aの肉厚は下側の壁紙1bの肉厚よりも薄くしてもよ
いし、また色彩は同じであるが、模様だけ異なるように
してもよし、さらに模様は同じであるが、色彩だけ異な
るようにしてもよい。また、上側の壁紙片1aにのみエ
ンボス加工を施して花柄模様等を浮き出させるようにし
てもよい。
紙布壁紙、合成壁紙等の紙壁紙、塩化ビニル、レザー壁
紙等のビニル壁紙等からなり、平滑で、ほぼ同じ厚さ
で、異なる模様、色彩が施してある。なお、上側の壁紙
1aの肉厚は下側の壁紙1bの肉厚よりも薄くしてもよ
いし、また色彩は同じであるが、模様だけ異なるように
してもよし、さらに模様は同じであるが、色彩だけ異な
るようにしてもよい。また、上側の壁紙片1aにのみエ
ンボス加工を施して花柄模様等を浮き出させるようにし
てもよい。
【0016】感圧性接着剤2としては、例えば、天然ゴ
ムに天然樹脂を配合した接着剤や、アクリル樹脂、ポリ
ビニルエーテル、ポリイソブチレン、ブチルゴムまたは
各種のゴムにビニル系モノマーをグラフトしたものであ
る。この感圧性接着剤3は上側の壁紙片1bの裏面に塗
布されており、したがって該上側の壁紙片1bを剥離す
る際、一緒に剥がされ、感圧性接着剤2が下側の壁紙片
1aの表面に残らず、壁紙表面がべとつく等の問題は生
じない。
ムに天然樹脂を配合した接着剤や、アクリル樹脂、ポリ
ビニルエーテル、ポリイソブチレン、ブチルゴムまたは
各種のゴムにビニル系モノマーをグラフトしたものであ
る。この感圧性接着剤3は上側の壁紙片1bの裏面に塗
布されており、したがって該上側の壁紙片1bを剥離す
る際、一緒に剥がされ、感圧性接着剤2が下側の壁紙片
1aの表面に残らず、壁紙表面がべとつく等の問題は生
じない。
【0017】上記第1実施例の多重層壁紙によれば、内
壁、天井等への張り付けに際しては従来と同様に、ほこ
り、油汚れをふき取り、凹面やひび割れ部分にパテを埋
め込む等の下地処理を内壁、天井等に施す必要がある。
この下地処理後、下側の壁紙片1aの裏面から剥離紙4
を剥離して接着剤3を露出させ、該接着剤3を介して多
重層壁紙を内壁、天井等張り付ける。このようにして多
重層壁紙を一旦張り付けた後は、その後の壁紙の張り替
えに際し、感圧性接着剤4の接着力よりも大きい剥離力
で上側の壁紙片1bを引きはがすだけで済む。これによ
って下側の新しい壁紙片1aが表側に現れてくるので、
壁紙の張り替え作業は完了することになる。したがっ
て、従来の如く、古い壁紙を剥離した後、下地処理して
から新しい壁紙を張り付ける作業を必要とせず、時間、
手間がかからず、その上、熟練を必要としない。また、
接着剤3、壁紙片1a、感圧性接着剤4、壁紙片1bの
4層構造になっており、遮音、吸音、断熱、防火性能等
の点でも優れている。
壁、天井等への張り付けに際しては従来と同様に、ほこ
り、油汚れをふき取り、凹面やひび割れ部分にパテを埋
め込む等の下地処理を内壁、天井等に施す必要がある。
この下地処理後、下側の壁紙片1aの裏面から剥離紙4
を剥離して接着剤3を露出させ、該接着剤3を介して多
重層壁紙を内壁、天井等張り付ける。このようにして多
重層壁紙を一旦張り付けた後は、その後の壁紙の張り替
えに際し、感圧性接着剤4の接着力よりも大きい剥離力
で上側の壁紙片1bを引きはがすだけで済む。これによ
って下側の新しい壁紙片1aが表側に現れてくるので、
壁紙の張り替え作業は完了することになる。したがっ
て、従来の如く、古い壁紙を剥離した後、下地処理して
から新しい壁紙を張り付ける作業を必要とせず、時間、
手間がかからず、その上、熟練を必要としない。また、
接着剤3、壁紙片1a、感圧性接着剤4、壁紙片1bの
4層構造になっており、遮音、吸音、断熱、防火性能等
の点でも優れている。
【0018】図2及び図3は本発明の第2実施例を示す
もので、図2は部分拡大斜視図、図3は部分拡大分解斜
視図である。なお、図中、図1と同じ構成部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
もので、図2は部分拡大斜視図、図3は部分拡大分解斜
視図である。なお、図中、図1と同じ構成部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0019】本第2実施例の多重層壁紙は、例えば水玉
模様のエンボス加工を施した下側の壁紙片1aと上側の
壁紙片1bとを、該エンボス加工により形成された凹部
5aと凸部5bとの着脱自在な嵌合を介して互いに剥離
可能な状態で重層することによって構成される。
模様のエンボス加工を施した下側の壁紙片1aと上側の
壁紙片1bとを、該エンボス加工により形成された凹部
5aと凸部5bとの着脱自在な嵌合を介して互いに剥離
可能な状態で重層することによって構成される。
【0020】この第2実施例の多重層壁紙にあっても、
下側の壁紙片1aの裏面から剥離紙4を剥離して接着剤
3を露出させ、該接着剤3を介して多重層壁紙を内壁、
天井等張り付ける。このように多重層壁紙を一旦張り付
けた後は、その後の壁紙の張り替えに際し、凹部5aと
凸部5bとの嵌合力よりも大きい剥離力で上側の壁紙片
1bを引きはがすだけで済み、上記第1実施例の場合と
同様に時間、手間がかからず、その上、熟練を必要とし
せず、さらに遮音、吸音、断熱、防火性能等の点でも優
れている。
下側の壁紙片1aの裏面から剥離紙4を剥離して接着剤
3を露出させ、該接着剤3を介して多重層壁紙を内壁、
天井等張り付ける。このように多重層壁紙を一旦張り付
けた後は、その後の壁紙の張り替えに際し、凹部5aと
凸部5bとの嵌合力よりも大きい剥離力で上側の壁紙片
1bを引きはがすだけで済み、上記第1実施例の場合と
同様に時間、手間がかからず、その上、熟練を必要とし
せず、さらに遮音、吸音、断熱、防火性能等の点でも優
れている。
【0021】図4は本発明の第3実施例を示す、部分拡
大斜視図である。なお、図中、図1と同じ構成部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
大斜視図である。なお、図中、図1と同じ構成部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】本第3実施例の多重層壁紙は、例えば縦縞
模様のエンボス加工を施した下側の壁紙片1aと上側の
壁紙片1bとを、該エンボス加工により形成された凹条
部6aと凸条部6bとの着脱自在な嵌合と、上側の壁紙
片1b側の凹条部6a底面に塗布した感圧性接着剤2と
を介して互いに剥離可能な状態で重層することによって
構成される。
模様のエンボス加工を施した下側の壁紙片1aと上側の
壁紙片1bとを、該エンボス加工により形成された凹条
部6aと凸条部6bとの着脱自在な嵌合と、上側の壁紙
片1b側の凹条部6a底面に塗布した感圧性接着剤2と
を介して互いに剥離可能な状態で重層することによって
構成される。
【0023】この第3実施例の多重層壁紙にあっても、
下側の壁紙片1aの裏面から剥離紙4を剥離して接着剤
3を露出させ、該接着剤3を介して多重層壁紙を内壁、
天井等張り付ける。このように多重層壁紙を一旦張り付
けた後は、その後の壁紙の張り替えに際し、凹条部6a
と凸条部6bとの嵌合力と感圧性接着剤2の接着力より
も大きい剥離力で上側の壁紙片1bを引きはがすだけで
済み、上記第1実施例の場合と同様に時間、手間がかか
らず、その上、熟練を必要としせず、さらに遮音、吸
音、断熱、防火性能等の点でも優れている。
下側の壁紙片1aの裏面から剥離紙4を剥離して接着剤
3を露出させ、該接着剤3を介して多重層壁紙を内壁、
天井等張り付ける。このように多重層壁紙を一旦張り付
けた後は、その後の壁紙の張り替えに際し、凹条部6a
と凸条部6bとの嵌合力と感圧性接着剤2の接着力より
も大きい剥離力で上側の壁紙片1bを引きはがすだけで
済み、上記第1実施例の場合と同様に時間、手間がかか
らず、その上、熟練を必要としせず、さらに遮音、吸
音、断熱、防火性能等の点でも優れている。
【0024】また、上側の壁紙片1bは、凹条部6aと
凸条部6bとの嵌合力と感圧性接着剤2の接着力とによ
って下側の壁紙片1aに確実に保持されており、経年変
化によって浮き上がったり、剥がれ落ちたりするおそれ
はない。
凸条部6bとの嵌合力と感圧性接着剤2の接着力とによ
って下側の壁紙片1aに確実に保持されており、経年変
化によって浮き上がったり、剥がれ落ちたりするおそれ
はない。
【0025】上記実施例では、いずれも壁紙片を2枚重
層させた場合を示したが、これに限定されるものではな
く、3層以上にしてもよいことは勿論である。
層させた場合を示したが、これに限定されるものではな
く、3層以上にしてもよいことは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の多重層壁紙
によれば、複数枚の壁紙片を、感圧性接着剤、エンボス
加工により形成された凹部と凸部との嵌合、あるいは感
圧性接着剤と凹部と凸部との嵌合とを利用して互いに剥
離可能な状態で重層し、一番下側に位置する壁紙片の裏
面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に位置する壁紙
片から順次剥離するように構成してなるてなるので、熟
練を要さず、また下地処理を施さずに、模様替えを簡単
に良好に行うことが出来、しかもこのような模様替え
を、重層した枚数、繰り返すことができる。また、複数
枚の壁紙片を重層することから、遮音、吸音、断熱、防
火性能等を向上させることができる。
によれば、複数枚の壁紙片を、感圧性接着剤、エンボス
加工により形成された凹部と凸部との嵌合、あるいは感
圧性接着剤と凹部と凸部との嵌合とを利用して互いに剥
離可能な状態で重層し、一番下側に位置する壁紙片の裏
面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に位置する壁紙
片から順次剥離するように構成してなるてなるので、熟
練を要さず、また下地処理を施さずに、模様替えを簡単
に良好に行うことが出来、しかもこのような模様替え
を、重層した枚数、繰り返すことができる。また、複数
枚の壁紙片を重層することから、遮音、吸音、断熱、防
火性能等を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部切欠して示した部分
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す部分拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2実施例を示す部分拡大分解斜視図
である。
である。
【図4】本発明の第3実施例を示す、部分拡大斜視図で
ある。
ある。
1a、1b 壁紙片 2 感圧性接着剤 5a、6a 凹部 5b、6b 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 複数枚の壁紙片を感圧性接着剤を介して
互いに剥離可能な状態で重層してなり、該複数枚の壁紙
片のうち、一番下側に位置する壁紙片の裏面を室内等の
壁面に張り付け、一番上側に位置する壁紙片から順次剥
離するように構成してなることを特徴とする多重層壁
紙。 - 【請求項2】 エンボス加工を施した複数枚の壁紙片
を、該エンボス加工により形成された凹部と凸部との着
脱自在な嵌合を介して互いに剥離可能な状態で重層して
なり、該複数枚の壁紙片のうち、一番下側に位置する壁
紙片の裏面を室内等の壁面に張り付け、一番上側に位置
する壁紙片から順次剥離するように構成してなることを
特徴とする多重層壁紙。 - 【請求項3】 エンボス加工を施した複数枚の壁紙片
を、該エンボス加工により形成された凹部と凸部との着
脱自在な嵌合と感圧性接着剤とを介して互いに剥離可能
な状態で重層してなり、該複数枚の壁紙片のうち、一番
下側に位置する壁紙片の裏面を室内等の壁面に張り付
け、一番上側に位置する壁紙片から順次剥離するように
構成してなることを特徴とする多重層壁紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7064271A JPH08260651A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 多重層壁紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7064271A JPH08260651A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 多重層壁紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260651A true JPH08260651A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13253388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7064271A Pending JPH08260651A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 多重層壁紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08260651A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021179060A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | 貴義 坂井 | 一層ずつ剥がせる多層壁紙 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP7064271A patent/JPH08260651A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021179060A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | 貴義 坂井 | 一層ずつ剥がせる多層壁紙 |
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