JPH08259411A - 貯蔵安定な抗微生物組成物及びその製造方法 - Google Patents

貯蔵安定な抗微生物組成物及びその製造方法

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JPH08259411A
JPH08259411A JP8000215A JP21596A JPH08259411A JP H08259411 A JPH08259411 A JP H08259411A JP 8000215 A JP8000215 A JP 8000215A JP 21596 A JP21596 A JP 21596A JP H08259411 A JPH08259411 A JP H08259411A
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エフ. マッツ ギャリィ
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    • A01N47/42Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having a double or triple bond to nitrogen, e.g. cyanates, cyanamides containing —N=CX2 groups, e.g. isothiourea
    • A01N47/44Guanidine; Derivatives thereof

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】一般式(I) (RはC約8〜18の分布を有するアルキル基であっ
て、アルキル基の約40〜60重量%はC12を有し、
Xは水素またはハロゲンを意味する)の化合物からなる
抗微生物組成物および、この抗微生物組成物の製造法。 【効果】この抗微生物組成物は約5℃よりも低い温度で
貯蔵安定でありそしてさらに、好ましくは約38℃より
も高い引火点を有している。また本製造法により上記の
アルキルグアニジンハロゲン化物塩約25乃至35重量
%、溶剤約10乃至60重量%及び水約10乃至65重
量%からなる抗微生物組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は微生物の繁殖が望ましくないあら
ゆる場所、たとえば、製紙または冷却水用など各種の工
業的目的の水性系などにおいて微生物の成長を抑制する
ために有用な抗微生物組成物に関する。さらに詳細に
は、本発明は5℃以下の温度で貯蔵安定なアルキルグア
ニジン組成物およびその塩に関する。さらに、これらの
製造方法にも関する。
【0002】本明細書で使用する”抗微生物”および”
微生物の成長抑制”という言葉は、細菌、酵母、真菌、
藻類を含む、ただしこれらに限定されない、微生物を殺
す及びその生物学的成長を抑制又は制御することを意味
する。多数の重要な産業がその産業で使用する原料、種
々の製造活動ならびに製造した完成品に対する、微生物
の増殖活動からもたらされる重大な悪影響を経験してい
る。このような産業を非限定的に例示すれば、塗料、木
材、繊維、化粧品、皮革、タバコ、毛皮、ロープ、紙、
パルプ、プラスチック、燃料、油、ゴムおよび機械に関
連する産業などである。
【0003】本発明は向上された抗微生物化合物、すな
わち、当業界における従来公知のアルキルグアニジン塩
酸塩と比較して低温貯蔵安定性が卓越しているアルキル
グアニジン組成物およびその塩を提供するものである。
当技術分野に通常の知識を有する者にとっては明らかな
ごとく、アルキルグアニジンの鉱酸塩またはモノカルボ
ン酸塩はそれらの抗微生物作用の故に公知であり、たと
えば、下記番号の米国特許明細書に開示されている:第
2867562号、第2906595号、第31163
26号、第3142615号、第3143459号、第
3264172号、及び第3628941号。このクラ
スの化合物の中では、ドデシルグアニジンの酸付加塩が
最も良く知られており広く使用されている。
【0004】ドデシルグアニジン塩酸塩(DGH=dode
cylguanidine hydrochloride) は,そのアルキル基が1
2炭素鎖であるアルキルグアニジン塩酸塩である。典型
的には、DGHは非常に純度の高いラウリルアミン、す
なわち、C12>98%のものを塩酸、水およびイソプロ
ピルアルコール(IPA)の中でハイドロゲンシアナミ
ドと反応させることによって合成される。この方法によ
って製造されたDGHは、しかしながら、貯蔵安定性が
悪い。したがって、アルキルグアニジン抗微生物組成物
の貯蔵安定性が、特に寒期における貯蔵安定性が以前か
ら課題となっている。たとえば5℃以下、より特定的に
は0℃以下の低温においておよび/または凍結および解
凍の間に、この方法で製造されたDGHは沈殿したり溶
液からろう析出したりして、取扱い上深刻な問題を生じ
る。
【0005】従来製造されてきたDGHにかかわるいま
1つの問題は比較的引火点が低い、たとえば、38℃以
下であることである。IPAをかなりのレベルで含有し
ている組成物の例にもれず、DGHの可燃性は多くの産
業分野で使用が許容されないほどに高い。DGH製品に
使用されるIPAの量を変更しようとする試みはこれま
でほとんど成功していない。たとえば、IPA含量の低
いDGH組成物はより高い引火点を有し、したがって使
用は安全となるが、活性アルキルグアニジンの含有率も
低くなってしまう。活性アルキルグアニジンの含量がよ
り高いDGH組成物はIPAが多くなりそして引火点が
低くなり、このためより可燃性となる。この問題のため
抗微生物剤の使用が必要な多くの産業においてDGHの
使用が禁止状態となっているのである。
【0006】このような問題が存在するけれども、従来
技術による公知アルキルグアニジン塩よりも5℃以下の
温度における貯蔵安定性が向上されかつまた引火点が3
8℃以上であって従来のアルキルグアニジンよりも取扱
が安全であるアルキルグアニジン抗微生物組成物及びそ
れらの製造方法に対しては非常に高い要望が存在する。
【0007】本発明はかかる要望に答えてなされたもの
である。すなわち、本発明は下記式の化合物からなる抗
微生物組成物を提供する:
【化3】 (式中、Rは炭素原子数が約8から18までの炭素原子
分布を有するアルキル基を意味し、該アルキル基の約4
0乃至60重量%は約12個の炭素原子を有し、Xは水
素または塩化物、臭化物、フッ化物、及びヨウ化物から
なる群から選択されるハロゲン化物を意味する)。
【0008】本発明の組成物は約5℃以下の温度におい
て貯蔵安定である。これは従来達成された結果をはるか
に凌駕している。本発明の好ましい実施態様において
は、本明細に記載のごとく、本抗微生物組成物は約5℃
以下の温度において貯蔵安定であると共に約38℃より
高い引火点を有している。
【0009】本発明はさらに、本明細書に記載のごと
く、予期されなかったほどに向上された特性を有する抗
微生物組成物の製造方法を提供する。本製造方法におい
ては、反応器の中で、そのアルキル基が炭素原子数約8
乃至18の炭素鎖長分布を有しそして該アルキル基の約
40乃至60重量%は炭素原子数12の炭素鎖を有して
いるような工業品位アルキルアミンが溶剤と混合され、
この反応器に塩酸が添加され、その混合物の温度を約7
5乃至95℃に保持するために十分な速度で反応器にハ
イドロゲンシアナミドが添加され、この混合物の温度が
約2時間約75乃至95℃に保持され、しかるのちこの
混合物が約30℃以下まで冷却され、この混合物に十分
量の溶剤または水が添加されてその混合物が所望の濃度
まで希釈され、そしてこの混合物のpHが約1.0以下、
好ましくは0.4乃至0.6に調整される。好ましく
は、この方法は5℃以下の温度で貯蔵安定でありかつ約
38℃より高い引火点を有する本発明の抗微生物組成物
を製造するための溶剤としてのプロピレングリコールを
使用することを含む。
【0010】本発明のいま1つの実施態様においては、
上記した式のアルキルグアニジン約25乃至35重量
%、溶剤約10乃至60重量%および水約10乃至65
重量%、からなる、5℃以下の温度で貯蔵安定な抗微生
物組成物が提供される。
【0011】本発明は貯蔵安定なアルキルグアニジン組
成物及びその塩ならびにそれらを水処理のため、特に、
たとえば、製紙用および冷却水のための抗微生物組成物
として使用するための製造方法を対象としている。記載
のごとく、本発明の新規性は5℃以下の温度におけるア
ルキルグアニジン組成物の向上された貯蔵安定性に基づ
いている。本発明の組成物のさらなる画期的利点は、溶
剤としてジプロピレングリコールを使用する本発明の方
法を採用して合成された場合には、そのアルキルグアニ
ジン組成物が約38℃よりも高い引火点を有し、したが
ってより安全な取扱いが可能となることである。本発明
は式
【0012】
【化4】 (式中、Rは約8乃至18個の炭素原子を有するアルキ
ル基、好ましくは約C8 乃至C18の範囲の炭素鎖長分
布を有するアルキル基を意味する、Xは水素またはフッ
化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物からなる群から選択さ
れるハロゲン化物を意味する)のアルキルグアニジン
(AGH)からなる抗微生物組成物を提供する。当技術
分野に通常の知識を有する者にとっては明らかなよう
に、天然産のココアミンは約C 乃至C18の炭素鎖長
分布を有している。本発明の組成物は、最も好ましく
は、そのココアミンのアルキル基の約40乃至60重量
%が約12個の炭素原子の炭素鎖を有しているようなコ
コアミンから誘導される。注目すべき重要なことは、本
出願人が、誠に予期しがたいことながら、上記した抗微
生物組成物が約5℃以下の温度で貯蔵安定でありかつ約
38℃以上の引火点を有することを発見したことであ
る。
【0013】本発明のいま1つの実施態様によれば、下
記の成分からなる5℃以下の温度で貯蔵安定な抗微生物
組成物が提供される:下記式のアルキルグアニジン約2
5乃至35重量%
【化5】 (式中、Rは炭素原子数が約8から18までの炭素鎖長
分布を有するアルキル基を意味し、該アルキル基の約4
0乃至60重量%は約12個の炭素原子の炭素鎖を有し
ている、Xは水素または塩化物、臭化物、フッ化物、及
びヨウ化物からなる群から選択されるハロゲン化物を意
味する)、溶剤約10乃至60重量%、および水約10
乃至65重量%。
【0014】溶剤は炭素原子数が少なくとも3の炭素鎖
長を有するアルコール及びグリコールからなる群から選
択される。好ましくは、上記抗微生物組成物はココアミ
ン及びハイドロゲンシアナミドからなる群から選択され
た未反応出発物質約1乃至5重量%を含有している。最
も好ましくは、本抗微生物組成物の溶剤はジプロピレン
グリコールであり、これにより約5℃以下の温度で向上
された貯蔵安定性を有しかつ約38℃よりも高い引火点
を有する抗微生物組成物が得られる。
【0015】本発明の方法に関して、本出願人はアルキ
ルアミン出発物質の純度レベルが最終組成物の貯蔵安定
性に直接関連することを見い出した。従来は、アルキル
グアニジン塩酸塩、特にドデシルグアニジン塩酸塩(D
GH)の製造には高純度の、たとえば、C12>98重量
%のラウリルアミンが使用されてきた。これとは対照的
に、本発明の方法では工業品位のアルキルアミンすなわ
ちそのアルキル基の約40乃至60重量%が炭素原子1
2個の炭素鎖を有しているようなアルキルアミンが使用
される。これらのパラメーターに合致しそしてベロール
ノーベル カンパニー(Berol Nobel Company )から
市場で入手できるココアミンであるアミンKKDはこの
ような工業品位ラウリルアミンの1つである。本発明の
方法においてはその工業品位アルキルアミンの中の残り
の40乃至60重量%のアルキル基が8個から18個ま
での間の炭素鎖長分布を有していることが重要である。
【0016】本発明の方法では上記のごときアルキルア
ミン出発物質が使用されるので、得られるアルキルグア
ニジン組成物も同様に、アルキル基の約40乃至60重
量%が炭素原子12個を有している、炭素原子8個から
18個までの間のアルキル基の分布を示す。本発明の方
法にかかわる予期されなかった発見は、広い炭素鎖長の
分布を使用することが結果として従来の達成可能な温度
よりもより低い温度での貯蔵安定性を有する本発明の抗
微生物組成物を与えるということである。
【0017】本発明による抗微生物組成物は工業品位の
アルキルアミン、たとえば、ラウリルアミンを反応器の
中で溶剤と反応させることによって製造される。前記の
ごとく、この工業品位アルキルアミンはそのアルキル基
が約8乃至18個の炭素原子の炭素鎖長分布を有しそし
てそのアルキル基の約40乃至60重量%が炭素原子1
2個の炭素鎖を有しているものである。溶剤は少なくと
も炭素数3の炭素鎖長を有するアルコール、たとえば、
イソプロピルアルコールあるいはグリコール、たとえ
ば、エチレングリコール、プロピレングリコールまたは
ジプロピレングリコールである。本発明の方法はさらに
反応器に塩酸(35%w/w)及びハイドロゲンシアナ
ミド溶液(50%w/w)を順次添加する工程、このア
ルキルアミン、溶剤、塩酸、及びハイドロゲンシアナミ
ドからなる混合物を約75乃至95℃の温度に約4時間
加熱する工程を包含する。正確な使用温度は、当技術分
野に通常の知識を有する者によって理解されるように、
使用される溶剤の沸点に依存する。本製造方法はさらに
この混合物を約30℃以下まで、好ましくは約22℃ま
で冷却し、追加の溶剤および/または水を添加し、そし
て塩酸の追加によってその混合物のpHを約1以下、好ま
しくは約0.4乃至0.6に調整する工程を包含する。
この方法によって、最終生成物の約25乃至35重量%
の上記したAGH活性成分を含み、溶剤が最終生成物の
約10乃至60重量%そして水が最終生成物の10乃至
65重量%の量で含有されている抗微生物組成物が得ら
れる。そして得られる溶液は一般に透明で明るいコハク
色を呈しそして異物を含んでいない。
【0018】本発明のいま1つの実施態様においては、
得られる抗微生物組成物に所望される引火点の重要性に
よって選択された溶剤を使用して上記のごとき貯蔵安定
な本発明の抗微生物組成物が製造される。より低い(す
なわち38℃以下)引火点を有する抗微生物組成物を得
るためには、イソプロピルアルコールが好ましい溶剤と
なる。より高い(すなわち38℃以上)引火点を有して
いる組成物を得るためにはジプロピレングリコールが好
ましい溶剤となる。すなわち、本出願人は高い引火点と
5℃以下における貯蔵安定性の両方の特徴を有する本発
明による抗微生物組成物を製造するためには、本発明の
方法のアルキルアミン出発物質と共に使用されるべき好
ましい溶剤はジプロピレングリコールであることを発見
したのである。ジプロピレングリコールはAC West Va.
Polyal Co., Van Water & Rogers, Kodak またはDow Ch
emicalから市場で入手可能である。
【0019】本発明の抗微生物組成物は、たとえば、液
体濃縮物の形態で使用される。通常の使用の場合、本発
明の抗微生物組成物は0.0025乃至0.1%の濃度
範囲(25乃至1000ppm )で有効であることが判明
している。本発明の組成物の任意調合物中に使用される
べき適当量は所望される貯蔵時間及び貯蔵温度ならびに
処理されるべき水性系の種類に依存して変わる。
【0020】本発明のアルキルグアニジン組成物及びそ
の塩の用途としては、たとえば、製紙工程、特にアルカ
リ法製紙工程における微生物繁殖の防止、冷却水中にお
ける生物成長の抑制およびその他水処理が必要なプロセ
スにおける生物増殖の阻止などが考慮される。本発明の
抗微生物組成物はまた硫酸塩還元細菌の増殖を抑制する
ために特に有効である。本発明の抗微生物組成物のさら
に他の用途の例は次のものである。ただし、それらに限
定されるものではない。商業用および工業用冷却水系お
よび下水溜めの中の藻、細菌、及び軟体動物の繁殖低減
のための中間製品および最終用途製品としての使用;紙
および板紙の品質低下を惹起する細菌、真菌、酵母菌の
ごとき微生物の制御;空気清浄器系および醸造所の低温
減菌器内におけるスライム形成細菌および真菌の制御;
パルプ工場および製紙工場の装置系内における細菌およ
び真菌の制御;付属および予備冷却水系内における生物
成長の制御;採油掘削液体ならびに油田水系内の藻、細
菌、真菌の制御;使い捨てナプキン等の抗菌剤としての
使用。さらに、本明細書に開示されている本発明の抗微
生物組成物は各種水性系、たとえば、ペースト及び接着
剤系、ポリマー及びラテックスのエマルジョン系、顔料
着色スラリー及び塗料スラリー、二酸化チタン及び炭酸
カルシウム系内での微生物の増殖を有効的に阻止する。
【0021】以下、本発明を実施例によってさらに詳細
に説明する。これらの実施例は本発明を説明するもので
あって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0022】
【実施例1】好ましい実施例によるアルキルグアニジン塩酸塩(AG
H)の製造 本発明の方法の好ましい実施例を以下に記載したように
実施例した。生成物999gを製造するために使用した
各出発物質の量を表1に示す。
【表1】 ガラス反応器にジプロピレングリコール(DPG)11
0g及びアミンKKD180gを装填した。つぎに、こ
の反応器に濃塩酸(HCl)85gを約20分間で添加
しそして放置して中和熱で反応器を約22℃から95℃
まで加熱した。ついで反応器に、約4時間かけて112
gのハイドロゲンシアナミド溶液を温度を約75乃至9
5℃に保持しながら添加した。この混合物を約2時間こ
の温度で保持した(すなわち保持時間)。保持時間経過
後、反応器を環境温度(すなわち約22℃)まで冷却
し、そして冷却しながらDPG490gを30分間にわ
たり添加した。このあと、混合物のpH調整のため濃塩酸
22gを反応器に添加してpHを約0.4乃至0.6に調
整した。この混合物を環境温度まで冷却してから排出し
た。以上により得られた生成物はAGHを約25重量
%、ジプロピレングリコールを約60重量%、水を約1
2.5重量%そしてアルキルアミンのアミンKKD及び
ハイドロゲンシアナミドを含む未反応出発物質を約2.
5重量%含有していた。
【0023】
【実施例2】イソプロピルアルコールを使用したアルキルグアニジン
塩酸塩の製造 本発明の方法のいま1つの実施例はアミンKKD及び溶
剤としてのイソプロパノールを使用して以下に記載のご
とく実施した。表2は生成物1000ポンドを生成させ
るために使用した各出発物質の量を示す。
【表2】
ガラス反応器にイソプロピルアルコール(IPA)約1
56ポンド及びアミンKKD約256ポンドを装填し
た。つぎに、この反応器に濃塩酸(HCl)131ポン
ドをゆっくりと添加しそして放置して中和熱で反応器を
約80乃至85℃まで加熱した。この温度で混合物は還
流をはじめる。この反応器にハイドロゲンシアナミド約
145ポンドを0.64ポンド/分の速度で添加した。
ハイドロゲンシアナミドを全部添加した時に、この混合
物を少なくとも3時間加熱還流した。還流後、反応器環
境温度まで冷却し、そして冷却しながら水道水約282
ポンドを反応器に添加した。このあと、混合物のpH調
整のため濃塩酸約27ポンドを反応器に加えてpHを約
0.4乃至0.6に調整した。この混合物を環境温度ま
で冷却して排出した。以上により得られた生成物はAG
H約25重量%、IPA約15.5重量%および水約5
9.5重量%含有していた。
【0024】
【実施例3】 AGHの低温安定性 どのアルキルアミン出発物質を使用した場合に最も貯蔵
安定な製品が得られるかを判定するため各種品位および
各種タイプのアルキルアミンを使用して製造したAGH
試料組成物をテストした。試験に供されたAGH試料組
成物は以下のものを含む: ドデシルグアニジン塩酸塩 C12>98%、 Berol Nobel 社から得られた蒸留ココアミンの2つの異
なるAGH組成物試料(すなわち、アミンKKDロット
番号1990−10−02及びアミンKKDロット番号
DE91105)、および同じくBerol Nobel 社から得
られた高純度オクチルアミン(アミン8D、C8 は98
%以上)。これら試料の各AGH組成物中の炭素鎖分布
は表3に記載されている。これらAGH組成物は溶剤と
してIPAを使用してAGHを製造する前記実施例2に
記載した方法によって製造した。製造後、それらAGH
組成物について貯蔵データを集めた。4℃の冷蔵庫に2
週間貯蔵した時の貯蔵データを取り、さらに、試料を冷
凍庫(−10℃)に一晩約16時間入れて置きそして翌
朝それら試料を取り出して室温で解凍することによって
冷凍−解凍データを集めた。冷凍−解凍サイクルを3回
繰返した。すべてのケースについて沈殿及び凍結の有無
を調べた。これらの低温貯蔵試験の結果を表3に示す。
【表3】 (注) 1 重量% 2 約5℃またはそれ以下の温度における貯蔵安定性 表3に記載した試験結果は純度98%以上のアミン出発
物質(すなわち、ドデシルアミン及びアミン8D)を使
用した場合には低温貯蔵安定性のない組成物が得られた
ことを示している。他方、アルキル炭素鎖長の広い分布
を有している本発明の組成物、より詳細にはアミンKK
Dのごとく約40乃至60重量%がC12であるアミンを
使用した場合では、5℃またはそれ以下の温度で優れた
貯蔵安定性を有する製品が得られた。
【0025】
【実施例4】本発明によるAGHの効力ならびに従来のDGHとの比
本実施例は本発明の抗微生物組成物と現在カルゴン コ
ーポレーション、ピッツバーグ,ペンシルヴァニア(Ca
lgon Corporation, Pittsburgh 、PA、) から市場で入手
できるドデシルグアニジン塩酸塩、C12>98%を含有
する抗微生物組成物との微量力価試験における各種細菌
類および真菌類に対する抗菌効力を示すものである。本
発明による抗微生物組成物の試料は溶剤としてDPGを
使用する実施例1に記載した方法によって製造した。本
発明による抗微生物組成物と従来公知の方法によって製
造されたドデシルグアニジン組成物を各種の細菌類、カ
ビ類、及び酵母類に対して同じ活性分ベースでテストし
た。最初に、最少抑制濃度(MIC= Minimal Inhibito
ry Concentration)を測定した。MICは培養プレート
のウエル(区画)の底に濁りまたは”ボタン”が生じた
場合に菌増殖があったと判定する条件において、全く増
殖の徴候の見られない抗微生物剤の最少量である。この
測定を行うため、アルキル基が炭素原子12個の鎖(C
12>98%)を有する従来公知の活性ドデシルグアニジ
ン塩酸塩と本発明による実施例1記載の方法によって製
造した抗微生物組成物とが96区画のマイクロウエル培
養プレートを使用し同じ活性分ベース、2倍希釈で、
3.9ppm から2000ppm までの範囲の濃度にわたり
各種の細菌類、カビ類、酵母類に対し試験した。試験に
供された微生物のリストは後記表4及び表5に記載し
た。各種微生物に対する化合物の抗微生物特性を測定す
るために使用した微量滴定システムは当技術分野に通常
の知識を有する者にとって公知である。細菌類培養プレ
ートはpH8.0,温度37℃で約24時間培養した後、
自動マイクロプレート読取器(Automatic Microplate R
eader)を使用して読み取られた。この技術は当技術分野
に通常の知識を有する者にとって公知である。酵母類と
カビ類の培養プレートはpH8.0,温度30℃で約72
時間培養した後、読取ミラー(ReadingMirror) を使用
して読み取った。この技術も当技術分野に通常の知識を
有する者にとって公知である。試験によって測定された
各微生物についてのMICを表4及び表5に示す。表に
示した各MIC数値は2つのウエルの平均濃度である。
【0026】つぎに、最少殺滅濃度(MBC= Minimal
Biocidal Concentration)を測定した。MBCは各種時
間の継代培養後においても全く菌成長の徴候が見られな
い抗微生物剤の最少濃度である。この測定を行うため、
表4及び表5に示したように、細菌類、酵母類およびカ
ビ類の培養プレートの継代培養物が2時間、4時間およ
び24時間の継代培養後にMBC測定試験を受けた。ほ
とんどの場合において、継代培養の時間の増加と共にM
BCは低くなった。そのアルキル基が炭素原子12個の
炭素鎖C12>98%を有するドデシルグアニジン塩酸塩
についての試験結果は表4に、そして本発明の抗微生物
組成物についての試験結果は表5に示した通りであっ
た。
【表4】
【表5】 細菌ミックスは細菌をトリプトングルコース抽出物寒天
プレート上に線状に接種しそして37℃で24時間培養
することによって調製した。殺菌綿棒ですくい取った細
菌(スワブ)を約40mlの流体培養基TSB(trypticas
e soy broth)の中に入れ、濁った懸濁物が形成されるよ
う十分に細菌を加えた。この流体培養基を再び37℃で
24時間培養した。24時間経過後、この細菌/流体培
養基懸濁物の約10mlを約90mlの2倍濃度流体培養基
(2XTSB)に加えた。表4及び表5に記載した細菌
株のそれぞれについてこの操作を繰り返した。このあ
と、4つの細菌/2XTSB溶液のそれぞれから約20
mlを取り、別の1つの容器に移して細菌ミックスを調製
した。酵母ミックスは酵母をSMA(sabouraud maltos
e agar) 寒天プレート上に線状に接種しそしてこの寒天
プレートを30℃の温度で少なくとも48時間培養する
ことによって調製した。殺菌綿棒ですくい取った酵母
(スワブ)を約40mlの2倍濃度sabouraud maltose br
oth(2XSMB) に入れて30℃でさらに24時間培
養し、濁った懸濁物が形成されるよう十分に酵母を加え
た。この酵母/2XSMB溶液の10mlを40mlの2X
SMBに加えた。表4及び表5に記載した酵母のそれぞ
れについてこの操作を繰り返した。このあと、それら酵
母/2XSMB液のそれぞれから約20mlを取って別の
1つの容器に移して酵母ミックスを調製した。
【0027】カビミックスはカビをSMAの斜面培地に
線状に接種しそして30℃の温度で少なくとも48時間
培養することによって調製した。この斜面に2XSMB
約5mlを加えてカビの懸濁物を形成させた。この懸濁物
を少量の追加2XSMBを含有している無菌ガラスビー
ドびんに移した。このびんを振とうして芽胞を放散させ
た。この培養基を次にアングルへヤー(angle hair) で
濾して小さな試料びんの中に移した。表4及び表5に記
載したカビのそれぞれについてこの操作を繰り返した。
このあと、濾過カビ/2XSMA溶液のそれぞれから約
20mlを取って別の1つの容器に移してカビミックスを
調製した。酵母/カビミックスを作成するためには、上
記と同じ操作を各酵母及びカビのそれぞれに対して実施
した。そして酵母/2XSMB溶液及びカビ/2XSM
B溶液の各約20mlを別の1つの容器に移して酵母/カ
ビミックスを調製した。桃色酵母(pink yeast)はCalgon
Corporation, Pittsburgh, PAから入手可能な環境分離
培養物である。表5は本発明の抗微生物組成物の効力を
示す。表から明らかなように、本発明の抗微生物組成物
は表記載の濃度において接触した微生物類をすべて殺滅
した。表4及び5を比較すると次のことがわかる。すな
わち、本発明の抗微生物組成物の全体的制菌性能は被験
細菌および真菌の抑制のために現在市場で入手可能なド
デシルグアニジン塩酸塩組成物の制菌性能と少なくとも
同等である。さらに表4及び表5のデータを比較すると
桃色酵母、コウジカビ(Aspergillus Niger ATCC6275)
およびカビミックスの成長を完全阻止するために必要な
本発明の抗微生物組成物のMIC値が現在市場で入手可
能なドデシルグアニジン塩酸塩組成物の数値よりかなり
低いこともわかる。
【0028】すなわち、本発明の抗微生物組成物ならび
にその製造方法が従来の抗微生物剤よりも向上された貯
蔵安定性および安全性(すなわち引火点)を有する大幅
に改良された抗微生物組成物を提供するものであること
が当技術分野に通常の知識を有する者によって理解され
るであろう。以上、本発明を説明するため特定の実施例
を記載したが、請求の範囲に記載された本発明の範囲か
ら逸脱することなく各種の変更実施例が可能であること
は当業者であれば明かであろう。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の化合物からなる抗微生物組成物 【化1】 (式中、Rは炭素原子数が約8から18までの炭素原子
    分布を有するアルキル基を意味し、該アルキル基の約4
    0乃至60重量%は約12個の炭素原子を有し、Xは水
    素または塩化物、臭化物、フッ化物、及びヨウ化物から
    なる群から選択されるハロゲン化物を意味する)。
  2. 【請求項2】 該組成物が約5℃よりも低い温度におい
    て貯蔵安定である請求項1記載の抗微生物組成物。
  3. 【請求項3】 該組成物が約38℃より高い引火点を有
    している請求項2記載の抗微生物組成物。
  4. 【請求項4】 下記式のアルキルグアニジン約25乃至
    35重量% 【化2】 (式中、Rは炭素原子数が約8から18までの炭素鎖長
    分布を有するアルキル基を意味し、該アルキル基の約4
    0乃至60重量%は炭素原子数が約12の炭素鎖を有
    し、Xは水素または塩化物、臭化物、フッ化物、及びヨ
    ウ化物からなる群から選択されるハロゲン化物を意味す
    る);溶剤約10乃至60重量%;及び水約10乃至6
    5重量%からなる約5℃よりも低い温度で貯蔵安定な抗
    微生物組成物。
  5. 【請求項5】 該溶剤が炭素原子数が少なくとも3の炭
    素鎖長を有するアルコール及びグリコールからなる群か
    ら選択される請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ココアミン及びハイドロゲンシアナミド
    からなる群から選択された未反応出発物質約1乃至5重
    量%を含有している請求項4記載の組成物。
  7. 【請求項7】 該溶剤がジプロピレングリコールであ
    り、及び該組成物が約38℃よりも高い引火点を有して
    いる請求項4記載の組成物。
  8. 【請求項8】 約5℃よりも低い温度で貯蔵安定性を有
    する抗微生物組成物の製造方法において、 (a)反応器の中で、アルキル基が炭素原子数約8乃至
    18の炭素鎖長分布を有しそして該アルキル基の約40
    乃至60重量%は炭素原子数12の炭素鎖を有している
    工業品位アルキルアミンと溶剤とを混合して該アルキル
    アミンと溶剤との混合物を形成し、 (b)該アルキルアミンと溶剤の混合物に塩化水素酸を
    添加しそして中和熱によって反応器を約22乃至95℃
    まで加温せしめ、 (c)該反応器にハイドロゲンシアナミドを、該アルキ
    ルアミン、溶剤、塩化水素酸およびハイドロゲンシアナ
    ミドからなる混合物の温度を約75乃至95℃に保持す
    るために十分な速度で添加し、 (d)工程(c)の混合物の温度を約4時間、約75乃
    至95℃の温度に保持し、 (e)工程(d)の混合物を約30℃以下まで冷却し、 (f)十分量の該溶剤を添加して工程(e)の混合物を
    希釈し、及び (g)上記工程(f)の混合物のpHを1.0以下に調整
    することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 工程(e)の後に十分量の水を加えて該
    工程(e)の混合物を希釈する工程をさらに包含する請
    求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 該工業品位アルキルアミンが蒸留ココ
    アミンである請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 該溶剤が炭素原子数が少なくとも3の
    炭素鎖長を有するアルコール及びグリコールとからなる
    群から選択される請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 該溶剤がジプロピレングリコールであ
    る請求項11記載の方法。
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