JPH08259087A - 帯状材の貼付用補助具 - Google Patents

帯状材の貼付用補助具

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JPH08259087A
JPH08259087A JP6585195A JP6585195A JPH08259087A JP H08259087 A JPH08259087 A JP H08259087A JP 6585195 A JP6585195 A JP 6585195A JP 6585195 A JP6585195 A JP 6585195A JP H08259087 A JPH08259087 A JP H08259087A
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JP
Japan
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guide member
sticking
adherend
shaped material
strip
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Application number
JP6585195A
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English (en)
Inventor
Daisuke Fujiwara
大輔 藤原
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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Publication of JPH08259087A publication Critical patent/JPH08259087A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/51Automobile

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被着体への帯状材の貼付作業を著しく簡便に
し、被着体への帯状材の貼付時間が従来より短縮され、
かつ被着体へ帯状材を正確に貼り付け可能な、帯状材の
貼付用補助具を提供する。 【構成】 被着体2に着脱自在に取り付け可能なよう
に磁石12を有する帯状の可撓性材料を有して構成され
帯状材が被着体に貼付される際の案内を行うガイド側面
14が長手方向に沿って有するガイド部材10と、上記
ガイド部材の巻き取り及び送り出しを行う上記ガイド部
材の収納部20とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被着体上に帯状の貼付
体を貼り付ける際に使用する貼付用補助具に関し、詳し
くは、ストライプ・テープ、サイドモール等の車両用の
装飾材や、塗装の際に用いるマスキングテープ等の帯状
材を、被着体である車両のボディー、やバンパー等の車
両部品に貼り付ける際に使用され、該貼付作業を容易か
つ正確ならしめる帯状材の貼付用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ストラ
イプ・テープ、サイドモール等の車両用の装飾材や、塗
装の際に用いるマスキングテープ等の図21に示すよう
な帯状材4を、被着体である車両のボディーやバンパー
等の車両部品に貼り付ける場合、従来においては、上記
被着体に実際に記された基準ラインに沿って上記帯状材
を位置合わせして貼り付けたり、上記基準ラインが記さ
れていないときには、図20に示すように、ガイド治具
1に沿った仮想の貼付ライン3に沿って帯状材4を貼り
付けていた。例えば、上記ストライプ・テープ用のガイ
ド治具1は、図20に示すように、被着体2の複数箇所
に分割して配置される。しかしながら、複数のガイド治
具1を一本の貼付ライン3上に沿って被着体2に配置す
ることは困難である。又、図21に示すように、上記帯
状材4は、接着剤4bの可撓性支持体として一般に0.
08〜3mmの厚みの塩化ビニル、ウレタン等のプラス
チックフィルム4aを用いているので、帯状材4が1m
以上の長さになると帯状材4の自重で帯状材4は屈曲し
やすくなり、その取り扱いが非常に困難になる。したが
って、何らかの補助具に帯状材4を沿わせることなしに
は、所望のラインに沿って帯状材4の貼り付け作業を行
うことはほとんど困難である。したがって、被着体2へ
のストライプ・テープの貼り付けに時間がかかるととも
に、分割されたガイド治具1に沿ってストライプ・テー
プを被着体2に貼付したとき、それぞれのガイド治具1
間において、上記ストライプ・テープが蛇行して貼付さ
れるという問題点があった。本発明はこのような問題点
を解決するためになされたもので、被着体への帯状材の
貼付作業を著しく簡便にし、被着体への帯状材の貼付時
間が従来より短縮され、かつ被着体へ帯状材を正確に貼
り付け可能であり、又、さらに持ち運び及び取り扱いが
容易となる、帯状材の貼付用補助具を提供することを目
的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明は、被
着体上の仮想の貼付ラインに沿って上記被着体に帯状材
を貼り付ける際に使用する帯状材の貼付用補助具であっ
て、上記被着体に着脱自在に取り付け可能なように第1
仮固定部材を有する帯状の可撓性材料を有して構成され
上記帯状材が貼付される際の案内を行うガイド側面が長
手方向に沿って有するガイド部材と、上記ガイド部材の
長手方向の両端部に設けられ上記貼付ラインに沿うよう
に上記ガイド部材を配置せしめるガイド部材用位置決め
部材と、を備えたことを特徴とする。
【0004】ガイド部材は帯状であり、かつその両端部
に設けたガイド部材用位置決め部材はガイド部材を貼付
ラインに沿って延在させるように作用する。よって、ガ
イド部材を上記貼付ラインに沿って連続的に補助具を配
置することができ、又、ガイド部材は可撓性材料を有し
て構成されているので上記貼付ラインに容易に沿わせる
ことができる。
【0005】又、本発明は、被着体上の仮想の貼付ライ
ンに沿って上記被着体に帯状材を貼り付ける際に使用す
る帯状材の貼付用補助具であって、上記被着体に着脱自
在に取り付け可能なように第1仮固定部材を有する帯状
の可撓性材料を有して構成され上記帯状材が貼付される
際の案内を行うガイド側面が長手方向に沿って有するガ
イド部材と、上記ガイド部材の長手方向の一端を固定し
上記ガイド部材の巻き取り及び送り出しを行う上記ガイ
ド部材の収納部と、を備えたことを特徴とする。
【0006】ガイド部材は帯状であるので、貼付ライン
に沿って連続的に補助具を配置することができ、又、ガ
イド部材は可撓性材料を有して構成されているので上記
貼付ラインに容易に沿わせることができる。又、収納部
は上述の機能を有するガイド部材を収納することから、
ガイド部材及び収納部は、被着体への帯状材の貼付作業
を著しく簡便にし、被着体への帯状材の貼付時間を従来
より短縮し、かつ被着体へ帯状材を正確に貼り付けるこ
とができる補助具を提供するように作用する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例である帯状材の貼付用補助
具について図を参照しながら以下に説明する。尚、第1
仮固定部材と同様の機能を果たす一例として本実施例で
は磁石12が相当する。図1に示すように、本実施例の
貼付用補助具100は、ガイド部材10と、該ガイド部
材10の巻き取り及び送り出しを行うガイド部材10の
収納部20と、収納部20が固定される第2仮固定部材
40とを備える。
【0008】ガイド部材10は、図2に示すように、そ
の延在方向に沿って一定の幅寸法を有する帯状の部材で
あり、被着体2上の仮想の貼付ライン3に沿って被着体
2へ例えばストライプ・テープ等の帯状体を貼り付ける
際に、上記帯状体の案内を行う。本実施例では、ガイド
部材10は、所定間隔にて配置されたシート状の磁石1
2を該磁石12の表裏面の両方向から、ポリエチレン、
ナイロン、PET等の材料にてなる帯状フィルム11
a,11bにて挟んだ構造をなす。このような構成をな
すことで、ガイド部材10はある程度の厚さを有するこ
とになり、ガイド部材10の幅方向の端部においてガイ
ド部材10の長手方向に延在するガイド側面14は上記
帯状体を被着体2に貼付する際の案内を行う。尚、磁石
12を挟み、帯状フィルム11bとは反対側に配置され
る帯状フィルム11aは設けなくともよい。
【0009】磁石12がプラスチック磁石であり、磁石
12は比較的剛性が高く可撓性が小さい場合は、隣接す
る磁石12の間には、空洞または可撓性を有するプラス
チック片13を配置する。このような構成をとること
で、ガイド部材10の可撓性が向上し、上記収納部20
に巻き取られやすくなる。上述のように磁石12が所定
間隔をもって配置される場合、ガイド部材10の長手方
向における磁石12の長さは、収納部20を構成する巻
取部材(後述)の巻心部21の径、すなわちガイド部材
10の巻径によっても変化するが、好適には100mm
以下、特に好適には50mm以下の範囲とする。磁石1
2の上記長さが大きすぎると、ガイド部材10が収納部
20に巻き取りにくくなる。上記長さの下限は、ガイド
部材10の作成に必要な磁石片の数が不要に増えない程
度にするのが良く、5mm〜10mm程度である。ま
た、隣接する2つの磁石12の間の距離は、好適には1
〜50mm、特に好適には5〜30mmの範囲とする。
この距離が広すぎると、被着体2に対するガイド部材1
0の密着性が低下する傾向があり、反対に狭すぎるとガ
イド部材10の可撓性が低下する傾向があり、特に巻径
が小さい場合には、巻取に不便が生じるおそれがある。
又、磁石12の厚みは好適には0.1〜1mmの範囲、
特に好適には0.3〜0.7mmの範囲である。この範
囲であれば、磁石12の自重と吸着力のバランスが良
く、第1仮固定部材として好適である。尚、磁石12は
薄いものほど磁力が弱くなる。
【0010】第1仮固定部材が磁石12である場合、ガ
イド部材10において被着体2側に密着する部分には、
連続した帯状フィルム11bを設けるのが好適である。
これにより、磁石12の角部等により被着体2の表面が
損傷されるのを容易に防止することができる。帯状フィ
ルム11の厚みは、好適には0.05〜2mm、特に好
適には0.1〜1mmである。帯状フィルム11の厚さ
が薄すぎると、ある程度の硬度が帯状フィルム11にな
くなり、作業性が低下したり、送り出し、巻き取りの繰
り返しによりガイド部材10が伸びて変形したり、場合
によってはガイド部材10が破損するおそれがある。反
対に厚すぎると、磁石12による被着体2へのガイド部
材10の密着力が低下する傾向があり、又、ガイド部材
10の硬度が強すぎて巻き取り作業が困難になるおそれ
があり、又、ガイド部材10の自重が大きくなり過ぎて
被着体2上にガイド部材10を取り付けたときにガイド
部材10が弛むおそれがある。又、帯状フィルム11
は、2〜5kgfの張力が作用した場合であっても実質
的に伸びないもの、すなわち、塑性変形が殆どないもの
がよい。
【0011】次に、収納部20について説明する。収納
部20は、図3及び図4に示すように、ガイド部材10
の長手方向の一端が固定されガイド部材10が巻回され
る巻心部21と、巻心部21の中心軸に沿って延在し巻
心部21に固定される支軸22と、巻心部21を左右よ
り挟むようにして支軸22を回動自在に支持する支持部
材23と、支持部材23が立設される座板30とを備え
る。ガイド部材10の一端を巻心部21へ固定する方法
としては、図6に示すように接着剤27を用いて接着す
る方法や、図7に示すように巻心部21の円周上に形成
した切欠き28にガイド部材10の一端を配置し切欠き
28にクランプ29を嵌合することでクランプ29と切
欠き28との間にガイド部材を挟み込む方法がある。
【0012】又、収納部20は、図3に示すように、支
軸22に固定されるリール24を設け、リール24に設
けたノブ26にてリール24及び巻心部21を支軸22
を中心に回転させることで、巻心部21にガイド部材1
0を巻き取ったり、巻心部21からガイド部材10を送
り出したりするようにしてもよい。さらに、図5に示す
ように、リール24を設けず、巻心部21から送り出し
たガイド部材10を自動的に巻心部21に巻き取る自動
巻取装置を設けるようにしてもよい。自動巻取装置を設
ける場合には、支軸22は、支持部材23に固定され、
一方、巻心部21は支軸22を中心として回動自在に支
持される円筒形状をなす。又、支軸22の周縁部22a
と、該周縁部22aに対向する巻心部21の内周面21
aとの間には、一端が支軸22の周縁部22aに固定さ
れ他端が巻心部21の内周面21aに固定されて支軸2
2に巻回された渦巻きバネ25が設けられる。該渦巻き
バネ25は、巻心部21に巻回されたガイド部材10が
巻き出されたとき巻心部21にガイド部材10を巻き取
る方向に巻心部21を回転させるように付勢する。
【0013】又、座板30には、図1に示すように、ガ
イド部材10のすべてが収納部20に巻き取られてしま
うのを防止するための巻取規制部31を形成している。
巻取規制部31は、ガイド部材10の幅方向の寸法にほ
ぼ等しい長さを有し、巻心部21が配置される座板30
の表面30aから第2仮固定部材40の表面40a側へ
座板30を貫通する方形状の穴の淵部である。巻心部2
1から巻き出されたガイド部材10が巻取規制部31を
上記表面30aから表面40a方向へ通過し表面40a
に沿って延在し、又、後述するようにガイド部材10の
他端部にガイド部材よりも巾の広いフック50を設ける
ことで、フック50は巻取規制部31を通過することは
できない。このように巻取規制部31はガイド部材10
のすべてが収納部20に巻き取られてしまうのを防止す
る。
【0014】次に、第2仮固定部材40について説明す
る。第2仮固定部材40は、図1に示すように、収納部
20の座板30を固定する板材であって、座板30が固
定される第2仮固定部材40の表面40aに対する裏面
40bの全面又は一部には例えばシート状の磁石41が
設けられている。さらに、第2仮固定部材40には、図
8に示すように、被着体である例えば車体60の窓枠の
周縁部61の形状に一致した形状に第2仮固定部材40
が切り欠かれた第1位置決め部42が設けられる。第1
位置決め部42を設けることで、ガイド部材10のガイ
ド側面14が上記貼付ライン3に沿うように第2仮固定
部材40を被着体2の所定位置に容易に配置することが
できる。又、磁石41を設けることで、第2仮固定部材
40の被着体2への着脱を容易に行うことができる。
【0015】さらに又、巻心部21に固定されたガイド
部材10の長手方向の一端とは反対方向に位置するガイ
ド部材の他端には、図1又は図8に示すようにフック5
0を設けるのが好ましい。フック50は、ガイド部材1
0の上記他端を被着体2の所定位置、即ちガイド部材1
0のガイド側面14が上記貼付ライン3に沿うような位
置に取り付けるためのものであり、図8及び図10に示
すように第2位置決め部51を設けるのが好ましい。第
2位置決め部51は、上記車体60の窓枠の周縁部62
の形状に一致した形状に切り欠かれた部分であり、第2
位置決め部51を設けることで、ガイド部材10のガイ
ド側面14が上記貼付ライン3に沿うようにフック50
を被着体の所定位置に容易に配置することができる。
又、フック50の裏面にも磁石52を設けることが好ま
しく、磁石52を設けることでフック50の被着体2へ
の着脱を容易に行うことができる。さらに又、フック5
0には、例えば車体60のドア部分においてドアの開閉
のために該ドアとフェンダー等との間に形成されるすき
間に差し込み可能な突起53を設けてもよい。突起53
を設けることでガイド部材10の上記他端を被着体に容
易に固定することができる。
【0016】尚、上述したように、第1位置決め部42
を設けた第2仮固定部材40と、第2位置決め部51を
設けたフック50とを有することで、ガイド部材10の
両端の位置決めを容易に行うことができるので、例えば
ストライプ・テープのような帯状材4が蛇行して被着体
上の上記貼付ライン3に貼り付けられることがなくなる
と同時に、貼り付け位置(ボディーの垂直方向の位置)
を容易かつ手早く決めることができ、作業時間のさらな
る短縮が可能である。
【0017】又、第1位置決め部42を設けた第2仮固
定部材40と、第2位置決め部51を設けたフック50
とを有する場合、図11に示すように、第2仮固定部材
40には収納部20を設けずにガイド部材10の上記一
端を直接第2仮固定部材40に取り付けるようにするこ
ともできる。このような構成とすることで、収納部20
を構成する部品が不要になるので、補助具の製作を容易
にしコストを低減することができる。
【0018】又、通常、ガイド部材10は1〜20mの
範囲で使用される。上述したように、ガイド部材10に
は、第1仮固定部材として磁石12が設けられるが、3
m以上のガイド部材10を使用する場合、上記第1仮固
定部材のみによる密着力では、ガイド部材10の自重に
よるガイド部材10の弛み、即ちガイド部材10が垂直
方向へ垂れ下がることを防止できなくなるおそれがあ
る。そこで、図12に示すように、ガイド部材10に2
〜5kgf程度の一定の張力を与えて上記弛みを防止す
る弛み防止装置80を設けることもできる。弛み防止装
置80は、フック50とガイド部材10の他端との間に
上記張力を発生する例えばスプリング81を設けたもの
である。このとき、ガイド部材10の一端側も上述した
自動巻取装置の渦巻きバネ25により張力が与えられて
いるのがより好適である。尚、上記張力を発生する手段
としては、上述したスプリング81に限るものではな
く、例えばゴム等の弾性体のような張力を発生する公知
の手段が使用できる。
【0019】又、ストライプ・テープ等の帯状材4は、
その長手方向に沿ってほぼ直線状に延在する場合と、曲
線状に延在する場合とがある。例えば、フェンダー部分
に貼付されるストライプ・テープはデザイン上、扇型に
することが多い。このような場合には、ガイド部材10
も一部又は全体に渡り扇型にする。
【0020】さらに又、図13に示すように、例えば車
体60の後端部分63が水平方向に対して傾斜してお
り、かつ帯状材4を水平方向に貼付したい場合、上記後
端部分63に上述した第2仮固定部材40をそのまま取
り付けたのでは、ガイド部材10は図示するように水平
方向に対して傾斜して延在してしまう。このような場合
には、図14に示すようにガイド部材10が水平方向に
延在するように収納部20の座板30が垂直面43aに
取り付けられるような第2仮固定部材43を使用する。
尚、第2仮固定部材43の裏面の全面又は一部には、被
着体2である車体60の後端部分63に第2仮固定部材
43を着脱自在に取り付け可能とするために、シート状
の磁石43bを設ける。
【0021】上記後端部分63における種々の傾斜角度
に対しても収納部20の座板30を垂直面に配置するこ
とができるようにする第2仮固定部材44を図16に示
す。第2仮固定部材44は、被着体2への取付面45a
に磁石46が取り付けられた取付板45と、該取付板4
5に一端が固定される円弧状の角度調整板47と、取付
板45とちょう番48にて接続され該ちょう番48を中
心に回動可能であり収納部20の座板30が取り付けら
れる収納部取付板49とを有する。収納部取付板49に
は、ネジ頭部と収納部取付板49との間に角度調整板4
7を挟むことで取付板45に対して任意の角度にて角度
調整板47に収納部取付板49を固定する固定ネジ49
aが設けられる。尚、固定ネジ49aを緩めることで角
度調整板47に対する収納部取付板49の固定を解除す
ることができる。このような構成を有する第2仮固定部
材44は、上記後端部分63の傾斜角度が異なる種々の
被着体2に対して一つの第2仮固定部材44にてガイド
部材10を水平方向へ延在させることを可能とする。
【0022】又、上記貼付ライン3が水平方向に延在す
る場合であって後端部分63が水平方向に対して傾斜し
ているにも拘わらず、図13に示すように、図1に示す
ような第2仮固定部材40を後端部分63にそのまま取
り付ける場合、水平方向に対して傾斜して延在するガイ
ド部材10を水平方向に延在させるため、図17に示す
ような規制部材70を被着体2に取り付けてもよい。規
制部材70は、例えば図17及び図18に示すような形
状をなし、被着体2に取り付けられる取付面70b側に
は当該規制部材70を被着体2に着脱自在とする磁石7
1を有し、取付面70bと表面70aとを貫通する貫通
孔72がガイド部材10の延在方向に2箇所設けられ
る。貫通孔72には、図18に矢印73にて示すように
ガイド部材10が規制部材70に通される。又、例えば
窓枠61を基準として規制部材70を被着体2に取り付
けることで、ガイド部材10のガイド側面14が上記貼
付ガイドに沿って位置するように、規制部材70には、
窓枠61に一致する形状をなす位置決め部材74が設け
られている。このような規制部材70をガイド部材10
に取り付けることで、ガイド部材10の延在方向を変更
したり調整したりすることができる。よってより精度よ
く帯状材4を被着体2の貼付ライン3に沿って貼付する
ことができる。
【0023】上述した説明では、フック50等、及び第
2仮固定部材40等は、被着体2自体に取り付ける場合
であった。しかし、被着体2が常に一定位置に配置可能
であるときには、フック50等、及び第2仮固定部材4
0等の少なくとも一方を被着体2とは別設された位置決
め台90に配置するようにしてもよい。即ち、図19に
示すように、位置決め台90には、例えば第2仮固定部
材40が取り付け可能なように鉄板又は磁石が設けられ
た取付部材91を設け、かつ取付部材91には第2仮固
定部材40を被着体2の貼付ライン3に対して一定位置
に配置するために位置決め線92が示されいる。このよ
うに構成される位置決め台90に例えば第2仮固定部材
40を予め設置しておくことで、被着体2を一定位置に
配置しフック50を被着体2の位置に取り付ける動作の
みにより貼付用補助具を配置することができることか
ら、より短時間にて帯状材4の貼付作業を行うことがで
きる。
【0024】上述したような構成を有する帯状材の貼付
用補助具は、第2仮固定部材40,43,44の第1位
置決め部42を被着体2である例えば車体60の窓枠6
1に一致させて車体60に配置し、さらに、フック50
を上記車体60の所定位置に配置したりフック50の第
2位置決め部51を例えば窓枠61に一致させて車体6
0に配置したりすることで、第2仮固定部材40に固定
された収納部20から延在するガイド部材10のガイド
側面14は貼付ライン3に沿って延在する。したがっ
て、作業者は帯状材4をガイド側面14に沿って被着体
2に貼付すればよく、被着体2への帯状材4の貼付作業
を著しく簡便にし、被着体2への帯状材4の貼付時間を
従来より短縮することができ、かつ被着体2へ帯状材4
を正確に貼り付けることができる。又、収納部20を設
けた場合には、長尺物であるガイド部材10を巻き取っ
たり、送り出したりすることができ、貼付用補助具の持
ち運びとガイド部材10を使用しないときの収納を容易
としガイド部材10の取り扱いをより容易にすることが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ガ
イド部材は帯状であり、かつ貼付ラインに沿ってガイド
部材を延在させるガイド部材用位置決め部材をガイド部
材の両端部に設けたことより、ガイド部材を上記貼付ラ
インに沿って連続的に配置することができ、又、ガイド
部材は可撓性材料を有して構成されているので上記貼付
ラインに容易に沿わせることができる。よって、本発明
の貼付用補助具によれば、被着体への帯状材の貼付作業
を著しく簡便にし、被着体への帯状材の貼付時間が従来
より短縮され、かつ被着体へ帯状材を正確に貼り付ける
ことができる。
【0026】さらに又、本発明によれば、ガイド部材は
帯状であるので、貼付ラインに沿って連続的に補助具を
配置することができ、又、ガイド部材は可撓性材料を有
して構成されているので上記貼付ラインに容易に沿わせ
ることができる。又、収納部は上述の機能を有するガイ
ド部材を収納するとともに上記ガイド部材の巻き取り及
び送り出しを行うことから、ガイド部材及び収納部は、
被着体への帯状材の貼付作業を著しく簡便にし、被着体
への帯状材の貼付時間を従来より短縮し、かつ被着体へ
帯状材を正確に貼り付けることを可能とする。さらに、
収納部を設けたことで、長尺物であるガイド部材を巻き
取ったり、送り出したりすることができ、貼付用補助具
の持ち運びと、ガイド部材を使用しないときの収納を容
易としガイド部材の取り扱いをより容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である帯状材の貼付用補助
具を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すガイド部材の構成を示す斜視図で
ある。
【図3】 図1に示す収納部の一構造例を示す、一部断
面を含む図である。
【図4】 図1に示す収納部であって自動巻取装置を有
する場合の収納部において巻心部にガイド部材が巻回さ
れた状態を示す、一部断面を含む図である。
【図5】 図1に示す収納部であって自動巻取装置を有
する場合の収納部の構造例を示す、一部断面を含む図で
ある。
【図6】 図1に示す収納部の巻心部にガイド部材の一
端を固定する一方法を示す側面図である。
【図7】 図1に示す収納部の巻心部にガイド部材の一
端を固定する他の方法を示す、一部断面を含む図であ
る。
【図8】 図1に示す貼付用補助具を車体に取り付けた
状態を示す側面図である。
【図9】 図8に示す第2仮固定部材の一例を示す側面
図である。
【図10】 図8に示すフックの一例を示す側面図であ
る。
【図11】 本発明の他の実施例である、図1に示す収
納部を有しない場合における帯状材の貼付用補助具を示
す側面図である。
【図12】 図1に示すフック部分の他の実施例を示す
斜視図である。
【図13】 図1に示す第2仮固定部材を傾斜面をなす
車体の後端部分に取り付けた状態を示す側面図である。
【図14】 図1に示す第2仮固定部材の他の実施例
を、傾斜面をなす車体の後端部分に取り付けた状態を示
す側面図である。
【図15】 図14に示す第2仮固定部材の斜視図であ
る。
【図16】 図1に示す第2仮固定部材のさらに別の実
施例を示す平面図である。
【図17】 図1に示す貼付用補助具におけるガイド部
材に使用される規制部材を、車体に取り付けた状態を示
す側面図である。
【図18】 図17に示す規制部材の斜視図である。
【図19】 図1に示す貼付用補助具を被着体に取り付
けずに、位置決め台に取り付けた状態を示す側面図であ
る。
【図20】 従来の補助具を車体に取り付けた状態を示
す斜視図である。
【図21】 帯状材の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…被着体、10…ガイド部材、11…帯状フィルム、
12…磁石、14…ガイド側面、20…収納部、21…
巻心部、22…支軸、23…支持部材、30…座板、4
0…第2仮固定部材、41…磁石、42…第1位置決め
部、43,44…第2仮固定部材、50…フック、51
…第2位置決め部、52…磁石、60…車体、70…規
制部材、80…弛み防止装置、90…位置決め台、10
0…貼付用補助具。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着体(2)上の仮想の貼付ライン
    (3)に沿って上記被着体に帯状材(4)を貼り付ける
    際に使用する帯状材の貼付用補助具であって、 上記被着体に着脱自在に取り付け可能なように第1仮固
    定部材を有する帯状の可撓性材料を有して構成され上記
    帯状材が貼付される際の案内を行うガイド側面(14)
    が長手方向に沿って有するガイド部材(10)と、 上記ガイド部材の長手方向の両端部に設けられ上記貼付
    ラインに沿うように上記ガイド部材を配置せしめるガイ
    ド部材用位置決め部材(40,50)と、を備えたこと
    を特徴とする帯状材の貼付用補助具。
  2. 【請求項2】 被着体(2)上の仮想の貼付ラインに沿
    って上記被着体に帯状材(4)を貼り付ける際に使用す
    る帯状材の貼付用補助具であって、 上記被着体に着脱自在に取り付け可能なように第1仮固
    定部材を有する帯状の可撓性材料を有して構成され上記
    帯状材が貼付される際の案内を行うガイド側面(14)
    が長手方向に沿って有するガイド部材(10)と、 上記ガイド部材の長手方向の一端を固定し上記ガイド部
    材の巻き取り及び送り出しを行う上記ガイド部材の収納
    部(20)と、を備えたことを特徴とする帯状材の貼付
    用補助具。
  3. 【請求項3】 上記収納部には、上記ガイド部材が上記
    収納部に巻き取られてしまうのを防止する巻取規制部
    (31)を備えた、請求項2記載の帯状材の貼付用補助
    具。
  4. 【請求項4】 上記収納部が固定され上記収納部を着脱
    自在に上記被着体に固定する第2仮固定部材(40)を
    備えた、請求項2又は3記載の帯状材の貼付用補助具。
  5. 【請求項5】 上記第2仮固定部材には、上記被着体の
    所定位置に配置され該配置により上記ガイド部材の上記
    ガイド側面を上記貼付ラインに沿って配置する第1位置
    決め部(42)を備えた、請求項4記載の帯状材の貼付
    用補助具。
  6. 【請求項6】 上記ガイド部材の長手方向の他端部に
    は、該他端部を上記被着体に配置するフック(50)を
    備えた、請求項2ないし5のいずれかに記載の帯状材の
    貼付用補助具。
  7. 【請求項7】 上記フックには、上記被着体の所定位置
    に配置され該配置により上記ガイド部材の上記ガイド側
    面を上記貼付ラインに沿って配置する第2位置決め部
    (51)を備えた、請求項6記載の帯状材の貼付用補助
    具。
  8. 【請求項8】 上記被着体とは別設される位置決め台を
    設け、上記第2仮固定部材又は上記フックの少なくとも
    一方が上記被着体に代えて上記位置決め台に配置され
    る、請求項4ないし7のいずれかに記載の帯状材の貼付
    用補助具。
  9. 【請求項9】 上記ガイド部材に備わる上記第1仮固定
    部材は、上記ガイド部材の長手方向に沿って所定間隔毎
    に配置される、請求項1ないし8のいずれかに記載の帯
    状材の貼付用補助具。
  10. 【請求項10】 上記被着体が帯磁可能な材料であると
    き、上記第1仮固定部材は磁石である、請求項1ないし
    9のいずれかに記載の帯状材の貼付用補助具。
  11. 【請求項11】 上記収納部には、上記ガイド部材が被
    着体から取り外されたとき上記ガイド部材を自動的に巻
    き取る自動的巻取装置を備えた、請求項2ないし10の
    いずれかに記載の帯状材の貼付用補助具。
  12. 【請求項12】 上記被着体が車両のボディーであると
    き、上記帯状材はストライプ・テープである、請求項1
    ないし11のいずれかに記載の帯状材の貼付用補助具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022070164A1 (en) * 2020-10-01 2022-04-07 3M Innovative Properties Company System and method for applying adhesive tape line

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