JPH08258248A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
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- JPH08258248A JPH08258248A JP6782995A JP6782995A JPH08258248A JP H08258248 A JPH08258248 A JP H08258248A JP 6782995 A JP6782995 A JP 6782995A JP 6782995 A JP6782995 A JP 6782995A JP H08258248 A JPH08258248 A JP H08258248A
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- ink
- roll
- printing
- peripheral surface
- printing apparatus
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/0073—Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
- H05K3/0079—Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces characterised by the method of application or removal of the mask
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷版面に一度付着したインキ着けロール周面
から全てのインキを回収し、該インキ着けロールには常
に新しいインキを供給するようにして印刷することによ
り、インキ溶媒の蒸散によるインキ流動性低下を防止
し、きわめて少ないインキ消費量や印刷低速度によるイ
ンキ転移性や転写性能の低下への影響を回避することに
ある。 【構成】印刷版３１面にインキ着けロール１１によりイ
ンキａの供給を行う印刷インキ供給装置を備えた印刷装
置において、インキａを印刷版３１面に付着前の前記イ
ンキ着けロール１１周面にインキ供給ロール１２が配置
され、インキａを印刷版３１面に付着直後のインキ着け
ロール１１周面にインキ回収ロール２１が配置されてい
る印刷インキ供給装置Ａを備えた印刷装置。
から全てのインキを回収し、該インキ着けロールには常
に新しいインキを供給するようにして印刷することによ
り、インキ溶媒の蒸散によるインキ流動性低下を防止
し、きわめて少ないインキ消費量や印刷低速度によるイ
ンキ転移性や転写性能の低下への影響を回避することに
ある。 【構成】印刷版３１面にインキ着けロール１１によりイ
ンキａの供給を行う印刷インキ供給装置を備えた印刷装
置において、インキａを印刷版３１面に付着前の前記イ
ンキ着けロール１１周面にインキ供給ロール１２が配置
され、インキａを印刷版３１面に付着直後のインキ着け
ロール１１周面にインキ回収ロール２１が配置されてい
る印刷インキ供給装置Ａを備えた印刷装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルタのパタ
ーン印刷やプリント配線板の回路パターン印刷、あるい
は金属エッチングレジストパターン印刷などの精密印刷
に使用する印刷装置に関する。
ーン印刷やプリント配線板の回路パターン印刷、あるい
は金属エッチングレジストパターン印刷などの精密印刷
に使用する印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、カラーフィルタのパターン印刷
など精密印刷において印刷されるパターンは、パターン
が非常に微細であり、実質的に印刷される面積はトータ
ル的に小面積である場合が多く、たとえ多面付けしたと
しても、単位印刷ロットの印刷稼働において消費される
インキの消費量はきわめて少ないものである。
など精密印刷において印刷されるパターンは、パターン
が非常に微細であり、実質的に印刷される面積はトータ
ル的に小面積である場合が多く、たとえ多面付けしたと
しても、単位印刷ロットの印刷稼働において消費される
インキの消費量はきわめて少ないものである。
【０００３】また、印刷スピードも、一般的には精密印
刷以外の通常の印刷における印刷スピードよりも低速度
で印刷される場合がほとんどである。
刷以外の通常の印刷における印刷スピードよりも低速度
で印刷される場合がほとんどである。
【０００４】このように、印刷機上でのインキ消費量が
少ない割りには、印刷稼働中における印刷インキ供給装
置のインキ着けロールやインキ供給ロールなどをはじめ
とする各種インキロールの接触回転によるインキ練り時
間が長い。
少ない割りには、印刷稼働中における印刷インキ供給装
置のインキ着けロールやインキ供給ロールなどをはじめ
とする各種インキロールの接触回転によるインキ練り時
間が長い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そのため接触する各イ
ンキロールの継続回転による発熱により、ロール周面に
付着しているインキ中の溶媒が蒸散し易く、短時間でイ
ンキの流動性が無くなって、インキの転移性や転写性能
が低下する。
ンキロールの継続回転による発熱により、ロール周面に
付着しているインキ中の溶媒が蒸散し易く、短時間でイ
ンキの流動性が無くなって、インキの転移性や転写性能
が低下する。
【０００６】この対策として、例えば高沸点のインキ溶
媒を使用することが考えられるが、インキ溶媒として使
用できる溶媒の種類が限定され、また、実際に使用する
場合には、印刷稼働中に高沸点のインキ溶媒をインキ中
に滴下しながら使用しているが、作業性や品質面からも
良い結果は得られていない。
媒を使用することが考えられるが、インキ溶媒として使
用できる溶媒の種類が限定され、また、実際に使用する
場合には、印刷稼働中に高沸点のインキ溶媒をインキ中
に滴下しながら使用しているが、作業性や品質面からも
良い結果は得られていない。
【０００７】また、印刷機の印刷インキ供給装置に、一
定時間毎にインキを洗浄するインキ洗浄装置を設置する
ことによりインキの転移性や転写性能が低下したインキ
を洗浄除去することも考えられるが、精密印刷に使用す
るインキは高価であるため、印刷原価に対して良い影響
を及ぼさず、経済的にデメリットとなる場合がある。
定時間毎にインキを洗浄するインキ洗浄装置を設置する
ことによりインキの転移性や転写性能が低下したインキ
を洗浄除去することも考えられるが、精密印刷に使用す
るインキは高価であるため、印刷原価に対して良い影響
を及ぼさず、経済的にデメリットとなる場合がある。
【０００８】本発明は、印刷装置において、印刷版面に
一度付着したインキ着けロール周面から全てのインキを
回収し、該インキ着けロールには常に新しいインキを供
給するようにして印刷することにより、インキ溶媒の蒸
散によるインキ流動性低下を防止し、きわめて少ないイ
ンキ消費量や印刷低速度によるインキ転移性や転写性能
の低下への影響を回避することにある。
一度付着したインキ着けロール周面から全てのインキを
回収し、該インキ着けロールには常に新しいインキを供
給するようにして印刷することにより、インキ溶媒の蒸
散によるインキ流動性低下を防止し、きわめて少ないイ
ンキ消費量や印刷低速度によるインキ転移性や転写性能
の低下への影響を回避することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷版３１面
にインキ着けロール１１によりインキａの供給を行う印
刷インキ供給装置を備えた印刷装置において、インキａ
を印刷版３１面に付着前の前記インキ着けロール１１周
面にインキ供給ロール１２が配置され、インキａを印刷
版３１面に付着直後のインキ着けロール１１周面に、イ
ンキ回収ロール２１が配置されている印刷インキ供給装
置Ａを備えたことを特徴とする印刷装置である。
にインキ着けロール１１によりインキａの供給を行う印
刷インキ供給装置を備えた印刷装置において、インキａ
を印刷版３１面に付着前の前記インキ着けロール１１周
面にインキ供給ロール１２が配置され、インキａを印刷
版３１面に付着直後のインキ着けロール１１周面に、イ
ンキ回収ロール２１が配置されている印刷インキ供給装
置Ａを備えたことを特徴とする印刷装置である。
【００１０】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ着けロール１１がゴム製ロール、前記
インキ供給ロール１２及びインキ回収ロール２１が金属
製ロールである印刷装置である。
いて、前記インキ着けロール１１がゴム製ロール、前記
インキ供給ロール１２及びインキ回収ロール２１が金属
製ロールである印刷装置である。
【００１１】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ着けロール１１が金属製ロール、前記
インキ供給ロール１２及びインキ回収ロール２１がゴム
製ロールである印刷装置である。
いて、前記インキ着けロール１１が金属製ロール、前記
インキ供給ロール１２及びインキ回収ロール２１がゴム
製ロールである印刷装置である。
【００１２】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、金属製の前記インキ回収ロール２１の周面にドク
ターブレード４０を摺接して備える印刷装置である。
いて、金属製の前記インキ回収ロール２１の周面にドク
ターブレード４０を摺接して備える印刷装置である。
【００１３】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、ゴム製の前記インキ回収ロール２１の周面にドク
ターブレード４０を摺接して備える印刷装置である。
いて、ゴム製の前記インキ回収ロール２１の周面にドク
ターブレード４０を摺接して備える印刷装置である。
【００１４】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、ゴム製の前記インキ着けロール１１の周面にドク
ターブレード２５を摺接して備える印刷装置である。
いて、ゴム製の前記インキ着けロール１１の周面にドク
ターブレード２５を摺接して備える印刷装置である。
【００１５】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、金属製の前記インキ着けロール１１の周面にドク
ターブレード２５を摺接して備える印刷装置である。
いて、金属製の前記インキ着けロール１１の周面にドク
ターブレード２５を摺接して備える印刷装置である。
【００１６】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ回収ロール２１はインキ着けロール１
１に対して反対方向に回転する印刷装置である。
いて、前記インキ回収ロール２１はインキ着けロール１
１に対して反対方向に回転する印刷装置である。
【００１７】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ回収ロール２１はインキ着けロール１
１に対して同一方向に回転する印刷装置である。
いて、前記インキ回収ロール２１はインキ着けロール１
１に対して同一方向に回転する印刷装置である。
【００１８】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ着けロール１１とインキ回収ロール２
１のそれぞれ回転速度が同一である印刷装置である。
いて、前記インキ着けロール１１とインキ回収ロール２
１のそれぞれ回転速度が同一である印刷装置である。
【００１９】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ着けロール１１とインキ回収ロール２
１のそれぞれ回転速度が異なる印刷装置である。
いて、前記インキ着けロール１１とインキ回収ロール２
１のそれぞれ回転速度が異なる印刷装置である。
【００２０】また、本発明は、上記発明の印刷装置にお
いて、前記インキ回収ロール２１により回収されたイン
キａを再調整して前記インキ供給ロール１２に戻すイン
キ戻し機構を備える印刷装置である。
いて、前記インキ回収ロール２１により回収されたイン
キａを再調整して前記インキ供給ロール１２に戻すイン
キ戻し機構を備える印刷装置である。
【００２１】
【実施例】本発明の印刷装置を、図１の印刷機の全体概
要側面図に従って以下に詳細に説明すれば、Ａは印刷イ
ンキ供給装置、Ｂは転写装置、Ｃは定盤装置である。
要側面図に従って以下に詳細に説明すれば、Ａは印刷イ
ンキ供給装置、Ｂは転写装置、Ｃは定盤装置である。
【００２２】印刷インキ供給装置Ａは、供給装置本体フ
レームＦA に、回転可能にインキ着けロール１１が軸支
され、該インキ着けロール１１に対して周接回転するイ
ンキ供給ロール１２が軸支されている。
レームＦA に、回転可能にインキ着けロール１１が軸支
され、該インキ着けロール１１に対して周接回転するイ
ンキ供給ロール１２が軸支されている。
【００２３】図１に示すように前記インキ供給ロール１
２に印刷インキａが補給され、補給されたインキａは、
供給ロール１２に付着してインキ着けロール１１に供給
される。なお、本発明の印刷装置に使用する印刷インキ
ａとしては、その組成については特に限定はされない
が、印刷インキ中の溶媒成分がその全重量の大部分を占
めるような低粘度（高流動性）の溶剤タイプのグラビア
印刷インキなどよりも、平版オフセット印刷方式、水無
し平版オフセット印刷方式、凸版印刷方式、凹版印刷方
式（あるいは凹版オフセット印刷方式）などにおいて使
用されるような粘稠性のある比較的高粘度のチクソトロ
ピックな印刷インキを使用することが適当である。
２に印刷インキａが補給され、補給されたインキａは、
供給ロール１２に付着してインキ着けロール１１に供給
される。なお、本発明の印刷装置に使用する印刷インキ
ａとしては、その組成については特に限定はされない
が、印刷インキ中の溶媒成分がその全重量の大部分を占
めるような低粘度（高流動性）の溶剤タイプのグラビア
印刷インキなどよりも、平版オフセット印刷方式、水無
し平版オフセット印刷方式、凸版印刷方式、凹版印刷方
式（あるいは凹版オフセット印刷方式）などにおいて使
用されるような粘稠性のある比較的高粘度のチクソトロ
ピックな印刷インキを使用することが適当である。
【００２４】また、供給装置本体フレームＦA に回転可
能にインキ回収ロール２１が軸支され、該回収ロール２
１は、前記供給ロール１２によってインキａが供給され
る前記インキ着けロール１１周面の回転位相位置よりも
手前にて周接回転するように軸支されている。
能にインキ回収ロール２１が軸支され、該回収ロール２
１は、前記供給ロール１２によってインキａが供給され
る前記インキ着けロール１１周面の回転位相位置よりも
手前にて周接回転するように軸支されている。
【００２５】転写装置Ｂは、転写装置本体フレームＦB
に、回転可能に転写胴１が軸支されており、該転写胴１
は、その周面にインキ転写用ゴムシートなど転写用のブ
ランケット２を備えている。
に、回転可能に転写胴１が軸支されており、該転写胴１
は、その周面にインキ転写用ゴムシートなど転写用のブ
ランケット２を備えている。
【００２６】定盤装置Ｃは、図１に示すように、前記印
刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂとに対して、それらの
下側にて相対的に水平方向に移動可能に設けた定盤フレ
ームＦC を備え、該フレームＦC は、その上部に水平に
印刷版３１を保持する版定盤部３２と、被印刷体３５
（例えば、ガラス板、金属板、印刷紙など）を保持する
被印刷体定盤部３６を備えている。
刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂとに対して、それらの
下側にて相対的に水平方向に移動可能に設けた定盤フレ
ームＦC を備え、該フレームＦC は、その上部に水平に
印刷版３１を保持する版定盤部３２と、被印刷体３５
（例えば、ガラス板、金属板、印刷紙など）を保持する
被印刷体定盤部３６を備えている。
【００２７】上記版定盤部３２上に保持する印刷版３１
としては、水無し平版オフセット印刷版、グラビア印刷
版、凹版印刷版などが使用される。
としては、水無し平版オフセット印刷版、グラビア印刷
版、凹版印刷版などが使用される。
【００２８】なお本発明の印刷装置においては、図１に
おいて、定盤装置Ｃが、印刷インキ供給装置Ａと転写装
置Ｂとに対して相対的に水平方向に往復移動可能に設け
たものであるが、印刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂが
定位置に固定されて、定盤装置Ｃが往復移動するタイプ
の印刷装置、又は定盤装置Ｃが定位置に固定されて、印
刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂが一体的に往復移動す
るタイプの印刷装置のいずれでもよい。
おいて、定盤装置Ｃが、印刷インキ供給装置Ａと転写装
置Ｂとに対して相対的に水平方向に往復移動可能に設け
たものであるが、印刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂが
定位置に固定されて、定盤装置Ｃが往復移動するタイプ
の印刷装置、又は定盤装置Ｃが定位置に固定されて、印
刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂが一体的に往復移動す
るタイプの印刷装置のいずれでもよい。
【００２９】また本発明の印刷装置における上記定盤装
置Ｃは、図１に示すように、水平且つ平坦なプレス定盤
（円回転形式の転写装置Ｂとの組み合わせによる所謂円
圧方式の印刷装置における定盤装置Ｃ）以外に、円回転
形式のプレス定盤（円回転形式の転写装置Ｂとの組み合
わせによる所謂輪転方式の印刷装置における定盤装置
Ｃ）をも含むものとする。
置Ｃは、図１に示すように、水平且つ平坦なプレス定盤
（円回転形式の転写装置Ｂとの組み合わせによる所謂円
圧方式の印刷装置における定盤装置Ｃ）以外に、円回転
形式のプレス定盤（円回転形式の転写装置Ｂとの組み合
わせによる所謂輪転方式の印刷装置における定盤装置
Ｃ）をも含むものとする。
【００３０】本発明の印刷装置の説明においては、図１
に示すように、印刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂが定
位置に固定されて、定盤装置Ｃが往復移動するタイプの
印刷装置を例にとって以下詳細に説明する。
に示すように、印刷インキ供給装置Ａと転写装置Ｂが定
位置に固定されて、定盤装置Ｃが往復移動するタイプの
印刷装置を例にとって以下詳細に説明する。
【００３１】図１に示す前記印刷インキ供給装置フレー
ムＦA に軸支されたインキ着けロール１１は、その支軸
１１ａの両端部に軸支固定されたビニオンギア（図示せ
ず）を備え、そのフレームＦA の下部にて水平方向に往
復移動する前記定盤フレームＦC の移動方向に対して直
交する方向である幅方向両側に設けられたラックギア
（図示せず）に噛合（ラック・アンド・ピニオン噛合）
して連動回転する。
ムＦA に軸支されたインキ着けロール１１は、その支軸
１１ａの両端部に軸支固定されたビニオンギア（図示せ
ず）を備え、そのフレームＦA の下部にて水平方向に往
復移動する前記定盤フレームＦC の移動方向に対して直
交する方向である幅方向両側に設けられたラックギア
（図示せず）に噛合（ラック・アンド・ピニオン噛合）
して連動回転する。
【００３２】前記定盤フレームＦC の直進往復移動は、
該フレームＦC に取り付けた公知の駆動機構を用いて行
ない、例えば、空圧・油圧シリンダ直結機構、あるいは
回転駆動運動を直線運動に変換する差動ラックピニオン
機構、チェーン送り機構、カム機構、クランク機構、リ
ンク機構、トグル機構、チェーンスプロケット空圧・油
圧シリンダ機構などの直進運動機構により行う。
該フレームＦC に取り付けた公知の駆動機構を用いて行
ない、例えば、空圧・油圧シリンダ直結機構、あるいは
回転駆動運動を直線運動に変換する差動ラックピニオン
機構、チェーン送り機構、カム機構、クランク機構、リ
ンク機構、トグル機構、チェーンスプロケット空圧・油
圧シリンダ機構などの直進運動機構により行う。
【００３３】あるいは、前記定盤フレームＦC の直進往
復移動は、定位置に固定された前記印刷インキ供給装置
Ａのインキ着けロール１１を電動モーターにて正転・逆
転方向に駆動回転させることにより、前記ピニオンギア
とラックギアとの噛合（ラック・アンド・ピニオン方
式）により該フレームＦC を直進往復移動させるように
してもよい。
復移動は、定位置に固定された前記印刷インキ供給装置
Ａのインキ着けロール１１を電動モーターにて正転・逆
転方向に駆動回転させることにより、前記ピニオンギア
とラックギアとの噛合（ラック・アンド・ピニオン方
式）により該フレームＦC を直進往復移動させるように
してもよい。
【００３４】図１に示す前記インキ着けロール１１の下
部周面は、印刷版３１面に接触して回転することによ
り、インキａを該印刷版３１面（画線部）に供給すると
ともに図面右方向への相対的な定盤フレームＦC の移動
動作（往路移動動作）により、前記印刷版３１（画線
部）面に供給された印刷インキａを転写胴１のブランケ
ット２周面に転移させ、該ブランケット２周面に転移し
た印刷インキａを、定盤フレームＦC の図面右方向への
相対的な継続移動動作（継続往路移動動作）により被印
刷体３５に転写印刷する。
部周面は、印刷版３１面に接触して回転することによ
り、インキａを該印刷版３１面（画線部）に供給すると
ともに図面右方向への相対的な定盤フレームＦC の移動
動作（往路移動動作）により、前記印刷版３１（画線
部）面に供給された印刷インキａを転写胴１のブランケ
ット２周面に転移させ、該ブランケット２周面に転移し
た印刷インキａを、定盤フレームＦC の図面右方向への
相対的な継続移動動作（継続往路移動動作）により被印
刷体３５に転写印刷する。
【００３５】前記インキ着けロール１１は、定盤フレー
ムＦC の印刷版３１がその下側を図面右方向に移動（往
路移動）する際には下降動作して、該印刷版３１面と接
触回転して印刷インキａを版３１面に供給し、被印刷体
３５がその下側を図面右方向に移動（往路移動）する際
には上昇動作して、被印刷体３５面と非接触状態を保持
するようになっている。
ムＦC の印刷版３１がその下側を図面右方向に移動（往
路移動）する際には下降動作して、該印刷版３１面と接
触回転して印刷インキａを版３１面に供給し、被印刷体
３５がその下側を図面右方向に移動（往路移動）する際
には上昇動作して、被印刷体３５面と非接触状態を保持
するようになっている。
【００３６】前記転写胴１は、定盤フレームＦC の印刷
版３１がその下側を図面右方向に移動（往路移動）する
際には下降動作して、該印刷版３１面と接触回転して印
刷インキａを転写胴１のブランケット２周面に転移さ
せ、被印刷体３５がその下側を図面右方向に移動（往路
移動）する際には下降動作して、被印刷体３５面と接触
回転して、印刷インキａを被印刷体３５面に転写印刷す
るようになっている。
版３１がその下側を図面右方向に移動（往路移動）する
際には下降動作して、該印刷版３１面と接触回転して印
刷インキａを転写胴１のブランケット２周面に転移さ
せ、被印刷体３５がその下側を図面右方向に移動（往路
移動）する際には下降動作して、被印刷体３５面と接触
回転して、印刷インキａを被印刷体３５面に転写印刷す
るようになっている。
【００３７】図１において、定盤フレームＦC が、印刷
インキ供給装置Ａと転写装置Ｂとに対して相対的に図面
左方向に移動（復路移動）する際は、前記インキ着けロ
ール１１及び転写胴１は、共に上昇動作して、印刷版３
１及び被印刷体３５に対して非接触状態を保持するもの
である。
インキ供給装置Ａと転写装置Ｂとに対して相対的に図面
左方向に移動（復路移動）する際は、前記インキ着けロ
ール１１及び転写胴１は、共に上昇動作して、印刷版３
１及び被印刷体３５に対して非接触状態を保持するもの
である。
【００３８】なお、本発明の印刷装置においては前述し
たように、前記転写胴１は、定盤フレームＦC の図面右
方向への移動（往路移動）により印刷版３１面の印刷イ
ンキａをそのブランケット２周面に転移させ、続いて被
印刷体３５面に、該印刷インキａを転写するものである
が、その際には、転写胴１と被印刷体３５との接触位置
を調整するために、上昇動作して空転動作を行うように
なっていてもよい。
たように、前記転写胴１は、定盤フレームＦC の図面右
方向への移動（往路移動）により印刷版３１面の印刷イ
ンキａをそのブランケット２周面に転移させ、続いて被
印刷体３５面に、該印刷インキａを転写するものである
が、その際には、転写胴１と被印刷体３５との接触位置
を調整するために、上昇動作して空転動作を行うように
なっていてもよい。
【００３９】これによって定盤フレームＦC の図面右方
向への移動（往路移動）途中において、前記転写胴１
は、印刷版３１上を通過した後、被印刷体３５に接触す
る直前まで上昇動作して空転動作を行い、転写胴１と被
印刷体３５との接触位相位置を調整して、被印刷体３５
の往路方向前端部より内方の適正位置にて印刷が開始で
きるようになっている。
向への移動（往路移動）途中において、前記転写胴１
は、印刷版３１上を通過した後、被印刷体３５に接触す
る直前まで上昇動作して空転動作を行い、転写胴１と被
印刷体３５との接触位相位置を調整して、被印刷体３５
の往路方向前端部より内方の適正位置にて印刷が開始で
きるようになっている。
【００４０】本発明の印刷装置においては、図１に示す
ように、印刷版３１面に印刷インキａを供給後における
インキ着けロール１１周面に対して周接回転するインキ
回収ロール２１を備えるものである。
ように、印刷版３１面に印刷インキａを供給後における
インキ着けロール１１周面に対して周接回転するインキ
回収ロール２１を備えるものである。
【００４１】前記インキ供給ロール１２にてインキ着け
ロール１１に供給された印刷インキａは、インキ着けロ
ール１１が１回転する途中にて、相対的に往路移動する
定盤フレームＦC の版定盤３２上に保持された印刷版３
１面に転移するとともに、該インキ着けロール１１に付
着している残余インキａ1 は、インキ回収ロール２１に
付着して回収される。
ロール１１に供給された印刷インキａは、インキ着けロ
ール１１が１回転する途中にて、相対的に往路移動する
定盤フレームＦC の版定盤３２上に保持された印刷版３
１面に転移するとともに、該インキ着けロール１１に付
着している残余インキａ1 は、インキ回収ロール２１に
付着して回収される。
【００４２】本発明においては、前記インキ着けロール
１１はゴム製ロールであって、前記インキ供給ロール１
２及びインキ回収ロール２１が金属製ロールであっても
よいし、又は、前記インキ着けロール１１が金属製ロー
ルであって、前記インキ供給ロール１２及びインキ回収
ロール２１が金属製ロールであってもよい。
１１はゴム製ロールであって、前記インキ供給ロール１
２及びインキ回収ロール２１が金属製ロールであっても
よいし、又は、前記インキ着けロール１１が金属製ロー
ルであって、前記インキ供給ロール１２及びインキ回収
ロール２１が金属製ロールであってもよい。
【００４３】また、本発明においては、前記インキ回収
ロール２１は、インキ着けロール１１に対して反対方向
に回転するように設定してもよいし、同一方向に回転す
るように設定しても、いずれでもよい。
ロール２１は、インキ着けロール１１に対して反対方向
に回転するように設定してもよいし、同一方向に回転す
るように設定しても、いずれでもよい。
【００４４】また、本発明においては、前記インキ着け
ロール１１とインキ回収ロール２１のそれぞれ回転速度
が同一に設定されていてもよいし、又はそれぞれ回転速
度が異なるように設定されていてもよい。
ロール１１とインキ回収ロール２１のそれぞれ回転速度
が同一に設定されていてもよいし、又はそれぞれ回転速
度が異なるように設定されていてもよい。
【００４５】また、本発明においては、前記インキ回収
ロール２１により回収された残余インキａ1 を再調整し
て、再調整した後の印刷インキａを、前記インキ供給ロ
ール１２上に戻すためのインキ送流パイプなどインキ戻
し機構を備えるようにしてもよい。
ロール２１により回収された残余インキａ1 を再調整し
て、再調整した後の印刷インキａを、前記インキ供給ロ
ール１２上に戻すためのインキ送流パイプなどインキ戻
し機構を備えるようにしてもよい。
【００４６】上記本発明の印刷装置は、水無し平版オフ
セット印刷版、グラビア印刷版、凹版印刷版などの印刷
版３１を版定盤部３２上に保持し、ガラス板、プラスチ
ック板、金属板、紙基材などの被印刷体３５を被印刷体
定盤部３６上に保持して、それぞれ水無し平版オフセッ
ト印刷インキ、グラビア印刷インキ、凹版印刷インキを
用いて、前記被印刷体３５に印刷を行うものである。
セット印刷版、グラビア印刷版、凹版印刷版などの印刷
版３１を版定盤部３２上に保持し、ガラス板、プラスチ
ック板、金属板、紙基材などの被印刷体３５を被印刷体
定盤部３６上に保持して、それぞれ水無し平版オフセッ
ト印刷インキ、グラビア印刷インキ、凹版印刷インキを
用いて、前記被印刷体３５に印刷を行うものである。
【００４７】上記本発明の印刷装置によって印刷する際
は、印刷インキ供給装置Ａのインキ着けロール１１の回
転周速度Ｖ1 と、インキ着けロール１１と定盤装置Ｃ上
の印刷版３１との相対的移動速度Ｖ2 とを、同一速度
（Ｖ1 ＝Ｖ2 ）に設定することにより、インキ着けロー
ル１１周面は、印刷版３１面に対してスリップせずに円
滑に接触回転して、印刷版３１面に対してインキ供給が
行われる。なお、上記速度Ｖ1 ＝Ｖ2 に設定する場合
は、例えば、インキ着けロール１１のロール直径をラッ
ク・アンド・ピニオン噛合するピニオンギアのピッチサ
ークルの直径に対して等しく設定することにより可能で
ある。
は、印刷インキ供給装置Ａのインキ着けロール１１の回
転周速度Ｖ1 と、インキ着けロール１１と定盤装置Ｃ上
の印刷版３１との相対的移動速度Ｖ2 とを、同一速度
（Ｖ1 ＝Ｖ2 ）に設定することにより、インキ着けロー
ル１１周面は、印刷版３１面に対してスリップせずに円
滑に接触回転して、印刷版３１面に対してインキ供給が
行われる。なお、上記速度Ｖ1 ＝Ｖ2 に設定する場合
は、例えば、インキ着けロール１１のロール直径をラッ
ク・アンド・ピニオン噛合するピニオンギアのピッチサ
ークルの直径に対して等しく設定することにより可能で
ある。
【００４８】一方、印刷インキ供給装置Ａのインキ着け
ロール１１の回転周速度Ｖ1 と、インキ着けロール１１
と定盤装置Ｃ上の印刷版３１との相対的移動速度Ｖ2 と
を、意図的に異なる速度（Ｖ1 ＞Ｖ2 、又はＶ1 ＜
Ｖ2 ）に設定することにより、インキ着けロール１１周
面は、印刷版３１面に対してスリップしながら接触回転
してインキ供給が行われるようになる。
ロール１１の回転周速度Ｖ1 と、インキ着けロール１１
と定盤装置Ｃ上の印刷版３１との相対的移動速度Ｖ2 と
を、意図的に異なる速度（Ｖ1 ＞Ｖ2 、又はＶ1 ＜
Ｖ2 ）に設定することにより、インキ着けロール１１周
面は、印刷版３１面に対してスリップしながら接触回転
してインキ供給が行われるようになる。
【００４９】特に上記印刷装置に印刷版３１として凹版
印刷版を用いて印刷する際は、インキ着けロール１１の
周面が凹版印刷版３１面に接触回転しながらインキ供給
を行う際に、インキ着けロール１１周面を印刷版３５面
に対して多少スリップさせながら接触回転させることに
より、インキ着けロール１１周面に付着する印刷インキ
ａを凹版印刷版３５の画線セル内に充填しながらインキ
供給動作をさせるようにするものである。なお、上記速
度Ｖ1 、Ｖ2 を異なる速度に設定する場合は、例えば、
インキ着けロール１１のロール直径を、前記ラック・ア
ンド・ピニオン噛合するピニオンギアのピッチサークル
の直径に対して、適宜に大きくするか若しくは小さくす
ることにより可能である。
印刷版を用いて印刷する際は、インキ着けロール１１の
周面が凹版印刷版３１面に接触回転しながらインキ供給
を行う際に、インキ着けロール１１周面を印刷版３５面
に対して多少スリップさせながら接触回転させることに
より、インキ着けロール１１周面に付着する印刷インキ
ａを凹版印刷版３５の画線セル内に充填しながらインキ
供給動作をさせるようにするものである。なお、上記速
度Ｖ1 、Ｖ2 を異なる速度に設定する場合は、例えば、
インキ着けロール１１のロール直径を、前記ラック・ア
ンド・ピニオン噛合するピニオンギアのピッチサークル
の直径に対して、適宜に大きくするか若しくは小さくす
ることにより可能である。
【００５０】本発明の印刷装置を、図１及び図２に示す
一実施例に従って以下に詳細に説明する。
一実施例に従って以下に詳細に説明する。
【００５１】印刷インキ供給装置Ａは、供給装置本体フ
レームＦA に、回転可能にインキ着けロール１１が軸支
され、該インキ着けロール１１に対して周接回転するイ
ンキ供給ロール１２が軸支され、該インキ供給ロール１
２に対して右側にほぼ水平方向若しくは斜め上方に、周
接回転するインキ供給対向ロール１３が軸支されてい
る。
レームＦA に、回転可能にインキ着けロール１１が軸支
され、該インキ着けロール１１に対して周接回転するイ
ンキ供給ロール１２が軸支され、該インキ供給ロール１
２に対して右側にほぼ水平方向若しくは斜め上方に、周
接回転するインキ供給対向ロール１３が軸支されてい
る。
【００５２】図１に示すように互いに反対方向に回転す
る前記インキ供給ロール１２と対向ロール１３との間に
印刷インキａが供給され、供給されたインキａは、供給
ロール１２と対向ロール１３との周接間隙を通り、該供
給ロール１２周面に転移することによってインキ着けロ
ール１１に供給される。
る前記インキ供給ロール１２と対向ロール１３との間に
印刷インキａが供給され、供給されたインキａは、供給
ロール１２と対向ロール１３との周接間隙を通り、該供
給ロール１２周面に転移することによってインキ着けロ
ール１１に供給される。
【００５３】インキ供給ロール１２とインキ供給対向ロ
ール１３との間に補給される印刷インキａは、回転する
インキ供給ロール１２に付着してインキ着けロール１１
周面に供給され、続いて、相対的に往路移動する定盤フ
レームＦC の版定盤３２上に保持された印刷版３１面に
転移する。
ール１３との間に補給される印刷インキａは、回転する
インキ供給ロール１２に付着してインキ着けロール１１
周面に供給され、続いて、相対的に往路移動する定盤フ
レームＦC の版定盤３２上に保持された印刷版３１面に
転移する。
【００５４】印刷版３１面に転移しなかったインキ着け
ロール１１周面の残余インキａ1 は途中のインキ回収ロ
ール２１の周面に付着して回収され、次に（次回転目
に）インキ供給ロール１２に周接する時点での該インキ
着けロール１１の周面には、残余インキａ1 は存在しな
い状態となって、次の新しい印刷インキａが、インキ供
給ロール１２によって次回転目のインキ着けロール１１
の周面に順次供給されるようになっている。
ロール１１周面の残余インキａ1 は途中のインキ回収ロ
ール２１の周面に付着して回収され、次に（次回転目
に）インキ供給ロール１２に周接する時点での該インキ
着けロール１１の周面には、残余インキａ1 は存在しな
い状態となって、次の新しい印刷インキａが、インキ供
給ロール１２によって次回転目のインキ着けロール１１
の周面に順次供給されるようになっている。
【００５５】該インキ回収ロール２１周面に回収された
残余インキａ1 は、該インキ回収ロール２１の周面に周
接するドクターブレード４０により掻き取られて、イン
キ回収槽５０内に回収される。
残余インキａ1 は、該インキ回収ロール２１の周面に周
接するドクターブレード４０により掻き取られて、イン
キ回収槽５０内に回収される。
【００５６】本発明の印刷装置を、図３に示す他の実施
例に従って以下に詳細に説明する。
例に従って以下に詳細に説明する。
【００５７】図３に示す印刷インキ供給装置Ａは、供給
装置本体フレームＦA に、回転可能にインキ着けロール
１１が軸支され、該インキ着けロール１１に対して周接
回転するインキ供給ロール１２が軸支され、該インキ供
給ロール１２に対して右斜め上側に周接回転するインキ
供給対向ロール１３が軸支されている。
装置本体フレームＦA に、回転可能にインキ着けロール
１１が軸支され、該インキ着けロール１１に対して周接
回転するインキ供給ロール１２が軸支され、該インキ供
給ロール１２に対して右斜め上側に周接回転するインキ
供給対向ロール１３が軸支されている。
【００５８】前記対向ロール１３の左側には、水平方向
若しくは斜め上方に、周接回転するインキ供給対向ロー
ル１４が軸支されている。
若しくは斜め上方に、周接回転するインキ供給対向ロー
ル１４が軸支されている。
【００５９】図３に示すように互いに反対方向に回転す
る前記インキ供給対向ロール１３、１４の間に印刷イン
キａが補給され、補給された印刷インキａは、対向ロー
ル１３、１４の周接間隙を通り、対向ロール１３と供給
ロール１２との周接間隙を通って、供給ロール１２周面
に転移することによってインキ着けロール１１に供給さ
れる。
る前記インキ供給対向ロール１３、１４の間に印刷イン
キａが補給され、補給された印刷インキａは、対向ロー
ル１３、１４の周接間隙を通り、対向ロール１３と供給
ロール１２との周接間隙を通って、供給ロール１２周面
に転移することによってインキ着けロール１１に供給さ
れる。
【００６０】インキ供給対向ロール１３、１４の間に補
給される印刷インキａは、回転するインキ供給ロール１
２に付着してインキ着けロール１１周面に供給され、続
いて相対的に往路移動する定盤フレームＦC の版定盤３
２上に保持された印刷版３１面に転移する。
給される印刷インキａは、回転するインキ供給ロール１
２に付着してインキ着けロール１１周面に供給され、続
いて相対的に往路移動する定盤フレームＦC の版定盤３
２上に保持された印刷版３１面に転移する。
【００６１】印刷版３１面に転移しなかったインキ着け
ロール１１周面の残余インキａ1 は途中のインキ回収ロ
ール２１の周面に付着して回収され、次に（次回転目
に）インキ供給ロール１２に周接する時点での該インキ
着けロール１１の周面には、残余インキａ1 は存在しな
い状態となって、次の新しい印刷インキａが、インキ供
給ロール１２によって次回転目のインキ着けロール１１
の周面に順次供給されるようになっている。
ロール１１周面の残余インキａ1 は途中のインキ回収ロ
ール２１の周面に付着して回収され、次に（次回転目
に）インキ供給ロール１２に周接する時点での該インキ
着けロール１１の周面には、残余インキａ1 は存在しな
い状態となって、次の新しい印刷インキａが、インキ供
給ロール１２によって次回転目のインキ着けロール１１
の周面に順次供給されるようになっている。
【００６２】また、図３に示すように、前記インキ回収
ロール２１上方には、前記インキ着けロール１１の周面
に周接するドクターブレード２５を備える。
ロール２１上方には、前記インキ着けロール１１の周面
に周接するドクターブレード２５を備える。
【００６３】前記インキ回収ロール２１にて完全には回
収できないインキ着けロール周面の残余インキａ1 は、
前記ドクターブレード２５によって完全に掻き取られ、
インキ回収ロール２１面に付着して回収される。
収できないインキ着けロール周面の残余インキａ1 は、
前記ドクターブレード２５によって完全に掻き取られ、
インキ回収ロール２１面に付着して回収される。
【００６４】インキ回収ロール２１周面に付着して回収
された残余インキａ1 は、該インキ回収ロール２１に周
接回転するインキ回収対向ロール２２に付着して、該イ
ンキ回収対向ロール２２の周面に周接するドクターブレ
ード４０により掻き取られてインキ回収槽５０内に回収
される。
された残余インキａ1 は、該インキ回収ロール２１に周
接回転するインキ回収対向ロール２２に付着して、該イ
ンキ回収対向ロール２２の周面に周接するドクターブレ
ード４０により掻き取られてインキ回収槽５０内に回収
される。
【００６５】なお、図３に示すように、インキ着けロー
ル１１に周接する前記ドクターブレード２５を備える場
合においては、インキ回収ロール２１周面に付着して回
収された残余インキａ1 は、前記インキ回収対向ロール
２２を用いずに、図２に示すように、インキ回収ロール
２１周面に周接するドクターブレード４０により掻き取
り、インキ回収槽５０内に回収するようにしてもよい。
ル１１に周接する前記ドクターブレード２５を備える場
合においては、インキ回収ロール２１周面に付着して回
収された残余インキａ1 は、前記インキ回収対向ロール
２２を用いずに、図２に示すように、インキ回収ロール
２１周面に周接するドクターブレード４０により掻き取
り、インキ回収槽５０内に回収するようにしてもよい。
【００６６】
【作用】本発明の印刷装置は、印刷インキａを印刷版３
１面に付着前の前記インキ着けロール１１周面にインキ
供給ロール１２が配置され、印刷インキａを印刷版３１
面に付着直後のインキ着けロール１１周面にインキ回収
ロール２１が配置されいる印刷インキ供給装置Ａを備え
たので、インキ着けロール１１の１回転毎に、印刷版３
１面に供給後のインキ着けロール１１に付着している残
余インキａ1 を、インキ回収ロール２１によって回収で
き、インキ供給ロール１２からインキ着けロール１１周
面に供給される印刷インキａは、残余インキａ1 と混じ
り合うことがなく、インキ着けロール１１周面に対して
は、該インキ着けロール１１が１回転する毎にインキ供
給ロール１２から供給される常に新しい印刷インキａを
供給できる作用がある。
１面に付着前の前記インキ着けロール１１周面にインキ
供給ロール１２が配置され、印刷インキａを印刷版３１
面に付着直後のインキ着けロール１１周面にインキ回収
ロール２１が配置されいる印刷インキ供給装置Ａを備え
たので、インキ着けロール１１の１回転毎に、印刷版３
１面に供給後のインキ着けロール１１に付着している残
余インキａ1 を、インキ回収ロール２１によって回収で
き、インキ供給ロール１２からインキ着けロール１１周
面に供給される印刷インキａは、残余インキａ1 と混じ
り合うことがなく、インキ着けロール１１周面に対して
は、該インキ着けロール１１が１回転する毎にインキ供
給ロール１２から供給される常に新しい印刷インキａを
供給できる作用がある。
【００６７】また、上記本発明の印刷装置におけるイン
キ着けロール１１をゴム製ロールとすることによって、
金属製の印刷版３１を使用することができ、リソグラフ
ィ方式やフォトエッチング（金属パターンエッチング）
方式などにより製版されたグラビア印刷版や凹版印刷版
を使用して、精密な印刷を行うことができる。
キ着けロール１１をゴム製ロールとすることによって、
金属製の印刷版３１を使用することができ、リソグラフ
ィ方式やフォトエッチング（金属パターンエッチング）
方式などにより製版されたグラビア印刷版や凹版印刷版
を使用して、精密な印刷を行うことができる。
【００６８】なお、インキ着けロール１１をゴム製ロー
ルとした場合は、前記インキ供給ロール１２及びインキ
回収ロール２１は金属製ロールであることが適当であ
る。
ルとした場合は、前記インキ供給ロール１２及びインキ
回収ロール２１は金属製ロールであることが適当であ
る。
【００６９】また、上記本発明の印刷装置におけるイン
キ着けロール１１を金属製ロールとすることによって、
硬質樹脂製凸版印刷版やフレキソ凸版印刷版、あるいは
硬質樹脂製グラビア印刷版や樹脂製凹版印刷版などを使
用して印刷することができるものである。
キ着けロール１１を金属製ロールとすることによって、
硬質樹脂製凸版印刷版やフレキソ凸版印刷版、あるいは
硬質樹脂製グラビア印刷版や樹脂製凹版印刷版などを使
用して印刷することができるものである。
【００７０】なお、インキ着けロール１１を金属製ロー
ルとした場合は、前記インキ供給ロール１２及びインキ
回収ロール２１はゴム製ロールであることが適当であ
る。
ルとした場合は、前記インキ供給ロール１２及びインキ
回収ロール２１はゴム製ロールであることが適当であ
る。
【００７１】また、上記本発明の印刷装置においては、
金属製又はゴム製のインキ回収ロール２１の周面に、金
属製又はゴム製のドクターブレード４０を摺接すること
により、インキ回収ロール２１の周面に付着して回収さ
れる残余インキａ1 を、インキ回収槽５０内に首尾良く
回収することができる。
金属製又はゴム製のインキ回収ロール２１の周面に、金
属製又はゴム製のドクターブレード４０を摺接すること
により、インキ回収ロール２１の周面に付着して回収さ
れる残余インキａ1 を、インキ回収槽５０内に首尾良く
回収することができる。
【００７２】また、上記本発明の印刷装置においては、
金属製又はゴム製のインキ着けロール１１の周面に、金
属製又はゴム製のドクターブレード２５を摺接すること
により、インキ回収ロール２１により残余インキａ1 の
回収された後のインキ着けロール１１周面に未だ付着し
ている残余インキａ1 が存在する場合において、該イン
キ着けロール１１周面に付着する前記残余インキａ1 を
首尾良く、インキ回収ロール２１側に回収することがで
きる。
金属製又はゴム製のインキ着けロール１１の周面に、金
属製又はゴム製のドクターブレード２５を摺接すること
により、インキ回収ロール２１により残余インキａ1 の
回収された後のインキ着けロール１１周面に未だ付着し
ている残余インキａ1 が存在する場合において、該イン
キ着けロール１１周面に付着する前記残余インキａ1 を
首尾良く、インキ回収ロール２１側に回収することがで
きる。
【００７３】また、上記本発明の印刷装置においては、
インキ回収ロール２１を、インキ着けロール１１に対し
て反対方向に、同一回転速度、若しくは異なる回転速度
にて回転させることにより、インキ着けロール１１に付
着する残余インキａ1 を良好に回収することができる。
インキ回収ロール２１を、インキ着けロール１１に対し
て反対方向に、同一回転速度、若しくは異なる回転速度
にて回転させることにより、インキ着けロール１１に付
着する残余インキａ1 を良好に回収することができる。
【００７４】また、上記本発明の印刷装置においては、
インキ回収ロール２１を、インキ着けロール１１に対し
て同一方向に、同一回転速度、若しくは異なる回転速度
にて回転させることにより、インキ着けロール１１に付
着する残余インキａ1 を良好に回収することができる。
インキ回収ロール２１を、インキ着けロール１１に対し
て同一方向に、同一回転速度、若しくは異なる回転速度
にて回転させることにより、インキ着けロール１１に付
着する残余インキａ1 を良好に回収することができる。
【００７５】また、上記本発明の印刷装置においては、
インキ回収ロール２１により回収された残余インキａ1
に印刷適性を考慮して適宜インキ溶媒を混入して、流動
性や濃度などを再調整（再生）して印刷インキａを得た
後に、該印刷インキａをインキ供給ロール１２に戻すイ
ンキ戻し機構を備えることにより、常に印刷適性のある
流動性や濃度を保持した印刷インキａをインキ着けロー
ル１１及び印刷版３１面に供給することができる。
インキ回収ロール２１により回収された残余インキａ1
に印刷適性を考慮して適宜インキ溶媒を混入して、流動
性や濃度などを再調整（再生）して印刷インキａを得た
後に、該印刷インキａをインキ供給ロール１２に戻すイ
ンキ戻し機構を備えることにより、常に印刷適性のある
流動性や濃度を保持した印刷インキａをインキ着けロー
ル１１及び印刷版３１面に供給することができる。
【００７６】
【発明の効果】本発明の印刷装置は、印刷版面に一度付
着したインキ着けロール周面から全てのインキを回収
し、該インキ着けロールには常に新しいインキを供給し
て印刷することができ、インキ溶媒の蒸散によるインキ
流動性低下が無く、きわめて少ないインキ消費量や印刷
低速度によるインキ転移性や転写性能の低下への影響を
回避して印刷することができ、精密パターンの印刷をは
じめとして、各種印刷パターンを印刷するための印刷装
置として効果的である。
着したインキ着けロール周面から全てのインキを回収
し、該インキ着けロールには常に新しいインキを供給し
て印刷することができ、インキ溶媒の蒸散によるインキ
流動性低下が無く、きわめて少ないインキ消費量や印刷
低速度によるインキ転移性や転写性能の低下への影響を
回避して印刷することができ、精密パターンの印刷をは
じめとして、各種印刷パターンを印刷するための印刷装
置として効果的である。
【図１】本発明の印刷装置の全体側面図である。
【図２】本発明の印刷装置の一実施例を説明する印刷イ
ンキ供給装置における部分側面図である。
ンキ供給装置における部分側面図である。
【図３】本発明の印刷装置の他の実施例を説明する印刷
インキ供給装置における部分側面図である。
インキ供給装置における部分側面図である。
ａ…印刷インキ ａ1 …残余インキ Ａ…印刷インキ供給装置 Ｂ…転写装置 Ｃ…定盤装置 ＦA …印刷インキ供給装置フレーム ＦB …転写装置フ
レーム ＦC …定盤フレーム １…転写胴 １ａ…回転軸 ２…ブランケット １１…インキ着けロール １２…インキ供給ロール １３…インキ供給対向ロール １４…インキ供給対向ロ
ール ２１…インキ回収ロール ２５…ドクターブレード ３１…印刷版 ３２…版定盤部 ３５…被印刷体 ３６
…被印刷体定盤部 ４０…ドクターブレード ５０…インキ回収槽
レーム ＦC …定盤フレーム １…転写胴 １ａ…回転軸 ２…ブランケット １１…インキ着けロール １２…インキ供給ロール １３…インキ供給対向ロール １４…インキ供給対向ロ
ール ２１…インキ回収ロール ２５…ドクターブレード ３１…印刷版 ３２…版定盤部 ３５…被印刷体 ３６
…被印刷体定盤部 ４０…ドクターブレード ５０…インキ回収槽
Claims (12)
- 【請求項１】印刷版３１面にインキ着けロール１１によ
りインキａの供給を行う印刷インキ供給装置を備えた印
刷装置において、インキａを印刷版３１面に付着前の前
記インキ着けロール１１周面にインキ供給ロール１２が
配置され、インキａを印刷版３１面に付着直後のインキ
着けロール１１周面にインキ回収ロール２１が配置され
ている印刷インキ供給装置Ａを備えたことを特徴とする
印刷装置。 - 【請求項２】前記インキ着けロール１１がゴム製ロー
ル、前記インキ供給ロール１２及びインキ回収ロール２
１が金属製ロールである請求項１記載の印刷装置。 - 【請求項３】前記インキ着けロール１１が金属製ロー
ル、前記インキ供給ロール１２及びインキ回収ロール２
１がゴム製ロールである請求項１記載の印刷装置。 - 【請求項４】金属製の前記インキ回収ロール２１の周面
にドクターブレード４０を摺接して備える請求項２記載
の印刷装置。 - 【請求項５】ゴム製の前記インキ回収ロール２１の周面
にドクターブレード４０を摺接して備える請求項３記載
の印刷装置。 - 【請求項６】ゴム製の前記インキ着けロール１１の周面
にドクターブレード２５を摺接して備える請求項２記載
の印刷装置。 - 【請求項７】金属製の前記インキ着けロール１１の周面
にドクターブレード２５を摺接して備える請求項３記載
の印刷装置。 - 【請求項８】前記インキ回収ロール２１は、インキ着け
ロール１１に対して反対方向に回転する請求項１乃至請
求項７記載の印刷装置。 - 【請求項９】前記インキ回収ロール２１は、インキ着け
ロール１１に対して同一方向に回転する請求項１乃至請
求項７記載の印刷装置。 - 【請求項１０】前記インキ着けロール１１とインキ回収
ロール２１のそれぞれ回転速度が同一である請求項１乃
至請求項９記載の印刷装置。 - 【請求項１１】前記インキ着けロール１１とインキ回収
ロール２１のそれぞれ回転速度が異なる請求項１乃至請
求項９記載の印刷装置。 - 【請求項１２】前記インキ回収ロール２１により回収さ
れたインキａを再調整して前記インキ供給ロール１２に
戻すインキ戻し機構を備える請求項１乃至請求項１１記
載の印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6782995A JPH08258248A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6782995A JPH08258248A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08258248A true JPH08258248A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13356237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6782995A Pending JPH08258248A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08258248A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102262355A (zh) * | 2010-05-28 | 2011-11-30 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 具预定图案的滚轮的制作方法 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP6782995A patent/JPH08258248A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102262355A (zh) * | 2010-05-28 | 2011-11-30 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 具预定图案的滚轮的制作方法 |
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