JPH08258110A - 同方向回転噛み合い型二軸押出機 - Google Patents

同方向回転噛み合い型二軸押出機

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JPH08258110A
JPH08258110A JP7084583A JP8458395A JPH08258110A JP H08258110 A JPH08258110 A JP H08258110A JP 7084583 A JP7084583 A JP 7084583A JP 8458395 A JP8458395 A JP 8458395A JP H08258110 A JPH08258110 A JP H08258110A
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JP
Japan
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screw
flight
thickness
screw extruder
resin material
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JP7084583A
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Inventor
Shinichi Ninomiya
慎一 二之宮
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/505Screws
    • B29C48/57Screws provided with kneading disc-like elements, e.g. with oval-shaped elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C48/405Intermeshing co-rotating screws

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高押出量を確保できると共に、熱劣化の問題
も少ない同方向回転噛み合い型二軸押出機を提供する。 【構成】 2本の軸(3、4)に樹脂材料の噛込作用、
輸送作用、混練作用等を奏するスクリュウ・フライト
(5’、6’)がそれぞれ設けられ、これらの2本の軸
(3、4)が、シリンダバレル(1)内で同じ方向に回
転駆動されるようになっている二軸押出機において、第
1の軸(3)のスクリュウ・フライト(5’)の先端部
の厚さ(h)を薄くし、第2の軸(4)のスクリュウ・
フライト(6’)の先端部の厚さ(H)を厚くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2本の軸に樹脂材料の
噛込作用、輸送作用、混練作用等を奏するフライトある
いはニーディングディスク等がそれぞれ設けられ、これ
らの2本の軸が、シリンダバレル内で同じ方向に回転駆
動されるようになっている同方向回転噛み合い型二軸押
出機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダバレル内に2本のスクリュウが
同じ方向に駆動されるように設けられている押出機は、
文献名を挙げるまでもなく二軸押出機として従来周知で
あり、またこれらのスクリュウが互いに接触しながら回
転するセルフクリーニング方式の押出機も周知である。
さらには、スクリュウの代わりにニーディングディスク
が取り付けれたセルフクリーニング方式の押出機も周知
である。このような二軸押出機は、樹脂材料の輸送推進
が確実である、押出変動が少ない、樹脂材料の部分滞留
がない、等の特徴を有するので多用されている。ところ
で、二軸押出機においては、例えばセルフクリーニング
方式の押出機のスクリュウの形状は、バレル径と2軸間
の距離が決まれば一意的に決定される。このためバレル
径を変えることなく、樹脂材料の押出量を増やすために
は、スクリュウの溝深さを深くし、流路面積を広くしな
ければならない。そこで、近年スクリュウの溝深さを深
くして高押出量を確保するようにされている。
【0003】また、混練部においては、フルフライトス
クリュウ、ニーディングディスク、逆フライトスクリュ
ウ等の各種スクリュウエレメントを組み合わせることに
より、樹脂材料の混練する度合いの調節がなされてい
る。コンパウンディングすなわち混合等に重要な作用で
ある分散混合に最も影響を与える周方向の剪断力は、2
本のスクリュウの形状が同じスクリュウでは、スクリュ
ウエレメントの種類によらず、溶融樹脂が充満している
場合、平均的にみると、ほぼ同じと考えられる。そこ
で、混練度合は、スクリュウの配列、樹脂材料の物性、
操作条件等により決まる充満長さ、滞留時間分布等によ
り調節されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、二軸押
出機においては、樹脂材料の押出量を、スクリュウの溝
深さを深くすることにより、ある程度多くすることがで
きる。しかしながら、樹脂材料の性状によっては、スク
リュウの溝深さを深くしても要求される押出量が得られ
ない場合が生じている。その主な原因の1つとして、固
体輸送部において樹脂材料とバレル表面との間の摩擦係
数が、樹脂材料とスクリュウ表面との間の摩擦係数より
小さいことが挙げられる。このように、樹脂材料とバレ
ル表面との間の摩擦係数が小さいと、樹脂材料はスクリ
ュウと共に回転し易くなり、押出し方向に進行しにくく
なるからである。特に、同方向回転噛み合い型二軸押出
機においては、スクリュウと共に回転する樹脂材料が噛
み合い部において相手側のスクリュウフライトにより仕
切られるので、輸送能力が確保されるという特徴を有す
るが、スクリュウの溝深さが深くなると、フライト幅が
狭くなるため、すなわちスクリュウフライトの先端部の
厚さが薄くなるため共回り抑制効果が小さくなり、要求
される輸送能力が確保出来ない場合が出ている。また、
混練部においては、樹脂材料の充満長さにより混練度合
いを調節することができるので、充満長さが長くなるよ
うにスクリュウを構成すると、より混練度合いを高くす
ることはできる。しかしながら、長くなると、剪断によ
る粘性発熱量が高くなり、樹脂材料の熱劣化の問題が生
じる場合がある。本発明は、上記したような二軸押出機
における、固体輸送部、混練部等における問題点を解決
した押出機を提供しようとするもので、具体的には、高
押出量を確保できると共に、熱劣化の問題も少ない同方
向回転噛み合い型二軸押出機を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリュウの
溝深さを深くすることにより高押出量を確保することが
できるにも拘らず、一方のスクリュウのフライト幅ある
いは先端部の厚さを他方のそれと異ならしめて、上記目
的を達成しようとするものである。すなわち、図6は、
同じフライト幅を有する従来の二軸押出機の軸に垂直な
断面図であり、同図に示されているように、シリンダバ
レルCの内部にはスクリュウA、Bが同じ方向に回転駆
動されるように設けられているが、これらのスクリュウ
A、Bの断面形状が同じであるセルフクリーニングスク
リュウの断面形状は、溝深さh(θ)の関数として次の
ように表されることが知られている。 h(θ)=RSーRR 0≦θ≦α/2 (1) h(θ)=RS{1+cos(θーα/2)} ー{CL 2ーRS 2sin2(θーα/2)}1/2 α/2≦θ≦π/NTーα/2 (2) h(θ)=0 π/NTーα/2≦θ≦π/NT (3) α =π/NTー2cosー1(CL/2RS) (4) ここで、RSはバレル半径、RR はスクリュウの底部半
径、CLはスクリュウ1、2の軸間距離、NTは条数、α
はチップ角度をそれぞれ示している。
【0006】この時、図7に示されているように一対の
スクリュウA、Bのチップ角度をそれぞれαA 、αB
すると、一対のスクリュウA、Bの幅が同じ場合のチッ
プ角度αとの間には次の関係があることが判明した。 αA+αB=2α (5) (5)式から明らかなように、一対のスクリュウA、B
のチップ角度αA 、αBを(2)式が成立する範囲で変
化させることができる。すなわち一対のスクリュウA、
BのフライトA’、B’の幅あるいはフライトA’、
B’の先端部がシリンダバレルCの内周面に接する部分
の厚さを異なるようにできる。本発明は、上記知見に基
づいてなされたもので、一対のフライト先端部の厚さを
互いに異ならしめて達成しようとするものである。この
ようにフライト先端部の厚さが異なる場合のスクリュウ
の断面形状は、(1)〜(3)式を書き換えた次の
(6)〜(8)式により求めることができる。 h(θ)=RSーRR 0≦θ≦αj/2 (6) h(θ)=RS{1+cos(θーαj/2)} ー{CL 2ーRS 2sin2(θーαj/2)}1/2 αj/2≦θ≦π/NTーαi/2 (7) h(θ)=0 π/NTーαi/2≦θ≦π/NT (8) 一方のスクリュウ1:i=1、j=2 他方のスクリュウ2:i=2、j=1
【0007】以上のようにして、本発明は、2本の軸に
樹脂材料の噛込作用、輸送作用、混練作用等を奏する駆
動要素がそれぞれ設けられ、これらの2本の軸が、シリ
ンダバレル内で同じ方向に回転駆動されるようになって
いる二軸押出機において、これらの2本の軸のそれぞれ
設けられている前記駆動要素の前記シリンダバレルに接
する部分の幅あるいは厚みは、互いに異なるように構成
される。請求項2記載の発明は、請求項1記載の駆動要
素がスクリュウ・フライトであり、請求項3記載の発明
は、請求項1記載の駆動要素がニーディングディスクで
あるように構成される。そして請求項4記載の発明は、
2本の軸に樹脂材料の噛込作用、輸送作用、混練作用等
を奏するスクリュウ・フライトがそれぞれ設けられ、こ
れらの2本の軸が、シリンダバレル内で同じ方向に回転
駆動されるようになっている二軸押出機において、一方
の軸に設けられている前記フライトの前記シリンダバレ
ルに接する部分の幅あるいは厚みは、厚・薄に連続的に
変化していると共に、他方の軸に設けられている前記フ
ライトの厚みは、一方の軸に設けられている前記フライ
トの厚みと対をなして薄・厚に連続的に変化するように
構成される。
【0008】
【作用】2本の軸を同じ方向に従来周知のようにして所
定の速度で駆動する。そうすると、樹脂材料は駆動要素
により噛込作用、輸送作用、混練作用等を受け、ダイか
ら所望形状の製品が押し出される。このとき、駆動要素
がスクリュウ・フライトである請求項2記載の発明の場
合は、樹脂材料が噛み合い部に入ると、フライトの幅が
異なるので、幅の広い方のフライトで樹脂材料の共回り
が抑制され、混練部へと移送される。混練部において、
幅の広い方のフライトの流路面積は狭く、幅の狭い方の
フライトの流路面積は広いので、溶融樹脂材料は低剪断
力と高剪断力とを交互に受け、粘性発熱が抑えられ、そ
して混練される。請求項3記載の駆動要素がニーディン
グディスクの場合は、チップ幅が小さいディスク側では
チップ部に樹脂材料が入る角度が大きいので、チップ入
り口付近に樹脂が溜まり易く、有効に剪断力がかけられ
る。他方のチップ幅が大きいディスク側では、チップ部
とバレル表面の狭い間隙にある樹脂材料に有効に剪断力
がかけられる。このとき、チップ幅が大きいディスク側
におけるバレルとディスクで構成される溝深さは、チッ
プ幅が小さいディスク側で形成される溝深さより平均的
に浅いので、平均的な剪断力は、チップ幅が大きいディ
スク側が大きくなる。このため、溶融樹脂材料は低剪断
力と高剪断力とを交互に受けると同時に流路面積すなわ
ち流路体積の減少による圧縮、拡大による変形作用を受
け、粘性発熱が抑えられて、混練される。請求項4記載
の発明も、フライトの幅あるいは厚みは、厚・薄に連続
的に変化していると共に、他方の軸に設けられているフ
ライトの厚みは、一方の軸に設けられているフライトの
厚みと対をなして薄・厚に連続的に変化するので、請求
項2記載の発明と略同様に作用する。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の第1実施例を示す図で、シリンダバレル1内に
第1、2のスクリュウ3、4が同じ方向に回転駆動され
るように設けられている。図示の実施例は、第1のスク
リュウ3のフライト幅すなわちフライト5がバレル1の
内周面に接する先端部における厚みが、第2のスクリュ
ウ4のフライト6幅より狭く、セルフクリーニング特性
を有する例で、バレル半径RSを22mm、スクリュウ
底部半径RRを14.5mm、第1、2のスクリュウ3、
4の軸間距離CLを39mmとし、図に示す関係上約2
0%縮小すると共に、条数NTが2で、第1のスクリュ
ウ3のチップ角α1が第2のスクリュウ4のチップ角α2
の1/9の場合で示されている。
【0010】図2に、第1実施例の第1、2のスクリュ
ウ3、4が矢印A、Aで示されている方向に回転駆動さ
れるとき、30°毎における第1、2のスクリュウ3、
4のフライト5、6の位置が示されている。図から明ら
かなように、本実施例によると、フライト5、6が常に
接して回転するセルフクリーニング特性を有することが
理解される。
【0011】図3には、フライトクリアランスを考えた
場合の第1、2のスクリュウ3、4のフライト5’、
6’の第2実施例が示されている。本実施例において
も、第1のスクリュウ3のチップ角α1は第2のスクリ
ュウ4’のチップ角α2より小さいので、第1のスクリ
ュウ3のフライト幅hは、第2のスクリュウ4のフライ
ト幅Hより狭くなっている。
【0012】本実施例および第1実施例は上記のように
構成されているので、第1、2のスクリュウ3、4を使
用して樹脂材料を混練し、そして押出すとき、固体輸送
部において第1、2のスクリュウ3、4が矢印A方向に
駆動されると、樹脂材料は矢印B方向に輸送されるが、
第1、2のスクリュウ3、4の回転と共に回転しようと
する樹脂材料が多い場合、第1のスクリュウ3の回転と
共に噛み合い部に輸送されると、第2のスクリュウ4の
幅広のフライト6、6’に仕切られるために、効果的に
矢印B方向に輸送される。混練部においては、幅の広い
方のフライト6、6’の流路面積は狭く、幅の狭い方の
フライト5、5’の流路面積は広いので、流路面積の狭
い第2のスクリュウ4において溶融樹脂材料は大きい剪
断力を受け、流路面積の広い第1のスクリュウ3では比
較的弱い剪断力を受ける。すなわち溶融樹脂材料は、低
剪断力と高剪断力とを交互に受け粘性発熱が抑えられて
混練される。
【0013】図4に本発明の第3実施例が示されてい
る。第4実施例は、フライト幅が連続的に変化する例
で、前述した実施例と同様な部材には同じ参照符号ある
いは同じ参照符号に「”」を付けて重複説明はしない
が、本実施例によると、図4の(イ)に示されているよ
うに、X位置において第1のスクリュウ3のフライト
5”の幅は広くなっているが、同じ位置における第2の
スクリュウ4のフライト6”の幅は狭くなっている。こ
れとは逆に、Y位置において第1のスクリュウ3のフラ
イト5”の幅は狭くなっているが、同じ位置における第
2のスクリュウ4のフライト6”の幅は広くなってい
る。このように、フライト5”の幅あるいは厚みが厚・
薄のように連続的に変化し、他方のフライト6”の厚み
は、フライト5”の厚みと対をなして薄・厚に連続的に
変化している。本実施例によっても、フライト5”、
6”の流路面積あるいは流路体積が変化しているので、
前述した実施例と同様な効果が得られることは明らかで
ある。
【0014】次に、駆動要素がニーディングディスクで
ある本発明の第4実施例を説明する。ニーディングディ
スクにも課題を解決する手段の項で説明した原理がその
まま適用される。図5に示されているようにバレル1内
に第1、2の軸10、20が同じ方向に駆動されるよう
に設けられ、そしてこれらの第1、2の軸10、20に
ニーディングディスクが取り付けられている。第1の軸
10にはディスクのチップ角度が大小異なるディスク1
1、12、…が交互に45°ずらして取り付けられてい
る。同様に、第2の軸20にもディスクのチップ角度が
小、大異なるディスク21、22、…が交互に45°ず
らして取り付けられている。
【0015】チップ角度あるいはチップ幅の小さいディ
スク12、21、…ではチップ部に樹脂材料が入る角度
が大きくなるので、チップ入り口付近に樹脂が溜まり易
く、有効に剪断力を受ける。これに対しチップ幅の大き
いディスク11、22、…においてはバレルとディスク
11、22、…との間の距離が、チップ幅の小さいディ
スク12、21、…側よりも平均的に小さくなるため
に、平均的な剪断力はチップ幅の小さいディスク12、
21、…側よりも大きくなる。これにより、溶融樹脂材
料は、低剪断領域と高剪断領域とを経験すると同時に、
流路体積の変化による圧縮、拡大に伴う大きな変形作用
を受け、粘性発熱が抑制され、混練される。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、2本の
軸のそれぞれ設けられている駆動要素すなわちスクリュ
ウ・フライトのシリンダバレルに接する部分の幅あるい
は厚みは互いに異なるので、樹脂材料が固体輸送部にお
いて幅の狭いフライトのスクリュウの回転と共に噛み合
い部に輸送されると、幅広のフライトに仕切られるため
に共回りが抑制され、効果的に輸送されるという本発明
特有効果が得られる。また、混練部においては、幅の広
い方のフライトの流路面積は狭く、幅の狭い方のフライ
トの流路面積は広いので、流路面積の狭いスクリュウに
おいて溶融樹脂材料は大きい剪断力を受け、流路面積の
広いスクリュウでは比較的弱い剪断力を受け、粘性発熱
が抑えられて混練される効果が得られる。駆動要素がニ
ーディングディスクである発明によると、チップ幅の小
さいディスクでは比較的小さな剪断力を受け、チップ幅
の大きいディスクにおいては比較的大きな剪断力を受
け、これにより溶融樹脂材料は低剪断領域と高剪断領域
とを経験すると同時に、流路体積の変化による圧縮、拡
大に伴う大きな変形作用を受ける。したがって、粘性発
熱が抑制され混練されるという効果が得られる。請求項
4記載に発明によっても、一方の軸に設けられているフ
ライトのシリンダバレルに接する部分の幅あるいは厚み
は、厚・薄に連続的に変化していると共に、他方の軸に
設けられているフライトの厚みは、一方の軸に設けられ
ているフライトの厚みと対をなして薄・厚に連続的に変
化しているので、固体輸送部においては共回りが抑制さ
れ輸送され、混練部においては粘性発熱が抑えられて混
練されるという、上記発明と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す軸に垂直な断面図で
ある。
【図2】第1実施例の作用状態を示す、図1と同様な軸
に垂直な断面図で、その(イ)〜(ヘ)はスクリュウが
30°回転する毎に断面にして示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す図で、その(イ)は
平面図、(ロ)は軸に垂直な断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す図で、その(イ)は
平面図、(ロ)は軸に垂直な断面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す図で、その(イ)は
平面図、(ロ)は軸に垂直な断面図である。
【図6】本発明の原理を説明するための二軸押出機の軸
に垂直な断面図である。
【図7】本発明の原理を説明するための二軸押出機を示
す図で、その(イ)は平面図、(ロ)は軸に垂直な断面
図である。
【符号の説明】
1 シリンダバレル 3 第1の軸(スクリ
ュウ軸) 4 第2の軸(スクリ
ュウ軸) 5、5’、5”、6、6’、6” フライト 11、12、13、、 ニーディングディ
スク 21、22、23、、 ニーディングディ
スク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の軸(3、4)に樹脂材料の噛込作
    用、輸送作用、混練作用等を奏する駆動要素(5、
    5’、5”、6、6’、6”、11、12、、21、2
    2、、、)がそれぞれ設けられ、これらの2本の軸
    (3、4)が、シリンダバレル(1)内で同じ方向に回
    転駆動されるようになっている二軸押出機において、 これらの2本の軸のそれぞれ設けられている前記駆動要
    素の前記シリンダバレル(1)に接する部分の幅あるい
    は厚みは、互いに異なることを特徴とする同方向回転噛
    み合い型二軸押出機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動要素がスクリュウ・
    フライト(5、5’、5”、6、6’、6”)である、
    同方向回転噛み合い型二軸押出機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の駆動要素がニーディング
    ディスク(11、12、、21、22、、、)である、
    同方向回転噛み合い型二軸押出機。
  4. 【請求項4】 2本の軸(3、4)に樹脂材料の噛込作
    用、輸送作用、混練作用等を奏するスクリュウ・フライ
    ト(5”、6”)がそれぞれ設けられ、これらの2本の
    軸(3、4)が、シリンダバレル(1)内で同じ方向に
    回転駆動されるようになっている二軸押出機において、 一方の軸(3)に設けられている前記フライト(5”)
    の前記シリンダバレル(1)に接する部分の幅あるいは
    厚みは、厚・薄に連続的に変化していると共に、他方の
    軸(4)に設けられている前記フライト(6”)の厚み
    は、一方の軸(3)に設けられている前記フライト
    (5”)の厚みと対をなして薄・厚に連続的に変化して
    いることを特徴とする同方向回転噛み合い型二軸押出
    機。
JP7084583A 1995-03-17 1995-03-17 同方向回転噛み合い型二軸押出機 Pending JPH08258110A (ja)

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