JPH08257650A - クランプの移動装置 - Google Patents

クランプの移動装置

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JPH08257650A
JPH08257650A JP6537895A JP6537895A JPH08257650A JP H08257650 A JPH08257650 A JP H08257650A JP 6537895 A JP6537895 A JP 6537895A JP 6537895 A JP6537895 A JP 6537895A JP H08257650 A JPH08257650 A JP H08257650A
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JP
Japan
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clamp
groove
moving device
lateral
hydraulic
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Application number
JP6537895A
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English (en)
Inventor
Toshinao Nishimoto
敏直 西本
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Kosmek KK
Original Assignee
Kosmek KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/026Mounting of dies, platens or press rams

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型を固定するクランプの設置台数を少なく
する。 【構成】 プレス機械のスライド2の下部にアダプター
ブロック14を固定し、これらスライド2とブロック1
4とにわたって複数のT溝8を設ける。上記ブロック1
4に横移動器15のナット部材34を左右方向Yへ移動
自在に支持し、そのナット部材34に雄ネジ棒35を螺
合させる。上記ブロック14に固定した電動機36によ
って上記の雄ネジ棒35を回転させることにより、上記
の横移動器15を所定の位置へ往復移動可能に構成す
る。その横移動器15に支持した油圧クランプ3のT脚
7を前記のT溝8に嵌入可能に構成し、そのT脚7をチ
ェーンによって上記のT溝8の延びる方向(紙面に垂直
な方向)へ往復移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金型などを押圧固定
するのに使用するクランプを移動させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプの移動装置には、従来
では、図9と図10に示すように次のように構成された
もの知られている。なお、図9は縦断面図で、図10
は、上記の図9中のX−X線矢視図に相当する拡大底面図
である。
【0003】図示のクランプ装置は、大きさの異なる種
々の金型を固定できるようにしたものであって、次のよ
うに構成されている。プレス機械101のスライド102の下
部に設けた係合用端面109・109に多数のT溝108を開口
させ、各T溝108の開口端ごとにブロック105を固定し、
各ブロック105に支持した油圧クランプ103のT脚107を
上記のT溝108に係合可能に構成して、その油圧クラン
プ103を上記T溝108の延びる方向Xへ往復移動させる。
なお、このように油圧クランプ103を上記の方向Xへ往
復移動させる技術としては、例えば実開平6-70930号公
報に記載の装置が知られている。
【0004】上記の従来装置では、スライド102の下側
空間に搬入されてきた上型104が次の手順で固定され
る。まず、搬入されてきた上型104の被固定部104aに対
面する油圧クランプ103を選択して、その油圧クランプ1
03を上型104の被固定部104aへ向けて進出させ、次い
で、上記の油圧クランプ103をクランプ状態へ切換え、引
き続いて、その油圧クランプ103のシリンダ本体106によ
って上型104を上記のスライド102の下面に押圧するので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
スライド102のT溝108の開口端ごとに油圧クランプ103
を設ける必要があるので、次のような各種の問題が生じ
ていた。油圧クランプ103の設置台数が非常に多いう
え、これら多数の油圧クランプ103ごとに油圧配管や空
圧配管および電気配線などが必要なので、クランプ装置
全体の設備費用が高くつく。上記の多数の油圧クランプ
103によってクランプ装置の占有スペースが大きいの
で、プレス機械や金型などのメンテナンス用スペースが
狭められて、そのメンテナンスが困難である。スライド
102の下面から多数の油圧クランプ103が下向きに突出し
て林立するため、交換される上型104が上記の油圧クラ
ンプ103に干渉して、その上型104の搬入・搬出に手間が
かかる。
【0006】本発明の目的は、上述の各種の問題点を解
消して、クランプ装置全体の設備費用を安くすること、
プレス機械などのクランプ装置が使用される機械設備の
メンテナンスを容易にすること、上型などの被固定物の
搬入・搬出を能率よく行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、クランプの移動装置を次のように構成
した。
【0008】(請求項1の発明)例えば、図1から図4、
又は、図7と図8に示すように、基台2の係合用端面9
に並べて開口された複数の係合溝8と、上記の係合用端
面9に対面する状態で上記の基台2に支持されて同上の
係合用端面9の延びる方向Yへ往復移動される横移動器
15と、上記の係合溝8に係合可能な状態で上記の横移
動器15に支持されて同上の係合溝8の延びる方向Xへ
往復移動されるクランプ3とを備えたものである。
【0009】なお、クランプ装置の構造を簡素化・標準
化するうえでは、上記の係合溝8をT溝によって構成す
るとともに上記クランプ3の被係合部7をT脚によって
構成することが好ましく、また、そのT脚からなる被係
合部7に第1駆動手段16の伝動具を連結することが好
ましい。その伝動具は、上記のT溝からなる係合溝8内
に挿入されて同上の係合溝8の延びる方向Xへ押し引き
移動可能とされるチェーン30によって構成すること
が、さらに好ましい。
【0010】(請求項2の発明)請求項2の発明は、上記
の請求項1の発明の構成に次の構成を加えたものであ
る。例えば図1から図4に示すように、前記クランプ3
を前記の係合溝8の延びる方向Xへ往復移動させる第1
駆動手段16と、前記の横移動器15を前記の係合用端
面9の延びる方向Yへ往復移動させる第2駆動手段17
とを設けたものである。
【0011】(請求項3の発明)請求項3の発明は、上記
の請求項2の発明の構成に次の構成を加えたものであ
る。例えば、同上の図1から図4に示すように、前記の
横移動器15の移動位置を検出する検出手段39と、前
記クランプ3の被係合部7が前記の各係合溝8に対面す
る状態で上記の横移動器15を前記の基台2に連結する
連結手段41と、上記の検出手段39の検出信号に基づ
いて前記の第1駆動手段16・前記の第2駆動手段17
及び上記の連結手段41を操作する制御手段40とを設
けたものである。
【0012】
【作用】本発明は、例えば次のように作用する。 (請求項1の発明)請求項1の発明は、例えば、図1から
図4、又は、図7と図8に示すように、次のように作用
する。主として図3に示すように、基台(機械プレスの
スライド)2へ被固定物(上型)4を固定する場合には、
その被固定物4の搬入に先立って各クランプ3を実線図
の退避位置Aへ移動させておく。そして、上記の基台2
に搬入されてきた被固定物4の被固定部4aの寸法に合
わせて、まず、上記クランプ3を所定の係合溝8に対面
する係合準備位置B(一点鎖線図参照)へ向けてY方向へ
移動させる。次いで、そのクランプ3をクランプ準備位
置C(二点鎖線図参照)へ向けてX方向へ移動させる。最
後に、そのクランプ準備位置Cへ移動されたクランプ3
をクランプ状態に切換えて、上記の被固定物4を基台2
へ押圧する。
【0013】これに対して、上記の被固定物4を基台2
から搬出する場合には、まず、上記クランプ3のクラン
プ状態を解除し、次いで、そのクランプ3を上記クラン
プ準備位置Cから係合準備位置Bを経て前記の退避位置
Aへ移動させ、その後、上記の被固定物4を図中の左右
方向へ搬出させる。
【0014】(請求項2の発明)請求項2の発明は、基本
的には上記の請求項1の発明と同様に作用するが、例え
ば図1から図4に示すように、さらに次のように作用す
る。主として図3と図4に示すように、前記の横移動器
15を第2駆動手段17によってY方向へ移動させるこ
とによって前記クランプ3を退避位置Aと係合準備位置
Bとへ切換えでき、上記クランプ3を第1駆動手段16
によってX方向へ移動させることによって同上クランプ
3を上記の係合準備位置Bとクランプ準備位置Cとへ切
換えできる。
【0015】(請求項3の発明)請求項3の発明は、基本
的には上記の請求項2の発明と同様に作用するが、例え
ば図1から図4に示すように、さらに次のように作用す
る。主として図4に示すように、搬入されてきた被固定
物4を基台2に固定する場合には、まず、検出手段39
の検出信号に基づいて制御手段40が前記の横移動器1
5をY方向へ移動させて、上記クランプ3を係合準備位
置Bへ切換え、次いで、この状態を上記の検出手段39
が検出することに基づいて同上の制御手段40が連結手
段41によって横移動器15を基台2に位置決めする。
引き続いて、上記の制御手段40が前記の第1駆動手段
16によって上記クランプ3をX方向へ移動させる。な
お、上記の基台2からの上記の被固定物4の搬出は、上
記とほぼ逆の手順でなされる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。 (請求項1の発明)請求項1の発明によれば、基台に対し
て横移動器を係合用端面の延びる方向へ往復移動可能に
支持したので、その係合用端面に開口された多数の係合
溝ごとにクランプを設ける必要がなくなる。
【0017】このため、クランプの設置台数が大幅に少
なくなるうえ上記クランプへ接続される流体圧配管や電
気配線なども少なくなるので、クランプ装置全体の設備
費用を飛躍的に低減できる。また、上記クランプの設置
台数を減らすことによってクランプ装置の占有スペース
が小さくなるので、上記のクランプ装置が使用される機
械設備のメンテナンス用スペースが広くなって、そのメ
ンテナンスが容易である。さらに、金型等の被固定物の
交換時には、前記の横移動器を係合用端面に沿わせて移
動させることによって上記クランプを退避させておける
ので、そのクランプが被固定物の交換の邪魔にならず、
その被固定物の搬入・搬出を能率よく行える。
【0018】(請求項2の発明)請求項2の発明によれ
ば、クランプを第1駆動手段によって往復移動できるこ
とに加えて、横移動器を第2駆動手段によって往復移動
できるので、そのクランプを所定の係合準備位置へ移動
させる人的労力を軽減できる。
【0019】(請求項3の発明)請求項3の発明によれ
ば、検出手段や制御手段によって上記の横移動器の移動
および位置決めと上記クランプの移動とを自動的に行え
るので、そのクランプによる被固定物の固定操作および
固定解除操作を全自動で行うことが可能となり、これら
の操作に必要な人的労力を大幅に軽減できる。
【0020】
【実施例】
(第1実施例)図1から図4は、本発明の第1実施例を示
している。図1は、図2中のI−I線矢視図である。図
2はクランプの移動装置の縦断面図である。図3は、上
記の図2中のIII−III線矢視に相当する底面視模式図で
ある。図4は上記の移動装置の系統図である。
【0021】プレス機械1のスライド2が基台として構
成されており、そのスライド2の下フランジ2aの下面
には4つの油圧クランプ3(図3参照)によって上型4
が固定可能される。上記の油圧クランプ3は、シリンダ
本体6と、被係合部であるT脚7とを備える。上記スラ
イド2の下フランジ2aには、上記のT脚7が係合され
る複数のT溝(係合溝)8がX方向へ延びるように設けら
れ、これらT溝8が上記スライド2に設けた係合用端面
9・9に開口されている。
【0022】上記のスライド2に金型を固定する場合に
は、図3に示すように、その金型の搬入に先立って各油
圧クランプ3を実線図の退避位置Aへ移動させておく。
そして、上記スライド2の下側空間に搬入されてきた上
型4の被固定部4aの寸法に合わせて、まず、上記の油
圧クランプ3が所定のT溝8の係合準備位置B(一点鎖
線図参照)へ向けてY方向へ移動される。次いで、その
油圧クランプ3がクランプ準備位置C(二点鎖線図参照)
へ向けてX方向へ移動される(図4参照)。引き続いて、
そのクランプ準備位置Cへ移動された油圧クランプ3の
シリンダ本体6へ圧油を供給する。これにより、そのシ
リンダ本体6が上型4の被固定部4aをスライド2の下
面へ押圧する。符号10は油圧ホースで、符号11は、
金型検出用リミットスイッチ12の電気ケーブルであ
る。
【0023】なお、金型をスライド2の下側空間から搬
出する場合には、まず、上記シリンダ本体6から圧油を
排出して上記の押圧状態を解除し、次いで、油圧クラン
プ3を上記クランプ準備位置Cから係合準備位置Bを経
て前記の退避位置Aへ移動させ、その後、前記の上型4
を図3中の左右方向へ搬出させる。
【0024】以下、上記の油圧クランプ3を移動させる
装置について具体的に説明する。前記スライド2の下フ
ランジ2aの左右の端面に複数のボルト13によってア
ダプターブロック14が固定される。各アダプターブロ
ック14にも前記T溝8が形成され、そのブロック14
の端面によって前記の係合用端面9が構成されている。
上記ブロック14には、横移動器15が上記の係合用端
面9の延びる方向Yへ往復移動可能に支持される。上記
の横移動器15に前記の油圧クランプ3が支持され、そ
の油圧クランプ3を前記のT溝8の延びる方向Xへ往復
移動させる第1駆動手段16が設けられる。さらに、前
記の横移動器15を前記の方向Yへ往復移動させる第2
駆動手段17が設けられる。
【0025】上記の第1駆動手段16は次のように構成
される。主として図4に示すように、ケーシング18内
の空圧シリンダ19のシリンダチューブ20にピストン
21が気密状に挿入され、そのピストン21からピスト
ンロッド22が下向きに突出される。上記ピストン21
の上側と下側とに、伸長用作動室23と収縮用作動室2
4が形成される。
【0026】上記ピストンロッド22の下側にU字状の
第1ガイド26が設けられ、その第1ガイド26内に第
1チェーン27が長手方向へ押引き移動可能に挿入され
る。上記の第1チェーン27の基端が上記ピストンロッ
ド22の下部へ連結されるともに同上の第1チェーン2
7の先端寄り部分が第1スプロケット28に巻掛けられ
る。上記の第1スプロケット28に連結した第2スプロ
ケット29に第2チェーン30が巻掛けられる。その第
2チェーン30の先端30aが前記T脚7に連結される
とともに基端30bが前記ケーシング18に固定され
る。上記の第2チェーン30は第2ガイド31によって
長手方向へ押引き可能に案内される。
【0027】上記ピストンロッド22を下向きに進出さ
せると、第1チェーン27によって第1スプロケット2
8が時計回りの方向へ回転され、これにより、第2スプ
ロケット29が第2チェーン30を時計回りの方向へ回
転させ、その第2チェーン30が前記クランプ3をクラ
ンプ準備位置Cへ移動させる。これとは逆に、上記ピス
トンロッド22を上向きに後退させると、第1チェーン
27によって第1スプロケット28が反時計回りの方向
へ回転され、これにより、第2スプロケット29が第2
チェーン30を反時計回りの方向へ増速回転させて、そ
の第2チェーン30が上記クランプ3を係合準備位置B
へ移動させる。
【0028】なお、前記の油圧ホース10と電気ケーブ
ル11とは、上記ケーシング18内及びT溝8内では、
上記の第2チェーン30中に長手方向へ挿入されて上記
クランプ3と同行移動可能とされている。また、同上ホ
ース10及びケーブル11の始端寄り部分10a・11
aは、上記の横移動器15の横移動に追従して円滑に移
動できるように、長さに十分な余裕が設けられている。
【0029】前記の第2駆動手段17は次のように構成
される。主として図1と図2に示すように、前記ケーシ
ング18の下部に固定したナット部材34が前記アダプ
ターブロック14に前記Y方向へ往復移動自在に支持さ
れる。そのナット部材34に同上Y方向へ延びる雄ネジ
棒35が螺合される。その雄ネジ棒35の一端部に、上
記アダプターブロック14に固定した電動機36の出力
部37が連結される。
【0030】前記の油圧クランプ3は次の手順で所定の
T溝8に係合される。まず、上記ナット部材34に取り
付けた検出手段39によって、前記スライド2に対する
横移動器15のY方向の移動位置を検出する。その検出
信号に基づいて電気式制御手段40が前記の電動機36
を介して前記の雄ネジ棒35を所定の回転数だけ回転さ
せる。これにより、前記T脚7が所定のT溝8に対面す
るように上記ナット部材34がY方向へ移動される。こ
れを前記の検出手段39が検出すると、上記の制御手段
40が連結手段41を作動させて、上記ナット部材34
が前記アダプターブロック14に連結される。そして、
その連結状態において、前述したように油圧クランプ3
をT溝8内へ進出させるのである。
【0031】なお、上記の連結手段41は、アダプター
ブロック14に凹入形成した複数の係止穴42と、その
係止穴42に嵌入されるピン(図示せず)を備えた位置決
め用アクチュエータ43とによって構成される。そのア
クチュエータ43としては、空圧シリンダやソレノイド
などが考えられる。また、前記の検出手段39として
は、近接スイッチ・磁気センサー・リミットスイッチな
どが考えられる。
【0032】図5は、上記の移動装置の変形例を示して
おり、前記の図1に相当する模式図である。前記の第2
駆動手段17は、前記アダプターブロック14に固定し
た電動機51と、その電動機51に連結した駆動用スプ
ロケット52と、上記ブロック14に支持したアイドリ
ング用スプロケット53と、これらスプロケット52・
53に巻掛けたチェーン54とによって構成される。そ
のチェーン54に前記の横移動器15のケーシング18
が固定される。
【0033】図6は、同上の移動装置の別の変形例を示
しており、同上の図1に相当する模式図である。この場
合、第2駆動手段17の電動機57が前記の横移動器1
5のケーシング18に取り付けられる。また、アダプタ
ーブロック14の上面にラック58が固定され、上記ケ
ーシング18に支持した左右のピニオン59・60が上
記ラック58に噛合される。上記の一方のピニオン59
に上記の電動機57が連結されている。なお、上記ラッ
ク58とピニオン59・60の組み合わせ構造に代え
て、チェーンとスプロケットとの組み合わせ構造であっ
てもよい。
【0034】上記の第1実施例や変形例は、さらに次の
ように変更可能である。前記の第2スプロケット29を
回転させる手段は、シリンダ19と第1チェーン27と
第1スプロケット28との組み合わせ構造に代えて、電
動機など他の種類のアクチュエータであってもよい。ま
た、上記の油圧クランプ3を押引きする伝動具は、第2
チェーン30に代えて、帯状部材やワイヤー状部材など
であってもよく、さらには、例えばリンク機構などを利
用したものであってもよい。
【0035】油圧クランプ3の被係合部であるT脚7を
案内する係合溝は、前記のT溝8に代えて、中空状のガ
イドレール等であってもよい。また、上記の被係合部
も、T脚に限定されるものではなく、例えば逆L字状に
形成することが考えられる。第2駆動手段17のアクチ
ュエータは、電動機36に代えて、空圧シリンダ・空圧
モータ・油圧シリンダ・油圧モータなどであってもよ
い。
【0036】(第2実施例)図7と図8とは、第2実施例
を示している。この第2実施例においては、上記の第1
実施例と同じ構成の部材には原則として同一の符号を付
けて説明する。
【0037】プレス機械1のスライド2の下フランジ2
aに設けた係合用端面9に、断面視で横T字状のガイド
部材63が固定され、そのガイド部材63にブロック状
の横移動器15がY方向へ移動自在に支持される。その
横移動器15のT溝64にクランプ3のハウジング65
に設けたT脚7が支持され、そのハウジング65に内設
した油圧シリンダ(図示せず)のピストンロッド66によ
ってクランプアーム67が揺動される。上記ハウジング
65のT脚7が、上記の横移動器15のT溝64と前記
スライド2のT溝8との間でX方向へ進退される。
【0038】上記のスライド2の下側に搬入されてきた
上型4を固定する際には、まず、上記T脚7が所定のT
溝8に対面するように横移動器15を人手で移動させ、
次いで、前記の油圧クランプ3を上記スライド2のT溝
8内へ人手で進出させ、その後、前記クランプアーム6
7によって上記の上型4の被固定部4aを上向きに押圧
するのである。なお、上記クランプ状態を解除する作業
は、上記とほぼ逆の手順でなされる。なお、この第2実
施例において、油圧クランプ3をX方向へ往復移動させ
る手段や横移動器15をY方向へ往復移動させる手段を
付加してもよい。
【0039】上述の各実施例や各変形例は、さらに次の
ように変更可能である。移動されるクランプは、油圧ク
ランプに限定されるものではなく、空圧クランプやネジ
式クランプなどであってもよい。上記クランプによって
固定される被固定物は、上型に代えて、下型であっても
よく、プレス加工または機械加工されるワークピース等
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランプの移動装置の第1実施例を示
し、図2中のI−I線矢視図である。
【図2】上記の移動装置の縦断面図である。
【図3】上記の図2中のIII−III線矢視に相当する底面
視模式図である。
【図4】上記の移動装置の系統図である。
【図5】上記の移動装置の変形例を示し、上記の図1に
相当する模式図である。
【図6】上記の移動装置の別の変形例を示し、同上の図
1に相当する模式図である。
【図7】本発明の第2実施例を示し、前記の図2に相当
する図である。
【図8】上記の図7中のVIII−VIII線矢視図である。
【図9】従来例を示し、前記の図2に相当する模式図で
ある。
【図10】上記の図9中のX−X線矢視に相当する拡大底
面図である。
【符号の説明】
2…基台(スライド)、3…クランプ(油圧クランプ)、7
…被係合部(T脚)、8…係合溝(T溝)、9…係合用端
面、15…横移動器、16…第1駆動手段、17…第2
駆動手段、39…検出手段、40…制御手段、41…連
結手段、X…係合溝8の延びる方向、Y…係合用端面9
の延びる方向。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(2)の係合用端面(9)に並べて開口
    された複数の係合溝(8)と、上記の係合用端面(9)に対
    面する状態で上記の基台(2)に支持されて同上の係合用
    端面(9)の延びる方向(Y)へ往復移動される横移動器
    (15)と、上記の係合溝(8)に係合可能な状態で上記の
    横移動器(15)に支持されて同上の係合溝(8)の延びる
    方向(X)へ往復移動されるクランプ(3)とを備える、こ
    とを特徴とするクランプの移動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したクランプの移動装置
    において、 前記クランプ(3)を前記の係合溝(8)の延びる方向(X)
    へ往復移動させる第1駆動手段(16)と、前記の横移動
    器(15)を前記の係合用端面(9)の延びる方向(Y)へ往
    復移動させる第2駆動手段(17)とを設けた、ことを特
    徴とするクランプの移動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したクランプの移動装置
    において、 前記の横移動器(15)の移動位置を検出する検出手段
    (39)と、前記クランプ(3)の被係合部(7)が前記の各
    係合溝(8)に対面する状態で上記の横移動器(15)を前
    記の基台(2)に連結する連結手段(41)と、上記の検出
    手段(39)の検出信号に基づいて前記の第1駆動手段
    (16)・前記の第2駆動手段(17)及び上記の連結手段
    (41)を操作する制御手段(40)とを設けた、ことを特
    徴とするクランプの移動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998002296A1 (en) * 1996-07-16 1998-01-22 Applied Power Inc. Biaxial travelling clamp for securing a tool to a press
CN104259325A (zh) * 2014-09-25 2015-01-07 苏州金鸿顺汽车部件有限公司 一种多冲床的换模台车系统

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