JP3242966B2 - 成形金型の脱着装置 - Google Patents

成形金型の脱着装置

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JP3242966B2
JP3242966B2 JP00580692A JP580692A JP3242966B2 JP 3242966 B2 JP3242966 B2 JP 3242966B2 JP 00580692 A JP00580692 A JP 00580692A JP 580692 A JP580692 A JP 580692A JP 3242966 B2 JP3242966 B2 JP 3242966B2
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治郎 藤原
利機 早川
昌利 滝口
稔雄 野田
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Denka Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば発泡ポリス
チレンペーパーの真空成形機に用いて好適な成形金型の
脱着装置に関するものであり、とくには、相互に対向す
るそれぞれの金型取付面への、たとえば上下一対のそれ
ぞれの成形金型の自動的な脱着を可能ならしめるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリスチレンペーパーの真空成形機
における、成形金型の従来の取付けは一般に、その成形
機のそれぞれの取付ベースに、それぞれの成形金型のフ
ランジ部分を多数本のボルトをもって締付固定する他、
高い型内真空度の確保を目的として、取付ベースと成形
金型との継ぎ目を、粘着テープその他で目張りすること
により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来技術にあっては、成形金型の取付けに際して、多数
本のボルトの締込みが必要になる他、粘着テープその他
による目張りが必要になるため、成形金型の交換に要す
る作業工数が著しく嵩むという問題に加え、目張り作業
のために作業者が成形機内に入り込むことに起因する安
全上の不安が不可避であるという問題があった。
【0004】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、この発明の目的は、成形金型の取付ける
際する、ボルト締め作業および目張り作業のそれぞれを
全く不要ならしめることができる成形金型の脱着装置を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の、成形金型の
脱着装置は、真空成形機の成形金型の脱着装置であっ
て、たとえば上下方向に相互に対向して位置する金型取
付面を有するそれぞれの取付ベースを設けるとともに、
これらのそれぞれの取付ベースに、前記金型取付面から
突出させて配設されて、自身の軸線方向に進退作業され
る掛合フックおよび、この掛合フックの進退運動をもた
らす進退駆動手段をそれぞれ配設し、これもまた取付ベ
ースに、前記掛合フックを平行移動させる往復運動手段
を配設する一方、前記金型取付面に固定される成形金型
に、掛合フックの先端部分の進入および移動を許容する
溝部を設けるとともに、その溝部に、溝幅と同一の幅と
することができる広幅開口部および狭幅開口部のそれぞ
れを設けたもので、金型の負圧導入孔に近接する複数個
所にあるものである。
【0006】
【作用】この脱着装置によって、成形機のそれぞれの金
型取付面に成形金型を取付するに際しては、たとえば、
後退姿勢に維持した掛合フックを、往復駆動手段の作用
によって平行移動させることにより、その掛合フック
を、所定位置に位置決め支持した成形金型の溝部の、広
幅開口部と対応する位置にもたらし、次いで、進退駆動
手段の作動によって掛合フックの進出変位をもたらすこ
とにより、掛合フックの先端部分の、溝部への進入をも
たらす。
【0007】その後は、往復駆動手段の再度の作動によ
って、進出状態の掛合フック、とくにはその先端部を溝
部内で移動させて、その掛合フックを、溝部の狭幅開口
部と対応する位置にもたらし、続いて、掛合フックを、
進退駆動手段によって後退変位させることにより、掛合
フックの先端部分と、取付ベースの金型取付面との間
に、成形金型、とくにはその溝部の狭幅開口部をクラン
プする。
【0008】かくしてこの装置によれば、一の成形金型
に対して、一もしくは複数の掛合フックを上述したよう
に作動させることにより、金型取付面への成形金型の取
付けを、ボルトを用いることなく、極めて簡易・迅速
に、しかも、常に適正に行うことができる。
【0009】また、この装置では、成形金型の、上述し
たようなクランプを、その成形金型に設けた負圧導入孔
に近接する複数個所にて行うこにより、成形金型の上面
を、金型取付面に気密に密着させることができるので、
それらの両面間を密封する粘着テープもまた不要とな
り、この結果として、成形機内へ作業者が入り込むこと
に起因する安全上の危惧を完全に取除くことができる。
【0010】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係る雄側部材の実施例を、
上側の取付ベースについて示す部分断面略線斜視図であ
る。
【0011】ここでは取付ベース1の内部に、冷却水循
環管路用のスペース2を区画し、このスペース内で、下
面板3に、往復駆動手段の一例としての油圧シリンダ4
を、その軸線を水平方向に向けて固定する。そしてこの
油圧シリンダ4のロッド5には摺動ブロック6を連結
し、この摺動ブロック6の、下面板上での往復動を、下
面板3に設けた図示しない摺動ガイドによって案内す
る。
【0012】ここで、摺動ブロック上には、進退駆動手
段の一例としての他の油圧シリンダ7を固定し、この油
圧シリンダ7に、摺動ブロック6に貫通してのびる掛合
フック8を連結する。この例では茸状をなすこの掛合フ
ック8は、下面板3と直交する方向にのびてその下面板
3の下方へ突出し、油圧シリンダ7の作用下で進退運動
を行う。なお、下面板3には、摺動ブロック6の往復運
動に伴う、掛合フック8の平行移動を許容する長孔3aを
設ける。
【0013】図2は、この発明に係る雌側部材の実施例
を上金型について示す略線斜視図である。図中9,10
は、上および下のそれぞれの成形金型を示し、11は、上
金型9に設けられて金型キャビティに連通する負圧導入
孔を示す。この例では、二個の負圧導入孔11に近接させ
た位置で、金型9の取付板12に、掛合フック8の先端部
の進入および移動を許容する溝部13を設け、この溝部13
の開口部を、掛合フック8の先端の、その溝内への進退
を自由ならしめる広幅開口部14と、その掛合フックの先
端の、溝部13からの抜け出しを拘束する狭幅開口部15と
により構成する。
【0014】以上のように構成してなる脱着装置によっ
て、真空成形機に金型を取付ける場合には、金型9,10
を、成形機の金型取付面に対して所定の位置に位置決め
支持した状態で、たとえば、休止位置にある掛合フック
8、いいかえれば、後退位置にあってかつ、水平油圧シ
リンダ4に最も近接した位置にあるフック8を、その水
平油圧シリンダ4の作動によって、溝部13の広幅開口部
14と対応する位置まで平行移動させ、そこで、垂直油圧
シリンダ7の作動によって、掛合フック8を進出作動さ
せる。図3はこの状態を示す断面図であり、掛合フック
8の先端部は、その進出作動によって、広幅開口部14か
ら溝部13へ進入する。
【0015】次いで、水平油圧シリンダ4をその休止位
置とすることにより、掛合フック8を、下面板3に対す
る摺動ブロック6の摺動運動に基づいて、それが水平油
圧シリンダ4に最も近接する位置まで平行移動させる。
このことによれば、掛合フック8の先端部は、その先端
部の直径より狭い幅を有する狭幅開口部15の下方に位置
することになる。
【0016】そこでその後は、垂直油圧シリンダ7を休
止位置とすることによって、掛合フック8を後退作動さ
せて、その先端の笠部分を狭幅開口部15の両側部で取付
板12に十分強固に掛合させる。これらのことによれば、
金型取付板12への掛合フック8のこのような掛合に基づ
き、それぞれの金型9,10は、それぞれの金型取付面
に、簡易・迅速に、しかも常に確実に締付固定されるこ
とになる。従って、この装置では、金型9,10の取付け
作業はもちろん、その交換作業をもまた極めて少ない作
業工数の下にて行うことが可能となる。
【0017】ところで、上述したところによれば、それ
ぞれの油圧シリンダ4,7は、それらのそれぞれの休止
位置にて成形金型9,10のクランプ固定を行うことか
ら、一旦成形金型9,10の取付けを行った後は、油圧シ
リンダ4,7への油圧の継続供給が不要となり、従っ
て、油圧供給源の作動を停止しても、成形金型9,10の
不測の落下その他が発生するおそれは全くない。
【0018】しかもこの装置によれば、負圧導入孔11の
近傍位置にて掛合フック8を取付板12に掛合させること
により、成形機の金型取付面と金型取付板12とが少なく
とも負圧導入孔11の周りにては気密に接触することにな
るので、粘着テープによる目張り作業を不要ならしめ
て、金型キャビティの高い負圧度を十分に維持すること
ができる。あお、上述したようにして成形機に取付けた
成形金型の取外しは、掛合フック8を上述したとは逆に
作動させて、それを再びその休止位置に戻すことによっ
て、これもまた極めて簡易・迅速に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
この発明によれば、成形機側に、二次元方向に作動され
る掛合フックを設けるとともに、成形金型側に、その掛
合フックを掛合させる溝部を設けることにより、成形金
型の、成形機への脱着を少ない作業工数の下で、極めて
簡易迅速に行うことができる。またこの装置では、成形
金型の負圧導入孔の近傍部分で、それを成形機に取付け
ることにより、粘着テープによる目張り作業を不要にし
て、脱着作業の安全性の一層の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄側部材の実施例を示す部分断面略線斜視図で
ある。
【図2】雌側部材の実施例を示す略線斜視図である。
【図3】装置の作動状態を例示する断面図である。
【符号の説明】
1 取付ベース 2 スペース 3 下面板 4,7 油圧シリンダ 5 ロッド 6 摺動ブロック 8 掛合フック 9,10 成形金型 11 負圧導入孔 12 取付板 13 溝部 14 広幅開口部 15 狭幅開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 稔雄 干葉県香取郡多古町水戸字水戸台1−26 デンカポリマー株式会社 香取工場内 (72)発明者 青木 重信 千葉県香取郡多古町水戸字水戸台1−26 デンカポリマー株式会社 香取工場内 (56)参考文献 特開 平2−130109(JP,A) 特開 平2−233217(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/30 B29C 33/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空成形機の成形金型の脱着装置であっ
    て、相互に対向して位置する金型取付面を有するそれぞ
    れの取付ベースと、これらのそれぞれの取付ベースに、
    前記金型取付面から突出させて配設されて、軸線方向に
    進退作動される掛合フックと、この掛合フックの進退運
    動をもたらす進退駆動手段と、これも取付ベースに配設
    されて、その掛合フックを平行移動させる往復駆動手段
    とを具えるとともに、前記金型取付面に固定される成形
    金型と、この成形金型に形成されて、掛合フックの先端
    部分の進入および移動を許容する溝部と、この溝部に設
    けた広幅開口部および狭幅開口部とを具えてなり、金型
    の負庄導入孔に近接する複数個所にある成形金型の脱着
    装置。
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