JPH08257579A - 汚水処理装置 - Google Patents
汚水処理装置Info
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- JPH08257579A JPH08257579A JP6621695A JP6621695A JPH08257579A JP H08257579 A JPH08257579 A JP H08257579A JP 6621695 A JP6621695 A JP 6621695A JP 6621695 A JP6621695 A JP 6621695A JP H08257579 A JPH08257579 A JP H08257579A
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- blower
- treatment tank
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Abstract
(57)【要約】
【構成】処理槽9内に溜まった汚水中に酸素を供給する
手段と、汚水を分解し、処理槽9内の汚水から発生する
ガス等を排気する排気筒と、処理槽9内の汚水表面に空
気を供給する送風筒とから構成し、送風筒からの送風を
処理槽9内で旋回させる手段を設けたことを特徴とする
汚水処理装置。 【効果】本発明の汚水処理装置は、処理槽内に旋回流を
発生させて、処理槽内の空気の循環を良くしたため汚水
処理効率が良く、汲み取る必要をなくし長期間にわたり
安定して使用することができる等の効果を奏する。
手段と、汚水を分解し、処理槽9内の汚水から発生する
ガス等を排気する排気筒と、処理槽9内の汚水表面に空
気を供給する送風筒とから構成し、送風筒からの送風を
処理槽9内で旋回させる手段を設けたことを特徴とする
汚水処理装置。 【効果】本発明の汚水処理装置は、処理槽内に旋回流を
発生させて、処理槽内の空気の循環を良くしたため汚水
処理効率が良く、汲み取る必要をなくし長期間にわたり
安定して使用することができる等の効果を奏する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、し尿や雑排水を処理す
る汚水処理装置に関する。
る汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種装置として、し尿を汲み取ること
なく処理するし尿処理装置が、例えば実開平1−152
798号公報(C02F 3/00)で知られてい
る。
なく処理するし尿処理装置が、例えば実開平1−152
798号公報(C02F 3/00)で知られてい
る。
【0003】このし尿処理装置は処理槽内に溜まったし
尿中に空気吹き出し口を有する空気供給管をブロアーと
接続し、ブロアーからし尿中に空気を供給すると共に、
送風筒からし尿表面に空気を吹きつけて、し尿を撹拌す
ると共にし尿中の好気性バクテリアに酸素を与え、し尿
中の好気性バクテリアの活動と化学反応によりし尿を浄
化すると共に二酸化炭素等のガスと水に変換させ、送風
筒からの送風によりその水を水蒸気として二酸化炭素等
のガスと共に、排気筒より排気することにより、汲み取
る必要をなくした構成となっている。
尿中に空気吹き出し口を有する空気供給管をブロアーと
接続し、ブロアーからし尿中に空気を供給すると共に、
送風筒からし尿表面に空気を吹きつけて、し尿を撹拌す
ると共にし尿中の好気性バクテリアに酸素を与え、し尿
中の好気性バクテリアの活動と化学反応によりし尿を浄
化すると共に二酸化炭素等のガスと水に変換させ、送風
筒からの送風によりその水を水蒸気として二酸化炭素等
のガスと共に、排気筒より排気することにより、汲み取
る必要をなくした構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、送風筒から汚水表面に向け真下に送風している
ので、処理槽内で発生した二酸化炭素等のガスは、排気
口近傍では効率よく排気されるが、排気口から遠ざかる
に伴って排気効率が低下する。特に排気口に対して反対
側上部で乱流が発生し、二酸化炭素等のガスは乱流に巻
き込まれて排気されないため処理槽内での空気の循環が
悪くなり、し尿処理効率が悪いと言う欠点がある。
成では、送風筒から汚水表面に向け真下に送風している
ので、処理槽内で発生した二酸化炭素等のガスは、排気
口近傍では効率よく排気されるが、排気口から遠ざかる
に伴って排気効率が低下する。特に排気口に対して反対
側上部で乱流が発生し、二酸化炭素等のガスは乱流に巻
き込まれて排気されないため処理槽内での空気の循環が
悪くなり、し尿処理効率が悪いと言う欠点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、長期間にわたり安定して使用できる汚水
処理装置を提供することを課題とする。
されたもので、長期間にわたり安定して使用できる汚水
処理装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を送給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
筒と、前記処理槽内の汚水表面に空気を吹きつける送風
機を有する送風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処
理槽内で旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
の第1の手段は、汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を送給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
筒と、前記処理槽内の汚水表面に空気を吹きつける送風
機を有する送風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処
理槽内で旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
【0007】上記課題を解決するための第2の手段は、
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を送給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気筒と、前記処理槽
内の汚水表面に空気を吹きつける送風機を有する送風筒
とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で上下方向
に旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を送給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気筒と、前記処理槽
内の汚水表面に空気を吹きつける送風機を有する送風筒
とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で上下方向
に旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための第3の手段は、
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を送給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気筒と、前記処理槽
内の汚水表面に空気を吹きつける送風機を有する送風筒
とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で周方向に
旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を送給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気筒と、前記処理槽
内の汚水表面に空気を吹きつける送風機を有する送風筒
とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で周方向に
旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
【0009】上記課題を解決するための第4の手段は、
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を供給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気ファンを備えた排
気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開口を対向させた送
風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で旋回
させる手段を設けたことを特徴とする。
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を供給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気ファンを備えた排
気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開口を対向させた送
風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で旋回
させる手段を設けたことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための第5の手段は、
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を供給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気ファンを備えた排
気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開口を対向させた送
風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で上下
方向に旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を供給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気ファンを備えた排
気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開口を対向させた送
風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で上下
方向に旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するための第6の手段は、
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を供給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気ファンを備えた排
気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開口を対向させた送
風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で周方
向に旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
汚水を流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と、該空気
供給管に空気を供給するブロワーと、前記処理槽内の汚
水から発生するガス等を排気する排気ファンを備えた排
気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開口を対向させた送
風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処理槽内で周方
向に旋回させる手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1乃至請求項3の構成によれば、処理槽
内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と接続
しているブロワーからの空気供給により、処理槽内の汚
水は撹拌されると共に、酸素を供給され、好気性バクテ
リアの活動と化学反応により汚物を分解する。
内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と接続
しているブロワーからの空気供給により、処理槽内の汚
水は撹拌されると共に、酸素を供給され、好気性バクテ
リアの活動と化学反応により汚物を分解する。
【0013】さらに送風機による送風筒からの汚水表面
への送風により、処理槽内に旋回流を発生させ、汚水中
への空気供給により発生した汚水表面を被っている泡
と、二酸化炭素等のガスを飛散させることにより、酸欠
状態となって好気性バクテリアが死滅するのを防止する
と共に、汚水表面からも表面全体に多量の酸素を供給し
て、好気性バクテリアの活動と化学反応をさらに活発化
し汚物の分解を一層増進させる。
への送風により、処理槽内に旋回流を発生させ、汚水中
への空気供給により発生した汚水表面を被っている泡
と、二酸化炭素等のガスを飛散させることにより、酸欠
状態となって好気性バクテリアが死滅するのを防止する
と共に、汚水表面からも表面全体に多量の酸素を供給し
て、好気性バクテリアの活動と化学反応をさらに活発化
し汚物の分解を一層増進させる。
【0014】請求項4乃至請求項6の構成によれば、処
理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と
接続しているブロワーからの空気供給により、処理槽内
の汚水は撹拌されると共に、酸素を供給され、好気性バ
クテリアの活動と化学反応により汚物を分解する。
理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気供給管と
接続しているブロワーからの空気供給により、処理槽内
の汚水は撹拌されると共に、酸素を供給され、好気性バ
クテリアの活動と化学反応により汚物を分解する。
【0015】さらに汚物の分解で発生した、汚水の表面
上に多量に漂う二酸化炭素等のガスは、水蒸気と共に排
気ファンにより排気筒から排気され、排気に伴って処理
槽内に流入した空気は、送風筒から汚水表面に流れる。
上に多量に漂う二酸化炭素等のガスは、水蒸気と共に排
気ファンにより排気筒から排気され、排気に伴って処理
槽内に流入した空気は、送風筒から汚水表面に流れる。
【0016】この空気の流れの相乗作用によって、処理
槽内に旋回流を発生させ、汚水中への空気供給により発
生した汚水表面を被っている泡を飛散させることによ
り、酸欠状態となって好気性バクテリアが死滅するのを
防止すると共に、汚水表面からも表面全体に多量の酸素
を供給して、好気性バクテリアの活動と化学反応をさら
に活発化し汚物の分解を一層増進させる。
槽内に旋回流を発生させ、汚水中への空気供給により発
生した汚水表面を被っている泡を飛散させることによ
り、酸欠状態となって好気性バクテリアが死滅するのを
防止すると共に、汚水表面からも表面全体に多量の酸素
を供給して、好気性バクテリアの活動と化学反応をさら
に活発化し汚物の分解を一層増進させる。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に示すし
尿処理装置に基づいて以下に詳述する。
尿処理装置に基づいて以下に詳述する。
【0018】1は天部を残して地中に埋設されている撹
拌槽、2は該撹拌槽1と図示しない便器を接続する連結
管、3は前記撹拌槽1内に配設し前記連結管2と連結す
るJ字管で、排出されたトイレットペーパー、し尿が連
結管2を通ってここに一時貯留される。4は前記撹拌槽
1内と大気中に開口部を有する吸気口、5は前記撹拌槽
1内に配設された第1空気供給管で、空気吹き出し口を
有する第1供給パイプ6を撹拌槽1内底部に位置させて
いる。7は前記第1空気供給管5に接続され空気を供給
する第1ブロアー、8は前記撹拌槽1に接続されている
第1排気口である。
拌槽、2は該撹拌槽1と図示しない便器を接続する連結
管、3は前記撹拌槽1内に配設し前記連結管2と連結す
るJ字管で、排出されたトイレットペーパー、し尿が連
結管2を通ってここに一時貯留される。4は前記撹拌槽
1内と大気中に開口部を有する吸気口、5は前記撹拌槽
1内に配設された第1空気供給管で、空気吹き出し口を
有する第1供給パイプ6を撹拌槽1内底部に位置させて
いる。7は前記第1空気供給管5に接続され空気を供給
する第1ブロアー、8は前記撹拌槽1に接続されている
第1排気口である。
【0019】9は天部を残して地中に埋設されている処
理槽で、図示しない断熱材により被われており、前記撹
拌槽1と処理槽9とは、し尿流出管10により連結され
ている。11は前記処理槽9内のし尿表面に開口を対向
させた送風筒で、配管工事を容易に行えるように後述す
る第2排気口17と近接配置している。また、送風筒1
1下端は処理槽9側面から見て上下方向に旋回流を発生
させるため、第2排気口17と反対側に屈曲させてい
る。
理槽で、図示しない断熱材により被われており、前記撹
拌槽1と処理槽9とは、し尿流出管10により連結され
ている。11は前記処理槽9内のし尿表面に開口を対向
させた送風筒で、配管工事を容易に行えるように後述す
る第2排気口17と近接配置している。また、送風筒1
1下端は処理槽9側面から見て上下方向に旋回流を発生
させるため、第2排気口17と反対側に屈曲させてい
る。
【0020】12は該送風筒11に設置され、し尿表面
に風を送る送風機、13は前記処理槽9内に配設された
第2空気供給管で、空気吹き出し口を有する第2供給パ
イプ14を撹拌槽9内底部に位置させている。
に風を送る送風機、13は前記処理槽9内に配設された
第2空気供給管で、空気吹き出し口を有する第2供給パ
イプ14を撹拌槽9内底部に位置させている。
【0021】15は前記第2空気供給管13に接続され
空気を供給する第2ブロアーで、前記第1ブロアー7及
び第2ブロアー15を処理槽9上部に配置し、第1ブロ
アー7、第2ブロアー15、送風機12、後述するヒー
ター16及び排気ファン20等の電気部品を近接配置す
ることにより、メンテナンスを容易に行うようにしてい
る。
空気を供給する第2ブロアーで、前記第1ブロアー7及
び第2ブロアー15を処理槽9上部に配置し、第1ブロ
アー7、第2ブロアー15、送風機12、後述するヒー
ター16及び排気ファン20等の電気部品を近接配置す
ることにより、メンテナンスを容易に行うようにしてい
る。
【0022】16は前記処理槽9内に配設されたヒータ
ーで、槽底部と直接接触して槽底部が異常加熱すること
を防止するため第2供給パイプ14上に位置している。
17は前記処理槽9内に設けた第2排気口である。18
は前記処理槽9内の水位検知部で、処理槽9内のし尿の
貯留下限位置と貯留上限位置とを検出するようになって
いる。
ーで、槽底部と直接接触して槽底部が異常加熱すること
を防止するため第2供給パイプ14上に位置している。
17は前記処理槽9内に設けた第2排気口である。18
は前記処理槽9内の水位検知部で、処理槽9内のし尿の
貯留下限位置と貯留上限位置とを検出するようになって
いる。
【0023】19は前記第1排気口8、第2排気口17
を連結し、大気中に立設されている排気筒で、排気ファ
ン20を有しており、排気ファン20は第1ブロアー
7、第2ブロアー15及び送風機12を合計した送風量
より大きい排気量に設定している。
を連結し、大気中に立設されている排気筒で、排気ファ
ン20を有しており、排気ファン20は第1ブロアー
7、第2ブロアー15及び送風機12を合計した送風量
より大きい排気量に設定している。
【0024】次に、図3に基づいて本実施例の電気回路
を説明する。21は前記水位検知部18及びヒーターの
温度検知部22からの出力を入力する制御回路で、第1
ブロアー7、第2ブロアー15、送風機12、ヒーター
16、排気ファン20及び警報器23を制御するように
なっている。前記警報器23はブザーやトイレに配置さ
れる表示器等により構成され、水位検知部18が貯留上
限位置を検出した際、警報を出すようになっている。
を説明する。21は前記水位検知部18及びヒーターの
温度検知部22からの出力を入力する制御回路で、第1
ブロアー7、第2ブロアー15、送風機12、ヒーター
16、排気ファン20及び警報器23を制御するように
なっている。前記警報器23はブザーやトイレに配置さ
れる表示器等により構成され、水位検知部18が貯留上
限位置を検出した際、警報を出すようになっている。
【0025】而して排出されたし尿は、連結管2を通り
J字管3に一時溜まり、ここでトイレットペーパーとし
尿が混ざり合い、し尿量が増えるとJ字管3から撹拌槽
1に混ざり合ったし尿が溢れ出す。撹拌槽1に溜まった
し尿は、第1空気供給管5と接続している第1ブロワー
7からの空気供給により、撹拌され、酸素を供給され、
好気性バクテリアの活動と化学反応により汚物を予備分
解し、発生した二酸化炭素と水蒸気は、第1排気口8か
ら排気ファン20により強制排気される。
J字管3に一時溜まり、ここでトイレットペーパーとし
尿が混ざり合い、し尿量が増えるとJ字管3から撹拌槽
1に混ざり合ったし尿が溢れ出す。撹拌槽1に溜まった
し尿は、第1空気供給管5と接続している第1ブロワー
7からの空気供給により、撹拌され、酸素を供給され、
好気性バクテリアの活動と化学反応により汚物を予備分
解し、発生した二酸化炭素と水蒸気は、第1排気口8か
ら排気ファン20により強制排気される。
【0026】撹拌槽1には、撹拌槽1の側壁に設けたし
尿流出管10の高さまで貯留されるので、撹拌槽1に溜
まったし尿は処理槽9に溢流されるまで予備分解され
る。充分予備分解されたし尿は、し尿流出管10の高さ
に達すると溢流して処理槽9に流入する。
尿流出管10の高さまで貯留されるので、撹拌槽1に溜
まったし尿は処理槽9に溢流されるまで予備分解され
る。充分予備分解されたし尿は、し尿流出管10の高さ
に達すると溢流して処理槽9に流入する。
【0027】処理槽9に流入したし尿は、第2空気供給
管13と接続している第2ブロアー15からの空気供給
によりし尿に酸素を供給し、好気性バクテリアの活動と
化学反応により分解する。
管13と接続している第2ブロアー15からの空気供給
によりし尿に酸素を供給し、好気性バクテリアの活動と
化学反応により分解する。
【0028】さらに予備分解されたし尿が水位検知部1
8の貯留下限位置まで達すると、ヒーター16を制御し
て、処理槽9内し尿を好気性バクテリアの活動最適温度
に維持すると共に、送風機12を駆動する。送風機12
により送風筒11の屈曲した下端から処理槽9内に供給
された空気は、図1に矢示した如く処理槽9内で上下方
向に旋回流を発生させる。
8の貯留下限位置まで達すると、ヒーター16を制御し
て、処理槽9内し尿を好気性バクテリアの活動最適温度
に維持すると共に、送風機12を駆動する。送風機12
により送風筒11の屈曲した下端から処理槽9内に供給
された空気は、図1に矢示した如く処理槽9内で上下方
向に旋回流を発生させる。
【0029】この空気の流れにより、処理槽9内の汚物
の分解で発生した、し尿の表面上に多量に漂う二酸化炭
素及び第2供給パイプ14からの空気の供給により発生
したし尿表面を被っている泡を飛散させることにより、
酸欠状態となって好気性バクテリアが死滅するのを防止
すると共に、し尿表面からもし尿表面全体に効率よく多
量の酸素を供給して好気性バクテリアの活動と化学反応
をさらに活発化し、し尿の分解を一層増進させる。
の分解で発生した、し尿の表面上に多量に漂う二酸化炭
素及び第2供給パイプ14からの空気の供給により発生
したし尿表面を被っている泡を飛散させることにより、
酸欠状態となって好気性バクテリアが死滅するのを防止
すると共に、し尿表面からもし尿表面全体に効率よく多
量の酸素を供給して好気性バクテリアの活動と化学反応
をさらに活発化し、し尿の分解を一層増進させる。
【0030】長期旅行中等には処理槽9内への予備分解
されたし尿の流入が一時停止するが、この様な時は、処
理槽9内の水位検知部18が貯留下限位置を検出し、制
御回路21の制御により送風機12の電源を切断し、し
尿の水位低下を防止する。さらに、ヒーター16の温度
検知部22がし尿から暴露された時はヒーター16から
の熱を直接感知し、制御回路21の制御によりヒーター
16の電源を切断し、異常加熱を防止して、処理槽9内
のし尿の蒸発を抑制する。
されたし尿の流入が一時停止するが、この様な時は、処
理槽9内の水位検知部18が貯留下限位置を検出し、制
御回路21の制御により送風機12の電源を切断し、し
尿の水位低下を防止する。さらに、ヒーター16の温度
検知部22がし尿から暴露された時はヒーター16から
の熱を直接感知し、制御回路21の制御によりヒーター
16の電源を切断し、異常加熱を防止して、処理槽9内
のし尿の蒸発を抑制する。
【0031】また、し尿の水位が貯留下限位置以下とな
った場合でも、第2ブロアー15からの空気の供給によ
り好気性バクテリアの活動と化学反応が維持され分解が
継続される。
った場合でも、第2ブロアー15からの空気の供給によ
り好気性バクテリアの活動と化学反応が維持され分解が
継続される。
【0032】この様にしてし尿の分解を効率良く行い、
長期間にわたり安定して使用する事が出来る。
長期間にわたり安定して使用する事が出来る。
【0033】尚第1実施例では、撹拌槽と処理槽を設け
たが、撹拌槽を省き、排出されたし尿が直接処理槽に流
入する構成としてもよい。
たが、撹拌槽を省き、排出されたし尿が直接処理槽に流
入する構成としてもよい。
【0034】図4及び図5は本発明の第2実施例を示
し、送風筒11下端を処理槽9上面から見て処理槽9内
で周方向に旋回流を発生させるように、円周方向に屈曲
させた形状となっている。
し、送風筒11下端を処理槽9上面から見て処理槽9内
で周方向に旋回流を発生させるように、円周方向に屈曲
させた形状となっている。
【0035】この構成では、撹拌槽1で充分予備分解さ
れたし尿は、処理槽9に流入し、第2ブロアー15から
の空気供給により撹拌され、好気性バクテリアの活動と
化学反応により分解される。
れたし尿は、処理槽9に流入し、第2ブロアー15から
の空気供給により撹拌され、好気性バクテリアの活動と
化学反応により分解される。
【0036】さらに予備分解されたし尿が水位検知部1
8の貯留下限位置まで達すると、送風機12を駆動す
る。送風機12により送風筒11の屈曲した下端から処
理槽9内に供給された空気は、図5に矢示した如く処理
槽9内で周方向に旋回流を発生させる。
8の貯留下限位置まで達すると、送風機12を駆動す
る。送風機12により送風筒11の屈曲した下端から処
理槽9内に供給された空気は、図5に矢示した如く処理
槽9内で周方向に旋回流を発生させる。
【0037】この空気の流れにより、処理槽9内の汚物
の分解で発生した、し尿の表面上に多量に漂う二酸化炭
素及び第2供給パイプ14からの空気の供給により発生
したし尿表面を被っている泡を飛散させることにより、
酸欠状態となって好気性バクテリアが死滅するのを防止
すると共に、し尿表面からもし尿表面全体に効率よく多
量の酸素を供給して好気性バクテリアの活動と化学反応
をさらに活発化し、し尿の分解を一層増進させる。
の分解で発生した、し尿の表面上に多量に漂う二酸化炭
素及び第2供給パイプ14からの空気の供給により発生
したし尿表面を被っている泡を飛散させることにより、
酸欠状態となって好気性バクテリアが死滅するのを防止
すると共に、し尿表面からもし尿表面全体に効率よく多
量の酸素を供給して好気性バクテリアの活動と化学反応
をさらに活発化し、し尿の分解を一層増進させる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の汚水処理
装置は、処理槽内に旋回流を発生させて、処理槽内の空
気の循環を良くしたため汚水処理効率が良く、汲み取る
必要をなくし長期間にわたり安定して使用することがで
きる等の効果を奏する。
装置は、処理槽内に旋回流を発生させて、処理槽内の空
気の循環を良くしたため汚水処理効率が良く、汲み取る
必要をなくし長期間にわたり安定して使用することがで
きる等の効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例の側断面図である。
【図2】同上断面図である。
【図3】同電気回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の側断面図である。
【図5】同上断面図である。
9 処理槽 11 送風筒 12 送風機 13 第2空気供給管 15 第2ブロアー 19 排気筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝本 武彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を送給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
筒と、前記処理槽内の汚水表面に空気を吹きつける送風
機を有する送風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処
理槽内で旋回させる手段を設けたことを特徴とする汚水
処理装置。 - 【請求項2】 汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を送給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
筒と、前記処理槽内の汚水表面に空気を吹きつける送風
機を有する送風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処
理槽内で上下方向に旋回させる手段を設けたことを特徴
とする汚水処理装置。 - 【請求項3】 汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を送給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
筒と、前記処理槽内の汚水表面に空気を吹きつける送風
機を有する送風筒とを備え、前記送風筒からの送風を処
理槽内で周方向に旋回させる手段を設けたことを特徴と
する汚水処理装置。 - 【請求項4】 汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を供給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
ファンを備えた排気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開
口を対向させた送風筒とを備え、前記送風筒からの送風
を処理槽内で旋回させる手段を設けたことを特徴とする
汚水処理装置。 - 【請求項5】 汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を供給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
ファンを備えた排気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開
口を対向させた送風筒とを備え、前記送風筒からの送風
を処理槽内で上下方向に旋回させる手段を設けたことを
特徴とする汚水処理装置。 - 【請求項6】 汚水を流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水中に空気吹き出し口を有する空気
供給管と、該空気供給管に空気を供給するブロワーと、
前記処理槽内の汚水から発生するガス等を排気する排気
ファンを備えた排気筒と、前記処理槽内の汚水表面に開
口を対向させた送風筒とを備え、前記送風筒からの送風
を処理槽内で周方向に旋回させる手段を設けたことを特
徴とする汚水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6621695A JPH08257579A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6621695A JPH08257579A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 汚水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257579A true JPH08257579A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13309421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6621695A Pending JPH08257579A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 汚水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08257579A (ja) |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP6621695A patent/JPH08257579A/ja active Pending
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