JPH09122669A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JPH09122669A
JPH09122669A JP28408095A JP28408095A JPH09122669A JP H09122669 A JPH09122669 A JP H09122669A JP 28408095 A JP28408095 A JP 28408095A JP 28408095 A JP28408095 A JP 28408095A JP H09122669 A JPH09122669 A JP H09122669A
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JP
Japan
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sewage
tank
treatment
bubbles
sensor
Prior art date
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Application number
JP28408095A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Morishita
芳一 森下
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のし尿処理装置はトイレの便器を掃除する
時、トイレ用洗剤等が処理槽内の汚水中に流れ込んだ場
合は、汚水を曝気することにより泡が発生し、汚水表面
を泡が被い、汚水処理効率が低下する欠点があった。本
発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、
長期にわたり安定した処理ができる汚水処理装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】汚水が流入する流入口を有する処理槽18
と、処理槽18内の汚水を曝気する曝気装置と、処理槽18
内のガス等を排気する排気ファン11を有する排気筒と、
処理槽18内に設置され、泡の発生を検知するセンサー31
と、センサ−31の出力により警報器33を制御する制御装
置32とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、し尿や雑排水を処
理する汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種装置として、例えば実開平1−1
52798号公報(C02F 3/00)が知られてい
る。
【0003】この汚水処理装置は、処理槽内に溜まった
汚水を曝気すると共に、送風筒からも汚水液面に空気を
供給して、汚水を撹拌すると共に汚水中の好気性バクテ
リアに酸素を与え、汚水中の好気性バクテリアの活動と
化学反応により汚水を浄化すると共に、二酸化炭素と水
に変換させ、排気筒より二酸化炭素と水蒸気を排気する
ことにより、汚水を処理する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、トイレの便器を掃除する時に、トイレ用洗剤
等が処理槽内の汚水中に流れ込んだ場合は、汚水を曝気
することにより泡が発生し、泡の発生に気付かないまま
使用を続けると、汚水表面を泡が被うため、水蒸気の発
生量が減少し、汚水処置効率が悪くなる欠点があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、長年にわたり安定した処理ができる汚水
処理装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、汚水が流入する流入口を有する処理槽
と、該処理槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記処理
槽内のガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、
前記処理槽内に設置され、泡の発生を検知するセンサー
と、該センサーの出力により警報器を制御する制御装置
とを設ける。
【0007】この第1の手段により、処理槽内の汚水は
曝気により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存させ
て、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解さ
れ、分解に伴って発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気ファンにより排気筒から排気される。
【0008】処理槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、汚水を曝気することにより処理槽内に泡が発生する
と、処理槽内に設置したセンサーが泡の発生を検知し、
センサーの出力により制御装置が警報器を制御して使用
者に警報を行い、くみ取り等の処置の必要性を知らせ
る。
【0009】上記課題を解決するための第2の手段は、
汚水が流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記処理槽内のガス等を排
気する排気ファンを有する排気筒と、前記処理槽内に設
置され、泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの
出力により前記曝気装置を制御する制御装置とを設け
る。
【0010】この第2の手段により、処理槽内の汚水は
曝気により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存させ
て、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解さ
れ、分解に伴って発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気ファンにより排気筒から排気される。
【0011】処理槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、汚水を曝気することにより処理槽内に泡が発生する
と、処理槽内に設置したセンサーが泡の発生を検知し、
センサーの出力により制御装置が曝気装置の曝気量を減
少させて泡の発生を抑制し、水蒸気の発生量の減少を緩
和する。
【0012】上記課題を解決するための第3の手段は、
汚水が流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記処理槽内のガス等を排
気する排気ファンを有する排気筒と、前記排気筒内に設
置され、泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの
出力により警報器を制御する制御装置とを設ける。
【0013】この第3の手段により、処理槽内の汚水は
曝気により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存させ
て、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解さ
れ、分解に伴って発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気ファンにより排気筒から排気される。
【0014】処理槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、汚水を曝気することにより処理槽内に泡が発生する
と、泡はガス等と共に排気筒内を通過し、排気筒内に設
置したセンサーが泡の発生を検知し、センサーの出力に
より制御装置が警報器を制御して使用者に警報を行い、
くみ取り等の処置の必要性を知らせる。
【0015】上記課題を解決するための第4の手段は、
汚水が流入する流入口を有する処理槽と、該処理槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記処理槽内のガス等を排
気する排気ファンを有する排気筒と、該排気筒内に設置
され、泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの出
力により前記曝気装置を制御する制御装置とを設ける。
【0016】この第4の手段により、処理槽内の汚水は
曝気により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存させ
て、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解さ
れ、分解に伴って発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気ファンにより排気筒から排気される。
【0017】処理槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、汚水を曝気することにより処理槽内に泡が発生する
と、泡はガス等と共に排気筒内を通過し、排気筒内に設
置した泡を検知するセンサーが泡の発生を検知し、セン
サーの出力により制御装置が曝気装置の曝気量を減少さ
せて泡の発生を抑制し、水蒸気の発生量の減少を緩和す
る。
【0018】上記課題を解決するための第5の手段は、
汚水が流入する流入口を有する撹拌槽と、該撹拌槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌槽で処理した汚水
が流入する処理槽と、前記撹拌槽内のガス等を排気する
排気ファンを有する排気筒と、前記撹拌槽内に設置さ
れ、泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの出力
により警報器を制御する制御装置とを設ける。
【0019】この第5の手段により、撹拌槽内の汚水は
曝気装置により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存
させて、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解
され、分解に伴って発生した二酸化炭素等のガスと水蒸
気は排気筒から排気ファンにより排気される。
【0020】撹拌槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、汚水を曝気装置により曝気することにより撹拌槽内
に泡が発生すると、撹拌槽内に設置したセンサーが泡の
発生を検知し、センサーの出力により制御装置が警報器
を制御して使用者に警報を行い、くみ取り等の処置の必
要性を知らせる。
【0021】上記課題を解決するための第6の手段は、
汚水が流入する流入口を有する撹拌槽と、該撹拌槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌槽で処理した汚水
が流入する処理槽と、前記撹拌槽内のガス等を排気する
排気ファンを有する排気筒と、前記撹拌槽内に設置さ
れ、泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの出力
により前記曝気装置を制御する制御装置とを設ける。
【0022】この第6の手段により、撹拌槽内の汚水は
曝気装置により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存
させて、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解
され、分解に伴い発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気筒から排気ファンにより排気される。
【0023】撹拌槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、汚水を曝気装置により曝気することにより撹拌槽内
に泡が発生すると、撹拌槽内に設置したセンサーが泡の
発生を検知し、センサーの出力により制御装置が曝気装
置の曝気量を減少させて泡の発生を抑制し、水蒸気の発
生量の減少を緩和する。
【0024】上記課題を解決するための第7の手段は、
汚水が流入する流入口を有する撹拌槽と、該撹拌槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌槽で処理した汚水
が流入する処理槽と、前記撹拌槽内のガス等を排気する
排気ファンを有する排気筒と、前記排気筒内に設置さ
れ、泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの出力
により警報器を制御する制御装置とを設ける。
【0025】この第7の手段により、撹拌槽内の汚水は
曝気装置により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存
させて、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解
され、分解に伴い発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気筒から排気ファンにより排気される。
【0026】撹拌槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、曝気装置による汚水の曝気で撹拌槽内に泡が発生す
ると、泡はガス等と共に排気筒内を通過し、排気筒内に
設置したセンサーが泡の発生を検知し、センサーの出力
により制御装置が警報器を制御して使用者に警報を行
い、くみ取り等の処置の必要性を知らせる。
【0027】上記課題を解決するための第8の手段は、
汚水が流入する流入口を有する撹拌槽と、該撹拌槽内の
汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌槽で処理した汚水
が流入する処理槽と、前記撹拌槽内のガス等を排気する
排気ファンを有する排気筒と、該排気筒内に設置され、
泡の発生を検知するセンサーと、該センサーの出力によ
り前記曝気装置を制御する制御装置とを設ける。
【0028】この第8の手段により、撹拌槽内の汚水は
曝気装置により撹拌されると共に、汚水中に酸素を溶存
させて、好気性バクテリアの活動と化学反応により分解
され、分解に伴い発生した二酸化炭素等のガスと水蒸気
は排気筒から排気ファンにより排気される。
【0029】撹拌槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入
し、曝気装置による汚水の曝気で撹拌槽内に泡が発生す
ると、泡はガスと共に排気筒内を通過し、センサーが泡
の発生を検知し、センサーの出力により制御装置が曝気
装置の曝気量を減少させて泡の発生を抑制し、水蒸気の
発生量の減少を緩和する。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図3に示すし尿処理装置に基づいて以下に詳述する。
【0031】1は地中に埋設されている撹拌槽、2は該
撹拌槽1を図示しない便器に接続する連結管、3は前記
撹拌槽1内に配設され前記連結管2と連結するJ字管
で、便器から排出されたトイレットペーパー、し尿が連
結管2を通ってJ字管3内に一時貯留される。4は前記
撹拌槽1を閉塞する蓋体で、撹拌槽1内に外気を供給す
る第1吸気筒5が装着されている。
【0032】6は前記撹拌槽1底部に配設される第1曝
気管で、第1供給管7を介して第1送風装置8に接続さ
れ、撹拌槽1内のし尿を曝気するようになっており、第
1曝気管6、第1供給管7及び第1送風装置8により第
1曝気装置を構成している。
【0033】9は前記撹拌槽1上部に接続された第1排
気筒で、後述する第2排気筒15と連結すると共に、前記
第1排気筒9及び第2排気筒15からのガス等を排気する
排気筒10に連結している。11は該排気筒10に設置された
排気ファンであり、前記第1吸気筒5及び後述する第2
吸気筒26から各槽内に外気を取り入れるため、前記第1
送風装置8及び後述する第2送風装置25を合計した送風
量より大きい排気量に設定している。
【0034】12は第1泡検知部であり、前記第1供給管
7のし尿貯留上限位置に対応する位置に固定され、撹拌
槽1内で発生した泡または撹拌槽1内汚水の貯留上限位
置を検知する。
【0035】図2に基づいて前記第1泡検知部12の構成
を詳細に説明する。
【0036】第1泡検知部12は、一対のコード13の一端
を、それぞれステンレス製の電極14と電極15に接続し、
コード13と電極14,15との接続部を防水性筒状の保持部1
6で被い防水処理をすると共に、電極14及び電極15の一
部を前記保持部16から露出させている。該保持部16には
前記第1泡検知部12を固定する固定部17が形成されてお
り、前記第1供給管7のし尿貯留上限位置に対応する位
置に保持部16を固定している。コード13の他端は後述す
る制御部22に接続され、電極14と電極15間で検知した抵
抗値を出力として、後述する制御回路32に送るようにな
っている。
【0037】通常、電極14と電極15間の抵抗値は電極間
に空気しか存在しないので無限大となっているが、撹拌
槽1内で泡が発生し、電極14と電極15間に発生した泡が
付着すると抵抗値が所定値(本実施形態では数十キロオ
ーム)以下に変化するので、泡が発生したことを知るこ
とができる。
【0038】また、し尿水位が上昇し電極14と電極15間
がし尿につかると、電極間の抵抗値がさらに低い所定値
(本実施形態では数百オーム)以下に変化するのでし尿
水位が貯留上限位置に達したことを知ることができる。
【0039】18は地中に埋設されている処理槽で、汚水
流出管19を介して前記撹拌槽1に連結されている。20は
前記処理槽18上部に接続される第2排気筒である。21は
前記処理槽18上部に配設される電装品収納箱で、側面に
図示しない多数の吸気口を形成すると共に、底板にて処
理槽18を閉成しており、前記第1送風装置8、後述する
第2送風装置25と、第1送風装置8、排気ファン11、後
述する第2送風装置25及びヒーター27等を制御し後述す
る制御回路32を内蔵した制御部22等を収納している。
【0040】23は前記処理槽18底部に配設される第2曝
気管で、第2供給管24を介して第2送風装置25に接続さ
れ、処理槽18内のし尿を曝気するようになっている。第
2曝気管23、第2供給管24及び第2送風装置25により第
2曝気装置を構成している。
【0041】26は前記電装品収納箱21底板に上部を支持
された第2吸気筒で、処理槽18内に外気を供給する。
【0042】27は前記処理槽18内のし尿中に配設された
ヒーターで、処理槽18底面が熱影響を受けるのを防止す
るために第2曝気管23上に配置されて、し尿を好気性バ
クテリアの活動を活発化させる所定温度、本実施形態で
は摂氏30度から40度の範囲内に維持するようになっ
ている。28は前記ヒーター27の近傍に設置され、ヒータ
ー27の温度を検知する温度検知部である。29は前記処理
槽18内のし尿水位を検知する水位検知部で、処理槽18内
のし尿の貯留下限位置30を検知するようになっている。
【0043】31は第2泡検知部であり、前記第2供給管
24のし尿貯留上限位置に対応する位置に固定され、処理
槽18内で発生した泡または処理槽18内し尿の貯留上限位
置を検知する。尚、第2泡検知部31は前記第1泡検知部
12と同一構成であるので説明を省略する。
【0044】次に、図3に基づいて本実施形態の電気回
路を詳細に説明する。
【0045】32はヒーター27の温度を検知する温度検知
部28、処理槽18内のし尿水位を検知する水位検知部29、
撹拌槽1内の泡の発生を検知する第1泡検知部12及び処
理槽18内の泡の発生を検知する第2泡検知部31からの出
力を入力する制御回路であり、出力に応じて、撹拌槽1
内のし尿に空気を供給する第1送風装置8、処理槽18内
のし尿に空気を供給する第2送風装置25、処理槽18内の
し尿を所定温度に維持するヒーター27、撹拌槽1及び処
理槽18内のガス等を排気する排気ファン11、後述する警
報器33及び通電灯34を制御するようになっている。
【0046】33はトイレに配置されるブザーや表示器等
により構成された警報器であり、第1泡検知部12または
第2泡検知部31が泡を検知した際には泡の発生を知らせ
る第1の警報を、第1泡検知部12または第2泡検知部31
がし尿を検知した際には満水を知らせる第2の警報を出
すようになっている。
【0047】34はトイレ等に配置された通電灯であり、
本汚水処理装置が動作中であることを表示するものであ
る。
【0048】而して排出されたし尿は、連結管2を通り
J字管3に一時溜まり、ここでトイレットペーパーとし
尿が混ざり合い、し尿量が増えるとJ字管3から撹拌槽
1内に混ざり合ったし尿が溢れ出す。撹拌槽1に溜まっ
たし尿は、第1送風装置8の駆動により第1曝気管6か
ら供給される空気によって撹拌されると共に、し尿中に
酸素を溶存させ、好気性バクテリアの活動と化学反応に
より汚水を予備分解し、発生した二酸化炭素等のガスと
水蒸気は、第1排気筒9から排気ファン11により強制排
気され、排気に伴い第1吸気筒5から外気が撹拌槽1内
に流入する。
【0049】撹拌槽1内のし尿は、汚水流出管19の高さま
で貯留されるので、撹拌槽1内に溜まったし尿は処理槽
18に溢流されるまでの期間充分に予備分解され、予備分
解されたし尿は、汚水流出管19の高さに達すると溢流し
て処理槽18に流入する。
【0050】処理槽18内に流入したし尿は、第2送風装
置25の駆動により第2曝気管23から供給される空気によ
って撹拌されると共に、し尿中に酸素を溶存させ、好気
性バクテリアの活動と化学反応により分解され、発生し
た二酸化炭素等のガスと水蒸気は、第2排気筒20から排
気ファン11により強制排気され、排気に伴い第2吸気筒
26から外気が処理槽18内に流入する。
【0051】処理槽18内のし尿水位が上昇し、水位検知
部29が貯留下限位置30以上であることを検知すると、制
御回路32がヒーター27を制御し、温度検知部28からの出
力に応じて処理槽18内し尿を好気性バクテリアの活動最
適温度に維持し、好気性バクテリアの活動を活発化して
し尿の分解を一層促進する。
【0052】長期旅行中等には、処理槽18内への予備分
解されたし尿の流入が長期停止する場合があるが、この
ような時は処理槽18内のし尿水位が低下し、水位検知部
29が貯留下限位置30を検知すれば、制御回路32の制御に
よりヒーター27の電源を切断し、し尿の水位低下を防止
する。
【0053】便器の掃除等により、撹拌槽1内のし尿に
トイレ用洗剤等が混入した時は、撹拌槽1内では第1送
風装置8の駆動により第1曝気管6から供給される空気
によってし尿から泡が発生する場合がある。通常、第1
泡検知部12の電極14、15間の抵抗値は無限大となってい
るが、撹拌槽1内で泡が発生すると泡が電極14、15間に
付着し、電極14、15間の抵抗値は所定値(本実施形態で
は数十キロオーム)以下に変化する。
【0054】この出力が制御回路32に入力されると制御
回路32が撹拌槽1内で泡が発生したと判断し、第1送風
装置8の送風量を減少させて泡の発生を抑制し、水蒸気
の発生量の減少を緩和させて、し尿処理効率の低下を緩
和すると共に、警報器33から泡の発生を知らせる第1の
警報を出して、使用者にくみ取り等の処置の必要性を知
らせる。
【0055】撹拌槽1内のし尿水位が汚水流出管19の高
さ近傍のときに、撹拌槽1内にトイレ用洗剤等が混入し
ても、撹拌槽1内で泡が発生する前にトイレ用洗剤等が
処理槽18内に流入する場合がある。このような時は、第
2送風装置25の駆動により第2曝気管23から供給される
空気によって処理槽18内し尿から泡が発生する。通常、
第2泡検知部31の電極間の抵抗値は無限大となっている
が、処理槽18内に泡が発生すると泡が電極間に付着し、
電極間の抵抗値は所定値(本実施例では数十キロオーム)
以下に変化する。
【0056】この出力が制御回路32に入力されると制御
回路32が処理槽18内で泡が発生したと判断し、第2送風
装置25の送風量を減少させて泡の発生を抑制し、水蒸気
の発生量の減少を緩和させて、し尿処理効率の低下を緩
和させると共に、警報器33から泡の発生を知らせる第1
の警報を出して、使用者にくみ取り等の処置の必要性を
知らせる。
【0057】第1送風装置8、第2送風装置25及びヒー
ター27等の故障により、し尿処理効率が低下した場合
は、処理槽1及び処理槽18内のし尿水位が上昇して第1
泡検知部12あるいは第2泡検知部31に到達し、第1泡検
知部12の電極あるいは第2泡検知部31の電極がし尿につ
かると、電極間の抵抗値は所定値(本実施例では数百オ
ーム)以下に変化する。この出力が制御回路32に入力さ
れると、制御回路32が撹拌槽1及び処理槽18内のし尿水
位が貯留上限位置に達したと判断し、警報器33から満水
を知らせる第2の警報を出して、使用者にくみ取り及び
メンテナンス等の処置の必要性を知らせる。
【0058】尚、図4は第2実施形態を示し、第1実施
例で詳述した第1泡検知部12を排気筒10内に設置し、第
2泡検知部31を取り除いた構成となっている。
【0059】便器の掃除等により、撹拌槽1内のし尿に
トイレ用洗剤等が混入し、処理槽18に流入した時は、撹
拌槽1内では第1送風装置8の駆動により第1曝気管6
から供給される空気により、また、処理槽18内では第2
送風装置25の駆動により第2曝気管23から供給される空
気により、各々の槽内のし尿から泡が発生する場合があ
る。
【0060】泡が発生すると、泡は二酸化炭素等のガス
と共に、排気筒10内に吸込まれ、排気筒10内を通過する
際に、第1泡検知部12の電極14と電極15間に付着し、電極
間の抵抗値が無限大から所定値(本実施形態では数十キ
ロオーム)以下に変化する。
【0061】この出力が制御回路32に入力されると制御
回路32が撹拌槽1や処理槽18内で泡が発生したと判断
し、第1送風装置8及び第2送風装置25の送風量を減少
させて泡の発生を抑制し、水蒸気の発生量の減少を緩和
させて、し尿処理効率の減少を緩和させると共に、警報
器33から泡の発生を知らせる第1の警報を出して、使用
者にくみ取り等の処置の必要性を知らせる。
【0062】尚、第1実施形態では撹拌槽1及び処理槽
18内に各々泡検知部を設けたが、どちらか一方のみに泡
検知部を設けた構成としてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、処理
槽内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、汚水を曝気する
ことにより処理槽内に泡が発生すると、処理槽内に設置
したセンサーが泡の発生を検知し、センサーの出力によ
り制御装置が警報器を制御して使用者に警報を行い、汚
水処理効率低下によるくみ取り等の処置の必要性を知る
ことができる等の効果を奏する。
【0064】本発明の請求項2の構成によれば、処理槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、汚水を曝気するこ
とにより処理槽内に泡が発生すると、処理槽内に設置し
たセンサーが泡の発生を検知し、センサーの出力により
制御装置が曝気量を減少させて泡の発生を抑制し、水蒸
気の発生量の低下を緩和させることにより、汚水処理効
率低下を緩和させる等の効果を奏する。
【0065】本発明の請求項3の構成によれば、処理槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、汚水を曝気するこ
とにより処理槽内に泡が発生すると、排気筒内に設置し
たセンサーが排気筒内を通過する泡を検知し、センサー
の出力により制御装置が警報器を制御して使用者に警報
を行い、汚水処理効率の低下によるくみ取り等の処置の
必要性を知ることができる等の効果を奏する。
【0066】本発明の請求項4の構成によれば、処理槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、汚水を曝気するこ
とにより処理槽内に泡が発生すると、排気筒内に設置し
たセンサーが排気筒内を通過する泡を検知し、センサー
の出力により制御装置が曝気量を減少させて泡の発生を
抑制して、水蒸気の発生量の減少を緩和させて、汚水処
理効率低下を緩和させる等の効果を奏する。
【0067】本発明の請求項5の構成によれば、撹拌槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、曝気装置による汚
水の曝気で泡が発生すると、撹拌槽内に設置したセンサ
ーが泡の発生を検知し、センサーの出力により制御装置
が警報器を制御して使用者に警報を行い、汚水処理効率
低下によるくみ取り等の処置の必要性を知ることができ
る等の効果を奏する。
【0068】本発明の請求項6の構成によれば、撹拌槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、曝気装置による汚
水の曝気で泡が発生すると、撹拌槽内に設置したセンサ
ーが泡の発生を検知し、センサーの出力により制御装置
が曝気量を減少させて泡の発生を抑制し、水蒸気の発生
量の減少を緩和させて、汚水処理効率の低下を緩和させ
る等の効果を奏する。
【0069】本発明の請求項7の構成によれば、撹拌槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、曝気装置による汚
水の曝気で泡が発生すると、排気筒内に設置したセンサ
ーが排気筒内を通過する泡を検知し、センサーの出力に
より制御装置が警報器を制御して使用者に警報を行い、
汚水処理処理効率低下によるくみ取り等の処置の必要性
を知ることができる等の効果を奏する。
【0070】本発明の請求項8の構成によれば、撹拌槽
内の汚水にトイレ用洗剤等が混入し、曝気装置による汚
水の曝気で泡が発生すると、排気筒内に設置したセンサ
ーが排気筒内を通過する泡を検知し、センサーの出力に
より制御装置が曝気量を減少させて泡の発生を抑制し、
水蒸気の発生量の減少を緩和させて、汚水処理効率の低
下を緩和させる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の側断面図である。
【図2】同要部拡大図である。
【図3】同電気回路図である。
【図4】本発明の第2実施形態の側断面図である。
【符号の説明】
18 処理槽 20 第2排気筒 23 第2曝気管 24 第2供給管 25 第2送風装置 32 制御回路 33 警報器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水が流入する流入口を有する処理槽
    と、該処理槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記処理
    槽内のガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、
    前記処理槽内に設置され、泡の発生を検知するセンサー
    と、該センサーの出力により警報器を制御する制御装置
    とからなる汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 汚水が流入する流入口を有する処理槽
    と、該処理槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記処理
    槽内のガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、
    前記処理槽内に設置され、泡の発生を検知するセンサー
    と、該センサーの出力により前記曝気装置を制御する制
    御装置とからなる汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 汚水が流入する流入口を有する処理槽
    と、該処理槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記処理
    槽内のガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、
    前記排気筒内に設置され、泡の発生を検知するセンサー
    と、該センサーの出力により警報器を制御する制御装置
    とからなる汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 汚水が流入する流入口を有する処理槽
    と、該処理槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記処理
    槽内のガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、
    該排気筒内に設置され、泡の発生を検知するセンサー
    と、該センサーの出力により前記曝気装置を制御する制
    御装置とからなる汚水処理装置。
  5. 【請求項5】 汚水が流入する流入口を有する撹拌槽
    と、該撹拌槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌
    槽で処理した汚水が流入する処理槽と、前記撹拌槽内の
    ガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、前記撹
    拌槽内に設置され、泡の発生を検知するセンサーと、該
    センサーの出力により警報器を制御する制御装置とから
    なる汚水処理装置。
  6. 【請求項6】 汚水が流入する流入口を有する撹拌槽
    と、該撹拌槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌
    槽で処理した汚水が流入する処理槽と、前記撹拌槽内の
    ガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、前記撹
    拌槽内に設置され、泡の発生を検知するセンサーと、該
    センサーの出力により前記曝気装置を制御する制御装置
    とからなる汚水処理装置。
  7. 【請求項7】 汚水が流入する流入口を有する撹拌槽
    と、該撹拌槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌
    槽で処理した汚水が流入する処理槽と、前記撹拌槽内の
    ガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、該排気
    筒内に設置され、泡の発生を検知するセンサーと、該セ
    ンサーの出力により警報器を制御する制御装置とからな
    る汚水処理装置。
  8. 【請求項8】 汚水が流入する流入口を有する撹拌槽
    と、該撹拌槽内の汚水を曝気する曝気装置と、前記撹拌
    槽で処理した汚水が流入する処理槽と、前記撹拌槽内の
    ガス等を排気する排気ファンを有する排気筒と、該排気
    筒内に設置され、泡の発生を検知するセンサーと、該セ
    ンサーの出力により前記曝気装置を制御する制御装置と
    からなる汚水処理装置。
JP28408095A 1995-10-31 1995-10-31 汚水処理装置 Pending JPH09122669A (ja)

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