JPH08256783A - 酵素及び超臨界流体を使用するポリエステルの製造方法 - Google Patents

酵素及び超臨界流体を使用するポリエステルの製造方法

Info

Publication number
JPH08256783A
JPH08256783A JP8065122A JP6512296A JPH08256783A JP H08256783 A JPH08256783 A JP H08256783A JP 8065122 A JP8065122 A JP 8065122A JP 6512296 A JP6512296 A JP 6512296A JP H08256783 A JPH08256783 A JP H08256783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
organic
polyester
temperature
supercritical fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8065122A
Other languages
English (en)
Inventor
Alan J Russell
アラン・ジエイ・ラツセル
Eric J Beckman
エリツク・ジエイ・ベツクマン
Diaf Abderrahmare
デイアフ・アブデルラーマレ
Apurva K Chaudhary
アプルヴア・ケー・チヤウドハリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Bayer Corp
Original Assignee
Bayer AG
Bayer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG, Bayer Corp filed Critical Bayer AG
Publication of JPH08256783A publication Critical patent/JPH08256783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
    • C08G63/81Preparation processes using solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
    • C08G63/82Preparation processes characterised by the catalyst used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/62Carboxylic acid esters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/54Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステル化又は重エステル交換反応が行
われる圧力を単に変えることによって所望の分子量の物
質を製造することが比較的簡単である、広範囲のポリエ
ステルの製造を可能にする方法を提供する。 【解決手段】 超臨界流体の存在下でそして固体エステ
ラーゼ酵素の存在下で有機ジオールを有機ジエステル又
は有機ジカルボン酸のどちらかと反応させることから成
るポリエステルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超臨界流体の存在
下でそして固体エステラーゼ酵素の存在下で有機ジオー
ルを有機ジエステル又は有機ジカルボン酸のどちらかと
反応させることから成るポリエステルの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】酵素は、水性及び非水性の両方の媒体中
での反応を選択的に触媒するその能力のために知られて
いる。特定のポリマーの生物触媒合成への増大する興味
が存在する。何故ならば、このような手法は付加的な特
性例えばキラル性及び生物分解性を発生させることがで
きるからである。生物学的に合成されたポリマーは、吸
収剤、生物分解性物質、キラル吸着剤、液晶、及び浸透
(perm)選択性膜として適用されてきた。オリゴエ
ステル及びポリエステルの酵素的合成は、知られていて
そして、例えば、モロウ、MRS 会報、1992年1
1月、43〜47頁;ゲレシュら、バイオテクノロジー
アンド バイオエンジニアリング、36巻、199
0、270〜274頁;モロウら、Mat.Res.S
oc.Symp.Proc.、174巻、1990、1
97〜208頁;ウォレンスら、J.Poly.Sc
i.:パートA:Poly.Chem.、27巻、19
89、2553〜2567頁及び3271〜3284
頁;マーゴリンら、テトラヘドロンレター、28巻、N
o.15、1987、1607〜1610頁;ビンス
ら、J.Chem.Soc.Perkin Tran
s、1、1993、899〜904頁;クネーニら、
J.Poly.Sci.:パートA:Poly.Che
m.、31巻、1993、1221〜1232頁及び2
887〜2897頁;並びにアタウォールら、バイオテ
クノロジー レター、16巻、no.2、1994年2
月、149〜154頁中に述べられている。ヒドロキシ
末端停止されている低分子量線状脂肪族オリゴエステル
は、ポリウレタン樹脂の製造における使用のために商業
的な意味を有する。現在の商業的方法は、二酸/ジエス
テルとジオールの間の酸/塩基触媒された縮合重合を基
にしている。伝統的な触媒の使用は、このような触媒が
引き続くポリウレタン合成に対して望ましくない影響を
有する傾向があるので制限されている。
【0003】超臨界流体は、抽出溶媒として述べられて
きていて、そして種々の工業的抽出方法において使用さ
れてきた(例えば、ウィリアムズ,Chem.Eng.
Sci.,36巻、no.11、1981、1769〜
1788頁;及びポーレイティスら、Rev.Che
m.Eng.、1巻、No.2、1983、179〜2
50頁参照)。超臨界流体はまた、種々の酵素触媒反応
のために有用であると示唆されてきた(例えば、ホーリ
ング、Enzyme Microb.Tech.,19
94年3月、16巻、178〜206頁;ランドルフ
ら、バイオテクノロジー レター、7巻、no.5、1
985、325〜328頁;ランドルフら、Bioca
tal.Ind.、1991、11章、219〜237
頁;アールトンら、Chemtech、1991年4
月、240〜248頁;ペラット、High Pres
sure and Biotech.、1992、22
4巻、401〜410頁;シェーンら、Biocata
l.in Non−Conventional Med
ia、1992、417〜323頁;ラッセルら、Ap
plied Biochem and Biotec
h.、31巻、1191、197〜211頁参照)。反
応媒体として超臨界流体を用いた場合、系の圧力によっ
て酵素をエナンチオ選択的に扱うことができる(カマー
トら、J.Am.Chem.Soc.、1993年、1
15巻、No.19、8845〜8846頁参照)。本
出願の基礎を形作る仕事のあるものは、Chemtec
h,1994年、33〜37頁中でラッセルらによって
述べられた。オリゴエステル及びポリエステルの酵素及
び非酵素触媒合成の両方において、予測可能な方法で生
成物分子量を制御することは困難である。これまで述べ
られたすべての技術は、分子量を操作するために反応時
間を変えることにに依存している。非酵素触媒オリゴ−
及びポリエステルの場合には、最終生成物は、典型的に
は環状エステル副生成物及び小量の残留触媒を含むが、
これらは両方とも、それらのオリゴ−及びポリエステル
から製造される生成物の特性に悪い影響を与える可能性
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上で述べた
困難を克服し、そしてポリエステル化又は重エステル交
換(polytransesterificatio
n)反応が行われる圧力を単に変えることによって所望
の分子量の物質を製造することが比較的簡単である、広
範囲のポリエステルの製造を可能にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】更に詳細には、本発明
は、超臨界流体の存在下でそして固体エステラーゼ(そ
して好ましくはリパーゼ)酵素の存在下で有機ジオール
を有機ジエステル又は有機ジカルボン酸のどちらかと反
応させることから成るポリエステルの製造方法であっ
て、反応の温度が以下の式:
【数2】0.85≦T/TC ≦1.2 [式中、Tは、反応を実施する°Kでの温度であり、そ
してTC は、使用する特定の超臨界流体の°Kでの臨界
温度である]を満足するという条件下で、120℃以下
の温度で、好ましくは20〜80℃の温度でそして10
0psi以上の圧力で、そして好ましくは1000〜5
000psiの圧力で前記反応を実施する方法に関す
る。T/TC 比は好ましくは0.9〜1.1である。
【0006】本発明において有用な有機ジオールは知ら
れている。このようなジオールは、一般に分子量が60
〜約200の範囲であり、そして好ましくは62〜約1
50の分子量を有する。以下のものは適切なジオールの
例である:エチレングリコール;プロピレングリコール
−(1,2)及び−(1,3);ブチレングリコール−
(1,4)及び−(2,3);ヘキサンジオール及びそ
の種々の異性体;オクタンジオール及びその種々の異性
体;ネオペンチルグリコール;シクロヘキサンジメタノ
ール(1,4−ビス−ヒドロキシメチル−シクロヘキサ
ン);2−メチル−1,3−プロパンジオール;ジエチ
レングリコール;トリエチレングリコール、テトラエチ
レングリコール及びポリエチレングリコール;ジプロピ
レングリコール及びポリプロピレングリコール;並びに
ジブチレングリコール及びポリブチレングリコール。
【0007】本発明において有用な有機ジカルボン酸も
また知られている。遊離ジカルボン酸の代わりに、低級
アルコール又はその混合物の対応する酸ジエステルを、
本発明におけるポリエステルを製造するために使用する
ことができる。ポリカルボン酸は、脂肪族、脂環式、芳
香族及び/又は複素環式で良く、そしてそれらは、例え
ばハロゲン原子によって置換されていて良く、及び/又
は不飽和で良い。以下のものを例として述べる:コハク
酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、マレイ
ン酸、フマル酸、ダイマー及びトリマー脂肪酸、テレフ
タル酸ジメチル及びテレフタル酸ビス−グリコールエス
テル。本明細書中では、“酸”という語はまた対応する
無水物も含むものである。このような無水物は、無水フ
タル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロ
フタル酸、無水テトラクロロフタル酸、エンドメチレン
テトラヒドロフタル酸無水物、無水グルタル酸、無水マ
レイン酸及び類似物を含む。
【0008】本発明において有用なジエステルは、当該
技術で認識された技術によって製造される。例えば、そ
れらは、特定の二酸を両方のカルボン酸基と反応するの
に十分な量のモノアルコールと反応させることによって
製造することができる。詳細には、好ましいジエステル
は、アジピン酸ジビニル、アジピン酸ビス(2,2,2
−トリクロロエチル)、アジピン酸ビス(2,2,2−
トリフルオロエチル)、及びアジピン酸ジアリルであ
る。使用するエステル/酸対ジオールの量は、COO
R:OH[式中、Rは、酸の場合にはH、又はエステル
を製造するために使用したアルコールの残基のどちらか
である]当量比が1:2〜2:1、そして好ましくは
1:1〜1:1.2である。最も好ましい実施態様にお
いては、1:1の比を使用する。
【0009】本発明において有用な固体エステラーゼ酵
素もまた知られていてそして入手できる。本発明におい
て使用する好ましい酵素は、3.1.1.3の酵素指定
(Commission)番号を有するリパーゼ酵素で
ある。特定の有用な酵素は以下のものを含む(特記しな
い限り、リストした酵素は3.1.1.3のE.C.番
号を有する): a)シグマ ケミカル カンパニーから入手できる: カンジダシリンドレーシアリパーゼL−1754 サブチリジンカールスバーグプロテアーゼP−5380
(E.C.番号3.4.4.16) PPL(L−3082及びL−3126) b)ノボ ノルディスクから入手できる: 種々のリポザイム製品 ノボザイム N−435 SP−523 SP−525 SP−526。 使用する固体エステラーゼの量は、広い範囲にわたって
変えることができ、そしてジオール、エステル/酸及び
酵素の総重量を基にして典型的には少なくとも0.01
重量%である。上限は主に経済的な考慮によって定めら
れる。何故ならば、生成物を製造するコストは、触媒の
量が増加するにつれて増加するであろうからである。通
常は、使用する触媒のレベルは、約65重量%を越える
ことはないであろう。触媒の量がジオール、エステル/
酸及び酵素の総重量を基にして0.01〜10重量%の
範囲であることが好ましい。
【0010】超臨界流体は知られている。知られている
ように、超臨界流体は、その臨界温度及び臨界圧力以上
の物質である。このような条件下では、物質は、気体及
び液体の中間の物理的特徴を有する。120℃未満の臨
界温度及び3,000psi未満の臨界圧力を有する実
質的に任意の気体が、本発明における使用のための適切
な物質であろう。超臨界流体としての使用のために適切
である特定の物質は、二酸化炭素、六フッ化硫黄、キセ
ノン、エタン、エチレン、フルオロホルム(フレオン2
3)及びフレオン13を含む。使用する超臨界流体の量
は、使用する特定の反応容器の容量によって定められ、
そして反応容器の容量に実質的に等しい。超臨界流体の
重量は、超臨界流体が圧縮性であるので、与えられた温
度において圧力及び容量依存性であろう。
【0011】本発明のポリエステルを製造する際には、
成分をまず適切な反応器に仕込み、次に反応器を密封し
そして超臨界流体によって加圧する。反応器を適切な温
度に加熱し、そして使用するエステラーゼの量に依存し
て適切な時間の間、成分を反応せしめる(酵素が多けれ
ば多いほど、必要とされる反応時間はそれだけ短い)。
好ましくは、反応混合物を撹拌する。典型的には、反応
の時間は120時間未満であるが、もっと長い時間が望
まれ及び/又は必要であるかも知れない。本発明の生成
物は、約100〜約10,000の、好ましくは250
〜6,000、そして最も好ましくは400〜4,00
0の、GPC分析によって測定される重量平均分子量に
よって特徴付けられる。本発明においては、特定の生成
物の平均分子量は、反応の圧力に依存する。本発明にお
いて製造されるエステルは、典型的には、3〜50の繰
り返しエステル単位を含む。加えて、生成物は、約1.
0〜4.0、そして好ましくは1.02〜3.5の多分
散性指数を有する。多分散性指数(“PDI”)は、重
量平均分子量を数平均分子量で割ることによって求め
る。数平均分子量はまた、GPC分析から測定される。
PDIは、本質的に、ポリマーサンプル中の分子量分布
の幅の尺度である。PDIが1.0に近ければ近いほ
ど、分布はそれだけよりきつい(又はそれだけより狭
い)。ポリウレタン産業において使用される商業的ポリ
エステルは、典型的には、3.0よりも大きいPDIを
有する。
【0012】本発明を以下の実施例によって更に説明す
るが本発明をそれらによって限定することを意図しな
い。なお、実施例においては、すべての部及びパーセン
トは特記しない限り重量による。
【0013】
【発明の実施の形態】実施例においては、以下の物質を
使用した: N−435: ノボ ノルディスクからのノボザイム 435、商業的に入 手できるトリアシルグリセロール加水分解酵素(E.C.番 号3.1.1.3) BD: 1,4−ブタンジオール DVA: アジピン酸ジビニル TCEA: アジピン酸ビス(2,2,2−トリクロロエチル) THF: テトラヒドロフラン DEG: ジエチレングリコール NPG: ネオペンチルグリコール L−3126: シグマ ケミカル カンパニーからの商業的に入手できる豚 の膵臓のリパーゼ(E.C.番号3.1.1.3)。
【0014】実施例1 実施例1においては、超臨界フルオロホルム(フレオン
23)中でのDVAとBDとの重縮合のための酵素触媒
に、N−435を使用した。0.594gのDVA、
0.270gのBD及び1.2gのN−435(減圧下
で3日間室温で乾燥)を、磁気撹拌システムを備えた高
圧ステンレススチール反応器(30mLの体積容量)中
に入れた。反応器を密封しそして次に自動シリンジポン
プを経由してフルオロホルムによって加圧した。反応器
の加熱は、反応器のコアの回りに設置された電気加熱バ
ンドによって供給した。重合反応は、1600psig
及び50℃で3日間進行せしめた。反応器をベントした
後で、15mLのTHFを反応器に添加してポリマーを
溶解させた。GPCによる分子量分布測定は、Mw=3
260及びPDI=3.70を示した。NMRによる末
端基分析は、ポリマーがすべてのジヒドロキシをキャッ
プされていることを示した。
【0015】実施例2 超臨界フルオロホルムの代わりに超臨界二酸化炭素(C
2 )を使用して実施例1を繰り返した。溶解されたポ
リマーのGPC分析は200のMwを示した。 実施例3 BDを0.285gのDEGで置き換えて実施例1を繰
り返した。溶解された生成物のGPC分析は1961の
Mw及び2.50のPDIを示した。実施例4 BDを0.312gのNPGで置き換えて実施例1を繰
り返した。溶解された生成物のGPC分析は900のM
w及び3.42のPDIを示した。GPCの図はまた2
000の分子領域に小さな肩を示した。実施例5 N−435を0.802gのL3126で置き換えて実
施例1を繰り返した。溶解された生成物のGPC分析は
700のMw及び2.87のPDIを示した。GPCの
図はまた2000の分子領域に小さな肩を示した。
【0016】実施例6 超臨界フルオロホルム(フレオン23)中でのTCEA
とBDとの重縮合のための酵素触媒に、L−3126を
使用した。3.10gのTCEA、0.68gのBD及
び0.80gのL−3126(減圧下で3日間室温で乾
燥)を、磁気撹拌システムを備えた高圧ステンレススチ
ール反応器(30mLの体積容量)中に入れた。反応器
を密封しそして次に自動シリンジポンプを経由してフル
オロホルムによって加圧した。反応器の加熱は、反応器
のコアの回りに設置された電気加熱バンドによって供給
した。重合反応は、種々の圧力及び50℃で120時間
進行せしめた。反応器をベントした後で、15mLのT
HFを反応器に添加してポリマーを溶解させた。GPC
による分子量測定は以下を示した:
【0017】
【表1】
【0018】実施例7 実施例6を繰り返した。反応の終わりのTHF添加の代
わりに、各々の反応の生成物を、50℃及び反応圧力に
等しい圧力で運転されたヒューレット パッカード H
P 7680A超臨界流体抽出器を使用して反応温度で
フルオロホルムでリンスした(ただし、900psig
で製造された生成物の場合には、リンスを1200ps
igの抽出器の最小運転圧力で実施した)。900ps
igで製造された生成物に関しては、沈殿留分のMwは
764でありそしてPDIは1.02であった。同様に
1600psigで製造された生成物に関しては、Mw
は1272でありそしてPDIは1.03であった。2
400psigで製造された生成物に関しては、Mwは
2130でありそしてPDIは1.03であった。そし
て3000psigで製造された生成物に関しては、M
wは2590でありそしてPDIは1.05であった。
末端基のNMR分析は、ポリマーがすべてヒドロキシで
キャップされていることを示した。
【0019】例証の目的のためにこれまで本発明を詳細
に説明してきたけれども、このような詳細は単にその目
的のためだけであること、並びに本発明を特許請求の範
囲によって限定して良い以外は本発明の精神及び範囲か
ら逸脱することなく当業者はその中で変更を加えること
ができることが理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリツク・ジエイ・ベツクマン アメリカ合衆国ペンシルヴアニア州15218 エツジウツド、ウイロー・プレース 417 (72)発明者 デイアフ・アブデルラーマレ アメリカ合衆国ペンシルヴアニア州15206 ピツツバーグ、アパートメント 13、サ ウス・ネグレイ・アヴエニユー 147 (72)発明者 アプルヴア・ケー・チヤウドハリー アメリカ合衆国ペンシルヴアニア州15213 ピツツバーグ、ナンバー406 フオーブ ス・アヴエニユー 4531

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超臨界流体の存在下でそして固体エステ
    ラーゼ酵素の存在下で有機ジオールを有機ジエステル又
    は有機ジカルボン酸のどちらかと反応させることから成
    るポリエステルの製造方法であって、反応の温度が以下
    の式: 【数1】0.85≦T/TC ≦1.2 [式中、 Tは、反応を実施する°Kでの温度であり、そしてTC
    は、使用する特定の超臨界流体の°Kでの臨界温度であ
    る]を満足するという条件下で、120℃以下の温度で
    そして100psi以上の圧力で前記反応を実施する上
    記方法。
  2. 【請求項2】 20〜80℃の温度そして1000〜5
    000psiの圧力で実施する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 有機ジオールが約60〜約200の分子
    量を有する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 使用するジオール及びジエステル又は酸
    のどちらかの量が、カルボキシル基(エステル)対ヒド
    ロキシル基当量比で1:2〜2:1である、請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記の比が1:1〜1:1.2である、
    請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記酵素の量がジオール、ジエステル又
    は二酸及び酵素の総重量を基にして少なくとも0.01
    重量%であり、そして前記酵素が3.1.1.3の酵素
    指定番号を有する、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記酵素の量が0.01〜10重量%で
    ある、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリエステルが3〜50個の繰り返
    しエステル単位を含む、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリエステルが1.02〜3.5の
    多分散性指数を有する、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 T/TC が0.9〜1.1である、請
    求項1記載の方法。
JP8065122A 1995-03-01 1996-02-28 酵素及び超臨界流体を使用するポリエステルの製造方法 Pending JPH08256783A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/397326 1995-03-01
US08/397,326 US5478910A (en) 1995-03-01 1995-03-01 Process for the production of polyesters using enzymes and supercritical fluids

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08256783A true JPH08256783A (ja) 1996-10-08

Family

ID=23570760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8065122A Pending JPH08256783A (ja) 1995-03-01 1996-02-28 酵素及び超臨界流体を使用するポリエステルの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5478910A (ja)
EP (1) EP0729993A1 (ja)
JP (1) JPH08256783A (ja)
CA (1) CA2168724A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000091A (ja) * 2004-05-20 2006-01-05 Mitsubishi Chemicals Corp オキザロ酢酸またはオキザロ酢酸誘導体の製造方法
JP2006111720A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 樹脂及び樹脂粒子の製造方法並びに樹脂粒子

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1098005B1 (en) 1995-03-07 2011-05-11 Pressure Biosciences, Inc. Pressure cycling reactor
ZA964546B (en) * 1995-06-06 1996-12-12 Univ North Carolina Process for the preparation of polyester in carbon dioxide
GB9608181D0 (en) 1996-04-19 1996-06-26 Baxenden Chem Ltd Moisture curing hot melt adhesives
GB2328949B (en) * 1996-04-19 2000-01-26 Baxenden Chem Ltd Moisture curing hot melt adhesives
US5783627A (en) * 1996-09-09 1998-07-21 University Of Massachusetts Dense gas-compatible enzymes
US6288202B1 (en) 1997-04-11 2001-09-11 The University Of North Carolina At Chapel Hill Synthesis of polycarbonates using Co2
US5962624A (en) * 1998-03-10 1999-10-05 Hendel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Enzymatic synthesis of polyesters
US6270723B1 (en) 1998-06-15 2001-08-07 Bbi Bioseq, Inc. Rapid cryobaric sterilization and vaccine preparation
US6696019B2 (en) 1998-06-15 2004-02-24 Bbi Bioseq, Inc. Rapid cryobaric sterilization and vaccine preparation
US6184270B1 (en) 1998-09-21 2001-02-06 Eric J. Beckman Production of power formulations
DE19856948A1 (de) * 1998-12-10 2000-06-21 Cognis Deutschland Gmbh Enzymatische Veresterung
DE10008037B4 (de) * 2000-02-22 2009-10-15 Unilux Ag Fenster- oder Türrahmen mit einem Verbindungswinkel
JP2003096107A (ja) 2001-09-27 2003-04-03 Shigeo Okahata 含フッ素ポリマーの製造方法
DE10163163A1 (de) 2001-12-20 2003-07-03 Basf Ag Verfahren zur Herstellung hochfunktioneller, Hyperverzweigter Polyester durch enzymatische Veresterung
GB2401866A (en) * 2002-02-06 2004-11-24 Commw Scient Ind Res Org Esterases with lipase activity
DE60225948T2 (de) * 2002-06-24 2009-04-16 Croda International Plc, Goole Verfahren zum reinigen von textilien
CN101027088A (zh) * 2004-09-24 2007-08-29 3M创新有限公司 医药气雾剂及其成分的合成方法
US8153575B1 (en) * 2011-03-07 2012-04-10 Empire Technology Development Llc Immobilized enzyme compositions for densified carbon dioxide dry cleaning

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5147791A (en) * 1989-04-06 1992-09-15 University Of New Mexico Enzyme catalyzed synthesis of polyesters

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000091A (ja) * 2004-05-20 2006-01-05 Mitsubishi Chemicals Corp オキザロ酢酸またはオキザロ酢酸誘導体の製造方法
JP2006111720A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 樹脂及び樹脂粒子の製造方法並びに樹脂粒子

Also Published As

Publication number Publication date
EP0729993A1 (en) 1996-09-04
CA2168724A1 (en) 1996-09-02
US5478910A (en) 1995-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08256783A (ja) 酵素及び超臨界流体を使用するポリエステルの製造方法
JP4009317B2 (ja) 酵素的合成
Uyama et al. Enzymatic synthesis of polyesters via polycondensation
Matsumura Enzyme‐catalyzed synthesis and chemical recycling of polyesters
Yu et al. Lipase/esterase-catalyzed synthesis of aliphatic polyesters via polycondensation: A review
Matsumura Enzymatic synthesis of polyesters via ring-opening polymerization
US6972315B2 (en) Enzyme-catalyzed polycondensations
Kobayashi Recent developments in lipase‐catalyzed synthesis of polyesters
Binns et al. Enzymic polymerisation of an unactivated diol/diacid system
Kajiyama et al. Improved synthesis with high yield and increased molecular weight of poly (α, β-malic acid) by direct polycondensation
Uyama et al. Enzymatic synthesis of aromatic polyesters by lipase-catalyzed polymerization of dicarboxylic acid divinyl esters and glycols
Brazwell et al. Biocatalytic synthesis of polymers. III. Formation of a high molecular weight polyester through limitation of hydrolysis by enzyme‐bound water and through equilibrium control
Park et al. Enzymatic synthesis of various aromatic polyesters in anhydrous organic solvents
Kobayashi et al. In vitro polyester synthesis via enzymatic polymerization
Chaudhary et al. Biocatalytic polyester synthesis: Analysis of the evolution of molecular weight and end group functionality
CN101511905B (zh) 生产聚酯醇的方法
Kobayashi et al. Synthesis of polyesters I: hydrolase as catalyst for polycondensation (condensation polymerization)
EP2331592A1 (en) Enzyme-catalyzed polycarbonate and polycarbonate ester synthesis
Athawale et al. Enzymatic synthesis of polyesters by lipase catalysed polytrans-esterification
JP4975296B2 (ja) ポリ乳酸系共重合樹脂およびその製造方法
Wang et al. Lipase-catalyzed polyester synthesis
KR20080012844A (ko) 폴리에스테롤을 제조하는 2 단계 방법
Wu et al. Lipase-catalyzed synthesis of aromatic polyesters
Kline et al. Use of a batch‐stirred reactor to rationally tailor biocatalytic polytransesterification
WO2017170423A1 (ja) アルコール終止ポリエステル及びポリエステルの製造方法