JPH08256470A

JPH08256470A - 回転力増幅装置とその電動機及びその発電装置。

Info

Publication number: JPH08256470A
Application number: JP12184593A
Authority: JP
Inventors: Takashi Nosaka; 隆野坂
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-04-12
Filing date: 1993-04-12
Publication date: 1996-10-01

Abstract

(57)【要約】【目的】回転体が懸架保持した、多数のＶ字形の腕と
重錘体による回転速度に比例した遠心力・向心力・偶力
・復元力・梃作用・加速度などの諸効果を相乗し、集約
して回転力を増幅し、該回転力を電気エネルギーに変換
して提供する。【構成】回転軸（１）を有する両側板（１１）に多数
組の、一対する自在支点軸（６）抑止軸（５）を等間隔
で放射線上に緊結固定して、Ｖ字形の腕（２）の谷間部
（７）を自在支点軸（６）に一方の先端部を抑止軸
（５）に嵌合して、他方の先端部に重錘（３）を保持
し、懸架保持して回転力増幅装置を構成する。電動機
（８ａ）の出力軸（１４）に駆動板（１５）を直結して
回転力増幅機構を軽装化して筺体（１６）を一体化す
る。変速機（９）を介して回転軸（１）の一方に駆動原
動（機）力（８）を、他方に発電機（１Ｏ）を接続して
発電装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、回転軸を有する回転体
に、Ｖ字形に形成した腕に重錘を保持せしめ、該、腕を
多数組、等間隔に懸架保持して、重錘と腕による、遠心
力・向心力・偶力・復元力・梃作用・加速度等の諸効果
を相乗し、集約して、回転力を増幅強化する回転力増幅
装置と、その電動機、及び、増幅強化した回転力を電気
エネルギーに変換して提供する発電装置に関わる。

【０００２】

【従来の技術】従来、このような機構装置は、運動の諸
法則・エネルギー保存の法則等々で、実現不可能と認識
されて今日に至っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の認識
を打破して、回転軸を有する回転体に、重錘を保持する
多数組のＶ字形の腕を等間隔に懸架保持せしめて、駆動
原動力で回転を連続維持し、回転速度に比例して生起す
る重錘と腕による、遠心力・向心力・偶力・復元力・梃
作用・加速度等の諸効果を相乗し、集約して、強力に回
転力を増幅する回転力増幅装置の提供と、この回転力増
幅機構を電動機の出力軸を延長して駆動板（円形板又
は、その外周中央に割込み溝を有する、以下、駆動板と
いう）を直結し、駆動板を介して回転力増幅機構を装着
し、筐体を一体化した電動機の提供、及び、該、回転力
増幅装置の回転軸に変速機を介して、駆動原動力に接続
し、他方の回転軸に誘導電動発電機又は、直流発電機を
連結して、増幅強化した回転力を有能な電気エネルギー
に変換する、発電装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、回転軸（１）を有する円形の両側板（１１）を保持
軸（４）、及び、保持軸（４）の機能を併有する自在支
点軸（６）と抑止軸（５）を一対として、多数組を等間
隔に放射線上に配列し、間隔を緊結保持して回転体
（Ａ）を構成する。該、回転体（Ａ）に、Ｖ字形に形成
した腕（２）の一方の先端部に重錘（３）を保持せし
め、他方の先端部に抑止軸（５）を、谷間部（７）に自
在支点軸（６）の貫通穴を穿孔して、等間隔に放射線上
にある各軸に嵌合し、重錘（３）及び、腕（２）を固定
すること無く懸架保持して、重錘（３）を回転方向に逆
向きして取り付け、重錘（３）を自在支点軸（６）を通
る放射線上にＶ字間隔（回転速度、質量、規模等で按配
される、また、抑止軸（５）位置を自在支点軸（６）の
放射線上に若干１０°〜１５°先行せしめえ向心加速度
を与えるため、特定はできないが約３０゜〜６０°が好
適範囲となる）の傾斜した偏在位置に位置せしめて懸架
保持して、回転力増幅装置を構成する。電動機（８ａ）
の出力軸（１４）を延長して駆動板（１５）を直結し、
該、駆動板（１５）に回転力増幅機構を軽装化し、装置
して、筐体（１６）を一体化した電動機（８ａ）を構成
する。回転力増幅装置の回転軸（１）の一方に変速機
（９）を介して、駆動原動（機）力（１０）に接続し
て、回転を連続維持し、他方の回転軸（１）に誘導電動
発電機（１ａ）又は、直流発電機（１ｂ）を接続して、
増幅した回転力を、電気エネルギーに変換して提供する
発電装置を構成する。

【０００５】

【作用】上記のように構成された回転力増幅装置は、回
転軸に接続した原動力で回転を連続して維持する。自在
支点軸と抑止軸で懸架保持したＶ字形の腕に保持された
重錘は回転速度に比例した遠心力・向心力で、自在支点
軸の放射線上に直近しようとする作用力が向心加速度と
ともに回転方向に生起する。この作用力が自在支点軸を
支点として抑止軸に梃作用して、同一の回転方向に作用
する。この作用は、単独ではなく遠心力・向心力・偶力
・復元力・梃作用・加速度などの諸効果を相乗し、集約
して回転力の増幅強化に作用する。この機構装置を電動
機の出力軸に直結して筺体を一体化することで、簡素化
して抵抗力の排除・軽減と機能の効率化に作用する。一
方の回転軸に、あらゆる駆動原動力を接続して回転力を
増幅し、他方の回転軸に交流又は、直流の発電機を接続
して、回転力を電気エネルギーに変換作用して提供す
る。誘導電動発電機は始動の時、電動機として回転を助
長し、通常回転時は、交流発電機として作用する。

【０００６】

【実施例】図１は、本発明の回転力増幅装置と、その電
動機、及びその発電装置の基本形態を示す平面図であ
る。図２横断面図、図３縦断面図は本発明の一実施例を
示す。回転軸（１）を有する円形の両側板（１１）を、
多数の保持軸（４）及び、間隔保持の機能を有する自在
支点軸（６）と抑止軸（５）で、間隔を緊結保持し、外
覆板（１２）を付加して、回転体（Ａ）を構成する。
該、回転体（Ａ）に、重錘（３）保持する腕（２）をＶ
字形に形成し、該、腕（２）は一方の先端部に抑止軸
（５）を、谷間部（７）に自在支点軸（６）が嵌合する
一対の貫通穴を穿孔し、他方の先端部に重錘（３）の取
り付け穴（２０）を設けて両面に重錘（３）を保持す
る。該、腕（２）を多数組にして自在支点軸（６）と抑
止軸（５）を等間隔に放射線上に配列し、嵌合して、腕
（２）及び重錘（３）を回転体（Ａ）に固定すること無
く懸架保持して回転力増幅装置を構成する。該、回転力
増幅装置の一方の回転軸（１）に駆動原動（機）力
（８）を直接に又は、変速機（９）を介して接続し、他
方に誘導電動発電機（１ａ）又は、直流発電機（１ｂ）
を直接又は、変速機（９）を介して接続して発電装置を
構成する。次に動作を説明する。駆動原動（機）力
（８）に入力する、回転体（Ａ）は回転を連続して回転
速度を維持する。回転体（Ａ）は回転速度に比例して、
重錘（３）と腕（２）による遠心力・向心力・偶力・復
元力・梃作用・加速度などの諸効果を相乗し、集約して
回転力を増幅強化する。この回転力を発電機（１０）を
介して電気エネルギーに変換して提供する。

【０００７】図４は、Ｖ字形に形成の腕（２）を２枚一
対として比較的薄く形成し、多数組の腕（２）が重錘
（３）を挟持した形態に構成した実施例である。その他
は、実施例（０００６）に準拠する。

【０００８】電動機（８ａ）の出力軸（１４）を延長し
て駆動板（１５）を直結し、該駆動板（１５）の放射線
上に等間隔して自在支点軸（６）抑止軸（５）の貫通穴
を穿孔し、Ｖ字形の腕（２）に連結ピン（１８）を嵌合
して連結し、補強環（１７）で脱落防止を施して、重錘
（３）を保持する。極力軽装化し筐体（１６）を一体化
して電動機（８ａ）を構成する。その他は実施例（００
０６）に準拠する。

【０００９】

【発明の効果】以上説明のように、本発明の回転力増幅
装置は、従来の不可能とする認識を打破して、従来のは
ずみ車の機能に加え、回転速度に比例して、重錘による
遠心力・向心力・偶力・梃作用・復元力・加速度等の、
諸効果の相乗を集約して、回転力を強力に増幅する、
該、回転力をクリーンで有能な電気エネルギーに変換し
て提供するものである。発電装置は、誘導電動発電機に
特定される性質のものではない故に、交流、又は、直流
の発電機と駆動電動機で構成すること等も自由であり、
イソバーター（逆変換装量Ｉｎｖｅｒｔｅｒ）サイリス
ター（ｔｈｙｒｉｓｔｏｒ）などを共用すれば利用範囲
・需要範囲が拡大される。また、駆動原動機は、回転の
連続駆動と回転速度の維持であつて、電動機に限定され
るものではなく、あらゆる原動力の利用が自由であり、
需要・供給の用途は広範域に及ぶ。また、回転力増幅機
構を電動機と直結して筺体を一体化するここにより、機
械装置の小型、簡素化お、電気エネルギーの節減に大き
く貢献する。その他、有限性のエネルギー資源を消費し
ない故に、公害物質の放出がなく省資源で、環境破壊・
環境汚染への配慮も殆ど不要となり、経費及び、管理費
が大幅に削減できる。原理・構造が単純・簡明で安全管
理・維持管理に優れている。又、規格性・大量生産性に
も優れている。さらに送電設備が省略できる、無公害の
電気自動車の普及、電柱のない美観都市造り、未開地・
山間僻地の開発、資源の有限性の延長等々に、その効果
は文化社会に貢献するところ大であると確信する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の、回転力増幅装置と、その電動機、及
びその発電装置の、基本構成を示す平面図である。

【図２】本発明の、一実施例（０００６）を示す、図
１、Ａ〜Ａ線の横断面図である。

【図３】本発明の、一実施例（０００６）を示す、図
２、Ｂ〜Ｂ線の縦断面図である。

【図４】本発明の、他の実施例（０００７）の、図２、
Ｂ〜Ｂ線の縦断面図である。

【図５】本発明の、回転力増幅装置と電動機を一体化し
た説明の平面図。

【図６】図５に示す、Ｃ〜Ｃ線の横断面図。

【図７】図６に示す、Ｄ〜Ｄ線の縦断面図。

【符号の説明】

（Ａ）回転体（１）回転軸（２）腕（３）重錘（４）保持軸（５）抑止軸（６）自在支点軸（７）谷間部（８）駆動原動（機）力（８ａ）電動機（８ｂ）駆動原動機（９）変速機（１０）発電機（１ａ）誘導電動発電機（１ｂ）直流発電機（１１）両側板（１２）外覆板（１３）軸受け（１４）出力軸（１５）駆動板（１６）筺体（１７）補強環（１８）連結ピン（１９）軸継手（２０）取り付け穴（重錘取り付け具）

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【手続補正書】

【提出日】平成８年２月１７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図３】

【図５】

【図２】

【図４】

【図６】

【図７】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】回転軸（１）を有する円形の両側板（１
１）を、多数の保持軸（４）で間隔を緊結保持し、且
つ、保持軸（４）の機能を併有する、自在支点軸（６）
と抑止軸（５）を一対として多数組みを等間隔に放射線
上に固定して回転体（Ａ）構成する。該、回転体（Ａ）
に、重錘（３）を保持する腕（２）をＶ字形に形成し、
谷間部（７）に自在支点軸（６）を、一方の先端部に抑
止軸（５）を嵌合する貫通穴及び、他方の先端部に重錘
（３）を保持する取り付け穴（２０）を穿孔して、回転
体（Ａ）に腕（２）及び重錘（３）を固定すること無く
懸架保持して回転機構を構成する。該、回転体（Ａ）が
回転速度に比例して重錘（３）を回転方向に、遠心力・
向心力・偶力・復元力・梃作用・加速度等の諸効果を相
乗し、集約して、回転力を増幅強化することを特徴とす
る、回転力増幅装置。
【請求項２】回転体（Ａ）に多数組で構成した、Ｖ字
形に形成した腕（２）が２枚一対として重錘（３）を挟
持したことを特徴とする、請求項１に記載の回転力増幅
装置。
【請求項３】電動機（８ａ）の出力軸（１４）を延長
し、直結した駆動板（１５）に回転力増幅機構を軽装化
し装着して、筐体（１６）を一体化したことを特徴とす
る、請求項１、又は、請求項２に記載の回転力増幅装置
の電動機。
【請求項４】回転力増幅装置の回転軸（１）に変速機
（９）を介して、駆動原動（機）力（８）を接続し、他
方に誘導電動発電機（１ａ）又は、直流発電機（１ｂ）
を連結することを特徴とする、回転力増幅装置の発電装
置。