JPH08255759A - 多結晶Si薄膜の堆積法 - Google Patents

多結晶Si薄膜の堆積法

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JPH08255759A
JPH08255759A JP7058714A JP5871495A JPH08255759A JP H08255759 A JPH08255759 A JP H08255759A JP 7058714 A JP7058714 A JP 7058714A JP 5871495 A JP5871495 A JP 5871495A JP H08255759 A JPH08255759 A JP H08255759A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成膜空間の状態依存性が少なく、再現性の優
れた、結晶性の良好な多結晶Si薄膜がえられる堆積法
を提供する。 【構成】 本発明の多結晶Si薄膜の堆積法は、Si原
子1個あたりに、少なくともF原子又はCl原子が2個
及びH原子が1個以上結合したガスを、プラズマ励起電
力律速領域にある電力を用いてプラズマグロー放電させ
ることにより成膜を行うことを特徴とする。前記ガス
が、SiF22,SiF3H,Si242,SiCl2
2,SiCl3H,Si2Cl42から選択される少な
くとも1種類以上のガスであることを特徴とする。ま
た、前記成膜として1nm以上50nm以下の膜厚から
なる薄膜を形成した後、前記薄膜に対して2秒以上50
秒以下の時間範囲でH2プラズマ処理をする工程が、繰
り返し行われることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結晶性が良好な多結晶
Si薄膜の堆積法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多結晶Si薄膜の堆積法として
は、次に示す(a)と(b)の2つの方法が知られてい
る。 (a)SiH4等のガスを高温に加熱した基板上に吹き
出し、ガスを分解することによって、堆積種を生成し、
基板上に多結晶Si薄膜を形成する熱CVD法。 (b)CVD法又はグロー放電プラズマ分解法により、
基板上に作製した非晶質Si膜又は粒径の小さな多結晶
Si膜を、レーザー光照射、赤外光照射、又は、電気炉
等で加熱溶融した後、冷却処理することにより、基板上
に多結晶Si薄膜を形成するCVD法とアニール処理を
組み合わせた方法。
【0003】しかしながら、上記(a)と(b)の方法
は、多結晶Si薄膜を作製する際、1000℃程度ある
いはそれ以上の熱処理が必要である。そのため、多結晶
Si薄膜を作製する基板としては、通常のガラス又は金
属等が使えないという問題があった。したがって、50
0℃以下の低温プロセスで多結晶Si薄膜を堆積する方
法が望まれていた。
【0004】上記低温プロセスを実現する方法として
は、例えば、熱の代わりに放電又は光を用いて、ガスの
分解を行う方法(c)が考案されている。
【0005】その代表的なガスの分解方法としては、プ
ラズマCVD法及び光CVD法が挙げられる。プラズマ
CVD法は、膜の堆積速度が速い点で光CVD法より秀
れている。通常、これらの方法では、SiH4ガス,S
iF4ガス,Si26ガス等の原料ガスをH2ガスで大希
釈し、放電電力を大きくした場合、300〜450℃の
低温にある基板上においても多結晶Si薄膜が作製でき
る。
【0006】しかしながら、上記(c)の方法で作製し
た多結晶Si薄膜には、多量の非晶質Si部分も含まれ
ている。そのため、光電変換素子として使用した場合で
は光電変換特性が悪く、結晶粒径も5nm以下となる問
題があった。その理由は、グロー放電プラズマという非
平衡反応で形成された堆積種が基板上に降りそそぎ、膜
中に取り込まれるため、形成された薄膜の構造緩和が十
分に行われないためと考えられている。したがって、低
温プロセスを維持した状態で、かつ上記の構造緩和も十
分に行うことが可能な多結晶Si薄膜の堆積法が望まれ
ていた。
【0007】上記の低温プロセスと構造緩和とを同時に
実現する方法としては、例えば、特願平7−51057
号が挙げられる。
【0008】この発明は、成膜空間に隣接されたそれぞ
れ別の空間で生成したSiFn(n=1〜3)ラジカ
ル、ドーパントラジカル、及びHラジカルを前記成膜空
間に導入し、SiFnラジカルとHラジカルとを気相中
で衝突、反応させることにより、膜生成用ラジカルSi
lm(l+m≦3)を生成させ、前記成膜空間にある
基板の表面上に多結晶Si薄膜を形成する堆積法におい
て、前記Hラジカルが常に流された状態の前記成膜空間
に、前記SiFnラジカルと前記ドーパントラジカルを
時間的に分割して導入し、前記SiFnラジカルと前
記Hラジカルが流れている時間(t1)、前記ドーパ
ントラジカルと前記Hラジカルが流れている時間
(t2)、及び前記Hラジカルのみが流れている時間
(t3)からなる3種類の時間を繰り返しながら成膜す
ることを特徴とする方法(d)が提案されている。
【0009】この方法(d)によれば、低温プロセスを
維持した状態で、薄膜の構造緩和も十分に行うことがで
き、かつ原料ガスにドーピングガスを混入させ、n型又
はp型の多結晶Si薄膜を作製する場合にも、結晶性の
良好な多結晶Si薄膜が得られる堆積法が実現できると
説明されている。
【0010】しかしながら、上記(d)の方法で作製し
た多結晶Si薄膜では、SiXnラジカルとHラジカル
との気相反応により、堆積に寄与するラジカルであるS
iX lmラジカルを生成する。そのため望ましいラジカ
ルの割合は、反応の進行状況に依存する。それ故、各ラ
ジカルの割合、又は成膜空間の状態が異なると、望まし
いラジカルの生成割合も異なる。そのため、成膜条件が
一度決まれば、極めて良質の多結晶膜が得られる反面、
その条件を決定するためには、かなりの条件出しの実験
が必要となっていた。
【0011】したがって、成膜空間の状態依存性が少な
く、再現性の優れた、結晶性の良好な多結晶Si薄膜の
堆積法が望まれていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成膜空間の
状態依存性が少なく、再現性の優れた、結晶性の良好な
多結晶Si薄膜の堆積法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の多結晶Si薄膜
の堆積法は、Si原子1個あたりに、少なくともF原子
又はCl原子が2個及びH原子が1個以上結合したガス
を、プラズマ励起電力律速領域にある電力を用いてプラ
ズマグロー放電させることにより成膜を行うことを特徴
とする。
【0014】また、本発明の多結晶Si薄膜の堆積法で
は、前記ガスは、SiF22,SiF3H,Si2
42,SiCl22,SiCl3H,Si2Cl42から
選択される少なくとも1種類以上のガスであることが好
ましい。
【0015】さらに、本発明の多結晶Si薄膜の堆積法
では、前記成膜として1nm以上50nm以下の膜厚か
らなる薄膜を形成した後、前記薄膜に対して2秒以上5
0秒以下の時間範囲でH2プラズマ処理をする工程が、
繰り返し行われることを特徴とする。
【0016】
【作用】
(請求項1)請求項1に係る発明では、Si原子1個あ
たりに、少なくともF原子又はCl原子が2個及びH原
子が1個以上結合したガスを、プラズマ励起電力律速領
域にある電力を用いてプラズマグロー放電させることに
より成膜を行った。
【0017】ここで、プラズマ励起電力律速領域とは、
印加電力が増えるにしたがって単位時間当たりの膜の厚
さが増加する励起電力領域(図2の領域(A))を指
す。
【0018】この領域では、導入したガスの一部のみが
分解され、最も切れやすい結合のみが切れたラジカルが
形成され、これらのラジカルの種は限られたものにな
る。その結果、そのラジカルが堆積に対して好ましいも
のであれば、これらのラジカルを用いて成膜すれば均一
な膜質のものが容易に得られる。その結果、多結晶Si
薄膜が容易に形成することが可能となる。
【0019】(請求項2)請求項2に係る発明では、前
記ガスを、SiF22,SiF3H,Si242,Si
Cl22,SiCl3H,Si2Cl42から選択される
少なくとも1種類以上のガスとしたため、最小限の前記
電力を投入するだけで、成膜空間に、SiF2Hラジカ
ル又はSiCl2Hラジカルを高い効率で生成すること
ができる。その結果、エネルギーコストを抑えて、多結
晶Si薄膜を形成することが可能となる。
【0020】(請求項3)請求項3に係る発明では、前
記成膜として1nm以上50nm以下の膜厚からなる薄
膜を形成した後、前記薄膜に対して2秒以上50秒以下
の時間範囲でH2プラズマ処理をする工程が、繰り返し
行われるため、(220)面の方向に配向させた多結晶
Si薄膜が得られる。その結果、粒径の大きな多結晶S
i薄膜を形成することが可能となる。
【0021】
【実施態様例】
(Si原子1個あたりに、少なくともF原子又はCl原
子が2個及びH原子が1個以上結合したガス)本発明に
おけるガスは、Sixyz 又は SixClyz (y
=2x、z≧1、但しx,y,zは整数)と表記される
ものである。その中でも、例えば、SiF22,SiF
3H,Si242,SiCl22,SiCl3H,Si2
Cl42 は、最小限の電力を投入するだけで、成膜空
間にSiF2Hラジカル又はSiCl2Hラジカルを高い
効率で生成することができるため、好適に用いられる。
【0022】(プラズマ励起電力律速領域にある電力)
本発明におけるプラズマ励起電力律速領域とは、印加電
力が増えるにしたがって単位時間当たりの膜の厚さが増
加する励起電力領域(図2の領域(A))を意味する。
【0023】この領域にある電力を用いてプラズマ励起
した場合、導入したガスの一部のみが分解され、最も切
れやすい結合のみが切れたラジカルが形成され、これら
のラジカルの種は限られたものになる。その結果、その
ラジカルが堆積に対して好ましいものであれば、これら
のラジカルを用いて成膜すれば均一な膜質のものが容易
に得られる。
【0024】発明者は、SiFnラジカルとHラジカル
を用いて気相反応させた場合の生成ラジカルをマススペ
クトロメータで調査した。その結果、多結晶Si膜、特
に粒径の大きな多結晶Si膜の得られる条件では、Si
2Hラジカルが多く発生していることを見出した。
【0025】そこで、SiF2H・ラジカルが選択的に
生成される条件として、出発原料として、Si1原子当
たりにFが2原子、Hが1原子以上結合したガスを弱い
プラズマ条件で分解し、プラズマ励起電力に対し、堆積
速度の依存性を調べた。その結果、図2に示すとおり3
つの領域、すなわち、プラズマ励起電力に比例して堆積
速度が増加できる領域(A)、プラズマ励起電力によら
ず堆積速度が一定の領域(C)、及びその中間の領域
(B)に分けられることが分かった。
【0026】領域(A)では、堆積速度が原料ガスの流
量に依存せず、プラズマ励起電力によって決まる領域で
ある。この領域の上限は、原料ガスの種類、原料ガス流
量、希釈ガスの存在の有無及びその種類、流量、装置の
形状等によって決まる。同一の装置で同じ原料ガス、同
じ希釈条件のときは、原料ガスの流量が多い程上限は大
きくなる。
【0027】この領域で原料ガスを分解すると、原料ガ
スの一部のみが分解し、しかも最も切断しやすい結合の
みが切れたラジカルが主に生成される。例えばSiF2
2の場合SiF2Hラジカルが生成されることになる。
この条件で実際に成膜すると、SiFnラジカルとHラ
ジカルとの気相反応を利用して最適条件で堆積した膜と
同じ程度の結晶性のものが得られる。
【0028】原料ガスとしては、上記のSiF22の外
に、SiF3H,Si242を用いても同じ効果が得ら
れる。また、SiCl22,SiCl3H,Si2Cl4
2を用い、上の電力領域(A)で成膜したた場合も同
様に同程度に結晶性の良い膜が得られる。
【0029】しかしながら、これらの結晶膜は粒径が小
さい。そこで粒径を拡大するために、適当な膜厚を成膜
した後、成膜表面に対してHラジカルによる処理を行っ
た。その結果(220)の方向に配向した良質の多結晶
Si膜を作製することができた。
【0030】(多結晶Si薄膜を形成する堆積法)本発
明における多結晶Si薄膜を形成する堆積法としては、
例えば、図1の成膜装置を用いた方法が挙げられる。以
下では、図1を参照して、成膜装置の詳細に関して説明
する。
【0031】1は成膜チャンバーで、RF高周波グロー
放電プラズマ成膜部とHラジカルガンとの部分より成り
立っている。その間を基板ホルダー37が回転し、基板
を移動させている。
【0032】2はプラズマ放電用のカソード電極で、電
気的にマッチングボックス3を介してRF高周波電源4
に接続している。またカソード電極2はチャンバー1か
ら電気的に絶縁されている。カソード電極2の中心は空
洞5になっており、その中を原料ガスが流れ、プラズマ
空間にガスが供給される。カソード電極2の中心の空洞
5には、絶縁物のジョイント6によりガス導入管7が接
続されている。また、ガス導入管7には、ガス流量制御
基8及びバルブ9が接続され、原料ガス用の圧力調整器
(不図示)及び原料ガスボンベ(不図示)に接続されて
いる。
【0033】10は金属性のガス及びプラズマの遮蔽円
筒で、ガス及びプラズマの拡散を防止し、プラズマを基
板との間につくる空間に集中させる役割をはたしてい
る。遮蔽円筒10は電気的にはチャンバーに接続してお
り、アース電位である。遮蔽円筒10の低部には、排気
用の穴があけられており、排気装置(不図示)に接続し
ている排気管11が接続されている。排気管11の途中
には圧力を検出するための圧力計12が取付られてお
り、その信号が圧力コントローラー13に接続してい
る。圧力コントローラー13は、その信号と設定圧力の
差によって、電動のバタフライ弁14の開閉度を制御し
ている。そのため排気管11内及び遮蔽円筒10内の圧
力を一定に保っている。
【0034】基板ホルダー3には基板15及びその背後
に、ヒーターブロック16が取り付けられる。ヒーター
ブロック16中には、ヒーター17及び熱電対18が埋
め込まれており、温度コントロール19により基板15
の表面温度が所望の一定温度に維持される。基板ホルダ
ー3は回転機構20により、任意の時間、任意の位置に
移動できる。
【0035】21はHラジカルの吹き出し管で、H2
ス吹き出しノズル22より導入されたH2ガスをマイク
ロ波導入窓23を通して導入されたマイクロ波電力の作
用により、励起分解してHラジカルを生成する。生成さ
れたHラジカルは、基板表面に堆積した多結晶Si膜の
構造緩和に作用する。
【0036】反応に寄与しなかったHラジカル及びH2
ガスは排気孔24より真空排気装置(不図示)でチャン
バー外に排出される。
【0037】また、基板がプラズマ成膜部の上にあると
き、H2ガスの流れがスムーズに行くように、その状態
の基板ホルダーの位置において、Hラジカルガンの上の
基板ホルダー上には、孔25があけられている。
【0038】26は圧力計で、チャンバー内の圧力を測
定している。圧力計26からの信号ケーブルは圧力コン
トローラ27に接続しており、所望の圧力と測定圧力の
差により電動のバタフライバルブ28の開閉度を制御し
て、チャンバー内及びHラジカルの吹き出し管21内の
圧力を所望の圧力になるように制御している。H2ガス
吹き出しノズル22には、H2ガス管29が接続されて
おり、H2ガス管29にはH2ガス用の流量制御器30及
びバルブ31、またH2ガス用の圧力調整器(不図示)
とH2ガスボンベ(不図示)が接続されている。
【0039】32はテーパ状の導波管で、マイクロ波導
入窓23と通常の導波管との接続に用いている。33は
3スタブの整合器で、マイクロ波の電源と負荷との整合
に用いられる。34はマイクロ波のパワーモニターで、
入射電力と反射電力をモニターしており、反射電力が最
小になるように整合器33が調整されている。35は反
射電力がマイクロ波電源36にもどるのを防止するため
のアイソレータで、36はマイクロ波電源である。
【0040】(結晶性の評価)本発明における結晶性の
評価としては、例えば、X線回折法とラマン分光法を用
いた。
【0041】X線回折法では、Siの(220)面、
(111)面、及び(311)面に起因する各回折強度
を調べた。
【0042】ラマン分光法では、光源がAr+レーザか
らなる装置を用いた。X線回折法と併用してラマン分光
法を行った理由は、X線回折法の測定結果が、実際の結
晶構造と、どのように関連しているかを調べるためであ
る。ラマン分光法の測定結果、すなわち、結晶Siに起
因する520cm-1付近の鋭いピークと、アモルファス
Siに起因する480cm-1付近のブロードなピークと
の積分強度比から、結晶化している割合を推定した。
【0043】上記520cm-1付近の鋭いピークが結晶
Siに起因するものであることは、結晶Siウェハの測
定により同定した。同様に、上記480cm-1付近のブ
ロードなピークがアモルファスSiに起因するものであ
ることは、通常のSiH4ガスを用いたグロー放電プラ
ズマで作製したアモルファスSi膜の測定により同定し
た。また、上記結晶Siウェハ及びアモルファスSi膜
の構造は、電子線回折像でも確認した。
【0044】本発明の堆積法を用いて作製した試料で
は、上記ラマン分光法の測定において、結晶化している
割合が増加するにしたがい、X線回折法の測定における
Siの(220)面からの回折強度が大きくなる結果が
得られた。また、試料の膜厚が、700nm〜900n
mの範囲にある場合は、Siの(220)面からの回折
強度が300カウント/秒(以下cpsと略す)を越え
ると、上記ラマン分光法の測定において、アモルファス
Siに起因する480cm-1付近のピークは検出されな
くなった。この結果から、300cps以上のX線回折
強度が得られた試料においては、ほぼ100%結晶化し
ていると判断した。
【0045】したがって、結晶化の割合から考えて望ま
しい多結晶Si薄膜は、膜厚が700nm〜900nm
の範囲にある場合、Siの(220)面からの回折強度
が300cps以上の試料である。また、この試料の断
面TEM像を観察したところ、基板に対して垂直方向に
成長した結晶粒は、互いに密に詰まった構造になってい
た。さらに、格子像の観測から、粒界以外には格子の乱
れが見られなかった。
【0046】そこで、SiF2H・ラジカルが選択的に
生成される条件として、出発原料として、Si1原子当
たりにFが2原子、Hが1原子以上結合したガスを弱い
プラズマ条件で分解し、プラズマ励起電力に対し、堆積
速度の依存性を調べた。その結果、図2に示すとおり3
つの領域、すなわち、プラズマ励起電力に比例して堆積
速度が増加できる領域(A)、プラズマ励起電力によら
ず堆積速度が一定の領域(C)、及びその中間の領域
(B)に分けられることが分かった。
【0047】(予備実験)本発明における予備実験で
は、プラズマ励起電力を変えて形成した多結晶Si薄膜
の結晶性について調べた。プラズマ励起電力としてはR
F高周波電力を用いた。RF高周波電力(P)として
は、30,50,70,100,125,150,20
0,400(単位:W)の8種類を検討した。
【0048】以下では、成膜方法を手順にしたがって説
明する。 (1)石英ガラスを基板ホルダー3に設置し、石英ガラ
スの表面温度が350℃になるように温度コントローラ
ー19を設定した。 (2)チャンバー内全体を排気孔24を介して、真空排
気装置(不図示)で真空引きした。真空排気開始から1
時間後、チャンバー内の真空度は4×10-4Pa以下に
なった。 (3)基板をHラジカルガンの真上に移動した。 (4)アノード電極2の空洞5から、SiH22ガスを
150sccm導入した。遮蔽円筒10内の圧力が50
Paになるように圧力コントローラを設定した。 (5)設定圧力になったところで、RF高周波電力
(P)を印加しプラズマ放電を生起させた。 (6)プラズマ放電が安定した後、基板をアノード電極
の真上に移動して成膜を開始した。 (7)成膜を30分間行った後、放電及びガスの流れを
止め、成膜を中止した。 (8)チャンバー内から成膜試料を取り出し、触針式の
膜厚計で膜厚を測定した。
【0049】図3は、堆積速度とRF高周波電力との関
係を纏めたグラフである。図4は、(220)面からの
X線回折強度とRF高周波電力との関係を纏めたグラフ
である。
【0050】図3から、図1の装置を用いて、SiH2
2ガス(流量150sccm)を流し、内圧を50P
aとした場合、RF高周波電力律速の条件は110W以
下の電力領域であることが分かった。
【0051】また、図4から、上記領域の電力印加条件
で成膜した試料は、他の条件下で成膜した試料に比べ、
結晶性が良いことが分かった。
【0052】
【実施例】
(実施例1)本例では、基板上への薄膜形成と、形成中
の薄膜に対するH2プラズマ処理とを、繰り返し行った
場合を検討した。
【0053】薄膜形成は、RF高周波電力を30Wに固
定し、他の条件は予備実験と同様とした。すなわち、基
板がプラズマ成膜部の上空にあるときは薄膜形成ができ
るようにした。
【0054】また、H2プラズマ処理は、基板をHラジ
カルガン部分の上空に移動させて行った。Hラジカル処
理をする状態は、以下の条件とした。 (1)H2ガス(流量50sccm)を、導入管22を
介してマイクロ波空洞21の中に入れた。 (2)チャンバー内の圧力を6Paに調整し、マイクロ
波電力400Wを印加してHプラズマを生成した。 (3)基板がマイクロ波空洞21の上空にあるとき、基
板がHラジカル処理をされる状態にした。
【0055】このような状態にある2つの部分(プラズ
マ成膜部とHラジカルガンの部分)の上空を、図5に示
したタイムチャートにしたがって基板を繰り返し移動さ
せて薄膜を作製した。図5において、td(秒)は基板
がプラズマ成膜部の上空にいる時間、ta(秒)は基板
がHラジカルガン部分の上空にいる時間を意味する。ま
た、2つの部分を移動する時間は1秒に固定した。
【0056】本例では、td=taとし、7種類のtd
関して調べた。また、最終的な膜厚を一定とするため、
繰り返しの回数を適宜変化させた。これらの設定条件を
表1に示した。
【0057】
【表1】
【0058】上記の条件設定により、一回の堆積膜厚が
0.5nmから400nmの範囲で、トータルのHラジ
カル処理の時間が1000秒に固定し、トータル膜厚が
760nmから830nmの範囲にある試料を7種類作
製した。
【0059】図6は、上記各条件で作製した試料におい
て、(220)面からのX線回折強度を調べた結果であ
る。
【0060】図6から、Hラジカル処理は、一回の堆積
膜厚が1nmから50nmの範囲の試料に対して効果が
あることが分かった。堆積膜厚の上限はHラジカルの膜
中への進入深さによって決まり、堆積膜厚の下限は多結
晶Si薄膜の構造を確立するには数原子層の移動が必要
であるためと想像される。
【0061】(実施例2)本例では、一回の薄膜形成時
間を20秒に固定し、一回のHラジカル処理時間を変え
た点が実施例1と異なる。一回のHラジカル処理時間と
しては、1秒,2秒,5秒,10秒,20秒,50秒,
100秒の7種類を検討した。但し、薄膜形成とHラジ
カル処理との繰り返し回数は50回に固定した。他の点
は、実施例1と同様とした。
【0062】図7は、上記各条件で作製した試料におい
て、(220)面からのX線回折強度を調べた結果であ
る。但し、作製された7種類の試料のトータル膜厚は、
720nmから830nmであった。
【0063】図7から、一回のHラジカル処理時間を2
秒以上50秒以下としたとき、Hラジカル処理が結晶性
の向上に極めて有効であることが分かった。
【0064】(実施例3)本例では、薄膜形成に用いる
ガスとして、SiF22の代わりにSiCl22を用い
た点が予備実験と異なる。
【0065】以下では、成膜方法を手順にしたがって説
明する。 (1)石英ガラスを基板ホルダー3に設置し、石英ガラ
スの表面温度が350℃になるように温度コントローラ
ー19を設定した。 (2)チャンバー内全体を排気孔24を介して、真空排
気装置(不図示)で真空引きした。真空排気開始から1
時間後、チャンバー内の真空度は4×10-4Pa以下に
なった。 (3)H2ガス(流量100sccm)を導入管22よ
りマイクロ波空洞21に導入した。 (4)チャンバー内の真空度を6Paに調整し、マイク
ロ波電力400Wを印加し、Hプラズマを生成した。 (5)基板をHラジカルガンの真上に移動した。 (6)アノード電極2の空洞5から、SiCl22ガス
を200sccm導入した。遮蔽円筒10内の圧力が5
0Paになるように圧力コントローラを設定した。 (7)設定圧力になったところで、RF高周波電力30
Wを印加しプラズマ放電を生起させた。 (8)プラズマ放電が安定した後、基板をアノード電極
の真上に移動させ、10秒間静止することで成膜を行っ
た。 (9)その後、基板をHラジカルガンの上空に移動さ
せ、30秒間静止することでHラジカル処理を行った。 (10)上記(8)と(9)の操作を、80回繰り返し
た。 (11)その後、チャンバー内から成膜試料を取り出
し、触針式の膜厚計で膜厚を測定した。
【0066】作製した試料のトータル膜厚は790nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が800cspで、他の面
からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が得
られた。
【0067】(実施例4)本例では、薄膜形成に用いる
ガスとして、SiCl22の代わりにSi2(F2H)2
を用いた点が実施例3と異なる。このとき、Si2(F2
H)2ガスの流量は、50sccmとした。また、RF
高周波電力は、40Wとした。他の点は、実施例3と同
様とした。
【0068】作製した試料のトータル膜厚は800nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が1400cspで、他の
面からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が
得られた。
【0069】(実施例5)本例では、薄膜形成に用いる
ガスとして、SiCl22の代わりにSiF3Hを用い
た点が実施例3と異なる。このとき、SiF3Hガスの
流量は150sccmとした。また、RF高周波電力
は、50Wとした。他の点は、実施例3と同様とした。
【0070】作製した試料のトータル膜厚は750nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が1100cspで、他の
面からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が
得られた。
【0071】(実施例6)本例では、薄膜形成に用いる
ガスとして、SiCl22の代わりにSiCl3Hを用
いた点が実施例3と異なる。このとき、SiCl3Hガ
スの流量は200sccmとした。また、RF高周波電
力は30Wとした。他の点は、実施例3と同様とした。
【0072】作製した試料のトータル膜厚は780nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が810cspで、他の面
からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が得
られた。
【0073】(実施例7)本例では、薄膜形成に用いる
ガスとして、SiCl22の代わりにSi2(Cl2H)
2を用いた点が実施例3と異なる。このとき、Si2(C
2H)2ガスの流量は100sccmとした。また、R
F高周波電力は30Wとした。他の点は、実施例3と同
様とした。
【0074】作製した試料のトータル膜厚は830nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が850cspで、他の面
からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が得
られた。
【0075】(実施例8)本例では、薄膜形成に用いる
ガスとして、SiCl22の代わりに、SiF22及び
SiCl22を用いた点が実施例3と異なる。このと
き、SiF22ガスの流量は50sccm、SiCl2
2ガスの流量は50sccmとした。また、RF高周
波電力は50Wとした。他の点は、実施例3と同様とし
た。
【0076】作製した試料のトータル膜厚は850nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が900cspで、他の面
からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が得
られた。
【0077】(実施例9)本例では、基板として、石英
ガラスの代わりにステンレス板(厚さ0.8mm)を用
いた点が実施例3と異なる。他の点は、実施例3と同様
とした。
【0078】作製した試料のトータル膜厚は790nm
であった。X線回折法により結晶性を評価したところ、
(220)面からの回折強度が800cspで、他の面
からの回折がほとんどない、良質の多結晶Si薄膜が得
られた。
【0079】
【発明の効果】
(請求項1)以上説明したように、請求項1に係る発明
によれば、均一な膜質のものが容易に製造できる多結晶
Si薄膜の堆積法が得られる。
【0080】(請求項2)請求項2に係る発明によれ
ば、エネルギーコストの低い多結晶Si薄膜の堆積法が
得られる。
【0081】(請求項3)請求項3に係る発明によれ
ば、粒径の大きな多結晶Si薄膜の堆積法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成膜装置の概略図である。
【図2】本発明に係るRFプラズマ励起電力と堆積速度
との関係を示すグラフである。
【図3】予備実験に係るRF高周波電力と堆積速度との
関係を示すグラフである。
【図4】予備実験に係るRF高周波電力とX線回折強度
との関係を示すグラフである。
【図5】基板位置のタイムチャートを示すグラフであ
る。
【図6】実施例1に係る1回の堆積膜厚と(220)面
からのX線回折強度との関係を示すグラフである。
【図7】実施例2に係る1回のHラジカル処理時間と
(220)面からのX線回折強度との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 成膜チャンバー、 2 アノード電極、 3 マッチングボックス、 4 RF高周波電源、 5 アノード電極の空洞(成膜用ガスの導入管)、 21 Hラジカルガンの空洞、 22 Hガス導入管、 23 マイクロ波導入窓、 32 テーパ型の導波管、 33 整合器、 34 パワーモニター、 35 アイソレータ、 36 マイクロ波電源、 37 基板ホルダー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si原子1個あたりに、少なくともF原
    子又はCl原子が2個及びH原子が1個以上結合したガ
    スを、プラズマ励起電力律速領域にある電力を用いてプ
    ラズマグロー放電させることにより成膜を行うことを特
    徴とする多結晶Si薄膜の堆積法。
  2. 【請求項2】 前記ガスが、SiF22,SiF3H,
    Si242,SiCl22,SiCl3H,Si2Cl4
    2から選択される少なくとも1種類以上のガスである
    ことを特徴とする請求項1に記載の多結晶Si薄膜の堆
    積法。
  3. 【請求項3】 前記成膜として1nm以上50nm以下
    の膜厚からなる薄膜を形成した後、前記薄膜に対して2
    秒以上50秒以下の時間範囲でH2プラズマ処理をする
    工程が、繰り返し行われることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の多結晶Si薄膜の堆積法。
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