JPH08255015A - 障害監視方式 - Google Patents

障害監視方式

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JPH08255015A
JPH08255015A JP5900695A JP5900695A JPH08255015A JP H08255015 A JPH08255015 A JP H08255015A JP 5900695 A JP5900695 A JP 5900695A JP 5900695 A JP5900695 A JP 5900695A JP H08255015 A JPH08255015 A JP H08255015A
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JP
Japan
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information
transmission lines
potential
transmission
power supply
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Application number
JP5900695A
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English (en)
Inventor
Takahiro Hosokawa
高宏 細川
Fumihiko Saito
文彦 斉藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数のユニット相互間で障害の有
無を監視する障害監視方式に関し、粗結合の下で実装や
電源系状態を確実に検出することを目的とする。 【構成】 複数の下位装置と、一端がこれらに個別に接
続された複数の伝送路と、これらの伝送路の他端に接続
されて直列に受信される情報を取り込み、その情報を処
理する上位装置とを備え、個々の下位装置には、上述し
た複数の伝送路の内、自装置に接続された特定の伝送路
の一端を情報に基づいて無給電で駆動してその情報を直
列に送信する送信手段を有し、上位装置には、予め決め
られた電位に複数の伝送路の他端の電位をバイアスする
バイアス手段15と、複数の伝送路の他端の電位が予め
決められた電位となる期間の長さと、これらが情報を示
すビット列の如何にかかわらずとり得ない値との大小関
係に基づいて、複数の下位装置が実装されているか否か
識別する実装識別手段16とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信リンクを介して結
ばれた複数のユニットの組み合わせによって構成され、
これらのユニットにより負荷分散、機能分散その他の冗
長化がはかられた電子装置において、特定のユニットが
他のユニットについて障害の有無を監視する障害監視方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信装置その他の大規模な電子装
置については、保守運用の効率化、信頼性の向上および
低廉化を実現するために複数の機器やユニットに負荷分
散や機能分散をはかる冗長化構成が適用され、かつ高機
能化や需要の増加に適応するためにその規模はさらに拡
大される傾向にある。
【0003】また、このような電子機器には、上述した
冗長化構成に基づいて可用性および保守容易性を高める
ために、例えば、装置の階層構造の下で上位に相当する
特定のユニットが下位に相当する他のユニットについ
て、予め決められた判断基準によって障害の有無を監視
する障害監視方式が適用される。図7は、従来の障害監
視方式の構成例を示す図である。
【0004】図において、上述した特定のユニットに相
当する制御パッケージ70と、上述した他のユニットに
相当する複数の被制御パッケージ711〜71Nとは、両
者との間に個別にかつ並列に形成された(通信リンク7
1 、実装通知線731 、電源状態通知線741 )〜
(通信リンク72N 、実装通知線73N 、電源状態通知
線74N )を介して対向して配置される。
【0005】制御パッケージ70では、その本来の機能
を実現するプロセッサ(CPU)75が備えられ、その
プロセッサのバス76にはそれぞれ通信制御部77を介
して通信リンク721〜72Nの一端が接続される。実装
通知線731 〜73N の一端は、それぞれ抵抗器781
〜78Nを介して+5Vの直流電源線にプルアップされ
ると共に、反転バッファ791〜79Nの入力に接続され
る。反転バッファ791〜79N の出力は入力ポート
(FF)80の対応する入力に接続され、そのプリップ
フロップの出力はバス76に接続される。電源状態通知
線741 〜74N の一端は、それぞれ抵抗器811〜8
Nを介して+5Vの直流電源線にプルアップされると
共に、反転バッファ821〜82Nの入力に接続される。
反転バッファ821〜82Nの出力は入力ポート(FF)
83の対応する入力に接続され、そのプリップフロップ
の出力はバス76に接続される。
【0006】被制御パッケージ711 では、通信リンク
721 の他端が通信制御部841 の回線入出力に接続さ
れて電源状態通知線741 の他端が電源部851 のステ
ータス出力に接続され、かつ実装状態通知線731 の他
端が接地される。なお、被制御パッケージ712〜71N
の構成については、被制御パッケージ711 の構成と同
じであるから、ここでは対応する構成要素に個々の被制
御パッケージの符号に付与された添え番号と同じ添え番
号を付加してその説明および図示を省略する。
【0007】このような構成の従来例では、例えば、被
制御パッケージ711 が正規の位置に実装されて正常に
稼働している場合には、通信制御部841 は通信リンク
72を介して制御パッケージ70に実装された通信制御
部77と対向して所定の通信手順の下で制御情報を送受
し、かつその制御情報は通信制御部77からバス76を
介してプロセッサ75に伝達されて適宜処理される。
【0008】なお、このような従来例では実際には通信
リンク721〜72Nを介して全二重方式によって情報の
送受が行われるが、以下では、制御パッケージ70から
被制御パッケージ711〜71Nに至る一方の方路につい
ては、本願に直接関係がないのでその説明を省略する。
また、このようにして通信リンク721 を介して送受さ
れる制御情報およびその制御情報の処理の下で実現され
る監視、制御その他の機能については、プロセッサ75
と被制御パッケージ711 に実装されたプロセッサ(図
示されない。)とにインストールされたソフトウエアに
基づいて決定され、本願には直接関係ないので、ここで
はその説明を省略する。
【0009】制御パッケージ70では、プロセッサ75
は、実装状態通知線731 〜73N、反転バッファ791
〜79Nおよび入力ポート80を介して、被制御パッケ
ージ711〜71Nの実装状態(2値で示される。)を予
め決められた頻度で取り込み、かつ電源状態通知線74
1 〜74N 、反転バッファ821〜82Nおよび入力ポー
ト83を介して、電源部851 〜85N の稼働状態(2
値で示される。)を予め決められた頻度で取り込む。
【0010】さらに、被制御パッケージ711 では、電
源部851 は、その出力電圧や負荷電流が予め決められ
た範囲の値であるか否か常時判定し、その判定の結果が
「真」であると電源状態通知線741 を接地し、反対に
「偽」であるとその電源状態通知線を無給電無接地の状
態に設定する。したがって、入力ポート80、83にお
いて論理値が反転しないものと仮定すると、上述したよ
うに、実装されて正常に稼働している被制御パッケージ
711については、実装状態および電源状態の論理値が
「1」としてプロセッサ75に与えられる。
【0011】プロセッサ75は、通信制御部77および
通信リンク721〜72Nを介して被制御パッケージ71
1〜71Nと対向して個別に制御情報の送受を行い、かつ
並行してこれらの被制御パッケージについて上述した実
装状態と電源状態との論理値を監視する。さらに、この
ような監視の下では、例えば、被制御パッケージ712
が非実装状態であると、プロセッサ75は、立ち上げ時
に予め決められた手順に基づいて通信リンク723 を介
する制御情報の送受ができないことを認識すると、その
被制御パッケージの実装状態および電源状態の組み合わ
せを確認することにより、非実装状態であることを認識
してその被制御パッケージを系構成の対象から除外す
る。
【0012】また、例えば、正常に稼働していた被制御
パッケージ713 において、何らかの原因により負荷に
供給される電流やその負荷に印加される電圧が予め決め
られた上限値を上回ると、電源部853 はこのような負
荷に対する駆動電力の供給を停止するともに、電源状態
通知線743 を無給電無接地の状態に設定する。このよ
うな状態では、通信制御部844 に駆動電力が供給され
ないために、通信リンク724 を介して対向する制御パ
ッケージ70のプロセッサ75は、所望の制御情報を送
受できないことを認識し、かつその時点で被制御パッケ
ージ713 の実装状態および電源状態との組み合わせを
確認する。したがって、プロセッサ75は、被制御パッ
ケージ713 において電力の供給に関する障害が発生し
たことを認識し、その認識が行われた時点で該当する被
制御パッケージを系構成の対象から除外する。
【0013】このように上述した従来例では、制御パッ
ケージ70が複数の被制御パッケージ71〜71Nとの間
に個別に形成された通信リンク722〜72Nを介して制
御情報を送受することにより、相互の連携動作を実現す
ると共に、非実装状態であったり電源の異常が発生して
いる被制御パッケージを確実に検出するために、実装状
態と電源状態とを直流信号に変換して伝達する信号線が
個々の被制御パッケージとの間に個別に設けられてい
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、近年、制御パッケージ70や被制御パッケー
ジ711〜71Nには高機能化やこれに伴うハードウエア
規模を拡大する要求が強まり、その要求に適応するため
には、これらのパッケージ間に形成されるべき通信リン
ク、実装状態通知線および電源状態通知線の本数が増大
するだけではなく、各パッケージに用いられる接続用電
気部品のピン数が不足したり回路規模が増大し、モジュ
ール化やそのモジュール化の適正化が困難となってい
た。
【0015】また、制御パッケージ70および被制御パ
ッケージ711〜71Nに通信制御部77、841〜84N
を内蔵する構成の下では、これらの通信制御部が上述し
たモジュールとして一体化されているために、実装状態
や電源状態を上述した各通知線を介さずに通信リンクを
介して伝送することはできなかった。さらに、例えば、
通信制御部77、841〜84Nを制御パッケージ70お
よび被制御パッケージ711〜71Nと別体化することに
より、通信リンク721 〜72N を介して実装状態や電
源状態を伝送することはできるが、このような構成で
は、上述した高機能化やハードウエア規模の拡大と共に
これらの通信リンクを介して送受されるべき情報の情報
量が増大し、被制御パッケージにかかわる非実装や電源
の異常に対する障害処理の起動が遅れて所望の応答特性
が必ずしも得られなかった。
【0016】本発明は、ユニット相互間の結合を粗とし
つつ両者間で実装状態や電力の供給状態が確実に伝送さ
れる障害監視方式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。
【0018】請求項1に記載の発明は、予め機能あるい
は負荷が個別に分散された複数の下位装置111〜11N
と、一端が複数の下位装置111〜11Nに個別に接続さ
れた複数の伝送路121〜12Nと、複数の伝送路121
〜12Nの他端に接続されてこれらの伝送路を介して直
列に受信される情報を取り込み、その情報を処理する上
位装置13とを備え、複数の下位装置111〜11N
は、伝送路121〜12Nの内、自装置に接続された特定
の伝送路の一端を情報に基づいて無給電で駆動してその
情報を直列に送信する送信手段14を有し、上位装置1
3には、予め決められた電位に複数の伝送路121〜1
Nの他端の電位をバイアスするバイアス手段15と、
複数の伝送路121〜12Nの他端の電位が予め決められ
た電位となる期間の長さを個別に計測し、これらの長さ
について情報を示すビット列の如何にかかわらずとり得
ない値との大小関係に基づいて、複数の下位装置111
〜11Nが実装されているか否か識別する実装識別手段
16とを有することを特徴とする。図2は、請求項2に
記載の発明の原理ブロック図である。
【0019】請求項2に記載の発明は、駆動電力の供給
状況の正否を監視して判別する電源監視手段21を有
し、予め機能あるいは負荷が個別に分散された複数の下
位装置221 〜22N と、一端が複数の下位装置221
〜22Nに個別に接続された複数の伝送路231〜23N
と、複数の伝送路231〜23Nの他端に接続されてこれ
らの伝送路を介して直列に受信される情報を取り込み、
その情報を処理する上位装置24とを備え、複数の下位
装置221〜22Nには、複数の伝送路231〜23N
内、自装置に接続された特定の伝送路の一端を情報に基
づいて駆動してその情報を直列に送信する送信手段25
と、電源監視手段21によって判別された供給状況が異
常であるときに、特定の伝送路の一端と接地点との電位
差を吸収しあるいは圧縮する電位設定手段26とを有
し、上位装置24には、複数の伝送路23 1〜23Nの他
端の電位が電位設定手段26によって電位差が吸収され
あるい圧縮された状態で得られる電位となる期間の長さ
を計測し、その長さについて情報を示すビット列の如何
にかかわらずとり得ない値との大小関係に基づいて、複
数の下位装置221〜22Nにおける供給状況の正否を識
別する電源障害識別手段27とを有することを特徴とす
る。
【0020】図3は、請求項3に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項3に記載の発明は、駆動電力の供
給状況の正否を監視して判別する電源監視手段30を有
し、予め機能あるいは負荷が個別に分散された複数の下
位装置311 〜31N と、一端が複数の下位装置311
〜31Nに個別に接続された複数の伝送路321〜32N
と、複数の伝送路311〜31Nの他端に接続されてこれ
らの伝送路を介して直列に受信される情報を取り込み、
その情報を処理する上位装置33とを備え、複数の下位
装置311〜31Nには、複数の伝送路321〜32N
内、自装置に接続された特定の伝送路の一端を情報に基
づいて無給電で駆動してその情報を直列に送信する送信
手段34と、電源監視手段30によって判別された供給
状況が異常であるときに、特定の伝送路の一端と接地点
との電位差を吸収しあるいは圧縮する電位設定手段35
とを有し、上位装置33には、電位設定手段35によっ
て電位差が吸収されあるい圧縮された状態で複数の伝送
路321〜32N の他端に得られる第一の電位と異なる
第二の電位に、これらの他端の電位をバイアスするバイ
アス手段36と、複数の伝送路321〜32Nの他端の電
位が第一の電位となる期間の長さを個別に計測し、これ
らの長さについて情報を示すビット列の如何にかかわら
ずとり得ない値との大小関係に基づいて、複数の下位装
置311〜31Nが実装されているか否か識別する実装識
別手段37と、複数の伝送路321〜32Nの他端の電位
が第二の電位となる期間の長さを計測し、その長さにつ
いて情報を示すビット列の如何にかかわらずとり得ない
値との大小関係に基づいて、複数の下位装置311〜3
Nにおける供給状況の正否を識別する電源障害識別手
段38とを有することを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1に記載の発明にかかわる障害監視方式
では、下位装置111〜11Nの内、実装されたものが有
する送信手段14は、その装置内で与えられる情報に基
づいて伝送路121〜12Nの内、自装置に接続された特
定の伝送路の一端を無給電で駆動することにより、その
情報を上位装置13に向けて送信する。上位装置13
は、このようにして伝送路121〜12Nを介して対向す
る下位装置111 〜11N の内、実装されて正常に稼働
しているものから送信された情報を取り込んで処理す
る。
【0022】また、伝送路121〜12Nの内、実装され
ていない下位装置に接続されたものについては、その一
端が解放され、かつ上述した情報は何等送信されない。
しかし、上位装置13では、このような伝送路の他端の
電位がバイアス手段15によって予め決められた電位に
設定される。さらに、実装識別手段16は、その他端の
電位が予め決められた電位に保たれる期間の長さを計測
してその長さが上述した情報を示すビット例の如何にか
かわらず取り得ない値と比較し、前者が後者を上回った
ときに該当する下位装置が実装されていないことを認識
する。
【0023】すなわち、上位装置13は、下位装置11
1〜11Nとの間に個別に形成された伝送路121〜12N
を介する粗結合の下でこれらの下位装置が実装されてい
るか否か確実に識別することができる。請求項2に記載
の発明にかかわる障害監視方式では、下位装置221
22Nの内、駆動電力が正常に供給されているものが有
する送信手段25は、その装置内で与えられる情報に基
づいて伝送路231〜23Nの内、自装置に接続された特
定の伝送路の一端を駆動することにより、その情報を上
位装置24に向けて送信する。上位装置24は、このよ
うにして伝送路231〜23Nを介して対向する下位装置
221〜22Nの内、正常に稼働しているものから送信さ
れた情報を取り込んで処理する。
【0024】また、下位装置221〜22Nの内、駆動電
力が正常に供給されていないものでは、その駆動電力の
供給状況が不正常であることを電源監視手段21が判別
すると、電位設定手段26は、伝送路231〜23N
内、自装置に接続された特定の伝送路の一端の電位につ
いて、接地点との電位差を吸収しあるいは圧縮する。一
方、上位装置24では、電源障害識別手段27は、伝送
路231〜23Nの他端について、上述した電位差の吸収
あるいは圧縮によって得られる電位が保たれる期間の長
さを計測すると共に、その長さが上述した情報を示すビ
ット例の如何にかかわらず取り得ない値と比較し、前者
が後者を上回ったときに該当する下位装置に対する駆動
電力の供給が正常に行われていないことを認識する。
【0025】すなわち、上位装置24は、下位装置22
1〜22Nとの間に個別に形成された伝送路231〜23N
を介する粗結合の下でこれらの下位装置に対する駆動電
力の供給系が正常か否か確実に識別することができる。
請求項3に記載の発明にかかわる障害監視方式では、下
位装置311〜31Nの内、実装されて正常に稼働してい
るものが有する送信手段34は、その装置内で与えられ
る情報に基づいて伝送路321〜32Nの内、自装置に接
続された特定の伝送路の一端を無給電で駆動することに
より、その情報を上位装置33に向けて送信する。上位
装置33は、このようにして伝送路321〜32Nを介し
て対向する下位装置311〜31Nの内、正常に稼働して
いるものから送信された情報を取り込んで処理する。
【0026】また、伝送路321〜32Nの内、実装され
ていない下位装置に接続されるべきものについては、そ
の一端が解放され、かつ上述した情報は何等送信されな
い。しかし、上位装置33では、このような伝送路の他
端の電位は、バイアス手段36によって第二の電位に設
定される。実装識別手段37は、その他端の電位が第二
の電位に保たれる期間の長さを計測してその長さが上述
した情報を示すビット例の如何にかかわらず取り得ない
値と比較し、前者が後者を上回ったときに該当する下位
装置が実装されていないことを認識する。
【0027】さらに、下位装置311〜31Nの内、駆動
電力が正常に供給されていないものでは、その駆動電力
の供給状況が不正常であることを電源監視手段30が判
別すると、電位設定手段35は、伝送路321〜32N
内、自装置に接続された特定の伝送路の一端の電位につ
いて、接地点との電位差を吸収しあるいは圧縮する。一
方、上位装置33では、電源障害識別手段38は、伝送
路321〜32Nの他端について、上述した電位差の吸収
あるいは圧縮によって得られる第一の電位が保たれる期
間の長さを計測すると共に、その長さが上述した情報を
示すビット例の如何にかかわらず取り得ない値と比較
し、前者が後者を上回ったときに該当する下位装置に対
する駆動電力の供給が正常に行われていないことを認識
する。
【0028】すなわち、上位装置33は、下位装置31
1〜31Nとの間に個別に形成された伝送路321〜32N
を介する粗結合の下で、これらの下位装置について実装
されているか否かと駆動電力の供給系が正常か否かとを
確実に識別することができる。
【0029】
【実施例】図4は、請求項1〜3に記載の発明に対応し
た実施例を示す図である。
【0030】図において、図7に示すものと機能および
構成が同じものについては、同じ参照番号を付与して示
し、ここではその説明を省略する。本実施例と図7に示
す従来例との構成の相異点は、制御パッケージ70に代
えて制御パッケージ41が備えられ、被制御パッケージ
711〜71Nに代えて被制御パッケージ421〜42N
備えられ、制御パッケージ41と被制御パッケージ42
1〜42Nとの間が、通信リンク721〜72N、実装状態
通知線731〜73Nおよび電源状態通知線741〜74N
に代わる伝送線431〜43Nを介して接続された点にあ
る。
【0031】制御パッケージ41と制御パッケージ70
との構成の相異点は、抵抗器781〜78N 、811〜8
Nおよび反転バッファ791〜79N、821 〜82N
は実装されず、反転バッファ441〜44Nが追加されて
これらの入力がそれぞれ抵抗器451〜45Nを介して+
5Vの直流電源線にプルアップされると共に、伝送線4
1〜43Nの一端に接続され、反転バッファ441〜4
Nの出力がそれぞれ通信制御部77のライン入力、ロ
ーレベル検出部461〜46Nの入力およびハイレベル検
出部471〜47Nの入力に接続され、ローレベル検出部
461〜46Nの出力がそれぞれフリップロップ80の対
応する入力に接続され、ハイレベル検出部471〜47N
の出力がそれぞれ入力ポート83の対応する入力に接続
された点にある。
【0032】被制御パッケージ421 と被制御パッケー
ジ711 との構成の相異点は、通信制御部841 の出力
がオアゲート481 の一方の入力に接続されて電源部8
1の出力がオアゲート481 の他方の入力に接続さ
れ、そのオアゲート481 の出力が反転バッファ491
を介して伝送線431 の他端に接続された点にある。な
お、被制御パッケージ422〜42Nの構成については、
被制御パッケージ421の構成と同じであるから、ここ
では対応する構成要素に個々の被制御パッケージの符号
に付与された添え番号と同じ添え番号を付加してその説
明および図示を省略する。
【0033】図5は、ローレベル検出部の構成例を示す
図である。図において、入力端子はシフトレジスタ51
の直列入力とオアゲート52の第一の入力とに接続さ
れ、そのオアゲートの残りの入力にはシフトレジスタ5
1の並列出力が個別に接続されてオアゲート52の出力
は出力端子に接続される。図6は、ハイレベル検出部の
構成例を示す図である。
【0034】図において、入力端子はシフトレジスタ6
1の直列入力とオアゲート62の第一の入力とに接続さ
れ、そのオアゲートの残りの入力にはシフトレジスタ6
1の並列出力が個別に接続されてオアゲート62の出力
は出力端子に接続される。また、本実施例と図1ないし
図6に示すブロック図との対応については、被制御パッ
ケージ421〜42Nは下位装置111〜11N、221
22N、311 〜31N に対応し、伝送線431〜43N
は伝送路121〜12N、231〜23N、32 1〜32N
対応し、制御パッケージ41は上位装置13、24、3
3に対応し、通信制御部841〜84N、オアゲート48
1〜48Nおよび反転バッファ491 〜49N は送信手段
14、25、30に対応し、抵抗器451〜45Nはバイ
アス手段15、36に対応し、反転バッファ441〜4
N、ローレベル検出部461 〜46N 、入力ポート8
3、バス76およびプロセッサ83は実装識別手段1
6、37に対応し、電源部851〜85Nは電源監視手段
21、34に対応し、オアゲート481〜48Nおよび反
転バッファ491〜49Nは電位設定手段26、35に対
応し、反転バッファ441〜44N、ハイレベル検出部4
1 〜47N 、入力ポート80、バス76およびプロセ
ッサ83は電源障害識別手段27、38に対応する。
【0035】以下、図4〜図6を参照して請求項1に記
載の発明に対応した本実施例の動作を説明する。被制御
パッケージ421 では、電源部851 は、負荷に供給さ
れる電流やその負荷に印加される電圧が正常であるとき
には、その旨を示す論理値(=0)を連続してオアゲー
ト481 に与える。
【0036】このような状態では、通信制御部84
1 は、オアゲート481 、反転バッファ491 および伝
送線431 を介して対向する制御パッケージ41との間
に通信路を形成する。また、制御パッケージ41では、
反転バッファ441 を介してこのような通信路を通信制
御部77まで延長するので、その通信制御部は被制御パ
ッケージ421 に実装された通信制御部841 と対向し
て従来例と同様に種々の情報を直列に送受する。
【0037】一方、ローレベル検出部461 は、このよ
うにして伝送線431 を介して直列に受信される伝送情
報を示すビット列について、反転バッファ441 を介し
て与えられる論理値がシフトレジスタ51の長さと
「1」との和(ここでは、簡単のため「9」ビットとす
る。)以上に渡って連続して「0」となったか否か判定
し、その判定の真偽の結果に対応して論理値がそれぞれ
「0」、「1」となる2値信号を出力する。
【0038】また、ハイレベル検出部471 は、同様に
して伝送線431 を介して直列に受信される伝送情報を
示すビット列について、論理値がシフトレジスタ61の
長さと「1」との和(ここでは、簡単のため「9」ビッ
トとする。)以上に渡って「1」となったか否か判定
し、その判定の真偽の結果に対応して論理値が「1」、
「0」となる2値信号を出力する。
【0039】しかし、上述したように被制御パッケージ
421 が正常に動作している状態では、ローレベル検出
部461 、ハイレベル検出部471 によって出力される
2値信号の論理値は、それぞれ「1」、「0」となる。
したがって、プロセッサ75は、入力ポート80、83
を介してこのような論理値を確認するが、被制御パッケ
ージ421 が実装されていて電源に何等異常が発生して
いないと判断する。なお、プロセッサ75がこのような
判断を行うために行う処理の手順については、従来例と
同じであるから、ここではその説明を省略する。
【0040】また、例えば、被制御パッケージ422
実装されていない場合には、伝送線422 の一端が何等
終端されないために、制御パッケージ41では、反転バ
ッファ442 の入力は抵抗器452 によってハイレベル
にプルアップされる。さらに、このような状態では、ロ
ーレベル検出部461は、上述した判定の下で連続する
9ビットがローレベルであったことを検出した時点で論
理値が「0」である2値信号を出力する。
【0041】すなわち、プロセッサ75は、バス76を
介して通信制御部77を制御することにより被制御パッ
ケージ422 と通信を行うことが可能な状態で待機しつ
つ、その被制御パッケージの非実装状態を確実に検出す
ることができ、かつ制御パッケージ41と被制御パッケ
ージ421〜42Nとの間は、従来例において必須であっ
た実装状態通知線731〜73Nおよび電源状態通知線7
1〜74Nを介することなく粗に結合される。
【0042】したがって、本実施例によれば、被制御パ
ッケージ421〜42Nの搭載台数として大きな値が要求
されたり、これらの被制御パッケージや制御パッケージ
41に高機能が要求される場合においても、相互接続に
かかわる接続用電気部品のピン数の増加が大幅に抑えら
れてハードウエアのモジュール化設計に対するフレキシ
ビリティが高められ、かつ保守運用にかかわる効率化の
要求に柔軟に対処可能となる。
【0043】以下、図4〜図6を参照して請求項2に記
載の発明に対応した本実施例の動作を説明する。以下で
は、正常に稼働している被制御パッケージと対向した制
御パッケージ70の動作については、上述した請求項1
に記載の発明に対応した動作と同じであるから、ここで
はその説明を省略する。
【0044】このようにして正常に稼働している被制御
パッケージの内、何れかの被制御パッケージ(ここで
は、簡単のため、符号「423 」で示されるものとす
る。)において、電源部853 が電源の異常を検出する
と、その電源部はその旨を示す論理値(=1)を連続し
てオアゲート483 に与える。
【0045】したがって、伝送線433 の一端の電位は
オアゲート483 、反転バッファ491 を介してローレ
ベルに設定され、その伝送線を介して対向する制御パッ
ケージ41では、ハイレベル検出部473 の入力は反転
バッファ453 を介して連続して9ビット以上に渡って
ハイレベルに設定される。さらに、このような状態で
は、ハイレベル検出部473 は、上述した判定の下で論
理値が「1」である2値信号を出力する。
【0046】すなわち、プロセッサ75は、バス76を
介して通信制御部77を制御することにより被制御パッ
ケージ423 と通信を行うことが可能な状態で待機しつ
つ、その被制御パッケージで生じたの電源の異常を確実
に検出することができ、かつ制御パッケージ41と被制
御パッケージ421〜42Nとの間は、従来例において必
須であった実装状態通知線731〜73Nおよび電源状態
通知線741〜74Nを介することなく粗に結合される。
【0047】したがって、本実施例によれば、被制御パ
ッケージ421〜42Nの搭載台数として大きな値が要求
されたり、これらの被制御パッケージや制御パッケージ
41に高機能が要求される場合においても、相互接続に
かかわる接続用電気部品のピン数の増加が大幅に抑えら
れてハードウエアのモジュール化設計に対するフレキシ
ビリティが高められ、かつ保守運用にかかわる効率化の
要求に柔軟に対処可能となる。
【0048】以下、図4〜図6を参照して請求項3に記
載の発明に対応した本実施例の動作を説明する。請求項
3に記載の発明は、請求項1および請求項2に記載の発
明が併せて適用されたものである。また、正常に稼働し
ている被制御パッケージ、非実装の被制御パッケージお
よび電源に異常が生じた被制御パッケージとにそれぞれ
対応して行われる制御パッケージ41の動作と、これら
の何れの被制御パッケージで行われる動作とについて
は、既述の通りであるから、ここではその説明を省略
し、両発明を併せて適用するために具備すべき事項のみ
について説明する。
【0049】電源部851〜85Nが何らかの異常を検出
した際に伝送線431〜43Nを介して反転バッファ44
1〜44Nの入力に得られる電圧と、被制御パッケージ4
1〜42N が実装されていない状態で同様にして印加
される電圧とは、それぞれハイレベル検出部471〜4
Nとローレベル検出部461〜46Nとで混同なく検出
できる値に予め設定される。
【0050】したがって、本実施例によれば、制御パッ
ケージ41と被制御パッケージ42 1〜42Nとの間が、
従来例において必須であった実装状態通知線731 〜7
Nおよび電源状態通知線741〜74Nを介することな
く粗に結合され、かつプロセッサ75は、バス76を介
して通信制御部77を制御することにより電源系統に障
害が発生したり実装されていない被制御パッケージを確
実に検出し、かつこれらの被制御パッケージと通信を行
うことが可能な状態で待機することができる。したがっ
て、本実施例によれば、被制御パッケージ421〜42N
の搭載台数として大きな値が要求されたり、これらの被
制御パッケージや制御パッケージ41に高機能が要求さ
れる場合においても、相互接続にかかわる接続用電気部
品のピン数の増加が大幅に抑えられてハードウエアのモ
ジュール化設計に対するフレキシビリティが高められ、
かつ保守運用にかかわる効率化の要求に柔軟に対処可能
となる。
【0051】なお、上述した各実施例では、伝送線43
1〜43Nの一端は、その一端に個別に接続された被制御
パッケージにおいて電源系統の障害が発生した第一の状
態には接地され、かつその被制御パッケージが非実装で
ある第二の状態には無給電無接地の状態に設定されてい
るが、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、
制御パッケージ41と被制御パッケージ421〜42N
がマイナス接地方式の回路で構成されたり、反転バッフ
ァ441〜44Nの入力が何らかの抵抗器を介してプルダ
ウンされている場合には、第一の状態では無給電無接地
状態に設定して第二の状態では接地する方法を適用して
もよく、さらに、これらの2つ状態についてそれぞれ該
当する伝送線の一端に異なる電圧を該当する伝送線の一
端に印加し、かつ単調非減少な入出力特性を有するアナ
ログバッファを反転バッファ44 1 〜44N に代えて搭
載してもよい。
【0052】また、伝送線431〜43Nの一端を制御す
る方法については、上述したように接地したり直流電圧
を印加する方法に限らず、これらの伝送線の両端の何れ
か一方が抵抗器を介してプルアップされている場合に
は、その一端に被制御パッケージ内で接続される素子の
インピーダンスを可変設定してもよい。さらに、上述し
たように第一の状態と第二の状態とにそれぞれ異なる電
圧を伝送線に印加する方法が適用される場合には、通信
制御部77の前段に、その電圧の値の可変範囲において
確実に伝送情報のビット列の論理値を識別可能な閾値と
の電圧比較に基づいて波形成形を行うコンパレータを搭
載したり、その伝送情報を示す交流の成分のみを抽出す
るフィルタを搭載してもよい。
【0053】また、上述した各実施例では、被制御パッ
ケージ421〜42Nの最終段と制御パッケージ41の初
段とにそれぞれ反転バッファ491〜49N、441〜4
Nが配置されているが、本発明はこのような構成に限
定されず、例えば、これらの反転バッファに代えて非反
転バッファを用いてもよい。さらに、上述した各実施例
では、反転バッファ491〜49N、441〜44NがTT
Lデバイスによって構成されているが、本発明はこのよ
うなデバイスに限定されず、伝送線431〜43Nの伝送
特性およびこれらの伝送線に適用された伝送方式に適応
可能であるならば如何なるデバイスを適用してもよい。
【0054】また、上述した各実施例では、ローレベル
検出部461〜46Nとハイレベル検出部471〜47N
別体のディジタル回路によって構成されているが、本発
明はこのような構成に限定されず、例えば、シフトレジ
スタ51、61を単一のシフトレジスタの共用により構
成したり、時定数回路等のアナログ回路を適用して構成
することもできる。
【0055】さらに、上述した各実施例では、複数の被
制御パッケージ421〜42Nに負荷分散がはかられた装
置に本発明が適用されているが、本発明はこのような装
置に限定されず、機能分散をはかったり、二重化その他
の冗長化方式に基づいて設けられた複数のユニットや装
置についても適用可能である。
【0056】
【発明の効果】上述したように請求項1ないし請求項3
に記載の発明では、複数の下位装置の稼働状況を監視す
る上位装置が個々の下位装置との間に形成された伝送路
を介して粗結合され、かつこれらの下位装置について、
請求項1に記載の発明においては実装されているか否か
が、請求項2に記載の発明においては駆動電力が正常に
供給されているか否かが、請求項3に記載の発明におい
ては実装されているか否かと駆動電力が正常に供給され
ているか否かとが上位装置においてそれぞれ確実に識別
される。
【0057】すなわち、上位装置と下位装置との間の接
続が簡略化されてハードウエアの規模が圧縮され、かつ
機能が制約されることなく各下位装置の稼働状況が把握
される。したがって、本発明が適用された装置やシステ
ムでは、ユニット相互間のインタフェースにかかわるハ
ードウエアやソフトウエアの制約が大幅に軽減されて低
廉化がはかられ、かつ信頼性を確保して応答性その他の
性能を保ちつつ高機能化や大規模化の要求に対して柔軟
に適応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項3に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図4】請求項1〜3に記載の発明に対応した実施例を
示す図である。
【図5】ローレベル検出部の構成例を示す図である。
【図6】ハイレベル検出部の構成例を示す図である。
【図7】従来の障害監視方式の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11、22、31 下位装置 12、23、32 伝送路 13、24、33 上位装置 14、25、34 送信手段 15、36 バイアス手段 16、37 実装識別手段 21、30 電源監視手段 26、35 電位設定手段 27、38 電源障害識別手段 41、70 制御パッケージ 42、71 被制御パッケージ 43 伝送線 44、49、49、79、82 反転バッファ 45、78、81 抵抗器 46 ローレベル検出部 47 ハイレベル検出部 48 オアゲート 51、61 シフトレジスタ 52 オアゲート 62 アンドゲート 72 通信リンク 73 実装状態通知線 74 電源状態通知線 75 プロセッサ(CPU) 76 バス 77、84 通信制御部 80、83 入力ポート(FF) 85 電源部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め機能あるいは負荷が個別に分散され
    た複数の下位装置と、 一端が前記複数の下位装置に個別に接続された複数の伝
    送路と、 前記複数の伝送路の他端に接続されてこれらの伝送路を
    介して直列に受信される情報を取り込み、その情報を処
    理する上位装置とを備え、 前記複数の下位装置には、 前記伝送路の内、自装置に接続された特定の伝送路の一
    端を前記情報に基づいて無給電で駆動してその情報を直
    列に送信する送信手段を有し、 前記上位装置には、 予め決められた電位に前記複数の伝送路の他端の電位を
    バイアスするバイアス手段と、 前記複数の伝送路の他端の電位が前記予め決められた電
    位となる期間の長さを個別に計測し、これらの長さにつ
    いて前記情報を示すビット列の如何にかかわらずとり得
    ない値との大小関係に基づいて、前記複数の下位装置が
    実装されているか否か識別する実装識別手段とを有する
    ことを特徴とする障害監視方式。
  2. 【請求項2】 駆動電力の供給状況の正否を監視して判
    別する電源監視手段を有し、予め機能あるいは負荷が個
    別に分散された複数の下位装置と、 一端が前記複数の下位装置に個別に接続された複数の伝
    送路と、 前記複数の伝送路の他端に接続されてこれらの伝送路を
    介して直列に受信される情報を取り込み、その情報を処
    理する上位装置とを備え、 前記複数の下位装置には、 前記複数の伝送路の内、自装置に接続された特定の伝送
    路の一端を前記情報に基づいて駆動してその情報を直列
    に送信する送信手段と、 前記電源監視手段によって判別された供給状況が異常で
    あるときに、前記特定の伝送路の一端と接地点との電位
    差を吸収しあるいは圧縮する電位設定手段とを有し、 前記上位装置には、 前記複数の伝送路の他端の電位が前記電位設定手段によ
    って前記電位差が吸収されあるい圧縮された状態で得ら
    れる電位となる期間の長さを計測し、その長さについて
    前記情報を示すビット列の如何にかかわらずとり得ない
    値との大小関係に基づいて、前記複数の下位装置におけ
    る前記供給状況の正否を識別する電源障害識別手段とを
    有することを特徴とする障害監視方式。
  3. 【請求項3】 駆動電力の供給状況の正否を監視して判
    別する電源監視手段を有し、予め機能あるいは負荷が個
    別に分散された複数の下位装置と、 一端が前記複数の下位装置に個別に接続された複数の伝
    送路と、 前記複数の伝送路の他端に接続されてこれらの伝送路を
    介して直列に受信される情報を取り込み、その情報を処
    理する上位装置とを備え、 前記複数の下位装置には、 前記複数の伝送路の内、自装置に接続された特定の伝送
    路の一端を前記情報に基づいて無給電で駆動してその情
    報を直列に送信する送信手段と、 前記電源監視手段によって判別された供給状況が異常で
    あるときに、前記特定の伝送路の一端と接地点との電位
    差を吸収しあるいは圧縮する電位設定手段とを有し、 前記上位装置には、 前記電位設定手段によって前記電位差が吸収されあるい
    圧縮された状態で前記複数の伝送路の他端に得られる第
    一の電位と異なる第二の電位に、これらの他端の電位を
    バイアスするバイアス手段と、 前記複数の伝送路の他端の電位が前記第一の電位となる
    期間の長さを個別に計測し、これらの長さについて前記
    情報を示すビット列の如何にかかわらずとり得ない値と
    の大小関係に基づいて、前記複数の下位装置が実装され
    ているか否か識別する実装識別手段と、 前記複数の伝送路の他端の電位が前記第二の電位となる
    期間の長さを計測し、その長さについて前記情報を示す
    ビット列の如何にかかわらずとり得ない値との大小関係
    に基づいて、前記複数の下位装置における前記供給状況
    の正否を識別する電源障害識別手段とを有することを特
    徴とする障害監視方式。
JP5900695A 1995-03-17 1995-03-17 障害監視方式 Withdrawn JPH08255015A (ja)

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