JPH08254215A - 駆動軸及びその製造方法 - Google Patents
駆動軸及びその製造方法Info
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- JPH08254215A JPH08254215A JP7060418A JP6041895A JPH08254215A JP H08254215 A JPH08254215 A JP H08254215A JP 7060418 A JP7060418 A JP 7060418A JP 6041895 A JP6041895 A JP 6041895A JP H08254215 A JPH08254215 A JP H08254215A
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- female spline
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- hollow pipe
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- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 3
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 雌形スプライン部を中空パイプによりプレス
成形で形成し、中間部分に形成した拡大領域を油溜めと
して機能させることより、潤滑作用を向上かつ長持ちさ
せるようにする。 【構成】 雌形スプライン部と雌形シャフト部とよりな
る雌形部材及び雄形スプライン部及び雄形シャフト部と
よりなる雄形部材により構成した駆動軸の製造方法にお
いて、雌形スプライン部6Aを中空パイプ6から形成す
る。先ず中空パイプ6の一方の半部に、金型7及びプレ
ス装置8により雌形スプライン領域6aを形成し、次に
残りの半部に同様にして雌形スプライン領域6bを形成
する。又は2基の金型を使用し、雌形スプライン領域6
a,6bを同時にプレス成形する。プレス成形しない中
間拡大領域6cを油溜めとして使用する。
成形で形成し、中間部分に形成した拡大領域を油溜めと
して機能させることより、潤滑作用を向上かつ長持ちさ
せるようにする。 【構成】 雌形スプライン部と雌形シャフト部とよりな
る雌形部材及び雄形スプライン部及び雄形シャフト部と
よりなる雄形部材により構成した駆動軸の製造方法にお
いて、雌形スプライン部6Aを中空パイプ6から形成す
る。先ず中空パイプ6の一方の半部に、金型7及びプレ
ス装置8により雌形スプライン領域6aを形成し、次に
残りの半部に同様にして雌形スプライン領域6bを形成
する。又は2基の金型を使用し、雌形スプライン領域6
a,6bを同時にプレス成形する。プレス成形しない中
間拡大領域6cを油溜めとして使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌形スプライン部を有
する駆動軸に関するものである。更に、本発明は、雌形
スプライン部と雌形シャフト部とよりなる雌形部材及び
雄形スプライン部及び雄形シャフト部とよりなる雄形部
材により構成した駆動軸の製造方法に関するものであ
る。
する駆動軸に関するものである。更に、本発明は、雌形
スプライン部と雌形シャフト部とよりなる雌形部材及び
雄形スプライン部及び雄形シャフト部とよりなる雄形部
材により構成した駆動軸の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、図1の(a)、(b)に示すよ
うに、駆動軸1の雌形スプライン部2を中実のロッド素
材から機械加工で内面にスプラインを切削していた。
うに、駆動軸1の雌形スプライン部2を中実のロッド素
材から機械加工で内面にスプラインを切削していた。
【0003】更に、従来は、雄形スプライン部3との噛
合部に給脂するためのニップル4を設ける必要があっ
た。図1の(b)の実施例では、雌形スプライン部2の
一部に環状の油溜め5を切削加工で形成していた。
合部に給脂するためのニップル4を設ける必要があっ
た。図1の(b)の実施例では、雌形スプライン部2の
一部に環状の油溜め5を切削加工で形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中実ロッド素
材からの切削加工は作業が複雑であり、時間とコストが
かかり、また重量が重いという欠点があった。
材からの切削加工は作業が複雑であり、時間とコストが
かかり、また重量が重いという欠点があった。
【0005】従って、本発明の目的は、簡単に雌形スプ
ライン部を形成することができ、かつ中間部分に油溜め
を有する雌形スプライン部を有する駆動軸及びこの駆動
軸の製造方法を得るにある。
ライン部を形成することができ、かつ中間部分に油溜め
を有する雌形スプライン部を有する駆動軸及びこの駆動
軸の製造方法を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明駆動軸は、雌形スプラインを中空パイプから
プレス成形したものとし、前記雌形スプライン部の中間
部分にこの雌形スプライン部の大径よりも大きい拡大領
域を設けたことを特徴とする。
め、本発明駆動軸は、雌形スプラインを中空パイプから
プレス成形したものとし、前記雌形スプライン部の中間
部分にこの雌形スプライン部の大径よりも大きい拡大領
域を設けたことを特徴とする。
【0007】更に、本発明駆動軸の製造方法は、雌形ス
プライン部を中空パイプから形成し、前記中空パイプの
中間拡大領域を残してこの中間拡大領域の両側に雌形ス
プラインをプレス成形することを特徴とする。
プライン部を中空パイプから形成し、前記中空パイプの
中間拡大領域を残してこの中間拡大領域の両側に雌形ス
プラインをプレス成形することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、プレス成形した雌形スプライ
ン部の中間部分の拡大領域は、簡単に形成することがで
き、かつ潤滑作用を改善しまた給脂を不要とする油溜め
を構成する。
ン部の中間部分の拡大領域は、簡単に形成することがで
き、かつ潤滑作用を改善しまた給脂を不要とする油溜め
を構成する。
【0009】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
【0010】図2は、本発明による雌形スプライン部の
製造方法の各段階を示す。本発明によれば、雌形スプラ
イン部は中空パイプ6により形成する。
製造方法の各段階を示す。本発明によれば、雌形スプラ
イン部は中空パイプ6により形成する。
【0011】図2の(a)の矢印Aに示すように、この
中空パイプ6のほぼ半分を金型7に向けてプレス装置8
により押圧する(図2の(b)参照)。これによって図
2の(c)に示すように、素材の外径よりも小さい大径
部を有する雌形スプライン領域6aが図面で見て下半分
に形成される。
中空パイプ6のほぼ半分を金型7に向けてプレス装置8
により押圧する(図2の(b)参照)。これによって図
2の(c)に示すように、素材の外径よりも小さい大径
部を有する雌形スプライン領域6aが図面で見て下半分
に形成される。
【0012】この後、中空パイプ6を逆向きにし、まだ
雌形スプライン領域が形成されていない部分を金型7に
向けてプレス装置8によりAの方向に押圧し(図2の
(d)参照)、金型7でプレス成形する(図2の(e)
参照)。これにより図2の(f)に示すように、残りの
大部分に雌形スプライン領域6bを生ずる。
雌形スプライン領域が形成されていない部分を金型7に
向けてプレス装置8によりAの方向に押圧し(図2の
(d)参照)、金型7でプレス成形する(図2の(e)
参照)。これにより図2の(f)に示すように、残りの
大部分に雌形スプライン領域6bを生ずる。
【0013】ただし、中間部分にはプレス成形しない拡
大領域6cを残しておく。このように拡大領域6cの両
側に雌形スプライン領域6a,6bを有する雌形スプラ
イン部6Aを形成する(図2の(g)参照)。
大領域6cを残しておく。このように拡大領域6cの両
側に雌形スプライン領域6a,6bを有する雌形スプラ
イン部6Aを形成する(図2の(g)参照)。
【0014】図3には、図2のように中空パイプ6の半
部ごとに雌形スプライン領域を形成するのではなく、金
型7を2基使用し、中間部分の拡大領域の残して一度に
中空パイプ6の両側に雌形スプライン領域6a,6bを
形成する実施例を示す。
部ごとに雌形スプライン領域を形成するのではなく、金
型7を2基使用し、中間部分の拡大領域の残して一度に
中空パイプ6の両側に雌形スプライン領域6a,6bを
形成する実施例を示す。
【0015】このようにして形成した雌形スプライン部
6Aを、図4に示すように、雌形シャフト部9に溶接部
10で溶接し、この雌形シャフト部9の他方の端部には
ユニバーサルジョイント11を設ける。
6Aを、図4に示すように、雌形シャフト部9に溶接部
10で溶接し、この雌形シャフト部9の他方の端部には
ユニバーサルジョイント11を設ける。
【0016】雌形スプライン部6Aには、雄形スプライ
ン部12をスプライン嵌合させる。雄形シャフト部13
にはユニバーサルジョイント14を設ける。雌形スプラ
イン部6Aの遊端はオイルシール装置15を設ける。
ン部12をスプライン嵌合させる。雄形シャフト部13
にはユニバーサルジョイント14を設ける。雌形スプラ
イン部6Aの遊端はオイルシール装置15を設ける。
【0017】雌形スプライン部6Aの拡大領域6cは、
油溜めとして例えば、グリースを大量に充填しておく。
これにより、この駆動軸の長期間の使用にも、グリース
補充の必要がないメインテナンスフリーの駆動軸が得ら
れる。従って、給脂用のニップルを設ける必要がない。
油溜めとして例えば、グリースを大量に充填しておく。
これにより、この駆動軸の長期間の使用にも、グリース
補充の必要がないメインテナンスフリーの駆動軸が得ら
れる。従って、給脂用のニップルを設ける必要がない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、雌形スプライン部の中
間部分の拡大領域が油溜めとして機能し、潤滑作用の向
上と、給脂作業の不要なメインテナンスフリー仕様とな
る。
間部分の拡大領域が油溜めとして機能し、潤滑作用の向
上と、給脂作業の不要なメインテナンスフリー仕様とな
る。
【0019】更に、中間部分に油溜めを設けたため、シ
ャフトに対してほぼ全域にわたりほぼ均一な潤滑作用が
得られるようになる。
ャフトに対してほぼ全域にわたりほぼ均一な潤滑作用が
得られるようになる。
【0020】更に、雌形スプライン部を中空パイプによ
り形成したため、切削加工よりも製造簡単かつ軽量とな
り、材料及び工程を減少し、コストの低減を図ることが
できる。更に、従来のように切削により油溜めを特別に
形成することなく、単にプレス成形しない領域で自動的
に拡大領域が得られる。
り形成したため、切削加工よりも製造簡単かつ軽量とな
り、材料及び工程を減少し、コストの低減を図ることが
できる。更に、従来のように切削により油溜めを特別に
形成することなく、単にプレス成形しない領域で自動的
に拡大領域が得られる。
【図1】従来の駆動軸の一部断面とする側面図であり、
(a)は油溜めを形成していない実施例、(b)は油溜
めを切削加工により形成した実施例を示す説明図であ
る。
(a)は油溜めを形成していない実施例、(b)は油溜
めを切削加工により形成した実施例を示す説明図であ
る。
【図2】本発明による駆動軸の雌形スプライン部の製造
工程を示す各段階の線図的説明図である。
工程を示す各段階の線図的説明図である。
【図3】本発明による駆動軸の雌形スプライン部の他の
製造工程を示す各段階の線図的説明図である。
製造工程を示す各段階の線図的説明図である。
【図4】本発明による駆動軸の一部断面とする側面図で
ある。
ある。
1 駆動軸 2 雌形スプライン部 3 雄形スプライン部 4 ニップル 5 油溜め 6 中空パイプ 6a,6b 雌形スプライン領域 6A 雌形スプライン部 7 金型 8 プレス装置 9 雌形シャフト部 10 溶接部 11,14 ユニバーサルジョイント 12 雄形スプライン部 13 雄形シャフト部 15 オイルシール装置
Claims (2)
- 【請求項1】 雌形スプライン部を有する駆動軸におい
て、前記雌形スプラインを中空パイプからプレス成形し
たものとし、前記雌形スプライン部の中間部分にこの雌
形スプライン部の大径よりも大きい拡大領域を設けたこ
とを特徴とする駆動軸。 - 【請求項2】 雌形スプライン部と雌形シャフト部とよ
りなる雌形部材及び雄形スプライン部及び雄形シャフト
部とよりなる雄形部材により構成した駆動軸の製造方法
において、前記雌形スプライン部を中空パイプから形成
し、前記中空パイプの中間拡大領域を残してこの中間拡
大領域の両側に雌形スプラインをプレス成形することを
特徴とする駆動軸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060418A JPH08254215A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 駆動軸及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060418A JPH08254215A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 駆動軸及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08254215A true JPH08254215A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13141641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7060418A Pending JPH08254215A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 駆動軸及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08254215A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016111029A1 (de) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | Thyssenkrupp Ag | Zahnwelle und Verfahren zu ihrer Herstellung, Verfahren zur Herstellung einer Funktionswelle |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP7060418A patent/JPH08254215A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016111029A1 (de) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | Thyssenkrupp Ag | Zahnwelle und Verfahren zu ihrer Herstellung, Verfahren zur Herstellung einer Funktionswelle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041001 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |