JPH08254043A - 可動支持装置 - Google Patents

可動支持装置

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JPH08254043A
JPH08254043A JP8343895A JP8343895A JPH08254043A JP H08254043 A JPH08254043 A JP H08254043A JP 8343895 A JP8343895 A JP 8343895A JP 8343895 A JP8343895 A JP 8343895A JP H08254043 A JPH08254043 A JP H08254043A
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JP
Japan
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supported
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ceramic material
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Application number
JP8343895A
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English (en)
Inventor
Masao Akimoto
将男 秋元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は被支持体が支持体に対して移動す
る場合の摩擦力を著しく小さくできるようにした可動支
持装置を提供するものである。 【構成】 この発明は被支持体12又は支持体10の何
れか一方に取付けてあって他方側に対して移動可能に面
接触して荷重を伝達する少なくとも接触面がモース硬さ
で6.5以上のセラミックより成る接触部材15を包含
することを特徴とする可動支持装置を提供するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地震の場合被支持体が
移動可能になるように支持体により支持したり、一端を
一つの橋脚に固定した橋梁の他端を次の橋脚に移動可能
に支持する橋梁の支承や、一方のビルデングに一端を固
定し他端を他のビルデングに移動可能に支持して連結す
る連絡用通路の支承部分や、重量の大きい機械類を免震
するため移動可能に支持する等の被支持体が移動するこ
とを許容して支承する場合に用いることができる可動支
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に構造物等を移動可能に支持するに
はできるだけ摩擦力を小さくする必要がある。しかしな
がら、阪神大震災のような大きい地震になると被支持体
が支持体に対して非常に大きく変位するため被支持体の
接触面及びこれを支持する支持体の支持面はコンクリー
トの場合もあって摩擦係数がコンクリート間では例えば
0.3位でかなり大きい値になるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点を解決して被支持体が支持体に対して移動する場合の
摩擦力を著しく小さくできるようにした可動支持装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は被支持体又は
支持体の何れか一方に取付けてあって他方側に対して移
動可能に面接触して荷重を伝達する少なくとも接触面が
モース硬さで6.5以上のセラミックより成る接触部材
を包含することを特徴とする可動支持装置を提供するも
のである。この発明はまた被支持体に取付けてあって支
持体に対して移動可能に面接触して荷重を伝達する少な
くとも接触面がモース硬さで6.5以上のセラミックよ
り成り接触面の周縁部に丸みを付け丸み部とした接触部
材と、この接触部材の接触面をほぼ囲んで固体の潤滑材
を供給する供給路と、この供給路の外側を囲み支持体に
接触する柔軟性を有する材料より成り潤滑材の外部への
散逸を防止する散逸防止部材とを包含することを特徴と
する可動支持装置を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下図面を参照しながらこの発明の実施例に
ついて説明する。図1,2に示すこの発明の一実施例に
おいて、10は例えばコンクリート等より成る支持体
で、上面が水平になっている。12は被支持体で、例え
ば構造物の支柱或は機械の脚部等の部分が示してある。
13はこの被支持体の下端部に固着させた取付部材であ
る。15はこの取付部材の下面に固着させたモース硬さ
6.5以上のセラミックより成る接触部材で、重荷重に
も耐えることができて支持体10上に接触面15aを面
接触させ移動可能になっている。このセラミックとして
例えばビッカース硬さ1250程度のジルコニアセラミ
ックを用いかつ支持体10がコンクリートより成る場合
のある試験結果によると摩擦係数は0.1程度であっ
た。接触部材15の接触面15aの周縁部には尖らない
ように丸みを付けた丸み部16が形成してある。
【0006】17は例えば黒鉛或は二硫化モリブデン等
の公知の材料より成る粉状または粒状等の固体の潤滑材
50の供給路で、取付部材13の上面から形成した環状
溝19と、この環状溝から複数個の孔20を介して連通
する下面から形成した環状溝22がある。環状溝22は
接触部材15の外側を囲むように配置させてある。24
はこの供給路17の上面に設けた環状の蓋で、これを開
いて潤滑材50を供給できるようになっている。この蓋
は例えば2個等複数個に分割して完全に取外しできるよ
うにしてあってもよい。25は取付部材13の供給路1
7の下面より外側に配置して環状に囲むように取付けた
潤滑材50の散逸防止部材で、例えばゴム,スポンジ,
布等よりなり支持体10に密接させてあって潤滑材50
が散逸するのを防止するようになっている。
【0007】前述したように構成したものにおいて、被
支持体12が支持体10に対して水平方向に移動する場
合摩擦力が小さくて良好に移動できるものである。ま
た、潤滑材50が供給路17を通って支持体10上にき
て接触部材15の丸み部16の下を通ってこの接触部材
と支持体10間に入り込んで摩擦力を低減することにな
る。丸み部16が設けてあるとこのように良好に潤滑材
50が供給できるとともに接触部材15の接触面15a
の周縁部が支持体10に食い込むのを防止できるもので
ある。
【0008】この発明においては種々変更することがで
きる。例えば潤滑材50の供給路17を設けることなく
潤滑材を供給しない場合もある。また、取付部材13を
設けることなく接触部材15を被支持体12に直接取付
ける場合もある。また、図3の(a)に示すようにセラ
ミックより成る接触部材15を被支持体12に取付ける
ことなく支持体10に例えば取付部材13を介して取付
けてあってもよい。また、セラミックは高価であるため
接触部材15として図3の(b)に示すように金属等の
十分な強度を有する基礎部材30にセラミックの層31
を例えば厚さ1mm等薄く結合させて接触面15aを構
成したものを用いてもよい。また、接触部材15と接触
する表面はコンクリート又はコンクリートとほぼ同様な
材料以外に金属等どんな材料で構成してあってもよい。
また、図3の(c)に示すように例えば支持体10に球
面状凹所33を形成し、接触部材15もこれと接触する
接触面15aを同一半径の球面状に突出させるように構
成し、かつ被支持体12から延びる連結部材36に球面
接触させあらゆる方向に回動可能に連結した取付部材1
3に接触部材15を固着させて免震装置として使用する
場合もある。この実施例を変更して、球面状凹所33を
被支持体12に形成しかつ接触部材15を支持体10か
ら上に突出させた連結部材36に取付部材13を介して
連結する場合もある。
【0009】
【発明の効果】この発明は前述したように少なくとも接
触面がセラミックより成る硬い接触部材15が設けてあ
るから、摩擦力を著しく小さくできるという効果を有し
ている。特に免震装置の場合には小さい摩擦力により良
好に免震できるものである。また、この発明において、
接触部材15を被支持体12に取付けその接触面15a
の周縁部に丸み部16を形成し、かつ固体の潤滑材50
を供給する供給路17と、この供給路の外側を囲んで潤
滑材50の散逸を防止する散逸防止部材27を設けたも
のは被支持体12が支持体10に対して移動する場合の
摩擦力を更に低減できるものであるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】種々変更した実施例の概略を断面として示す説
明図である。
【符号の説明】
10 支持体 12 被支持体 13 取付部材 15 接触部材 15a 接触面 17 供給路 27 散逸防止部材 50 潤滑材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持体又は支持体の何れか一方に取付
    けてあって他方側に対して移動可能に面接触して荷重を
    伝達する少なくとも接触面がモース硬さで6.5以上の
    セラミックより成る接触部材を包含することを特徴とす
    る可動支持装置。
  2. 【請求項2】 被支持体に取付けてあって支持体に対し
    て移動可能に面接触して荷重を伝達する少なくとも接触
    面がモース硬さで6.5以上のセラミックより成り接触
    面の周縁部に丸みを付け丸み部とした接触部材と、この
    接触部材の接触面をほぼ囲んで固体の潤滑材を供給する
    供給路と、この供給路の外側を囲み支持体に接触する柔
    軟性を有する材料より成り潤滑材の外部への散逸を防止
    する散逸防止部材とを包含することを特徴とする可動支
    持装置。
JP8343895A 1995-03-16 1995-03-16 可動支持装置 Pending JPH08254043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8343895A JPH08254043A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 可動支持装置

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JP8343895A JPH08254043A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 可動支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH08254043A true JPH08254043A (ja) 1996-10-01

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ID=13802441

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8343895A Pending JPH08254043A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 可動支持装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH08254043A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006024940A1 (en) * 2004-08-06 2006-03-09 So.L.E.S. - Societa' Lavori Edili E Serbatoi S.P.A Antiseismic supporting device for a building structure
CN103397710A (zh) * 2013-07-26 2013-11-20 东南大学 一种可补充摩擦材料的滑移隔震支座

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006024940A1 (en) * 2004-08-06 2006-03-09 So.L.E.S. - Societa' Lavori Edili E Serbatoi S.P.A Antiseismic supporting device for a building structure
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