JPH08254020A - 高所作業用安全ベルト - Google Patents

高所作業用安全ベルト

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Publication number
JPH08254020A
JPH08254020A JP8472195A JP8472195A JPH08254020A JP H08254020 A JPH08254020 A JP H08254020A JP 8472195 A JP8472195 A JP 8472195A JP 8472195 A JP8472195 A JP 8472195A JP H08254020 A JPH08254020 A JP H08254020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
movable member
rope
safety belt
guide member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8472195A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Endo
明夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication of JPH08254020A publication Critical patent/JPH08254020A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高所作業中に係止用ロープが作業員の体に絡み
付かず、なおかつ墜落時の急激な姿勢変化を防止する。 【構成】本発明の高所作業用安全ベルト11は、ベルト
状に湾曲可能な可撓性ガイド部材12と、該可撓性ガイ
ド部材12の材軸方向に沿って移動自在に係合され所定
の係止用ロープ3を取付け可能な可動部材14とから構
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業用安全ベルト
に係り、特に、建築作業現場等で用いる高所作業用安全
ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる高所作業用安全ベルトは、建
築、土木等の現場で高所作業を行う際、該作業位置から
の転落や墜落を防止して作業員の安全を確保するために
使用される安全器具である。かかる高所作業用安全ベル
トは、一般的には図6に示すように、作業員の胴体に固
定される胴締めベルト1と、先端にフック2を取り付け
た係止用ロープ3とからなり、係止用ロープ3は、所定
の金具4を介して胴締めベルト1に取り付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、胴締めベルト
1を胴体に巻き付ける前であれば、金具4を胴締めベル
ト1に沿って移動させることにより、係止用ロープ3と
胴締めベルト1との接続位置を変更することができる
が、いったん胴締めベルト1を胴体に締め付けた後は、
金具4の移動はかなり困難であるのみならず、そのよう
な動作は、高所作業中においてはきわめて危険でもあっ
た。
【0004】そのため、フック2を引っかける足場や親
綱の位置によっては、係止用ロープ3が不自然に作業員
に絡まった状態で作業を行わざるを得ず、作業がやりづ
らいという問題を生じていた。さらには、墜落や転落と
いった事態が生じたとき、係止用ロープ3が張る瞬間に
作業員が急激に回転し、不測の危害がおよぶおそれがあ
った。
【0005】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、高所作業中に係止用ロープが作業員の体に絡
み付かず、なおかつ墜落時の急激な姿勢変化を防止する
ことが可能な高所作業用安全ベルトを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の高所作業用安全ベルトは請求項1に記載し
たように、ベルト状に湾曲可能な可撓性ガイド部材と、
該可撓性ガイド部材の材軸方向に沿って移動自在に係合
され所定の係止用ロープを取付け可能な可動部材とから
構成したものである。
【0007】また、本発明の高所作業用安全ベルトは、
請求項1の可撓性ガイド部材の裏面に胴締めベルトを挿
通するベルト通しを設けたものである。
【0008】また、本発明の高所作業用安全ベルトは、
請求項1の可動部材を案内する案内溝を前記可撓性ガイ
ド部材内に形成するとともに、該案内溝に所定の凹部を
所定のピッチで配設し、該凹部に嵌合する所定のロック
機構を前記可動部材に設けたものである。
【0009】
【作用】本発明の高所作業用安全ベルトにおいては、ま
ず、可撓性ガイド部材をベルト状に湾曲させて作業員の
胴体の周囲に巻き付ける。そして、可動部材につながれ
た係止用ロープの先端のフックを足場や親綱に引っかけ
て高所作業を行う。
【0010】ここで、可動部材がフックのある方向を向
いていない場合には、可動部材を可撓性ガイド部材に沿
って適宜移動させ、フックがある方向に向かせる。する
と、フックと可動部材とをつなぐ係止用ロープは、作業
員の体に絡みつかず、また、作業中に転落や墜落が発生
した際、ロープが張る瞬間に作業員が急激に回転するこ
ともない。
【0011】可動部材を案内する案内溝を前記可撓性ガ
イド部材内に形成するとともに、該案内溝に所定の凹部
を所定のピッチで配設し、該凹部に嵌合する所定のロッ
ク機構を前記可動部材に設けた場合、ロック機構を解除
して可動部材を動かし、所望の位置でロック機構を作動
させれば、当該位置において可動部材が係止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の高所作業用安全ベルトの実施
例について、添付図面を参照して説明する。なお、従来
技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0013】図1は、本実施例の高所作業用安全ベルト
を示した斜視図である。同図でわかるように、本実施例
に係る高所作業用安全ベルト11は、硬質塩化ビニル等
の可撓性材料で形成された可撓性ガイド部材12を備
え、該可撓性ガイド部材12の背面にはベルト通し13
を設けてある。そして、ベルト通し13に胴締めベルト
1を挿通しこれを作業員の胴体に巻き付けることによ
り、可撓性ガイド部材12を作業員の胴体回りに配置で
きるようになっている。
【0014】可撓性ガイド部材12の内部には、その材
軸方向に沿って案内溝15を形成してあり、該案内溝1
5の開口近傍には一対の突条16、16を対向配置して
ある。
【0015】一方、案内溝15内には、取付け金具17
を介して係止用ロープ3を取付け可能な可動部材14を
配設してあり、該可動部材14に形成された肩18、1
8を可撓性ガイド部材12の突条16、16に係合して
ある。すなわち、可動部材14は、材軸方向には移動自
在であるが、法線方向には突条16によって係止される
ようになっている。
【0016】また、案内溝15には凹部19を所定のピ
ッチで配設してあり、該凹部19に嵌合するロック機構
20を可動部材14に設けてある。
【0017】図2(a)は、ロック機構20を示した詳細
断面図、図2(b)は、A―A線方向から見た正面図であ
る。これらの図でわかるように、ロック機構20は、操
作ノブ21にロッド22を固着し、該ロッド22を可動
部材14に挿通してその先端を凹部19に嵌合可能に構
成するとともに、ロッド22の周囲に形成された鍔23
と可動部材14との間の中空空間25にばね24を配設
してなり、通常は、ばね24の復元力によってロッド2
2の先端が凹部19に嵌合されて可動部材14が該位置
に係止され、操作ノブ21を引っ張れば図2(c) に示す
ようにロッド22の先端が凹部19から外れて可動部材
14が移動できるようになっている。
【0018】本実施例の高所作業用安全ベルト11にお
いては、まず、図3(a) に示すように可撓性ガイド部材
12の背面に設けたベルト通し13に胴締めベルト1を
挿通し、これを作業員の腰21に巻き付ける。そして、
可動部材14につながれた係止用ロープ3の先端のフッ
クを足場や親綱に引っかけて高所作業を行う。
【0019】ここで、可動部材14がフックの方向に向
いていない場合、例えば、図3(b)に示すように可動部
材14が作業員の左側で、フック2が作業員の右側であ
るような場合、同図の矢印に示すように可動部材14を
可撓性ガイド部材12に沿って右側に移動し、可動部材
14をフック2の方向に向かせる。
【0020】可動部材14を動かす際は、まず、ロック
機構20の操作ノブ21を手前に引っ張ってロッド22
を凹部19から引き抜き、ロック機構20を解除する。
次いで、操作ノブ21を引っ張った状態のまま可動部材
14を案内溝15に沿って移動させる。そして、所望の
位置で操作ノブ21から手を離し、可動部材14を左右
に少し動かす。すると、ロック機構20のロッド22が
該位置に最も近い凹部19に嵌合し、該位置で係止され
る。
【0021】以上説明したように、本実施例の高所作業
用安全ベルトによれば、係止用ロープを作業員につなぐ
接続箇所を可動に構成したので、係止用ロープが作業員
の体に絡みつかず、高所作業を行いやすくなる。
【0022】また、万一高所作業中に転落や墜落が発生
した際にも、係止用ロープが張る瞬間に作業員が急激に
回転して作業員に不測の危害が及ぶようなこともない。
【0023】本実施例では、可撓性ガイド部材の背面に
ベルト通しを設け、該ベルト通しに市販の胴締めベルト
を通すように構成したが、図4に示すように、ベルト通
しを省略するとともに、相互に連結可能なベルト部材3
1、32を可撓性ガイド部材12の両端にそれぞれ固着
するようにしてもよい。
【0024】かかる構成によっても、上述と同様の効果
を奏するほか、市販のベルトをいちいちベルト通しに通
すわずらわしさがなくなるという別の効果も奏する。
【0025】また、本実施例では、係止用ロープを直接
可動部材につなぐように構成したが、ロープの巻取り、
送り出しあるいは緊急時のロック等を自動的に行うリー
ル(例えば、実開平4―117654号公報に記載され
たリール)を介して可動部材につなぐようにしてもよ
い。
【0026】また、本実施例では、可動部材にロック機
構を設けるようにしたが、場合によってこれを省略して
もよい。
【0027】また、本実施例では、可動部材を移動させ
る際、それを取り囲む可撓性ガイド部材の案内溝との間
で摺動面が形成される構造になっているが、可動部材の
移動をよりスムーズに行うのであれば、図5に示すよう
に、可動部材14にローラー41を配設するようにして
もよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の高所作業用
安全ベルトは、ベルト状に湾曲可能な可撓性ガイド部材
と、該可撓性ガイド部材の材軸方向に沿って移動自在に
係合され所定の係止用ロープを取付け可能な可動部材と
から構成したので、高所作業中に係止用ロープが作業員
の体に絡み付かず、なおかつ墜落時の急激な姿勢変化を
防止することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る高所作業用安全ベルトを示した
斜視図。
【図2】(a) は本実施例に係る高所作業用安全ベルトの
可動部材を示した詳細断面図、(b) は(a) のA―A線方
向から見た正面図、(c) はロック機構の動作を示した説
明図。
【図3】本実施例の高所作業用安全ベルトの作用を示し
た説明図。
【図4】本実施例に係る高所作業用安全ベルトの変形例
を示した斜視図。
【図5】さらに別の変形例を示した斜視図。
【図6】従来技術の高所作業用安全ベルトを示した断面
図。
【符号の説明】
1 胴締めベルト 2 フック 3 係止用ロープ 11 高所作業用安全ベルト 12 可撓性ガイド部材 13 ベルト通し 14 可動部材 15 案内溝 19 凹部 20 ロック機構 21 操作ノブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト状に湾曲可能な可撓性ガイド部材
    と、該可撓性ガイド部材の材軸方向に沿って移動自在に
    係合され所定の係止用ロープを取付け可能な可動部材と
    からなることを特徴とする高所作業用安全ベルト。
  2. 【請求項2】 前記可撓性ガイド部材の裏面に胴締めベ
    ルトを挿通するベルト通しを設けた請求項1記載の高所
    作業用安全ベルト。
  3. 【請求項3】 前記可動部材を案内する案内溝を前記可
    撓性ガイド部材内に形成するとともに、該案内溝に所定
    の凹部を所定のピッチで配設し、該凹部に嵌合する所定
    のロック機構を前記可動部材に設けた請求項1記載の高
    所作業用安全ベルト。
JP8472195A 1995-03-16 1995-03-16 高所作業用安全ベルト Pending JPH08254020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8472195A JPH08254020A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 高所作業用安全ベルト

Applications Claiming Priority (1)

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JP8472195A JPH08254020A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 高所作業用安全ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08254020A true JPH08254020A (ja) 1996-10-01

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ID=13838554

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JP8472195A Pending JPH08254020A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 高所作業用安全ベルト

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JP (1) JPH08254020A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107376152A (zh) * 2017-09-01 2017-11-24 邓华泰 安全带
CN110847589A (zh) * 2019-11-12 2020-02-28 青建集团股份公司 一种具有安全防护机构的脚手架及搭建方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030522