JPH08251559A - 文字放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ページからなる番組データの各ページの
見出し内容を一括表示し、その中から所望のページデー
タを簡易操作により即座に提示することが可能な文字放
送受信装置を提供すること。 【構成】 キーボード６の「ヘッドライン表示」キーを
操作することで、複数ページからなる文字放送番組デー
タの各ページの先頭行をヘッドライン表示で１画面上に
１行単位で表示させることにより、複数ページの番組デ
ータの各ページのヘッドライン内容を一覧表示できると
共に、キーボード６の「移動」キーの操作により、前記
の一覧表示されている行の中の所望の１行にカーソル表
示を移動表示できるようにし、キーボード６の「決定」
キーを操作することで、そのページの全内容を容易に提
示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数ページで構成され
る文字番組データの各ページの先頭行を見出しとして１
画面上に１行ずつ表示（以下、ヘッドライン表示）し、
該ヘッドライン表示行の中から見たいページを選択して
その全ページ内容を提示することを可能とした文字放送
受信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】文字放送は、テレビジョン信号の垂直帰
線期間における特定の水平走査期間に複数種類の文字放
送番組データをデジタル信号の形で繰返し伝送するシス
テムである。受信側では、送信されてくるテレビジョン
信号から文字放送番組データを全て抜き取り、バッファ
メモリに一旦記憶する。そして受信者がこれらの記憶さ
れた複数の番組データの中から所望の番組データを指定
することによって、その指定した番組データがバッファ
メモリから読出されて提示用のメモリに書込まれる。提
示用のメモリに記憶された番組データは、画像メモリを
用いた提示処理により、表示データは画面表示出力さ
れ、付加音データは音楽出力される。

【０００３】近年、予約用番組メモリを備え、よく見る
番組は予め予約登録を行うことで前記バッファメモリに
記憶された番組が予約登録された番組の場合は前記の予
約用番組メモリに順次記憶しておくことにより、予約登
録された番組を選択したときは待ち時間なく複数ページ
の内容が検索可能となる。

【０００４】しかしながら、前記の予約登録された番組
の全ページ内容を確認する場合は所望の文字番組を選択
の後にページ送りの操作を全ページ分行う必要があり、
繁雑な操作と時間を必要としていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の文
字放送受信装置では、予約登録された番組の全ページ内
容を確認する場合は所望の文字番組を選択の後にページ
送りの操作を全ページ分行う必要があり、繁雑な操作と
時間を必要としていた。

【０００６】そこで、本発明は上前記の問題を解決する
もので、複数ページからなる番組データの各ページの見
出し内容を一括表示し、その中から所望のページデータ
を簡易操作により即座に提示することが可能な文字放送
受信装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明によ
る文字放送受信装置は、テレビジョン信号の垂直帰線期
間の所定期間に挿入された複数の文字放送番組データを
抜き取り、バッファメモリに記憶する手段と、このバッ
ファメモリに記憶された複数の番組の中から所望の番組
を指定するキー入力手段と、この入力手段により指定さ
れた番組の複数ページ構成の番組データを前記バッファ
メモリより読み取り、提示用番組メモリに書き込む手段
と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手
段が操作されたとき、前記提示用番組メモリに記憶され
ている複数ページで構成された前記番組データの各ペー
ジの本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行単位
で１画面を構成するように画像メモリに記憶し提示する
手段と、前記ヘッドライン表示行の中から所望の１行を
選択する手段と、その選択した行に対応するページデー
タの全内容を前記提示用番組メモリから前記画像メモリ
に記憶し提示する手段とを具備したことを特徴とする。

【０００８】請求項２記載の発明による文字放送受信装
置は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期間に挿
入された複数の文字放送番組データを抜き取り、バッフ
ァメモリに記憶する手段と、このバッファメモリに記憶
された複数の番組の中から所望の番組を指定するキー入
力手段と、指定された複数ページ構成の番組データを前
記バッファメモリより読み取り、提示用番組メモリに書
き込む手段と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、
この入力手段が操作されたとき、前記提示用番組メモリ
に記憶されている複数ページで構成された前記番組デー
タの各ページの本文先頭１行をヘッドライン表示用とし
て１行単位で１画面を構成するように画像メモリに記憶
し提示する手段と、前記ヘッドライン表示行の中から１
行を背景着色を変えてカーソル表示する手段と、移動キ
ー入力手段を備え、前記カーソル表示する行を移動する
手段と、決定キー入力手段を備え、この入力手段が操作
されたとき、カーソル表示されている該当するページの
全内容を前記提示用番組メモリから前記画像メモリに記
憶し提示する手段とを具備したことを特徴とする。

【０００９】請求項３記載の発明による文字放送受信装
置は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期間に挿
入された複数の文字放送番組データを抜き取り、バッフ
ァメモリに記憶する手段と、このバッファメモリに記憶
された複数の番組の中から所望の番組を指定するキー入
力手段と、指定された複数ページ構成の番組データを前
記バッファメモリより読み取り、提示用番組メモリに書
き込む手段と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、
この入力手段が操作され、ヘッドライン表示を行う場合
に、前記提示用番組メモリに記憶されている複数ページ
で構成された前記番組データの各ページの本文先頭１行
を、各行毎に異なる数字を順次付してヘッドライン表示
用として１行単位で１画面を構成するように画像メモリ
に記憶し提示する手段と、数字キー入力手段を備え、前
記ヘッドライン表示に付した数字が入力されると、該当
するページデータの全内容を前記提示用番組メモリから
前記画像メモリに記憶し提示する手段とを具備したこと
を特徴とする。

【００１０】請求項４記載の発明による文字放送受信装
置は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期間に挿
入された複数の文字放送番組データを抜き取り、バッフ
ァメモリに記憶する手段と、所望の番組を、予め予約登
録しておく手段と、前記バッファメモリに記憶された番
組のうち、予約登録されている番組のデータを前記バッ
ファメモリより読み取り、予約用番組メモリに書き込む
手段と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入
力手段が操作されたとき、前記予約用番組メモリに記憶
されている複数ページで構成された前記番組データの各
ページの本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行
単位で１画面を構成するように画像メモリに記憶し提示
する手段と、前記ヘッドライン表示行の中から所望の１
行を選択する手段と、その選択した行に対応するページ
データの全内容を前記予約用番組メモリから前記画像メ
モリに記憶し提示する手段とを具備したことを特徴とす
る。

【００１１】請求項５記載の発明による文字放送受信装
置は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期間に挿
入された複数の文字放送番組データを抜き取り、バッフ
ァメモリに記憶する手段と、所望の番組を、予め予約登
録しておく手段と、前記バッファメモリに記憶された番
組のうち、予約登録されている番組のデータを前記バッ
ファメモリより読み取り、予約用番組メモリに書き込む
手段と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入
力手段が操作されたとき、前記予約用番組メモリに記憶
されている複数ページで構成された前記番組データの各
ページの本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行
単位で１画面を構成するように画像メモリに記憶し提示
する手段と、前記ヘッドライン表示行の中から１行を背
景着色を変えてカーソル表示する手段と、移動キー入力
手段を備え、前記カーソル表示する行を移動する手段
と、決定キー入力手段を備え、この入力手段が操作され
たとき、カーソル表示されている該当するページの全内
容を前記予約用番組メモリから前記画像メモリに記憶し
提示する手段とを具備したことを特徴とする。

【００１２】請求項６記載の発明による文字放送受信装
置は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期間に挿
入された複数の文字放送番組データを抜き取り、バッフ
ァメモリに記憶する手段と、所望の番組を、予め予約登
録しておく手段と、前記バッファメモリに記憶された番
組のうち、予約登録されている番組のデータを前記バッ
ファメモリより読み取り、予約用番組メモリに書き込む
手段と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入
力手段が操作されたとき、前記予約用番組メモリに記憶
されている複数ページで構成された前記番組データの各
ページの本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行
単位で１画面を構成するように画像メモリに記憶し提示
する手段と、ヘッドライン表示キー入力手段を備え、こ
の入力手段が操作され、ヘッドライン表示を行う場合
に、前記予約用番組メモリに記憶されている複数ページ
で構成された前記番組データの各ページの本文先頭１行
を、各行毎に異なる数字を順次付してヘッドライン表示
用として１行単位で１画面を構成するように画像メモリ
に記憶し提示する手段と、数字キー入力手段を備え、前
記ヘッドライン表示に付した数字が入力されると、該当
するページデータの全内容を前記予約用番組メモリから
前記画像メモリに記憶し提示する手段とを具備したこと
を特徴とする。

【００１３】

【作用】請求項１，４記載の発明においては、複数ペー
ジからなる文字放送番組データの各ページの先頭行をヘ
ッドライン表示で１画面上に１行単位で表示することに
より、複数ページの番組データの各ページのヘッドライ
ン内容を一括表示できると共に、前記ヘッドライン表示
行から所望の１行を選択しそのページの全内容を提示す
ることで、所望の情報を簡易操作により提示することが
できる。

【００１４】請求項２，５記載の発明においては、複数
ページからなる文字放送番組データの各ページの先頭行
をヘッドライン表示で１画面上に１行単位で表示するこ
とにより、複数ページの番組データの各ページのヘッド
ライン内容を一括表示できると共に、前記ヘッドライン
表示行から所望の１行を、背景着色を変えたカーソル表
示を用いかつそのカーソル行を選択して該当するページ
の全内容を提示することで、所望の情報を簡易操作によ
り提示することができる。

【００１５】請求項３，６記載の発明においては、複数
ページからなる文字放送番組データの各ページの先頭行
をヘッドライン表示で１画面上に１行単位で表示するこ
とにより、複数ページの番組データの各ページのヘッド
ライン内容を一括表示できると共に、前記ヘッドライン
表示行から所望の１行を、各行の左端に付した数字を用
いかつその数字を選択して該当するページの全内容を提
示することで、所望の情報を簡易操作により提示するこ
とができる。

【００１６】なお、請求項１〜３記載の発明は、番組選
択用のキー入力手段を用いてその都度所望の番組を指定
する場合に、指定された番組のデータ全てをバッファメ
モリから読み取り、提示用番組メモリに書き込み、ヘッ
ドライン表示を行う場合には、提示用番組メモリに書き
込まれている番組データの各ページにつき１行ずつ読み
出して画像メモリに記憶し提示するものである。

【００１７】また、請求項４〜６記載の発明は、所望の
番組を予め予約登録する手段を用いて番組予約登録して
おき、文字放送受信中は、バッファメモリに書き込んだ
番組データの中から、予約登録された番組データ全てを
読み取って、予約用番組メモリに書き込み、ヘッドライ
ン表示を行う場合には、この予約用番組メモリに書き込
まれている番組データの各ページにつき１行ずつ読み出
して画像メモリに記憶し提示するものである。従って、
請求項４〜６記載の発明によれば、予約登録した番組に
ついては、文字放送受信中は、自動的にバッファメモリ
に書き込まれ、しかも「ヘッドライン表示」キーを操作
するだけで、予約番組の各ページをヘッドライン表示す
ることができる。

【００１８】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は本発明の一実施例の文字放送受信装置を示すブロッ
ク図である。

【００１９】図１において、入力端子１には、図示しな
い選局手段で選局されたチャンネルのテレビジョン放送
信号を、図示しない復調手段で映像復調したビデオ信号
が供給される。このビデオ信号は特定の水平走査期間に
文字放送番組データが重畳されている。ビデオ信号に含
まれる文字放送番組データは、波形整形回路２において
所定のスライスレベルでスライスされることでディジタ
ル二値信号となる。このデジタル二値信号はデータ取込
み回路３に供給される。

【００２０】データ取込み回路３は、文字放送番組デー
タとしての前記ディジタル二値信号を、データライン毎
に抜取り、バッファメモリ４に供給する。バッファメモ
リ４は、データ取込み回路３で抜き取られる全ての文字
放送番組データを一時的に記憶する。データ取込み回路
３におけるデータライン抜取りのタイミング制御及びデ
ータ取込み回路３からバッファメモリ４へのデータ転送
は、マイクロコンピュータ５で行っている。

【００２１】マイクロコンピュータ５には、キーボード
６が接続されている。キーボード６はテンキー等による
番組番号の指定を行うキーを備えている。マイクロコン
ピュータ５は、バッファメモリ４に記憶した文字放送番
組データの中に、キーボード６からの番組指定データと
一致する番組番号データがあると、以降に続く複数ペー
ジ構成の番組データ全てが提示用番組メモリ１０に転送
され、以降受信された指定の該当番組データはこの提示
用番組メモリ１０に記憶される。提示用番組メモリ１０
に記憶された指定の番組データは、ページ単位で表示制
御回路７を経て表示用画像メモリ８に転送される。表示
制御回路７は、表示用画像メモリ８に書込まれた表示用
データを読出し、出力端子９に導出することで、指定番
組の提示がなされる。

【００２２】一方、マイクロコンピュータ５は、よく見
る番組を予めキーボード６を用いて予約登録できる機能
を有しており、前記バッファメモリ４内に取り込まれた
文字放送番組データの中から、予め予約登録された番組
データを予約用番組メモリ１１に記憶するようになって
いる。この予約用番組メモリ１１には、バッファメモリ
４に記憶した文字放送番組データの中に、予め予約登録
された番組と一致する番組番号データがあると、以降に
続く複数ページ構成の番組データ全てが転送され、以降
受信された該当番組データはこの予約用番組メモリ１１
に記憶される。

【００２３】図２は、本発明に係るキーボード６に、
「ヘッドライン表示」キー、カーソル移動を行う為の上
移動「△」及び下移動「▽」キー、カーソル表示された
行のページを選択する「決定」キーを備えたキーボード
例を示す図である。前記、図２の「ヘッドライン表示」
キーが操作された場合の動作を以下に説明する。

【００２４】図３は、本発明に係るヘッドライン表示を
行う場合の表示例を示すもので、ページヘッダ部にヘッ
ドライン表示画面状態を知らしめる旨の表示「ヘッドラ
イン見出し」を行い、その後に８ページ分の見出し表示
（一覧表示）を行っている。この見出し表示は、例えば
８ページからなるニュース番組の各ページの先頭行を取
り出して表示しているものである。

【００２５】図４は、図３のヘッドライン表示を行う為
のマイクロコンピュータ５の動作を説明するフローチャ
ート図である。ここでは、予約用番組メモリ１１に予約
登録してある番組データが既に記憶されている状態で、
図２の「ヘッドライン表示」キーが押されたものとし
て、各ステップｓ１〜ｓ８を順を追って説明する。

【００２６】ｓ１では、予約用番組メモリ１１から、予
約登録してある該当番組（例えばニュース番組）の複数
ページからなる番組データの先頭ページデータを検索し
て、ｓ２へ進む。

【００２７】ｓ２では、該当番組の先頭ページデータの
本文データ部を検索しデコード処理を行い、ｓ３へ進
む。このデコード処理により画像メモリ８には該当番組
のページデータが先頭行から記憶され、提示処理がなさ
れる。

【００２８】ｓ３では、ｓ２で提示処理中の本文データ
が１行分終了したか否かを判別して、１行分終了しない
場合はｓ２の処理を継続し、１行分終了した場合はｓ４
へ進む。

【００２９】ｓ４では、ｓ２でヘッドライン表示した表
示行が８行分終了したかを判別して、８行分終了しない
場合はｓ５へ進み、８行分終了した場合はｓ８へ進む。

【００３０】ｓ５では、ｓ２で提示したページの次のペ
ージデータが予約用番組メモリ１１に記憶されているか
を判別し、記憶されている場合はｓ６へ進み、記憶され
ていない場合はｓ８へ進む。

【００３１】ｓ６では、ｓ２で表示するヘッドライン表
示行の位置を改行してｓ７へ進む。

【００３２】ｓ７では、ｓ５で検索したページ番号に該
当するページデータを予約用番組メモリ１１より検索し
てｓ２へ進み、次のページのヘッドライン表示処理を行
う。

【００３３】ｓ８では、前記先頭ページデータのヘッド
ライン表示行を他のヘッドライン表示行と区別する為、
文字背景着色を所定色にて着色し、カーソル表示して処
理を終了する。

【００３４】図５は、図３のヘッドライン表示中に図２
の下移動「▽」キーが操作された場合のマイクロコンピ
ュータ５の動作を説明するフローチャート図である。

【００３５】ｓ１１では、キーボード６の下移動「▽」
キー入力の有無を検出して入力ありの場合はｓ１２へ進
み、入力なしの場合は処理を終了する。

【００３６】ｓ１２では、ヘッドライン表示画面中の現
カーソル表示行ｎの背景着色を所定色に着色処理し、カ
ーソル表示行以外のその他の表示行は元の背景着色に戻
してｓ１３へ進む。

【００３７】ｓ１３では、前記カーソル表示行ｎの下行
のヘッドライン表示行（ｎ＋１）の背景着色を、所定色
に着色処理して、カーソル表示行の移動を終了する。
尚、前記カーソル表示が最下位行に達した場合のカーソ
ル表示行の移動は、先頭行に戻り表示する場合と、最下
位行のカーソル表示を保持する場合があり、どちらを採
用してもよい。

【００３８】図６は、前記図５のカーソル表示行の移動
後のヘッドライン表示中の画面例である。図３の表示例
からカーソル表示行を１行下へ移動した状態を示してい
る。

【００３９】図７は、図３のヘッドライン表示中に図２
の上移動「△」キーが操作された場合のマイクロコンピ
ュータ５の動作を説明するフローチャート図である。

【００４０】ｓ２１では、キーボード６の上移動「△」
キー入力の有無を検出して入力ありの場合はｓ２２へ進
み、入力なしの場合は処理を終了する。

【００４１】ｓ２２では、ヘッドライン表示画面中の現
カーソル表示行ｎの背景着色を所定色に着色処理し、カ
ーソル表示行以外のその他の表示行は元の背景着色に戻
してｓ２３へ進む。

【００４２】ｓ２３では、前記カーソル表示行の上行の
ヘッドライン表示行（ｎ−１）の背景着色を、所定色に
着色処理して、カーソル表示行の移動を終了する。尚、
前記カーソル表示が先頭行に達した場合のカーソル表示
行の移動は、最下位行に戻り表示する場合と、先頭行の
カーソル表示を保持する場合があり、どちらを採用して
もよい。

【００４３】図８は、図３のヘッドライン表示中に図２
の「決定」キーが操作された場合のマイクロコンピュー
タ５の動作を説明するフローチャート図である。

【００４４】ｓ３１では、キーボード６の「決定」キー
入力の有無を検出して入力ありの場合はｓ３２へ進み、
入力なしの場合は処理を終了する。

【００４５】ｓ３２では、ヘッドライン表示画面中の現
カーソル表示行の番組ページ番号を検出してｓ３３へ進
む。

【００４６】ｓ３３では、ヘッドライン表示を終了して
ｓ３４へ進む。

【００４７】ｓ３４では、ｓ３２で検索した番組ページ
番号に該当するページデータを予約用番組メモリ１１よ
り検索して、画像メモリ８に記憶し表示する提示処理を
行い処理を終了する。

【００４８】図９は、前記図８の動作によるヘッドライ
ン表示中のカーソル表示行のページデータを全て表示し
た画面例である。カーソル表示行を図５の状態にして
「決定」キーを操作した場合の例を示している。

【００４９】以上の実施例は、「ヘッドライン表示」キ
ーが操作された場合に、選択されている複数ページから
なる文字放送番組データの各ページの先頭行を１画面上
に１行単位でヘッドライン表示し、かつ各ヘッドライン
表示行の中から所望の１行を選択する手段として、各ヘ
ッドライン表示行の中から１行を背景着色を変えてカー
ソル表示する手段を備え、所望の１行を選択するために
カーソル表示行を上，下の移動キーの操作によって移動
させ、決定キーの操作にてその選択されているヘッドラ
インのページデータの全内容を提示するものであった。

【００５０】次に、他の実施例として、「ヘッドライン
表示」キーが操作された場合に、選択されている複数ペ
ージからなる文字放送番組データの各ページの先頭行を
１画面上に１行単位でヘッドライン表示し、同時に各ヘ
ッドライン表示行の左端に各行毎に異なる数字を順次付
してヘッドライン表示とするようにし、所望の１行を選
択するために数字キーを用いて、前記ヘッドライン表示
行の左端に付した数字を入力することによって、その数
字に対応したヘッドラインのページデータの全内容を提
示するようにする。本実施例は、図２〜図９で述べた実
施例とは、キーボード６の構成及びマイクロコンピュー
タ５の制御動作を異にするものである。

【００５１】図１０は、本発明の他の実施例に係るキー
ボード６（図１参照）に、「ヘッドライン表示」キー、
ヘッドライン表示されているときにヘッドライン表示行
の１つを選択する「数字」キーを備えたキーボード例を
示す図である。前記、図１０の「ヘッドライン表示」キ
ーが操作された場合の動作を以下に説明する。

【００５２】図１１は、本発明の他の実施例に係るヘッ
ドライン表示を行う場合の表示例を示すもので、図３の
場合と同様、ページヘッダ部にヘッドライン表示画面状
態を知らしめる旨の表示「ヘッドライン見出し」を行
い、その後に８ページ分の見出し表示（一覧表示）を各
ページの各行につき順次数字を付して行っている。この
見出し表示は、例えば８ページからなるニュース番組の
各ページの先頭行を取り出して表示すると同時に、８ペ
ージ分の見出し表示行の各行の先頭部に順次数字を表示
したものである。

【００５３】図１２は、図１１のヘッドライン表示を行
う為のマイクロコンピュータ５の動作を説明するフロー
チャート図である。ここでは、予約用番組メモリ１１に
予約登録してある番組データが既に記憶されている状態
で、図１０の「ヘッドライン表示」キーが押されたもの
として、各ステップｓ４１〜ｓ４８を順を追って説明す
る。

【００５４】ｓ４１では、予約用番組メモリ１１から、
予約登録してある該当番組（例えばニュース番組）の複
数ページからなる番組データの先頭ページデータを検索
して、ｓ４２へ進む。

【００５５】ｓ４２では、該当表示行の左端の書出し部
に数字文字を行番号として書込み処理を行い、ｓ４３へ
進む。

【００５６】ｓ４３では、前記の行番号表示に続けて該
当番組のページデータの本文データ部を検索しデコード
処理を行い、ｓ４４へ進む。このデコード処理により画
像メモリ８には該当番組のページデータが先頭行から記
憶され、提示処理がなされる。

【００５７】ｓ４４では、ｓ４３で提示処理中の本文デ
ータが１行分終了したか否かを判別して、１行分終了し
ない場合はｓ４３の処理を継続し、１行分終了した場合
はｓ４５へ進む。

【００５８】ｓ４５では、ｓ４３でヘッドライン表示し
た表示行が８行分終了したかを判別して、８行分終了し
ない場合はｓ４６へ進み、８行分終了した場合は処理を
終了する。

【００５９】ｓ４６では、ｓ４３で提示したページの次
のページデータが予約用番組メモリ１１に記憶されてい
るか否かを判別し、記憶されている場合はｓ４７へ進
み、記憶されていない場合は処理を終了する。

【００６０】ｓ４７では、ｓ４３で表示するヘッドライ
ン表示行の位置を改行してｓ４８へ進む。

【００６１】ｓ４８では、ｓ４６で検索したページ番号
に該当するページデータを予約用番組メモリ１１より検
索してｓ４２へ進み、次のページのヘッドライン表示処
理を行う。

【００６２】図１３は、図１１のヘッドライン表示中に
図１０の数字キーが操作された場合のマイクロコンピュ
ータ５の動作を説明するフローチャート図である。

【００６３】ｓ５１では、キーボード６の数字キーによ
る行番号入力の有無を検出して入力ありの場合はｓ３２
へ進み、入力なしの場合は処理を終了する。

【００６４】ｓ５２では、行番号で選択したヘッドライ
ン表示行の番組ページ番号を検出してｓ５３へ進む。

【００６５】ｓ５３では、ヘッドライン表示を終了して
ｓ５４へ進む。

【００６６】ｓ５４では、ｓ５２で検索した番組ページ
番号に該当するページデータを予約用番組メモリ１１よ
り検索して、画像メモリ８に記憶し表示する提示処理を
行い処理を終了する。

【００６７】以上の動作により、図１１に示すように各
ヘッドライン表示行には、行番号が付されて表示され、
ここで前記行番号をキーボード６により選択すること
で、所望ページの選択と該ページの全内容の提示が簡単
に可能となる。

【００６８】尚、図４の実施例及び図１２の実施例で
は、所望の番組を予め予約登録する手段を用いて番組予
約登録しておき、文字放送受信中は、バッファメモリに
書き込んだ番組データの中から、予約登録された番組デ
ータ全てを読み取って、予約用番組メモリに書き込み、
ヘッドライン表示を行う場合には、この予約用番組メモ
リに書き込まれている番組データの各ページにつき１行
ずつ読み出して画像メモリに記憶し提示する機能を有す
る場合について説明しているが、本発明はこれに限定さ
れず、番組を予約登録する手段及び予約用番組メモリを
用いることなく、番組選択用のキー入力手段及び提示用
番組メモリを用いて、その都度所望の番組データを提示
用番組メモリに書き込んで提示する場合についても適用
できることは勿論である。

【００６９】

【発明の効果】以上述べたように、本発明の文字放送受
信装置によれば、複数ページからなる文字放送番組デー
タの見出し部を１画面上に一括表示することが可能とな
り、その中から所望のページデータを簡易操作で即座に
提示することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の文字放送受信装置を示すブ
ロック図。

【図２】本発明の一実施例に係るキーボードの選択キー
を示す図。

【図３】本発明の一実施例に係るヘッドライン表示画面
を説明する図。

【図４】図３のヘッドライン表示動作を説明するフロー
チャート。

【図５】図３のヘッドライン表示画面におけるカーソル
表示行の移動動作を説明するフローチャート。

【図６】図３のカーソル表示行の状態からカーソル移動
した状態を説明する図。

【図７】図３のヘッドライン表示画面におけるカーソル
表示行の移動動作を説明するフローチャート。

【図８】本発明の一実施例におけるヘッドライン表示中
のページ選択動作を説明するフローチャート。

【図９】図６の状態でページ選択動作したことによる表
示画面を説明する図。

【図１０】本発明の他の実施例に係るキーボードの選択
キーを示す図。

【図１１】本発明の他の実施例に係るヘッドライン表示
画面を説明する図。

【図１２】図１１のヘッドライン表示動作を説明するフ
ローチャート。

【図１３】本発明の他の実施例におけるヘッドライン表
示中のページ選択動作を説明するフローチャート。

【符号の説明】

３…データ取込み回路 ４…バッファメモリ ５…マイクロコンピュータ ６…キーボード ７…表示制御回路 ８…画像メモリ １０…提示用番組メモリ １１…予約用番組メモリ

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【手続補正書】

【提出日】平成８年４月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 7/03 7/035

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期
   間に挿入された複数の文字放送番組データを抜き取り、
   バッファメモリに記憶する手段と、 このバッファメモリに記憶された複数の番組の中から所
   望の番組を指定するキー入力手段と、 この入力手段により指定された番組の複数ページ構成の
   番組データを前記バッファメモリより読み取り、提示用
   番組メモリに書き込む手段と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作されたとき、前記提示用番組メモリに記憶されてい
   る複数ページで構成された前記番組データの各ページの
   本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行単位で１
   画面を構成するように画像メモリに記憶し提示する手段
   と、 前記ヘッドライン表示行の中から所望の１行を選択する
   手段と、 その選択した行に対応するページデータの全内容を前記
   提示用番組メモリから前記画像メモリに記憶し提示する
   手段とを具備したことを特徴とする文字放送受信装置。
2. 【請求項２】テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期
   間に挿入された複数の文字放送番組データを抜き取り、
   バッファメモリに記憶する手段と、 このバッファメモリに記憶された複数の番組の中から所
   望の番組を指定するキー入力手段と、 指定された複数ページ構成の番組データを前記バッファ
   メモリより読み取り、提示用番組メモリに書き込む手段
   と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作されたとき、前記提示用番組メモリに記憶されてい
   る複数ページで構成された前記番組データの各ページの
   本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行単位で１
   画面を構成するように画像メモリに記憶し提示する手段
   と、 前記ヘッドライン表示行の中から１行を背景着色を変え
   てカーソル表示する手段と、 移動キー入力手段を備え、前記カーソル表示する行を移
   動する手段と、 決定キー入力手段を備え、この入力手段が操作されたと
   き、カーソル表示されている該当するページの全内容を
   前記提示用番組メモリから前記画像メモリに記憶し提示
   する手段とを具備したことを特徴とする文字放送受信装
   置。
3. 【請求項３】テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期
   間に挿入された複数の文字放送番組データを抜き取り、
   バッファメモリに記憶する手段と、 このバッファメモリに記憶された複数の番組の中から所
   望の番組を指定するキー入力手段と、 指定された複数ページ構成の番組データを前記バッファ
   メモリより読み取り、提示用番組メモリに書き込む手段
   と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作され、ヘッドライン表示を行う場合に、前記提示用
   番組メモリに記憶されている複数ページで構成された前
   記番組データの各ページの本文先頭１行を、各行毎に異
   なる数字を順次付してヘッドライン表示用として１行単
   位で１画面を構成するように画像メモリに記憶し提示す
   る手段と、 数字キー入力手段を備え、前記ヘッドライン表示に付し
   た数字が入力されると、該当するページデータの全内容
   を前記提示用番組メモリから前記画像メモリに記憶し提
   示する手段とを具備したことを特徴とする文字放送受信
   装置。
4. 【請求項４】テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期
   間に挿入された複数の文字放送番組データを抜き取り、
   バッファメモリに記憶する手段と、 所望の番組を、予め予約登録しておく手段と、 前記バッファメモリに記憶された番組のうち、予約登録
   されている番組のデータを前記バッファメモリより読み
   取り、予約用番組メモリに書き込む手段と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作されたとき、前記予約用番組メモリに記憶されてい
   る複数ページで構成された前記番組データの各ページの
   本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行単位で１
   画面を構成するように画像メモリに記憶し提示する手段
   と、 前記ヘッドライン表示行の中から所望の１行を選択する
   手段と、 その選択した行に対応するページデータの全内容を前記
   予約用番組メモリから前記画像メモリに記憶し提示する
   手段とを具備したことを特徴とする文字放送受信装置。
5. 【請求項５】テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期
   間に挿入された複数の文字放送番組データを抜き取り、
   バッファメモリに記憶する手段と、 所望の番組を、予め予約登録しておく手段と、 前記バッファメモリに記憶された番組のうち、予約登録
   されている番組のデータを前記バッファメモリより読み
   取り、予約用番組メモリに書き込む手段と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作されたとき、前記予約用番組メモリに記憶されてい
   る複数ページで構成された前記番組データの各ページの
   本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行単位で１
   画面を構成するように画像メモリに記憶し提示する手段
   と、 前記ヘッドライン表示行の中から１行を背景着色を変え
   てカーソル表示する手段と、 移動キー入力手段を備え、前記カーソル表示する行を移
   動する手段と、 決定キー入力手段を備え、この入力手段が操作されたと
   き、カーソル表示されている該当するページの全内容を
   前記予約用番組メモリから前記画像メモリに記憶し提示
   する手段とを具備したことを特徴とする文字放送受信装
   置。
6. 【請求項６】テレビジョン信号の垂直帰線期間の所定期
   間に挿入された複数の文字放送番組データを抜き取り、
   バッファメモリに記憶する手段と、 所望の番組を、予め予約登録しておく手段と、 前記バッファメモリに記憶された番組のうち、予約登録
   されている番組のデータ全てを前記バッファメモリより
   読み取り、予約用番組メモリに書き込む手段と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作されたとき、前記予約用番組メモリに記憶されてい
   る複数ページで構成された前記番組データの各ページの
   本文先頭１行をヘッドライン表示用として１行単位で１
   画面を構成するように画像メモリに記憶し提示する手段
   と、 ヘッドライン表示キー入力手段を備え、この入力手段が
   操作され、ヘッドライン表示を行う場合に、前記予約用
   番組メモリに記憶されている複数ページで構成された前
   記番組データの各ページの本文先頭１行を、各行毎に異
   なる数字を順次付してヘッドライン表示用として１行単
   位で１画面を構成するように画像メモリに記憶し提示す
   る手段と、 数字キー入力手段を備え、前記ヘッドライン表示に付し
   た数字が入力されると、該当するページデータの全内容
   を前記予約用番組メモリから前記画像メモリに記憶し提
   示する手段とを具備したことを特徴とする文字放送受信
   装置。