JPH08251519A - 投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置 - Google Patents

投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置

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JPH08251519A
JPH08251519A JP7047375A JP4737595A JPH08251519A JP H08251519 A JPH08251519 A JP H08251519A JP 7047375 A JP7047375 A JP 7047375A JP 4737595 A JP4737595 A JP 4737595A JP H08251519 A JPH08251519 A JP H08251519A
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JP
Japan
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projection
optical system
base frame
adjusting
lug plate
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JP7047375A
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English (en)
Inventor
Eisaku Shoji
英策 庄司
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投写型テレビジョン受像機のあおり角度調整
を容易にする。 【構成】 投写管12の先端部を係止する基枠20と投
写管12の前面側に配設されるレンズ光学系13の末端
部を係止するラグ板30との間に調整リング40,50
を設け、この調整リング40,50の回動位置に応じて
投写管12の投写中心軸に対するレンズ光学系13の光
軸の角度をあおり調整する。調整リング40,50を回
動するだけであおり角度の調整が可能であり、調整リン
グを交換したり、或いは交換用に予め複数の調整リング
を用意しておく必要はなく、セッティング条件に合わせ
た自在な調整が迅速かつ簡単に可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写管の前面に組み付
けられるレンズのあおり角度が簡単に調整できるように
した投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示す投写型テレビジョン受像機1
は、正面投写型プロジェクタであり、横一列に配列され
たRGB3本の投写管2からそれぞれ前面の投写スクリ
ーンに単色映像を投写し、スクリーン上に拡大されたカ
ラー映像を合成表示する。投写管2には、画面サイズが
7インチ程度の陰極線管が用いられるが、この投写管2
の前面には投写映像を拡大するためのレンズ光学系3が
取り付けられる。本例の場合、光が屈折率の異なる媒体
を通過するときの反射を抑制するため、投写管2とレン
ズ光学系3は屈折率がガラスに近いエチレングリコール
溶液を介して光結合させてある。このエチレングリコー
ル溶液は、光を拡散或いは収束するレンズ効果はもたな
いが、光学的には光入射面と光出射面とが互いに平行な
平板ガラスと等価であり、ここではレンズ光学系3に含
めるものとする。
【0003】ところで、投写型テレビジョン受像機1に
は、スクリーンの寸法や投写角度に応じてレンズ光学系
3の光軸を投写管2の投写中心軸に対して上下方向或い
は左右方向に若干揺動させる、いわゆるレンズ光学系3
のあおり調整が要求される。このため、従来の投写型テ
レビジョン受像機1は、上下或いは左右で肉厚が異なる
数十種類の調整リング4を用意しておき、要求されるあ
おり角度に応じた形状の調整リング4をレンズ光学系3
と投写管2との間に介挿し、レンズ光学系を支えるフラ
ンジ5の上から固定螺子6を締め付けることにより、レ
ンズ光学系2のあおり角度を調整するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の投写型テレ
ビジョン受像機の光学系調整装置7は、投写管2に対す
るレンズ光学系3の組み付け角度の調整に、あおり角度
と1対1で対応する調整リング4を用いていたため、投
写管2のセッティング条件を変えたり、或いはセッティ
ング条件を微妙に変更するなどの場合に、変更の程度に
よらずレンズ光学系3を投写管2の前面から一旦取り外
す必要があり、しかも予め用意された複数の調整リング
のなかからセッティング条件に見合った適当な調整リン
グを選定し、組み付け直す必要があった。このため、あ
おり角度の調整作業に多大の時間が必要であり、しかも
あおり角度に1対1で対応する調整リングを不足なく常
備しておかねばならない等の課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、投写型テレビジョン受像機の投写管
の先端部を係止する基枠と、前記投写管の前面側に配設
されるレンズ光学系の末端部を係止するラグ板と、前記
基枠の前面と前面ラグ板の背面との間に回動可能に介挿
され、回動位置に応じて前記投写管の投写中心軸に対す
る前記レンズ光学系の光軸の角度をあおり調整する調整
リングとを具備すること、或いは調整リングが、高さが
異なる複数の突起が円周上に配列された表面を有してお
り、回動位置に応じて一の突起が前記基枠又はラグ板に
当接係止することを特徴とするものである。
【0006】また、本発明は、調整リングが、回動位置
に応じてラグ板の上下方向のあおり角度を可変調整する
上下角度調整リングと、回動位置に応じてラグ板の左右
方向のあおり角度を可変調整する左右角度調整リングと
を、相互に独立して調整可能に複合してなること、また
前記一対の調整リングが、高さが異なる複数の突起が円
周上に配列された表面と平坦な裏面とをそれぞれ有して
おり、互いの裏面どうしを相対回動自在に合体させた状
態で前記基枠と前記ラグ板との間に介挿され、それぞれ
回動位置に応じて前記一の突起が前記基枠又はラグ板に
当接係止すること、さらには前記一対の調整リングに、
回動位置を調整する摘まみが外周縁に突設してあり、前
記基枠に、前記摘まみの回動位置を段階的に指示する目
盛りが付してあること等を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は、投写管の先端部を係止する基枠と投
写管の前面側に配設されるレンズ光学系の末端部を係止
するラグ板との間に調整リングを設け、この調整リング
の回動位置に応じて投写管の投写中心軸に対するレンズ
光学系の光軸の角度をあおり調整することにより、投写
管のセッティング条件に合わせたあおり角度の調整を容
易にする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図5を参照して説明する。図1は、本発明の投写型テレ
ビジョン受像機の光学系調整装置の一実施例を示す概略
側面図、図2は、図1に示した基枠の正面図、図3は、
図1に示したラグ板の背面図、図4は、図1に示した上
下角度調整リングの正面図、図5は、図1に示した左右
角度調整リングの背面図である。
【0009】図1に示す投写型テレビジョン受像機の光
学系調整装置11は、投写管12の先端部を係止する基
枠20とレンズ光学系13の末端部を係止するラグ板3
0との間に、上下方向のあおり角度と左右方向のあおり
角度を調整する一対の調整リング40,50を介挿して
構成してある。これら一対の調整リング40,50は、
高さが異なる複数の突起41〜45,51〜55からな
る突起群を円周上4箇所に分散配置した表面と、平坦な
裏面とを有しており、互いの裏面どうしを相対回動自在
に合体させた状態で基枠20とラグ板30との間に介挿
される。突起41〜45,51〜55の数は、あおり角
度の調整段数に対応しており、一の突起群に含まれる一
の突起が調整リング40,50の回動位置に応じてラグ
板30又は基枠20の後述する係止突起に選択的に係止
され、これによりあおり角度がクリック的に調整され
る。実施例の場合、一の突起群は基本的には各列5個ず
つの突起を2列平行に配列して構成してあり、上下方向
に5段階と左右方向に5段階すなわち全体として25段
階のあおり調整を可能にしている。
【0010】基枠20は、図2に示したように、例えば
7インチ投写管12の前面を受け止める鋳造品からな
り、投写管12の前面を係止する貫通孔21の周囲に、
レンズ光学系13を支えるフランジを組み付けるための
固定螺子(図示せず)が螺合する螺子孔22が4箇所に
穿設してある。螺子孔22は、一対の調整リング40,
50の肉厚に突起41〜45と51〜55の各最大高さ
を加えた寸法を越える高さのボス部23に開口してお
り、各ボス部23の両側には基枠20の半径方向に沿っ
て対向する一対の係止突起24が一体形成してある。こ
れらの係止突起24は、基枠20の表面からの高さが突
起51〜55の最大高さよりも僅かに高く、ここでは左
右角度調整リング50の一の突起を、他の突起を基枠の
表面に触れさせることなく選択係止する働きをする。2
5は、調整リング40,50の中点位置を指示しかつ調
整リング40,50の回動操作にクリック感を与えるた
めの中点指示ポストであり、基枠20の上縁部中央に螺
子止めにより突設してある。なお、この中点位置指示ポ
スト25近傍の基枠20の上面には、調整リング40,
50の回動位置を指示するための5段階の目盛り(図示
せず)が付してある。26は、ラグ板30を仮組みする
さいにコイルばね(図示せず)を嵌装してラグ板30を
受けるための支柱であり、上面に螺子孔を有する角柱部
材を4箇所のボス部23近傍にそれぞれ植設して組み付
けてある。
【0011】ラグ板30は、図3に示したように、レン
ズ光学系13の末端部が挿通する貫通孔31の周囲4箇
所に、基枠20のボス部23がそれぞれ遊嵌する長孔3
2が穿設してある。また、長孔32の両側には、ラグ板
30の半径方向に沿って対向する一対の係止突起33が
一体形成してある。これらの係止突起33は、ラグ板3
0の裏面からの高さが突起41〜45の最大高さよりも
僅かに高く、ここでは上下角度調整リング40の一の突
起を、他の突起を基枠の表面に触れさせることなく選択
係止する働きをする。34は、基枠20に組み付けられ
た中点指示ポスト25が挿通する切り欠きである。35
は、ラグ板30を仮組みするさいに支柱26に係合する
凹溝であり、この凹溝35よりも大径のワッシャ(図示
せず)を上から被せ、支柱26に止め螺子(図示せず)
を螺子込むことにより、ラグ板30はコイルばねが弾性
支持する状態で基枠20に仮組みされる。
【0012】ところで、上下角度調整リング40と左右
角度調整リング50は、図3,4に示したように、突起
群を構成する突起41〜45,51〜55の配列順序を
除き、肉厚が1mm程度の樹脂材で一体形成された同一
形状を有する。すなわち、両調整リング40,50は、
ともに中央にレンズ光学系13の末端部を挿通させるた
めの円形の貫通孔46,56を有し、かつこの貫通孔の
周辺4箇所にボス部23が遊嵌する長孔47,57を有
する。突起群は、それぞれ長孔47,57の両側に5個
ずつ2列に突起41〜45,51〜55を配列して構成
されており、符号末尾の数字が高さ順位を表す。
【0013】上下角度調整リング40の場合、ラグ板3
0の係止突起33に選択係止させる組み合わせで上下方
向のあおり角度を規定することを考慮し、図4の左斜め
上の突起群を、図中時計方向に突起44,43,42,
41,45の順に配列して構成し、対応する図4の左斜
め下の突起群を、図中時計方向に突起42,43,4
4,45,41の順に配列して構成してある。また、図
4の右斜め上の突起群を、図中時計方向に44,43,
42,41,45の順に配列して構成し、対応する図4
の右斜め下の突起群を、図中時計方向に42,43,4
4,45,41の順に配列して構成してある。図中、黒
塗り表示した突起42,44は、調整リング40が中立
状態にあるときに、ラグ板30の係止突起33に当接係
止する突起を示すものであり、この突起42,44を中
心に上側と下側の突起群からは、高さ順位を示す末尾の
数字の和が常に6となるような突起選択がなされ、かつ
また左側と右側の突起群からは、常に高さ順位が同位の
突起選択がなされる。
【0014】一方また、左右角度調整リング50の場合
は、基枠20の係止突起24に選択係止させる組み合わ
せで左右方向のあおり角度を規定することを考慮し、図
5の左斜め上の突起群を、図中時計方向に突起51,5
5,54,53,52の順に配列して構成し、対応する
図5の右斜め上の突起群を、図中時計方向に突起55,
51,52,53,54の順に配列して構成してある。
また、図5の左斜め下の突起群が、図中時計方向に突起
51,55,54,53,52の順に、また対応する図
5の左斜め下の突起群を、図中時計方向に突起55,5
1,52,53,54の順に配列して構成してある。図
中、黒塗り表示した突起54.52は、調整リング50
が中立状態にあるときに、基枠20の係止突起24に当
接係止する突起を示すものであり、この突起54,52
を中心に左側と右側の突起群からは、高さ順位を示す末
尾の数字の和が常に6となるような突起選択がなされ、
かつまた上側と下側の突起群からは、常に同順位の高さ
の突起選択がなされる。
【0015】さらに、これら一対の調整リング40,5
0には、それぞれ回動位置を調整する摘まみ48,58
が外周縁に突設してあり、基枠20の上面に付した目盛
りにより摘まみ48,58の回動位置が段階的に指示で
きるようになっている。また、摘まみ48,58に近い
内周縁側には、基枠20に取り付けられる中点指示ポス
ト25に摺接し、調整リング40,50の回動限界を規
制する切り欠き49,59が形成してある。また、この
切り欠き49,59には、中点指示ポスト25の幅をも
ってほぼ等間隔に形成した5箇所の切り込み溝49a,
59aが形成してあり、調整リング40,50の回動操
作時に中点指示ポスト25に対する摺接抵抗に変化をも
たせ、調整者に適度のクリック感を与えるよう配慮して
ある。
【0016】上記一対の調整リング40,50は、基枠
20とこれにコイルばねを介して弾性支持されるラグ板
30との間に介挿されて仮組みされるが、レンズ光学系
13を支持するフランジを固定螺子によりボス部23に
向けて締め付けたときに、コイルばねを圧縮しながら押
圧されるラグ板30によって基枠20側に押し付けられ
る。その結果、最終的には上下角度調整リング40の一
の突起がラグ板30の係止突起33に係止し、左右角度
調整リング50の一の突起が基枠20の係止突起24に
係止した状態で、調整リング40,50は固定される。
従って、この状態で基枠20に支持された12投写管の
投写中心軸に対し、ラグ板30により姿勢規制されたレ
ンズ光学系13の光軸が、それぞれ上下方向並びに左右
方向にあおり角度を調整される。
【0017】なお、あおり角度の再調整が必要な場合
は、上記フランジ固定用の固定螺子を若干緩め、中点支
持ポスト25と目盛りを参照しながら一対の調整リング
40,50を回動操作し、所望の回動位置まで回動した
時点で、再び固定螺子を締め付けるとよい。その場合、
従来のように調整リングを仕様の異なる他の調整リング
と交換するといった面倒な作業は不要であり、短時間で
しかも簡単に調整を施すことができる。
【0018】このように、上記投写型テレビジョン受像
機の光学系調整装置11によれば、投写管12の先端部
を係止する基枠20と投写管12の前面側に配設される
レンズ光学系13の末端部を係止するラグ板30との間
に調整リング40,50を設け、調整リング40,50
の回動位置に応じて投写管12の投写中心軸に対するレ
ンズ光学系13の光軸の角度をあおり調整することがで
きる。また、そのさいに調整リング40,50を回動す
るだけであおり角度の調整が可能であり、従来のよう
に、調整リングを交換したり、或いは交換用に予め複数
の調整リングを用意しておく必要はなく、セッティング
条件に合わせた自在な調整が迅速かつ簡単に可能であ
る。
【0019】また、回動位置に応じてラグ板30を上下
方向に可変調整する上下角度調整リング40と、回動位
置に応じてラグ板30を左右方向に可変調整する左右角
度調整リング50とを、相互に独立して調整可能に複合
して構成したから、互いに独立して回動可能な2枚の調
整リング40,50を調整することにより、上下角度調
整リング40の調整可能位置の数と左右角度調整リング
50の調整可能位置の数の積の数だけ、あおり角度を複
合的に可変調整でき、またこれら2枚の調整リング4
0,50の回動位置の組み合わせに従って、両調整リン
グ40,50を所定回動位置までクリック的に回動する
だけで、複雑なあおり角度の調整が誰にも簡単に可能で
ある。
【0020】さらに、一対の調整リング40,50が、
突起41〜45,51〜55が円周上に配列された表面
と平坦な裏面とをそれぞれ有しており、互いの裏面どう
しを相対回動自在に合体させた状態で基枠20とラグ板
30との間に介挿する構成としたから、一対の調整リン
グ40,50を背中合わせで合体させたときに、裏面全
体を相対回動のための摺接面として利用でき、また一対
の調整リング40,50は隙間なく裏面どうしが対向し
ているため、あおり角度を決定する突起41〜45,5
1〜55の選択位置に関係なく安定したあおり角度の設
定が可能であり、また一対の調整リング40,50の相
対回転も容易である。
【0021】さらにまた、一対の調整リング40,50
は、回動位置を調整する摘まみ48,58が外周縁に突
設してあり、基枠20に摘まみ48,58の回動位置を
段階的に指示する目盛りが付してあるため、摘まみ4
8,58を指先で摘まんで調整リング40,50を回動
させたときに、希望するあおり角度の調整にどの突起4
1〜45,51〜55を選択するとよい。すなわち、実
際に調整されるあおり角度がどの程度であるかを、摘ま
み48,58と目盛りの関係から直接的に把握すること
ができ、調整作業の標準化に役立てることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
投写管の先端部を係止する基枠と投写管の前面側に配設
されるレンズ光学系の末端部を係止するラグ板との間に
調整リングを設け、この調整リングの回動位置に応じて
投写管の投写中心軸に対するレンズ光学系の光軸の角度
をあおり調整する構成としたから、調整リングを回動す
るだけであおり角度の調整が可能であり、調整リングを
交換したり、或いは交換用に予め複数の調整リングを用
意しておく必要はなく、セッティング条件に合わせた自
在な調整が迅速かつ簡単に可能である等の優れた効果を
奏する。
【0023】また、調整リングは、高さが異なる複数の
突起が円周上に配列された表面を有しており、回動位置
に応じて一の突起が前記基枠又はラグ板に当接係止する
構成としたから、突起の数に応じたあおり角度の調整が
可能であり、クリック的な調整を可能にしたことで調整
作業者の負担を軽減することができる等の効果を奏す
る。
【0024】また、調整リングは、回動位置に応じてラ
グ板を上下方向に可変調整する上下角度調整リングと、
回動位置に応じてラグ板を左右方向に可変調整する左右
角度調整リングとを、相互に独立して調整可能に複合し
て構成したから、互いに独立して回動可能な2枚の調整
リングを調整することにより、上下角度調整リングの調
整可能位置の数と左右角度調整リングの調整可能位置の
数の積の数だけ、あおり角度を複合的に可変調整でき、
またこれら2枚の調整リングの回動位置の組み合わせに
従って、両調整リングを所定回動位置までクリック的に
回動するだけで、複雑なあおり角度の調整が誰にも簡単
に可能である等の効果を奏する。
【0025】さらに、本発明は、一対の調整リングが、
前記突起が円周上に配列された表面と平坦な裏面とをそ
れぞれ有しており、互いの裏面どうしを相対回動自在に
合体させた状態で前記基枠と前記ラグ板との間に介挿さ
れる構成としたから、二枚の調整リングを背中合わせで
合体させたときに、裏面全体を相対回動のための摺接面
として利用でき、また二枚の調整リングは隙間なく裏面
どうしが対向しているため、あおり角度を決定する突起
の選択位置に関係なく安定したあおり角度の設定が可能
であり、また一対の調整リングの相対回転も容易である
等の効果を奏する。
【0026】さらにまた、一対の調整リングに、回動位
置を調整する摘まみが外周縁に突設してあり、基枠に
は、前記摘まみの回動位置を段階的に指示する目盛りが
付してあるため、摘まみを指先で摘まんで調整リングを
回動させたときに、希望するあおり角度の調整にどの突
起を選択するとよいか、すなわちすなわち実際に調整さ
れるあおり角度がどの程度であるかを、摘まみと目盛り
の関係から直接的に把握することができ、調整作業の標
準化に役立てることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投写型テレビジョン受像機の光学系調
整装置の一実施例を示す概略側面図である。
【図2】図1に示した基枠の正面図である。
【図3 図1に示したラグ板の背面図である。 【図4】図1に示した上下角度調整リングの正面図であ
る。
【図5】図1に示した左右角度調整リングの背面図であ
る。
【図6】従来の投写型テレビジョン受像機の光学系調整
装置の一例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
11 投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置 12 投写管 13 レンズ光学系 20 基枠 24 係止突起 30 ラグ板 33 係止突起 40 上下角度調整リング 50 左右角度調整リング 41〜45 突起 51〜55 突起 48,58 摘まみ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投写型テレビジョン受像機の投写管の先
    端部を係止する基枠と、前記投写管の前面側に配設され
    るレンズ光学系の末端部を係止するラグ板と、前記基枠
    の前面と前面ラグ板の背面との間に回動可能に介挿さ
    れ、回動位置に応じて前記投写管の投写中心軸に対する
    前記レンズ光学系の光軸の角度をあおり調整する調整リ
    ングとを具備することを特徴とする投写型テレビジョン
    受像機の光学系調整装置。
  2. 【請求項2】 前記調整リングは、高さが異なる複数の
    突起が円周上に配列された表面を有しており、回動位置
    に応じて一の突起が前記基枠又はラグ板に当接係止する
    ことを特徴とする請求項1記載の投写型テレビジョン受
    像機の光学系調整装置。
  3. 【請求項3】 前記調整リングは、回動位置に応じてラ
    グ板の上下方向のあおり角度を可変調整する上下角度調
    整リングと、回動位置に応じてラグ板の左右方向のあお
    り角度を可変調整する左右角度調整リングとを、相互に
    独立して調整可能に複合してなることを特徴とする請求
    項1記載の投写型テレビジョン受像機の光学系調整装
    置。
  4. 【請求項4】 前記一対の調整リングは、高さが異なる
    複数の突起が円周上に配列された表面と平坦な裏面とを
    それぞれ有しており、互いの裏面どうしを相対回動自在
    に合体させた状態で前記基枠と前記ラグ板との間に介挿
    され、それぞれ回動位置に応じて前記一の突起が前記基
    枠又はラグ板に当接係止することを特徴とする請求項3
    記載の投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の調整リングは、回動位置を調
    整する摘まみが外周縁に突設してあり、前記基枠は、前
    記摘まみの回動位置を段階的に指示する目盛りが付して
    あることを特徴とする請求項3記載の投写型テレビジョ
    ン受像機の光学系調整装置。
JP7047375A 1995-03-07 1995-03-07 投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置 Pending JPH08251519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047375A JPH08251519A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置

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JP7047375A JPH08251519A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08251519A true JPH08251519A (ja) 1996-09-27

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JP7047375A Pending JPH08251519A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 投写型テレビジョン受像機の光学系調整装置

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JP (1) JPH08251519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012065075A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Seiko Epson Corp 投射型表示装置

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JP2012065075A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Seiko Epson Corp 投射型表示装置

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