JPH0825083B2 - 面取カッター及び面取り加工法 - Google Patents

面取カッター及び面取り加工法

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JPH0825083B2
JPH0825083B2 JP1006636A JP663689A JPH0825083B2 JP H0825083 B2 JPH0825083 B2 JP H0825083B2 JP 1006636 A JP1006636 A JP 1006636A JP 663689 A JP663689 A JP 663689A JP H0825083 B2 JPH0825083 B2 JP H0825083B2
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JP
Japan
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chips
cutting edge
chamfering
cutting
cutter
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秀樹 芳我
平人 吉野
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日本電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、面取加工用のカッターに関するもので、特
に、縦型設備における切刃の回転中心軸線が鉛直方向に
位置されるカッターに適用すると有効である。
(従来の技術) 従来の縦型設備における面取加工用のカッターは、切
刃で削り取った切粉が切削位置から斜め上方に放射状に
飛散するものが多い。
例えば第7図に示すような外刃タイプの面取カッター
においては、ワークWに形成される加工穴Hの入口部を
面取加工する場合、鉛直方向に回転軸線が位置されるシ
ャンク1に連なる円錐台状頭部22に形成される切刃13に
よって加工穴Hの入口部が面取切削される。この場合、
加工穴Hの入口部の切粉Kがカールしながら斜め上方図
示矢印a方向に放射状に飛散される。
また、第8図に示すような従来の特殊面取カッターに
おいては、シャンク1に連なる円錐状頭部15に形成され
る切刃16の回転方向前方側に頭部15を貫通する貫通穴18
が開口されている。切刃16で削り取ったワークの切粉K
は、貫通穴18を経て図示矢印b方向の斜め上方にカール
しながら逃がされて流出される。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の縦型設備に設けられる外刃タイプの面
取カッターにおいては、切刃によって削り取られた切粉
の飛散範囲が広く、切粉の飛散量も多い。
また前記特殊面取カッターにおいては、貫通穴に切粉
が詰まりやすく、切粉の流出が阻止され滞ることになる
ため、カッターの回転が断続して停止され、結果的に面
取切削効率が低下するという問題がある。また、貫通穴
から流出される切粉がカッターの回転に伴ない周囲に振
り回されるので、その切粉がカッター、チャック部等に
巻き付くなどして、カッターの回転が頻繁に停止される
ばかりでなく周囲への危険を伴なうことにもなる。
さらには、従来の面取カッターによれば、切粉が加工
穴の位置よりも斜め上方に飛散するため、切粉がワーク
の表面に滞留しワーク表面を傷付けやすいという問題も
ある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、切粉の飛散、振り回し、目詰まり等の問題を
解消し、しかも切刃によって削り取った切粉を面取位置
よりも下方に落下するように切粉流出方向を規制し、切
削効率を向上した面取カッターを提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明の面取カッター
は、第1図にその構成例を示すように、シャンクに連な
る円錐台状頭部に切刃を有する面取カッターであって、
前記円錐台状頭部の錐面の外径方向に形成される切刃
と、前記錐面上で前記切刃から回転方向後方側に次第に
後退するように傾斜される案内面と、前記錐面上であっ
て前記切刃の回転方向前方側に形成され、前記切刃で削
った切粉の流出を規制するポケットとを備え、前記ポケ
ットは、前記切刃の回転方向前方側に、前記切刃から一
定距離偏心させた位置に止り溝状に形成される凹状案内
面を有することを特徴とする。
(作用) 本発明の面取カッターによれば、縦型設備のカッター
回転時、切刃によって削り取られた切粉が凹状案内面に
沿ってシャンクと反対側の回転軸線鉛直方向に案内され
る。これにより、切粉流出方向が規制され、面取部位よ
りも鉛直下方に切粉が落下される。したがって、切粉の
飛散、振り回し等による危険度が低くなるとともに、目
詰まり等による切削動作の停止回数が大幅に減り、切削
効率が向上する。
(実施例) 本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図〜第3図は縦型の切削加工設備に本発明を適用
した面取カッターの実施例を示している。
第1図に示すように、シャンク1に連なる頭部2の一
端に円錐台状頭部3が設けられる。円錐台状頭部3は、
その錐面の外径方向に刃先としての切刃5が形成され、
この切刃5の回転方向後方側に円周方向にいくにしたが
い緩やかにシャンクに近づくように後退する案内面6が
形成される。切刃5の回転方向前方側には、切粉を案内
するポケット7が凹溝状に形成されている。
切刃5は、円錐台面8の縁8aから錐面母線方向に延び
て形成され、さらに底辺6aに近付くにしたがい回転方向
前方側に湾曲される切刃延長部10が形成されている。
ほぼ錐面状の案内面6は、切刃5から回転方向後方側
の円周方向に沿って次第に緩やかにシャンク1側に引下
がるように傾斜されるバッキングが付加されている。
ポケット7は、切刃5の回転方向前方側に切刃5から
第2図に示す距離δだけ偏心させた方向に抉り加工等に
より形成される止り溝である。ポケット7は、切刃5で
切削した加工穴の切粉をシャンク位置側と反対方向の穴
軸方向に逃がす凹状案内面12を有している。凹状案内面
12は、ランド部12aとこれに続くR部12bとからなってい
る。ランド部12aの深さは、例えば1mm、R部12bの半径
は、例えば5mmである。そして、凹状案内面12のR部12b
は、第4図〜第6図に示す矢印C方向に切粉が流出され
る曲面を有している。すなわち、切刃5で削り取られた
切粉がポケット7に入ると、どの方向に切粉が流れ出て
も、R部12bで切粉の流れが規制され、穴軸方向のシャ
ンクと反対側すなわち鉛直下方に切粉を真下に落すよう
になっている。
さらに、ポケット7の切刃の刃元部の刃裏部5aは、切
刃5と共に研磨仕上げになっている。これにより、刃立
ちが良く、切れ味が良くなっている。
切粉を加工穴の内部にすべて落下させる場合には、第
4図〜第6図に示すように、ワークWの頂面W0と切刃延
長部10の最頂部10aとの鉛直方向の隙間hを切粉のカー
ル径以内になるように切刃5の相対位置を設定する。こ
れにより、ワークWから削り取られた切粉が前記隙間か
ら流出しないで凹状案内面12に沿ってポケット7の内部
に入り、図示矢印C方向に確実に案内されて加工穴の真
下に落下する。
前述した実施例によれば、カッター回転時、切刃5に
よって削り取られた切粉がカールしながらポケット7の
凹状案内面12に案内されながら第4図〜第6図に示す矢
印C方向に加工穴を通って真下に落下される。このた
め、ワーク加工穴Hとカッターの円錐台状頭部3との間
の隙間から外部に切粉が飛散することなく、切粉がすべ
てポケットの凹状底面に案内されながらワーク加工穴か
ら真下に落下されるので、切粉の飛散が防止され、切粉
の巻き付き、切粉の振り回し、目詰まりを回避すること
ができる。
なお、本発明の面取カッターは、ボーリング盤、フラ
イス盤、NC機、専用機等の幅広い機械に適用することが
できる。特に、カッター回転軸線が鉛直方向の装置に適
用すると、極めて効果的である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の面取カッターによれ
ば、切刃の回転方向前方側に切粉流出方向を規制するR
状の止り溝として凹状案内面が構成されているので、切
刃で削り取られた切粉の流れ方向が凹状案内面で規制さ
れ、その凹状案内面に沿って回転軸線方向の鉛直下方に
切粉が流出されるから、切粉の飛散、振り回し、詰まり
等を防止することができることはもちろん、これに伴な
い周囲への危険が少なく安全であり、また切粉がワーク
の頂面に堆積されないことによってワークへの損傷発生
を確実に防止することができるという効果がある。
特に切粉処理がきわめて適切に行なえるという効果が
ある。また、切粉の巻き付き、目詰まり等に伴なうカッ
ターの断続的な停止がなくなり、切削効率を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の面取カッターを示す側面図、
第2図は面取カッターの正面図、第3図(A)は第3図
(B)に示す矢印A方向からみたポケットの斜視図、第
3図(B)は第2図に示すIIIB−IIIB線断面図、第4図
は面取カッターの円錐台状頭部を示す拡大図、第5図は
第4図の別の角度からみた円錐台状頭部を示す拡大図、
第6図はワーク加工穴の面取切削時の切刃とワークの位
置関係を示す拡大図、第7図および第8図はそれぞれ従
来例の面取カッターを示す概略構成図である。 1…シャンク、3…円錐台状頭部、5…切刃、6…案内
面、7…ポケット、12…凹状案内面、W…ワーク、H…
ワーク加工穴。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャンクに連なる円錐台状頭部に切刃を有
    する面取カッターであって、 前記円錐台状頭部の錐面の外径方向に形成される切刃
    と、 前記錐面上で前記切刃から回転方向後方側側に次第に後
    退するように傾斜される案内面と、 前記錐面上であって前記切刃の回転方向前方側に形成さ
    れ、前記切刃で削った切粉の流出を規制するポケットと
    を備え、 前記ポケットは、前記切刃の回転方向前方側に、前記切
    刃から一定距離偏心させた位置に止り溝状に形成される
    凹状案内面を有することを特徴とする面取カッター。
  2. 【請求項2】前記凹状案面は、前記切刃面のランド部
    と、該ランド部に続く曲面を有するR部とから形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の面取カッター。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の面取カッターを用
    いた面取加工法であって、前記面取カッターの前記切刃
    で削り取られた切粉の流れ方向が前記凹状案内面で規制
    され、該凹状案内面に沿って回転軸方向の鉛直下方に切
    粉が流出されることを特徴とする面取り加工法。
  4. 【請求項4】ワーク(W)の頂面(W0)と前記切刃延長
    部(10)の最頂部(10a)との鉛直方向の隙間(h)を
    切粉のカール径以内となるように前記切刃の位置を設定
    することを特徴とする請求項3記載の面取り加工法。
JP1006636A 1989-01-14 1989-01-14 面取カッター及び面取り加工法 Expired - Fee Related JPH0825083B2 (ja)

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JP6185205B1 (ja) 2017-03-14 2017-08-23 株式会社クロイツ 面取ツール、ツール支持セット及び面取システム
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