JPH08250790A - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

Info

Publication number
JPH08250790A
JPH08250790A JP4828795A JP4828795A JPH08250790A JP H08250790 A JPH08250790 A JP H08250790A JP 4828795 A JP4828795 A JP 4828795A JP 4828795 A JP4828795 A JP 4828795A JP H08250790 A JPH08250790 A JP H08250790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
wavelength
pumping
optical fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4828795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Isshiki
邦彦 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4828795A priority Critical patent/JPH08250790A/ja
Publication of JPH08250790A publication Critical patent/JPH08250790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/063Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
    • H01S3/067Fibre lasers
    • H01S3/06754Fibre amplifiers
    • H01S3/06758Tandem amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/09Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
    • H01S3/091Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping
    • H01S3/094Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by coherent light
    • H01S3/094096Multi-wavelength pumping

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低雑音で、かつパワー変換効率の高い光増幅
装置を得ることを目的とする。 【構成】 0.98μm帯の前方励起光8を反射し、
1.48μm帯の後方励起光9、及び1.55μm帯の
信号光7aを透過する光フィルタ10を、エルビウムド
ープ光ファイバの中間位置に設けて、雑音特性を支配す
る上記エルビウムドープ光ファイバの入力部付近は上記
0.98μm帯の前方励起光、上記光フィルタで反射さ
れた0.98μm帯の励起光、及び光フィルタを透過し
た上記1.48μm帯の後方励起光で励起することによ
り、0.98μm帯励起により低雑音特性が得られ、
0.98μm帯励起光の1.48μm帯励起光に対する
割合を小さくできるので、パワー変換効率を高めること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は低雑音で、かつパワー
変換効率が高い希土類ドープ光増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平4−149525
号公報に開示された従来の光増幅装置を示す構成図であ
る。図において、1はエルビウムドープ光ファイバ(以
下、EDFと呼ぶ)、2は光ファイバ、3は第1の光合
分波器(以下、光カプラと呼ぶ)、4は第2の光カプ
ラ、5は第1の励起光源、6は第2の励起光源、7は信
号光、8は第1の励起光、9は第2の励起光である。
【0003】次に動作について説明する。第1の励起光
源5から出力された波長約0.98μmの第1の励起光
8は、光ファイバ2e、第1のカプラ3、光ファイバ2
bを介してEDF1に入力し、EDF1内のエルビウム
イオンを励起状態にする。第2の励起光源6から出力さ
れた波長約1.48μmの第2の励起光9は、光ファイ
バ2f、第2のカプラ4、光ファイバ2cを介してED
F1に入力し、EDF1内のエルビウムイオンを励起状
態にする。波長約1.55μmの入力信号光7aは、光
ファイバ2a、第1のカプラ3、光ファイバ2bを介し
てEDF1に入力し、励起状態のEDF1を通過する間
に誘導放出作用によって増幅され、出力信号光7bとし
て光ファイバ2d中に出力される。ここで、雑音特性は
主にEDF1の入力部に近い部分で決まるが、この部分
をいわゆる3準位系の励起がなされる0.98μmの波
長で励起しているのでEDFを波長1.48μmの励起
光のみで励起するよりは雑音指数が低くなる。さらに、
励起光パワーの出力信号光パワーへの変換効率は主にE
DF1の出力部に近い部分で決まるが、この部分を信号
光の波長1.55μmに比較的近い波長1.48μmで
励起しているので、波長0.98μmの励起光のみで励
起するよりは、信号光の波長と励起光の波長との比に比
例するところのパワー変換効率が高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の光増幅装置は、低雑音にするにはエルビウムド
ープ光ファイバEDF1の入力部付近のみを0.98μ
mで励起すればよいのであるが、励起光はEDF1の中
心部、さらに出力部まで進むので、1.48μmのみで
励起した場合と比較すると実際にはパワー変換効率が低
くなるという課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、低雑音で、かつパワー変換効率が
高い光増幅装置を得ることを目的とする。また、利得ス
ペクトルが平坦な増幅特性を有する光増幅装置を得るこ
とを目的とする。また、信号光を双方向に伝送可能な光
増幅装置を得ることを目的とする。また、少ない励起光
源数で簡易な構成の信号光を双方向に伝送可能な光増幅
装置を得ることを目的とする。また、信号光に大きな増
幅作用を与え高出力を得る光増幅装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明に係る光増幅装置は、第1と
第2の光増幅光ファイバと、第1と第2の光増幅光ファ
イバの間に接続した光フィルタと、第1の光増幅光ファ
イバの一端から第1の励起光と信号光とを入射する手段
と、第2の光増幅光ファイバの一端から第2の励起光を
上記信号光とは逆方向に入射するとともに増幅された上
記信号光を出射する手段と、を備え、第1の励起光の波
長は第2の励起光の波長より短く、かつ第2の励起光の
波長は上記信号光の波長より短く、上記光フィルタで第
1の励起光は反射し、かつ第2の励起光及び上記信号光
は透過することを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明に係る光増幅装
置は、第1と第2の光増幅光ファイバと、第1と第2の
光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタと、第1の
光増幅光ファイバの一端から第1、第3の励起光と信号
光とを入射する手段と、第2の光増幅光ファイバの一端
から第2の励起光を上記信号光とは逆方向に入射すると
ともに増幅された上記信号光を出射するする手段と、を
備え、第1の励起光の波長は第2、第3の励起光の波長
より短く、第2、第3の励起光の波長は同じ励起波長帯
に含まれかつ上記信号光の波長よりも短く、上記光フィ
ルタで第1の励起光は反射し、かつ第2、第3の励起光
及び上記信号光は透過することを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の光増幅装置の第1、第2の光増幅光
ファイバが、エルビウムが添加された石英ガラスで構成
され、かつ第1の励起光の波長が0.98μm帯に、そ
の他の励起光の波長が1.48μm帯に、信号光の波長
が1.5μm帯に含まれることを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の光増幅装置の第1の光増幅光ファイ
バが、エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、
第2の光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少
なくともZrF4 ,BaF2,LaF3 ,AlF3 を含
むフロライドガラスで構成され、かつ第1の励起光の波
長が0.98μm帯に、その他の励起光の波長が1.4
8μm帯に、信号光の波長が1.5μm帯に含まれるこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の発明に係る光増幅装
置は、第1、第2、及び第3の光増幅光ファイバと、第
1と第2の光増幅光ファイバの間、及び第2と第3の光
増幅光ファイバの間にそれぞれ接続した第1、第2の光
フィルタと、第1の光増幅光ファイバの一端から第1、
第3の励起光と第1の信号光とを入射するとともに増幅
された第2の信号光を出射する手段と、第3の光増幅光
ファイバの一端から第2、第4の励起光と第2の信号光
とを入射するとともに増幅された第1の信号光を出射す
る手段と、を備え、第1、第4の両励起光は同一の励起
波長帯に、また第2、第3の両励起光は他の同一の励起
波長帯に含まれ、第2、第3の励起光波長は第1、第4
の励起光波長よりも長く、第1、第2の信号光波長より
も短く、第1の光フィルタで第1の励起光は反射し、第
2、第3の励起光及び第1、第2の信号光は透過し、第
2の光フィルタで第4の励起光は反射し、第2、第3の
励起光及び上記第1、第2の信号光は透過することを特
徴とする。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の光増幅装置の第1、第2及び第3の光増幅光ファイ
バが、エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、
かつ第1、第4の励起光の波長が0.98μm帯に、第
2、第3の励起光の波長が1.48μm帯に、第1、第
2の信号光の波長が1.5μm帯に含まれることを特徴
とする。
【0012】また、請求項7記載の発明は、請求項5記
載の光増幅装置の第1、第3の光増幅光ファイバがが、
エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、第2の
光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくと
もZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロ
ライドガラスで構成され、かつ第1、第4の励起光の波
長が0.98μm帯に、第2、第3の励起光の波長が
1.48μm帯に、第1、第2の信号光の波長が1.5
μm帯に含まれることを特徴とする。
【0013】また、請求項8記載の発明に係る光増幅装
置は、第1、第2、及び第3の光増幅光ファイバと、第
1と第2の光増幅光ファイバの間、及び第2と第3の光
増幅光ファイバの間にそれぞれ接続した第1、第2の光
フィルタと、第1の光増幅光ファイバの一端から第1、
第2の励起光と第1の信号光とを入射するとともに増幅
された第2の信号光を出射する手段と、第3の光増幅光
ファイバの一端から第1、第2の励起光と第2の信号光
とを入射するとともに増幅された第1の信号光を出射す
る手段と、を備え、第2の励起光は第1の励起光波長よ
りも長く、第2の励起光波長は第1、第2の信号光波長
よりも短く、上記第1、2の光フィルタで第1の励起光
は反射し、第2の励起光及び第1、第2の信号光は透過
することを特徴とする。
【0014】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の光増幅装置の第1、第2及び第3の光増幅光ファイ
バが、エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、
かつ第1の励起光の波長が0.98μm帯に、第2の励
起光の波長が1.48μm帯に、第1と第2の信号光の
波長が1.5μm帯に含まれることを特徴とする。
【0015】また、請求項10記載の発明は、請求項8
記載の光増幅装置の第1、第3の光増幅光ファイバが、
エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、第2の
光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくと
もZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロ
ライドガラスで構成され、かつ第1の励起光の波長が
0.98μm帯に、第2の励起光の波長が1.48μm
帯に、第1と第2の信号光の波長が1.5μm帯に含ま
れることを特徴とする。
【0016】また、請求項11記載の発明に係る光増幅
装置は、第1と第2の光増幅光ファイバと、第1と第2
の光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタと、第1
の光増幅光ファイバの一端から第1の励起光と信号光と
を入射する手段と、第2の光増幅光ファイバの一端から
第2の励起光を上記信号光とは逆方向に入射するととも
に増幅された上記信号光を出射する手段と、を備え、第
1の励起光の波長は第2の励起光の波長より短かく、か
つ第2励起光の波長は上記信号光の波長より短く、上記
光フィルタで第1と第2の励起光は反射し、上記信号光
は透過することを特徴とする。
【0017】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の光増幅装置の第1、第2の光増幅光ファイバ
が、エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、か
つ第1の励起光の波長が0.98μm帯に、第2の励起
光の波長が1.48μm帯に、信号光の波長が1.5μ
m帯に含まれることを特徴とする。
【0018】また、請求項13記載の発明は、請求項1
1記載の光増幅装置の第1の光増幅光ファイバが、エル
ビウムが添加された石英ガラスで構成され、第2の光増
幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくともZ
rF4 ,BaF2 ,LaF3,AlF3 を含むフロライ
ドガラスで構成され、かつ第1の励起光の波長が0.9
8μm帯に、第2の励起光の波長が1.48μm帯に、
信号光の波長が1.5μm帯に含まれることを特徴とす
る。
【0019】
【作用】以上のように構成された請求項1に係わる発明
の光増幅装置では、第1と第2の光増幅光ファイバと、
第1と第2の光増幅光ファイバの間に接続した光フィル
タと、第1の光増幅光ファイバの一端から第1の励起光
と信号光とを入射する手段と、第2の光増幅光ファイバ
の一端から第2の励起光を上記信号光とは逆方向に入射
するとともに増幅された上記信号光を出射する手段と、
を備え、第1の励起光の波長は第2の励起光の波長より
短く、第2の励起光の波長は上記信号光の波長より短
く、上記光フィルタで第1の励起光は反射し、第2の励
起光及び上記信号光は透過することにより、第1の光増
幅光ファイバは第1の励起光だけでなく、第1の励起光
の反射光、第2の励起光によっても励起されて、パワー
変換効率の劣る第1の励起光のパワーをより少なくで
き、パワー変換効率が改善されるとともに、少ない励起
光パワーで低雑音特性が得られる。
【0020】また、請求項2に係わる発明の光増幅装置
では、第1と第2の光増幅光ファイバと、第1と第2の
光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタと、第1の
光増幅光ファイバの一端から第1、第3の励起光と信号
光とを入射する手段と、第2の光増幅光ファイバの一端
から第2の励起光を上記信号光と逆方向に入射するとと
もに増幅された上記信号光を出射する手段と、を備え、
第1の励起光の波長は第2、第3の励起光の波長より短
く、第2、第3の励起光の波長は同じ励起波長帯に含ま
れ、上記信号光の波長よりも短く、上記光フィルタで第
1の励起光は反射し、第2、第3の励起光及び上記信号
光は透過することにより、第1の光増幅光ファイバは第
1の励起光だけでなく、第1の励起光の反射光、さらに
第2、第3の励起光によって励起されて、パワー変換効
率の劣る第1の励起光のパワーをより少なくでき、パワ
ー変換効率がさらに改善されるとともに、少ない励起光
パワーで低雑音特性が得られる。また、第2の光増幅光
ファイバは第2、第3の励起光によって双方向から励起
されて励起入力が高まり、大きな増幅作用を信号光に与
え高出力を得ることができる。
【0021】また、請求項3に係わる発明の光増幅装置
では、請求項1もしくは請求項2に係わる発明の作用と
同様である。
【0022】また、請求項4に係わる発明の光増幅装置
では、請求項1もしくは請求項2に係わる発明の作用に
加えて、第2の光増幅光ファイバが、エルビウムが添加
された少なくともZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,Al
3 を含むフロライドガラスで構成されたことにより、
利得スペクトルが平坦な増幅特性を得ることができる。
【0023】また、請求項5に係わる発明の光増幅装置
では、第1、第2、及び第3の光増幅光ファイバと、第
1と第2の光増幅光ファイバの間、及び第2と第3の光
増幅光ファイバの間にそれぞれ接続した第1、第2の光
フィルタと、第1の光増幅光ファイバの一端から第1、
第3の励起光と第1の信号光とを入射するとともに増幅
された第2の信号光を出射する手段と、第3の光増幅光
ファイバの一端から第2、第4の励起光と第2の信号光
とを入射するとともに増幅された第1の信号光を出射す
る手段と、を備え、第1、第4の両励起光は同一の励起
波長帯に、また第2、第3の両励起光は他の同一の励起
波長帯に含まれ、第2、第3の励起光波長は第1、第4
の励起光波長よりも長く、第1、第2の信号光波長より
も短く、第1の光フィルタで第1の励起光は反射し、第
2、第3の励起光及び第1、第2の信号光は透過し、第
2の光フィルタで第4の励起光は反射し、第2、第3の
励起光及び上記第1、第2の信号光は透過することによ
り、第1、第3の光増幅光ファイバはそれぞれ第1、第
4の励起光だけでなく、それぞれ第1、第4の励起光の
反射光、さらに第2、第3の励起光によって励起され
て、パワー変換効率の劣る第1の励起光のパワーをより
少なくでき、パワー変換効率が改善されるとともに、少
ない励起光パワーで低雑音特性が得られる。また、対象
な構成により第1、第2の信号光をそれぞれ第1、第3
の光増幅光ファイバの一端から入射して双方向に伝送が
可能となる。
【0024】また、請求項6に係わる発明の光増幅装置
では、請求項5に係わる発明の作用と同様である。
【0025】また、請求項7に係わる発明の光増幅装置
では、請求項5に係わる発明の作用に加えて、第2の光
増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくとも
ZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロラ
イドガラスで構成されたことにより、利得スペクトルが
平坦な増幅特性を得ることができる。
【0026】また、請求項8に係わる発明の光増幅装置
では、第1、第2、及び第3の光増幅光ファイバと、第
1と第2の光増幅光ファイバの間、及び第2と第3の光
増幅光ファイバの間にそれぞれ接続した第1、第2の光
フィルタと、第1の光増幅光ファイバの一端から第1、
第2の励起光と第1の信号光とを入射するとともに増幅
された第2の信号光を出射する手段と、第3の光増幅光
ファイバの一端から第1、第2の励起光と第2の信号光
とを入射するとともに増幅された第1の信号光を出射す
る手段と、を備え、第2の励起光は第1の励起光波長よ
りも長く、第2の励起光波長は第1、第2の信号光波長
よりも短く、上記第1、2の光フィルタで第1の励起光
は反射し、第2の励起光及び第1、第2の信号光は透過
することにより、第1、第3の光増幅光ファイバはそれ
ぞれ第1の励起光だけでなく、第1の励起光の反射光、
さらに第2の励起光によって励起されて、パワー変換効
率の劣る第1の励起光のパワーをより少なくでき、パワ
ー変換効率が改善されるとともに、少ない励起光パワー
で低雑音特性が得られる。また、対象な構成により第
1、第2の信号光をそれぞれ第1、第3の光増幅光ファ
イバの一端から入射して双方向に伝送が可能となり、か
つ少ない励起光源数で簡易に構成することができる。
【0027】また、請求項9に係わる発明の光増幅装置
では、請求項8に係わる発明の作用と同様である。
【0028】また、請求項10に係わる発明の光増幅装
置では、請求項8に係わる発明の作用に加えて、第2の
光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくと
もZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロ
ライドガラスで構成されたことにより、利得スペクトル
が平坦な増幅特性を得ることができる。
【0029】また、請求項11に係わる発明の光増幅装
置では、第1と第2の光増幅光ファイバと、第1と第2
の光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタと、第1
の光増幅光ファイバの一端から第1の励起光と信号光と
を入射する手段と、第2の光増幅光ファイバの一端から
第2の励起光を上記信号光とは逆方向に入射するととも
に増幅された上記信号光を出射する手段と、を備え、第
1の励起光の波長は第2の励起光の波長より短かく、第
2励起光の波長は上記信号光の波長より短く、上記光フ
ィルタで第1と第2の励起光は反射し、上記信号光は透
過することにより、第1の光増幅光ファイバは第1の励
起光だけでなく、第1の励起光の反射光によって励起さ
れて、パワー変換効率の劣る第1の励起光のパワーをよ
り少なくでき、パワー変換効率が改善されるとともに、
少ない励起光パワーで低雑音特性が得られる。また、第
2の光増幅光ファイバは第2の励起光だけでなく、第2
の励起光の反射光によっても励起されてパワー変換効率
を改善できる。
【0030】また、請求項12に係わる発明の光増幅装
置では、請求項11に係わる発明の作用と同様である。
【0031】また、請求項13に係わる発明の光増幅装
置では、請求項11に係わる発明の作用に加えて、第2
の光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なく
ともZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフ
ロライドガラスで構成されたことにより、利得スペクト
ルが平坦な増幅特性を得ることができる。
【0032】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1について説明す
る。図1はこの発明の実施例1を示す構成図である。図
1において、1aは第1の光増幅光ファイバであるエル
ビウム・ドープ光ファイバ(以下、EDFと呼ぶ)、1
bは第2の光増幅光ファイバであるEDF、10は光フ
ィルタである。なお、以下、特に記した場合を除き各実
施例において、光増幅光ファイバEDFとしてエルビウ
ム・ドープ石英光ファイバを用い、10は誘電体多層膜
の光フィルタを用いた場合を例に説明する。なお、従来
例と同様の部分には同一符号を付して説明を省く。
【0033】次に、図1の動作について説明する。従来
の光増幅装置と同様に、波長0.98μm帯の第1の励
起光8は第1の光増幅光ファイバEDF1aに入力し、
通過する間に一部がEDF1aに吸収されてEDF1a
を励起するが、本実施例では吸収されなかった第1の励
起光8は、光フィルタ10で反射されて、EDF1aに
再び入射し、逆方向に進む間に完全に吸収されてEDF
1aをさらに励起する。従って、雑音特性を決定する第
1の光増幅光ファイバ1aが、3準位系の励起で充分に
反転分布が形成されるので、低雑音特性が得られるとと
もに、パワー変換効率の劣る波長の短い第1の励起光8
を反射させて上記第1の光増幅光ファイバ1aに有効に
吸収させることにより、従来よりも少ない励起パワーで
低雑音特性が得られる。
【0034】また、波長1.48μm帯の第2の励起光
9は第2の光増幅光ファイバEDF1bに入力されて吸
収され、吸収されなかった光は光フィルタ10を透過し
て、第1のEDF1aに入力し、さらに完全に吸収さ
れ、EDF1a及びEDF1bを励起する。即ち、第1
の光増幅光ファイバ1aは第1の励起光8だけでなく、
第1の励起光8の反射光、及び第2の励起光9によって
も励起されるので、パワー変換効率の劣る第1の励起光
8のパワーの比率をより少なくできるので、パワー変換
効率が改善される。ここで、上記の光フィルタ10の透
過スペクトルは、例えば図5に示すように、第1の励起
光の波長と、第2の励起光の波長との中間を境にして、
短波長側では透過率が小さく、長波長側では透過率が大
きいような長波長透過型のものを用いているが、これに
限らず、例えば図6に示すように、第1の励起光の波長
帯のみ透過率が小さく、他の波長では透過率が大きくな
る狭帯域反射型でもよい。これは各実施例においても同
様である。
【0035】実施例2.以下、この発明の実施例2につ
いて説明する。実施例1を示す図1との構成の差異につ
いて説明する。その他は実施例1で説明したと同様であ
る。図1において、第2の光増幅光ファイバであるED
F1bとして、エルビウムドープフロライド光ファイバ
を用いたものである。フロライドガラスとしては、例え
ば、ZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 ,NaF
(以下、上記のふっ化物を総称してZBLANと呼
ぶ)、もしくは、ZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,Al
3 (以下、上記のふっ化物を総称してZBLAと呼
ぶ)を含むガラスを用いている。上記のErドープフロ
ライド光ファイバは、0.98μm帯の光での励起効率
が悪いので、もし、光フィルタ10がないとすると、E
DF1bに0.98μm帯の第1の励起光8が入力し、
パワー変換効率が低下してしまう。しかし、光フィルタ
10により、第1の励起光8は光フィルタ10で反射さ
れ、Erドープフロライド光ファイバよりも0.98μ
m帯の光の励起効率がよいErドープ石英光ファイバ1
aのみを励起するので、光フィルタ10がない場合に比
べ、パワー変換効率がよくなる。そして、Erドープフ
ロライド光ファイバの利得スペクトルは、Erドープ石
英光ファイバよりも平坦な増幅特性を有するため、本実
施例では低雑音で、かつパワー変換効率が高く、さらに
利得スペクトルの平坦特性がよい光増幅装置が得られ
る。
【0036】実施例3.この発明の実施例3について説
明する。図2はこの発明の実施例3を示す構成図であ
る。実施例1を示す図1との構成の差異について説明す
る。その他は実施例1で説明したと同様である。図2に
おいて、第3の光カプラ4b、第3の励起光源6b、光
ファイバ2g,2hを新たに追加した構成とし、実施例
1に比べて、第1の励起光8に加えて、第2の励起光9
と同様の波長1.48μm帯の第3の励起光9bを光カ
プラ4b,光カプラ3を介して、第1の光増幅光ファイ
バEDF1aに入力するようにしたものである。
【0037】次に、実施例3の動作について説明する。
第1の励起光8に加えて、第3の励起光源6bから出力
された波長1.48μm帯の第3の励起光9bは光カプ
ラ4b,光カプラ3を介して、EDF1aに入力され、
EDF1aで吸収され、EDF1aを励起し、吸収され
なかった光は、光フィルタ10を透過し、EDF1bで
吸収されてEDF1bを励起する。従って、EDF1a
は、第1の励起光8、光フィルタ10で反射された第1
の励起光8、光フィルタ10を透過した第2の励起光
9、及び第3の励起光9bで励起されるので、実施例1
の場合よりも、さらに、波長の短い0.98μm帯の第
1の励起光の割合を少なくできる。また、第2の光増幅
光ファイバEDF1bは、第2の励起光9と第3の励起
光9bの両方によって、双方向から励起されるので、実
施例1の場合よりもより大きな増幅作用を信号光7に与
えることができる。以上により、低雑音で、かつパワー
変換効率が高く、さらに高出力の光増幅装置が得られ
る。
【0038】実施例4.以下、この発明の実施例4につ
いて説明する。実施例3を示す図2との構成の差異につ
いて説明する。その他は実施例3で説明したと同様であ
る。図2において、第2の光増幅光ファイバであるED
F1bとして、エルビウムドープフロライド光ファイバ
を用いたものである。実施例2で説明したと同様の作用
により、低雑音で、かつパワー変換効率が高く、高出力
特性を有し、さらに、利得スペクトルの平坦性がよい光
増幅装置を得られる。
【0039】実施例5.以下、この発明の実施例5につ
いて説明する。図3はこの発明の実施例5を示す構成図
である。実施例3を示す図2との構成の差異について説
明する。その他は実施例3で説明したと同様である。図
3において、第3の光増幅光ファイバEDF1c、第2
の光フィルタ10、第4の光カプラ3b、第4の励起光
源5b、光ファイバ2g,2hを新たに追加した構成と
し、実施例3に比べて、第2の励起光9に加えて、第1
の励起光8と同様の波長0.98μm帯の第4の励起光
8bを第3の光増幅光ファイバEDF1cに光カプラ3
bを介して入力するようにしたものである。
【0040】次に、実施例5の動作について説明する。
図3において、第1と第4の励起光の波長は同じ励起波
長帯に含まれ、また第2と第3の励起光の波長は上記の
第1と第4の励起光の波長とは別の同じ励起波長帯に含
まれ、第2、第3の励起光波長は第1、第4の励起光波
長よりも長く、かつ第2、第3の励起光波長は第1、第
2の信号光波長よりも短く、上記第1と第2の光フィル
タでそれぞれ第1、第4の励起光は反射し、第2、第3
の励起光及び上記信号光は透過することを特徴とする。
以上により、低雑音で、かつパワー変換効率が高く、さ
らに信号光を双方向に伝送可能な双方向通信用の光増幅
装置を得ることができる。
【0041】実施例6.以下、この発明の実施例6につ
いて説明する。図3において、実施例2で説明したと同
様に第2の光増幅光ファイバEDF1bとして、エルビ
ウムドープフロライド光ファイバを用いたものである。
その他の構成は実施例5で説明したと同様である。以上
により、低雑音で、かつパワー変換効率が高く、利得ス
ペクトルの平坦性がよく、信号光を双方向に伝送可能な
双方向通信用の光増幅装置を得ることができる。
【0042】実施例7.以下、この発明の実施例7につ
いて説明する。図4は実施例7を示す構成図である。実
施例5を示す図3との差異について説明する。その他は
実施例5で説明したと同様である。図4において、第1
と第4の励起光の波長は同一で、また第2と第3の励起
光の波長は、同一で第1、第4の励起光波長よりも長
く、かつ第1、第2の信号光波長よりも短い。そして、
第1と第2の光フィルタでそれぞれ第1、第4の励起光
は反射し、第2、第3の励起光及び上記信号光は透過す
ることを特徴とする。従って、励起光源としては、第1
と第2の2つの励起光源5,6を有し、3dBカプラ1
1を介して、2つの励起光を第1の光増幅光ファイバE
DF1aと、第2の光増幅光ファイバEDF1bとに与
えるようにしたことを特徴とする。以上により、低雑音
で、かつパワー変換効率が高く、さらに、少ない励起光
源数で、信号光を双方向に伝送可能な双方向通信用の光
増幅装置を得ることができる。
【0043】実施例8.以下、この発明の実施例8につ
いて説明する。図4において、実施例2で説明したと同
様に第2の光増幅光ファイバEDF1bとして、エルビ
ウムドープフロライド光ファイバを用いたものである。
その他の構成は実施例7で説明したと同様である。以上
により、低雑音で、かつパワー変換効率が高く、さら
に、利得スペクトルの平坦性がよく、少ない励起光源数
で信号光を双方向に伝送可能な双方向通信用の光増幅装
置を得ることができる。
【0044】実施例9.以下、この発明の実施例9につ
いて説明する。図7は実施例9を示す構成図である。実
施例1を示す図1との差異について説明する。その他は
実施例1で説明したと同様である。図7において、光フ
ィルタとして以下のような透過特性を有するものを用い
て構成している。即ち、光フィルタ10cの透過スペク
トルは、第2の励起光9の波長と信号光の波長との中間
を境にして短波長側では透過率が小さく、長波長側では
透過率が大きい長波長透過型であり、具体例として第1
の励起光8は波長0.98μm帯に、第2の励起光9は
波長1.48μm帯に、さらに信号光は波長1.55μ
m帯に含まれる場合は、光フィルタ10cは図8に示す
透過特性を有する。なお、光フィルタ10cは図8に示
す透過特性に限らず、例えば図9に示すような波長1.
55μm帯のみを透過する狭帯域透過型であってもよ
い。
【0045】次に、図7の動作について説明する。実施
例1と同様に、波長0.98μm帯の第1の励起光8は
第1のEDF1aに入力され、光フィルタ10cで反射
され、EDF1aを逆方向に進み、EDF1aに有効に
吸収され、少ない励起パワーで低雑音特性を得ることが
できる。また、実施例1とは異なり、波長1.48μm
帯の第2の励起光9は第2のEDF1bに入力され、光
フィルタ10cで反射され、反射された光はEDF1b
に再び入射し、逆方向に進む。従って、光増幅光ファイ
バEDF1bは、入射した励起光9と、反射して再び入
射した励起光9との両方で励起されるので、励起光を無
駄なく励起に用いることができパワー変換効率を上げる
ことができる。以上により、低雑音で、かつパワー変換
効率が高い光増幅装置を得ることができる。
【0046】実施例10.以下、この発明の実施例10
について説明する。図7において、実施例2で説明した
と同様に第2の光増幅光ファイバEDF1bとして、エ
ルビウムドープフロライド光ファイバを用いたものであ
る。その他の構成は実施例9で説明したと同様である。
以上により、低雑音で、かつパワー変換効率が高く、さ
らに、利得スペクトルの平坦性がよい、光増幅装置を得
ることができる。
【0047】なお、これまで説明した実施例1〜実施例
10における光フィルタとして、誘電体多層膜を用いた
例を示したが、これに限るものではなく、図5,6,
8,9に示したフィルタ特性を有するものであればよ
く、例えば、誘電体多層膜以外にも、回折格子、プリズ
ム等を用いても同様の効果を得ることができる。特に、
光フィルタとして、ゲルマニウムを添加した石英ガラス
光ファイバのコア部に、屈折率分布によって形成された
回析格子を設けた、グレーティング・ファイバを用いれ
ば、光増幅器装置の小型化、高信頼度化の効果が加わ
る。
【0048】なお、また、これまで説明した実施例1〜
実施例10における励起光源として、高出力励起のため
に、例えば偏波合成器で2つの光源からの励起光を合成
して出力するといったような、複数の光源から構成され
ていてもよい。この場合、より高出力な励起が可能とな
り、より高出力な増幅信号光を出力することができる。
【0049】なお、また、これまで説明した光増幅光フ
ァイバとして、エルビウム(Er)を添加した例を示し
たが、希土類元素としてはこれに限るものではなく、例
えば、Pr,Nd,Tm,Yb,Ho等で構成すること
も可能であり、この場合は、エルビウムを用いた場合と
異なる波長帯において増幅作用をもつように構成するこ
とができる。この場合、複数存在する励起波長帯のう
ち、第1の励起光の波長として、第2励起光の波長より
も短いものを選ぶようにすればよい。
【0050】なお、また、これまで説明した光増幅光フ
ァイバとして、石英あるいはフロライドガラスを材料と
した例を示したが、他の素材、例えばプラスチック、カ
ルコゲン化物、ハロゲン化物、及びガラスではない例え
ば結晶等の内部構造を選ぶこともできる。
【発明の効果】以上のように、この請求項1に係わる発
明によれば、第1の光増幅光ファイバは第1の励起光だ
けでなく、第1の励起光の反射光、第2の励起光によっ
ても励起されて、パワー変換効率の劣る第1の励起光の
パワーをより少なくでき、パワー変換効率が改善される
とともに、少ない励起光パワーで低雑音特性が得られ、
低雑音で、かつパワー変換効率の高い光増幅装置を得る
ことができる。
【0051】また、この請求項2に係わる発明によれ
ば、第1の光増幅光ファイバは第1の励起光だけでな
く、第1の励起光の反射光、さらに第2、第3の励起光
によって励起されて、パワー変換効率の劣る第1の励起
光のパワーをより少なくでき、パワー変換効率がさらに
改善されるとともに、少ない励起光パワーで低雑音特性
が得られ、また、第2の光増幅光ファイバは第2、第3
の励起光によって双方向から励起されて励起入力が高ま
り、大きな増幅作用を信号光に与え高出力が得られ、低
雑音で、かつパワー変換効率の高い、高出力の光増幅装
置を得ることができる。
【0052】また、この請求項3に係わる発明によれ
ば、請求項1もしくは請求項2に係わる発明と同様の効
果を得ることができる。
【0053】また、この請求項4に係わる発明によれ
ば、請求項1もしくは請求項2に係わる発明と同様の効
果に加えて、第2の光増幅光ファイバが、エルビウムが
添加された少なくともZrF4 ,BaF2 ,LaF3
AlF3 を含むフロライドガラスで構成され、利得スペ
クトルの平坦な増幅特性をもつ光増幅装置を得ることが
できる。
【0054】また、この請求項5に係わる発明によれ
ば、第1、第3の光増幅光ファイバはそれぞれ第1、第
4の励起光だけでなく、それぞれ第1、第4の励起光の
反射光、さらに第2、第3の励起光によって励起され
て、パワー変換効率の劣る第1の励起光のパワーをより
少なくでき、パワー変換効率が改善されるとともに、少
ない励起光パワーで低雑音特性が得られ、また、対象な
構成により第1、第2の信号光をそれぞれ第1、第3の
光増幅光ファイバの一端から入射して双方向に伝送が可
能となり、低雑音で、かつパワー変換効率の高い、双方
向通信用の光増幅装置を得ることができる。
【0055】また、この請求項6に係わる発明によれ
ば、請求項5に係わる発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【0056】また、この請求項7に係わる発明によれ
ば、請求項5に係わる発明と同様の効果に加えて、第2
の光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なく
ともZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフ
ロライドガラスで構成され、利得スペクトルの平坦な増
幅特性をもつ光増幅装置を得ることができる。
【0057】また、この請求項8に係わる発明によれ
ば、第1、第3の光増幅光ファイバはそれぞれ第1の励
起光だけでなく、第1の励起光の反射光、さらに第2の
励起光によって励起されて、パワー変換効率の劣る第1
の励起光のパワーをより少なくでき、パワー変換効率が
改善されるとともに、少ない励起光パワーで低雑音特性
が得られ、また、対象な構成により第1、第2の信号光
をそれぞれ第1、第3の光増幅光ファイバの一端から入
射して双方向に伝送が可能となり、かつ少ない励起光源
数で簡易に構成され、低雑音で、かつパワー変換効率の
高い、かつ少ない励起光源数で簡易な構成の双方向通信
用の光増幅装置を得ることができる。
【0058】また、この請求項9に係わる発明によれ
ば、請求項8に係わる発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【0059】また、この請求項10に係わる発明によれ
ば、請求項8に係わる発明と同様の効果に加えて、第2
の光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なく
ともZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフ
ロライドガラスで構成され、利得スペクトルの平坦な増
幅特性をもつ光増幅装置を得ることができる。
【0060】また、この請求項11に係わる発明によれ
ば、第1の光増幅光ファイバは第1の励起光だけでな
く、第1の励起光の反射光によって励起されて、パワー
変換効率の劣る第1の励起光のパワーをより少なくで
き、パワー変換効率が改善されるとともに、少ない励起
光パワーで低雑音特性が得られ、また、第2の光増幅光
ファイバは第2の励起光だけでなく、第2の励起光の反
射光によっても励起されてパワー変換効率を改善され、
低雑音で、かつパワー変換効率の高い光増幅装置を得る
ことができる。
【0061】また、この請求項12に係わる発明によれ
ば、請求項11に係わる発明と同様の効果を得ることが
できる。
【0062】また、この請求項13に係わる発明によれ
ば、請求項11に係わる発明と同様の効果に加えて、第
2の光増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少な
くともZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含む
フロライドガラスで構成され、利得スペクトルの平坦な
増幅特性をもつ光増幅装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光増幅装置の実施例1,2を示す構
成図である。
【図2】この発明の光増幅装置の実施例3,4を示す構
成図である。
【図3】この発明の光増幅装置の実施例5,6を示す構
成図である。
【図4】この発明の光増幅装置の実施例7,8を示す構
成図である。
【図5】図1〜図4の光フィルタの透過スペクトルを示
す図である。
【図6】図1〜図4の他の光フィルタの透過スペクトル
を示す図である。
【図7】この発明の光増幅装置の実施例9,10を示す
構成図である。
【図8】図7の光フィルタの透過スペクトルを示す図で
ある。
【図9】図7の他の光フィルタの透過スペクトルを示す
図である。
【図10】従来の光増幅装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 光増幅光ファイバ 2a〜2l 光ファイバ 3,3b 光合分波器(光カプラ) 4,4b 光合分波器(光カプラ) 5,5b 励起光源 6,6b 励起光源 10,10c 光フィルタ 11 3dBカプラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の光増幅光ファイバと、第1
    と第2の光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタ
    と、第1の光増幅光ファイバの一端から第1の励起光と
    信号光とを入射する手段と、第2の光増幅光ファイバの
    一端から第2の励起光を上記信号光とは逆方向に入射す
    るとともに増幅された上記信号光を出射する手段と、を
    備え、 第1の励起光の波長は第2の励起光の波長より短く、か
    つ第2の励起光の波長は上記信号光の波長より短く、上
    記光フィルタで第1の励起光は反射し、かつ第2の励起
    光及び上記信号光は透過することを特徴とする光増幅装
    置。
  2. 【請求項2】 第1と第2の光増幅光ファイバと、第1
    と第2の光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタ
    と、第1の光増幅光ファイバの一端から第1、第3の励
    起光と信号光とを入射する手段と、第2の光増幅光ファ
    イバの一端から第2の励起光を上記信号光とは逆方向に
    入射するとともに増幅された上記信号光を出射するする
    手段と、を備え、 第1の励起光の波長は第2、第3の励起光の波長より短
    く、第2、第3の励起光の波長は同じ励起波長帯に含ま
    れかつ上記信号光の波長よりも短く、上記光フィルタで
    第1の励起光は反射し、かつ第2、第3の励起光及び上
    記信号光は透過することを特徴とする光増幅装置。
  3. 【請求項3】 第1と第2の光増幅光ファイバが、エル
    ビウムが添加された石英ガラスで構成され、かつ第1の
    励起光の波長が0.98μm帯に、その他の励起光の波
    長が1.48μm帯に、信号光の波長が1.5μm帯に
    含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の光増幅装置。
  4. 【請求項4】 第1の光増幅光ファイバが、エルビウム
    が添加された石英ガラスで構成され、第2の光増幅光フ
    ァイバが、エルビウムが添加された少なくともZr
    4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロライド
    ガラスで構成され、かつ第1の励起光の波長が0.98
    μm帯に、その他の励起光の波長が1.48μm帯に、
    信号光の波長が1.5μm帯に含まれることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の光増幅装置。
  5. 【請求項5】 第1、第2、及び第3の光増幅光ファイ
    バと、第1と第2の光増幅光ファイバの間、及び第2と
    第3の光増幅光ファイバの間にそれぞれ接続した第1、
    第2の光フィルタと、第1の光増幅光ファイバの一端か
    ら第1、第3の励起光と第1の信号光とを入射するとと
    もに増幅された第2の信号光を出射する手段と、第3の
    光増幅光ファイバの一端から第2、第4の励起光と第2
    の信号光とを入射するとともに増幅された第1の信号光
    を出射する手段と、を備え、 第1、第4の両励起光は同一の励起波長帯に、また第
    2、第3の両励起光は他の同一の励起波長帯に含まれ、
    第2、第3の励起光波長は第1、第4の励起光波長より
    も長く、第1、第2の信号光波長よりも短く、第1の光
    フィルタで第1の励起光は反射し、第2、第3の励起光
    及び第1、第2の信号光は透過し、第2の光フィルタで
    第4の励起光は反射し、第2、第3の励起光及び上記第
    1、第2の信号光は透過することを特徴とする光増幅装
    置。
  6. 【請求項6】 第1、第2及び第3の光増幅光ファイバ
    が、エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、か
    つ第1、第4の励起光の波長が0.98μm帯に、第
    2、第3の励起光の波長が1.48μm帯に、第1、第
    2の信号光の波長が1.5μm帯に含まれることを特徴
    とする請求項5記載の光増幅装置。
  7. 【請求項7】 第1、第3の光増幅光ファイバが、エル
    ビウムが添加された石英ガラスで構成され、第2の光増
    幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくともZ
    rF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロライ
    ドガラスで構成され、かつ第1、第4の励起光の波長が
    0.98μm帯に、第2、第3の励起光の波長が1.4
    8μm帯に、第1、第2の信号光の波長が1.5μm帯
    に含まれることを特徴とする請求項5記載の光増幅装
    置。
  8. 【請求項8】 第1、第2、及び第3の光増幅光ファイ
    バと、第1と第2の光増幅光ファイバの間、及び第2と
    第3の光増幅光ファイバの間にそれぞれ接続した第1、
    第2の光フィルタと、第1の光増幅光ファイバの一端か
    ら第1、第2の励起光と第1の信号光とを入射するとと
    もに増幅された第2の信号光を出射する手段と、第3の
    光増幅光ファイバの一端から第1、第2の励起光と第2
    の信号光とを入射するとともに増幅された第1の信号光
    を出射する手段と、を備え、 第2の励起光は第1の励起光波長よりも長く、第2の励
    起光波長は第1、第2の信号光波長よりも短く、上記第
    1、2の光フィルタで第1の励起光は反射し、第2の励
    起光及び第1、第2の信号光は透過することを特徴とす
    る光増幅装置。
  9. 【請求項9】 第1、第2及び第3の光増幅光ファイバ
    が、エルビウムが添加された石英ガラスで構成され、か
    つ第1の励起光の波長が0.98μm帯に、第2の励起
    光の波長が1.48μm帯に、第1と第2の信号光の波
    長が1.5μm帯に含まれることを特徴とする請求項8
    記載の光増幅装置。
  10. 【請求項10】 第1と第3の光増幅光ファイバが、エ
    ルビウムが添加された石英ガラスで構成され、第2の光
    増幅光ファイバが、エルビウムが添加された少なくとも
    ZrF4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロラ
    イドガラスで構成され、かつ第1の励起光の波長が0.
    98μm帯に、第2の励起光の波長が1.48μm帯
    に、第1と第2の信号光の波長が1.5μm帯に含まれ
    ることを特徴とする請求項8記載の光増幅装置。
  11. 【請求項11】 第1と第2の光増幅光ファイバと、第
    1と第2の光増幅光ファイバの間に接続した光フィルタ
    と、第1の光増幅光ファイバの一端から第1の励起光と
    信号光とを入射する手段と、第2の光増幅光ファイバの
    一端から第2の励起光を上記信号光とは逆方向に入射す
    るとともに増幅された上記信号光を出射する手段と、を
    備え、 第1の励起光の波長は第2の励起光の波長より短かく、
    かつ第2励起光の波長は上記信号光の波長より短く、上
    記光フィルタで第1と第2の励起光は反射し、上記信号
    光は透過することを特徴とする光増幅装置。
  12. 【請求項12】 第1と第2の光増幅光ファイバが、エ
    ルビウムが添加された石英ガラスで構成され、かつ第1
    の励起光の波長が0.98μm帯に、第2の励起光の波
    長が1.48μm帯に、信号光の波長が1.5μm帯に
    含まれることを特徴とする請求項11記載の光増幅装
    置。
  13. 【請求項13】 第1の光増幅光ファイバが、エルビウ
    ムが添加された石英ガラスで構成され、第2の光増幅光
    ファイバが、エルビウムが添加された少なくともZrF
    4 ,BaF2 ,LaF3 ,AlF3 を含むフロライドガ
    ラスで構成され、かつ第1の励起光の波長が0.98μ
    m帯に、第2の励起光の波長が1.48μm帯に、信号
    光の波長が1.5μm帯に含まれることを特徴とする請
    求項11記載の光増幅装置。
JP4828795A 1995-03-08 1995-03-08 光増幅装置 Pending JPH08250790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4828795A JPH08250790A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 光増幅装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4828795A JPH08250790A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 光増幅装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08250790A true JPH08250790A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12799230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4828795A Pending JPH08250790A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 光増幅装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08250790A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0845840A2 (en) * 1996-11-27 1998-06-03 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical fibre amplifier
US6411432B1 (en) 1999-03-19 2002-06-25 Nec Corporation Laser oscillator and laser amplifier
EP1225665A2 (en) * 2000-12-22 2002-07-24 Alcatel Optical amplifier
US6636346B2 (en) 2000-12-22 2003-10-21 Nec Corporation Optical amplifier and optically amplifying method
WO2007066641A1 (ja) * 2005-12-05 2007-06-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. レーザ光源装置及び画像表示装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0845840A2 (en) * 1996-11-27 1998-06-03 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical fibre amplifier
EP0845840A3 (en) * 1996-11-27 2000-05-24 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical fibre amplifier
US6411432B1 (en) 1999-03-19 2002-06-25 Nec Corporation Laser oscillator and laser amplifier
EP1225665A2 (en) * 2000-12-22 2002-07-24 Alcatel Optical amplifier
US6636346B2 (en) 2000-12-22 2003-10-21 Nec Corporation Optical amplifier and optically amplifying method
EP1225665A3 (en) * 2000-12-22 2004-03-17 Alcatel Optical amplifier
WO2007066641A1 (ja) * 2005-12-05 2007-06-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. レーザ光源装置及び画像表示装置
US7675950B2 (en) 2005-12-05 2010-03-09 Panasonic Corporation Laser light source device and image display apparatus
JP5156385B2 (ja) * 2005-12-05 2013-03-06 パナソニック株式会社 レーザ光源装置及び画像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0651479B1 (en) Apparatus comprising an optical fiber laser or amplifier
JP3292729B2 (ja) 光ファイバ形光増幅装置
US6836607B2 (en) Cladding-pumped 3-level fiber laser/amplifier
US5933437A (en) Optical fiber laser
JPH11289133A (ja) 改善された縦続接続された光ファイバラマンデバイスを含む物品
CN1334981A (zh) 半导体-固态激光器光波导泵激装置和方法
JP2007273600A (ja) 光ファイバレーザ
JP4947853B2 (ja) 希土類元素ドープファイバ
US20020181511A1 (en) Laser amplifier
JP2000332321A (ja) 1400nmウィンドウのためのNdでドーピングしたファイバ増幅器を採用している光ファイバ通信システム
JPH10261826A (ja) 光増幅器及び該光増幅器に適用可能な光ファイバ
JP2753539B2 (ja) 光ファイバ増幅器
JPH08250790A (ja) 光増幅装置
JP3006474B2 (ja) マルチコアファイバ及びこれを用いた光増幅器ならびにこの増幅器を用いた装置
JPH1187824A (ja) 光増幅器
KR20110065305A (ko) 이중 클래드 광섬유 레이저 소자
CN114825007A (zh) 一种基于复合腔内驻波条件筛选方案的窄线宽光纤激光器
JPH0529686A (ja) 光増幅装置
JPH11163449A (ja) 双方向光増幅器
JP3006476B2 (ja) マルチコアファイバ、これを用いた光増幅器、この光増幅器を用いた光増幅中継装置及び光増幅分配装置
JPH0521875A (ja) 光増幅装置
JPH07211980A (ja) 光ファイバ増幅器
JP2003174220A (ja) 白色光源
JPH06196788A (ja) 光増幅器
JPH0675254A (ja) 光フィルタ