JPH08250361A - 磁気素子のインダクタンス値を設定する方法 - Google Patents

磁気素子のインダクタンス値を設定する方法

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JPH08250361A
JPH08250361A JP31401395A JP31401395A JPH08250361A JP H08250361 A JPH08250361 A JP H08250361A JP 31401395 A JP31401395 A JP 31401395A JP 31401395 A JP31401395 A JP 31401395A JP H08250361 A JPH08250361 A JP H08250361A
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inductance
value
gap
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core
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JP31401395A
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Patrizio Vinciarelli
ヴィンチアレッリ パトリツィオ
Lance L Andruss
エル. アンドラス ランス
Sean Crilly
クリリー ショーン
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁束路を画定し且つ磁束路に沿って間隙を有
する透磁性コアを有する磁気素子において、巻線インダ
クタンスを所望値に設定する方法を提供する。 【解決手段】 この方法は、a.巻線部のインダクタン
スの実際の値を測定し、b.間隙長を自動的に変化させ
てインダクタンスの実際の値を所望の値に近づけるもの
である。インダクタンスの所望値を設定する装置は、
a.磁気素子との接続用にポートを有するインダクタン
ス測定回路と、b.コア構造体のための可動保持部を有
する装置、及び間隙長を自動的に変えてインダクタンス
の実際の値を所望の値に近づけるように構成されたコン
トローラとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気素子のインダ
クタンス値を設定する方法に関する。
【0002】
【背景技術】図1に、ギャップを有する磁気素子10の
一例を示す。かかる素子は、2つの透磁性コアハーフ2
0,22と、1つ以上の導電性巻線部とからなる。な
お、図1は、1の導電性巻線部24のみを図示する。コ
アハーフの端面26a,26b,26c,26dは、互
いに接触せず、コアの端面の断面寸法に対して小さいギ
ャップ30,32によって分離されている。コアハーフ
は、透磁率μ2 を有し、かかる透磁率はコアの周囲の媒
体の透磁率μ1 よりも大である。電流Iは、巻線部24
を流れて、コアハーフとギャップの内部に磁束φを生成
する。実際の素子に対して、素子10のインダクタン
ス、すなわち無負荷の任意の巻線部によって巻線部24
で測定されるインダクタンスと、全磁束φによってコア
ハーフの磁束密度が飽和磁束密度Bsat へ接近する条件
下において素子によって保存される磁気エネルギの最大
量とは、各ギャップ長g1 ,g2 の総和であるGAP:
GAP=g1 +g2 に依存する。GAPが増大すると、
エネルギ保存能力は増大し、インダクタンスは減少す
る。例えば、図1の素子の特性を表すμ2 ,μ1 ,コア
ハーフの寸法、巻線部のターン数、コア材料の飽和磁束
密度などの全パラメータが一定であると仮定した場合、
ギャップの無い装置、すなわちGAP=0の装置は、イ
ンダクタンス値Luを呈し、コアの飽和が生じるポイン
トに相当する最大電流I=Iuを流すことができる。こ
れは、ギャップの無い素子のEu=Lu・Iu2 /2に
等しい保存エネルギに相当する。全長GAPの小ギャッ
プが導入されれば、ギャップを有する素子のインダクタ
ンスの新しい値:Lg、飽和時の最大電流:Ig、及び
エネルギ保存能力:Egは、ほぼLg=Kg/Lu,I
g=Kg・Iu,Eg=Kg・Euとなる。但し、Kg
=1+(μ1 ・GAP/μ2 ・L)であり、Lはコアハ
ーフの全平均磁路長であり、L=ml1+ml2とな
る。
【0003】ギャップのある構造を使用する1の理由
は、ギャップの長さの調整が、コアハーフの透磁率のロ
ット毎(lot-to-lot)の変化にも拘らず所定値のインダ
クタンスを設定する手段を備えるためである。ギャップ
のある構造を使用する他の理由は、構造体の全体積を増
加させるが、コアハーフの飽和磁束密度Bmax などの所
定の磁束密度で構造体に保存されるエネルギー量をかな
り増やすことができるためである。ギャップのある構造
を使用するさらなる理由は、透磁率がほぼ一定の値を有
する空気やプラスチックなどの非透磁性部材によってギ
ャップが充填された場合に、例えば材料のロット毎の変
化や温度などによる、コアハーフの透磁率の変化による
インダクタンスの変化量が減少するためである。
【0004】ギャップを固定する1の方法は、コアハー
フのコア端面間に厚みが判っている非透磁性スペーサを
配置することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁束路を画定
し且つ磁束路に沿ってギャップを有する透磁性コア構造
体を有する磁気素子に所望値の巻線インダクタンスを設
定する方法に特徴がある。かかる方法は、a.巻線部の
インダクタンスの実際の値を測定する行程と、b.ギャ
ップ長を自動的に変化させて実際の値を所望値の近づけ
る行程とを含む。
【0006】本発明は以下の長所を有する。かかる方法
は、実際の値が所望値の所望範囲に入るまで、繰り返し
継続される。実際の値と所望値との差は、その符号を変
えなかったり、または、正及び負のいずれの値をも採る
こともできる。接着部材は、ギャップの内部やギャップ
の外側に存在し、ギャップ長を固定するために使用され
る。接着部材は、繰り返しプロセスの前に、またはかか
るプロセスの終了時に供給される。コア構造体は、ギャ
ップによって分離される2つのコアピースを含み、ギャ
ップ長を変化させる行程は、2つのコアピースを動かし
て互いに接近させたりまたは互いに遠ざけたりする行程
を含む。所望値は、接着材の凝固中に生じる接着剤の容
量変化を考慮して設定される。コアピースは、プロセス
中に真空吸着力を使用してその相対位置が保持される。
電磁シールドをコアピースに装着することもできる。こ
の方法は、第2の磁気素子の異なる所望値を設定するた
めに繰り返される。繰り返しの間のギャップ長の変化
は、実際の値と所望値との差が大きくなるとき大きくな
り、逆に、実際の値と所望値との差が小さくなるとき小
さくなる。ギャップは、磁束路に沿って位置が異なる2
つの補助ギャップを含む。
【0007】さらに、本発明は、磁路を画定し且つ磁路
に沿ってギャップを有するコア構造体を有する磁気素子
において所望値のインダクタンスを設定する装置に特徴
を有する。かかる装置は、a.磁気素子と接続するため
にポートを有するインダクタンス測定回路と、b.コア
構造体のための可動保持体を有する装置、及びギャップ
長を自動的に変化させてインダクタンスの実際の値を所
望値に近づけるように構成されたコントローラとを含
む。
【0008】本発明の効果は、インダクタンスをユニッ
ト毎に、迅速、正確、且つ再現性良く設定できることで
ある。本発明の効果及び特徴を、以下の記載及び特許請
求の範囲の記載において明らかにする。
【0009】
【発明の実施の形態】図2に、本発明を適用した磁気素
子の一例である変圧器40を示す。図2において、変圧
器40は、2つの対称形の透磁性コアハーフ42,44
をコアピースとして有し、さらに2つの巻線アセンブリ
50,52を巻線部として有する。巻線アセンブリの各
々は、周面にワイヤが所定ターン数に巻かれて導電性巻
線部47,48を形成する中空のプラスチックボビン4
5,46を有する。変圧器は、各々が所定の変圧器及び
2つのコアハーフ42,44に適した所定のターン数を
有する巻線ボビンアセンブリの2つを選択し、次に巻線
アセンブリ50,52の端部にコアを挿入することによ
って組み立てられる。
【0010】用途に応じて、コアハーフは、コアの端面
60a,60b,62a,62bと接触して、すなわち
ギャップの無い状態で、間隙の無い状態で挿入される場
合があり、または、小ギャップ64,66が補助ギャッ
プとしてコア端面間に形成されて磁化インダクタンスを
減らすとともに変圧器の磁化エネルギを増大させても良
い。変圧器40は、様々なタイプのDC−DC電力コン
バータにおいて使用される。すなわち、コンバータの入
力電圧の公称値Vinが5Vから300Vの範囲にありそ
の出力電圧の公称値Vout が1Vから100Vの範囲に
ある場合に使用される。入力及び出力電圧の異なる組合
せが、例えばターン数の異なる巻線アセンブリ50,5
2を選択するなどのように、第1及び第2巻線部47,
48の巻線数を調整することによって可能となる。巻線
アセンブリ及び電圧の組合せの各々に対して、所望の且
つ予め決められた巻線インダクタンス(winding induct
ance)値がある。この巻線インダクタンスは、1の所定
巻線部を除く他の巻線部の全てが無負荷となっていると
きのかかる所定巻線部のインダクタンスである。かかる
変圧器は、1つ以上の巻線部を有し、または透磁性コア
内部に閉じこめられた磁束によってリンクされている変
圧器やインダクタなどの磁気エネルギ保存素子の一例で
ある。適用例によっては、巻線インダクタンスの値を正
確に制御することが必要となる。
【0011】コアの端面間に所定の厚みのスペーサを配
置すると、ギャップの無い構造のものに対して、磁化イ
ンダクタンスは減少し、装置のエネルギ保存能力は増大
する。しかし、その結果、巻線インダクタンスの値は、
ユニット毎に異なり、再現性が乏しくなる。これは、変
圧器の実際の巻線インダクタンスが、変圧器を有する部
品の寸法や幾何学的形態などの変圧器の形態に依存して
いるためであり、製造時の許容誤差によりユニット毎に
変化するコア材料の透磁率、巻線部のターン数、ギャッ
プ64,66の全長、組立時のコアの端面のミスアライ
メントなどの他の因子、または上記因子の複数によっ
て、透磁率や部品の寸法、ギャップスペーサの寸法など
の許容誤差や、コア端面のアライメントなどの組立に関
係する変化により、ユニット毎の変化が生じる。
【0012】図3に、インダクタンス設定装置80を示
す。図3において、インダクタンス設定装置80は、ユ
ニットを作製する際に使用される素子の特性や値の変化
や組立プロセスのいずれかによって導入されるユニット
毎の変化にも拘らず、磁気素子のインダクタンスを正確
に且つ再現性良く設定するものである。図3において、
変圧器40は、固定ストップ62と可動ストップ64と
の間に保持される。変圧器は、ストップ間に配置される
前に、次に示すように予め組み立てられる。2つのコア
ハーフ42,44が図示せぬコアハーフの供給源から選
択され、巻線アセンブリ50,52の所望の1対も図示
せぬ巻線部の供給源から選択される。なお、図3の巻線
アセンブリ50,52は、一部が切り欠かれ、コアハー
フの端面間のギャップが露出している。巻線部は、例え
ば一方のコアハーフ44の周囲に組み立てられ、接着剤
90a,90bがコアハーフ44の各端面に置かれる。
小量の接着活性体91a,91bが他方のコアハーフ4
2の端面に置かれる。次に、組み立てられたものが、位
置調整中に2つのコアハーフ44,42の端面が接触す
ることなくストップ62,64間に配置される。かかる
位置調整によって、活性体と接着剤との混合が生じて活
性化された接着剤の凝固が生じる。
【0013】コアハーフの外周端部43,45は、図8
及び図9に示す真空吸着力の印加によって、ストップ6
2,64の端面47,49に強制的に接触される。図8
において、一方のストップ62の端面49は、複数のオ
リフィス94a−94eを有する。図9は、図8におい
てA−Aと符号が付された線分に沿って一部が切断され
たストップ62の側面図を示す。図9において、真空吸
着力は、係合部95に供給されて中空領域92を介して
オリフィスに連通している。端面49と接触して配置さ
れたコアは、真空吸着力によって牽引されて端面と接触
している。同様のことがストップ64でも生じている。
【0014】変圧器がストップ62,64間に最初に挿
入された時、ギャップGは、比較的大なる値に設定され
て、巻線部52の実際のインダクタンスLact が所望の
目標値Lset よりも最初はかなり小さく設定されてい
る。ステッパモータ70が配列されて親ネジ72を回転
させる。親ネジの回転によって、従動部74が矢印Yに
て示す方向に親ネジの長手方向に沿って移動を開始す
る。従動部がアーム76によって可動ストップ64に接
続され、さらにコアハーフ42が強制的に可動ストップ
64に接触されているので、親ネジの回転によってギャ
ップGが変化する。
【0015】値Lset がインダクタンスコントローラ8
4に入力され、インダクタンスコントローラ84はモー
タ制御信号85をステッパモータコントローラ82に送
る。次に記載する情報も、「データ入力」とラベルが付
されたコントローラ入力としてコントローラに入力され
る。インダクタンス測定装置86は、導電性内部接続7
8a,78bを介して巻線部52に接続され、巻線部5
2の実際のインダクタンスLact を測定し、Lact の値
を表す測定信号83をインダクタンスコントローラ84
に送る。なお、導電性内部接続は、実際には、ケルビン
測定法(Kelvinmeasurement scheme )における4本の
ワイヤを含む。モータ制御信号85は、ステッパモータ
70を起動せしめるとともにモータの回転方向を決め
る。制御信号は、インダクタンスコントローラ84によ
って調整されて誤差:Lerr =Lset −Lact をゼロに
向けて減らす。これによって、ギャップGが自動的に設
定されて、値Lact を値Lset と等しくする。この調整
プロセスの間、コアの端面は互いに接近して、接着剤及
び活性体が混合されてコア端面間のギャップに充填され
る。インダクタンス設定プロセスが終了した後、アセン
ブリは、接着剤が凝固してギャップを固定するまでの時
間、そのままの状態で放置される。
【0016】Lact の初期測定値の多くは、ギャップの
大なる初期値により比較的大なる誤差:Lerr =Lset
−Lact を呈する。1の調整アルゴリズムにおいて、コ
ントローラは、ステッパモータコントローラ82に、コ
ントローラが決める多数のステップを採り入れて誤差L
err を完全に除去するのではなく減らすように命令する
ことによって、この大きな誤差に反応する。なお、モー
タ70の回転ステップの各々は、ギャップ全体における
所定変化ΔGに対応する。故に、Lact の新しい測定値
は誤差の縮小を反映し、コントローラ84は数の少ない
回転ステップを命令することによって応答する。このプ
ロセスは、Lact の値がLset 近傍の例えば±1%の所
定許容範囲内に入る値になるまで、複数回にわたり繰り
返される。このタイプの「過剰減衰調整(overdamped a
djustment )は、オーバシュートせずに、すなわちコン
トローラによる誤差Lerr の負の値に対する修正を必要
とせずに、インダクタンスを最終値に収束せしめ、接着
剤が調整プロセスの実行前にギャップに置かれるとき有
効である。接着剤は、ギャップG、すなわち本実施例に
おいてはコア端面間の体積が減少するとき圧縮され、余
剰の接着剤がギャップから巻線部の内周面とコアの外周
面との間の空間へと絞り出される。オーバーシュートの
ように負の誤差の発生が許される場合、修正によるギャ
ップ寸法の増大は、増大した体積を充填し且つコアハー
フを信頼性を有して保持するためには、端面間の領域に
活性度が不十分な接着剤を残すこととなる。
【0017】図4に過剰減衰調整アルゴリズム100を
示す。図4において、過剰減衰調整アルゴリズム100
は、ステップ102において、インダクタンスの所望の
最終値Lset を表すデータ入力値と、アルゴリズムにて
使用されるその他のデータ入力値との入力で始まる。例
えば寸法が異なるなどの異なるタイプの磁気素子が装置
80内部で組み立てられ、さらに、異なるタイプの各々
が、使用される巻線部のターン数に依存したインダクタ
ンスの様々な最終値に設定される場合を仮定する。図3
の変圧器に対して、その他のデータ入力は、以下に説明
する値ΔG1,P1,P2,X1,X2,Y1,Y2を
含む。データ入力値は、オペレータにより手で入力され
たり、データベースから抽出されたディジタルのように
電子工学的に配布される。ステップ104にて、インダ
クタンスの第1回目の測定が行われ、かかる測定値Lac
t をL1 とする。ステップ106において、ギャップが
所定距離ΔG1だけ縮小された後、インダクタンスの次
の測定が行われ、かかる測定値Lact をL2 とする。図
3の装置80にとって、所定距離は、ステッパモータ7
0の所定ステップ数に相当する。最初のチェックとし
て、ステップ108にて値L2 が値L1 と比較される。
値L2 が有限で且つ値L1 よりも大きければ、装置は正
確に動作していると考えられ、次にコントローラ84は
アルゴリズムの評価を実行する。しかしながら、値L2
が測定できなかったり、または値L2 が値L1 よりも大
きくなければ、ステップ110にて問題の発生を示すエ
ラー信号が発せられる。なお、かかる問題は、例えば装
置の故障や、測定用内部接続78a,78bの故障若し
くは遮断等である。
【0018】アルゴリズムの反復部分における最初のス
テップとして、ステップ112にてインダクタンスの測
定が行われ、Lact =Ln となる。値Ln は、ステップ
114にて目標値の一部:P1 ・Lset と比較される。
但し、0<P1 <1である。例えば、P1 が0.95で
あれば、P1 ・Lset はLset の95%に相当する。値
Ln がP1 ・Lset よりも小さければ、ステップ118
aにおいて1対の定数X,Yが、所定の「粗調整」値X
=X1 ,Y=Y1 に設定される。一方、値LnがP1 ・
Lset よりも大きければ、次に、アルゴリズムは、ステ
ップ116において値Ln が値P2 ・Lset を越えてい
るか否かを判定する。但し、0<P2 <1であり、値P
2 ・Lset は値Lset の所定許容誤差範囲内にある。例
えば、P2 が0.99であれば、値P2 ・Lset は値L
set の99%に相当する。値Lnが値P2 ・Lset を越
えていなければ、X,Yの値は所定「微調整」値X2 ,
Y2 に設定される。Ln ,Lset ,X,Yの値を使用し
てΔGn の量を算出し、ΔGn の分だけ次に示す指数公
式を使用してギャップが縮められる。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、関数INT(Z)によって、数Z
の次に小さい整数へのまるめ(小数点以下の切り捨て)
が生じる。図3の装置80の場合、値ΔGn はステッパ
モータ70によって採用されるステップ数に相当する。
値Ln が値Lset に近接すると、値ΔGn は最小値ΔG
min =INT(X・exp(−Y))に向けて減少す
る。
【0021】ステップ120におけるギャップの縮小の
後、プロセスのさらなる反復が、値Ln のさらなる測定
を行うことによって開始される(図4のステップ11
2)。複数回の反復の後、ステップ116において、値
Ln はP2 ・Lset よりも大きくなり、インダクタンス
設定プロセスは終了する。装置は、ステップ122にお
いて所定時間何もしない状態をとり、接着剤を凝固させ
てインダクタンス設定プロセスを終了する。次に、スト
ップ62,64が開放され、真空が解かれて、完成した
磁気素子が装置80から取り出される。
【0022】図3に示す装置が使用されて、図4に示す
アルゴリズムを使用しながら図5に示す変圧器の巻線イ
ンダクタンスを設定する。リークインダクタンスを制御
したこのタイプの変圧器は、例えば米国特許出願07/
759,511号ビンシアレリー(Vinciarelli )等に
よる「制御された内部巻線カップリングと制御されたリ
ークインダクタンスとを備えた変圧器、及びかかる変圧
器を使用する回路」に示されるように、2つのフェライ
トコア42,44と、2つの絶縁性プラスチックボビン
45,46と、2つの巻線部47,48と、4つの導電
性巻線終端器202a,202b,204a,204b
と、2つの導電性シールド210,212とを有する。
矢印にて示すように、フェライトコア42,44はボビ
ン45,46に嵌入され、シールド210,212はコ
アの端部を覆うように配置される。2つの巻線部47,
48の端部は、それぞれ対をなす導電性終端器202
a,202b,204a,204bの対応するものに接
続されている。かかる変圧器の対をなすコアの公称寸法
は、およそ3.556cm×2.286cm×0.63
5cm(1.4インチ×0.9インチ×0.25イン
チ)である。コアの断面積は、およそ0.516128
cm2 (0.08平方インチ)である。コアは、750
の比透磁率を公称値として有するフェライト部材から作
製される。温度及び磁束密度の所定値での透磁率の値に
おける製造許容誤差変化は、±20%である。巻線部4
7,48が20ターンの場合、巻線インダクタンスの所
望の目標値Lset は290マイクロヘンリーである。
【0023】図5の変圧器に対して、図4のアルゴリズ
ムへのデータ入力値は、Lset =290マイクロヘンリ
ー,P1 =0.95,P2 =0.995,X1 =200
0,X2 =850,Y1 =Y2 =5,ΔG1 =1000
ステップである。図3のインダクタンス設定装置80に
おいて、ステッパモータ70、親ネジ72、及び従動体
76は、例えば、米国マサチューセッツ州ローレンス
(Lawrence)のニューイングランドアフィリエイテッド
テクノロジーズ(NEAT)によって製造されるモデル
番号RM−200−SMの単軸位置調整テーブルであ
る。親ネジ及び従動体は、ともに50ピッチであり、シ
ャフト72の1回転毎に0.508mm(0.02イン
チ)の線形変位をなす。ステッパモータ70の1フルス
テップ(onefull step )は、シャフトの1.8度の回
転を生じる。ステッパモータコントローラ82は、NE
ATによって製造されるモデル310Mのマイクロステ
ッピングコントローラであり、1フルステップあたり1
0マイクロステップ(microstep )を提供する。すなわ
ち、各マイクロステップは、フルステップの10分の1
となり、シャフトの0.18度の回転をなす。その結
果、モータ制御信号85によって命令された各マイクロ
ステップによって、ギャップにおいて25.4μm(1
0マイクロインチ、すなわち0.00001インチ)の
線形変位が生じる。インダクタンス測定装置は、米国カ
リフォルニア州サンタクララのヒューレットパッカード
・テスト・アンド・メジャーメント・ディビジョンによ
って製造されたモデル4263AのLCRメータであ
る。かかるメータは、標準4ワイヤ(4-wire)を使用し
て、図6の巻線部48などの巻線部に接続される。な
お、標準4ワイヤは、2本の励起ワイヤ178a,17
8bと、2本のケルビン測定ワイヤ178c,178d
からなる。
【0024】インダクタンスコントローラ84は、図6
に示すように、米国ワシントン州レッドモンドのマイク
ロソフトコーポレーションによって製産されたDOSオ
ペーレーティングシステム、バージョン5.0が動作す
るIBMコンパチブル486ベースのパーソナルコンピ
ュータ89を使用して組み立てられる。アルゴリズム
は、米国カリフォルニア州スコットバレーのボーランド
インターナショナルによって製造されたボーランドパス
カル・バージョン7.0を使用してコード化される。ほ
ぼ同等の性能を有するさらなるコンピュータや任意のプ
ログラミング言語を使用することもできる。図6に示す
ように、パーソナルコンピュータは、ヒューレットパッ
カード製の4263A・LCRメータに含まれるGPI
Bポート87bと通信するために、標準GPIBインタ
ーフェースボード87aを組み込んでいる。なお、モデ
ルPC<>488GPIBインターフェースコントロー
ラは、米国マサチューセッツ州バーリントン(Burlingt
on)のキャピタル・イクイップメント・コーポレーショ
ンによって製造されたものである。これによって、イン
ダクタンス測定値をLCRメータ82からパーソナルコ
ンピュータに入力することができる。図6に示すよう
に、パーソナルコンピュータとNEATマイクロステッ
ピングモータコントローラ82との間のモータ制御信号
情報85の通信は、コンピュータ及びステッパモータコ
ントローラ82の各々に設けられた標準RS−232シ
リアルポートインターフェース97a,97bを経由し
て行われる。
【0025】接着剤90a及び活性体90bは、それぞ
れ米国コネチカット州ニューイングトン(Newington )
のロックタイト・コーポレーションによって製造された
ロックタイト(Loctite )325接着剤とロックタイト
792活性体である。このタイプの接着剤に対して、図
4のアルゴリズムステップ122における猶予時間は2
0秒である。
【0026】上記変圧器及び装置に対する反復調整の実
際のシーケンスを図7の表に示す。表の各欄は、図4の
アルゴリズムの反復部分を通過する1回のパスの結果を
示す。すなわち、アルゴリズムステップ112における
値Lnとなるインダクタンスの最初の値、アルゴリズム
ステップ120において算出された値ΔGn、パスが終
了するまで所要時間である。パス番号1は、アルゴリズ
ムステップ112に最初に入った時刻で、すなわち、ア
ルゴリズムステップ106においてギャップの最初の1
000ステップ(ΔG1)の減少が行われた後に行われ
る測定で始まる。図7の最終欄に示すように、18回の
パスの後で、インダクタンスの値は調整されて所望の最
終値の0.17%以内に入る。プロセスの全所要時間は
2.33秒である。
【0027】上述のように、接着剤がギャップの領域に
置かれたとき、インダクタンスの最終値の僅かな差は、
装置80から外した後の接着剤の収縮により生じる。こ
れは、接着剤が凝固するときに接着剤に応力が生じたた
めであり、ユニットが装置から外されて応力が解放され
たときに、これらの応力によってギャップに僅かな収縮
が生じる。本実施例では、誤差は、目標値の約3.5%
に達した。このように、図7に示す289.51マイク
ロヘンリーの最終測定値は、装置から外した後でおよそ
299.64マイクロヘンリーに増大した。
【0028】接着剤の収縮作用を補償する1の方法は、
インダクタンスへの収縮の影響を測定し、この情報を使
用してインダクタンスの実際の最終所望値Lfinal より
も収縮の影響によってオフセットされる分だけ小さいイ
ンダクタンスを目標値Lsetとして導出することであ
る。故に、本実施例において、所望の最終インダクタン
ス値として300マイクロヘンリーを採用し、この最終
インダクタンス値を調整して3.5%の収縮因子で補償
することによって、290マイクロヘンリーがLset 値
として選択される。なぜならば、Lset =300マイク
ロヘンリー/1.035=290マイクロヘンリーとな
るからである。
【0029】上記の、オーバーシュートが回避される過
剰減衰調整アルゴリズムは、Lerr=Lset −Lact を
減らす手段としてギャップを調整するために使用される
フィードバッグ制御の一例である。例えば、値Lerr を
正または負の両方に動かすことによってLact 値をLse
t を中心に振動させる「非過剰減衰」アルゴリズムは、
過剰減衰アルゴリズムよりも迅速に収束する。非過剰減
衰アルゴリズムは、接着剤がギャップ内に置かれる構造
を伴う用途には不適切ではあるが、接着剤の供給前にギ
ャップが設定される場合に使用することができる。例え
ば、図3の装置は、通常の比例フィードバック制御、比
例+積分フィードバック制御、比例+積分+微分フィー
ドバック制御を実行するコントローラ84を含むものと
仮定する。さらに、アルゴリズムの実行前にコア端面間
に接着剤90a及び活性体91aを入れないと仮定す
る。すると、インダクタンス値は、接着剤が存在しない
ギャップを調整することによって迅速に設定される。イ
ンダクタンスの目標値に到達すると直ちに、接着剤が磁
気素子の適切な場所に供給される。これを実行する1の
方法を図10に示す。図10において、塗布チップ25
0が示され、コアがボビンに入る領域に沿って接着剤2
52の塊を供給している。接着剤254の塊がボビン4
6の両端部に置かれた状態で示されているが、場所25
6には接着剤が未だ供給されていない。ギャップの設定
後に接着剤を供給する他の方法は、塗布された接着剤が
ギャップ領域へと流れていくようにして、またはコアを
配列して、ギャップが組立後に接着塗布部材と直接アク
セスするように、ボビン内に導管を設けている。例え
ば、ボビン内に導管をモールド成形する。このようなコ
ア242,244の対を図11に示す。ギャップ25
1,253は、脚部246,248の端部に位置し、ボ
ビンが脚部246,248に装着される場合、インダク
タンスが設定された後に、例えば図10の塗布部材25
0などの塗布部材によって、接着剤はギャップの外周縁
部に直接置かれる。
【0030】本発明を大容量の製造ラインに組み込む多
数の方法が存在する。オペレータが、磁気装置の組立に
要するコア、ボビン、巻線部、接着剤、活性体などの部
品を手で集めて、装置(図3の装置80)に配置しても
良い。または、所定装置の組立に要する素子が、コンピ
ュータ制御自動保管・回収システムによってオペレータ
に自動的に供給されても良い。同様に、例えば図3に示
すコントローラ84へのデータ入力も、コンピュータに
よってデータベースから供給することもできる。また
は、部品の組立を、コンピュータ制御ロボットアセンブ
リステーションによって実行することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ギャップを有する磁気素子の側面図である。
【図2】変圧器の断面図である。
【図3】磁気素子の巻線インダクタンスを設定する装置
の側面図を示す。
【図4】磁気素子のインダクタンスを自動的に設定する
アルゴリズムのフローチャートである。
【図5】変圧器の分解斜視図である。
【図6】インダクタンスコントローラの構成図である。
【図7】変圧器の巻線インダクタンスの自動設定に関係
する値の表である。
【図8】図3の装置のストップの端面領域に真空吸着力
を印加するためのストップの使用方法を示す側面図であ
る。
【図9】図3の装置のストップの端面領域に真空吸着力
を印加するためのストップの使用方法を示す断面図であ
る。
【図10】磁気素子に接着材を供給する方法の他の実施
例を示す。
【図11】磁気素子に接着材を供給する方法のさらなる
実施例を示す。
【符号の説明】
40 磁気素子としての変圧器 42,44 コアピースとしてのコアハーフ 47,48 導電性巻線部 50,52 巻線アセンブリ 64,66 ギャップ 80 インダクタンス設定装置 82,84 コントローラ 90a,90b 接着部材 91a,91b 活性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランス エル. アンドラス アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01772 サウスボロ サーセンストーンウ ェイ 12 (72)発明者 ショーン クリリー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02174 アーリントン ケニルワースロー ド 39

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束路を画定し前記磁束路に沿ってギャ
    ップを有する透磁性コア構造体を有する磁気素子におい
    て巻線インダクタンスを所望値の設定する方法であっ
    て、 a. 巻線部のインダクタンスの実際の値を測定する行
    程と、 b. ギャップ長を自動的に変化させて前記実際の値を
    前記所望値に近づける行程と、を含むことを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記実際の値が前記所望値の所望範囲内
    に入るまで前記方法を継続する行程をさらに有すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記実際の値と前記所望値との差はその
    符号を変えないことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記実際の値と前記所望値との差は、正
    及び負の符号のどちらの符号の値をも採ることができる
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記インダクタンスを設定する方法は繰
    り返し実行されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 接着部材を使用して前記ギャップ長を固
    定する行程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記接着部材は前記ギャップ内に存在す
    ることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記接着部材は前記ギャップの外側に存
    在することを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記接着部材は繰り返しプロセスの前に
    供給されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記接着部材は繰り返しプロセスの終
    了時に供給されることを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記コア構造体は前記ギャップによっ
    て分離される2つのコアピースを含み、 ギャップ長を変化させる行程は、2つの前記コアピース
    を動かして互いに近接させたり或いは互いに遠ざける行
    程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 接着部材の凝固中に生じる接着部材の
    容量変化を考慮して前記所望値を設定する行程をさらに
    含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  13. 【請求項13】 設定プロセス中に真空吸着力を使用し
    て前記コアピースの相対位置を保持する行程をさらに有
    することを特徴とする請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記コアピースに電磁シールドを装着
    する行程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 自動プロセスを繰り返して第2の磁気
    素子の所望値を異なる値に設定する行程をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記実際の値と前記所望値との差が大
    きくなるとき、繰り返しの間のギャップ長の変化も大き
    くなり、前記実際の値と前記所望値との差が小さくなる
    とき、繰り返しの間のギャップ長の変化も小さくなるこ
    とを特徴とする請求項5記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ギャップは、前記磁束路に沿って
    位置が異なる2つの補助ギャップを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 磁路を画定し前記磁路に沿ってギャッ
    プによって分離される2つのコアピースを有するコア構
    造体を含む磁気素子においてインダクタンスを所望値に
    設定する方法であって、 (a) 前記インダクタンスの実際の値を測定する行程
    と、 (b) ギャップ長を自動的に変化させて前記2つのコア
    ピースを動かして互いに近づけたりまたは互いに遠ざけ
    ることによって前記実際の値を前記所望値に近づける行
    程と、を含み、前記行程(a)及び前記行程(b)は、前記
    実際の値が前記所望値の所望範囲内に入るまで行われ、
    さらに、 接着部材を使用して前記ギャップ長を固定する行程を含
    むことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 インダクタンスを設定する前記方法は
    繰り返し実行されることを特徴とする請求項18記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 磁路を画定し且つ前記磁路に沿ってギ
    ャップを有するコア構造体を有する磁気素子においてイ
    ンダクタンスを所望値に設定する装置であって、 a.前記磁気素子との接続用にポートを有するインダク
    タンス測定回路と、 b.前記コア構造体のための可動保持体を有する装置
    と、ギャップ長を自動的に変化させて前記インダクタン
    スの実際の値を前記所望値に近づけるように構成された
    コントローラと、を含むことを特徴とする装置。
JP31401395A 1994-12-01 1995-12-01 磁気素子のインダクタンス値を設定する方法 Pending JPH08250361A (ja)

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