JPH08250341A - 箔形導体の連続巻コイルを用いた高周波トランスおよび高周波リアクタ - Google Patents

箔形導体の連続巻コイルを用いた高周波トランスおよび高周波リアクタ

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Publication number
JPH08250341A
JPH08250341A JP7080708A JP8070895A JPH08250341A JP H08250341 A JPH08250341 A JP H08250341A JP 7080708 A JP7080708 A JP 7080708A JP 8070895 A JP8070895 A JP 8070895A JP H08250341 A JPH08250341 A JP H08250341A
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JP
Japan
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winding coil
foil
wound
cores
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7080708A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Sugimori
勝宣 杉森
Kosuke Harada
耕介 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication of JPH08250341A publication Critical patent/JPH08250341A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2847Sheets; Strips
    • H01F2027/2861Coil formed by folding a blank

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波電流の表皮効果による交流抵抗損を抑
制する連続巻コイルを簡単な方法で安価に製作する。 【構成】 外鉄形鉄心における中央部の脚部鉄心を上下
2つに分割した2次鉄心と、この2次鉄心間に非接触で
出し入れできる1次鉄心とによって構成し、それぞれの
鉄心に巻回する1次巻線と2次巻線を、交互に反転する
同一形状の連続波形に切断形成した箔形導体を1つの波
形ごとに交互に折り曲げたうえで重ね合わせて環状の連
続巻コイルとし、この環状の連続巻コイルより成る1次
巻線と2次巻線とが平面的に相対するようにそれぞれの
鉄心に巻回して高周波トランスおよび高周波リアクタを
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車用の充電
装置を構成する高周波トランスに関するものであって、
高周波リアクタにも適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電気自動車用充電装置にお
ける高周波トランスの構造図であり、図3(a)はその
断面図を、図3(b)は平面図を示す。この高周波トラ
ンスは外鉄形の鉄心を備えており、上部の継鉄10
1 ,下部の継鉄1012 ,左右の脚部鉄心1021
1022 および3分割された中央部の脚部鉄心10
1 ,1032 ,104によって鉄心を構成している。
中央部の脚部鉄心1031 と1032 は2次鉄心であっ
て、2次巻線1051 と1052 がそれぞれ分割して巻
回してあり、1次鉄心である104には1次巻線106
が巻回してある。また、1次巻線106を巻回した1次
鉄心104は、2次巻線1051 と1052 をそれぞれ
巻回した2次鉄心1031 と1032 の空隙部に非接触
で挿入または取り出しできるように構成されている。
【0003】高周波トランスの効率を向上させるために
は1次巻線と2次巻線における高周波電流の表皮効果に
よる交流抵抗損を抑制することが肝要である。このため
に、1次巻線106および2次巻線1051 と1052
を多くの細線を撚って構成したリッツ線を束ねた巻線、
あるいは、箔形円形導体を溶接によりつなぎ合わせて形
成した連続巻の箔形円形導体を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来方
法による高周波トランス用の箔形導体の加工法は、手数
のかかる面倒な工法であるばかりでなく、巻線の製作コ
ストが高くならざるを得なかった。この発明は、上述し
た従来方法による欠点を解消するためになされたもので
あって、加工法が簡単で製作コストの安い連続巻の箔形
導体を備えた高周波トランスと高周波リアクタを提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による箔形導体
の連続巻コイルを用いた高周波トランスおよび高周波リ
アクタは、外鉄形鉄心における中央部の脚部鉄心を上下
2つに分割した2次鉄心と2次鉄心間に設けた中央部の
鉄心より成る1次鉄心とによって構成し、2次巻線をそ
れぞれ巻回した2組の2次鉄心間の空隙部に、1次巻線
を巻回した1次鉄心を非接触で出し入れできるようにし
た高周波トランスと高周波リアクタにおいて、交互に反
転する同一形状の連続波形に切断形成した箔形導体を1
つの波形ごとに反対側に交互に折り曲げたうえで重ね合
せて同一形状の箔形導体より成る環状の連続巻コイルを
形成させ、この環状の連続巻コイルより成る1次巻線と
2組の2次巻線とがそれぞれ平面的に相対するようにそ
れぞれの鉄心に巻回して構成したものである。
【0006】
【作用】1次巻線と2次巻線を箔形導体としたので高周
波電流の表皮効果に起因する交流抵抗損を抑制でき、ま
た、環状の連続巻コイルより成る1次巻線と2次巻線を
平面的に相対させて配置したので磁気結合が優れたもの
となり交流抵抗の増加を防げる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図3(a)と図3(b)は、従来の外鉄形
の高周波トランスにおける断面図と平面図であるが、こ
の発明による高周波トランスと構造的には全く同一であ
る。図3(a)において、2次巻線1051 と1052
は1次巻線106と平面的に相対するようにそれぞれの
鉄心に巻回して配設されている。上述した1次巻線と2
次巻線は箔形導体より成る同一形状の環状の連続巻コイ
ルであって、それぞれの巻線を平面的に相対するように
配置してあるので磁気結合が優れており、高周波電流に
起因する交流抵抗損の増加を抑制できるものである。
【0008】次に、この発明による箔形導体より成る連
続巻コイルの製作方法を説明する。図1(a)は箔形導
体を切断して交互に反転する半円状の連続波形1,2,
3,4…とした第1の実施例を示している。半円2を折
線C−Dの部分で折り曲げて半円1の下に重ね、次に半
円3を折線E−Fの部分で反対側に折り曲げて半円2の
下に重ねる。以下同様な加工法を施すと、図1(b)に
示すような環状コイルを重ね合わせた連続巻コイルが形
成される。以上の説明においては半円状に切断した箔形
導体によるものであるが、図2(a)は箔形導体を交互
に反転するU字形の連続波形に切断形成した第2の実施
例を示している。U字形20を折線C−Dの部分で折り
曲げてU字形10の下に重ね、次にU字形30を折線E
−Fの部分で反対側に折り曲げてU字形20の下に重ね
たものであって、図2(b)に示すように、方形の箔形
導体より成る連続巻コイルが形成される。どのような形
状の箔形導体とするかは、鉄心の構造等を勘案して選択
することができるものであって、上述した2つの実施例
に限定されるものではなく、また外鉄形鉄心を備えた高
周波トランスのみならず内鉄形鉄心のものにも適用でき
るものである。
【0009】高周波リアクタの鉄心構造、巻線の巻回法
等の細部は高周波トランスと異なるが、高周波トランス
における箔形導体より成る環状の連続巻コイルはそのま
ま使用できるものであるから説明は省略する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による箔
形導体の連続巻コイルを用いた高周波トランスおよび高
周波リアクタは、外鉄形鉄心における中央部の脚部鉄心
を上下2つに分割した2次鉄心と、2次鉄心間に設けた
中央部の鉄心より成る1次鉄心とによって構成し、2次
巻線をそれぞれ巻回した2組の2次鉄心間の空隙部に1
次巻線を巻回した1次鉄心を非接触で出し入れできるよ
うにした高周波トランスおよび高周波リアクタにおい
て、交互に反転する同一形状の連続波形に切断形成した
箔形導体を1つの波形ごとに反対側に交互に折り曲げて
重ね合わせて同一形状の環状の連続巻コイルを形成し、
この環状の連続巻コイルより成る1次巻線と2次巻線を
平面的に相対するようにそれぞれの鉄心に巻回させてあ
る。従って、高周波電流の表皮効果に起因する交流抵抗
損を抑制できるばかりでなく、1次巻線と2次巻線間の
磁気結合が優れたものとなり、交流抵抗の増加を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円形の連続巻コイルの加工法を示す説明図。
【図2】方形の連続巻コイルの加工法を示す説明図。
【図3】外鉄形鉄心を備えた高周波トランスの構造図。
【符号の説明】
1,2,3,4,… 半円状の箔形導体の構成要素 10,20,30,40,… U字形の箔形導体の構成
要素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外鉄形鉄心における中央部の脚部鉄心を
    上下2つに分割した2次鉄心と、この2次鉄心間に設け
    た1次鉄心とによって構成し、 2次巻線を分割して巻回した2組の2次鉄心間の空隙部
    に、1次巻線を巻回した1次鉄心を非接触で挿入または
    取り出し可能とした高周波トランスおよび高周波リアク
    タにおいて、 交互に反転する同一形状の連続波形に切断して形成した
    箔形導体を1つの波形ごとに反対側に交互に折り曲げ、
    折り曲げて形成した半環状の箔形導体を重ね合わせて環
    状の連続巻コイルを形成させ、この環状の連続巻コイル
    より成る1次巻線と2組の2次巻線とがそれぞれ平面的
    に相対するようにそれぞれの鉄心に巻回して配設したこ
    とを特徴とする箔形導体の連続巻コイルを用いた高周波
    トランスおよび高周波リアクタ。
JP7080708A 1995-03-13 1995-03-13 箔形導体の連続巻コイルを用いた高周波トランスおよび高周波リアクタ Pending JPH08250341A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059979A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Seiko Epson Corp 非接触電力伝送装置
CN102982972A (zh) * 2012-11-26 2013-03-20 王奉瑾 一种变压器绕组片
WO2014025643A1 (en) * 2012-08-06 2014-02-13 The Trustees Of Dartmouth College Systems and methods for promoting low loss in parallel conductors at high frequencies
JP2015188033A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 薄型コイル及びトランス

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