JPH08250300A - 高周波加速空胴及びイオンシンクロトロン - Google Patents

高周波加速空胴及びイオンシンクロトロン

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JPH08250300A
JPH08250300A JP4808995A JP4808995A JPH08250300A JP H08250300 A JPH08250300 A JP H08250300A JP 4808995 A JP4808995 A JP 4808995A JP 4808995 A JP4808995 A JP 4808995A JP H08250300 A JPH08250300 A JP H08250300A
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JP
Japan
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cavity
frequency
accelerating
acceleration
high frequency
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JP4808995A
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English (en)
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Tetsurou Norimine
哲朗 乗峯
Hiroshi Akiyama
秋山  浩
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、空胴の小型化を図った高周波
加速空胴及びそれを用いたイオンシンクロトロンを提供
することにある。 【構成】高周波加速空胴1は、空胴本体1a,空胴本体
1a内に設けられる円環状のフェライト3,高周波電源
4からの高周波電力を導入するRFフィーダー5,真空
シール6などから構成される。フェライトの比透磁率は
実数部1000,虚数部200である。空胴の共振周波
数は約30MHzであり、加速周波数範囲2.5〜10.
2MHz より高く設定することにより空胴長さを20
0mmと短くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンシンクロトロン
及びイオンシンクロトロンに使用される高周波加速空胴
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイオンシンクロトロンの加速空胴
については、“Conceptual Design ofa Proton Therapy
Synchrotron for Loma Linda University Medical Cen
ter”,Fermilab, June (1986) pp. 25−27において論じ
られている。
【0003】図16はシンクロトロンに用いられる従来
の高周波加速空胴を示す。高周波加速空胴1は、イオン
シンクロトロン内を周回するイオンビームにエネルギー
を与え、イオンを加速する。高周波加速空胴1を用いて
イオンを加速するために、高周波電源4から高周波加速
空胴1へ供給する電圧の周波数(以下、加速周波数と呼
ぶ)frfが、frf=h・frev となるようにする。ここ
で、frev はイオンがシンクロトロン内を周回する周回
周波数、hはハーモニック数(整数)である。周回周波
数frev はイオンのエネルギーに応じて変化し、加速す
るエネルギー範囲によって加速時の周回周波数の範囲が
決まる。周回周波数frev は、ビーム入射時に最小値f
min を、加速終了時に最大値fmax をとる。これに伴い
加速周波数frfはh・fmin からh・fmax まで変化す
る。
【0004】高周波加速空胴は、一定の供給電力に対し
て共振周波数で最大の加速電圧を発生する。そこで、従
来の高周波加速空胴では、高周波電力を効率良く加速電
圧に変換するため、図17の従来型加速空胴の空胴イン
ピーダンスの周波数特性に示すように、共振周波数fre
sが加速周波数の範囲、h・fmin<fres<h・fmaxと
なるように設計していた。通常医療用等に用いるイオン
シンクロトロンでは、周回周波数frev が0.5MHz
〜10MHz 程度の範囲で用いられる。図17に示す
のは、h=1,共振周波数fres =4MHzとした場合
である。
【0005】加速空胴内の媒質が空気の場合、共振周波
数を4MHzとすると、空胴長さは19mである。空胴
内に発生する電磁波の位相速度は、空胴内の媒質の比誘
電率をε、比透磁率をμとすると、(εμ)05 に反比例
する。そこで、空胴内に強磁性体であるフェライト3を
装荷することにより空胴長さを短縮することができる。
フェライトの比透磁率は1000程度であるので、フェ
ライトを装荷しない場合に比べて空胴長さは約(1/1
000)05 となるものの、従来のイオンシンクロトロ
ンの加速空胴は、空胴長さが500mm以上と大型であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の高周波加速空胴の共振周波数が加速周波数範囲内とな
るように設計することは、空胴が大型化するという問題
点があった。
【0007】本発明の目的は、空胴の小型化を図った高
周波加速空胴及びそれを用いたイオンシンクロトロンを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、高周波加速空胴の共振周波数を、該空
胴に供給される高周波電力の周波数よりも高くする。
【0009】
【作用】以下、本発明の作用を図を用いて説明する。高
周波加速空胴は導体壁で囲まれた空胴共振器であり、空
胴はその大きさ,形状及び空胴内媒質の電磁気的性質に
より固有の共振周波数を持っている。ここでは図15に
示す半同軸型空胴共振器を用いて説明する。半同軸型空
胴共振器の形状寸法を、空胴長さL0 ,内半径a,外半
径b,ギャップ長dとし、共振周波数をf0 とすると、
これらの間には、
【0010】
【数1】 β02tan(β00)ln(b/a)/2d=1 β0 2=(2πf0)2εμ …(数1) の関係がある。数1から、共振周波数f0 を高くするこ
とにより、空胴長さL0を短くすることができる。
【0011】具体的には、加速空胴の共振周波数をビー
ムの加速周波数範囲よりも高くすることにより、空胴長
さを従来よりも短くできるので、加速空胴を小型化する
ことができる。
【0012】また、加速空胴の空胴インピーダンスは共
振周波数において最大となるので、共振周波数を加速周
波数範囲よりも高く設定すると、加速周波数範囲におけ
る空胴インピーダンスは最大値よりも低くなる。空胴イ
ンピーダンスをZ、加速空胴への供給電力をPとする
と、加速空胴の加速ギャップに発生する加速電圧Vは、
【0013】
【数2】 V=(2ZP)05 …(数2) で表せる。従って、加速電圧Vを増大させるためには、
高周波電源の電力(加速空胴への供給電力)P又は空胴
インピーダンスZを大きくすれば良い。
【0014】高周波電源の電力Pを大きくする場合、加
速電圧Vが所望の電圧となるように、空胴インピーダン
スZの周波数特性に応じて数2で与えられる電力Pを高
周波電源から供給すれば良い。
【0015】また、加速周波数範囲内の空胴インピーダ
ンスZを大きくする場合、空胴内にフェライトを挿入し
て空胴自体のインピーダンスを増加させれば良い。フェ
ライトの透磁率μには実数部μr と虚数部μi があり、
【0016】
【数3】 μ=μr−jμi …(数3) で表される。このときインピーダンスZは、
【0017】
【数4】 Z=jωLμ=jωL(μr−jμi)=ωLμi+jωLμr =R′+jL′ …(数4) となる。数4より、透磁率の実数部μr はリアクタンス
成分を与え、虚数部μiはレジスタンス成分を与えるの
で、空胴内に透磁率の大きな(強磁性体である)フェラ
イトを挿入することにより空胴インピーダンスを増加す
ることができる。数2から、空胴インピーダンスZを増
加することにより、所望の加速電圧Vを発生させるため
に必要な高周波電源の電力Pを低下できるので、電源容
量を低減できる効果も得られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0019】図1,図2,図3,図4及び図5を用い
て、本発明の第1の実施例を説明する。図1は本発明に
よる高周波加速空胴の第1の実施例を示す図、図2は図
1の高周波加速空胴を設けた医療用陽子シンクロトロン
の概略図、図3は図1の高周波加速空胴の空胴インピー
ダンスの周波数特性を示す図、図4は図2の偏向電磁石
の磁場強度とビームエネルギーの時間変化を示す図、図
5は図1の高周波加速空胴が発生する加速電圧の振幅と
位相の時間変化を示す図である。
【0020】図2の陽子シンクロトロンは、陽子ビーム
22を発生する陽子ライナック21,陽子ビーム22を
リングに入射するための静電インフレクター23及び入
射用パルス電磁石26,リングを周回する陽子ビームに
エネルギーを与える高周波加速空胴1,ビーム軌道を曲
げる偏向電磁石24,ビームを発散させる4極電磁石2
5,ビームを集束させる4極電磁石29,出射ビーム3
3を治療室34に出射するために用いられる共鳴励起用
電磁石27,出射軌道補正電磁石28及び静電デフレク
ター31,リングを周回するビームの位置を測定するビ
ームモニタ35等で構成されている。
【0021】本シンクロトロンはエネルギーが10Me
Vの陽子を入射し、高周波加速空胴1を用いて250M
eVまで加速した後、出射する。シンクロトロンの周長
は18mで、ビームの周回周波数の範囲は2.5MHz
から10.2MHzである。加速周波数はハームニック
数h=1で、周回周波数と同じ範囲で変化する。静電イ
ンフレクター23からリングに入射されたビームは、リ
ング内を周回する過程で偏向電磁石24で軌道が曲げら
れる。また、4極電磁石25及び29はビームの軌道勾
配を変化させ、平均してビームを集束させる働きを持
つ。ビームは周回する過程で高周波加速空胴1からエネ
ルギーを与えられる。
【0022】次に、図1を用いて本発明による高周波加
速空胴の第1の実施例を説明する。本高周波加速空胴1
は、ビームダクト2に設置され導体壁でつくられた空胴
本体1a,空胴本体1a内に設けられる円環状のフェラ
イト3,高周波電源4からの高周波(RF)電力を導入
するRFフィーダー5,真空シール6などから構成され
る。空胴本体は円筒形をしており、空胴長さ200mm,
内径90mm,外径500mmである。空胴内に装荷する強磁
性体として、外径450mm,内径250mm,厚さ25mm
の円環状のフェライト3を用いている。フェライトの比
透磁率は実数部1000,虚数部200である。
【0023】本空胴の空胴インピーダンスの周波数特性
を図3に示す。空胴の共振周波数は約30MHzであ
り、加速周波数範囲2.5〜10.2MHzより高く設定
することにより空胴長さを200mmと短くしている。高
周波加速空胴1には、高周波電源4からRFフィーダー
5を通して高周波電力が供給され、加速ギャップに加速
電圧を発生する。加速時の供給電力は、数2を用いて、
加速周波数に対する空胴インピーダンスと所望の加速電
圧とから決める。
【0024】以下に、供給電力の時間変化パターンの設
定手順を示す。先ず、ビームの入射エネルギー,出射エ
ネルギーから偏向電磁石24の磁場の時間変化パターン
を設定する。図4に偏向電磁石の磁場強度とビームエネ
ルギーの時間変化の一例を示す。磁場強度Bは、ビーム
エネルギーUが10MeVに対応する0.3T から25
0MeVに対応する1.5T まで直線的に増加させる。
【0025】次に、高周波加速空胴が発生する加速電圧
の振幅と位相の時間変化を図5を用いて説明する。図5
は、ビームの粒子数が加速途中で減少せずに安定にリン
グ内の周回軌道上を周回するように設定した例である。
図5に示す加速電圧の振幅を空胴で発生するには、図6
に示す空胴インピーダンスの周波数特性から加速周波数
に対応する空胴インピーダンスRを求め、数2を用いて
図7に示すような必要な供給電力Pを求める必要があ
る。所望の加速電圧を得るに当って、供給電力を抑える
ためには、空胴インピーダンスの高い方が有利である。
【0026】次に、図8を用いて本発明による高周波加
速空胴の第2の実施例を説明する。本実施例は第1の実
施例の変形例で、円環状のフェライト3の装荷量を2枚
から1枚に減らした例である。フェライト3の装荷量を
減らすと空胴の共振周波数は上がり、加速周波数範囲で
の空胴インピーダンスは下がる。第1及び第2の実施例
の空胴インピーダンスの周波数特性を、図9の共振曲線
1及び共振曲線2に示す。加速周波数の最大値をfmax
、共振曲線1の共振周波数をf1 、共振曲線2の共振
周波数をf2 とすると、各周波数の間にはfmax<f1
2 の関係がある。加速周波数範囲での空胴インピーダ
ンスは共振曲線1の方が共振曲線2よりも大きいので、
共振周波数が加速周波数の最大値fmax に近い共振曲線
1の方が供給電力は低くて済む。共振曲線2では、所望
の加速電圧を得るために共振曲線1よりも高い供給電力
を与える必要がある。
【0027】次に、図10を用いて本発明による高周波
加速空胴の第3の実施例を説明する。本実施例は第2の
実施例の変形例で、フェライト3の装荷数はそのまま
で、装荷位置を真空シール6側へずらした例である。フ
ェライト3を真空シール6側へずらすと、共振周波数は
第2の実施例よりもさらに高くなり、加速周波数範囲で
のインピーダンスはより下がるので、さらに供給電力を
増やす必要がある。
【0028】次に、図11を用いて本発明による高周波
加速空胴の第4の実施例を説明する。本実施例は第2の
実施例の変形例で、フェライト3の形状を変化させた例
である。磁場の強い外周部にフェライトを多く配置する
ことにより、第2の実施例よりも少ないフェライト装荷
量で、効果的に空胴インピーダンスを増大できる。
【0029】次に、図12を用いて本発明による高周波
加速空胴の第5の実施例を説明する。本実施例は、第1
の実施例の空胴に付加インピーダンスとしてシャント抵
抗7を加速ギャップと並列に付加した例である。シャン
ト抵抗7を加速ギャップに付加すると、空胴インピーダ
ンスとシャント抵抗は並列接続となるので、空胴全体の
インピーダンスの周波数特性が平坦化する。そのため加
速周波数に対する空胴インピーダンスの変化が緩和さ
れ、これに伴い供給電力の変化が少なくなるので、供給
電力の時間変化パターンが平坦化され、高周波電源の運
転が容易になる。尚、上記の各実施例は半同軸型空胴に
ついての実施例であるが、他の形状の空胴に対して適用
しても同様にして小型化が可能となる。
【0030】次に、図13を用いて本発明による高周波
加速空胴の第6の実施例を説明する。本実施例はダブル
・リエントラント型の加速空胴であり、第2の実施例の
空胴本体2個が結合した構造となっている。この型の空
胴は、高周波電源からプッシュ・プルモードで駆動する
ことで偶数次の高調波を小さくできる特徴を有するの
で、ノイズの少ない高周波電圧を得ることができ、信頼
性の高いビーム加速が可能となる。本実施例の空胴長さ
は400mmであり、第1〜第5の実施例ほど空胴長さを
短くできないが、それでも従来の500mm以上に比べて
小型化できていることがわかる。
【0031】次に、図14を用いて本発明を適用したイ
オンシンクロトロンの第7の実施例を説明する。本実施
例は図2のシンクロトロンの変形例で、高周波加速空胴
を2台配置した例である。所望の加速電圧を発生するた
めに、1台の大型空胴を用いるとシンクロトロン中の直
線部が長くなる。そこで、小型の空胴2台を用い、シン
クロトロンの直線部を従来よりも短くし、より小型のイ
オンシンクロトロンとすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、小
型の高周波加速空胴及びそれを備えたイオンシンクロト
ロンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波加速空胴の第1の実施例を
示す図。
【図2】図1の高周波加速空胴を設けた医療用陽子シン
クロトロンの概略図。
【図3】図1の高周波加速空胴の空胴インピーダンスの
周波数特性図。
【図4】図7の偏向電磁石の磁場強度とビームエネルギ
ーの時間変化を示す図。
【図5】図1の高周波加速空胴が発生する加速電圧の振
幅と位相の時間変化を示す図。
【図6】図1の高周波加速空胴の空胴インピーダンスの
周波数特性図。
【図7】図1の高周波加速空胴への供給電力の時間変化
を示す図。
【図8】本発明による高周波加速空胴の第2の実施例を
示す図。
【図9】図1及び図2の高周波加速空胴の空胴インピー
ダンスの周波数特性図。
【図10】本発明による高周波加速空胴の第3の実施例
を示す図。
【図11】本発明による高周波加速空胴の第4の実施例
を示す図。
【図12】本発明による高周波加速空胴の第5の実施例
を示す図。
【図13】本発明による高周波加速空胴の第6の実施例
を示す図。
【図14】本発明を適用したイオンシンクロトロンの第
7の実施例を示す図。
【図15】半同軸型空胴共振器の形状寸法図。
【図16】従来の高周波加速空胴の概略図。
【図17】図9の高周波加速空胴の空胴インピーダンス
の周波数特性図。
【符号の説明】
1…高周波加速空胴、1a…空胴本体、2…ビームダク
ト、3…フェライト、4…高周波電源、5…RFフィー
ダー、6…真空シール、7…シャント抵抗。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンシンクロトロンに設置されイオンの
    加速を行う高周波加速空胴において、 該空胴の共振周波数は、該空胴に供給される高周波電力
    の周波数よりも高いことを特徴とする高周波加速空胴。
  2. 【請求項2】イオンシンクロトロンに設置されイオンの
    加速を行う空胴本体と,該空胴本体に高周波電力を供給
    する電源とを備える高周波加速空胴において、 前記空胴本体の共振周波数は、前記高周波電力の周波数
    よりも高いことを特徴とする高周波加速空胴。
  3. 【請求項3】イオンシンクロトロンに設置され周回軌道
    上を周回するイオンの加速を行う高周波加速空胴におい
    て、 該空胴の共振周波数は、前記イオンの周回周波数よりも
    高いことを特徴とする高周波加速空胴。
  4. 【請求項4】イオンシンクロトロンに設置されイオンの
    加速を行う高周波加速空胴において、 該空胴は空胴インピーダンスを増加させるための強磁性
    体を備え、 該空胴の共振周波数は、該空胴に供給される高周波電力
    の周波数よりも高いことを特徴とする高周波加速空胴。
  5. 【請求項5】イオンシンクロトロンに設置され、加速ギ
    ャップに生じる加速電界によりイオンの加速を行う高周
    波加速空胴において、 前記加速ギャップと電気的に並列に接続された付加イン
    ピーダンスを備え、 該空胴の共振周波数は、該空胴に供給される高周波電力
    の周波数よりも高いことを特徴とする高周波加速空胴。
  6. 【請求項6】イオンシンクロトロンに設置されイオンの
    加速を行う高周波加速空胴において、 該空胴の空胴長さを400mm以下としたことを特徴とす
    る高周波加速空胴。
  7. 【請求項7】イオンを入射する入射器と,該入射器から
    入射したイオンが周回する周回軌道を構成するリング
    と,該リングを周回するイオンを加速する高周波加速空
    胴とを備えたイオンシンクロトロンにおいて、 前記高周波加速空胴として、請求項1乃至6の何れかに
    記載のものを用いたことを特徴とするイオンシンクロト
    ロン。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記リングからイオン
    を出射する出射器と,該出射器から出射したイオンをイ
    オン照射室に輸送する輸送系とを備えたことを特徴とす
    るイオンシンクロトロン。
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