JPH08248376A - 太陽電池パネル一体型液晶パネル - Google Patents

太陽電池パネル一体型液晶パネル

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Publication number
JPH08248376A
JPH08248376A JP7077232A JP7723295A JPH08248376A JP H08248376 A JPH08248376 A JP H08248376A JP 7077232 A JP7077232 A JP 7077232A JP 7723295 A JP7723295 A JP 7723295A JP H08248376 A JPH08248376 A JP H08248376A
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JP
Japan
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liquid crystal
voltage
solar cell
crystal panel
cell panel
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Application number
JP7077232A
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English (en)
Inventor
Noboru Nonoyama
登 野々山
Noriyuki Kobayashi
範之 小林
Masaru Kitayama
大 北山
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶パネルと太陽電池パネルとを一体化して
太陽光を自動的に遮断する。 【構成】 ガラス板2、4の間には液晶6が充填され、
液晶パネル24が形成されている。この液晶パネル24
の外側には太陽電池パネル16が貼り合わされている。
太陽電池パネル16が発生した電圧は制御回路20を通
じて液晶パネル24に印加される。制御回路20は、太
陽電池パネル16に直射日光が当たって、その電圧が急
上昇し、所定の電圧を越えたとき、液晶パネル24への
電圧印加を停止する。その結果、液晶パネル24は不透
明となって太陽光を遮断し、屋内に直射日光が入ること
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型の太陽電池パネ
ルと液晶パネルとを一体化した太陽電池パネル一体型液
晶パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の窓ガラスに液晶パネルを用
い、日差しが強い日中は液晶を不透明にして太陽光を遮
り、眩しさの排除や、空調設備の効率化が図られてい
た。このように液晶パネルを窓ガラスの代りに用いた場
合には、ブラインドやカーテンが不要となるため、その
開け閉めの手間が省け、また室の美観を高めるることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の液晶パ
ネルでは、日照の強さに応じて人が液晶パネルのオン・
オフを操作する必要があり、不便であった。また、液晶
の作動に商用電源を用いているため、その外部配線によ
って室内の美観が低下したり、配線が邪魔になるといっ
た問題があった一方、太陽電池は光エネルギを電気エネ
ルギに変換するものであり、地球温暖化問題等の地球環
境問題を解消する観点から、太陽電池の普及は、積極的
に取り組まなければならない重要な課題の一つとなって
いる。このように光エネルギを電気エネルギに変換する
太陽電池の観点からすると、建物の窓はもともと太陽エ
ネルギを十分に受ける箇所に配置され、従って、この窓
が受ける太陽エネルギを何らかの用途に利用できれば望
ましい。本発明は液晶を用いた窓ガラス及び太陽電池に
着目して案出されたものであって、本発明の目的は、太
陽エネルギを液晶を作動させる電源として利用し、明る
さに応じて液晶パネルの透明度を自動的に変化させる、
外部配線不要の太陽電池パネル一体型液晶パネルを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、光を透過する太陽電池パネルと、この太陽電
池パネルと対向して配置され、前記太陽電池パネルから
電圧が供給される液晶パネルと、前記太陽電池パネルが
発生する電圧にもとづいて、前記太陽電池パネルから前
記液晶パネルへの電圧の供給を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0005】また本発明は、光を透過する太陽電池パネ
ルと、この太陽電池パネルと対向して配置され、前記太
陽電池パネルから電圧が供給され、電圧が印加されない
とき光を透過する液晶パネルと、前記太陽電池パネルが
発生した電圧を前記液晶パネルへ供給する電圧供給手段
とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、太陽電池パネルは光が照射される
と、光エネルギーを電気エネルギーに変換して電圧を発
生する。液晶パネルにはこの電圧が供給されるが、制御
手段は太陽電池パネルが発生した電圧にもとづいて、液
晶パネルへの電圧供給を制御する。従って、この太陽電
池パネル一体型液晶パネルに日光が当たったとき、液晶
パネルが例えば不透明となるようにできる。
【0007】また、本発明では、太陽電池パネルは光が
照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し
て電圧を発生する。この電圧は電圧供給手段を通じて液
晶パネルに供給され、液晶パネルは不透明となる。
【0008】そのため、本発明の太陽電池パネル一体型
液晶パネルによって建物の窓を構成した場合には、明る
いときは自動的に日光を遮るブラインドあるいはカーテ
ンとして機能し、ブラインドやカーテンの開け閉めが不
要となるため、非常に便利である。そして、従来の液晶
パネルでは人がオン・オフする必要があったが、本発明
の太陽電池パネル一体型液晶パネルでは、そのような操
作も一切不要となる。
【0009】また、夏など冷房を入れた場合、強い日差
しが室内に射し込むと、室温が上がって冷房の効果が下
がったり、あるいは不必要に電力を消費することにな
る。人がブラインドやカーテンを操作する場合には、閉
めるのを忘れたり、あるいは開いたままに放置しがちで
ある。しかし、本発明の太陽電池パネル一体型液晶パネ
ルを窓に用いた場合には、日光は本パネルによって自動
的に遮られ、冷房効果の低下や電力の無駄遣いを確実に
防止できる。
【0010】さらに本発明の太陽電池パネル一体型液晶
パネルでは、外部電源を必要としないので、電源供給の
ための外部配線は全く不要であり、窓などに用いても室
内外の美観を損ねることがなく、また配線が邪魔になる
といったこともない。そして太陽電池を用いているの
で、上述した冷房時の電力の無駄遣いを防止することも
含め、地球環境問題の解消にも役立つ。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図1
は本発明による太陽電池パネル一体型液晶パネルを、一
例として建物の窓に応用した場合を示す概略断面図であ
る。液晶パネル24は次のように構成されている。すな
わち、矩形の透明なガラス板2、4が所定の間隔をおい
て平行に配置され、それらの間に液晶14が充填されて
いる。ガラス板2、4の内側には全面に透明電極6、8
がそれぞれ貼り付けられ、さらに内側には図示しない配
向膜が設けられている。また、ガラス板2、4の外側の
面には、それぞれ図示しない偏光板が密着配置されてい
る。電極6、8間に電圧を印加すると、液晶分子が一定
方向に配向し、液晶パネル24は不透明となる。ガラス
板2、4の間には、スペーサ10が周辺部に配置され、
2枚のガラス板の間隔を維持し、また、液晶充填部を密
閉している。このような構成の液晶パネルに対して、そ
のガラス板4の外側の面には、上記偏光板を介して太陽
電池パネル16が貼り合わされ、太陽電池パネル一体型
液晶パネルの本体が形成されている。
【0012】フレーム18は液晶パネル本体より一回り
大きい、例えばアルミニウムの枠であり、液晶パネル本
体を保持している。建物の窓としてアルミサッシの窓が
よく使用されているが、フレーム18は、そのような窓
でガラス板を保持するため用いられているものと同様の
構造となっている。このフレーム18の部分を建物の窓
枠にはめ込むことによって窓が形成される。その際、太
陽電池パネル16が建物の外側となるようにする。
【0013】フレーム18の内部には空間があるが、上
側の空間部分に、本発明の制御手段である制御回路20
と押しボタン・スイッチ22とが組み込まれている。図
2はこの制御手段の電気的な構成を示す回路図である。
半導体素子によって構成されたアナログ・スイッチ25
は、入力端子25aが太陽電池パネルの正極に接続さ
れ、出力端子がインバータ回路23の入力端子に接続さ
れている。また、制御端子25cはコンパレータ26の
出力端子に接続されている。そして、制御端子25cに
ハイレベルの電圧が印加されたときオンとなって端子2
5a、25b間が導通状態となり、グランドレベル(ロ
ーレベル)の電圧が印加されたとき端子25a、25b
間は非導通状態となる。なお、アナログ・スイッチ25
は、より具体的にはトランジスタ、電界効果トランジス
タ、MOS型電界効果トランジスタなどによって構成で
きる。
【0014】インバータ回路23は太陽電池パネル16
が発生した電圧を交流電圧に変換して液晶パネル24に
印加するためのものである。その入力端子はスイッチ2
5の出力端子25bに接続され、出力端子は液晶パネル
24の電極8に接続されている。また、グランド端子は
太陽電池パネル16の負極16b(グランド)に接続さ
れている。そして、液晶パネル24の電極6も太陽電池
パネル16の負極16bに接続されており、従ってスイ
ッチ25がオンすると太陽電池パネル16が発生した電
圧は、インバータ回路23によって交流電圧に変換さ
れ、液晶パネル24に印加される。
【0015】コンパレータ26はスイッチ25を制御す
るためのものであり、太陽電池パネル16がその電源と
なっている。抵抗28の一端は太陽電池パネル16の正
極16aに接続された、他端は抵抗30の一端に、そし
て抵抗30の他端は太陽電池パネル16の負極16bに
接続されている。コンパレータ26の反転入力端子は抵
抗28と抵抗30の接続点に接続されている。
【0016】抵抗32の一端は太陽電池パネル16の正
極16aに接続され、他端はツェナー・ダイオード34
のカソードに、そしてツェナー・ダイオード34のアノ
ードは太陽電池パネル16の負極16bに接続されてい
る。コンパレータ26の非反転入力端子は抵抗32とツ
ェナー・ダイオード34との接続点に接続されている。
ツェナー・ダイオード34と抵抗32とが定電圧回路を
構成しており、ツェナー・ダイオード34のツェナー電
圧が後に詳しく説明する、液晶パネルを制御するための
スレッシュホールド電圧Vtとなっている。
【0017】押しボタン・スイッチ22は、その一端が
アナログ・スイッチ25の入力端子25aに、他端が出
力端子25bに接続されている。また、押しボタン・ス
イッチ22の押しボタン部分は、フレーム18の外側に
露出しており、必要に応じて人が操作できるようになっ
ている。
【0018】次に動作を説明する。図3のグラフは一日
のうちに、太陽電池パネル16が発生する電圧(曲線
a)がどのように変化するかを示している。横軸が時間
を表し、縦軸は太陽電池パネル16の電圧を表してい
る。時刻t0で日の出となり、外が明るくなり始める
と、太陽電池パネル16の電圧は上昇を開始し、太陽の
上昇とともに電圧もしだいに上昇する。そして、時刻t
2で太陽電池パネル16に直射日光が当たると、電圧は
急上昇する。その後、時間が進み、太陽電池パネル16
に直射日光が当たらなくなる時刻t3に近づくと、電圧
は急降下し、そして夕暮れが近づくにつれて電圧はしだ
いに低下する。
【0019】コンパレータ26の反転入力端子には、抵
抗28と抵抗30との分圧作用によって、太陽電池パネ
ル16の電圧を若干降圧した電圧が印加されている。こ
の電圧は、太陽電池パネル16の電圧に比例するので、
図3において、点線で示す曲線bのように変化する。
【0020】上述したスレッシュホールド電圧Vt、す
なわちツェナー・ダイオード34のツェナー電圧は、図
に示したように、直射日光が太陽電池パネル16に当た
り始めたとき、コンパレータ26の反転入力端子に印加
される電圧と同じ水準となっている。従って、直射日光
が当たり始める少し前の時刻t2’までと、直射日光が
当たらなくなって若干時間が経過した時刻t3’以降で
は、太陽電池パネル16の電圧はスレッシュホールド電
圧Vtより低く、ダイオード34には電流は流れない。
そのため、コンパレータ26の非反転入力端子には抵抗
32を通じて太陽電池パネル16の電圧がそのまま印加
される。
【0021】しかし、太陽電池パネル16に直射日光が
当たっている期間、およびその前後では(時刻t2’〜
t3’)、太陽電池パネル16の電圧がスレッシュホー
ルド電圧Vtを越えると、ダイオード34には電流が流
れるので、コンパレータ26の非反転入力端子に入力さ
れる電圧は、ダイオード34のツェナー電圧、すなわち
スレッシュホールド電圧Vtとなる。
【0022】従って、日の出の時刻t0から直射日光が
入射する直前の時刻t2’までの間は、コンパレータ2
6の非反転入力端子には太陽電池パネル16の電圧(曲
線a)がそのまま印加され、一方、反転入力端子にはそ
の電圧より若干低い電圧(曲線b)が印加される。従っ
て、コンパレータ26の出力電圧はハイレベルとなり、
アナログ・スイッチ25は導通状態となる。すなわち、
この期間では太陽電池パネル16の電圧がそのままイン
バータ回路23によって交流電圧に変換され、液晶パネ
ル24に印加される。よって、太陽電池パネル16の電
圧が上昇して、時刻t1において液晶パネル24が透明
となる限界の電圧Vaを越えると、液晶パネル24は透
明となる。
【0023】その後、時刻t2’〜t3’の間では、コ
ンパレータ26の非反転入力端子の電圧は一定のスレッ
シュホールド電圧Vtとなるが、時刻t2までは反転入
力端子の電圧の方が低いので、コンパレータ26の出力
電圧はハイレベルを維持し、従って太陽電池パネル16
の電圧は液晶パネル24に印加され、液晶パネル24は
透明な状態を維持する。
【0024】しかし、直射日光が当たっている時刻t2
〜t3の期間では、反転入力端子に印加される電圧の方
が非反転入力端子の電圧より高くなるので、コンパレー
タ26の出力電圧はグランドレベルとなり、アナログ・
スイッチ25はオフする。その結果、液晶パネル24に
は電圧が印加されず、液晶パネル24は不透明となっ
て、直射日光を遮る。
【0025】その後、直射日光が当たらなくなった時刻
t3以降では、非反転入力端子の電圧が反転入力端子の
電圧を上回るので、コンパレータ26はハイレベルの電
圧を出力する。その結果、スイッチ25はオンし、液晶
パネル24に電圧が印加されて、液晶パネル24は透明
となる。そして、時刻t4で太陽電池パネル16の電圧
が電圧Vaを下回るまで、液晶パネル24は透明な状態
を維持する。
【0026】このように本実施例の太陽電池パネル一体
型液晶パネルでは、パネルに直射日光が当たらない間は
透明な状態を維持するが、直射日光があたると、不透明
となり直射日光が建物の内部に入射することを妨げる。
【0027】また、押しボタン・スイッチ22が押され
ると、太陽電池パネル16の電圧は強制的に液晶パネル
24に印加されるので、太陽電池パネル16の電圧がV
a以上であれば、液晶パネル24は必ず透明となる。従
って、直射日光を室内に取り入れたいような場合には、
このスイッチを操作すればよい。
【0028】なお、この実施例では、液晶パネルとし
て、電圧が印加されたとき透明となるものを用いたが、
逆に電圧が印加されたとき不透明となる液晶パネルを用
いても同様の動作を実現できる。その場合には、コンパ
レータ26の非反転入力端子と反転入力端子の接続を逆
にすればよい。それによって、直射日光が当たっている
ときコンパレータ26はハイレベルの電圧を出力し、従
って、その間、スイッチ25はオンして太陽電池パネル
16の電圧が交流電圧に変換されて液晶パネル24に印
加され、液晶パネルは不透明となる。
【0029】次に第2実施例について説明する。この実
施例では上述した実施例のように制御回路を用いず、図
4に示すように、太陽電池パネル16と液晶パネル24
とをインバータ回路23を介して直接接続している。そ
して、液晶パネル24には、電圧が印加されないとき光
を透過するタイプの液晶パネルを用いる。
【0030】このような構成の太陽電池パネル一体型液
晶パネルを建物の窓にはめ込んだ場合、午前中、太陽が
しだいに高くなって太陽電池パネル16に入射する光が
強くなり、太陽電池パネル16が発生する電圧が上昇す
ると、その電圧が交流電圧に変換された後、液晶パネル
24にそのまま印加されるので、液晶パネル24は電圧
の高さに応じて、その不透明さがしだいに増す。逆に、
午後になって太陽の高さが除々に低くなると、太陽電池
パネル16に入射する光が弱くなり、太陽電池パネル1
6が発生する電圧が下降するので、液晶パネル24に印
加される電圧が低くなり、液晶パネル24はしだいに透
明となる。
【0031】なお、太陽電池パネル16が発生した電圧
を抵抗器によって分圧した後、インバータ回路23に供
給するか、あるいはインバータ回路23の出力電圧を抵
抗器によって分圧して液晶パネル24に供給するように
してもよく、その場合には、抵抗器の値によって液晶パ
ネル24の不透明度を適切に調整することができる。ま
た、液晶パネル24への電圧供給をオン・オフするスイ
ッチを設けた場合には、スイッチをオフすることによ
り、必要なときにはいつでも液晶パネル24を透明状態
にすることができる。
【0032】上記実施例において、太陽電池パネルをア
モルファス太陽電池によって構成した場合には、量産に
適したものとなって低コスト化に有利であり、また軽量
化を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、太陽電
池パネルは太陽光線が照射されると、光エネルギーを電
気エネルギーに変換して電圧を発生する。液晶パネルに
はこの電圧が供給されるが、制御手段は太陽電池パネル
が発生した電圧にもとづいて、液晶パネルへの電圧供給
を制御する。従って、この太陽電池パネル一体型液晶パ
ネルに日光が当たったとき、液晶パネルが例えば不透明
となるようにできる。
【0034】また、本発明では、太陽電池パネルは太陽
光線が照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに
変換して電圧を発生する。この電圧は電圧供給手段を通
じて液晶パネルに供給され、液晶パネルは不透明とな
る。
【0035】そのため、本発明の太陽電池パネル一体型
液晶パネルによって建物の窓を構成した場合には、明る
いときは自動的に日光を遮るブラインドあるいはカーテ
ンとして機能し、ブラインドやカーテンの開け閉めが不
要となるため、非常に便利である。そして、従来の液晶
パネルでは人がオン・オフする必要があったが、本発明
の太陽電池パネル一体型液晶パネルでは、そのような操
作も一切不要となる。
【0036】また、夏など冷房を入れた場合、強い日差
しが室内に射し込むと、室温が上がって冷房の効果が下
がったり、あるいは不必要に電力を消費することにな
る。人がブラインドやカーテンを操作する場合には、閉
めるのを忘れたり、あるいは開いたままに放置しがちで
ある。しかし、本発明の太陽電池パネル一体型液晶パネ
ルを窓に用いた場合には、日光は本パネルによって自動
的に遮られ、冷房効果の低下や電力の無駄遣いを確実に
防止できる。
【0037】さらに本発明の太陽電池パネル一体型液晶
パネルでは、外部電源を必要としないので、電源供給の
ための外部配線は全く不要であり、窓などに用いても室
内外の美観を損ねることがなく、また配線が邪魔になる
といったこともない。そして太陽電池を用いているの
で、上述した冷房時の電力の無駄遣いを防止することも
含め、地球環境問題の解消にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池パネル一体型液晶パネルの一
例を示す概略断面図である。
【図2】図1の太陽電池パネル一体型液晶パネルの電気
的な構成を示す回路図である。
【図3】図1の太陽電池パネル一体型液晶パネルを構成
する太陽電池パネルの電圧変化を示すグラフである。
【図4】本発明による他の太陽電池パネル一体型液晶パ
ネルの例を示す回路図である。
【符号の説明】
2、4 ガラス板 6、8 透明電極 10 スペーサ 14 液晶 16 太陽電池パネル 16a 正極 16b 負極 18 フレーム 20 制御回路 22 押しボタン・スイッチ 23 インバータ回路 24 液晶パネル 25 アナログ・スイッチ 25a 入力端子 25b 出力端子 25c 制御端子 26 コンパレータ 28、30、32 抵抗 34 ツェナー・ダイオード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を透過する太陽電池パネルと、 この太陽電池パネルと対向して配置され、前記太陽電池
    パネルから電圧が供給される液晶パネルと、 前記太陽電池パネルが発生する電圧にもとづいて、前記
    太陽電池パネルから前記液晶パネルへの電圧の供給を制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする太陽電池パネル一体型液晶パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記液晶パネルへの電
    圧供給をオン・オフする、半導体素子から成るアナログ
    ・スイッチと、このスイッチの制御回路と、前記太陽電
    池パネルが発生した直流電圧を交流電圧に変換して前記
    液晶パネルに供給する電圧変換手段とを含むことを特徴
    とする請求項1記載の太陽電池パネル一体型液晶パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記太陽電池パネルが
    発生する電圧から一定電圧を生成する定電圧回路と、こ
    の定電圧回路が生成する前記一定電圧と、前記太陽電池
    パネルが発生する電圧とを比較し、その比較結果にもと
    づいてハイレベルまたはローレベルの電圧を出力して前
    記アナログ・スイッチを制御する比較器とを備えた請求
    項2記載の太陽電池パネル一体型液晶パネル。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記液晶パネルへの電
    圧供給をオン・オフする手動スイッチを備えた請求項1
    記載の太陽電池パネル一体型液晶パネル。
  5. 【請求項5】 前記液晶パネルは、電圧が印加されたと
    き光を透過する請求項1記載の太陽電池パネル一体型液
    晶パネル。
  6. 【請求項6】 前記液晶パネルは、電圧が印加されない
    とき光を透過する請求項1記載の太陽電池パネル一体型
    液晶パネル。
  7. 【請求項7】 光を透過する太陽電池パネルと、 この太陽電池パネルと対向して配置され、前記太陽電池
    パネルから電圧が供給され、電圧が印加されないとき光
    を透過する液晶パネルと、 前記太陽電池パネルが発生した電圧を前記液晶パネルへ
    供給する電圧供給手段と、 を備えたことを特徴とする太陽電池パネル一体型液晶パ
    ネル。
  8. 【請求項8】 前記電圧供給手段は、前記太陽電池パネ
    ルが発生した直流電圧を交流電圧に変換して前記液晶パ
    ネルに供給する電圧変換手段を含む請求項7記載の太陽
    電池パネル一体型液晶パネル。
  9. 【請求項9】 前記電圧供給手段は、前記液晶パネルへ
    供給する電圧を低くする抵抗器を含む請求項7記載の太
    陽電池パネル一体型液晶パネル。
  10. 【請求項10】 前記電圧供給手段は、前記液晶パネル
    への電圧供給をオン・オフするスイッチを含む請求項7
    記載の太陽電池パネル一体型液晶パネル。
  11. 【請求項11】 建物の窓にはめ込まれている請求項1
    または7記載の太陽電池パネル一体型液晶パネル。
  12. 【請求項12】 前記太陽電池パネルはアモルファス太
    陽電池によって構成されている請求項1または7記載の
    太陽電池パネル一体型液晶パネル。
JP7077232A 1995-03-07 1995-03-07 太陽電池パネル一体型液晶パネル Pending JPH08248376A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103688209A (zh) * 2011-01-31 2014-03-26 怀西普斯公司 改进亮度的带有集成光电池的显示装置
JP2015071910A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 株式会社イデアルスター 遮光機能付き太陽電池および自動調光パネル
JP2016061120A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 タタラ株式会社 調光付き扉及び調光付き壁

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