JPH08248178A - 燃料集合体の曲がり・ねじれ測定装置 - Google Patents

燃料集合体の曲がり・ねじれ測定装置

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JPH08248178A
JPH08248178A JP8047905A JP4790596A JPH08248178A JP H08248178 A JPH08248178 A JP H08248178A JP 8047905 A JP8047905 A JP 8047905A JP 4790596 A JP4790596 A JP 4790596A JP H08248178 A JPH08248178 A JP H08248178A
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料集合体の曲がりおよびねじれを精確に簡
単な操作で測定できるようにする。 【解決手段】 燃料集合体曲がり・ねじれ測定装置5
が、固定装置(管10、基準底板18、蓋22)、基準
装置(基準ワイヤ40)および超音波測定装置(トラン
スポンダ60、超音波探傷器65)から構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全般的に原子炉の燃
料集合体に関し、特に燃料集合体の曲がりおよびねじれ
を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉において炉心は多数の燃料集合体
から構成されている。原子炉の寸法に応じて炉心の中に
いつでも200個あるいはそれ以上の燃料集合体が存在
している。燃料集合体は原子炉炉心の中に所定の位置に
密に詰め込まれているので、各燃料集合体の寸法規格は
非常に狭い公差にしなければならない。新しい燃料集合
体の形成および組立における許容公差からの偏差を確認
するために、予め品質保証検査が行われる。また燃料集
合体は真っ直ぐであるか、曲がっていないかあるいはね
じれていないかをそれぞれ確認するために検査される。
【0003】原子炉運転中に燃料集合体は照射され、熱
勾配および中性子束勾配に起因して異なった成長が生じ
て曲がったりねじれたりすることがある。原子炉の各燃
料補給サイクル中に燃料集合体は原子炉炉心内において
異なった位置に移され、いくつかの燃料集合体は新しい
燃料集合体と置き換えられる。いくつかの燃料集合体は
そのまま消費され、原子炉から取り出される。少なくと
も一部の照射済み燃料集合体は原子炉炉心の或る位置か
ら移され、場合によっては燃料補給中に炉心の他の位置
に移されるので、これらの燃料集合体が引続き利用でき
るかどうか確かめる必要がある。
【0004】従って点検しなければならない照射済み燃
料集合体にとって、燃料集合体の寸法規格からの偏差並
びに燃料集合体が真っ直ぐであり曲がってもねじれても
いないかを正確に有効に検出することは特に重要であ
る。またこのことは作業員を放射線被爆から保護するた
めに遠隔操作で行わなければならない。
【0005】加圧水形原子炉の燃料集合体はその下端が
原子炉の下側炉心支持板において所定の位置に置かれて
いる。特別な設計では各燃料集合体はたとえば、下側タ
イプレートから下向きに延び下側炉心支持板にある整列
孔で受けられる二本の整列ピンを有している。全ての燃
料集合体の頂部の上に置かれる上側炉心支持板はこれら
の燃料集合体の上部を整列する働きをする。上側炉心支
持板の下側面から燃料集合体整列ピンが下向きに延びて
いる。典型的には二本の整列ピンが各燃料集合体の上側
タイプレートにある二つの整列孔にはまり込む。上側炉
心支持板が原子炉炉心サポートの頂部の上に整列され燃
料集合体の上に降ろされるとき、整列ピンがそれらに対
応した整列孔の中に滑り込み、燃料集合体の上部をその
所定の位置に整列する。
【0006】燃料集合体の曲がりあるいはねじれは燃料
集合体と上側および下側の炉心支持板との正確な整列を
妨げ、隣接する構成要素との間で干渉を引き起こし、極
端な場合には制御棒を挿入するための力を著しく増大し
なければならなくなる。更に燃料集合体の支えなしで立
っている状態あるいは未拘束状態における曲がりおよび
ねじれは普通、原子炉炉心の中において上側タイプレー
トと下側タイプレートとの間で拘束されている状態に若
干類似している。加えて、燃料集合体の曲がりおよびね
じれは、燃料集合体を原子炉炉心の中において上側炉心
支持板と下側炉心支持板との間の拘束位置に置こうとす
るまではしばしば認められない。
【0007】従来技術においては燃料集合体の曲がりは
非常に簡単な測定技術によって測定されているが、これ
は正確でないという欠点がある。ほとんどの場合、長い
真っ直ぐなエッジが燃料集合体の上側タイプレートから
下側タイプレートまで吊り下げられて置かれ、この真っ
直ぐなエッジと燃料集合体本体との間隔が測定される。
この形式の装置およびそのような類似したすべての装置
は観察することを必要とし、このために視差(パララッ
クス)のような観察上のエラーを生じ、このエラーは水
中で通常はテレビカメラで点検される照射済み燃料集合
体においては一層悪い結果をもたらす。
【0008】他の従来技術では構成要素を燃料集合体に
物理的に直接接触して位置させる装置を含んでいる。そ
のような従来技術は線形可変差動変圧器(LVDT)を
利用している。このLVDT装置は、燃料集合体の構成
部分に物理的に係合あるいは接触して配置された相関的
な構成要素の動きあるいは変位に比例する電気出力を発
生する電気機械式トランスジューサである。しかしこの
LVDT装置は測定の精度に影響を与えるいくつかの欠
点を有している。まず第1にLVDT装置は燃料集合体
と常に接触していなければならず、このために測定装置
は燃料集合体の測定すべき部分(例えば燃料棒)の位置
に影響を与えることがある。第2に、測定装置(例えば
LVDT装置の端部)の表面積は曲がりおよびねじれの
大きさにかかわりなく常に燃料集合体の同じ部分を測定
するのに十分に大きくなければならず、さもなければL
VDT装置は測定すべき部分に隣接する一つあるいは複
数の部分と干渉を生じてしまうおそれがある。従ってL
VDT装置の使用により燃料集合体との干渉による測定
装置のこれらのエラーは著しく大きくなる。
【0009】いくつかの従来技術はこのため近接センサ
を利用している。しかしこの近接センサは誘導磁界を発
生し、その磁界範囲内にある燃料集合体の部分にうず電
流を生ずる。このうず電流は試験又は測定すべき燃料集
合体部分とセンサとの間隔に比例した出力信号に変換さ
れる誘導磁界の状態を変化させる。そのようなうず電流
センサは領域が非常に限定されるという欠点を有し、従
って燃料集合体に近づける必要がある。加えて大きな曲
がりあるいは大きなねじれに伴って隣接する部分と干渉
を生ずることがある。更にうず電流センサの精度は材料
伝導度の変化並びに酸化および付着物の形成により減少
される。
【0010】さらに従来技術において、直立性、曲がり
およびねじれについて測定される燃料集合体がねじれお
よび曲がりによって荷重がかからないように簡単に支持
されかつ位置を保持されている装置も開示されている。
従ってこの場合燃料集合体は、これがあたかも原子炉炉
心の中に実際に置かれているように固く拘束されていな
い。さらに他の従来技術においては、燃料集合体はその
上端から燃料集合体に類似した形状のサポートの上に吊
り下げられ、測定装置がそのサポートに沿って移動され
る。その測定装置は台車の上でサポートに沿って案内装
置によって燃料集合体から所定の距離を隔てて動かされ
る。この案内装置特に案内レールがたとえできるだけ真
っ直ぐに作れたとしても、完全に真っ直ぐでない案内装
置あるいは案内レールは通常運転中に、それをさらに真
っ直ぐでなくするような欠陥あるいは傷を生ずる。これ
らの案内装置は正しい移動経路からの偏差を一般に補償
しないので、この偏差により発生される誤差は燃料集合
体の測定を不正確にする。このエラーを補正するために
従来においては、案内装置がその正しい位置に対する許
容公差を越えて移動したことを検出する位置感知装置を
使用することが試みられている。しかしこれらの位置感
知装置の複雑さは案内装置により発生する不正確さに加
えて一層のエラーあるいは不正確さを生ずる。
【0011】上述したように、燃料集合体がこれがあた
かも実際に原子炉炉心の中に配置されているように燃料
集合体を拘束する剛性の固定装置の中に置かれていない
ことにより、炉心の中に配置されている場合の燃料集合
体の曲がりおよびねじれの大きさを求める際に一層のあ
るいは別のエラーが生ずる。
【0012】従って従来技術の装置は、視差のような観
察上のエラー、測定装置/燃料集合体の干渉によるエラ
ー、案内装置の不正確さ、位置検出装置の不正確さ、お
よび燃料集合体をこれがあたかも実際に原子炉炉心の中
に置かれているように剛性の固定装置の中に拘束して測
定することを怠っているための不正確さによって、曲が
りおよびねじれの測定が不正確である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の従来技術の欠点を除去し、測定精度を高めるとともに
操作が容易であるような燃料集合体の曲がり・ねじれ測
定装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、燃料集合体がその下端に下側タイプレートから下向
きに延びる下側整列ピンを有し、この下側整列ピンが原
子炉の下側炉心支持板にある対応した整列孔に係合する
ために位置決めされ、燃料集合体がその上端に上側タイ
プレートに配置されている上側整列孔を有し、この上側
整列孔が上側炉心支持板の下側面から下向きに延びる整
列ピンを受け入れるために位置決めされている燃料集合
体の曲がり・ねじれ測定装置において、 a) 燃料集合体に対する内部容積を限定している細長
い固定装置が直立して取り付けられ、この固定装置が上
端に向いて開きかつ燃料集合体がそこを通して収容され
るように形成された開口を有し、この固定装置がその開
口にぴったりはまり込むように形成された取り外し可能
な蓋を有し、この蓋が燃料集合体の上側タイプレートに
ある上側整列孔に係合するために下側面から下向きに延
び第1の縦軸線を持った位置決めピンを有し、固定装置
が下端に燃料集合体の下側整列ピンを受けるための第2
の縦軸線を持った位置決め孔を形成されている基準底板
を有し、固定装置の位置決めピンおよび位置決め孔が、
燃料集合体があたかも原子炉の中に配置されているよう
に燃料集合体を拘束するように燃料集合体の下側整列ピ
ンおよび燃料集合体の上側整列孔を係合するように形成
され、少なくとも一つの第1の縦軸線および第2の縦軸
線が固定装置の所定の縦軸線を定めており、 b) 少なくとも一本の基準ワイヤが固定装置の上端か
ら固定装置の下端まで延び、少なくとも一本の基準ワイ
ヤが固定装置の所定の縦軸線に対して平行に配置され、 c) 超音波測定装置がトランスポンダと超音波探傷器
とから成り、そのトランスポンダが、少なくとも一本の
基準ワイヤおよび燃料集合体に向けて超音波信号を発生
し、少なくとも一本の基準ワイヤで反射されてトランス
ポンダに戻される第1の反射波を受け、燃料集合体で反
射されてトランスポンダに戻される第2の反射波を受
け、前記超音波探傷器がトランスポンダから第1の反射
波の信号と第2の反射波の信号を受け、その第1の反射
波と第2の反射波との時間差が少なくとも一本の基準ワ
イヤと燃料集合体との間隔の大きさであり、 d) トランスポンダから第1の反射波の信号および第
2の反射波の信号を超音波探傷器に搬送する搬送手段が
設けられていることによって解決される。
【0015】本発明に基づく装置は未照射燃料集合体あ
るいは原子炉から取り出された照射済み燃料集合体の曲
がりとねじれを測定する。これは超音波変換器の形をし
た非接触式測定装置と、燃料集合体をこれがあたかも原
子炉炉心の中にあるように収容する固定装置に関連して
測定が行われる基準測量とを使用して行われる。炉心の
中における燃料集合体の活動位置を模擬することによっ
て、そうでなければ恐らくは燃料集合体に曲がりおよび
ねじれを生じさせないような負荷状態の作用を測定する
ことができる。
【0016】
【実施例】図1には本発明に基づく装置の実施例が示さ
れている。概略的に示されている照射済み燃料集合体1
は水中において本発明に基づく燃料集合体の曲がり・ね
じれ測定装置5の中に置かれている。図1において燃料
集合体の細部は図面を明瞭するために省略されている。
【0017】照射済み燃料集合体について本発明を詳細
に説明するが、未照射あるいは新しい燃料集合体も同様
に本発明に基づいて測定することができる。
【0018】燃料集合体曲がり・ねじれ測定装置5は以
下に詳細に述べるように固定装置、基準装置および超音
波測定装置から成っている。燃料集合体曲がり・ねじれ
測定装置5は照射済み燃料集合体から発せられる放射線
から保護するために水中に置かれている。
【0019】固定装置は燃料集合体1の全長を包囲する
大きな直径の管10を有している。管10はその下端が
基準底板18に取り付けられ、これらの両者はフランジ
24によって固定されている。このフランジ24は下向
きに延び、図1において原子力発電所(図示せず)の使
用済み燃料貯蔵プールの底8として示されている支持面
に載っている。管10の上端には管10の内壁をめぐっ
て延びる蓋フランジ16がある。また管10の上端には
取り外し可能な蓋22があり、これを取り外ししたとき
燃料集合体曲がり・ねじれ測定装置5の中にある燃料集
合体1を変位することができる。基準底板18は燃料集
合体1の下側整列ピン2を受け入れる位置決め孔14を
有している。燃料集合体1の頂部にある整列孔3の中に
はまり込む位置決めピン12が蓋22の下側から延びて
いる。
【0020】各位置決めピン12は固定装置の縦軸線を
定める縦軸線12aを有している。各位置決め孔14も
同様に固定装置の縦軸線を定める縦軸線14aを有して
いる。燃料集合体の設計に応じて固定装置の縦軸線は位
置決めピンの縦軸線でも位置決め孔の縦軸線でもよい。
或る種の燃料集合体の設計においては、燃料集合体の下
側整列ピンおよび上側整列孔は、位置決めピンの縦軸線
および位置決め孔の縦軸線が同一直線上にある場合には
同一直線上に置かれる。
【0021】位置決めピン12および位置決め孔14
は、燃料集合体1の上側タイプレート4aおよび下側タ
イプレート4bが互いに燃料集合体が原子炉炉心の中に
置かれているときに見られるような相対位置に置かれる
ように位置決めされている。これによって燃料集合体1
が燃料集合体曲がり・ねじれ測定装置5の中に置かれた
とき、原子炉運転中における炉心の中の燃料集合体位置
が模擬される。位置決めピン12および位置決め孔14
の配置は燃料集合体の特別な固有の設計に左右される
が、蓋22および底板18における位置決めピンおよび
位置決め孔の数および位置は、どのような燃料集合体の
形式および形状にもほぼ完全に適用するように変更でき
る。沸騰水形原子炉の燃料集合体は一般に下側整列ピン
および上側整列孔を有してないが、これらの燃料集合体
も本発明に基づく装置において試験および測定すること
ができる。
【0022】基準装置は小さな直径の基準ワイヤ40
(a、b、c、d、e、f、g、h)を有し、これは蓋
フランジ16から基準底板18にある孔19を通って延
び、下端がフロート板42に固定されている。孔19は
基準底板18に、取り外し可能な蓋22が上側フランジ
16の上に置かれているときに基準ワイヤ40が位置決
め孔14の縦軸線14aおよび位置決めピン12の縦軸
線12aに対してそれぞれ平行に延びるように配置され
ている。位置決めピン12の縦軸線12aあるいは位置
決め孔14の縦軸線14aが固定装置の縦軸線を定めて
いるので、基準ワイヤ40は固定装置の縦軸線に対して
平行に延びている。フロート板42の重量は基準ワイヤ
40に一定の引張りを与える。基準ワイヤ40の位置は
燃料集合体と固定装置との周知の相関関係を規定する。
基準ワイヤ40の数および位置は種々の燃料集合体に適
合させるために(位置決めピン12および位置決め孔1
4の位置と方向と共に)変更できる。
【0023】後述の測定装置に対する複数の開口を形成
するスロット20が管10の側壁を貫通して縦に延びて
いる。これらのスロット20は管10に、基準ワイヤ4
0にアクセスするための一連の照準孔を形成するように
配置されており、図2および特に図3に示されているよ
うに燃料集合体1に対して直交している。測定装置はト
ランスポンダ60、トランスポンダ保持ブロック62、
およびトランスポンダ60からの超音波信号の飛行時間
を測定する超音波探傷器65にトランスポンダ60を接
続するケーブル61から成っている。図3に示されてい
るようにトランスポンダ60はスロット20の中に、基
準ワイヤ40および測定すべき燃料集合体1の特定部分
(例えば燃料棒あるいは案内棒)がこれと直交している
照準孔のライン上にあるように配置されている。
【0024】保持ブロック62内におけるトランスポン
ダ60は、スロット20の中に置かれて基準ワイヤ40
および燃料集合体1に狙いを定めた後、水中を燃料集合
体に向かって伝播する超音波信号を発生する。超音波の
一部はまず基準ワイヤ40で反射されてトランスポンダ
60に戻され、燃料集合体1で反射された残りの超音波
が時間的に遅れてトランスポンダ60に戻される。これ
らの信号はケーブル61を通って超音波探傷器65に搬
送される。基準ワイヤと燃料集合体との間隔の尺度であ
る二つの信号の時間差は超音波探傷器65によってその
時間差と伝播媒体(照射済み燃料棒に対しては水であ
る)を通しての音波の伝播速度との積により変換され
る。これは基準ワイヤ40と燃料集合体1の特定部分と
の間隔の精確な尺度となる。
【0025】基準ワイヤから燃料集合体の特定部分まで
の飛行時間しか測定されないので、超音波トラスポンダ
と基準ワイヤとの間隔を求める上でのエラーは避けられ
る。このようにして従来公知の装置において試みられて
いたような測定装置と基準位置との精確な相対位置の位
置決めは、本発明により不要とされる。
【0026】トランスポンダ60はスロット20内にお
ける最初の位置からそのスロットの長さに沿って連続的
に位置を移され、それらの位置で追加的な超音波信号が
発生され、基準ワイヤおよび燃料集合体からの反射波
が、基準ワイヤと燃料集合体の特定部分との間隔を燃料
集合体の高さの関数として得るために受信される。それ
からトランスポンダ60はそれぞれ他のスロットに移さ
れ、燃料集合体の高さに沿ってあるいは選択されたレベ
ルにおいて測量が再び行われる。
【0027】燃料集合体曲がり・ねじれ測定装置5を
(超音波探傷器65を除いて)使用済み燃料貯蔵プール
底8のような支持面の上に置いた後、蓋22を取り外
し、燃料集合体1をガイド28によって案内して管10
の中に置き、燃料集合体の下側位置決めピン2を底板1
8にある下側位置決め孔14の中に配置する。蓋22は
フランジ16の上に設置され、位置決めピン12は、燃
料集合体1をこれがあたかも実際に原子炉炉心の中に位
置されているように固定するために、燃料集合体1の上
側タイプレート孔3の中にはめ込まれる。次いで超音波
トランスポンダ60がスロット20の中に置かれ測定が
行われる。トランスポンダ60で受信された基準ワイヤ
および燃料集合体からの信号は使用済み燃料貯蔵プール
の外側に位置する超音波探傷器65に伝達され、そこで
距離の読み取りが手動あるいはコンピュータで記録され
る。トランスポンダ60はスロット20内で動かされる
か必要な場合には他のスロットに移され、燃料集合体の
高さに沿って選択された位置で測定が行われる。所望の
すべての測定結果が得られた後、蓋22が取り外され、
燃料集合体1が取り出される。
【0028】基準ワイヤと燃料集合体の特定部分との間
隔の変化を表すデータは曲がりの直接的な尺度である。
単軸曲がりを測定するため、燃料集合体の同じ側面にお
いて隣接する基準ワイヤ(例えば40aと40b)の間
隔の変化は同じ変位例えばx+Δxを表している。ここ
でxは基準ワイヤと燃料集合体の上下タイプレートとの
間隔であり、燃料集合体の反対側面(例えば40eと4
0f)における基準ワイヤの対応した読み取りは同じ大
きさの変移を表しているが逆方向の変位例えばx−Δx
を表している(図4A参照)。燃料集合体に単軸曲がり
が存在するときには、燃料集合体の隣りの側面における
読み取りには変位が表れない。四つの全側面が変位量お
よび方向を示していることを除いて、二軸曲がりも同様
にして求めることができる。
【0029】燃料集合体のねじれを求めるため、燃料集
合体の同じ側面における隣り合う読み取りは逆向きの変
位量を表している(図4B参照)。その変位量が燃料集
合体のねじれの尺度である。燃料集合体の反対側にはそ
こからの対応した参照データを比較したとき同じ変位量
であるが逆向きの変位が生ずる。
【0030】曲がりとねじれを有する燃料集合体は、両
側面からの変位量および方向の相違の比較および隣接す
る参照測量の比較によって測定できる。
【0031】従来技術に比べての本発明の利点の一つ
は、あたかも原子炉炉心の中に配置され拘束されている
ような燃料集合体の曲がりおよびねじれを測定できるこ
とにある。更に超音波の飛行時間の測定が基準ワイヤと
燃料集合体の特定部分との間だけで行われるので、超音
波トランスポンダと基準ワイヤとの距離は重要でなくな
る。従って従来装置のように測定装置を基準位置に精確
に位置決めする必要性は本発明によって無用となる。そ
れ故本発明の追加的な利点は、測定装置の精確な位置決
めが必要とされず、従って不正確さが無くなり、測定装
置の誤った位置決めを補正するための追加的な装置を設
ける必要がなくなることである。本発明の他の利点は、
測定装置と燃料集合体との干渉を避けるために高い精度
(±0.10インチ)を保証する距離測定用の超音波が
使用できることである。
【0032】以上本発明の有利な実施例について図示し
て説明したが、当該技術者において本発明の技術思想お
よび範囲を逸脱することなしに種々に変更できることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく燃料集合体曲がり・ねじれ測定
装置の一部断面側面図。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図。
【図3】超音波トランスポンダとその保持ブロックと超
音波探傷器から成り管の壁におけるスロットの中に置か
れた測定装置の概略図。
【図4】AおよびBはそれぞれ燃料集合体における曲が
りおよびねじれを示す図。
【符号の説明】
1 燃料集合体 2 下側整列ピン 3 上側整列孔 5 燃料集合体曲がり・ねじれ測定装置 10 管 12 整列ピン 14 整列孔 18 基準底板 22 蓋 40 基準ワイヤ 60 トランスポンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハワード デイ クロス アメリカ合衆国 99336 ワシントン ケ ネウイツク ダブリユ フオールス アヴ エニユー 8925

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料集合体(1)がその下端に下側タイ
    プレート(4b)から下向きに延びる下側整列ピン
    (2)を有し、この下側整列ピンが原子炉の下側炉心支
    持板(18)にある対応した整列孔(14)に係合する
    ために位置決めされ、燃料集合体(1)がその上端に上
    側タイプレート(4a)に配置されている上側整列孔
    (3)を有し、この上側整列孔が上側炉心支持板の下側
    面から下向きに延びる整列ピン(12)を受け入れるた
    めに位置決めされている燃料集合体の曲がり・ねじれ測
    定装置(5)において、 a) 燃料集合体(1)に対する内部容積を限定してい
    る細長い固定装置(10)が直立して取り付けられ、こ
    の固定装置が上端に向いて開きかつ燃料集合体がそこを
    通して収容されるように形成された開口を有し、この固
    定装置がその開口にぴったりはまり込むように形成され
    た取り外し可能な蓋(22)を有し、この蓋が燃料集合
    体(1)の上側タイプレート(4a)にある上側整列孔
    (3)に係合するために下側面から下向きに延び第1の
    縦軸線を持った位置決めピン(12)を有し、固定装置
    が下端に燃料集合体(1)の下側整列ピン(2)を受け
    るための第2の縦軸線を持った位置決め孔(14)を形
    成されている基準底板(18)を有し、固定装置の位置
    決めピン(12)および位置決め孔(14)が、燃料集
    合体があたかも原子炉の中に配置されているように燃料
    集合体を拘束するように燃料集合体の下側整列ピン
    (2)および燃料集合体の上側整列孔(3)と係合する
    ように形成され、少なくとも一つの第1の縦軸線(12
    a)および第2の縦軸線(14a)が固定装置の所定の
    縦軸線を定めており、 b) 少なくとも一本の基準ワイヤ(40)が固定装置
    の上端から固定装置の下端まで延び、少なくとも一本の
    基準ワイヤ(40)が固定装置の所定の縦軸線に対して
    平行に配置され、 c) 超音波測定装置がトランスポンダ(60)と超音
    波探傷器(65)とから成り、そのトランスポンダが、
    少なくとも一本の基準ワイヤ(40)および燃料集合体
    (1)に向けて超音波信号を発生し、少なくとも一本の
    基準ワイヤ(40)で反射されてトランスポンダ(6
    0)に戻される第1の反射波を受け、燃料集合体(1)
    で反射されてトランスポンダ(60)に戻される第2の
    反射波を受け、前記超音波探傷器(65)がトランスポ
    ンダから第1の反射波の信号と第2の反射波の信号を受
    け、その第1の反射波と第2の反射波との時間差が少な
    くとも一本の基準ワイヤと燃料集合体との間隔の尺度で
    あり、 d) トランスポンダ(60)から第1の反射波の信号
    および第2の反射波の信号を超音波探傷器(65)に搬
    送する搬送手段が設けられていることを特徴とする燃料
    集合体の曲がり・ねじれ測定装置。
  2. 【請求項2】 固定装置に長手方向に延びるスロットが
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の装置。
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