JPH08247529A - 風量調整式線状吹出口 - Google Patents

風量調整式線状吹出口

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JPH08247529A
JPH08247529A JP5213095A JP5213095A JPH08247529A JP H08247529 A JPH08247529 A JP H08247529A JP 5213095 A JP5213095 A JP 5213095A JP 5213095 A JP5213095 A JP 5213095A JP H08247529 A JPH08247529 A JP H08247529A
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JP
Japan
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outlet
air
damper
chamber
blower
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Pending
Application number
JP5213095A
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English (en)
Inventor
Katsunori Shibata
勝則 柴田
Ikuo Namatame
▲いく▼生 生田目
Akio Mitsumoto
昭雄 三本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 きめ細かな風量調整が容易に行え、施工コス
トも低減できる風量調整式線状吹出口を得、居住性、調
整作業性の向上、施工コストの低減を図る。 【構成】 ペリメータゾーンの天井1に設けられ、細長
い吹出開口3が形成された吹出口5と、この吹出口5に
接続されるチャンバー9を有し、送風機からの送風がこ
のチャンバー9に供給される線状吹出口19において、
ダンパー開閉用のレバー13が外部に備えられたボリュ
ームダンパー11をチャンバー9に連設し、送風機と接
続されたダクト15を、このボリュームダンパー11を
介してチャンバー9に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和設備の末端機
である吹出口、特に窓際に設けられる線状吹出口に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホテルの居室、ホール、レストラン等は
元より、近年では事務所ビル等においても、景観を確保
するために広い面積の外窓が設けられる傾向にある。と
ころが、外窓が広い面積で設けられると断熱効果が低下
し、外窓付近の室内空間は外気の影響に直接左右される
ことになる。特に、寒冷地においては、外気温が低い場
合、外窓近傍の領域(ペリメータゾーン)の温度が低下
してしまう。このため、ペリメータゾーンには、室内中
央領域(インテリアゾーン)とは別個に、ペリメータ専
用の空調吹出口が設けられ、外気の影響による負荷変動
に対応できるような対策が図られている。
【0003】ペリメータ専用の空調吹出口は、外窓に沿
って細長い吹出開口を有した、所謂、線状吹出口となっ
ている。この線状吹出口から調和空気が吹き出される
と、室内側の窓面に沿ってエアカーテンが形成され、例
えば、外気により冷却された窓直近の低温空気が室内側
空気と熱交換しなくなり、外窓を通過して外部へ逃げよ
うとするペリメータゾーンの放熱が軽減され、ペリメー
タゾーンの冷えが防止されることになる。一方、夏期
等、外部からの輻射が多い時期では、集中的に冷気が吹
き出され、ペリメータゾーンの輻射による温度上昇が防
止されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した線状吹出口
は、基本的には窓面に沿ってエアカーテンを形成し、外
気の変動に伴う室内の空調負荷を効果的に低減させるも
のであるが、夏期等の輻射による冷房負荷増大時には、
冷気を直接ペリメータゾーンに吹き出し、冷房を行う、
一般の空調吹出口と同様に使用される場合がある。従っ
て、従来の線状吹出口では、開口部に風向可変用の羽板
が設けられ、これによって調和空気の吹出方向が調整で
きるようになっていた。しかしながら、従来の線状吹出
口では、吹出方向は調整可能であったものの、風量の調
整が行えるものがなく、例えば、一般の空調吹出口と同
様に、冷房用として使用された場合では、風量調整が行
えないことからドラフトが生じ、居住性を低下させる問
題があった。また、風量を調整するためにダクトのダン
パーを調整する場合もあるが、一度に複数の線状吹出口
が調整されてしまい、個々のきめ細かな調整が不能であ
るとともに、ダンパー位置の発見が困難で、調整作業性
が悪いという問題があった。更に、ダクト施工におい
て、ダンパーを設けることは、施工性も悪く、施工コス
トが増大する要因ともなった。本発明は上記状況に鑑み
てなされたもので、きめ細かな風量調整が容易に行える
とともに、施工コストも増大させることのない風量調整
式線状吹出口を提供し、居住性、調整作業性の向上、施
工コストの低減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る風量調整式線状吹出口の構成は、ペリメ
ータゾーンの天井に設けられ、窓に沿った細長い吹出開
口が形成された吹出口と、この吹出口に接続されるチャ
ンバーを有し、送風機からの送風がチャンバーに供給さ
れる線状吹出口において、ダンパー開閉用のレバーを外
部に備えたボリュームダンパーがチャンバーに連設さ
れ、送風機と接続されたダクトがボリュームダンパーを
介してチャンバーに接続されることを特徴とするもので
ある。また、風量調整式線状吹出口の構成は、開閉自在
なダンパーを内設したボリュームダンパーがチャンバー
に連設され、天井面側からの回動操作可能な回動子が吹
出口に回動自在に固定され、外周に螺旋溝を有する線材
の一端が回動子に固定され、線材に螺合する螺合子を介
して線材の他端側がダンパーに固定され、送風機と接続
されたダクトがボリュームダンパーを介してチャンバー
に接続されることを特徴とするものであってもよい。
【0006】
【作用】ボリュームダンパーのレバーが操作されること
により、所望の吹出口からの風量が自在に調整可能とな
り、風向の調整とともに風量の調整が可能となり、ドラ
フトが解消され、従来に比べよりきめ細かな空調環境の
形成が可能となる。また、回動子によりダンパーの開閉
を行えるようにすれば、回動子がドライバー等により回
動されると、線材が回動され、線材の回動に伴ってダン
パーが螺合子を介して開閉されることから、ボリューム
ダンパーのレバーを操作するための点検口が不要とな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る風量調整式線状吹出口の
好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明による風量調整式線状吹出口の側面図である。ペ
リメータゾーンの天井1には細長い吹出開口3を有した
吹出口5が図示しない窓の間口方向に沿って取り付けら
れ、吹出口5は入口に設けられた羽板7を回動させるこ
とにより調和空気の吹出し方向が調整できるようになっ
ている。
【0008】吹出口5にはチャンバー9が連設され、チ
ャンバー9は図示しない送風機からの空気を均等に吹出
口5へ供給するようになっている。このチャンバー9に
はボリュームダンパー11が一体に連設され、ボリュー
ムダンパー11はチャンバー9への送風量を外部に設け
られたレバー13の操作により調整できるようになって
いる。ボリュームダンパー11には給気口が設けられ、
給気口は現場施工によって、送風機からのダクト15と
接続される。
【0009】天井1の吹出口5近傍には点検口17が設
けられ、点検口17はレバー13の操作が容易に行える
位置に配置されている。従って、レバー13の調節にお
いては、天井内に入り移動することなく、所望の吹出口
5の直下から脚立等を用いるのみで調整作業が可能とな
る。吹出口5、チャンバー9、ボリュームダンパー11
を主な部材として、風量調整式線状吹出口19が構成さ
れている。
【0010】このように構成された風量調整式線状吹出
口19では、ボリュームダンパー11のレバー13が操
作されることにより、所望の吹出口5からの風量が自在
に調整可能となる。これにより、風向の調整とともに風
量の調整を行うことで、ドラフトの解消が可能となり、
従来に比べよりきめ細かな空調環境の形成が可能とな
る。
【0011】上述の実施例に係る風量調整式線状吹出口
19によれば、風量の調整が可能となり、ドラフトを解
消することができるとともに、ボリュームダンパー11
がチャンバー9と一体に設けられているので、ダクト施
工時に特別にボリュームダンパーを取り付ける手間が省
け、施工性を向上させることができるとともに、施工コ
ストの低減も可能となる。また、従来では、調整用のボ
リュームダンパーの位置が特定できなかったため、天井
内に入り調整が行われる場合もあったが、ボリュームダ
ンパー11が一体に設けられ、しかも、吹出口5近傍に
点検口17が設けられるので、天井内に入ることなく、
極めて容易に所望の吹出口5の風量調整を行うことがで
きる。
【0012】図2は本発明による風量調整式線状吹出口
の他の実施例の側面図である。この実施例に係る風量調
整式線状吹出口21では、吹出口5の例えば化粧枠材2
3に回動子25が回動自在に固定され、回動子25は例
えば天井面側からドライバー27により回動可能となっ
ている。回動子25の天井懐側には外周に螺旋溝を有す
る屈曲自在な線材29の一端が固定され、線材29はボ
リュームダンパー11内のダンパー31に螺合子33を
介して固定されている。また、線材29の先端は、ボリ
ュームダンパー11の内壁等に軸受35を介して回動自
在に固定されている。
【0013】このように構成された風量調整式線状吹出
口21では、回動子25がドライバー27等により回動
されると、線材29が回動され、線材29の回動に伴っ
てダンパー31が螺合子33を介して開閉されることに
なる。従って、ボリュームダンパー11のレバー13を
操作するための点検口17の設置が不要となる。
【0014】他の実施例に係る風量調整式線状吹出口2
1によれば、風量の調整が可能となるのは元より、吹出
口5の近傍で露出した回動子25を回動させることによ
り風量調整が可能となるので、点検口17が不要とな
り、操作性が更に向上することになるとともに、点検口
17が不要となるので、その分の費用も削減することが
できる。更に、風量調整のための操作部としては、小さ
な回動子25が露出するのみであるので、点検口17が
設けられる場合に比べ、天井面での意匠性を向上させる
ことができる。
【0015】なお、上述した他の実施例に係る風量調整
式線状吹出口21では、回動子25が化粧枠材23に設
けられた場合を例に説明したが、回動子25は、その他
の天井表面、又は吹出開口3の内部に設けられるもので
あってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る風量調整式線状吹出口によれば、ボリュームダンパー
をチャンバーに連設したので、レバーを操作することに
より、所望の吹出口からの風量が自在に調整でき、従来
に比べよりきめ細かな空調環境を形成することができ
る。また、ボリュームダンパーが一体に設けられるの
で、ダクト施工時に別個にボリュームダンパーを取り付
ける手間が省け、施工性を向上させることができ、施工
コストの低減も可能となる。更に、従来では、ボリュー
ムダンパーの位置が特定できなかったため、天井内に入
り調整が行われる場合もあったが、ボリュームダンパー
が一体に設けられるので、天井内に入ることなく、極め
て容易に所望の吹出口の風量調整を行うことができる。
この結果、居住性、調整作業性の向上、及び施工コスト
を低減させることができる。また、回動子によりダンパ
ーの開閉を行えるようにしたものでは、風量の調整が可
能となるのは元より、吹出口近傍で露出した回動子を回
動させることにより風量調整が可能となるので、点検口
が不要となり、操作性が更に向上することになるととも
に、点検口が不要となるので、その分の費用も削減する
ことができる。更に、風量調整のための操作部として
は、小さな回動子が露出するのみであるので、天井面で
の意匠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による風量調整式線状吹出口の側面図で
ある。
【図2】本発明による風量調整式線状吹出口の他の実施
例の側面図である。
【符号の説明】 1 天井 3 吹出開口 5 吹出口 9 チャンバー 11 ボリュームダンパー 13 レバー 15 ダクト 19、21 風量調整式線状吹出口 25 回動子 29 線材 31 ダンパー 33 螺合子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリメータゾーンの天井に設けられ、窓
    に沿った細長い吹出開口が形成された吹出口と該吹出口
    に接続されるチャンバーを有し、送風機からの送風が該
    チャンバーに供給される線状吹出口において、 ダンパー開閉用のレバーを外部に備えたボリュームダン
    パーが前記チャンバーに連設され、前記送風機と接続さ
    れたダクトが該ボリュームダンパーを介して前記チャン
    バーに接続されることを特徴とする風量調整式線状吹出
    口。
  2. 【請求項2】 ペリメータゾーンの天井に設けられ、窓
    に沿った細長い吹出開口が形成された吹出口と該吹出口
    に接続されるチャンバーを有し、送風機からの送風が該
    チャンバーに供給される線状吹出口において、 開閉自在なダンパーを内設したボリュームダンパーが前
    記チャンバーに連設され、天井面側からの回動操作可能
    な回動子が吹出口に回動自在に固定され、外周に螺旋溝
    を有する線材の一端が該回動子に固定され、該線材に螺
    合する螺合子を介して該線材の他端側が前記ダンパーに
    固定され、前記送風機と接続されたダクトが該ボリュー
    ムダンパーを介して前記チャンバーに接続されることを
    特徴とする風量調整式線状吹出口。
JP5213095A 1995-03-13 1995-03-13 風量調整式線状吹出口 Pending JPH08247529A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7040101B2 (en) 2000-08-28 2006-05-09 Sharp Kabushiki Kaisha Air refining device and ion generator used for the device
CN103697558A (zh) * 2013-12-20 2014-04-02 苏州市晨彩纺织研发有限公司 一种纺织车间送风装置
CN108278758A (zh) * 2017-12-22 2018-07-13 西安科技大学 双圆柱仿动态自然风发生器

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