JPH08245992A - ガラス洗浄剤 - Google Patents
ガラス洗浄剤Info
- Publication number
- JPH08245992A JPH08245992A JP7079709A JP7970995A JPH08245992A JP H08245992 A JPH08245992 A JP H08245992A JP 7079709 A JP7079709 A JP 7079709A JP 7970995 A JP7970995 A JP 7970995A JP H08245992 A JPH08245992 A JP H08245992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- cleaning agent
- stains
- microorganism group
- washer liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一度ガラスに噴射して汚れをふき取れば、そ
の後に汚れの付きにくい状態を持続することができ、も
って洗浄の手間と頻度とを軽減できるガラス洗浄剤を提
供する。 【構成】 ガラス洗浄剤は、水を主成分とし、光合成細
菌、酵母菌及び乳酸菌を含む有効微生物群を加えたこと
を特徴とする。このガラス洗浄剤をガラスに噴射して汚
れをふき取れば、汚れが落ちるとともに、有効微生物群
がガラス表面に薄膜状に残るため、この有効微生物群の
作用により、その後に汚れの付きにくい状態を持続する
ことができる。これは、有効微生物群が新たに付着する
汚れを食べて分解するためと推測される。
の後に汚れの付きにくい状態を持続することができ、も
って洗浄の手間と頻度とを軽減できるガラス洗浄剤を提
供する。 【構成】 ガラス洗浄剤は、水を主成分とし、光合成細
菌、酵母菌及び乳酸菌を含む有効微生物群を加えたこと
を特徴とする。このガラス洗浄剤をガラスに噴射して汚
れをふき取れば、汚れが落ちるとともに、有効微生物群
がガラス表面に薄膜状に残るため、この有効微生物群の
作用により、その後に汚れの付きにくい状態を持続する
ことができる。これは、有効微生物群が新たに付着する
汚れを食べて分解するためと推測される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントガラ
ス、リヤガラス又はヘッドライト、住宅の窓ガラス、家
具のガラス扉を洗浄する際に噴射するガラス洗浄剤に関
するものである。
ス、リヤガラス又はヘッドライト、住宅の窓ガラス、家
具のガラス扉を洗浄する際に噴射するガラス洗浄剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に市販されている自動車用ウインド
ウオッシャー液は、水と20〜50体積%のメタノール
とを主成分とし、これに少量の界面活性剤や着色料を加
えたものである。メタノールと界面活性剤は洗浄能力を
高め、さらにメタノールはウインドウオッシャー液の凍
結を防止する。このウインドウオッシャー液は、原液の
ままで、あるいは水を加えて2〜3倍に薄め、自動車の
噴射装置からフロントガラス等に噴射して、ワイパーで
数回ぬぐって使用される。また、同じく市販されている
住宅・家具用ガラスクリーナーは、水に少量の界面活性
剤や香料を加えたものであり、窓ガラスやガラス扉に噴
射して、布でぬぐって使用される。これらの一般のガラ
ス洗浄剤は、安価で簡便に使用することができ、汚れ落
とし効果も高い。
ウオッシャー液は、水と20〜50体積%のメタノール
とを主成分とし、これに少量の界面活性剤や着色料を加
えたものである。メタノールと界面活性剤は洗浄能力を
高め、さらにメタノールはウインドウオッシャー液の凍
結を防止する。このウインドウオッシャー液は、原液の
ままで、あるいは水を加えて2〜3倍に薄め、自動車の
噴射装置からフロントガラス等に噴射して、ワイパーで
数回ぬぐって使用される。また、同じく市販されている
住宅・家具用ガラスクリーナーは、水に少量の界面活性
剤や香料を加えたものであり、窓ガラスやガラス扉に噴
射して、布でぬぐって使用される。これらの一般のガラ
ス洗浄剤は、安価で簡便に使用することができ、汚れ落
とし効果も高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ガラス洗
浄剤の汚れ落とし効果には持続性がなく、ガラスを洗浄
した後しばらくの期間放置しておけば、そのガラスには
再び新たな汚れが付着する。従って、ガラスを清浄な状
態に保つためには、頻繁に洗浄する必要があり(例えば
乗車の都度フロントガラスを洗浄する)、手間が掛かる
という問題があった。
浄剤の汚れ落とし効果には持続性がなく、ガラスを洗浄
した後しばらくの期間放置しておけば、そのガラスには
再び新たな汚れが付着する。従って、ガラスを清浄な状
態に保つためには、頻繁に洗浄する必要があり(例えば
乗車の都度フロントガラスを洗浄する)、手間が掛かる
という問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、一度ガラスに噴
射して汚れをふき取れば、その後に汚れの付きにくい状
態を持続することができ、もって洗浄の手間と頻度とを
軽減できるガラス洗浄剤を提供することにある。
射して汚れをふき取れば、その後に汚れの付きにくい状
態を持続することができ、もって洗浄の手間と頻度とを
軽減できるガラス洗浄剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガラス洗浄剤は、水を主成分とするガラス
洗浄剤において、光合成細菌、酵母菌及び乳酸菌を含む
有効微生物群を加えたことを特徴とする。「有効微生物
群」とは、嫌気性の光合成細菌、好気性の酵母菌及び微
好気性の乳酸菌を含む多種の蘇生型微生物をタンク培養
したものであって、液状のものが「EM菌」の略称で市
販されている。この有効微生物群を構成する光合成細
菌、酵母菌及び乳酸菌は、お互いにエサを交換しあうこ
とによって共存している。近年こうした有効微生物群は
各種分野で注目・利用されるようになり、数々の効果を
挙げている。例えば、有効微生物群を畑に撒布すれば、
微生物が土を蘇生するので作物が良く育つ。また、生ゴ
ミは、有効微生物群の添加によって、短時間で分解され
て有機肥料に変わる。また、嫌気性微生物は、炭酸ガ
ス、アンモニア、メタンガス等を含んだ汚水を好んで食
べて分解するので、有効微生物群を循環式浄化槽に入れ
て循環させれば、汚水が飲み水に使用できる程に浄化さ
れる。
に、本発明のガラス洗浄剤は、水を主成分とするガラス
洗浄剤において、光合成細菌、酵母菌及び乳酸菌を含む
有効微生物群を加えたことを特徴とする。「有効微生物
群」とは、嫌気性の光合成細菌、好気性の酵母菌及び微
好気性の乳酸菌を含む多種の蘇生型微生物をタンク培養
したものであって、液状のものが「EM菌」の略称で市
販されている。この有効微生物群を構成する光合成細
菌、酵母菌及び乳酸菌は、お互いにエサを交換しあうこ
とによって共存している。近年こうした有効微生物群は
各種分野で注目・利用されるようになり、数々の効果を
挙げている。例えば、有効微生物群を畑に撒布すれば、
微生物が土を蘇生するので作物が良く育つ。また、生ゴ
ミは、有効微生物群の添加によって、短時間で分解され
て有機肥料に変わる。また、嫌気性微生物は、炭酸ガ
ス、アンモニア、メタンガス等を含んだ汚水を好んで食
べて分解するので、有効微生物群を循環式浄化槽に入れ
て循環させれば、汚水が飲み水に使用できる程に浄化さ
れる。
【0006】
【作用】本発明のガラス洗浄剤をガラスに噴射して汚れ
をふき取れば、汚れが落ちるとともに、有効微生物群が
ガラス表面に薄膜状に残るため、この有効微生物群の作
用により、その後に汚れの付きにくい状態を持続するこ
とができる。これは、有効微生物群が新たに付着する汚
れを食べて分解するためと推測される。
をふき取れば、汚れが落ちるとともに、有効微生物群が
ガラス表面に薄膜状に残るため、この有効微生物群の作
用により、その後に汚れの付きにくい状態を持続するこ
とができる。これは、有効微生物群が新たに付着する汚
れを食べて分解するためと推測される。
【0007】
【実施例】本発明を、自動車用のウインドウオッシャー
液に具体化した実施例について説明する。このウインド
ウオッシャー液は、市販のウインドウオッシャー液に有
効微生物群(サン興産社製の商品名「EM菌」)を加え
たもので、その組成は次の通りである。 水 : 800ml メタノール : 200ml 界面活性剤 : 微量 着色剤 : 微量 有効微生物群 : 10ml また、上記有効微生物群を加えない、同じ市販のウイン
ドウオッシャー液を比較例とし、本実施例と比較例との
比較試験を行なった。
液に具体化した実施例について説明する。このウインド
ウオッシャー液は、市販のウインドウオッシャー液に有
効微生物群(サン興産社製の商品名「EM菌」)を加え
たもので、その組成は次の通りである。 水 : 800ml メタノール : 200ml 界面活性剤 : 微量 着色剤 : 微量 有効微生物群 : 10ml また、上記有効微生物群を加えない、同じ市販のウイン
ドウオッシャー液を比較例とし、本実施例と比較例との
比較試験を行なった。
【0008】まず、同型の乗用車を2台用意し、一方の
乗用車のウインドウオッシャー液タンクに本実施例のウ
インドウオッシャー液を充填し、他方の乗用車のウイン
ドウオッシャー液タンクに比較例のウインドウオッシャ
ー液を充填した。次に、両車とも、噴射装置からフロン
トガラスにウオッシャー液を噴射しながらフロントガラ
スをワイパーで5回ぬぐい、続いて、ウオッシャー液の
噴射を止めてフロントガラスをワイパーで5回ぬぐっ
た。両車のフロントガラスを自然乾燥させた後、2台を
屋根付き駐車場に並べて駐車し、3週間放置した。
乗用車のウインドウオッシャー液タンクに本実施例のウ
インドウオッシャー液を充填し、他方の乗用車のウイン
ドウオッシャー液タンクに比較例のウインドウオッシャ
ー液を充填した。次に、両車とも、噴射装置からフロン
トガラスにウオッシャー液を噴射しながらフロントガラ
スをワイパーで5回ぬぐい、続いて、ウオッシャー液の
噴射を止めてフロントガラスをワイパーで5回ぬぐっ
た。両車のフロントガラスを自然乾燥させた後、2台を
屋根付き駐車場に並べて駐車し、3週間放置した。
【0009】3週間後、2台の乗用車のフロントガラス
に付着した埃の程度を顕微鏡を用いて比較観察した。顕
微鏡の視野内において、比較例を用いて洗浄したフロン
トガラスBに付着していた埃1の数を100とすると
(図2参照)、本実施例を用いて洗浄したフロントガラ
スAに付着していた埃1の数は約30であった(図1参
照)。この比較試験により、本実施例のウインドウオッ
シャー液は、従来のウオッシャー液よりも、埃の付きに
くい状態を維持することができることが確認された。
に付着した埃の程度を顕微鏡を用いて比較観察した。顕
微鏡の視野内において、比較例を用いて洗浄したフロン
トガラスBに付着していた埃1の数を100とすると
(図2参照)、本実施例を用いて洗浄したフロントガラ
スAに付着していた埃1の数は約30であった(図1参
照)。この比較試験により、本実施例のウインドウオッ
シャー液は、従来のウオッシャー液よりも、埃の付きに
くい状態を維持することができることが確認された。
【0010】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)ウインドウオッシャー液の組成は適宜変更でき
る。例えば、有効微生物群やメタノールの含有量を変え
たり、撥水剤を加えたりしてもよい。 (2)水と界面活性剤とを主成分とする住宅・家具用ガ
ラスクリーナーに有効微生物群を加えて具体化すること
もできる。
れるものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)ウインドウオッシャー液の組成は適宜変更でき
る。例えば、有効微生物群やメタノールの含有量を変え
たり、撥水剤を加えたりしてもよい。 (2)水と界面活性剤とを主成分とする住宅・家具用ガ
ラスクリーナーに有効微生物群を加えて具体化すること
もできる。
【0011】
【発明の効果】本発明のガラス洗浄剤は、上記の通り構
成されているので、一度ガラスに噴射して汚れをふき取
れば、その後に汚れの付きにくい状態を持続することが
でき、もって洗浄の手間と頻度とを軽減できるという優
れた効果を奏する。
成されているので、一度ガラスに噴射して汚れをふき取
れば、その後に汚れの付きにくい状態を持続することが
でき、もって洗浄の手間と頻度とを軽減できるという優
れた効果を奏する。
【図1】本発明の実施例のウインドウオッシャー液を用
いて洗浄したフロントガラスを放置した後、顕微鏡で観
察したときの概略図である。
いて洗浄したフロントガラスを放置した後、顕微鏡で観
察したときの概略図である。
【図2】比較例のウインドウオッシャー液を用いて洗浄
したフロントガラスを放置した後、顕微鏡で観察したと
きの概略図である。
したフロントガラスを放置した後、顕微鏡で観察したと
きの概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 水を主成分とするガラス洗浄剤におい
て、光合成細菌、酵母菌及び乳酸菌を含む有効微生物群
を加えたことを特徴とするガラス洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7079709A JPH08245992A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | ガラス洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7079709A JPH08245992A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | ガラス洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08245992A true JPH08245992A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13697743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7079709A Pending JPH08245992A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | ガラス洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08245992A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005080539A1 (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Em Research Organization, Inc. | 発酵技術を応用した洗浄剤及びその製造方法 |
US7524802B2 (en) | 2002-06-07 | 2009-04-28 | Autoglym | Compositions for use in vehicle wash comprising a micro-organism |
JP2011208077A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Cci Corp | ウインドウォッシャー液組成物 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7079709A patent/JPH08245992A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7524802B2 (en) | 2002-06-07 | 2009-04-28 | Autoglym | Compositions for use in vehicle wash comprising a micro-organism |
WO2005080539A1 (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Em Research Organization, Inc. | 発酵技術を応用した洗浄剤及びその製造方法 |
US7745202B2 (en) | 2004-02-20 | 2010-06-29 | Em Research Organization, Inc. | Detergent made use of fermentation technology and production method thereof |
JP2011208077A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Cci Corp | ウインドウォッシャー液組成物 |
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