JPH0824486A - ドライクリーナ - Google Patents

ドライクリーナ

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JPH0824486A
JPH0824486A JP16799194A JP16799194A JPH0824486A JP H0824486 A JPH0824486 A JP H0824486A JP 16799194 A JP16799194 A JP 16799194A JP 16799194 A JP16799194 A JP 16799194A JP H0824486 A JPH0824486 A JP H0824486A
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tank
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Masafumi Nishino
雅文 西野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被洗濯物にソープによる害を与えることがな
いドライクリーナを提供する。 【構成】 ポンプ7を作動させ、ドレンバルブ33及びタ
ンクバルブ31を開にし、タンク6内の混液を所定時間だ
け循環させてソープ濃度を均一にした後、ソープ濃度検
出器9からのソープ濃度を取り込んでそれをソープ濃度
1 とする。そしてタンクバルブ31を閉にし、補給バル
ブ32を溶剤タンク10側にして、タンク6内へ溶剤を所定
時間だけ補給する。補給が終了するとタンクバルブ31を
開にし、補給バルブ32を閉にして所定のタイミングでソ
ープ濃度検出器9からソープ濃度を取り込んでそれをソ
ープ濃度C2 とし、ソープ濃度C1 とソープ濃度C2
を比較する。そしてソープ濃度C2 がソープ濃度C1
り大きい場合は、補給バルブ32が誤ってソープタンク11
側にされたと判断し、ドライクリーナの運転を停止し
て、それを表示器に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗濯物を洗浄する洗
濯槽へ供給する溶剤及びソープの混液の量が設定値以下
であった場合に溶剤を補給し、前記混液中のソープ濃度
が設定値以下であった場合にソープを補給して洗濯を行
うドライクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯槽に備えられた回転ドラム内に衣類
等の被洗濯物を投入し、ポンプを作動させて、有機系の
溶剤及びソープの混液を貯溜したタンクから給液ライン
によって前記洗濯槽内に溶剤を供給し、前記ポンプによ
って洗濯槽とフィルタとの間で溶剤を循環させ、被洗濯
物の汚れを溶剤に抽出することによって被洗濯物を洗濯
(以下循環洗濯という)し、抽出した汚れをフィルタに
吸着させることによって溶剤を清浄化するドライクリー
ナがある。
【0003】このようなドライクリーナでは、前記給液
ラインに溶剤補給タンクが補給タンクバルブを介して連
結してある。そしてタンクから給液ラインによって洗濯
槽内に溶剤を供給するとき、洗濯槽内に所定量の液量が
供給されない場合は、ユーザの指令によって前記補給タ
ンクバルブを予め設定された時間だけ開にして溶剤を補
給する。
【0004】また、実開平 3−987 号公報には、次のよ
うなドライクリーナが記載されている。前述した給液ラ
インには、ソープタンクがソープ補給バルブを介して連
結してあり、またソープ濃度検出器が設けてある。そし
て循環洗濯中、循環されている混液のソープ濃度を所定
濃度にするために、ソープ濃度検出器の検出結果に基づ
いてソープ補給バルブを予め設定された時間だけ開にし
てソープを補給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のドライクリーナにあっては、溶剤を補給すべき
ところ、誤ってユーザがソープの補給を指令した場合、
所定時間ソープが補給されてソープ濃度が高くなり、被
洗濯物に害を与えるという問題があった。更に、ソープ
はその粘性が高いため、ソープ補給バルブが閉じなくな
るという故障が発生し易い。そのような故障が発生した
場合も、前同様ソープ濃度が高くなり、被洗濯物に害を
与えるという問題があった。
【0006】一方、実開平 3−987 号公報に記載された
ドライクリーナでは、補給タンクバルブ及びソープ補給
バルブを各別に制御しなければならないため、制御系が
複雑である。そこで、補給タンクバルブとソープ補給バ
ルブとを一つのバルブにして制御系を単純化することが
考えられるが、一つのバルブにて溶剤又はソープの補給
を制御するようにした場合、ノイズ等によって溶剤を補
給すべきところ誤ってソープが補給される虞があり、誤
ってソープが補給されると、前同様被洗濯物に害を与え
るという問題がある。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、溶剤の補給時にあ
っては、補給後のソープ濃度が補給前のソープ濃度より
高かった場合、また循環洗濯中にあっては、ソープを補
給しないとき又はソープ補給後にソープ濃度が更に上昇
した場合、運転を停止することによって、被洗濯物に害
を与えることがないドライクリーナを提供することにあ
る。また他の目的として、補給タンクバルブ及びソープ
補給バルブに代えて補給バルブを設け、また前同様に溶
剤の補給時及び循環洗濯中にソープ濃度が異常に上昇し
た場合、運転を停止することによって、溶剤及びソープ
補給の制御系を単純化し得ると共に、ノイズが発生して
も被洗濯物に害を与えることがないドライクリーナを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るドライク
リーナは、被洗濯物を洗濯する洗濯槽へ供給される溶剤
及びソープの混液の量を検出し、検出した量が予め設定
した値以下である場合、溶剤を補給して洗濯を行うドラ
イクリーナにおいて、前記混液中のソープ濃度を検出す
る検出器と、溶剤を補給する前及び補給した後に前記検
出器が検出したソープ濃度を取り込み、取り込んだ両ソ
ープ濃度を比較する手段と、溶剤の補給後のソープ濃度
が溶剤の補給前のソープ濃度より高いとき、その運転を
停止する手段とを備えることを特徴とする。
【0009】第2発明に係るドライクリーナは、被洗濯
物を洗濯する洗濯槽へ供給する溶剤及びソープの混液中
のソープ濃度を検出し、検出したソープ濃度が予め設定
された値以下である場合はソープを補給して洗濯を行
い、検出されたソープ濃度が予め設定された値より高い
場合はソープを補給せずに洗濯を行うドライクリーナに
おいて、ソープを補給しない場合は、前記ソープ濃度及
びその後更に検出したソープ濃度を取り込み、ソープを
補給した場合は、ソープを補給した後に検出したソープ
濃度及びその後更に検出したソープ濃度を取り込み、取
り込んだ両ソープ濃度を比較する手段と、ソープ濃度の
検出後更に検出したソープ濃度の方が高いとき、その運
転を停止する手段とを備えることを特徴とする。
【0010】第3発明に係るドライクリーナは、第1発
明又は第2発明に加えて、前記混液に溶剤又はソープを
補給する補給バルブと、該補給バルブの動作を制御する
手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】第1発明のドライクリーナにあっては、被洗濯
物を洗濯する洗濯槽へ供給される溶剤及びソープの混液
の検出量が予め設定した値となるように溶剤を補給する
場合、溶剤を補給する前に検出した前記混液中のソープ
濃度を取り込み、また溶剤を補給した後に検出した混液
中のソープ濃度を取り込む。そして取り込んだ両ソープ
濃度を比較し、溶剤の補給後に検出したソープ濃度が溶
剤の補給前に検出したソープ濃度より高いとき、溶剤で
はなくソープが補給されたと判断してドライクリーナの
運転を停止する。これによって、被洗濯物は高濃度のソ
ープ中で洗濯されないため、ソープは被洗濯物の表面に
付着するに止まり、溶剤のみでの洗浄操作等によって容
易に取り除かれる。
【0012】第2発明のドライクリーナにあっては、被
洗濯物を洗濯する洗濯槽へ供給する溶剤及びソープの混
液中のソープ濃度が予め設定された値となるようにソー
プを補給する場合、ソープを補給した後に検出した混液
中のソープ濃度を取り込み、その後更に検出したソープ
濃度を取り込む。そして取り込んだ両ソープ濃度を比較
し、後者が前者より高いとき、ソープの補給が停止して
いないと判断してドライクリーナの運転を停止する。ま
た、検出されたソープ濃度が予め設定された値より高い
場合は、ソープの補給は行わないものの、該ソープ濃度
を取り込み、その後更に検出したソープ濃度を取り込
む。そして取り込んだ両ソープ濃度を比較し、後者が前
者より高いとき、ソープ漏れが発生したと判断してドラ
イクリーナの運転を停止する。これによって、ソープ濃
度が異常に高くなることが回避され、高濃度のソープに
よる害から被洗濯物が保護される。
【0013】第3発明のドライクリーナにあっては、溶
剤及びソープの混液に溶剤又はソープを補給する補給バ
ルブを、溶剤の補給時には溶剤補給側にし、ソープの補
給時にはソープ補給側にする。これによって溶剤の補給
及びソープの補給の補給が一つのバルブで制御すること
ができ、溶剤又はソープ補給の制御系が単純化されると
共に、高濃度のソープによる害から被洗濯物が保護され
る。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係るドライクリー
ナの外観を示す斜視図であり、図中1はその内部に、水
平軸周りに回転可能な回転ドラム,該回転ドラムを覆う
洗濯槽,前記回転ドラムを駆動する回転モータ,溶剤及
びソープの混液を貯溜するタンク,溶剤を循環させるポ
ンプ等が配設された本体である。本体1の前面板の略中
央には前記洗濯槽を密閉するドア3が設けてあり、ドア
3を開けて被洗濯物を回転ドラム内に投入し、ドア3を
閉じて洗濯槽を密閉した後、溶剤が洗濯槽へ供給され
る。
【0015】ドア3の上方には洗濯・脱液・乾燥等の運
転のスタートキー,ストップキー及び溶剤又はソープを
補給する補給キー等の操作キー、残り時間,温度,補給
要求,運転工程及び警報等を表示する表示器,ドライク
リーナの運転を制御する制御装置等を備える制御パネル
2が取付けられており、制御パネル2の操作キーの操作
によって制御装置は本体1に備えられた回転モータ及び
ポンプ等の動作を制御する。
【0016】図2は本発明に係るドライクリーナを示す
模式的正断面図であり、図中4は円筒形の洗濯槽であ
る。洗濯槽4には該洗濯槽4の中心軸回りに回転駆動さ
れる回転ドラム5が内嵌してあり、該ドラム5内に被洗
濯物が投入される。洗濯槽4には循環風路12が取付けて
ある。循環風路12の内部には、回転ドラム5の出側から
入側に向けて、温度センサ20、送風ファン13、クーラ17
を備えた回収槽18、及びヒータ16がこの順に配設してあ
る。また、回収槽18とヒータ16との間には吸気弁15が、
送風ファン13と回収槽18との間には排気弁14がそれぞれ
配設してある。ヒータ16には蒸気バルブ34を介して蒸気
が供給され、クーラ17には冷却バルブ35を介して冷却水
が供給されるようになっている。また回収槽18は水分離
器19に連結してあり、回収槽18に回収された溶剤は水分
離器19によって水を除去された後、タンク6に回収され
る。
【0017】洗濯槽4の底部には内部液を排出すべくド
レンバルブ33が設けてあり、ドレンバルブ33は溶剤及び
ソープの混液を貯溜するタンク6に連通させてある。タ
ンク6の出側にはタンクバルブ31が取付けてあり、該タ
ンクバルブ31にはタンク6内の混液を洗濯槽4へ供給す
べく供給ライン8の一端が連結してある。供給ライン8
の他端は洗濯槽4に連結してあり、供給ライン8のタン
ク6と洗濯槽4との間にはポンプ7が設けてある。そし
てタンク6内の混液はポンプ7によって洗濯槽4へ供給
され、ドレンバルブ33からタンク6へ戻される。
【0018】供給ライン8のポンプ7と洗濯槽4との間
には印加した電圧の変化によってソープ濃度を検出する
濃度検出器9が配設してある。また供給ライン8のポン
プ7とタンク6との間には3方口の補給バルブ32が連結
してあり、補給バルブ32はソープを補給するソープタン
ク11及び溶剤を補給する溶剤タンク10にそれぞれ接続す
るようにしてある。
【0019】洗濯槽4にはこれに供給された液量を検出
すべく液量計24が設けられており、被洗濯物が回転ドラ
ム5内に投入されると、ドレンバルブ33を閉にすると共
にポンプ7が作動して、液量計24の検出値が設定値にな
るまで溶剤及びソープの混液がタンク6から洗濯槽4へ
供給される。このとき液量計24の検出値が設定値でない
場合は、前述した制御パネル2(図1参照)の表示器に
表示してユーザによる溶剤の補給を促し、ユーザによっ
て補給キーが操作されると、補給バルブ32を溶剤タンク
10側にして予め設定した液量になるまで溶剤を補給す
る。
【0020】洗濯槽4内の液量が設定液量になると、ド
レンバルブ33を開にして循環洗濯を開始する。循環洗濯
中、濃度検出器9が検出したソープ濃度が設定濃度以下
になると、補給バルブ32をソープタンク11側にして予め
定めた設定濃度になるまでソープを補給する。そして、
溶剤を補給している間、及び循環洗濯している間、濃度
検出器9が検出したソープ濃度は制御パネル2に備えら
れた制御装置に与えられる。
【0021】図3は前述した制御装置の構成を示すブロ
ック図であり、図中41はCPU(中央処理装置),RO
M(リードオンメモリ),RAM(ランダムアクセスメ
モリ)等を備えるマイクロコンピュータである。マイク
ロコンピュータ41は入出力ポート42,43と相互に接続し
てある。入出力ポート42には制御パネルに備えられた操
作キー22が接続してあり、マイクロコンピュータ41は入
出力ポート42を介して操作キー22から与えられる指令に
基づいて各種制御信号を出力するようになっている。
【0022】マイクロコンピュータ41は入出力ポート42
から基準温度信号を出力しており、該基準温度信号はデ
ジタル/アナログ(D/A)変換器45によってアナログ
信号に変換されて比較器46に与えられる。比較器46には
温度センサ20(図2参照)から検出温度も与えられるよ
うになっており、比較器46は基準温度信号と検出温度と
の比較結果をマイクロコンピュータ41に与える。
【0023】またマイクロコンピュータ41には、入出力
ポート43を介して濃度検出器9からソープ濃度が与えら
れるようになっており、マイクロコンピュータ41は検出
されたソープ濃度と設定濃度とに基づいて、補給バルブ
32等の動作を制御する。一方、マイクロコンピュータ41
にはドライクリーニングの動作手順が予め設定されてお
り、該動作手順に従って送風ファン13,吸気弁15,及び
回転ドラム5を駆動する回転モータ25,ポンプ7,ドレ
ンバルブ33,冷却バルブ35,蒸気バルブ34,吸気弁15,
排気弁14及びタンクバルブ34等の動作を制御すべく入出
力ポート43から制御信号を出力するようになっている。
また濃度検出器9から与えられたソープ濃度が異常であ
った場合は、ポンプ7及び回転モータ25等を停止させて
ドライクリーナの運転を停止する。そして現在の動作及
び異常の有無等を入出力ポート42を介して表示器21に表
示させる。
【0024】図4及び図5は溶剤供給手順を示すフロー
チャートであり、図6及び図7は循環洗濯手順を示すフ
ローチャートである。被洗濯物を回転ドラム内に投入
し、タンクに貯溜された溶剤及びソープの混液を洗濯槽
内へ供給する。そして洗濯槽内の液量が予め設定した量
より少ない場合、表示器にそれを表示させてユーザによ
る補給を促す。ユーザによる補給指令があると、タイマ
0 をスタートさせる(ステップS1)。そしてポンプ
を作動させ(ステップS2)、補給バルブを溶剤タンク
側にし(ステップS3)、ドレンバルブを開にし(ステ
ップS4)、タイマT1 をスタートし(ステップS5)
して、タイマT1 が5秒になるまでこの状態としておく
(ステップS6)ことによって供給ラインを補給する溶
剤で洗浄する。
【0025】タイマT1 が5秒になると、タンクバルブ
を開にし(ステップS7)、補給バルブを閉にし(ステ
ップS8)てタイマT2 をスタートさせ(ステップS
9)、タイマT2 が1分になるまでこの状態としておく
(ステップS10)ことによって、タンク内の混液を循環
させてソープ濃度を均一にした後、濃度検出器からのソ
ープ濃度を取り込んでそれをソープ濃度C1 とする(ス
テップS11)。
【0026】タイマT2 が1分になると、タンクバルブ
を閉にし(ステップS12)、補給バルブを溶剤タンク側
にし(ステップS13)てタイマT3 をスタートさせ(ス
テップS14)、タイマT3 が25秒になるまでこの状態
としておくことによって(ステップS15)、タンク内へ
溶剤を補給する。タイマT3 が25秒になると、タンク
バルブを開にし(ステップS16)、補給バルブを閉にし
(ステップS17)て、タイマT4 をスタートさせる(ス
テップS18)。そしてタイマT4 が1分になるまで、所
定のタイミングで濃度検出器からソープ濃度を取り込ん
でそれをソープ濃度C2 とし、ソープ濃度C1 とソープ
濃度C2 とを比較する(ステップS19,20,21)。
【0027】ステップS20でソープ濃度C2 がソープ濃
度C1 より大きい場合は、ステップS13において補給バ
ルブが誤ってソープタンク側にされたと判断し、ドライ
クリーナの運転を停止し(ステップS22)て、それを表
示器に表示させる(ステップS23)。
【0028】一方、ソープ濃度C2 がソープ濃度C1
り大きくなることなく、タイマT4が終了すると、タン
クバルブを閉にし(ステップS24)、補給バルブを溶剤
タンク側にし(ステップS25)、溶剤を補給する。そし
てタイマT0 が行程時間になると(ステップS26)、運
転を終了する(ステップS27)。
【0029】洗濯槽に予め設定した量の液が供給される
と、図6,7に示したように、タイマT0 をスタートさ
せ(ステップS30)、回転モータを駆動し(ステップS
31)て回転ドラムを正回転・逆回転させ、ポンプをオン
し(ステップS32)、タンクバルブ及びドレンバルブを
開にする(ステップS33,34)ことによって循環洗濯を
開始すると共に、濃度検出器からの検出信号を取り込み
これをソープ濃度C11とする(ステップS35)。
【0030】そしてソープ濃度C11と予め定めた設定濃
度とを比較し(ステップS36)、ソープ濃度C11が設定
濃度以下であった場合は、次のようにしてソープを補給
する。タイマT1 をスタートさせる(ステップS37)と
共に、タンクバルブを閉にし(ステップS38)て、補給
バルブをソープタンク側にする(ステップS39)。タイ
マT1 と、ソープ濃度C11と設定濃度との偏差及び補給
バルブからのソープ補給速度に基づいて求めたソープ投
入時間とを比較し(ステップS40)、ソープ投入時間で
ある場合は、タンクバルブを開にし(ステップS41)て
循環を再開し、補給したソープを混合すると共に、補給
バルブを閉にし(ステップS42)てソープの補給を停止
する。
【0031】循環を再開した後、タイマT2 をスタート
させ(ステップS43)、タイマT2が1分になるまで循
環による補給ソープの混合を続ける(ステップS44)。
タイマT2 が1分になると、濃度検出器からの検出信号
を取り込みこれを新たなソープ濃度C11とする(ステッ
プS45)。
【0032】ステップS36において、ソープ濃度C11
設定濃度より高かった場合は、ステップS35でソープ濃
度C11を検出した後に、所定のタイミングで取り込んだ
ソープ濃度をソープ濃度C12とし、ステップS36におい
て、ソープ濃度C11が設定濃度より低かった場合は、前
述した如くソープを補給してソープ濃度C11を取り込ん
だ後に、所定のタイミングで取り込んだソープ濃度をソ
ープ濃度C12とし(ステップS46)、ソープ濃度C11
ソープ濃度C12とを比較する(ステップS47)。
【0033】そしてソープ濃度C12がソープ濃度C11
り高いとき、補給バルブに異常が発生したと判断して運
転を停止し(ステップS49)、それを表示器に表示させ
る(ステップS50)。一方、ソープ濃度C12がソープ濃
度C11以下のときは、ステップS48でタイマT0 が行程
時間であるか否かを判断し、行程時間となって運転が終
了する(ステップS51)まで、新たなソープ濃度C12
取り込み、該ソープ濃度C12とソープ濃度C11とを比較
する動作を繰り返す。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く第1及び第2発明に係
るドライクリーナにあっては、溶剤の補給時にあって
は、補給後のソープ濃度が補給前のソープ濃度より高か
った場合、また循環洗濯中にあっては、ソープを補給し
ないとき又はソープ補給後にソープ濃度が更に上昇した
場合、運転を停止するため、高濃度のソープによる害か
ら被洗濯物が保護され、被洗濯物が害されて生じるトラ
ブルが回避される。
【0035】第3発明に係るドライクリーナにあって
は、補給タンクバルブ及びソープ補給バルブに代えて補
給バルブが設けてあるため、溶剤及びソープ補給の制御
系を単純化されて、それに応じて装置コストが低減され
る。また溶剤の補給時及び循環洗濯中にソープ濃度が異
常に上昇した場合、運転を停止するようにしてあるた
め、ノイズ等によって誤って補給バルブからソープが補
給されても被洗濯物に害を与えることがない等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライクリーナの外観を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係るドライクリーナを示す模式的正断
面図である。
【図3】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】溶剤供給手順を示すフローチャートである。
【図5】溶剤供給手順を示すフローチャートである。
【図6】循環洗濯手順を示すフローチャートである。
【図7】循環洗濯手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 洗濯槽 5 回転ドラム 6 タンク 7 ポンプ 9 濃度検出器 10 溶剤タンク 11 ソープタンク 31 タンクバルブ 32 補給バルブ 33 ドレンバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗濯物を洗濯する洗濯槽へ供給される
    溶剤及びソープの混液の量を検出し、検出した量が予め
    設定した値以下である場合、溶剤を補給して洗濯を行う
    ドライクリーナにおいて、 前記混液中のソープ濃度を検出する検出器と、溶剤を補
    給する前及び補給した後に前記検出器が検出したソープ
    濃度を取り込み、取り込んだ両ソープ濃度を比較する手
    段と、溶剤の補給後のソープ濃度が溶剤の補給前のソー
    プ濃度より高いとき、その運転を停止する手段とを備え
    ることを特徴とするドライクリーナ。
  2. 【請求項2】 被洗濯物を洗濯する洗濯槽へ供給する溶
    剤及びソープの混液中のソープ濃度を検出し、検出した
    ソープ濃度が予め設定された値以下である場合はソープ
    を補給して洗濯を行い、検出されたソープ濃度が予め設
    定された値より高い場合はソープを補給せずに洗濯を行
    うドライクリーナにおいて、 ソープを補給しない場合は、前記ソープ濃度及びその後
    更に検出したソープ濃度を取り込み、ソープを補給した
    場合は、ソープを補給した後に検出したソープ濃度及び
    その後更に検出したソープ濃度を取り込み、取り込んだ
    両ソープ濃度を比較する手段と、ソープ濃度の検出後更
    に検出したソープ濃度の方が高いとき、その運転を停止
    する手段とを備えることを特徴とするドライクリーナ。
  3. 【請求項3】 前記混液に溶剤又はソープを補給する補
    給バルブと、該補給バルブの動作を制御する手段とを備
    える請求項1又は2記載のドライクリーナ。
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