JPH08244859A - 経口物の包装ケース - Google Patents
経口物の包装ケースInfo
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- JPH08244859A JPH08244859A JP7047161A JP4716195A JPH08244859A JP H08244859 A JPH08244859 A JP H08244859A JP 7047161 A JP7047161 A JP 7047161A JP 4716195 A JP4716195 A JP 4716195A JP H08244859 A JPH08244859 A JP H08244859A
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- case
- lid
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- leg piece
- case body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が特に複雑になることなく、したがって
コスト上昇の原因にならないで、包装ケースを楯型の装
飾具として永く使用することができる使い捨てタイプの
ものに適したものとする。 【構成】 ほぼ偏平で親指を残して握り持てる大きさの
ケース本体2に、これの一縁側に偏って位置する経口物
の取出し口3と、この取出し口3を起伏して開閉し、か
つケース本体2をこれの一面側で手前に傾斜させた定置
姿勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り癖を持つよ
うに、基部が取出し口3の前記偏り方向とは反対方向の
口縁3aからケース本体2の前記一面周辺分までの一部
に樹脂ヒンジ4を介し連続した蓋・脚片5と、蓋・脚片
5の閉じ位置で蓋・脚片5側がケース本体2側に弾性係
合して蓋・脚片5を閉じ状態に係止する係止手段7と、
ケース本体2の他の一面に定着した装飾表示8とを設け
る。
コスト上昇の原因にならないで、包装ケースを楯型の装
飾具として永く使用することができる使い捨てタイプの
ものに適したものとする。 【構成】 ほぼ偏平で親指を残して握り持てる大きさの
ケース本体2に、これの一縁側に偏って位置する経口物
の取出し口3と、この取出し口3を起伏して開閉し、か
つケース本体2をこれの一面側で手前に傾斜させた定置
姿勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り癖を持つよ
うに、基部が取出し口3の前記偏り方向とは反対方向の
口縁3aからケース本体2の前記一面周辺分までの一部
に樹脂ヒンジ4を介し連続した蓋・脚片5と、蓋・脚片
5の閉じ位置で蓋・脚片5側がケース本体2側に弾性係
合して蓋・脚片5を閉じ状態に係止する係止手段7と、
ケース本体2の他の一面に定着した装飾表示8とを設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粒状やシート状、あるい
は偏平状をした固形物で、菓子類、薬品、嗜好品と云っ
た人の口に入るいわゆる経口物を包装する包装ケースに
関するものである。
は偏平状をした固形物で、菓子類、薬品、嗜好品と云っ
た人の口に入るいわゆる経口物を包装する包装ケースに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状の経口物には最近販売されてい
るハーブを包含させたオブラート状の嗜好品があるし、
粒状の経口物では商品名「仁丹」で知られるものやチョ
コレート、キャンディ等がある。偏平状の経口物ではチ
ョコレート、キャンディの他、ピルや胃腸薬等がある。
るハーブを包含させたオブラート状の嗜好品があるし、
粒状の経口物では商品名「仁丹」で知られるものやチョ
コレート、キャンディ等がある。偏平状の経口物ではチ
ョコレート、キャンディの他、ピルや胃腸薬等がある。
【0003】いずれも小さなケースで包装してポケット
に入れておき、必要に応じて片手で取り扱って内容物を
取出せるようにしておくと便利である。
に入れておき、必要に応じて片手で取り扱って内容物を
取出せるようにしておくと便利である。
【0004】これらの包装ケースに共通しているのは、
ケースが偏平で親指を残して握り持てる大きさを持ち、
かつ一方に偏った位置に取出し口があり、握り持った状
態で残る親指にて開閉される蓋がある。蓋はスライド式
に開閉するものと、起伏して開閉するものとがある。
ケースが偏平で親指を残して握り持てる大きさを持ち、
かつ一方に偏った位置に取出し口があり、握り持った状
態で残る親指にて開閉される蓋がある。蓋はスライド式
に開閉するものと、起伏して開閉するものとがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
包装ケースは、内容物を詰め替えながら永く使用するタ
イプのものと、使い捨てタイプのものとがある。永く使
用するものでは内容物を詰め替えるための構造が必要で
あるし、耐久性も必要となるので、比較的割高なものと
なる。使い捨てのものでは内容物の入替え構造が要らな
いし耐久性も余り考慮しなくてよいので、低コストなも
のとなる。
包装ケースは、内容物を詰め替えながら永く使用するタ
イプのものと、使い捨てタイプのものとがある。永く使
用するものでは内容物を詰め替えるための構造が必要で
あるし、耐久性も必要となるので、比較的割高なものと
なる。使い捨てのものでは内容物の入替え構造が要らな
いし耐久性も余り考慮しなくてよいので、低コストなも
のとなる。
【0006】使い捨てのものは、長期使用されないので
経口物を包装するものとしては却って衛生面の問題がな
いし、子供等によって乱暴に取り扱われても問題となら
ない。
経口物を包装するものとしては却って衛生面の問題がな
いし、子供等によって乱暴に取り扱われても問題となら
ない。
【0007】しかし使い捨てのものでもほとんどの場
合、内容物がなくなった時点でも包装ケースは破損せず
残るが、中身だけの提供がないのでそれ以上の利用価値
はなく廃棄されている。
合、内容物がなくなった時点でも包装ケースは破損せず
残るが、中身だけの提供がないのでそれ以上の利用価値
はなく廃棄されている。
【0008】本発明は上記のような問題を解消すること
を課題とし、構造が特に複雑になることなく、したがっ
てコスト上昇の原因にならないで、包装ケースを楯型の
装飾具として永く使用することができる使い捨てタイプ
のものに適した経口物の包装ケースを提供することを目
的とするものである。
を課題とし、構造が特に複雑になることなく、したがっ
てコスト上昇の原因にならないで、包装ケースを楯型の
装飾具として永く使用することができる使い捨てタイプ
のものに適した経口物の包装ケースを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の経口物の包装ケースは、ほぼ偏平
で親指を残して握り持てる大きさのケース本体を有し、
このケース本体の一縁側に偏って位置する経口物の取出
し口と、この取出し口を起伏して開閉し、かつケース本
体をこれの一面側で手前に傾斜させた所定の定置姿勢に
支持する開き角度近傍への戻り癖を持つように、基部が
取出し口の前記偏り方向とは反対方向の口縁からケース
本体の前記一面周辺分までの一部に樹脂ヒンジを介し連
続した蓋・脚片と、蓋・脚片の閉じ位置で蓋・脚片側が
ケース本体側に弾性係合して蓋・脚片を閉じ状態に係止
する係止手段と、ケース本体の他の一面に定着した装飾
表示とを設けたことを第1の特徴とするものであり、装
飾表示は装飾シートを貼り付けたものとするのが好適で
ある。
するために、本発明の経口物の包装ケースは、ほぼ偏平
で親指を残して握り持てる大きさのケース本体を有し、
このケース本体の一縁側に偏って位置する経口物の取出
し口と、この取出し口を起伏して開閉し、かつケース本
体をこれの一面側で手前に傾斜させた所定の定置姿勢に
支持する開き角度近傍への戻り癖を持つように、基部が
取出し口の前記偏り方向とは反対方向の口縁からケース
本体の前記一面周辺分までの一部に樹脂ヒンジを介し連
続した蓋・脚片と、蓋・脚片の閉じ位置で蓋・脚片側が
ケース本体側に弾性係合して蓋・脚片を閉じ状態に係止
する係止手段と、ケース本体の他の一面に定着した装飾
表示とを設けたことを第1の特徴とするものであり、装
飾表示は装飾シートを貼り付けたものとするのが好適で
ある。
【0010】また本発明の経口物の包装ケースは、ほぼ
偏平で親指を残して握り持てる大きさを持ったケース本
体を有し、このケース本体の一縁側に偏って位置する経
口物の取出し口と、この取出し口を起伏して開閉し、か
つケース本体をこれの一面側で手前に傾斜させた定置姿
勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り癖を持つよう
に、基部が取出し口の前記偏り方向とは反対方向の口縁
からケース本体の前記一面周辺分までの一部に樹脂ヒン
ジを介し連続した蓋・脚片と、蓋・脚片の閉じ位置で蓋
・脚片側がケース本体側に弾性係合して蓋・脚片を閉じ
状態に係止する係止手段とを設け、表面に装飾表示を持
ち、裏面にケース本体の他の一面への接着面を持ちこの
接着面にセパレート紙を貼り合わせた装飾シートを組み
合わせ備えたことを第2の特徴とするものである。
偏平で親指を残して握り持てる大きさを持ったケース本
体を有し、このケース本体の一縁側に偏って位置する経
口物の取出し口と、この取出し口を起伏して開閉し、か
つケース本体をこれの一面側で手前に傾斜させた定置姿
勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り癖を持つよう
に、基部が取出し口の前記偏り方向とは反対方向の口縁
からケース本体の前記一面周辺分までの一部に樹脂ヒン
ジを介し連続した蓋・脚片と、蓋・脚片の閉じ位置で蓋
・脚片側がケース本体側に弾性係合して蓋・脚片を閉じ
状態に係止する係止手段とを設け、表面に装飾表示を持
ち、裏面にケース本体の他の一面への接着面を持ちこの
接着面にセパレート紙を貼り合わせた装飾シートを組み
合わせ備えたことを第2の特徴とするものである。
【0011】装飾シートは経口物とともにケース本体内
に収容されているようにすることができるし、ケース本
体とともに1つの包装体とされているようにすることも
できる。
に収容されているようにすることができるし、ケース本
体とともに1つの包装体とされているようにすることも
できる。
【0012】上記いずれの場合も、蓋・脚片はケース本
体を取出し口が下向きとなるように支持することができ
るし、取出し口が上向きとなるように支持することもで
きる。
体を取出し口が下向きとなるように支持することができ
るし、取出し口が上向きとなるように支持することもで
きる。
【0013】
【作用】本発明の経口物の包装ケースの第1、第2の特
徴の上記構成では、ケース本体が親指を残して握り持て
るので片手で取り扱え、また、蓋・脚片のある一面が親
指側に対向し、かつ、ケース本体の一縁側に偏って位置
する取出し口が親指の先端側に位置するように、握り持
つケース本体を向けることにより、取出し口の前記偏り
方向とは反対方向の口縁からケース本体の前記一面の周
辺までの一部に樹脂ヒンジ部を介し連続するようにされ
た蓋・脚片は親指と平行で、かつ蓋・脚片の基部が親指
の付け根の側に向き、先端部が親指の先端部と対向した
状態となり、親指の先端部で蓋・脚片の先端部を操作し
て係止手段の係脱を伴って蓋・脚片を樹脂ヒンジ部を支
点にワンタッチ操作にて起伏させ、取出し口を容易に開
閉することができるし、開き状態で握り持っているケー
ス本体を傾けたり、開き操作後の親指で蓋・脚片を所定
の開き位置に押えながら中身を滑り出させたりすること
ができるので、使用に便利である。
徴の上記構成では、ケース本体が親指を残して握り持て
るので片手で取り扱え、また、蓋・脚片のある一面が親
指側に対向し、かつ、ケース本体の一縁側に偏って位置
する取出し口が親指の先端側に位置するように、握り持
つケース本体を向けることにより、取出し口の前記偏り
方向とは反対方向の口縁からケース本体の前記一面の周
辺までの一部に樹脂ヒンジ部を介し連続するようにされ
た蓋・脚片は親指と平行で、かつ蓋・脚片の基部が親指
の付け根の側に向き、先端部が親指の先端部と対向した
状態となり、親指の先端部で蓋・脚片の先端部を操作し
て係止手段の係脱を伴って蓋・脚片を樹脂ヒンジ部を支
点にワンタッチ操作にて起伏させ、取出し口を容易に開
閉することができるし、開き状態で握り持っているケー
ス本体を傾けたり、開き操作後の親指で蓋・脚片を所定
の開き位置に押えながら中身を滑り出させたりすること
ができるので、使用に便利である。
【0014】しかも、蓋・脚片はケース本体の一部に起
伏できるように連続させられる樹脂ヒンジによって、ケ
ース本体をこれの前記一面側で手前に傾斜させた定置姿
勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り癖が与えられ
ていて、取出し口を開くとこの状態に自然にほぼ安定
し、ケース本体を前記傾斜した定置姿勢に支持させられ
るので、第1の特徴では偏平形状を利用して前記他の一
面に施された装飾表示を持つ楯としてそのまま使用でき
るし、第2の特徴では組み合わせ備える装飾シートをセ
パレータの剥離にて露出する接着面にケース本体の他の
一面に貼り付けることにより、同じく偏平形状を利用し
て前記他の一面に装飾表示を持つ楯として使用でき、使
い捨てタイプの包装ケースであっても構造が特に複雑に
なったりコスト高になったりすることなしに、また破損
や衛生面の心配なしに、装飾具としての機能付加により
永く使用できるようにする。第2の特徴では特に、種々
の装飾シートを組み合わせ提供することができるし、ケ
ース本体内に入れて外部から透視されるようにすること
もできる。また、装飾シートを複数組み合わせ備えるよ
うにすれば選択使用することができるし、一つの装飾表
示に飽きればその上の別の装飾表示を貼り付けられるの
でさらに便利である。
伏できるように連続させられる樹脂ヒンジによって、ケ
ース本体をこれの前記一面側で手前に傾斜させた定置姿
勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り癖が与えられ
ていて、取出し口を開くとこの状態に自然にほぼ安定
し、ケース本体を前記傾斜した定置姿勢に支持させられ
るので、第1の特徴では偏平形状を利用して前記他の一
面に施された装飾表示を持つ楯としてそのまま使用でき
るし、第2の特徴では組み合わせ備える装飾シートをセ
パレータの剥離にて露出する接着面にケース本体の他の
一面に貼り付けることにより、同じく偏平形状を利用し
て前記他の一面に装飾表示を持つ楯として使用でき、使
い捨てタイプの包装ケースであっても構造が特に複雑に
なったりコスト高になったりすることなしに、また破損
や衛生面の心配なしに、装飾具としての機能付加により
永く使用できるようにする。第2の特徴では特に、種々
の装飾シートを組み合わせ提供することができるし、ケ
ース本体内に入れて外部から透視されるようにすること
もできる。また、装飾シートを複数組み合わせ備えるよ
うにすれば選択使用することができるし、一つの装飾表
示に飽きればその上の別の装飾表示を貼り付けられるの
でさらに便利である。
【0015】第1の特徴で、装飾シートを貼り付ける構
成では、印刷するような場合に比し、装飾表示を簡易に
施せるし、既成の装飾シートを利用することもできる。
成では、印刷するような場合に比し、装飾表示を簡易に
施せるし、既成の装飾シートを利用することもできる。
【0016】第1、第2の特徴で、蓋・脚片はケース本
体を取出し口が下向きとなるように支持する構成では、
蓋・脚片のケース本体を傾斜した定置姿勢に支持する所
定の開き角度が閉じ位置に近い側となり、取出し口を閉
じる位置と最低必要な開く位置との間のストロークが小
さくなるので、樹脂ヒンジの寿命が長くなる。
体を取出し口が下向きとなるように支持する構成では、
蓋・脚片のケース本体を傾斜した定置姿勢に支持する所
定の開き角度が閉じ位置に近い側となり、取出し口を閉
じる位置と最低必要な開く位置との間のストロークが小
さくなるので、樹脂ヒンジの寿命が長くなる。
【0017】また、取出し口が上向きとなるように支持
する構成では、蓋・脚片によってケース本体を傾斜した
定置状態に支持するとき、取出し口は開かれているが、
上向きであるので装飾シートをケース本体内に入れて透
視されるようにする場合に、ケース本体が持ち上げられ
るようなことがあっても装飾シートが脱落しない利点が
ある。
する構成では、蓋・脚片によってケース本体を傾斜した
定置状態に支持するとき、取出し口は開かれているが、
上向きであるので装飾シートをケース本体内に入れて透
視されるようにする場合に、ケース本体が持ち上げられ
るようなことがあっても装飾シートが脱落しない利点が
ある。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る経口物の包装ケースの幾
つかの実施例について図面を参照しながら説明する。
つかの実施例について図面を参照しながら説明する。
【0019】図1〜図6は本発明の第1の実施例を示し
ている。本実施例は図1に示すようにハーブ成分を含ん
だオブラートのようなシート状の嗜好品1を積層状態に
収容し、一枚一枚滑り出させながら口へ取り入れられる
ようにしてある。
ている。本実施例は図1に示すようにハーブ成分を含ん
だオブラートのようなシート状の嗜好品1を積層状態に
収容し、一枚一枚滑り出させながら口へ取り入れられる
ようにしてある。
【0020】嗜好品1を収容するケース本体2は合成樹
脂製でほぼ偏平をなし、図5の(a)、(b)に示すよ
うに親指を残して握り持てる大きさを持っている。本実
施例では四角形な表面2aおよび裏面2bを持つものと
してあるが、形状は自由に選択できる。表裏面2a、2
bも必要に応じて適度な湾曲を持たせることができる。
因みにケース本体2は30mm×45mm程度の四角形
な平面形状で、厚さが6mm程度である。
脂製でほぼ偏平をなし、図5の(a)、(b)に示すよ
うに親指を残して握り持てる大きさを持っている。本実
施例では四角形な表面2aおよび裏面2bを持つものと
してあるが、形状は自由に選択できる。表裏面2a、2
bも必要に応じて適度な湾曲を持たせることができる。
因みにケース本体2は30mm×45mm程度の四角形
な平面形状で、厚さが6mm程度である。
【0021】ケース本体2にはこれの一縁側に偏って位
置する嗜好品1の取出し口3と、この取出し口3を起伏
して開閉し、かつケース本体2をこれの一面である裏面
2b側で図6に示すように手前に傾斜させた図6に示す
ような定置姿勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り
癖を持つように、基部が取出し口3の前記偏り方向とは
反対方向の口縁3aに樹脂ヒンジ4を介し連続した蓋・
脚片5と、蓋・脚片5の閉じ位置で蓋・脚片5側がケー
ス本体2側に弾性係合して蓋・脚片5を閉じ状態に係止
する係止手段7が設けられ、さらに、ケース本体2の他
の一面である表面に定着した装飾表示8も設けられてい
る。装飾表示8は印刷等どのようにして設けてもよい
が、本実施例では装飾シート9を接着により貼り付けた
ものとしてある。装飾シート9は紙製でも合成樹脂製で
も、あるいは金属製でもよく、装飾表示も種々に施せる
し、装飾表示は風景や模様、スポーツ選手の写真、その
他種々のものを採用することもできる。
置する嗜好品1の取出し口3と、この取出し口3を起伏
して開閉し、かつケース本体2をこれの一面である裏面
2b側で図6に示すように手前に傾斜させた図6に示す
ような定置姿勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り
癖を持つように、基部が取出し口3の前記偏り方向とは
反対方向の口縁3aに樹脂ヒンジ4を介し連続した蓋・
脚片5と、蓋・脚片5の閉じ位置で蓋・脚片5側がケー
ス本体2側に弾性係合して蓋・脚片5を閉じ状態に係止
する係止手段7が設けられ、さらに、ケース本体2の他
の一面である表面に定着した装飾表示8も設けられてい
る。装飾表示8は印刷等どのようにして設けてもよい
が、本実施例では装飾シート9を接着により貼り付けた
ものとしてある。装飾シート9は紙製でも合成樹脂製で
も、あるいは金属製でもよく、装飾表示も種々に施せる
し、装飾表示は風景や模様、スポーツ選手の写真、その
他種々のものを採用することもできる。
【0022】また、蓋・脚片5は樹脂ヒンジ4とともに
これを介して連続するケース本体2の部分と一体形成し
てあり、前記のような戻り癖は蓋・脚片5を所定の開き
角度位置にある例えば図4に示すような状態で前記一体
成形することにより必要な戻り癖が容易に得られるし、
戻り癖力や、十分な耐久性を保証できる蓋・脚片5の樹
脂ヒンジ4を支点にした許容起伏範囲等は、樹脂ヒンジ
4の幅や肉厚、長さ、あるいは使用する合成樹脂の種類
によって種々に設定することができる。本実施例ではポ
リエチレン樹脂にて成形し、樹脂ヒンジ4が蓋・脚片5
の7mm程度の幅を有する基部をケース本体2に厚さ
0.1mm〜0.15mm程度で連続するようにして十
分な戻り癖力と、樹脂ヒンジ4を支点にしたほぼ180
度の起伏を繰り返しても十分な耐久性が得られた。
これを介して連続するケース本体2の部分と一体形成し
てあり、前記のような戻り癖は蓋・脚片5を所定の開き
角度位置にある例えば図4に示すような状態で前記一体
成形することにより必要な戻り癖が容易に得られるし、
戻り癖力や、十分な耐久性を保証できる蓋・脚片5の樹
脂ヒンジ4を支点にした許容起伏範囲等は、樹脂ヒンジ
4の幅や肉厚、長さ、あるいは使用する合成樹脂の種類
によって種々に設定することができる。本実施例ではポ
リエチレン樹脂にて成形し、樹脂ヒンジ4が蓋・脚片5
の7mm程度の幅を有する基部をケース本体2に厚さ
0.1mm〜0.15mm程度で連続するようにして十
分な戻り癖力と、樹脂ヒンジ4を支点にしたほぼ180
度の起伏を繰り返しても十分な耐久性が得られた。
【0023】本実施例の場合、ケース本体2は蓋・脚片
5が一体形成された半透明の裏面側ケース部材2cと、
不透明で白色の表面側ケース部材2dとを無理嵌め部8
により一体に嵌め合わせて形成してあるが、嗜好品1等
の経口物を取出し口3等から収容できれば一体のもので
もよい。また、複数部材の組み合わせとする場合もその
数や構造は種々に設計することができる。
5が一体形成された半透明の裏面側ケース部材2cと、
不透明で白色の表面側ケース部材2dとを無理嵌め部8
により一体に嵌め合わせて形成してあるが、嗜好品1等
の経口物を取出し口3等から収容できれば一体のもので
もよい。また、複数部材の組み合わせとする場合もその
数や構造は種々に設計することができる。
【0024】取出し口3は図1に示すようにケース本体
2の長手方向で見た一縁部にこれの全幅に亘って開口す
るように形成してあり、積層状態となっている嗜好品1
をケース本体2の表面側壁に沿って裏面側のものから1
枚づつ取出し口3側へ滑らせて取り出せるようにしてい
る。このような取出しを容易にするために、取出し口3
のケース本体2における偏り方向とは反対方向側で、前
記蓋・脚片5の基部が樹脂ヒンジ4を介して連続してい
る口縁3aまで、幅が漸減しながらケース本体2の中央
部まで食い込んだ操作窓11を形成してあり、この操作
窓11を通じてケース本体2内に収容している嗜好品1
の最裏面側のものに指先を押し当てた後、この指先をそ
のまま操作窓11に沿って取出し口3側に移動させる
と、前記最裏面側の嗜好品1を取出し口3へ容易に滑り
出させることができる。
2の長手方向で見た一縁部にこれの全幅に亘って開口す
るように形成してあり、積層状態となっている嗜好品1
をケース本体2の表面側壁に沿って裏面側のものから1
枚づつ取出し口3側へ滑らせて取り出せるようにしてい
る。このような取出しを容易にするために、取出し口3
のケース本体2における偏り方向とは反対方向側で、前
記蓋・脚片5の基部が樹脂ヒンジ4を介して連続してい
る口縁3aまで、幅が漸減しながらケース本体2の中央
部まで食い込んだ操作窓11を形成してあり、この操作
窓11を通じてケース本体2内に収容している嗜好品1
の最裏面側のものに指先を押し当てた後、この指先をそ
のまま操作窓11に沿って取出し口3側に移動させる
と、前記最裏面側の嗜好品1を取出し口3へ容易に滑り
出させることができる。
【0025】この結果、取出し口3は操作窓11を含め
ケース本体2の長手方向に沿った長い形状となってお
り、蓋・脚片5はこれに嵌まり込んで取出し口3を操作
窓をも含めて閉じるものとしてある。したがって、蓋・
脚片5は閉じ状態にてケース本体2の裏面2bと面一に
なり体裁のよいものとなる。しかし、このようにする必
要は特にない。
ケース本体2の長手方向に沿った長い形状となってお
り、蓋・脚片5はこれに嵌まり込んで取出し口3を操作
窓をも含めて閉じるものとしてある。したがって、蓋・
脚片5は閉じ状態にてケース本体2の裏面2bと面一に
なり体裁のよいものとなる。しかし、このようにする必
要は特にない。
【0026】係止手段7は蓋・脚片5の先端に幅一杯に
形成したフック7aと、このフック7aが弾性的に係脱
するようにケース本体2の取出し口3の両側に設けた係
止突起7bとで構成している。係止突起7bは裏面側ケ
ース部材2dの側壁上端に一体形成してあるが、どのよ
うに設けてもよい。
形成したフック7aと、このフック7aが弾性的に係脱
するようにケース本体2の取出し口3の両側に設けた係
止突起7bとで構成している。係止突起7bは裏面側ケ
ース部材2dの側壁上端に一体形成してあるが、どのよ
うに設けてもよい。
【0027】以上のようにケース本体2が図5に示すよ
うに親指を残して握り持てるので片手で取り扱える。ま
た図5に示すように、蓋・脚片5のある裏面2bが親指
側に対向し、かつ、ケース本体2の一縁側に偏って位置
する取出し口3が親指の先端側に位置するように、握り
持つケース本体2を向けることにより、取出し方向とは
反対の側の口縁3aに樹脂ヒンジ4部を介し連続するよ
うにされた蓋・脚片5は図5に示すように親指と平行
で、かつ蓋・脚片5の基部が親指の付け根の側に向き、
先端部のフック7aが親指の先端部と対向した状態とな
り、親指の先端部で蓋・脚片5の先端のフック7a部を
操作して係止手段7の係脱を伴って蓋・脚片5を樹脂ヒ
ンジ4部を支点にワンタッチ操作にて起伏させ、取出し
口3を容易に開閉することができる。
うに親指を残して握り持てるので片手で取り扱える。ま
た図5に示すように、蓋・脚片5のある裏面2bが親指
側に対向し、かつ、ケース本体2の一縁側に偏って位置
する取出し口3が親指の先端側に位置するように、握り
持つケース本体2を向けることにより、取出し方向とは
反対の側の口縁3aに樹脂ヒンジ4部を介し連続するよ
うにされた蓋・脚片5は図5に示すように親指と平行
で、かつ蓋・脚片5の基部が親指の付け根の側に向き、
先端部のフック7aが親指の先端部と対向した状態とな
り、親指の先端部で蓋・脚片5の先端のフック7a部を
操作して係止手段7の係脱を伴って蓋・脚片5を樹脂ヒ
ンジ4部を支点にワンタッチ操作にて起伏させ、取出し
口3を容易に開閉することができる。
【0028】特に、図5の(a)に示すように開き状態
で握り持っているケース本体2を傾けたり、開き操作後
の親指で蓋・脚片5を図5の(b)に示すような所定の
開き位置に押えながら中身である嗜好品1を前記操作窓
11を通じ、親指にて滑り出させたりすることができる
ので、使用に便利である。
で握り持っているケース本体2を傾けたり、開き操作後
の親指で蓋・脚片5を図5の(b)に示すような所定の
開き位置に押えながら中身である嗜好品1を前記操作窓
11を通じ、親指にて滑り出させたりすることができる
ので、使用に便利である。
【0029】しかも、蓋・脚片5はケース本体2の一部
に起伏できるように連続させられる樹脂ヒンジ4によっ
て、ケース本体2をこれの前記裏面側で図6に示すよう
に手前に傾斜させた定置姿勢に支持する所定の開き角度
近傍への戻り癖が与えられていて、取出し口3を開くと
この状態に自然にほぼ安定し、ケース本体2を前記傾斜
した定置姿勢に支持させられ、偏平形状を利用して前記
表面2aに施された装飾表示8を持つ楯としてそのまま
使用でき、使い捨てタイプの包装ケースであっても構造
が特に複雑になったりコスト高になったりすることなし
に、また破損や衛生面の心配なしに、装飾具としての機
能付加により永く使用できるようにする。
に起伏できるように連続させられる樹脂ヒンジ4によっ
て、ケース本体2をこれの前記裏面側で図6に示すよう
に手前に傾斜させた定置姿勢に支持する所定の開き角度
近傍への戻り癖が与えられていて、取出し口3を開くと
この状態に自然にほぼ安定し、ケース本体2を前記傾斜
した定置姿勢に支持させられ、偏平形状を利用して前記
表面2aに施された装飾表示8を持つ楯としてそのまま
使用でき、使い捨てタイプの包装ケースであっても構造
が特に複雑になったりコスト高になったりすることなし
に、また破損や衛生面の心配なしに、装飾具としての機
能付加により永く使用できるようにする。
【0030】装飾表示8は、野球やサッカーのチームの
各選手の写真、あるいは各地の城、あるいは各種のS
L、あるいは各種の漫画のキャラクターと云ったシリー
ズ物として販売すると、これらのコレクションに供して
子供向けの販売を促進したりすることができる。
各選手の写真、あるいは各地の城、あるいは各種のS
L、あるいは各種の漫画のキャラクターと云ったシリー
ズ物として販売すると、これらのコレクションに供して
子供向けの販売を促進したりすることができる。
【0031】なお、図6では取出し口3が下向きに開口
するようにケース本体2を定置した場合を示している。
このような向きとすると、蓋・脚片5のケース本体2を
傾斜した定置姿勢に支持する所定の開き角度が閉じ位置
に近い側となり、取出し口3を閉じる位置と最低必要な
開く位置との間のストロークが小さくなるので、樹脂ヒ
ンジの寿命が長くなる。
するようにケース本体2を定置した場合を示している。
このような向きとすると、蓋・脚片5のケース本体2を
傾斜した定置姿勢に支持する所定の開き角度が閉じ位置
に近い側となり、取出し口3を閉じる位置と最低必要な
開く位置との間のストロークが小さくなるので、樹脂ヒ
ンジの寿命が長くなる。
【0032】図7は取出し口3が上向きに開口するよう
にケース本体2を定置した場合を示している。このよう
な向きにすると、蓋・脚片5によってケース本体2を傾
斜した定置状態に支持するとき、取出し口3は開かれて
いるが上向きである。このため特に、装飾シート9をケ
ース本体内に入れて透視されるようにする場合に、ケー
ス本体が持ち上げられるようなことがあっても装飾シー
トが脱落しない利点がある。
にケース本体2を定置した場合を示している。このよう
な向きにすると、蓋・脚片5によってケース本体2を傾
斜した定置状態に支持するとき、取出し口3は開かれて
いるが上向きである。このため特に、装飾シート9をケ
ース本体内に入れて透視されるようにする場合に、ケー
ス本体が持ち上げられるようなことがあっても装飾シー
トが脱落しない利点がある。
【0033】したがって、装飾シート9はケース本体2
の表面に設けておく以外に、別個のものとして組み合わ
せ提供して便利である。
の表面に設けておく以外に、別個のものとして組み合わ
せ提供して便利である。
【0034】図8、図9はこのような組み合わせ提供す
る場合の第2、第3の実施例としての具体的態様を示し
ている。図8は装飾シート9をケース本体2内に嗜好品
1等とともに収容した場合を示し、図9は装飾シート9
をケース本体2の外側にして双方を包装袋21等によっ
て1つの包装体とした場合を示している。
る場合の第2、第3の実施例としての具体的態様を示し
ている。図8は装飾シート9をケース本体2内に嗜好品
1等とともに収容した場合を示し、図9は装飾シート9
をケース本体2の外側にして双方を包装袋21等によっ
て1つの包装体とした場合を示している。
【0035】いずれの場合も、装飾シート9はケース本
体2内に収容してケース本体2外から透明な窓等を通じ
て額縁のような外観を持って、あるいは少なくとも透明
とされた表面側全体から透視できるようにすることがで
きる。
体2内に収容してケース本体2外から透明な窓等を通じ
て額縁のような外観を持って、あるいは少なくとも透明
とされた表面側全体から透視できるようにすることがで
きる。
【0036】しかし、図8に仮想線で示すように装飾シ
ート9をケース本体2の表面2aに貼り付けて装飾表示
8を設けることもでき、この場合、装飾シート9に接着
面22を設けておき、これを保護するセパレータ23の
剥離にて接着面22を露出させケース本体の表面2aに
貼り付けられるようにしておくのが好適である。
ート9をケース本体2の表面2aに貼り付けて装飾表示
8を設けることもでき、この場合、装飾シート9に接着
面22を設けておき、これを保護するセパレータ23の
剥離にて接着面22を露出させケース本体の表面2aに
貼り付けられるようにしておくのが好適である。
【0037】このように、装飾シート9をケース本体2
から独立させて組み合わせ備えたものとして提供する
と、ケース本体2内に入れて外部から透視されるように
するのに便利な他、装飾シート9を複数組み合わせ備え
るようにすればそれらを選択使用することができるし、
一つの装飾表示に飽きればその上の別の装飾表示を貼り
付けられるのでさらに便利である。
から独立させて組み合わせ備えたものとして提供する
と、ケース本体2内に入れて外部から透視されるように
するのに便利な他、装飾シート9を複数組み合わせ備え
るようにすればそれらを選択使用することができるし、
一つの装飾表示に飽きればその上の別の装飾表示を貼り
付けられるのでさらに便利である。
【0038】図10は本発明の第4の実施例を示し、商
品名「仁丹」で知られる粒状の経口物を収容して用いる
場合に適したものとしてある。
品名「仁丹」で知られる粒状の経口物を収容して用いる
場合に適したものとしてある。
【0039】第1の実施例とほぼ同じ全体形状をした蓋
・脚片5が嵌まり込んでケース本体2の表面2aと面一
にするための凹部31が、第1の実施例の取出し口3お
よび操作窓11に代わって設けられ、この凹部31のケ
ース本体2の一縁側部分の左右一方に粒状の経口物を取
り出す小さな取出し口32を設け、蓋・脚片5の先端の
フック7aを、凹部31のケース本体2の一縁側稜部の
全幅で形成している係止部7bに弾性係合させた閉じ状
態では、取出し口32に蓋・脚片5が密接状態に覆い被
さってこれを閉じる。
・脚片5が嵌まり込んでケース本体2の表面2aと面一
にするための凹部31が、第1の実施例の取出し口3お
よび操作窓11に代わって設けられ、この凹部31のケ
ース本体2の一縁側部分の左右一方に粒状の経口物を取
り出す小さな取出し口32を設け、蓋・脚片5の先端の
フック7aを、凹部31のケース本体2の一縁側稜部の
全幅で形成している係止部7bに弾性係合させた閉じ状
態では、取出し口32に蓋・脚片5が密接状態に覆い被
さってこれを閉じる。
【0040】前記係合を外して蓋・脚片5を樹脂ヒンジ
4を支点として起こすと、前記取出し口32を開くの
で、握り持ったケース本体2を取出し口32が下に向く
ように傾けることにより、ケース本体2内の粒状の経口
物を1つずつ自然落下させながら余すことなく取り出せ
る。
4を支点として起こすと、前記取出し口32を開くの
で、握り持ったケース本体2を取出し口32が下に向く
ように傾けることにより、ケース本体2内の粒状の経口
物を1つずつ自然落下させながら余すことなく取り出せ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の経口物の包装ケースの第1、第
2の特徴によれば、ケース本体が親指を残して握り持ち
片手で取り扱え、また、親指の先端部で蓋・脚片の先端
部を操作して係止手段の係脱を伴い蓋・脚片をワンタッ
チ操作にて起伏させ、取出し口を容易に開閉し、さらに
開き状態で握り持っているケース本体を傾けたり、開き
操作後の親指で蓋・脚片を所定の開き位置に押えながら
中身を滑り出させたりすることができるので、使用に便
利である。
2の特徴によれば、ケース本体が親指を残して握り持ち
片手で取り扱え、また、親指の先端部で蓋・脚片の先端
部を操作して係止手段の係脱を伴い蓋・脚片をワンタッ
チ操作にて起伏させ、取出し口を容易に開閉し、さらに
開き状態で握り持っているケース本体を傾けたり、開き
操作後の親指で蓋・脚片を所定の開き位置に押えながら
中身を滑り出させたりすることができるので、使用に便
利である。
【0042】しかも、蓋・脚片はこれを起伏できるよう
にする樹脂ヒンジによって、所定の開き角度近傍への戻
り癖が与えられ、ケース本体を傾斜した定置姿勢に支持
させることができ、第1の特徴では偏平形状を利用して
前記他の一面に施された装飾表示を持つ楯としてそのま
ま使用できるし、第2の特徴では組み合わせ備える装飾
シートをセパレータの剥離にて露出する接着面にケース
本体の他の一面に貼り付けることにより、同じく偏平形
状を利用して前記他の一面に装飾表示を持つ楯として使
用でき、使い捨てタイプの包装ケースであっても構造が
特に複雑になったりコスト高になったりすることなし
に、また破損や衛生面の心配なしに、装飾具としての機
能付加により永く使用できるようにする。
にする樹脂ヒンジによって、所定の開き角度近傍への戻
り癖が与えられ、ケース本体を傾斜した定置姿勢に支持
させることができ、第1の特徴では偏平形状を利用して
前記他の一面に施された装飾表示を持つ楯としてそのま
ま使用できるし、第2の特徴では組み合わせ備える装飾
シートをセパレータの剥離にて露出する接着面にケース
本体の他の一面に貼り付けることにより、同じく偏平形
状を利用して前記他の一面に装飾表示を持つ楯として使
用でき、使い捨てタイプの包装ケースであっても構造が
特に複雑になったりコスト高になったりすることなし
に、また破損や衛生面の心配なしに、装飾具としての機
能付加により永く使用できるようにする。
【0043】第2の特徴では特に、種々の装飾シートを
組み合わせ提供することができるし、ケース本体内に入
れて外部から透視されるようにすることもできる。ま
た、装飾シートを複数組み合わせ備えるようにすれば選
択使用することができるし、一つの装飾表示に飽きれば
その上の別の装飾表示を貼り付けられるのでさらに便利
である。
組み合わせ提供することができるし、ケース本体内に入
れて外部から透視されるようにすることもできる。ま
た、装飾シートを複数組み合わせ備えるようにすれば選
択使用することができるし、一つの装飾表示に飽きれば
その上の別の装飾表示を貼り付けられるのでさらに便利
である。
【0044】第1の特徴で、装飾シートを貼り付ける構
成のものによれば、印刷するような場合に比し、装飾表
示を簡易に施せるし、既成の装飾シートを利用すること
もできる。
成のものによれば、印刷するような場合に比し、装飾表
示を簡易に施せるし、既成の装飾シートを利用すること
もできる。
【0045】第1、第2の特徴で、蓋・脚片はケース本
体を取出し口が下向きとなるように支持する構成のもの
によれば、蓋・脚片のケース本体を傾斜した定置姿勢に
支持する所定の開き角度が閉じ位置に近い側となり、取
出し口を閉じる位置と最低必要な開く位置との間のスト
ロークが小さくなるので、樹脂ヒンジの寿命が長くな
る。
体を取出し口が下向きとなるように支持する構成のもの
によれば、蓋・脚片のケース本体を傾斜した定置姿勢に
支持する所定の開き角度が閉じ位置に近い側となり、取
出し口を閉じる位置と最低必要な開く位置との間のスト
ロークが小さくなるので、樹脂ヒンジの寿命が長くな
る。
【0046】また、取出し口が上向きとなるように支持
する構成のものによれば、蓋・脚片によってケース本体
を傾斜した定置状態に支持するとき、取出し口は開かれ
ているが、上向きであるので装飾シートをケース本体内
に入れて透視されるようにする場合に、ケース本体が持
ち上げられるようなことがあっても装飾シートが脱落し
ない利点がある。
する構成のものによれば、蓋・脚片によってケース本体
を傾斜した定置状態に支持するとき、取出し口は開かれ
ているが、上向きであるので装飾シートをケース本体内
に入れて透視されるようにする場合に、ケース本体が持
ち上げられるようなことがあっても装飾シートが脱落し
ない利点がある。
【図1】本発明の第1の実施例としての包装ケースを示
す開いた状態の全体の斜視図である。
す開いた状態の全体の斜視図である。
【図2】図1の包装ケースの一部を断面して見た正面図
である。
である。
【図3】図1の包装ケースの取出し口部を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】図1の包装ケースの樹脂ヒンジ部を示す断面図
である。
である。
【図5】図1の包装ケースの片手による取扱い状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】図1の包装ケースの取出し口が下向きとなる支
持状態を示す斜視図である。
持状態を示す斜視図である。
【図7】図1の包装ケースの取出し口が上向きとなる支
持状態を示す斜視図である。
持状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例としての包装ケースを示
す断面図および装飾シートの一部断面図である。
す断面図および装飾シートの一部断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例としての包装ケースを示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】本発明の第4の実施例としての包装ケースを
示す全体の斜視図である。
示す全体の斜視図である。
1 嗜好品 2 ケース本体 2a 表面 2b 裏面 3 取出し口 4 樹脂ヒンジ 5 蓋・脚片 7 係止手段 8 装飾表示 9 装飾シート 21 包装袋 22 接着面 23 セパレータ
Claims (7)
- 【請求項1】 ほぼ偏平で親指を残して握り持てる大き
さのケース本体を有し、このケース本体の一縁側に偏っ
て位置する経口物の取出し口と、この取出し口を起伏し
て開閉し、かつケース本体をこれの一面側で手前に傾斜
させた定置姿勢に支持する所定の開き角度近傍への戻り
癖を持つように、基部が取出し口の前記偏り方向とは反
対方向の口縁からケース本体の前記一面周辺分までの一
部に樹脂ヒンジを介し連続した蓋・脚片と、蓋・脚片の
閉じ位置で蓋・脚片側がケース本体側に弾性係合して蓋
・脚片を閉じ状態に係止する係止手段と、ケース本体の
他の一面に定着した装飾表示とを設けたことを特徴とす
る経口物の包装ケース。 - 【請求項2】 装飾表示は装飾シートを貼り付けたもの
である請求項1に記載の経口物の包装ケース。 - 【請求項3】 ほぼ偏平で親指を残して握り持てる大き
さを持ったケース本体を有し、このケース本体の一縁側
に偏って位置する経口物の取出し口と、この取出し口を
起伏して開閉し、かつケース本体をこれの一面側で手前
に傾斜させた定置姿勢に支持する所定の開き角度近傍へ
の戻り癖を持つように、基部が取出し口の前記偏り方向
とは反対方向の口縁からケース本体の前記一面周辺分ま
での一部に樹脂ヒンジを介し連続した蓋・脚片と、蓋・
脚片の閉じ位置で蓋・脚片側がケース本体側に弾性係合
して蓋・脚片を閉じ状態に係止する係止手段とを設け、
表面に装飾表示を持ち、裏面にケース本体の他の一面へ
の接着面を持ちこの接着面にセパレート紙を貼り合わせ
た装飾シートを組み合わせ備えたことを特徴とする経口
物の包装ケース。 - 【請求項4】 装飾シートは経口物とともにケース本体
内に収容されている請求項3に記載の経口物の収納ケー
ス。 - 【請求項5】 装飾シートはケース本体とともに1つの
包装体とされている請求項3に記載の経口物の収納ケー
ス。 - 【請求項6】 蓋・脚片はケース本体を取出し口が下向
きとなるように支持する請求項1〜4のいずれかに記載
の経口物の収納ケース。 - 【請求項7】 蓋・脚片はケース本体を取出し口が上向
きとなるように支持する請求項1〜4のいずれかに記載
の経口物の収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047161A JPH08244859A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 経口物の包装ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047161A JPH08244859A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 経口物の包装ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244859A true JPH08244859A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12767365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7047161A Pending JPH08244859A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 経口物の包装ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08244859A (ja) |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP7047161A patent/JPH08244859A/ja active Pending
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