JPH08244456A - 車両用長手状強度部材 - Google Patents
車両用長手状強度部材Info
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- JPH08244456A JPH08244456A JP5133995A JP5133995A JPH08244456A JP H08244456 A JPH08244456 A JP H08244456A JP 5133995 A JP5133995 A JP 5133995A JP 5133995 A JP5133995 A JP 5133995A JP H08244456 A JPH08244456 A JP H08244456A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インパクトプロテクションビームなどの車両
用長手状強度部材において、要求される所定の曲げ強度
を備えつつ狭い場所にも配設できるようにする。 【構成】 長手形状の鋼板12の長手方向と直角な幅方
向の両側部12a,12bが内側へそれぞれ略円筒状に
丸められて幅方向に並列した一対の円筒部14,16
と、鋼板12の幅方向における中央部分が両円筒部1
4,16の中心線を含む一平面内に位置させられてそれ
ら円筒部14,16を連結している連結部18と、鋼板
12の長手方向における両端部がそれぞれ所定形状に成
形された一対の取付部20,22とからインパクトプロ
テクションビーム10を構成した。
用長手状強度部材において、要求される所定の曲げ強度
を備えつつ狭い場所にも配設できるようにする。 【構成】 長手形状の鋼板12の長手方向と直角な幅方
向の両側部12a,12bが内側へそれぞれ略円筒状に
丸められて幅方向に並列した一対の円筒部14,16
と、鋼板12の幅方向における中央部分が両円筒部1
4,16の中心線を含む一平面内に位置させられてそれ
ら円筒部14,16を連結している連結部18と、鋼板
12の長手方向における両端部がそれぞれ所定形状に成
形された一対の取付部20,22とからインパクトプロ
テクションビーム10を構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトプロテクショ
ンビームなど所定の曲げ強度が要求される車両用長手状
強度部材に係り、特に、比較的狭い場所にも良好に配設
できる車両用長手状強度部材に関するものである。
ンビームなど所定の曲げ強度が要求される車両用長手状
強度部材に係り、特に、比較的狭い場所にも良好に配設
できる車両用長手状強度部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用自動車等の車両の側面を構成してい
るドアなどの内部には、側面衝突時等において車両の側
方から加えられる衝撃荷重に対して、その側面の凹み方
向の変形を抑制するために、インパクトプロテクション
ビームと呼ばれる補強部材を車両の前後方向と略平行に
配設することが従来から行われている。特開平4−26
0815号公報や実開平4−104011号公報に記載
されている装置は上記インパクトプロテクションビーム
の一例で、前者は、長手形状の金属板(鋼板)を長手方
向と直角な幅方向に丸めて溶接などで一体的に接合する
とともに、金属板の長手方向における両端部をプレス加
工して取付部としたもので、後者は丸パイプや角パイプ
などの両端に取付部を溶接固定したものである。
るドアなどの内部には、側面衝突時等において車両の側
方から加えられる衝撃荷重に対して、その側面の凹み方
向の変形を抑制するために、インパクトプロテクション
ビームと呼ばれる補強部材を車両の前後方向と略平行に
配設することが従来から行われている。特開平4−26
0815号公報や実開平4−104011号公報に記載
されている装置は上記インパクトプロテクションビーム
の一例で、前者は、長手形状の金属板(鋼板)を長手方
向と直角な幅方向に丸めて溶接などで一体的に接合する
とともに、金属板の長手方向における両端部をプレス加
工して取付部としたもので、後者は丸パイプや角パイプ
などの両端に取付部を溶接固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セダンタイ
プの車両はドアの内部に比較的大きな配置スペースを確
保できるが、ワゴンタイプの車両はドアの内部に十分な
配置スペースを確保することが困難で、インパクトプロ
テクションビームの径寸法が制約され、十分な曲げ強度
が得られなくなる場合があった。例えば図10の(a)
はセダンタイプのドア100の断面図で、窓ガラス10
2が湾曲している(破線はスライド軌跡)ため比較的大
径のインパクトプロテクションビーム104を配設する
ことが可能であるが、同図の(b)に示すワゴンタイプ
のドア106の場合には、窓ガラス108の断面が比較
的真っ直ぐであるためにドア106内に十分な配置スペ
ースを確保することが困難で、インパクトプロテクショ
ンビーム110が小径とならざるを得ないのである。こ
の場合、インパクトプロテクションビーム110を上下
に2本並列に配設することが考えられるが、部品点数が
多くなるとともに組付け工数が増えて好ましくない。
プの車両はドアの内部に比較的大きな配置スペースを確
保できるが、ワゴンタイプの車両はドアの内部に十分な
配置スペースを確保することが困難で、インパクトプロ
テクションビームの径寸法が制約され、十分な曲げ強度
が得られなくなる場合があった。例えば図10の(a)
はセダンタイプのドア100の断面図で、窓ガラス10
2が湾曲している(破線はスライド軌跡)ため比較的大
径のインパクトプロテクションビーム104を配設する
ことが可能であるが、同図の(b)に示すワゴンタイプ
のドア106の場合には、窓ガラス108の断面が比較
的真っ直ぐであるためにドア106内に十分な配置スペ
ースを確保することが困難で、インパクトプロテクショ
ンビーム110が小径とならざるを得ないのである。こ
の場合、インパクトプロテクションビーム110を上下
に2本並列に配設することが考えられるが、部品点数が
多くなるとともに組付け工数が増えて好ましくない。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、上記インパクトプロ
テクションビームなど所定の曲げ強度が要求される車両
用長手状強度部材を狭い場所にも良好に配設できるよう
にすることにある。
もので、その目的とするところは、上記インパクトプロ
テクションビームなど所定の曲げ強度が要求される車両
用長手状強度部材を狭い場所にも良好に配設できるよう
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、長手方向の中間部において所定の曲げ
強度が要求される車両用長手状強度部材であって、
(a)長手形状の金属板の長手方向と直角な幅方向の両
側部がそれぞれ同じ面側へ略円筒状に丸められて幅方向
に並列した一対の円筒部と、(b)前記金属板の幅方向
における中央部分によって構成され、前記一対の円筒部
の双方の中心線を含む一平面内に略位置してその一対の
円筒部を連結している連結部と、(c)前記金属板の長
手方向における両端部がそれぞれ所定形状に成形された
一対の取付部とを有することを特徴とする。
めに、本発明は、長手方向の中間部において所定の曲げ
強度が要求される車両用長手状強度部材であって、
(a)長手形状の金属板の長手方向と直角な幅方向の両
側部がそれぞれ同じ面側へ略円筒状に丸められて幅方向
に並列した一対の円筒部と、(b)前記金属板の幅方向
における中央部分によって構成され、前記一対の円筒部
の双方の中心線を含む一平面内に略位置してその一対の
円筒部を連結している連結部と、(c)前記金属板の長
手方向における両端部がそれぞれ所定形状に成形された
一対の取付部とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用および発明の効果】このような車両用長手状強度
部材においては、略円筒状に丸められた一対の円筒部を
有するため、円筒部分が単一のものに比較して曲げ強度
が向上し、要求曲げ強度が同じであれば円筒部の径寸法
を小さくできて、比較的狭いスペースにも良好に配設す
ることが可能となる。また、一対の円筒部は、その長手
方向の全域に亘って連結部により互いに連結されている
とともに、その連結部は双方の円筒部の中心線を含む一
平面内に略位置させられているため、例えば一対の丸パ
イプの長手方向の複数箇所に連結板などを溶接固定して
連結した場合に比較して、部品点数が少ないとともに一
般に金属板はパイプ材に比較して安価で且つ溶接などが
不要であるため製造コストを低減し得るだけでなく、捩
りや引張りに対しても高い強度が得られる一方、一対の
円筒部に不均等な荷重が作用した場合でも連結部を介し
て応力が分散されるため、単に2本の丸パイプを並列に
配置しただけの場合に比較して高い強度が得られる。更
に、上記円筒部や連結部と一体の金属板から一対の取付
部が構成されるため、丸パイプなどに取付部を溶接固定
する場合に比較して、取付部の位置精度が高くなるとと
もに溶接などが不要でこの点でも安価となる。
部材においては、略円筒状に丸められた一対の円筒部を
有するため、円筒部分が単一のものに比較して曲げ強度
が向上し、要求曲げ強度が同じであれば円筒部の径寸法
を小さくできて、比較的狭いスペースにも良好に配設す
ることが可能となる。また、一対の円筒部は、その長手
方向の全域に亘って連結部により互いに連結されている
とともに、その連結部は双方の円筒部の中心線を含む一
平面内に略位置させられているため、例えば一対の丸パ
イプの長手方向の複数箇所に連結板などを溶接固定して
連結した場合に比較して、部品点数が少ないとともに一
般に金属板はパイプ材に比較して安価で且つ溶接などが
不要であるため製造コストを低減し得るだけでなく、捩
りや引張りに対しても高い強度が得られる一方、一対の
円筒部に不均等な荷重が作用した場合でも連結部を介し
て応力が分散されるため、単に2本の丸パイプを並列に
配置しただけの場合に比較して高い強度が得られる。更
に、上記円筒部や連結部と一体の金属板から一対の取付
部が構成されるため、丸パイプなどに取付部を溶接固定
する場合に比較して、取付部の位置精度が高くなるとと
もに溶接などが不要でこの点でも安価となる。
【0007】なお、本発明は車両側面のインパクトプロ
テクションビームに好適に適用されるが、エンジンを支
持するエンジンメンバーなど他の部材にも適用すること
が可能である。車両用ドアのインパクトプロテクション
ビームに適用した場合、上記のように捩りや引張りに対
しても高い強度が得られることから、ドアのアウタパネ
ルおよびインナパネルと共にトータルなドア剛性が大幅
に向上するとともに、衝撃吸収の最優位位置でボディと
の係合部であるドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに
配設すること、言い換えれば側面衝突時に最も大きな変
形を生じ易い態様で、ドアの変形を最も効果的に防止で
きる配置形態で使用することも可能で、ドアの車内への
侵入を防止しつつ最大限に衝撃を吸収できる効果的な補
強構造を採ることができる。
テクションビームに好適に適用されるが、エンジンを支
持するエンジンメンバーなど他の部材にも適用すること
が可能である。車両用ドアのインパクトプロテクション
ビームに適用した場合、上記のように捩りや引張りに対
しても高い強度が得られることから、ドアのアウタパネ
ルおよびインナパネルと共にトータルなドア剛性が大幅
に向上するとともに、衝撃吸収の最優位位置でボディと
の係合部であるドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに
配設すること、言い換えれば側面衝突時に最も大きな変
形を生じ易い態様で、ドアの変形を最も効果的に防止で
きる配置形態で使用することも可能で、ドアの車内への
侵入を防止しつつ最大限に衝撃を吸収できる効果的な補
強構造を採ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の車両用長手状強度部材
の一例である車両用ドアのインパクトプロテクションビ
ーム10の斜視図である。インパクトプロテクションビ
ーム10は、一点鎖線で示す所定の展開形状を有する長
手形状の鋼板(ブランク)12からプレス加工により一
体成形されたもので、長手方向と直角な幅方向に並列し
た一対の円筒部14および16、それら円筒部14,1
6を連結している連結部18、長手方向両端の一対の取
付部20,22を備えて構成されている。鋼板12は金
属板に相当し、本実施例では高張力鋼板が用いられる。
細に説明する。図1は、本発明の車両用長手状強度部材
の一例である車両用ドアのインパクトプロテクションビ
ーム10の斜視図である。インパクトプロテクションビ
ーム10は、一点鎖線で示す所定の展開形状を有する長
手形状の鋼板(ブランク)12からプレス加工により一
体成形されたもので、長手方向と直角な幅方向に並列し
た一対の円筒部14および16、それら円筒部14,1
6を連結している連結部18、長手方向両端の一対の取
付部20,22を備えて構成されている。鋼板12は金
属板に相当し、本実施例では高張力鋼板が用いられる。
【0009】図2はインパクトプロテクションビーム1
0の長手方向中間部の断面図であり、前記一対の円筒部
14,16は、鋼板12の長手方向と直角な幅方向の両
側部12a,12bが、それぞれ同じ面側(図2では上
面側)へ略円筒形状を成すように丸め成形されることに
より、前記連結部18を挟んで互いに略平行に且つ略同
じ径寸法で設けられている。連結部18は、鋼板12の
幅方向における中央部分によって構成されており、一対
の円筒部14,16の双方の中心線O1 ,O2を含む一
平面内に略位置させられている。すなわち、一対の円筒
部14,16と連結部18との境界部分18a,18b
は、円筒部14,16の丸め方向である上面側とは逆の
下面側へ曲げられているのであり、鋼板12の側端縁1
2c,12dはその境界部分18a,18bの上面に略
垂直に当接させられている。図1に戻って、前記一対の
取付部20,22は、鋼板12の長手方向における両端
部が、その断面が略コの字形状を成す所定形状にそれぞ
れプレス成形されたもので、インパクトプロテクション
ビーム10を図3に示す車両のドア24の内部に一体的
に固設するためのボルト用取付穴25がそれぞれ一対ず
つ穿設されている。
0の長手方向中間部の断面図であり、前記一対の円筒部
14,16は、鋼板12の長手方向と直角な幅方向の両
側部12a,12bが、それぞれ同じ面側(図2では上
面側)へ略円筒形状を成すように丸め成形されることに
より、前記連結部18を挟んで互いに略平行に且つ略同
じ径寸法で設けられている。連結部18は、鋼板12の
幅方向における中央部分によって構成されており、一対
の円筒部14,16の双方の中心線O1 ,O2を含む一
平面内に略位置させられている。すなわち、一対の円筒
部14,16と連結部18との境界部分18a,18b
は、円筒部14,16の丸め方向である上面側とは逆の
下面側へ曲げられているのであり、鋼板12の側端縁1
2c,12dはその境界部分18a,18bの上面に略
垂直に当接させられている。図1に戻って、前記一対の
取付部20,22は、鋼板12の長手方向における両端
部が、その断面が略コの字形状を成す所定形状にそれぞ
れプレス成形されたもので、インパクトプロテクション
ビーム10を図3に示す車両のドア24の内部に一体的
に固設するためのボルト用取付穴25がそれぞれ一対ず
つ穿設されている。
【0010】図3のドア24はワゴンタイプのものであ
り、アウタパネル26とインナパネル28との間の空間
には、比較的平坦な窓ガラス30がその全開時に破線で
示すように収容されるようになっているため、その窓ガ
ラス30とアウタパネル26との間の比較的狭いスペー
スにインパクトプロテクションビーム10が配設され
る。このとき、前記円筒部14,16が丸められた面
側、すなわち図1,図2の上面側が車両衝突時に圧縮変
形させられるとともに側端縁12c,12dが境界部分
18a,18bに密着させられるように、その丸め側が
車両の外側に向けられ、それら円筒部14,16が上下
に並列する姿勢で取り付けられる。また、この配設状態
においてインパクトプロテクションビーム10は完全に
水平ではなく、衝撃吸収の最優位位置でボディとの係合
部であるドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに架け渡
されており、車両の側方から加えられる衝撃荷重によっ
て最も大きく変形し易い態様、すなわちドア24の変形
を最も効果的に防止できる配置とされている。側面衝突
時等に図3の右側から矢印で示すように衝撃荷重が加え
られると、ドア24が例えば車両前後方向中央部におい
て車両の内側、すなわち図3の左側へ凹むように変形さ
せられようとするが、その衝撃荷重がインパクトプロテ
クションビーム10によって受け止められることによ
り、ドア24の変形の程度が軽減されるとともに、イン
パクトプロテクションビーム10の変形によって衝撃が
吸収される。
り、アウタパネル26とインナパネル28との間の空間
には、比較的平坦な窓ガラス30がその全開時に破線で
示すように収容されるようになっているため、その窓ガ
ラス30とアウタパネル26との間の比較的狭いスペー
スにインパクトプロテクションビーム10が配設され
る。このとき、前記円筒部14,16が丸められた面
側、すなわち図1,図2の上面側が車両衝突時に圧縮変
形させられるとともに側端縁12c,12dが境界部分
18a,18bに密着させられるように、その丸め側が
車両の外側に向けられ、それら円筒部14,16が上下
に並列する姿勢で取り付けられる。また、この配設状態
においてインパクトプロテクションビーム10は完全に
水平ではなく、衝撃吸収の最優位位置でボディとの係合
部であるドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに架け渡
されており、車両の側方から加えられる衝撃荷重によっ
て最も大きく変形し易い態様、すなわちドア24の変形
を最も効果的に防止できる配置とされている。側面衝突
時等に図3の右側から矢印で示すように衝撃荷重が加え
られると、ドア24が例えば車両前後方向中央部におい
て車両の内側、すなわち図3の左側へ凹むように変形さ
せられようとするが、その衝撃荷重がインパクトプロテ
クションビーム10によって受け止められることによ
り、ドア24の変形の程度が軽減されるとともに、イン
パクトプロテクションビーム10の変形によって衝撃が
吸収される。
【0011】上記インパクトプロテクションビーム10
は、例えば図4に示す(a)〜(d)の各プレス工程な
どが施されることにより製造される。最初の段付工程
(a)では、前記鋼板12が図1の一点鎖線で示す形状
に外形取りされる前の状態において、曲げ或いは張出し
成形により連結部18を周囲の面よりも所定寸法だけ高
くする。次の端切工程(b)では、図1に示す外形とな
るように鋼板12の周縁部が切り落とされる。上記2つ
の工程は順序が前後してもよいし、それらを1工程とす
ることも可能である。そして、U字曲げ工程(c)で
は、鋼板12の両側部12a,12bをそれぞれU字形
状に曲げ加工し、続く丸め工程(d)では、U字形状に
曲げられた両側部12a,12bを円筒形状に丸めて端
縁12c,12dを境界部分18a,18bに密着させ
る。上記U字曲げ工程(c)では同時に前記取付部2
0,22の曲げ加工が行われ、その取付部20,22の
取付穴25は、高い寸法精度を得る上で上記丸め工程
(d)の後に穴抜き加工などの穴抜き工程で形成され
る。
は、例えば図4に示す(a)〜(d)の各プレス工程な
どが施されることにより製造される。最初の段付工程
(a)では、前記鋼板12が図1の一点鎖線で示す形状
に外形取りされる前の状態において、曲げ或いは張出し
成形により連結部18を周囲の面よりも所定寸法だけ高
くする。次の端切工程(b)では、図1に示す外形とな
るように鋼板12の周縁部が切り落とされる。上記2つ
の工程は順序が前後してもよいし、それらを1工程とす
ることも可能である。そして、U字曲げ工程(c)で
は、鋼板12の両側部12a,12bをそれぞれU字形
状に曲げ加工し、続く丸め工程(d)では、U字形状に
曲げられた両側部12a,12bを円筒形状に丸めて端
縁12c,12dを境界部分18a,18bに密着させ
る。上記U字曲げ工程(c)では同時に前記取付部2
0,22の曲げ加工が行われ、その取付部20,22の
取付穴25は、高い寸法精度を得る上で上記丸め工程
(d)の後に穴抜き加工などの穴抜き工程で形成され
る。
【0012】このような構造のインパクトプロテクショ
ンビーム10は、略円筒状に丸められた一対の円筒部1
4,16を有するため、円筒部分が単一のものに比較し
て曲げ強度が向上し、要求曲げ強度が同じであれば円筒
部の径寸法を小さくできて、図3に示すワゴンタイプの
ドア24内のように比較的狭いスペースにも良好に配設
することが可能である。
ンビーム10は、略円筒状に丸められた一対の円筒部1
4,16を有するため、円筒部分が単一のものに比較し
て曲げ強度が向上し、要求曲げ強度が同じであれば円筒
部の径寸法を小さくできて、図3に示すワゴンタイプの
ドア24内のように比較的狭いスペースにも良好に配設
することが可能である。
【0013】また、一対の円筒部14,16は、その長
手方向の全域に亘って連結部18により互いに連結され
ているとともに、その連結部18は双方の円筒部14,
16の中心線O1 ,O2 を含む一平面内に略位置させら
れているため、例えば一対の丸パイプの長手方向の複数
箇所に連結板などを溶接固定して連結した場合に比較し
て、部品点数が少ないとともに一般に鋼板12はパイプ
鋼材よりも安価であり且つ溶接などが不要であるため、
製造コストが大幅に低減される。また、捩りや引張りに
対しても高い強度が得られる一方、一対の円筒部14,
16に不均等な荷重が作用した場合でも連結部18を介
して応力が分散されるため、単に2本の丸パイプを並列
に配置しただけの場合に比較して高い強度が得られ、ア
ウタパネル26およびインナパネル28と共にトータル
なドア剛性が大幅に向上する。更に、衝撃吸収の最優位
位置であるドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに配設
されることにより、ドア24の車内への侵入を効果的に
防止しつつ最大限に衝撃を吸収できる。
手方向の全域に亘って連結部18により互いに連結され
ているとともに、その連結部18は双方の円筒部14,
16の中心線O1 ,O2 を含む一平面内に略位置させら
れているため、例えば一対の丸パイプの長手方向の複数
箇所に連結板などを溶接固定して連結した場合に比較し
て、部品点数が少ないとともに一般に鋼板12はパイプ
鋼材よりも安価であり且つ溶接などが不要であるため、
製造コストが大幅に低減される。また、捩りや引張りに
対しても高い強度が得られる一方、一対の円筒部14,
16に不均等な荷重が作用した場合でも連結部18を介
して応力が分散されるため、単に2本の丸パイプを並列
に配置しただけの場合に比較して高い強度が得られ、ア
ウタパネル26およびインナパネル28と共にトータル
なドア剛性が大幅に向上する。更に、衝撃吸収の最優位
位置であるドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに配設
されることにより、ドア24の車内への侵入を効果的に
防止しつつ最大限に衝撃を吸収できる。
【0014】また、上記円筒部14,16や連結部18
と一体の鋼板12から一対の取付部20,22が構成さ
れるため、丸パイプなどに取付部を溶接固定する場合に
比較して、取付部の位置精度が高くなるとともに溶接な
どが不要でこの点でも安価となる。
と一体の鋼板12から一対の取付部20,22が構成さ
れるため、丸パイプなどに取付部を溶接固定する場合に
比較して、取付部の位置精度が高くなるとともに溶接な
どが不要でこの点でも安価となる。
【0015】参考までに、本実施例のインパクトプロテ
クションビーム10と同じ断面形状を有する試験品A
と、図5の平面図に示す比較試験品BおよびCとを用い
て、本発明者等が行った曲げ試験の結果を説明する。図
5(a)の比較試験品Bは、試験品Aと同じ形状にプレ
ス加工されたものに対して溶接を追加して施したもので
ある。すなわち、試験品Aは、前記図2の断面形状とさ
れた一対の円筒部14,16および連結部18を有して
長手方向の全長が800mmとされた鋼板丸めプレス成
形品で、比較試験品Bは、その試験品Aにおける図示し
たWの区間だけ端縁12c,12dと境界部分18a,
18bとを溶接した〔鋼板丸めプレス+溶接〕品であ
る。各区間の寸法は、E=100mm、W=100m
m、D=150mmである。また、図5(b)の比較試
験品Cは炭素鋼管品で、円筒部14,16と略同じ外径
である直径が20mm、全長800mmの2本の丸パイ
プ状の鋼管34を同様に並列させ、長手方向両端側にお
いて一対の連結板36を溶接して連結したものである。
各区間の寸法は、F=50mm、G=50mmである。
表1は上記各試験品A,B,Cの仕様をまとめたもの
で、寸法の項目のtは肉厚で各試験品ともt=2mmで
ある。また、Z(cm3)は断面係数である。なお、試験品
A,Bの材質「SPHC」は、試験品Cの炭素鋼管と略
同等の強度特性を有する軟鋼板で、構造上の相違のみに
よる曲げ強度の違いを比較できる。
クションビーム10と同じ断面形状を有する試験品A
と、図5の平面図に示す比較試験品BおよびCとを用い
て、本発明者等が行った曲げ試験の結果を説明する。図
5(a)の比較試験品Bは、試験品Aと同じ形状にプレ
ス加工されたものに対して溶接を追加して施したもので
ある。すなわち、試験品Aは、前記図2の断面形状とさ
れた一対の円筒部14,16および連結部18を有して
長手方向の全長が800mmとされた鋼板丸めプレス成
形品で、比較試験品Bは、その試験品Aにおける図示し
たWの区間だけ端縁12c,12dと境界部分18a,
18bとを溶接した〔鋼板丸めプレス+溶接〕品であ
る。各区間の寸法は、E=100mm、W=100m
m、D=150mmである。また、図5(b)の比較試
験品Cは炭素鋼管品で、円筒部14,16と略同じ外径
である直径が20mm、全長800mmの2本の丸パイ
プ状の鋼管34を同様に並列させ、長手方向両端側にお
いて一対の連結板36を溶接して連結したものである。
各区間の寸法は、F=50mm、G=50mmである。
表1は上記各試験品A,B,Cの仕様をまとめたもの
で、寸法の項目のtは肉厚で各試験品ともt=2mmで
ある。また、Z(cm3)は断面係数である。なお、試験品
A,Bの材質「SPHC」は、試験品Cの炭素鋼管と略
同等の強度特性を有する軟鋼板で、構造上の相違のみに
よる曲げ強度の違いを比較できる。
【0016】
【表1】
【0017】図6は、本試験に用いた曲げ試験装置の概
略を説明する図で、一対の支持部材40,42上に試験
品A,B,またはCを載置して、その中央部分に上方か
ら押金具44を押し当てることにより、中央部分におけ
る変位すなわち押金具44の下降量と負荷荷重との関係
を測定するものである。一対の支持部材40,42のス
パンSは750mm、押金具44の当接面曲率半径Rは
152mm、幅Wは200mm、長さ(紙面に垂直な方
向)は70mm、負荷速度すなわち押金具44の下降速
度は20mm/minである。また、試験品A,Bは、
円筒部14,16の丸め側を上にして、試験品Cは連結
板36側を上にしてそれぞれ曲げ試験を行った。
略を説明する図で、一対の支持部材40,42上に試験
品A,B,またはCを載置して、その中央部分に上方か
ら押金具44を押し当てることにより、中央部分におけ
る変位すなわち押金具44の下降量と負荷荷重との関係
を測定するものである。一対の支持部材40,42のス
パンSは750mm、押金具44の当接面曲率半径Rは
152mm、幅Wは200mm、長さ(紙面に垂直な方
向)は70mm、負荷速度すなわち押金具44の下降速
度は20mm/minである。また、試験品A,Bは、
円筒部14,16の丸め側を上にして、試験品Cは連結
板36側を上にしてそれぞれ曲げ試験を行った。
【0018】図7は上記曲げ試験結果を示す図で、実線
は試験品Aのデータ、破線は比較試験品Bのデータ、一
点鎖線は比較試験品Cのデータである。この試験結果か
ら明らかなように、鋼板丸めプレス品(試験品A)は、
炭素鋼管品(比較試験品C)よりも曲げ強度が高く、溶
接を追加した場合(比較試験品B)にはさらに強度を高
め得ることが判る。
は試験品Aのデータ、破線は比較試験品Bのデータ、一
点鎖線は比較試験品Cのデータである。この試験結果か
ら明らかなように、鋼板丸めプレス品(試験品A)は、
炭素鋼管品(比較試験品C)よりも曲げ強度が高く、溶
接を追加した場合(比較試験品B)にはさらに強度を高
め得ることが判る。
【0019】次に、本発明の車両用長手状強度部材の他
の実施例を説明する。図8は本発明が適用されたエンジ
ンメンバー50の斜視図である。エンジンメンバー50
は、エンジンを車両のエンジンルーム内に搭載するため
にその車体とエンジンとに跨がって配設され、インシュ
レータ等を介してエンジンを支持する支持部材の一構成
要素である。エンジンメンバー50は、長手形状の図示
しない鋼板から、前述の実施例と同様に一連のプレス加
工が施されることにより、長手方向中間部において図9
に示す断面形状を有して一体成形されたもので、上記鋼
板の長手方向と直角な幅方向の両側部がそれぞれ同じ面
側へ略円筒形状を成すように丸め成形されて幅方向に並
列させられた一対の円筒部52および54と、鋼板の幅
方向中央部分によって構成されるとともに、一対の円筒
部52,54の双方の中心線O3 ,O4 を含む一平面内
に略位置させられてそれら円筒部52,54を連結して
いる連結部56と、鋼板の長手方向における両端部がそ
れぞれ所定形状にプレス成形された一対の取付部58,
60とを有している。一対の取付部58,60には、エ
ンジン側および車体側に連結するための取付穴62およ
び64がそれぞれ穿設されている。
の実施例を説明する。図8は本発明が適用されたエンジ
ンメンバー50の斜視図である。エンジンメンバー50
は、エンジンを車両のエンジンルーム内に搭載するため
にその車体とエンジンとに跨がって配設され、インシュ
レータ等を介してエンジンを支持する支持部材の一構成
要素である。エンジンメンバー50は、長手形状の図示
しない鋼板から、前述の実施例と同様に一連のプレス加
工が施されることにより、長手方向中間部において図9
に示す断面形状を有して一体成形されたもので、上記鋼
板の長手方向と直角な幅方向の両側部がそれぞれ同じ面
側へ略円筒形状を成すように丸め成形されて幅方向に並
列させられた一対の円筒部52および54と、鋼板の幅
方向中央部分によって構成されるとともに、一対の円筒
部52,54の双方の中心線O3 ,O4 を含む一平面内
に略位置させられてそれら円筒部52,54を連結して
いる連結部56と、鋼板の長手方向における両端部がそ
れぞれ所定形状にプレス成形された一対の取付部58,
60とを有している。一対の取付部58,60には、エ
ンジン側および車体側に連結するための取付穴62およ
び64がそれぞれ穿設されている。
【0020】上記エンジンメンバー50は、略円筒状に
丸められた一対の円筒部52,54を有するため十分な
曲げ強度が得られ、且つ、比較的狭いスペースにも良好
に配設することが可能である。また、前述の実施例と同
様に、一対の円筒部52,54は長手方向の全域に亘っ
て連結部56により連結されていることなどから、例え
ば2本の丸パイプを溶接等で並列に連結した場合に比較
して、製造コストを低減し得る一方、捩りや引張りに対
しても高い強度が得られ、且つ取付部58,60が一体
に構成されて精度的にも有利となる。
丸められた一対の円筒部52,54を有するため十分な
曲げ強度が得られ、且つ、比較的狭いスペースにも良好
に配設することが可能である。また、前述の実施例と同
様に、一対の円筒部52,54は長手方向の全域に亘っ
て連結部56により連結されていることなどから、例え
ば2本の丸パイプを溶接等で並列に連結した場合に比較
して、製造コストを低減し得る一方、捩りや引張りに対
しても高い強度が得られ、且つ取付部58,60が一体
に構成されて精度的にも有利となる。
【0021】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0022】例えば、前記実施例では一対の円筒部1
4,16、52,54が長手方向の全長に亘って一定の
断面形状とされていたが、配設スペースや要求曲げ強度
等に応じて、長手方向で径寸法が徐変する紡錘形状等に
丸め加工することも可能である。一対の円筒部14,1
6、52,54が異なる形状や大きさとされても差し支
えない。
4,16、52,54が長手方向の全長に亘って一定の
断面形状とされていたが、配設スペースや要求曲げ強度
等に応じて、長手方向で径寸法が徐変する紡錘形状等に
丸め加工することも可能である。一対の円筒部14,1
6、52,54が異なる形状や大きさとされても差し支
えない。
【0023】また、前記実施例では連結部18、56が
幅方向において平坦な形状とされていたが断面形状にお
ける幅方向と直角な方向に凹凸を設けたり、重量軽減の
ために要求強度を満たす範囲で抜き穴などを設けたりす
ることも可能である。
幅方向において平坦な形状とされていたが断面形状にお
ける幅方向と直角な方向に凹凸を設けたり、重量軽減の
ために要求強度を満たす範囲で抜き穴などを設けたりす
ることも可能である。
【0024】また、前記図1の実施例ではインパクトプ
ロテクションビーム10がドア24内のアウタパネル2
6側においてドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに配
設されていたが、必ずしもその必要はなく、配設形態は
適宜変更され得る。
ロテクションビーム10がドア24内のアウタパネル2
6側においてドアヒンジ部からドアロック部へ斜めに配
設されていたが、必ずしもその必要はなく、配設形態は
適宜変更され得る。
【0025】また、前記図1の実施例では一対の取付部
20,22が略コの字形状の断面を有する状態にプレス
成形されるとともにボルト用取付穴25が穿設されるよ
うになっていたが、一対の取付部の形状や固設手段は適
宜変更され得る。図8の実施例についても同様である。
20,22が略コの字形状の断面を有する状態にプレス
成形されるとともにボルト用取付穴25が穿設されるよ
うになっていたが、一対の取付部の形状や固設手段は適
宜変更され得る。図8の実施例についても同様である。
【0026】また、前記実施例における鋼板12等の材
質や板厚、一対の円筒部14,16、52,54の径寸
法や全体の幅寸法等は、必要とされる曲げ強度等の条件
に応じて適宜変更される。
質や板厚、一対の円筒部14,16、52,54の径寸
法や全体の幅寸法等は、必要とされる曲げ強度等の条件
に応じて適宜変更される。
【0027】また、前記図1の実施例では鋼板12の両
側部12a,12bを丸めただけであったが、必要に応
じて図5(a)のように端縁12c,12dを境界部分
18a,18bに溶接固定することも可能である。図8
の実施例についても同様である。
側部12a,12bを丸めただけであったが、必要に応
じて図5(a)のように端縁12c,12dを境界部分
18a,18bに溶接固定することも可能である。図8
の実施例についても同様である。
【0028】また、前記実施例では車両用長手状強度部
材の一例としてのインパクトプロテクションビーム10
およびエンジンメンバー50について説明したが、所定
の曲げ強度が要求される他の車両用長手状強度部材にも
本発明は同様に適用され得る。
材の一例としてのインパクトプロテクションビーム10
およびエンジンメンバー50について説明したが、所定
の曲げ強度が要求される他の車両用長手状強度部材にも
本発明は同様に適用され得る。
【0029】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【0030】
【図1】本発明の車両用長手状強度部材の一例であるイ
ンパクトプロテクションビームを示す斜視図である。
ンパクトプロテクションビームを示す斜視図である。
【図2】図1のインパクトプロテクションビームの長手
方向中間部における断面図である。
方向中間部における断面図である。
【図3】図1のインパクトプロテクションビームが配設
された車両のドアの断面図である。
された車両のドアの断面図である。
【図4】図1のインパクトプロテクションビームの製造
工程を説明する図である。
工程を説明する図である。
【図5】図2の断面形状を有する試験品の曲げ試験にお
いて比較のために用いられる比較試験品を示す平面図で
ある。
いて比較のために用いられる比較試験品を示す平面図で
ある。
【図6】図2の断面形状を有する試験品等の曲げ試験を
行う装置の概略を説明する図である。
行う装置の概略を説明する図である。
【図7】図2の断面形状を有する試験品等の曲げ試験の
結果を示す図である。
結果を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例であるエンジンメンバーを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図9】図8のエンジンメンバーの長手方向中間部にお
ける断面図である。
ける断面図である。
【図10】従来のインパクトプロテクションビームがド
アに配設される形態の一例を説明する断面図である。
アに配設される形態の一例を説明する断面図である。
10:インパクトプロテクションビーム(車両用長手状
強度部材) 12:鋼板(金属板) 12a,12b:側部 14,16:円筒部 18:連結部 20,22:取付部 50:エンジンメンバー(車両用長手状強度部材) 52,54:円筒部 56:連結部 58,60:取付部 O1 , O2 , O3 , O4 :中心線
強度部材) 12:鋼板(金属板) 12a,12b:側部 14,16:円筒部 18:連結部 20,22:取付部 50:エンジンメンバー(車両用長手状強度部材) 52,54:円筒部 56:連結部 58,60:取付部 O1 , O2 , O3 , O4 :中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向の中間部において所定の曲げ強
度が要求される車両用長手状強度部材であって、 長手形状の金属板の長手方向と直角な幅方向の両側部が
それぞれ同じ面側へ略円筒状に丸められて幅方向に並列
した一対の円筒部と、 前記金属板の幅方向における中央部分によって構成さ
れ、前記一対の円筒部の双方の中心線を含む一平面内に
略位置して該一対の円筒部を連結している連結部と、 前記金属板の長手方向における両端部がそれぞれ所定形
状に成形された一対の取付部とを有することを特徴とす
る車両用長手状強度部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5133995A JPH08244456A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 車両用長手状強度部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5133995A JPH08244456A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 車両用長手状強度部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244456A true JPH08244456A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12884175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5133995A Pending JPH08244456A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 車両用長手状強度部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08244456A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6591577B2 (en) * | 2000-07-03 | 2003-07-15 | Om Corporation | Automobile door reinforcing member |
EP3085560A4 (en) * | 2013-12-19 | 2017-10-18 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Pipe-like reinforcement member for vehicle |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP5133995A patent/JPH08244456A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6591577B2 (en) * | 2000-07-03 | 2003-07-15 | Om Corporation | Automobile door reinforcing member |
EP3085560A4 (en) * | 2013-12-19 | 2017-10-18 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Pipe-like reinforcement member for vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040930 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |