JPH08243720A - 車両用ホイールの低圧鋳造装置 - Google Patents

車両用ホイールの低圧鋳造装置

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JPH08243720A
JPH08243720A JP7451595A JP7451595A JPH08243720A JP H08243720 A JPH08243720 A JP H08243720A JP 7451595 A JP7451595 A JP 7451595A JP 7451595 A JP7451595 A JP 7451595A JP H08243720 A JPH08243720 A JP H08243720A
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JP
Japan
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mold
molten metal
wheel
pressure casting
rim
Prior art date
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Pending
Application number
JP7451595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kato
喬士 加藤
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Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 横型によってキャビティのリム成形部を構成
するとともにこの横型の下方に溶湯補給管を略垂直に配
置した車両用ホイールの低圧鋳造装置において、前記横
型に略L字状の流路変更湯道を形成し、この湯道の一端
を前記キャビティのリム成形部に開口させて堰とすると
ともに他端を前記溶湯補給管に連通させた車両用ホイー
ルの低圧鋳造装置である。 【効果】 横型に溶湯の流路変更湯道を形成したため、
横型を脱型する際に流路変更部の脱型もできるため、こ
の車両用ホイールの低圧鋳造装置を使用すれば、リムを
形成する横型に堰が設けられているにも関わらず、横型
を脱型後、上型を脱型するさいに堰とリム部との間にに
こじれが発生せず、この結果、脱型の際におけるリム部
(鋳造製品の)の曲がりを防止できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リム部に堰を有する
車両用ホイールの低圧鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低圧鋳造装置にあってはその性質上溶湯
補給管は略垂直に設置されている。このため、リム部に
堰を有する車両用ホイールの低圧鋳造装置にあっては、
溶湯補給管から続く湯道を略直角状に曲げなければなら
ない。よって、従来にあっては、図3に示すように、横
型30から略水平方向に延びる湯道301 と溶湯補給管70と
の間に流路変更型Cを介在させ、溶湯補給管70からの溶
湯の流れを変化させて横型30の湯道301 に供給し、キャ
ビティ50内に注湯していた。なお、302 は横型30のパー
ティング面である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の車両用ホイールの低圧鋳造装置にあっては、流路
変更型Cが上型40と一体的に設置されているにもかかわ
らず流路変更型Cが加圧部分のため溶湯が押しピンの隙
間に入り込むおそれがありこの結果押し出しピンを設け
ることができないため、横型30を脱型した (図面の垂直
方向に開放する)後において、上型40からは押し出し具9
3によって鋳造製品を脱型できるが流路変更型Cからの
脱型は重力にたよらざるを得ず、この結果、リム部(鋳
造製品の)が堰311 の部分でこじれ、曲がりやすいとい
う不都合を有した。
【0004】この発明の課題はかかる不都合を解消する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る車両用ホイールの低圧鋳造装置にお
いては、横型によってキャビティのリム成形部を構成す
るとともにこの横型の下方に溶湯補給管を略垂直に配置
した車両用ホイールの低圧鋳造装置において、前記横型
に略L字状の流路変更湯道を形成し、この湯道の一端を
前記キャビティのリム成形部に開口させて堰とするとと
もに他端を前記溶湯補給管に連通させたものである。
【0006】
【作用】この発明に係る車両用ホイールの低圧鋳造装置
は上記のように構成されているため、即ち、横型に溶湯
の流路変更湯道を形成したため、横型を脱型する際に流
路変更部の脱型もできるものである。
【0007】
【実施例】図1はこの発明に係る車両用ホイールの低圧
鋳造装置の断面図である。
【0008】図1において、10はこの鋳造装置Dの基台
である。この基台10は車両用ホイ−ルを成形するための
鋳型セットSを支えている。この鋳型セットSは、下型
20と一対の横型30,30 と上型40との組み合わせである。
なお、本願でいう横型とは後記溶湯補給管70の軸心に交
差する面に沿って移動する型のことをいう。50はキャビ
ティであり、前記鋳型セットSによって形成されてい
る。このキャビティ50は車両用ホイ−ル状をしており、
ディスク成形部51とスポ−ク成形部52とリム成形部53と
から構成される。なお、21は下型20の入子であり、ディ
スク部(車両用ホイ−ルの)の表面を成形するためのも
のである。
【0009】31,31 は流路変更湯道であり、前記横型30
に形成されている。この湯道31,31は略L字状をしてお
り、側端開口311,311 を前記キャビティ50のリム成形部
53に開口し、堰を構成している。
【0010】60は溶湯保持炉であり、前記基台10の下方
に配置されている。この溶湯保持炉60には溶湯Mが収容
されている。又、70,70 は溶湯補給管であり、前記基台
10に略垂直状態に設置されている。この補給管70,70 は
後記ストレナー載置具71を介して前記流路変更湯道31,3
1 の下端開口312 につながり、下端は前記溶湯保持炉60
内に開口している。
【0011】図2において、71,71 は湯口カラーであ
り、前記補給管70,70 の上端縁に載置されている。
【0012】72,72 は凹部であり、前記湯口カラー71,7
1 の上端開口部に形成されている。この凹部72,72 は湯
口カラー71,71 の上端開口および流路変更湯道31の下端
開口の外側にまで及んでいる。
【0013】Rはストレナーであり、この凹部72,72 に
載置された状態で収容されている。このため、ストレナ
ーRは横型30,30 が水平方向(図面に対して垂直方向)
に摺動しても衝突することはないものである。また、溶
湯圧がかかっても流路変更湯道31の下端開口の端縁即ち
横型30に掛け止めされるため(仮想線の状態を参照のこ
と)、ストレナーRの周囲に隙間はできず、よって、異
物の混入を防止することができるとともに柔軟なストレ
ーナ、例えば、グラスファイバー製のストレナーを使用
することができる。このように、非金属製のストレナー
を使用すれば、リターン材の時分別しなくてもよいた
め、リターン材の処理能率を向上させることができる。
【0014】このため、補給管70,70 を上昇した溶湯M
はストレナーRを通過した後、横型30,30 の流路変更湯
道31,31 を介してキャビティ50のリム成形部53に供給さ
れる。
【0015】ストレナーRの網押さえ部分は網径に対し
て25〜40%である。このように限定されるのは、40
%を超えるとストレナーの材料がもったいなく、25%未
満ではストレナーRを溶湯圧に対して十分に押さえるこ
とができない。
【0016】80は上型作動具であり、前記上型40に固定
されている。この上型作動具を上下動させることによっ
て前記上型40を上下動させることができる。また、90は
押出板、91はこの押出板90に固定された押し出しピンで
ある。この押し出しピン91は上型40を貫通してリム成形
部(キャビティ50の)53のフランジ端(図におてい上方
の)に露出している。このため、上型作動装置80を作動
させて上型40及び押し出しピン91を上昇させた後、押し
出しピン91のみを下降させれば、そのピン先が鋳造され
たリムフランジを押圧することになり、上型40からホイ
ール(鋳造された)が脱型される。
【0017】この鋳造装置の脱型について説明する。
【0018】キャビティ50内で溶湯が凝固した後、ま
ず、一対の横型30,30 を脱型する(図面の垂直方向に開
放する。302 は横型30のパーティング面である。)。こ
のとき、横型30の流路変更湯道31,31 によって形成され
たL字状の湯道(溶湯の凝固したもの)も当該横型30,3
0 から開放される。その後、上型作動具80を作動させて
上型40及び押し出しピン91をホイール(鋳造された)と
ともに持ち上げ、鋳造製品にかかる重力によって下型20
を外す。その状態で、押し出しピン91のみを下降させ、
そのピン先でホイール(鋳造された)のリムフランジを
押圧すれば、上型40からホイール(鋳造された)は脱型
される。
【0019】また、そもそも二分割型(上下)では、湯
道を上型に設けると型が抜けないから下型の面にしか設
けられない。すると、堰の部分は強度が低く、ホイール
の場合は顕著に問題点が現れ、ディスクや外側フランジ
に堰が設けられ鋳造製品として好ましくない。これは、
強度をあまり必要としない部分に堰を設けるにあたっ
て、選択の余地が広がり、更には、堰を沢山設けられる
ことにもなり、生産能率を向上することができるととも
に堰を沢山設ければ湯回り距離が短いので型温が低くて
も湯回りが可能であることからも生産性を高めることが
できる。
【0020】さらに、横型に湯口を設ければ、製品に制
約されずに湯口径を自由に設定することができ、例え
ば、自由に大きくとれるものである。従来のように下型
に湯口を設けた場合には、湯口の径が製品の形状に影響
を与えるため、湯口径は自ずと限定されてしまい、この
結果、鋳造作業の作業能率を向上させにくいものであっ
た。
【0021】
【発明の効果】この発明に係る車両用ホイールの低圧鋳
造装置は、横型によってキャビティのリム成形部を構成
するとともにこの横型の下方に溶湯補給管を略垂直に配
置した車両用ホイールの低圧鋳造装置において、前記横
型に略L字状の流路変更湯道を形成し、この湯道の一端
を前記キャビティのリム成形部に開口させて堰とすると
ともに他端を前記溶湯補給管に連通させたため、即ち、
横型に溶湯の流路変更湯道を形成したため、横型を脱型
する際に流路変更部の脱型もできるものである。
【0022】よって、この車両用ホイールの低圧鋳造装
置を使用すれば、リムを形成する横型に堰が設けられて
いるにも関わらず、横型を脱型後、上型を脱型するさい
に堰とリム部との間ににこじれが発生せず、この結果、
脱型の際におけるリム部(鋳造製品の)の曲がりを防止
できるものである。また、これによって、垂直の型割り
上に湯道が設けられる結果、三方向の型割りが可能とな
り、横型移動に湯道を設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用ホイールの低圧鋳造装置
の断面図である。
【図2】図1におけるII部拡大図である。
【図3】従来例の部分断面図である。
【符号の説明】
30 … 横型 31 … 流路変更湯道 311 … 堰 50 … キャビティ 53 … リム成形部 70 … 溶湯補給管 D … 車両用ホイールの低圧鋳造装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横型によってキャビティのリム成形部を
    構成するとともにこの横型の下方に溶湯補給管を略垂直
    に配置した車両用ホイールの低圧鋳造装置において、前
    記横型に略L字状の流路変更湯道を形成し、この湯道の
    一端を前記キャビティのリム成形部に開口させて堰とす
    るとともに他端を前記溶湯補給管に連通させたことを特
    徴とする車両用ホイールの低圧鋳造装置。
JP7451595A 1995-03-06 1995-03-06 車両用ホイールの低圧鋳造装置 Pending JPH08243720A (ja)

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JP7451595A JPH08243720A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 車両用ホイールの低圧鋳造装置
DE69609910T DE69609910T2 (de) 1995-03-06 1996-03-05 Niederdruckgiessanlage für Fahrzeugräder
EP96904319A EP0760267B1 (en) 1995-03-06 1996-03-05 Pressure casting device for automobile wheels
PCT/JP1996/000514 WO1996027467A1 (fr) 1995-03-06 1996-03-05 Dispositif de moulage sous pression pour les roues automobiles
US08/755,754 US5810068A (en) 1995-03-06 1996-11-05 Pressure die-casting apparatus for vehicle wheel

Applications Claiming Priority (1)

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JP (1) JPH08243720A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013995A1 (en) * 2000-08-14 2002-02-21 Technology Union Co., Ltd. Low pressure casting method and apparatus thereof
JP2012096247A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Asahi Tec Corp 車両用ホイールの低圧鋳造装置
CN102806320A (zh) * 2011-05-31 2012-12-05 旭技术株式会社 涂型方法

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