JPH08243335A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JPH08243335A
JPH08243335A JP5416995A JP5416995A JPH08243335A JP H08243335 A JPH08243335 A JP H08243335A JP 5416995 A JP5416995 A JP 5416995A JP 5416995 A JP5416995 A JP 5416995A JP H08243335 A JPH08243335 A JP H08243335A
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water
air
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waterproof cover
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JP5416995A
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Katsuhiko Omodaka
克彦 面高
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータの防水構造が簡単で組立が容易であり、
コストダウンが可能な空気清浄装置を提供する。 【構成】空気清浄装置に吸入された外部の空気は、噴霧
部17から噴出された霧状の水を通過するときに、塵埃
などが水で吸収されて清浄化される。噴霧部17を駆動
するモータ85を保持するモータ保持板81には、回転
軸96を通す通し孔100が設けられ、その周囲に第2
防水カバー97が設けられている。一方、噴霧部17の
上面側に上広がりの第1防水カバー94が設けられてい
る。第1防水カバー94の開口は、第2防水カバー97
の開口より高くなっている。噴霧部17とモータ保持板
81の間に入った水分は、第1防水カバー94で跳ねと
ばされ、また、第1防水カバー94内に水分が入ったと
しても、第2防水カバー97の開口が高いので、ここか
らモータカバー87内に水分が入るのを防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水で空気を清浄化する
空気清浄装置に関する。詳しくは、モータの回転軸の周
囲に、上下から防水カバーを2重に設けることによっ
て、転倒時などに回転軸の周囲から水が侵入してモータ
が被水するのを防止しようとした空気清浄装置に係わる
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の家庭用空気清浄装置には、活性炭
や例えばポリプロピレンなどの繊維をフィルタとして使
用し、強制的に吸引した空気をこのフィルタを通すこと
によって、空気中に含まれる塵埃や臭いなどを除去する
フィルタ型の清浄装置がある。また、これとは別に空気
中の塵埃や臭いの成分などを例えば+側に帯電させ、こ
れを−側の電極に引き寄せてペーパータオルで収集する
イオン型の清浄装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィルタ型の清浄装置
では、フィルタが比較的早く詰まってしまうので、フィ
ルタを頻繁に取り替えなければならず、面倒なだけでな
くフィルタの費用がかかるという問題があった。また、
フィルタは活性炭や繊維が殆ど隙間なく詰まっているの
で圧力損失が大きくなり、空気を吸引するファンも能力
が大きいものを使用しなければならないから、これ又高
価になるという問題があった。
【0004】イオン型の清浄装置では、空気の流れる速
度が大きいと+側に帯電された塵埃などが−側に引き寄
せられずに、空気と一緒に外部に放出されてしまうの
で、空気を強制的に吸引して流すことができない。した
がって、清浄装置の極近くの空気が清浄化されるだけ
で、それより外側の空気を清浄化できないという問題が
あった。
【0005】そこでこの発明は、上述したような課題を
解決したものであって、安価でしかも広い範囲の空気を
清浄化することが可能で、その上モータの防水構造を簡
単にすることが可能な空気清浄装置を提案するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の空気清浄装置においては、外部から吸入し
た空気を清浄化して排出する空気清浄装置において、外
部から空気を吸引する吸引手段が設けられ、上記吸引さ
れた空気の通過途中に水を霧状にして噴出する噴霧部が
設けられ、上記噴霧部の駆動手段が設けられ、上記駆動
手段を保持する保持部が設けられ、上記保持部に上記駆
動手段の動作部を通す通し孔が設けられ、上記通し孔の
周囲に第2防水カバーが設けられ、上記噴霧部の上面側
で上記第2防水カバーの周囲に上広がりの第1防水カバ
ーが設けられ、上記第2防水カバーの開口が上記第1防
水カバーの開口より下側に配置されたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明においては、空気清浄装置が正常な姿勢
のときには、噴霧部と駆動部の保持部との間に入った水
分は、噴霧部の上広がりの第1防水カバーの遠心力で外
側に跳ね飛ばされる。また、第1防水カバー内に侵入し
た水分も、第1防水カバーの遠心力で外側に排出され
る。第1防水カバー内の駆動手段の動作部を通す通し孔
の周囲の第2防水カバーは、その開口が第1防水カバー
の開口より低い位置にあるので、第2防水カバーの開口
から水分が侵入するのを防止できる。
【0008】空気清浄装置本体が横倒しになったときに
は、第1防水カバーの外周面に沿って水分が流れ落ちる
ので、第1防水カバー内に水分が入り難くなる。また、
第1防水カバー内に侵入した水分は、第2防水カバーの
外周面に沿って流れ落ち、この水分が第1防水カバーの
内面に沿って流れ落ちて外部に排出される。
【0009】空気清浄装置本体が上下逆になったときに
は、第1防水カバーの開口が下向きとなり、ここから水
分が第1防水カバー内に入るのを防止できる。また、第
1防水カバー内に水分が侵入したとしても、このときに
は、第2防水カバーの開口が第1防水カバーの開口より
上側に位置しているので、第2防水カバーから水分が入
るのを防止できる。
【0010】
【実施例】続いて、本発明に係る空気清浄装置の一実施
例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明による空気清浄装置1の構
成を示す。この空気清浄装置1は、L字状の吸気ダクト
10が円筒状の排気ダクト11内に配置され、吸気ダク
ト10が孔付きの横板32上に載置されている。吸気ダ
クト10の水平部12の先端には吸気口13が設けら
れ、これが排気ダクト11の筒壁から外部に向けて開放
されている。また、吸気ダクト10の垂直部14は、図
2に示すように排気ダクト11の略中心に配置されてい
る。排気ダクト11の空気通過部15の断面積は、垂直
部14の空気通過部16の断面積より大きくなってい
る。これは、後述するように空気の流速を下げて、空気
を清浄化するための水が外部に排出されないようにする
ためである。
【0012】図1において、吸気ダクト10の垂直部1
4には、空気を清浄化するための水を霧状にして噴出す
る噴霧部17が配置されている。噴霧部17は、図3に
示すように厚肉の円筒状のスポンジ18が設けられ、こ
れが枠部19内に収納されている。枠部19は、円板状
の上板20と下板21がスポンジ18の上下に配置さ
れ、更に図4にも示すように上板20と下板21の間に
細長い縦板22が等間隔で4本設けられている。
【0013】図3に示すように、スポンジ18の内側の
空間にはパイプ状の固定ノズル27が略全長に亘って配
置されている。固定ノズル27はスポンジ18の略中央
部で径が変わっており、上側が小径部28で下側が大径
部29となっている。また、小径部28及び大径部29
には、それぞれ長手方向に沿って複数のノズル孔28a
〜28n,29a〜29nが少なくとも一列設けられて
いる。ノズル孔28a〜28n,29a〜29nは水の
供給元から遠いほど小口径となっている。
【0014】これは、固定ノズル27の先端ほど静水圧
が大となり、水の供給元ほど動水圧が大きくて静水圧が
小さくなるので、ノズル孔28a〜28n,29a〜2
9nの口径が同一の場合先端ほど水の噴出量が多くなっ
てしまうからである。このように口径を変えることによ
って、全てのノズル孔28a〜28n,29a〜29n
から水が同一量だけ噴出されるようになる。固定ノズル
27には、枠部19の下板21と僅かな隙間をあけて受
け板30が設けられ、その外周側に枠部19の位置規制
をするリング状の規制部31が立設されている。
【0015】一方、噴霧部17の上方には、図1に示す
ように吸気ダクト10に固定された支持板80が配置さ
れている。支持板80は空気を通す必要があるため、枠
組み状に形成されている。支持板80の上面側には、図
5に示すようにモータ保持板81が取付けられ、その上
側に複数のダンパ82が配置されている。ダンパ82の
下側にはねじ83が設けられており、ねじ83をモータ
保持板81に設けられたねじ孔84に螺入することによ
って、ダンパ82が固定されている。ダンパ82の上面
側には、モータ85のベース86が固定されている。こ
れによって、モータ85の振動がモータ保持板81及び
支持板80を介して、吸気ダクト10及び排気ダクト1
1に伝達されるのが防止される。
【0016】モータ85の上方には、モータ85が被水
するのを防止するため、ドーム状のモータカバー87が
配置されている。モータカバー87の下端部には、断面
が逆L字状で適宜な幅の係止部88が複数個設けられて
いる。係止部88には、係止孔90が設けられている。
【0017】モータ保持板81の外周端には、リンク状
の外周突起91が設けられている。外周突起91と所定
の間隔だけ離れた内側にも、リング状の内周突起92が
設けられている。内周突起92は、外周突起91より高
くなっている。外周突起91の外側面には、モータカバ
ー87の係止孔90に係止可能な凸部93が複数個設け
られている。そして、外周突起91と内周突起92との
間の隙間に、モータカバー87の端部が挿入されてい
る。外周突起91の凸部93は、係止部88の係止孔9
0に挿入されている。これによって、モータカバー87
がモータ保持板81に確実に係止され、不用意に外れな
いようになっている。
【0018】噴霧部17の上板20の上面側には、逆円
錐台状で上広がりの第1防水カバー94が設けられてい
る。第1防水カバー94の開口と、モータ保持板81の
下面との間の隙間は、水分が入り難いように所定の寸法
以下になるように設定されている。第1防水カバー94
の内側には円筒状の継手95が設けられ、継手95にモ
ータ85の回転軸96が挿入されて、例えばボルトなど
で固定されている。モータ保持板81には、モータ85
の動作部、すなわち、回転軸96を通すための通し孔1
00が設けられている。通し孔100の周囲には、第1
防水カバー94と回転軸96との間に配置された円筒状
の第2防水カバー97が設けられている。第2防水カバ
ー97の開口は、第1防水カバー94の開口より下側に
位置している。
【0019】図3において、モータ85が作動すると枠
部19の回転に伴ってスポンジ18が回転する。このと
き、固定ノズル27のノズル孔28a〜28n,29a
〜29nから水が噴出されると、この水が回転している
スポンジ18で細い粒に細分化され、回転による遠心力
で外部に霧状となって噴出される。この霧状の水は回転
しながら噴出されるので、吸気ダクト10内の空気通過
部16(図2)が全体に亘って水で覆われることにな
り、ここを通過した空気に含まれる塵埃や臭いの成分な
どが殆ど水に吸収されて清浄化される。ここで、清浄化
された空気は、図1に示すように後述の気水分離部36
及び排気ダクト11の空気通過部15を通り、排気ダク
ト11の上側にあるシロッコファン33を介して排気口
34から外部に排出される。シロッコファン33はモー
タ35で駆動される。
【0020】つまり、ここでは排気ダクト11に設けら
れたシロッコファン33の吸引力によって、吸気ダクト
10の吸気口13から汚れた空気が吸入され、これが噴
霧部17から噴出された水で清浄化された後、気水分離
部36及び排気ダクト11を通り、シロッコファン33
の排出力で排気口34から外部に排出されるようになっ
ている。本例では、シロッコファン33が排気ダクト1
1の上部側に配置されているので、吸気ダクト10及び
排気ダクト11内に乱流が発生しにくくなる。したがっ
て空気の抵抗が少なくなり、効率が上がる。また、シロ
ッコファン33を通過するのは清浄化された空気である
ため、シロッコファン33は汚れにくくなる。
【0021】図1に示すように、吸気ダクト10及び噴
霧部17の下側には、上述の気水分離部36と水の溜り
部37が設けられ、更にその下側にタンク38が着脱自
在に配置されている。気水分離部36は清浄化された空
気と水を分離するため、適宜な広さを有している。気水
分離部36の一部が仕切られており、ここにポンプ39
が配置され、その吐出口が給水パイプ40及び継手41
を介して固定ノズル27に接続されている。気水分離部
36で分離された空気は、シロッコファン33の吸引力
で排気ダクト11側に流れていく。また、分離された水
は、気水分離部36の底部に設けられた溜り部37に流
れていく。溜り部37に溜った水は次に説明するように
タンク38に回収される。
【0022】このタンク38は溜り部37内の水を回収
する回収部42と、回収部42内の汚れた水を清浄化す
るフィルタ43と、清浄化された水を固定ノズル27に
供給する供給部44とで構成されている。供給部44の
上部側には、タンク38と溜り部37及びポンプ39と
を接続するための接続部45が設けられている。
【0023】接続部45には、図6に示すように溜り部
37との対向面に、上下に2つのガイド部46,47が
例えば溶着によって取り付けられている。ガイド部4
6,47は外側にフランジ48が設けられ、その内周側
に比較的大きな面取りが施されている。これによって、
相手側を容易に挿入することができる。また、ガイド部
46,47の筒部49の内周側には相手側を挿入する挿
入部50が設けられている。この挿入部50にはL字状
の継手部51,52の差込部53が挿入され、先端側に
は封止手段、本例ではOリング54が嵌入されている。
これによって、ガイド部46,47と継手部51,52
とパイプ56,57との間から水が洩れるのを防止でき
る。継手部51,52の差込部53の内端面にはゴム製
の逆止弁55が設けられている。
【0024】一方、溜り部37の接続部45との対向面
には溜り部37内の水を排出するための直線状の排出パ
イプ56と、タンク38内の水を噴霧部17側に供給す
るためのL字状の供給パイプ57とが突出して取り付け
られている。排出パイプ56は溜り部37の底部付近に
取り付けられている。そして、タンク38が所定の位置
に配置されると、各パイプ56,57がそれぞれガイド
部46,47から差込部53を通って継手部51,52
の内部に挿入される。
【0025】このとき、各パイプ56,57の先端で逆
止弁55が押し開かれる。これで、溜り部37内の水を
タンク38内に回収可能になり、またタンク38内の水
を噴霧部17に供給可能になる。逆に、タンク38が取
り外されたときには、逆止弁55が弾性で閉じられる。
そして、タンク38が傾いて、内部の水が継手部51,
52側に流れてくると、この水の圧力で逆止弁55が閉
じる方向に押圧されるので、外部に漏れることがなくな
る。
【0026】排出パイプ56が接続された継手部51の
下側には差込パイプ58が設けられ、これに差し込まれ
たチューブ59がタンク38の回収部42(図1)に接
続されている。チューブ59は締付バンド60で差込パ
イプ58に締付固定されている。また、供給パイプ57
が接続された継手部52の下側にも差込パイプ58が設
けられ、ここに差し込まれたチューブ61がタンク38
の供給部44に接続されている。このチューブ61も締
付バンド60で差込パイプ58に締付固定されている。
なお、供給パイプ57は継手62を介してポンプ39の
吸込口に接続されている。
【0027】排出パイプ56の溜り部37側の通し孔部
には、タンク38を取り外したときに溜り部37内の水
が外部に漏出するのを防止するため、止め弁63が開閉
自在に取り付けられている。この止め弁63は、図7に
も示すようにL字状の回動レバー64の下端部に排出パ
イプ56の口径より大きなパッキン65が設けられてい
る。回動レバー64の上部側はピン66で気水分離部3
6の支持部67に回動自在に取り付けられている。ま
た、回動レバー64の上端部には縦長孔68が設けら
れ、ここに気水分離部36に取り付けられたソレノイド
69のロッド70がピン71で連結されている。ソレノ
イド69は自己保持型であり、1回通電されるとロッド
70が突出側又は引き込み側に保持される。
【0028】そして、タンク38が取り付けられたとき
には、これがマイクロスイッチ72で検出されてソレノ
イド69に通電され、ロッド70が引き込まれた状態で
保持される。これで、止め弁63が開放された状態とな
る。タンク38が取り外されたときには、これがマイク
ロスイッチ72で検出されてソレノイド69に通電さ
れ、ロッド70が押し出された状態で保持される。これ
によって止め弁63が閉まった状態となる。なお、ポン
プ39に上述と同様な止め弁があるので供給パイプ57
側に止め弁は設けていない。
【0029】したがって、使用時には噴霧部17から噴
出された霧状の水が気水分離部36で空気と分離され、
これが溜り部37に溜められて排出パイプ56から継手
部51及びチューブ59を経て回収部42に回収され
る。そして、例えばタンク38内の水を取り換えるため
にタンク38を取り外したときには、溜り部37内の水
が外部に漏出することがなくなる。また、タンク38は
密封されているので、ポンプ39が運転されると、チュ
ーブ61から水が吸入されてタンク38内が負圧にな
る。これによって、溜り部37内の水がタンク38に自
動的に吸い込まれる。
【0030】この空気清浄装置1は、霧状の水の中に汚
れた空気を通すことによって空気中の塵埃や臭いの成分
を水に吸収させて取り除くものであり、空気の通過部に
水が均一に散布されるので、従来のフィルタ型の空気清
浄装置に比べて空気抵抗が小さくなると共に塵埃などの
捕集効率が向上し、清浄の効率が良くなる。また、周囲
の空気をファンで吸入し、これを清浄化して排出するか
らイオン型の空気清浄装置より広い範囲の空気を清浄化
することができる。
【0031】さらに、この空気清浄措置1においては、
正常な姿勢にあるときだけでなく、横転したり、逆転し
たりしても、モータ85に水がかからないようになって
いる。すなわち、空気清浄装置1が正常な姿勢に保持さ
れている場合は、図8に示すように、噴霧部17から噴
出されてモータカバー87の周囲に掛かった水分は、モ
ータ保持板81の外周突起91の外周面に沿って流れ落
ちるので、外周突起91とモータカバー87の間の隙間
に水分が入り込み難くなっている。もし、モータカバー
87と外周突起91との隙間に水分が入り込んだとして
も、外周突起91よりも内周突起92の方が高いので、
内周突起92の内側にまで水分が侵入することはない。
したがって、モータカバー87とモータ保持板81の隙
間から、モータカバー87内に水分が入るのを確実に防
止できる。
【0032】噴霧部17の上板20と、支持板80との
間に入り込んだ水分は、上板20に設けられた円錐台状
の第1防水カバー94の外表面にあたり、第1防水カバ
ー94の遠心力で跳ね飛ばされるので、第1防水カバー
94内に水分が入るのを防止できる。もし、第1防水カ
バー94内に水分が入ったとしても、第1防水カバー9
4が上広がりで上端に開口があるので、内部の水分は第
1防水カバー94の遠心力で開口から外部に噴出され
る。したがって、モータ85の回転軸96の周囲からモ
ータカバー87内に水分が入るのを防止できる。
【0033】空気清浄装置1が横転した場合は、図9に
示すように支持板80、外周突起91及びモータカバー
87に水分が掛かっても、外周突起91からモータカバ
ー87にかけて下り傾斜になっているので、この傾斜に
沿って水分が流れ落ちる。また、外周突起91とモータ
カバー87の隙間に水分が侵入したとしても、この水分
はモータカバー87の外周面に沿って流れ落ちる。した
がって、モータカバー87とモータ保持板81の間か
ら、モータカバー87内に水分が入るのを防止できる。
【0034】支持板80と噴霧部17との間に入った水
分は、第1防水カバー94の外周面に沿って流れ落ち、
第1防止カバー94内に水分が入るのを防止できる。も
し、支持板80と第1防水カバー94の隙間から第1防
水カバー94内に水分が侵入したとしても、この水分は
第2防水カバー97の外周面に沿って流れ落ち、これが
第1防水カバー94の内面の下り傾斜に沿って外部に流
れ出る。したがって、モータ85の回転軸96の周囲か
らモータカバー87内に水分が入るのを防止できる。
【0035】空気清浄装置1が逆転した場合は、図10
に示すように、モータ保持板81の外周突起91とモー
タカバー87の間の隙間が下向きになるので、支持板8
0の下面側、外周突起91の外表面及びモータカバー8
7の表面に掛かった水分は、モータカバー87の表面に
沿って流れ落ちる。したがって、外周突起91とモータ
カバー87の隙間から、モータカバー87内に水分が入
るのを防止できる。
【0036】支持板80と噴霧部17の間に入った水分
は、上下逆転時に下広がりになっている第1防水カバー
94の外周面に沿って流れ落ちる。もし、第1防水カバ
ー94内に水分が入ったとしても、第1防水カバー94
の内側に第2防水カバー97があり、このときには、第
2防水カバー97の開口が第1防水カバー94の開口よ
り高くなっているので、内部の水分はモータ保持板81
の上面に沿って第1防水カバー94の外側に流れ落ち
る。したがって、回転軸96の周囲からモータカバー8
7内に水分が侵入するのを防止できる。
【0037】上述のように、本例の空気清浄装置1は、
どのような姿勢になってもモータカバー87内に水分が
入るのを防止できるので、モータ85が被水するのを確
実に防止することが可能になる。また、例えばモータカ
バー87の取付部等にパッキンを設ける必要がないか
ら、各部の構成を簡単にすることができ、組立が容易で
コストダウンが可能になる。
【0038】さらに、吸気ダクト10は排気ダクト11
内に収納されているので、全体的に小型になり、設置ス
ペースが小さくてすむ。ここでは、排気ダクト11の空
気通過部15の断面積が吸気ダクト10の空気通過部1
6の断面積より大きいから、排気ダクト11内の空気の
流速が遅くなり、水を上昇させることができなくなる。
これによって、水が排気ダクト11を通って外部に排出
されるのを防止することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、駆動手
段の動作部を通す通し孔の周囲に筒状の第2防水カバー
を設け、噴霧部の上面側に上広がりの第1防水カバーを
設け、第2防水カバーの開口を第1防水カバーの開口よ
り上側に配置したものである。したがって、本発明によ
れば、装置が転倒したり逆転したりしても、水分が第2
防水カバーから内側に侵入するのを防止でき、これによ
って、モータが被水するのを防止できる。また、駆動手
段の防水機構にパッキンを用いる必要がないから、各部
の構成が簡単で組み立ても容易であり、コストダウンが
可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気清浄装置の実施例の構成図で
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】噴霧部17の構成図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3のC−C断面図である。
【図6】図1のD部を示す詳細図である。
【図7】図6のE矢視図である。
【図8】正常時の防水作用を説明する断面図である。
【図9】横転時の防水作用を説明する断面図である。
【図10】逆転時の防水作用を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 10 吸気ダクト 11 排気ダクト 17 噴霧部 18 スポンジ 27 固定ノズル 81 モータ保持板 82 ダンパ 85 モータ 87 モータカバー 91 外周突起 92 内周突起 94 第1防水カバー 97 第2防水カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から吸入した空気を清浄化して排出
    する空気清浄装置において、 外部から空気を吸引する吸引手段が設けられ、 上記吸引された空気の通過途中に水を霧状にして噴出す
    る噴霧部が設けられ、 上記噴霧部の駆動手段が設けられ、 上記駆動手段を保持する保持部が設けられ、 上記保持部に上記駆動手段の動作部を通す通し孔が設け
    られ、 上記通し孔の周囲に第2防水カバーが設けられ、 上記噴霧部の上面側で上記第2防水カバーの周囲に上広
    がりの第1防水カバーが設けられ、 上記第2防水カバーの開口が上記第1防水カバーの開口
    より下側に配置されたことを特徴とする空気清浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032302A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Sanki Eng Co Ltd エアワッシャ
CN100384363C (zh) * 2006-08-11 2008-04-30 泰怡凯电器(苏州)有限公司 吸尘器电机室防水机构

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