JPH08242484A - 移動通信基地局間tdm同期方法及び移動通信基地局間tdm同期システム - Google Patents

移動通信基地局間tdm同期方法及び移動通信基地局間tdm同期システム

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JPH08242484A
JPH08242484A JP7068932A JP6893295A JPH08242484A JP H08242484 A JPH08242484 A JP H08242484A JP 7068932 A JP7068932 A JP 7068932A JP 6893295 A JP6893295 A JP 6893295A JP H08242484 A JPH08242484 A JP H08242484A
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JP
Japan
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gps
time
base station
signal
received
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Application number
JP7068932A
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English (en)
Inventor
Hironobu Miura
啓伸 三浦
Kenzo Urabe
健三 占部
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各周辺基地局から送信される呼出信号の同期
を瞬時に確立することができる移動通信基地局間TDM
同期方法及び移動通信基地局間TDM同期システムを提
供する。 【構成】 中央基地局1は、呼出信号にGPS時刻情報
(時刻B)を付加して各周辺基地局2に時刻Aのタイミ
ングで送信し、各周辺基地局2は、中央基地局1からの
信号を各遅延時間に応じてまちまちに受信するが、GP
S時刻情報と自己が衛星通信を利用して受信した実際の
GPS時刻とが一致した時に、直ちにもしくは設定され
たオフセット時間経過後(時刻Bのタイミング)に、一
斉に受信機5に呼出信号を送信して、呼出信号の送信を
同期させる移動通信基地局間TDM同期方法及び移動通
信基地局間TDM同期システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信基地局間TD
M同期方法に係り、特に移動通信用基地局からの送信信
号間位相遅延補正に用いられ、複数の基地局が設定され
たGPS時刻に基づいて一斉に同期して送信することが
できる移動通信基地局間TDM同期方法及び移動通信基
地局間TDM同期システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信基地局TDM同期方法に
ついて、図4及び図5を使って説明する。図4は、従来
の移動通信基地局間TDM同期システムの概略構成図で
あり、図5は、従来の移動通信基地局間TDM同期方法
を示すタイミングチャート図である。
【0003】尚、TDM(Time Division Multiplex :
時分割多重)通信とは、1の伝送路を多数のチャネルで
共有する場合に、チャネルの数分時間的にずらしたパル
ス信号を並べて伝送する通信方法である。変調方式に
は、パルス振幅変調(PAM)、パルス幅変調(PW
N)、パルス位置変調(PPM)、パルス数変調(PN
M)、パルス符号変調(PCM)等がある。
【0004】まず、従来の移動通信基地局間TDM同期
システムの概略構成について図4を使って説明する。従
来の移動通信基地局間TDM同期システムは、図4に示
すように、中央基地局1′と、周辺基地局2′と、受信
機5とから基本的に構成され、中央基地局1′と複数の
周辺基地局2′とがそれぞれ回線(B信号中継線)で接
続されている。
【0005】中央基地局1′は、ネットワークに接続
し、ネットワークから呼出信号を受信して、複数の周辺
基地局2′にB信号中継線を介してその呼出信号を一斉
に送信するものである。周辺基地局2′は、エリア毎に
設けられ、図4の例では、3つの周辺基地局2′-1、
2′-2、2′-3が設けられた構成となっている。
【0006】更に、周辺基地局2′内部の構成について
説明すると、周辺基地局2′は、位相補正部6と、送信
部7と、位相補正用アンテナ3と、周辺基地局用アンテ
ナ4とから構成されている。
【0007】ここで、周辺基地局用アンテナ4は、呼出
信号を受信機5に送信するためのアンテナであり、送信
部7は、呼出信号を周辺基地局用アンテナ4を用いて送
信する送信部である。
【0008】また、位相補正部6は、B信号中継線に搬
送回線を用いると、その距離等により呼出信号が周辺基
地局2′に到着する時刻に遅延が生じ、各周辺基地局
2′で到着時刻がまちまちとなって呼出信号を送信する
タイミングが不一致になることから、各周辺基地局2′
での送信タイミングを同期させる補正を行うためのもの
である。そして、位相補正用アンテナ3は、上記補正に
用いられるアンテナである。尚、位相補正部6の動作に
ついては、図5を用いて後述する。
【0009】受信機5は、周辺基地局2′から送信され
る呼出信号を受信し、自機宛の信号であるかどうか判定
して、自機宛の信号であればその信号内容を取り込み、
アラーム音を発生させて表示等を行うものである。
【0010】次に、従来の移動通信基地局間TDM同期
方法について、図5を使って説明する。まず、ネットワ
ークから中央基地局1′に呼出信号が送信されると、中
央基地局1′が周辺基地局2′-1、2′-2、2′-3へB
信号中継線を介して呼出信号を伝送する。そして、周辺
基地局2′では基準位相となるべき他の周辺基地局2′
の位相と比較した場合の遅延時間を補正する。
【0011】周辺基地局2′(特に、周辺基地局2′-
2)における遅延時間の補正を具体的に説明すると、周
辺基地局2′-2は自局の周辺基地局用アンテナ4から送
信された呼出信号を自局の位相補正用アンテナ3で受信
し、次に、基準位相とすべき周辺基地局2′-1からの呼
出信号を受信し、双方の呼出信号に含まれる同期コード
から双方の位相遅延△t1 を検出する(図5(a)参
照)。
【0012】そして、周辺基地局2′-2の位相補正部6
で、△t1 をTDMにおける1スロット分の時間△t0
となるよう送信タイミングを調整し、更にその呼出信号
にダミーのスロットを1つ付加する(図5(b)参
照)。すると、次の呼出信号の送信から周辺基地局2′
-1と周辺基地局2′-2とで同期がとれるものである。
【0013】更に、補正済の周辺基地局2′-2の位相を
基準として、周辺基地局2′-3の呼出信号との位相差Δ
t2 (図5(c)参照)を同様にして補正し、同期状態
を確立するものである。また、周辺基地局2′の数が増
えれば、以下同様にして各周辺基地局間の呼出信号の位
相を補正するようになっている。
【0014】このような従来の移動通信基地局間TDM
同期方法については、NEC Res.& Develop., No. 8
4 January, 1987, T. Kuki etal 「High Capaci
tyRadio Paging System」の文献に記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動通信基地局間TDM同期方法では、基準となる周辺
基地局に対して他の周辺基地局の1局が同期を確立する
よう遅延時間を補正し、更に補正された周辺基地局を基
準として別の周辺基地局の1局が同期を確立するという
ように1対1で遅延時間の補正が順次行われていく順次
送信方式であるため、最終的に同期が確立されるまでに
は複雑な行程を必要とし、かつ遅延補正完了時間が周辺
基地局数に比例して大きくなるという問題点があった。
【0016】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、各周辺基地局から送信される呼出信号の同期を瞬時
に確立することができる移動通信基地局間TDM同期方
法及び移動通信基地局間TDM同期システムを提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、移動通信基地局間
TDM同期方法において、各周辺基地局で、呼出信号に
GPS衛星から受信したGPS時刻を基に設定した時刻
を示す情報であるところのGPS時刻情報を付加した信
号と前記GPS衛星から衛星通信を利用して実際のGP
S時刻とを受信し、前記GPS時刻情報が示す時刻と前
記GPS衛星から受信したGPS時刻を比較し、一致す
れば直ちにもしくは設定済のオフセット時間後に前記呼
出信号を受信機に向けて送信することを特徴としてい
る。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、移動通信基地局間TDM同期システ
ムにおいて、呼出信号にGPS衛星から受信したGPS
時刻を基に設定した時刻を示す情報であるところのGP
S時刻情報を付加して送信する中央基地局と、前記中央
基地局から送信された信号を中継線を介して受信し、前
記GPS衛星から衛星通信を利用して実際のGPS時刻
を受信して、前記GPS時刻情報が示す時刻と前記GP
S衛星から受信したGPS時刻を比較し、一致すれば直
ちにもしくは設定済のオフセット時間後に前記呼出信号
を受信機に向けて送信する複数の周辺基地局とを有する
ことを特徴としている。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の移動通信基地局間T
DM同期システムにおいて、周辺基地局が、GPS衛星
から衛星通信を利用して送信される実際のGPS時刻を
受信するGPS受信部と、中央基地局から受信した信号
からGPS時刻情報を抽出するGPS時刻抽出部と、呼
出信号を一時記憶し、送信指示によって前記呼出信号を
出力する記憶部と、前記記憶部への送信指示信号を直ち
にもしくは設定済のオフセット時間後に出力するオフセ
ット部と、前記GPS時刻抽出部から取り出されたGP
S時刻情報が示す時刻と前記GPS受信部が受信したG
PS時刻を比較し、一致すれば前記送信指示を前記オフ
セット部経由で前記記憶部に出力する時刻一致検出部
と、前記送信時刻設定部から出力された呼出信号を受信
機に向けて送信する送信部とを有することを特徴として
いる。
【0020】
【作用】請求項1,2,3記載の発明によれば、中央基
地局で、呼出信号にGPS時刻情報を付加して各周辺基
地局に送信し、各周辺基地局で、中央基地局から送信さ
れた信号とGPS衛星から衛星通信を利用して実際のG
PS時刻とを受信し、GPS時刻情報が示すGPS時刻
とGPS衛星から受信したGPS時刻を比較し、一致す
れば直ちにもしくは設定済のオフセット時間後に呼出信
号を受信機へ送信する移動通信基地局間TDM同期方法
及び移動通信基地局間TDM同期システムとしているの
で、中央基地局から各周辺基地局へ呼出信号が送信され
る際にまちまちの遅延時間が発生しても、GPS衛星か
ら受信したGPS時刻をもって一斉に各周辺基地局が呼
出信号を送信できるため、呼出信号の同期を瞬時に確立
することができる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本発明の一実施例に係る移動通信基地局間
TDM同期方法及び移動通信基地局間TDM同期システ
ムは、各周辺基地局で呼出信号にGPS(Global Posit
ioning System)時刻情報が付加された信号とGPS衛
星から衛星通信を利用して実際のGPS時刻とを受信
し、GPS時刻情報が示すGPS時刻とGPS衛星から
受信したGPS時刻を比較し、一致すれば直ちに呼出信
号を受信機に送信するようにしているので、GPS衛星
から受信したGPS時刻に一斉に各周辺基地局が呼出信
号を受信機に送信でき、中央基地局から各周辺基地局ま
でに生じるまちまちの遅延時間を全ての周辺基地局が一
斉に補正して、呼出信号の同期を瞬時に確立することが
できるものである。
【0022】まず、本実施例の移動通信基地局間TDM
同期システムの構成について、図1を使って説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る移動通信基地局間TD
M同期システムの概略構成図である。尚、図4と同様の
構成をとる部分については同一の符号を付して説明す
る。
【0023】本実施例の移動通信基地局間TDM同期シ
ステムは、基本的には従来と同様で、中央基地局1と、
複数の周辺基地局2と、受信機5とから構成されてお
り、更に本実施例の特徴としてGPS衛星20から送出
される情報を用いている。また、本実施例の中央基地局
1における呼出信号の送信制御が従来の中央基地局1′
とは異なっており、また周辺基地局2内部に従来の位相
補正部6の代わりに同期回路部8が設けられている点が
従来の移動通信基地局間TDM同期システムとは異なっ
ている。
【0024】次に、本実施例の移動通信基地局間TDM
同期システムの各部について具体的に説明するが、従来
と同様の構成部分については説明を省略し、本実施例の
特徴部分についてのみ説明する。GPS衛星20は、米
国国防省が軍事用に開発した衛星航法システムで用いら
れている周回衛星で、内部に非常に高精度の原子時計を
持ち、決まった時刻を基準に周期的な連続信号を常時送
出しているものであり、ここではこの周期的な信号をG
PS時刻信号と呼ぶ(「移動通信」 進士 昌明編 丸
善株式会社 1989年9月発行 p264参照)。
【0025】中央基地局1は、従来と同様にネットワー
クから受け取った受信機5に対する呼出信号をB信号中
継線を介して複数の周辺基地局2に送信するものである
が、本実施例の中央基地局1の特徴は、呼出信号の前に
GPS時刻情報を付加して該周辺基地局2に送信する点
である。ここで、GPS時刻情報とは、GPS衛星20
から送出されるGPS時刻信号に基づいて、複数の周辺
基地局2から一斉に呼出信号を送信するGPS時刻を示
す情報である。
【0026】つまり、中央基地局1では、ネットワーク
から呼出信号を受け取ると、GPS衛星20から受け取
ったGPS時刻に基づいて、中央基地局1から送信した
呼出信号をもっとも位相遅延の大きい周辺基地局2が受
信し、更にその周辺基地局2から呼出信号を送信するの
に充分なGPS時刻を算出し、算出されたGPS時刻を
GPS時刻情報として呼出信号に付加して、各周辺基地
局2に送信するようになっている。
【0027】周辺基地局2は、同期回路部8で中央基地
局1から送信される呼出信号をB信号中継線を介して受
け取り、呼出信号に付加されているGPS時刻情報に従
って、GPS時刻情報の時刻に達した時に呼出信号を送
信部7を介して送信するものである。
【0028】ここで、本実施例の周辺基地局2の同期回
路部8内部の構成について、図2を使って具体的に説明
する。図2は、本実施例の周辺基地局2の同期回路部8
内部の構成ブロック図である。本実施例の周辺基地局2
の同期回路部8内部は、図2に示すように、記憶部9
と、GPS時刻情報抽出部10と、オフセット部11
と、時刻一致検出部12と、GPS受信部13と、GP
Sアンテナ14とから構成されている。
【0029】同期回路部8内部の各部について具体的に
説明する。GPSアンテナ14は、GPS衛星20から
定期的に送出される信号(GPS時刻信号)を受信する
アンテナである。GPS受信部13は、GPSアンテナ
14を介して受信した信号を中間周波数にダウンコンバ
ート後得られたスペクトラム拡散信号を逆拡散し、復調
データから衛星の信号送出時刻を算出するものである。
この算出された時刻を、単に「GPS時刻」と呼ぶこと
にする。
【0030】記憶部9は、中央基地局1から送信された
信号(GPS時刻情報+呼出信号)を一時記憶し、GP
S時刻情報に基づくタイミングで呼出信号を送信部7に
出力するものである。GPS時刻情報抽出部10は、B
信号中継線を介して同期回路部8で受信した受信信号か
らGPS時刻情報を抽出するものである。
【0031】具体的には、同期回路部8は、B信号中継
線を介して信号を受け取ると、受け取った信号(受信信
号)を記憶部9に一時記憶し、またGPS時刻情報抽出
部10で受信信号内のGPS時刻情報を取り出して時刻
一致検出部12に出力する。そして、時刻一致検出部1
2からオフセット部11を介して送信指示を受け取る
と、記憶部9に記憶されている受信信号内の呼出信号を
送信部7に出力して送信させるものである。
【0032】オフセット部11は、時刻一致検出部12
から出力される送信指示を直ちにもしくは予め設定した
オフセット時間経過後に記憶部9に出力するものであ
る。尚、直ちにということは、オフセット時間を「0」
に設定した場合である。
【0033】時刻一致検出部12は、中央基地局1から
送信されたGPS時刻情報とGPS衛星20から送信さ
れるGPS時刻との一致を検出するもので、具体的に
は、GPS時刻情報抽出部10からGPS時刻情報を受
け取ると、GPSアンテナ14及びGPS受信部13を
介して受信したGPS時刻と照合し、一致した時にオフ
セット部11に送信指示を出力するようにしている。
【0034】次に、本実施例の移動通信基地局間TDM
同期システムの動作の概略について、図1、図2を使っ
て説明する。本実施例の移動通信基地局間TDM同期シ
ステムは、中央基地局1がネットワークから受信機5を
呼び出す呼出信号を受け取ると、GPS衛星20から送
信されるGPS時刻に基づいてGPS時刻情報を作成
し、そのGPS時刻情報を呼出信号に付加して、各周辺
基地局2に一斉に送信する。ここで、GPS時刻情報
は、中央基地局1から送信した呼出信号をもっとも位相
遅延時間の大きい周辺基地局2が受信し、更にその周辺
基地局2から送信するのに充分なGPS時刻である。
【0035】そして、各周辺基地局2では、中央基地局
1から送信された信号(GPS時刻情報+呼出信号)を
同期回路部8が受け取ると、記憶部9に一時記憶し、ま
たGPS時刻情報抽出部10でGPS時刻情報を抽出し
て時刻一致検出部12に出力する。一方、周辺基地局2
ではGPS衛星20から周期的に送出されるGPS時刻
信号を同期回路部8のGPSアンテナ14で受信し、G
PS受信部13でGPS時刻に変換して時刻一致検出部
12に出力している。
【0036】そして、時刻一致検出部12は、GPS時
刻情報抽出部10から受け取ったGPS時刻情報とGP
S受信部13から受け取るGPS時刻とを照合し、一致
したときにオフセット部11経由で記憶部9に送信指示
を出力する。
【0037】そして、記憶部9は、時刻一致検出部12
からオフセット部11経由で送信指示を受け取ると、記
憶されている呼出信号を送信部7に出力し、送信部7が
周辺基地局用アンテナ4から呼出信号を受信機5に送信
するようになっている。
【0038】上記のような動作により、各周辺基地局2
から送信される呼出信号の同期がとれる様子を図3を使
って具体的に説明する。図3は、本実施例の移動通信基
地局間TDM同期方法を示すタイミングチャート図であ
る。本実施例の移動通信基地局間TDM同期システムで
は、中央基地局1及び各周辺基地局2において、図3
(a)に示すGPS時刻をGPS衛星20から受け取っ
ている。
【0039】そして、中央基地局1では、ネットワーク
から呼出信号を受け取ると、図3(b)に示すようにG
PS時刻(B)をGPS時刻情報として呼出信号に付加
した信号を各周辺基地局2に送信する。
【0040】すると、周辺基地局2-1では、図3(c)
に示すように、位相遅延時間Δt3後に信号を受け取
り、周辺基地局2-2では、図3(d)に示すように、位
相遅延時間Δt4 後に信号を受け取る。
【0041】そして、周辺基地局2-1及び周辺基地局2
-2では、受け取った信号のGPS時刻情報がGPS時刻
(B)であることから、GPS時刻(B)のタイミング
で一斉に呼出信号を送信する(図3(e),(f))の
で、複数の周辺基地局2で同期を取って呼出信号を受信
機5宛に送信することになる。
【0042】本実施例の移動通信基地局間TDM同期方
法及び移動通信基地局間TDM同期システムによれば、
中央基地局1においてGPS時刻情報を設定して呼出信
号に付加して各周辺基地局2に送信し、各周辺基地局2
ではGPS時刻情報に設定されたGPS時刻に達したと
きにオフセット部11を介して直ちにもしくはオフセッ
ト部11での設定値に基づくタイミングで呼出信号を受
信機5に送信するようにしているので、複数の周辺基地
局2で一斉に同期をとることになり、短時間で同期をと
ることができる効果がある。
【0043】また、本実施例の移動通信基地局間TDM
同期システムでは、同期をとる時刻として、各装置で共
通の時刻として認識できるGPS時刻を用いているの
で、高精度の同期が実現できる効果がある。
【0044】
【発明の効果】請求項1,2,3記載の発明によれば、
中央基地局で、呼出信号にGPS時刻情報を付加して各
周辺基地局に送信し、各周辺基地局で、中央基地局から
送信された信号とGPS衛星から衛星通信を利用して実
際のGPS時刻とを受信し、GPS時刻情報が示すGP
S時刻とGPS衛星から受信したGPS時刻を比較し、
一致すれば直ちにもしくは設定済のオフセット時間後に
呼出信号を受信機へ送信する移動通信基地局間TDM同
期方法及び移動通信基地局間TDM同期システムとして
いるので、中央基地局から各周辺基地局へ呼出信号が送
信される際にまちまちの遅延時間が発生しても、GPS
衛星から受信したGPS時刻をもって一斉に各周辺基地
局が呼出信号を送信できるため、呼出信号の同期を瞬時
に確立することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動通信基地局間TD
M同期システムの概略構成図である。
【図2】本実施例の周辺基地局の同期回路部内部の構成
ブロック図である。
【図3】本実施例の移動通信基地局間TDM同期方法を
示すタイミングチャート図である。
【図4】従来の従来の移動通信基地局間TDM同期シス
テムの概略構成図である。
【図5】従来の移動通信基地局間TDM同期方法を示す
タイミングチャート図である。
【符号の説明】
1,1′…中央基地局、 2,2′…周辺基地局、 3
…位相補正用アンテナ、 4…周辺基地局用アンテナ、
5…受信機、 6…位相補正部、 7…送信部、 8
…同期回路部、 9…記憶部、 10…GPS時刻情報
抽出部、 11…オフセット部、 12…時刻一致検出
部、 13…GPS受信部、 14…GPSアンテナ、
20…GPS衛星

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各周辺基地局で、呼出信号にGPS衛星
    から受信したGPS時刻を基に設定した時刻を示す情報
    であるところのGPS時刻情報を付加した信号と前記G
    PS衛星から衛星通信を利用して実際のGPS時刻とを
    受信し、前記GPS時刻情報が示す時刻と前記GPS衛
    星から受信したGPS時刻を比較し、一致すれば直ちに
    もしくは設定済のオフセット時間後に前記呼出信号を受
    信機に向けて送信することを特徴とする移動通信基地局
    間TDM同期方法。
  2. 【請求項2】 呼出信号にGPS衛星から受信したGP
    S時刻を基に設定した時刻を示す情報であるところのG
    PS時刻情報を付加して送信する中央基地局と、前記中
    央基地局から送信された信号を中継線を介して受信し、
    前記GPS衛星から衛星通信を利用して実際のGPS時
    刻を受信して、前記GPS時刻情報が示す時刻と前記G
    PS衛星から受信したGPS時刻を比較し、一致すれば
    直ちにもしくは設定済のオフセット時間後に前記呼出信
    号を受信機に向けて送信する複数の周辺基地局とを有す
    ることを特徴とする移動通信基地局間TDM同期システ
    ム。
  3. 【請求項3】 周辺基地局が、GPS衛星から衛星通信
    を利用して送信される実際のGPS時刻を受信するGP
    S受信部と、中央基地局から受信した信号からGPS時
    刻情報を抽出するGPS時刻抽出部と、呼出信号を一時
    記憶し、送信指示によって前記呼出信号を出力する記憶
    部と、前記記憶部への送信指示信号を直ちにもしくは設
    定済のオフセット時間後に出力するオフセット部と、前
    記GPS時刻抽出部から取り出されたGPS時刻情報が
    示す時刻と前記GPS受信部が受信したGPS時刻を比
    較し、一致すれば前記送信指示を前記オフセット部経由
    で前記記憶部に出力する時刻一致検出部と、前記送信時
    刻設定部から出力された呼出信号を受信機に向けて送信
    する送信部とを有することを特徴とする請求項2記載の
    移動通信基地局間TDM同期システム。
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