JPH08241992A - デバイスシミュレーション用メッシュ作成装置 - Google Patents

デバイスシミュレーション用メッシュ作成装置

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JPH08241992A
JPH08241992A JP7068825A JP6882595A JPH08241992A JP H08241992 A JPH08241992 A JP H08241992A JP 7068825 A JP7068825 A JP 7068825A JP 6882595 A JP6882595 A JP 6882595A JP H08241992 A JPH08241992 A JP H08241992A
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JP
Japan
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simulation
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JP7068825A
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Inventor
Hideki Agari
英樹 上里
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の解析内容に応じてメッシュの生成を行
い、適当なメッシュを生成できるデバイスシミュレーシ
ョン用メッシュ作成装置を提供すること。 【構成】 メッシュ作成装置10は、素子形状認識手段
11と、メッシュ生成手段12と、メッシュ出力手段1
3と、解析内容入力手段14と、第1のデータ記憶手段
15と、第2のデータ記憶手段16とからなる。素子形
状認識手段11は、第1のデータ記憶手段15に記憶さ
れている素子構造データを読み込み、上記MOS型FE
T20の形状を認識する。メッシュ生成手段12は、最
も粗いメッシュを生成する第1のメッシュ生成手段18
と、前記メッシュデータに加えて、与えられた解析内容
に応じてメッシュを追加生成する第2のメッシュ生成手
段19とからなる。このメッシュ生成手段12は、メッ
シュ間隔の許容範囲を求めることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスを設計
するためのデバイスシミュレーションに使用されるメッ
シュを生成するデバイスシミュレーション用メッシュ生
成装置に関し、特に半導体デバイスの解析内容に応じた
メッシュを生成するデバイスシミュレーション用メッシ
ュ作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、デバイスシミュレーション装置
は、半導体デバイスの設計を促進するために用いるもの
であり、半導体デバイスの電気的特性を解析して当該電
気特性の予測と確認を行なう装置である。このようなデ
バイスシミュレーション装置では、半導体デバイスの電
気的特性をシミュレーションするために、半導体デバイ
ス内部の電界分布及びキャリアである正孔及び電子の電
界中の運動の様子を求めるための物理モデルを設け、こ
の物理モデルに必要なデータを与えることにより半導体
デバイスの電気的特性を解析している。このため、デバ
イスシミュレーション装置では、半導体デバイスの全領
域を小区間に分割し、解析対象である半導体デバイスの
形状とそのデバイス中の不純物分布を考慮し、計算する
ため点を表すメッシュを手動又は自動で指定して、半導
体デバイスの電気的特性をシミュレーションしている。
【0003】ところで、前記メッシュのデータは、半導
体デバイスの横方向と深さ方向について別々に指定する
必要があり、しかもp型不純物領域とn型不純物領域の
境界においては当該メッシュを非常に細かく指定する必
要がある。このようなメッシュの指定を手動で行うのは
困難であるので、メッシュを自動的に生成する装置(例
えば、特開平4ー317354号公報参照)、あるいは
物理モデルに最適のメッシュ構造をあらかじめ用意して
おき、シミュレーションに使用する物理モデルを決定し
たときに当該モデルに最適なメッシュを選択できるよう
にした装置(例えば、特開平6ー97020号公報参
照)が提案されている。
【0004】なお、上述した従来のメッシュ自動的生成
装置について補足説明すると、この装置は半導体素子の
不純物分布から半導体素子の内部のPN接合面を計算
し、かつ半導体素子の内部の全領域を小区間に分割し、
さらに小区間内のメッシュ条件を計算する。このように
して、メッシュを自動的に生成するようにしたものであ
る。以上にように、メッシュを自動生成し、あるいは物
理モデルに最適なメッシュ構造を選択することにより、
メッシュデータを人手によらず得ておき、これをデバイ
スシミュレーション装置に与えてデバイスシミュレーシ
ョンを行なうことにより、半導体デバイスのシミュレー
ション時間を短縮化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のデバ
イスシミュレーション装置では、さまざまな種類のデバ
イスシミュレーションの解析が行われており、上述した
メッシュ生成装置や最適メッシュを選択する装置による
メッシュの指定のみでは、最も細かいメッシュを必要と
する解析を想定してメッシュを指定しなければならなか
った。このため、例えば、粗いメッシュのみでよい解析
のみしか解析しない場合には、シミュレーションの時間
的損失が生じるという欠点があった。
【0006】また、従来のメッシュ生成装置や最適メッ
シュを選択する装置では、デバイスシミュレーションの
結果である電気的特性がメッシュに依存するという点を
まったく考慮していないため、信頼できない結果となる
可能性があった。そこで、本発明は、あらかじめ入力し
た所望の解析内容に応じてメッシュの生成を行うことに
より、適当なメッシュを生成することができるデバイス
シミュレーション用メッシュ作成装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るデバイスシミュレーション用メッシュ作成装置は、ユ
ーザーが希望する解析内容を入力する入力手段と、デバ
イス構造データ及び入力された解析内容に基づきメッシ
ュを生成するメッシュ生成手段と、生成したメッシュを
出力するメッシュ出力手段とを備えることにより前記目
的を達成する。請求項2記載の発明に係るデバイスシミ
ュレーション用メッシュ作成装置は、メッシュ生成手段
は、デバイス構造データのうちデバイス形状データに基
づきあらかじめ最も粗いメッシュを生成する第1のメッ
シュ生成手段と、前記第1のメッシュ生成手段からのメ
ッシュに加えて、入力された解析内容に基づいてメッシ
ュを追加生成する第2のメッシュ生成手段とを備えるこ
とにより前記目的を達成する。
【0008】請求項3記載の発明に係るデバイスシミュ
レーション用メッシュ作成装置は、ユーザーが希望する
解析内容を入力する入力手段と、解析内容に応じたメッ
シュに関するデータを記憶したデータ記憶手段と、入力
された解析内容及び前記データ記憶手段からのメッシュ
に関するデータに基づきメッシュを生成するメッシュ生
成手段と、生成したメッシュを出力するメッシュ出力手
段とを備えることにより前記目的を達成する。請求項4
記載の発明に係るデバイスシミュレーション用メッシュ
作成装置は、記憶手段は、メッシュ間隔とデバイスの所
定のパラメータとの関係を記述したデータが格納される
ようにして前記目的を達成する。請求項5記載の発明に
係るデバイスシミュレーション用メッシュ作成装置は、
メッシュ生成手段は、前記データ記憶手段から取り込ん
だメッシュの標準値及びメッシュとパラメータとの関係
を記述したデータと、前記入力手段から得た解析内容の
誤差とを取り込み、これらを基にメッシュ間隔の許容範
囲を求めることができるように構成して前記目的を達成
する。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明では、上述のように構
成してあるので、ユーザーが希望する解析内容を解析内
容入力手段を通して入力すると、その解析内容に基づい
て、メッシュ生成手段がシミュレーションしようとする
デバイスのメッシュを生成し、当該メッシュをメッシュ
出力手段を介してデバイスシミュレーション装置に与え
ることができる。請求項2記載の発明では、デバイス形
状データを基に第1のメッシュ生成手段においてシミュ
レーションするのに必要な最大限のメッシュをとりあえ
ず生成し、第2のメッシュ生成手段において当該メッシ
ュに加えて、入力された解析内容に基づいて最終的に必
要なメッシュを追加生成している。
【0010】上記請求項3記載の発明では、上述したよ
うに構成してあるので、解析内容が解析内容入力手段か
ら入力されたときに、解析内容に応じたメッシュに関す
るデータをデータ記憶手段から取り出し、当該データと
前記解析内容とに基づいて最終的に必要かつ十分なメッ
シュを生成している。上記請求項4記載の発明では、記
憶手段は、メッシュ間隔の許容範囲を求めるために必要
な、メッシュ間隔とデバイスの所定のパラメータとの関
係を記述したデータ及び基本メッシュを格納している。
上記請求項5記載の発明では、メッシュ生成手段は、入
力手段から得た解析内容の誤差が入力されると、前記デ
ータ記憶手段からメッシュの標準値及びメッシュとパラ
メータとの関係を記述したデータを読み出して、このデ
ータ、基本メッシュ及び解析内容の誤差からメッシュ間
隔の許容範囲を求めている。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図7を参照して詳細
に説明する。図1に、本発明の一実施例に係るデバイス
シミュレーション用メッシュ作成装置を実現する処理シ
ステムを示す。この図において、符号1はコンピュータ
であり、このコンピュータ1には図示しないが演算処理
装置、主記憶装置、入出力装置、その他の補助制御装置
が内蔵されている。また、このコンピュータ1には、グ
ラフィック端末2、磁気ディスク等の補助記憶装置3及
びプリンタ4が接続されており、かつ図示しないがキー
ボード等の入力装置も接続されている。さらに、前記グ
ラフィック端末2には、ハードコピー装置5が付属して
いる。このコンピュータ1が主記憶装置に格納されてい
る処理プログラムを実行することにより、デバイスシミ
ュレーション用メッシュ作成装置を実現するようになっ
ている。
【0012】ここで、前記グラフィック端末2は、デー
タ作成とグラフィックを出力できるようになっている。
前記補助記憶装置3は、コンピュータ1で計算した結果
を保存し、あるいは半導体デバイス(半導体素子)の形
状やメッシュデータを記憶している。前記プリンタ4
は、必要なデータ等をプリントアウトする。図2に、本
発明の一実施例に係るデバイスシミュレーション用メッ
シュ作成装置の構成例を示す。また、図3に素子形状デ
ータを説明するためにMOS型FETの模型を示し、図
4に同FETのメッシュデータの一例を示す。図5は、
メッシュ間隔としきい値(Vth)の関係を示す特性図で
あり、横軸にY方向メッシュ間隔が、縦軸にしきい値
(Vth)がとられている。図6は、メッシュ間隔とドレ
イン電流(Io)の関係を示す特性図であり、横軸にY
方向メッシュ間隔が、縦軸にドレイン電流(Io)がと
られている。
【0013】図2において、デバイスシミュレーション
用メッシュ作成装置10は、素子(デバイス)形状認識
手段11と、メッシュ生成手段12と、メッシュ出力手
段13と、解析内容入力手段14と、第1のデータ記憶
手段15と、第2のデータ記憶手段16とからなる。な
お、素子形状認識手段11、メッシュ生成手段12及び
メッシュ出力手段13は、上記コンピュータ1が所定の
プログラムを実行することにより実現されるようになっ
ている。このとき、前記補助記憶装置3等に格納されて
いるデバイス(素子)構造データで必要なものは、第1
のデータ記憶手段15に移されるようになっている。同
様に、前記補助記憶装置3等に格納されている基本メッ
シュデータ及び他の関連データのうちで必要なものは、
第2のデータ記憶手段16に移されるようになってい
る。
【0014】なお、第1のデータ記憶手段15及び第2
のデータ記憶手段16は、電源を切っても記憶内容が消
去されないようにしてあるときには、前述のようにせ
ず、全てのデバイス(素子)構造データ及びメッシュデ
ータ等を格納しておくものとする。また、第1のデータ
記憶手段15に記憶されているデバイス(素子)構造デ
ータは、デバイスの形状データと当該デバイス中の不純
物濃度データとからなるものとする。
【0015】ここで、前記素子構造データのうちデバイ
ス形状データについて説明すると、例えば図3に示すM
OS型FET20の場合には、シリコン基板21の内部
の上部に所定の間隔をおいてソース22及びドレイン2
3が形成されており、かつ前記ソース22及びドレイン
23に跨がってゲート酸化膜24が一定の膜厚で形成さ
れており、そのゲート酸化膜24の上にゲート25が形
成された構造となっている。このようなデバイス形状及
び当該デバイスの不純物濃度からなる素子構造データ
は、通常、プロセスシミュレーション(プロセス設計に
使用されるものであり、かつデバイスの形状と不純物濃
度を予測等するもの)の結果として作られるか、デバイ
スシミュレーション中で座標入力等して作られるように
なっており、これらは第1のデータ記憶手段15に記憶
されている。
【0016】また、MOS型FET20の内部の構造デ
ータについて、図3に示すような点線丸部分の一部を拡
大して示すと、例えば図4に示すようなメッシュデータ
200となっている。このメッシュデータ200は、図
4に示すように、所定の間隔dと、所定の幅wで分割さ
れたものとして生成されることになる。前記素子形状認
識手段11は、第1のデータ記憶手段15に記憶されて
いる素子構造データを読み込み、上記MOS型FET2
0の形状を認識できるようになっている。この素子形状
認識手段11の出力はメッシュ生成手段12に供給され
るようになっている。
【0017】前記メッシュ生成手段12は、前記素子形
状認識手段11からの認識データのうち素子形状データ
のみに基づいて最も粗いメッシュを生成する第1のメッ
シュ生成手段18と、前記第1のメッシュ生成手段18
からのメッシュデータに加えて、与えられた解析内容に
応じてメッシュを追加生成する第2のメッシュ生成手段
19とからなる。また、このメッシュ生成手段12は、
メッシュ間隔の許容範囲を求めることもできるようにな
っている。前記メッシュ出力手段13は、メッシュ生成
手段12から出力されたメッシュを図示しないデバイス
シミュレーション装置に供給できるようになっている。
前記解析内容入力手段14は、ユーザーが希望する解析
内容をメッシュ生成手段12の第2のメッシュ生成手段
19に与えられるようになっている。
【0018】上述したような実施例の動作を、図1〜図
6及び図7のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、素子形状認識手段11は、指定に応じて第1のデー
タ記憶手段15に格納されている素子構造データのうち
必要なものを読み込み、次のように形状認識する(ステ
ップ101)。すなわち、素子形状認識手段11は、例
えば図3に示すようなMOS型FET20の素子構造デ
ータであった場合、ソース22、ドレイン23、ゲート
25、シリコン基板21の電極位置、PN接合位置(シ
リコン基板21とソース22との間、シリコン基板21
とドレイン23との間に形成されている接合面)、ゲー
ト酸化膜24の膜厚を抽出する。そして、素子形状認識
手段11は、当該認識内容をメッシュ生成手段12に与
える(ステップ102)。
【0019】前記メッシュ生成手段12では、前記素子
形状認識手段11からの形状認識データによって基本の
メッシュ位置を決定する(ステップ103)。一方、選
択された素子形状に対して、ユーザーは、所望の解析内
容を解析内容入力手段14から入力する(ステップ10
4)。すると、この解析内容は第2のメッシュ生成手段
19に与えられるので、この第2のメッシュ生成手段1
9は、第1のメッシュ生成手段15でラフに生成したメ
ッシュに対して、解析内容に応じたメッシュを追加生成
する(ステップ105)。
【0020】このようにして第2のメッシュ生成手段1
9で求められたメッシュは、メッシュ出力手段13に供
給される(ステップ106)。前記メッシュ出力手段1
3は、与えられたデータを図示しないデバイスシミュレ
ーション装置に与える(ステップ107)。以上説明し
たように、本実施例では、素子構造データのうちの素子
形状データのみを基に第1のメッシュ生成手段18によ
ってデバイスシミュレーションを行なう上で必要とされ
るメッシュのうちで最大限に粗いメッシュを求め、つい
で前記生成したメッシュに加えて、第2のメッシュ生成
手段19で与えられた解析内容を基に追加メッシュを生
成するようにしたので、所定のデバイスをシミュレーシ
ョンするのに最適なメッシュを提供できる。
【0021】次に、メッシュ間隔の許容範囲を求める動
作について説明する。まず、解析内容入力手段14から
解析内容の許容誤差を入力する。この実施例では、例え
ばしきい値(Vth)の許容誤差を入力するものとする。
メッシュ生成手段12は、第2のデータ記憶手段16に
記憶されているメッシュ関連データを読み込む。例え
ば、メッシュ生成手段12は、第2のデータ記憶手段1
6からメッシュと素子の電気的特性の関係を示すデータ
を取り込んだものとする。例えばデバイス(素子)のし
きい値(Vth)とY方向メッシュの関係を示すデータ
は、次のようなものであるとする。すなわち、しきい値
電圧(Vth)は、図5に示すように所定の深さ(Y方向
メッシュ位置)まで一定であるが、当該深さ以降は急激
に変化し、ある深さ(Y方向メッシュ位置)に達すると
再び緩やかな変化となる特性を有しているものであると
する。なお、ここで、Y方向のメッシュとは、図4に示
すように、図示上下方向に間隔dで分割されてなるメッ
シュ(図示矢印で示す)のことをいう。
【0022】ところで、理想的には、素子のしきい値
(Vth)は、メッシュ間隔によらず変化しないほうが望
ましい。しかしながら、実際には、上述したようにY方
向メッシュに対してしきい値(Vth)が変化している
(図5参照)。したがって、なるべくメッシュ間隔に対
してしきい値(Vth)の変化が小さいメッシュを選ぶ必
要がある。そこで、メッシュ生成手段12は、上記しき
い値(Vth)が例えば10〔パーセント〕の変化まで許
容可能と条件が与えられているとするならば、メッシュ
標準値が例えば2〔nm〕のしきい値(Vth)より計算
し、5〔nm〕以下というメッシュ間隔を決定する。そ
こで、例えば計算時間を最小にしたいという条件に与え
られているときには、メッシュ間隔が大きいことが望ま
れるので、メッシュ生成手段12は、5〔nm〕という
値でメッシュを生成している。
【0023】一方、解析内容入力手段14からメッシュ
生成手段12に、例えばしきい値(Vth)とドレイン電
流値Ion(ドレイン電圧が低く、ゲート電圧が高いとき
いのドレイン電流値とする)が入力されたときに、第2
のメッシュ生成手段19は、それぞれの許容値から導出
された間隔の重なりが存在する場合に、図6に示すよう
に、2〔nm〕〜5〔nm〕という間隔という値でメッ
シュを生成している。上記実施例では、メッシュ生成手
段12は、このようにしてメッシュ間隔の許容範囲を求
めるとこができ、デバイスシミュレーションをする上で
最適なメッシュを供給することができる。
【0024】なお、例えば、図3に示すMOS型FET
20の場合、X方向のメッシュについては、ドレイン2
3やソース22に加わる電圧が重要となる。そこで、ド
レイン23に加える電圧によって広がる空乏層幅を予測
して、ドレイン電圧に対するX方向メッシュの間隔の関
係のデータを第2のデータ記憶手段16に格納してお
く。このようなドレイン電圧に対するX方向メッシュの
間隔の関係のデータを使用し、上述したような処理を行
なうことにより、メッシュの許容範囲を求めることがで
きる。これにより、デバイスシミュレーションをする上
で最適なメッシュを供給することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、解析内容に応じてデバイスシミュレーショ
ンに使用するに必要で十分なメッシュを生成でき、デバ
イスシミュレーションの結果である電気的特性のメッシ
ュ依存性を排除しつつ、計算時間を最小とすることがで
きる。請求項2記載の発明によれば、素子形状のみに基
づき、シミュレーションをするのに必要で最大限のメッ
シュを生成しておき、その後に解析内容に応じてメッシ
ュを追加することができるので、より簡略なメッシュ生
成が可能とすることがけきる。請求項3記載の発明によ
れば、所望の解析内容に対してメッシュに関するデータ
を用いて、より計算時間の少なくなるメッシュを得るこ
とができる。請求項4記載の発明によれば、シミュレー
ションに必要な必要で十分なるメッシュを求めるに必要
なデータが記憶されているので、最適メッシュの計算が
容易になる。請求項5記載の発明によれば、所望の解析
内容に対して許容範囲を入力することにより、より計算
時間の少なくなるメッシュを選択可能となる他、複数の
解析内容に対応したメッシュを選択し得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデバイスシミュレーション用メッ
シュ作成装置の実施例を実現する装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】同実施例を示すブロック図である。
【図3】同実施例で用いるデバイスの一例を示す模式図
である。
【図4】同実施例で得るメッシュの一例を説明するため
に示す説明図である。
【図5】同実施例で使用するしきい値とメッシュ間隔と
の関係を示す特性図である。
【図6】同実施例で使用するドレイン電流とメッシュ間
隔との関係を示す特性図である。
【図7】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 グラフィック端末 3 補助記憶装置 4 プリンタ 5 ハードコピー 11 素子形状認識手段 12 メッシュ生成手段 13 メッシュ出力手段 14 解析内容入力手段 15 第1のデータ記憶手段 16 第2のデータ記憶手段 18 第1のメッシュ生成手段 19 第2のメッシュ生成手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーが希望する解析内容を入力する
    入力手段と、 デバイス構造データ及び入力された解析内容に基づきメ
    ッシュを生成するメッシュ生成手段と、 生成したメッシュを出力するメッシュ出力手段とを備え
    たことを特徴とするデバイスシミュレーション用メッシ
    ュ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記メッシュ生成手段は、 デバイス構造データのうちデバイス形状データに基づき
    あらかじめ最も粗いメッシュを生成する第1のメッシュ
    生成手段と、 前記第1のメッシュ生成手段からのメッシュに加えて、
    入力された解析内容に基づいてメッシュを追加生成する
    第2のメッシュ生成手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のデバイスシミュレーション用メッシュ作成
    装置。
  3. 【請求項3】 ユーザーが希望する解析内容を入力する
    入力手段と、 解析内容に応じたメッシュに関するデータを記憶したデ
    ータ記憶手段と、 入力された解析内容及び前記データ記憶手段からのメッ
    シュに関するデータに基づきメッシュを生成するメッシ
    ュ生成手段と、 生成したメッシュを出力するメッシュ出力手段とを備え
    たことを特徴とするデバイスシミュレーション用メッシ
    ュ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、メッシュ間隔とデバイ
    スの所定のパラメータとの関係を記述したデータが格納
    されるようにしたことを特徴とする請求項3記載のデバ
    イスシミュレーション用メッシュ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記メッシュ生成手段は、 前記データ記憶手段から取り込んだメッシュの標準値及
    びメッシュとパラメータとの関係を記述したデータと、
    前記入力手段から得た解析内容の誤差とを取り込み、こ
    れらを基にメッシュ間隔の許容範囲を求めることができ
    るように構成したことを特徴とする請求項3または4記
    載のデバイスシミュレーション用メッシュ作成装置。
JP7068825A 1995-03-01 1995-03-01 デバイスシミュレーション用メッシュ作成装置 Pending JPH08241992A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7709899B2 (en) 2004-03-31 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7709899B2 (en) 2004-03-31 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor apparatus

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