JPH08241301A - 直交変換処理装置 - Google Patents

直交変換処理装置

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JPH08241301A
JPH08241301A JP7047535A JP4753595A JPH08241301A JP H08241301 A JPH08241301 A JP H08241301A JP 7047535 A JP7047535 A JP 7047535A JP 4753595 A JP4753595 A JP 4753595A JP H08241301 A JPH08241301 A JP H08241301A
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JP
Japan
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circuit
addition
multiplication
output
subtraction
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JP7047535A
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English (en)
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Yoichi Katayama
陽一 片山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Priority to US08/611,943 priority patent/US5831882A/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/14Fourier, Walsh or analogous domain transformations, e.g. Laplace, Hilbert, Karhunen-Loeve, transforms

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないハードウェア量で、かつ高速に離散コ
サイン変換または逆離散コサイン変換を行える変換処理
装置を提供する。 【構成】 算術論理演算回路10と、係数格納用ROM
40と、前記算術演算回路10および後述する加減乗算
演算回路203へデータを供給しかつ前記2つの演算回
路の出力データを格納するマルチポートレジスタファイ
ル30と、前記ROM40および前記マルチポートレジ
スタファイル30から前記2つの演算回路の結果を前記
マルチポートレジスタファイル30へ供給するスイッチ
50と、乗算の部分積を出力する部分積生成回路202
と、乗算結果を蓄えるレジスタ251と、加減算の選択
による加えられる数または減らされる数の一方と前記レ
ジスタのいずれを選択する選択回路232と、前記部分
積生成回路202の出力および前記選択回路232の出
力を入力とする全加算器212と、前記全加算器21の
出力を入力とする高速加算器221と、前記高速加算器
221の出力を入力とし出力が前記レジスタ251へ接
続するシフト回路241から構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直交変換処理装置に関
し、特に、画像や音声の信号処理に利用される直交変換
に関する。
【0002】
【従来の技術】信号処理に利用される直交変換として、
代表的なものに離散サイン変換(Discrete S
ine Transformation:以下「DS
T」と略称する)や離散コサイン変換(Discret
e Cosine Transformation:以
下「DCT」と略称する)がある。動画像や音声符号化
では、DCTを用いることが多い。本発明は直交変換全
般に適用可能であるが、DCTや以下でも述べる逆DC
T(Inverse Discrete SineTr
ansformation:以下「IDCT」と略称す
る)の計算について説明しても、本発明の主旨から外れ
ることはないので、DCTやIDCTをベースに説明す
る。DCTは信号処理分野では数多く利用されるため、
この計算を高速に行うためのアルゴリズムが従来より提
案されている。例えば、W.H.Chen,C.H.S
imith,and S.C.Fralick,“A
fast computational algori
thm for the discrete cosi
ne transform,”IEEE Trans.
Commun.vol.COM−25,pp.1004
−1009,Sept.1977やByeong Gi
Lee,“A New Algorithmto C
ompute the Discrete Cosin
e Transform,”IEEE Trans.o
n Acoustics,Speech,And Si
gnal Processing,Vol.ASSP−
32,No.6,pp.1243−pp.1245,D
ec.1984等がある。上記の高速アルゴリズムで
は、加減算演算を効率良く繰り返し、乗算回路を出来る
だけ少なくしている。動画像の処理では、一度圧縮した
データを伸張する際に、IDCTを多用する。以下の説
明では、IDCT高速アルゴリズムを中心に行う。ID
CTはDCT高速アルゴリズムの逆変換の計算というだ
けで本質的にDCTとIDCTは全く同一で、本発明の
本性を損なうものではない。N次のIDCTは前記By
eong Gi Lee氏の文献による定義式によれば
式(1)のように表記される。
【0003】
【数1】
【0004】ただし、e(j)は以下で表される。
【0005】
【数2】
【0006】前記式(1)における例えば動画像ブロッ
ク処理で良く使用されるN=8の場合について、前記L
eeのIDCT高速アルゴリズムを表したものが図であ
る。図2は、F(0),F(1),F(2),F
(3),F(4),F(5),F(6),F(7)の8
入力データから、IDCT変換値f(0),f(1),
f(2),f(3),f(4),f(5),f(6),
f(7)8データを出力する演算と順序関係を表す。加
算は+記号、減算は−記号、乗算を×記号で表記した。
また減算を表す−記号脇のドットは引く数側の入力を表
す。各+,−,×演算に付記したA1〜A29、M1〜
M12は各演算を区別するための添字である。またCk
(1≦k≦7)は以下で表す係数を表す。
【0007】
【数3】
【0008】図2において、例えば加算A4は入力がF
(2)とF(6)の2データの矢印で指し示されている
が、これはF(2)とF(6)の加算F(2)+F
(6)を計算し、出力することを表す。乗算M2は加算
A4の出力と係数C2との乗算を計算し出力することを
表す。また減算A9は、F(2)から乗算M2の結果の
差(F(2)−(M2の結果):ドットは引く数側を表
す)を計算し出力することを表す。図2に従って演算す
ることでF(0),F(1),F(2),F(3),F
(4),F(5),F(6),F(7)入力データから
8次のIDCTの結果f(0),f(1),f(2),
f(3),f(4),f(5),f(6),f(7)
が、加減算回数29回、乗算回数12回の演算で求めら
れる。以上が高速DCTアルゴリズムの例についての概
要説明である。
【0009】一方、従来より用いられる、一般的な直交
変換処理装置を図4に示した。図4はデータを格納する
マルチポートレジスタファイル30、前記マルチポート
レジスタファイル30に格納されたデータの加算および
減算を計算する算術論理演算回路10、係数を格納する
ROM40、およびマルチポートレジスタファイル30
に保存されたデータ同士またはマルチポートレジスタフ
ァイル30に格納されたデータと前記ROM40内デー
タとの乗算を計算する乗算回路201から構成され、ま
たマルチポートレジスタファイル30内データを選択し
算術論理演算回路10と乗算回路201へデータを供給
し、かつ両演算回路の出力結果を再度マルチポートレジ
スタファイル30の指定する場所へ格納するように選択
するスイッチ50からなる。前記乗算回路201の内部
構成は、乗数の上位ビット側と被乗数、または乗数の下
位ビット側と被乗数の部分積を計算する部分積生成回路
202と前記部分積生成回路202の出力結果を加算す
る全加算回路212と、前記全加算回路211の出力か
ら全部分積を計算する高速加算回路221、および前記
高速加算回路221の結果を格納するレジスタ241か
らなる。図4の一般的な直交変換処理装置において、直
交変換の1種であるIDCT処理を行う場合、前記図2
で示した高速アルゴリズムに従って計算を行う。図4の
直交変換処理装置での計算を行う場合、予め図2の入力
データF(0),F(1),F(2),F(3),F
(4),F(5),F(6),F(7)はマルチポート
レジスタファイル30へ格納し、また係数Ck(1≦k
≦7)はROM40へ格納する。そして図2のアルゴリ
ズムの計算手順に従い、例えば最初に図2に示される加
算A1つまりF(5)とF(3)の加算F(5)+F
(3)を図4の算術論理演算回路10で加算を計算し、
同時に乗算M1つまりF(4)とC4の乗算を乗算回路
201で計算する。次のステップではA2つまりF
(1)とF(3)の加算F(1)+F(3)を同様に図
4の算術論理演算回路10で計算し、という以下図4の
従来の直交変換処理装置で、図2の高速アルゴリズムを
計算する。上記のように図4の従来の直交変換処理装置
で、図2の高速アルゴリズムの計算をステップ毎に例示
したものが図5である。図5の例では、1つの乗算をす
るのに2ステップかかるが、パイプライン動作可能で毎
ステップデータ入力が可能である場合の例である。また
図5中、乗算演算の−記号は、乗算が行われていないこ
とを表している。図5により図4の直交変換処理装置で
8次のIDCT処理するのに全体で29ステップかかっ
て処理することが出来る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、Le
eの高速アルゴリズムは乗算回数が加減算回数と比較し
て少ないため、図4の従来の直交変換処理装置の処理に
おいて、図4の算術論理演算回路は全ステップで計算を
行っているが、一方の乗算回路は必ずしも全ステップで
動作しているとは限らない。つまり全てのステップ数で
算術論理演算回路と乗算回路の各々について、演算回路
が計算しているステップ数に対する全体ステップ数に占
める割合を稼働率とすると、Leeの高速アルゴリズム
を処理する場合の稼働率は、図5によれば、算術論理演
算回路は
【0011】
【数4】
【0012】であるのに対し、乗算演算回路は、
【0013】
【数5】
【0014】となり算術論理演算回路と比較して乗算回
路の稼働率は低い。一般に乗算回路は算術論理演算回路
と比較して回路規模が大きい。そのため大規模な乗算回
路が有効に利用されず、効率が悪いという問題点があっ
た。
【0015】第1の発明の目的は、従来よりも演算効率
を向上させて、高速に直交変換を行える処理装置を提供
することにある。また、第2の発明の目的は、第1の発
明と同様な高速化に加え、更に従来よりも少ないハード
ウェア量で直交変換を行える処理装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明の直交変換処
理装置は、算術論理演算回路と、係数格納用のROM
と、前記算術論理演算回路および加減乗算回路へデータ
を供給し、前記2つの演算回路の出力データの格納を行
うマルチポートレジスタファイルと、前記ROMと前記
マルチポートレジスタファイルから前記2つの演算回路
の結果を前記マルチポートレジスタへ供給するスイッチ
とから構成される直交変換処理装置において、前記加減
乗算回路が、乗数と被乗数の部分積を出力する部分積生
成部と、乗算の場合はゼロを選択し、加算または減算を
行う際は、加えられる数または減らされる数側を選択す
る選択部と、前記部分積生成部の出力および前記選択部
の出力を入力とする全加算部と、前記全加算部の出力を
入力とする高速加算部と、前記高速加算部の結果を蓄え
るレジスタとを備えることを特徴とする。
【0017】第2の発明の直交変換処理装置は、算術論
理演算回路と、係数格納用のROMと、前記算術論理演
算回路および加減乗算演算回路へデータを供給し、前記
2つの演算回路の出力データの格納を行うマルチポート
レジスタファイルと、前記ROMと前記マルチポートレ
ジスタファイルから前記2つの演算回路の結果を前記マ
ルチポートレジスタファイルへ供給するスイッチとから
構成される直交変換処理装置において、前記加減乗算演
算回路が、ビット幅で区切った乗数を第1の計算サイク
ルでは下位ビット側を、第2の計算サイクルでは上位ビ
ット側を選択出力するように動作する第1の選択部と、
前記第1の選択部の出力と被乗数との部分積を出力する
部分積生成部と、乗算結果または加減算の結果を蓄える
レジスタと、乗算を計算する場合は第1の計算サイクル
でゼロを選択し、乗算を計算する場合の第2の計算レジ
スタサイクルでは、前記レジスタの出力を選択し、加算
または減算を行う際は、加えられる数または減らされる
数側を選択するような第2の選択部と、前記部分積生成
回路の出力および前記第2の選択部の出力を入力とする
全加算部と、前記全加算部の出力を入力とする高速加算
部とを備えることを特徴とする。
【0018】
【作用】第1の発明により、乗算回路に外部からデータ
を取り入れ従来では不可能であった加算および減算をも
同演算回路で可能な構成とすることにより、乗算しない
間は加算および減算を計算することにより、演算回路の
利用効率が向上し、従来法よりも短ステップで計算でき
るようになる。また第2の発明により、第1と同様、乗
算回路に加減算機能を付加することにより演算器の利用
効率が向上し従来よりも短いステップで計算できるよう
になると共に、更に、従来の乗算器をより小規模な部分
乗算回路を使用することにより、従来より少ないハード
量で構成できるようになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1には、第1の発明の一実施例が示されて
いる。以下図面に沿って構成を説明する。加算または減
算を行う算術論理演算回路10と、係数格納用のROM
40と、前記算術論理演算回路10および後述するよう
な加減乗算回路203へデータを供給すると同時に前記
2演算回路の出力データの格納を行うマルチポートレジ
スタファイル30と、前記ROM40と前記マルチポー
トレジスタファイル30から前記2つの演算回路の結果
を前記マルチポートレジスタファイル30へ供給するよ
うに接続したスイッチ50と、乗数と被乗数の部分積を
出力する部分積生成回路202と、乗算の結果または後
述する加算か減算結果を蓄えるレジスタ241と、乗算
の場合はゼロを選択し、加算または減算を行う際は、加
えられる数または減らされる数側を選択する選択回路2
32と、前記部分積生成回路202の出力および前記選
択回路232の出力を入力とする全加算回路212と、
前記全加算回路212の出力を入力とする高速加算回路
221とからなり、乗算回路において前記選択回路23
2を設けることにより、加算もしくは減算も行える機能
を持つ加減乗算回路203を備える構成である。本発明
の主要な機能である、加減乗算回路203上で、加算、
減算および乗算演算を計算する方法について詳しく説明
する。まず加算A+Bは以下に示すように計算する。部
分積生成回路202の乗数側入力へはROMに格納した
定数1を入力し、部分積生成回路202の被乗数側の入
力へはB(またはA)を入力する。これにより部分積生
成回路202からはB(またはA)を出力させ、また選
択回路232の入力選択をスイッチ50側とし、マルチ
ポートレジスタファイル30内に格納されているA(ま
たはB)データを全加算回路212へ入力する。そうす
ることでAおよびBが全加算回路212、高速加算回路
221へ入力される。以上によりA+Bが計算される。
次に減算A−Bは以下のように計算する。部分積生成回
路202の乗数側の入力へはROMに格納した定数−1
を入力し、部分積生成回路202の被乗数側の入力へは
Bを入力する。これにより部分積生成回路202からは
−Bを出力させ、また選択回路232は加算と同様にス
イッチ50からの入力線を選択しAを全加算回路212
へ入力する。そうすることでAおよび−Bが全加算回路
212、高速加算回路221に入力される。以上により
A−Bが計算される。乗算A×Bは以下のように計算す
る。部分積生成回路202の乗数側の入力へAを入力
し、部分積生成回路202の被乗数側の入力へはBを入
力する。すると部分積生成回路202はA×Bの部分積
を出力させ全加算回路212と高速加算回路221で全
ての部分積を加算することによりA×Bを計算する。
【0020】ところで、本実施例を用いて、図2のLe
eの高速アルゴリズムの計算手順に従って計算する場合
を考える。従来の技術でも説明したのと同様に、例えば
最初に図2に示される加算A1つまりF(5)とF
(3)の加算F(5)+F(3)を図1の算術論理演算
回路10で加算を計算し、同時に乗算M1つまりF
(4)とC4の乗算を加減乗算回路203で乗算計算す
る。次のステップではA2つまりF(1)とF(3)の
加算F(1)+F(3)を算術論理演算回路10で計算
し、同時にM3の乗算を加減乗算回路203で計算す
る、というように図2の高速アルゴリズムを計算する。
上述のように本実施例に基づいて、図2の高速アルゴリ
ズムの計算をステップ毎に例示したものが図6である。
図6では、1つの乗算をするのに2ステップかかるが、
パイプライン動作可能で毎ステップデータ入力が可能で
ある場合の例である。また図6中、乗算演算の−記号
は、乗算も加減算も行われていないことを表している。
図6により図1の実施例で8次のLeeの高速IDCT
アルゴリズムを使用したIDCT処理をするのに全体で
21ステップかかって処理することが出来る。
【0021】図3には、第2の発明の一実施例が示され
ている。以下図面に沿って構成および動作について説明
する。なお算術論理演算回路10、係数格納用のROM
40、マルチポートレジスタファイル30、スイッチ5
0は図1で示した実施例と全く同一構成であるため、そ
の説明は省略する。乗数を上位ビットと下位ビットに分
け最初の計算サイクルでは下位ビット側を出力し次の第
2の計算サイクルでは上位ビット側を選択し出力する選
択回路231と、前記選択回路231の出力する乗数お
よび被乗数の部分積を生成する部分積生成回路202
と、乗算の結果または後述する加減算結果を蓄えるレジ
スタ241と、乗算計算時に最初の計算サイクルではゼ
ロを、乗算時の第2の計算サイクルでは、前記レジスタ
241の出力を、および加減算計算時の加えられるまた
は減らされる数のいずれかの、3者いずれを選択する選
択回路232と、前記部分積生成回路202の出力と前
記選択回路232の出力を入力とする全加算回路212
と、前記全加算回路212の出力を入力とする高速加算
回路221とからなり、乗算回路において加算もしくは
減算機能を持つ加減乗算回路204を備えるように構成
している。いま加減乗算回路204で、加算、減算およ
び乗算演算を計算する方法について詳しく説明する。加
算A+Bと減算A−Bは第1の発明による方法と全く同
一の方法で計算可能であるので説明は省略する。乗算A
×Bは以下のように計算することができる。最初の計算
サイクルで選択回路231から部分積生成回路202へ
供給される乗数Aの下位ビット側と被乗数Bから、乗数
Aの下位ビット側と被乗数Bの部分積を出力させる一
方、選択回路232はゼロを選択する。前記部分積の和
を全加算回路212と高速加算回路221により求め乗
数Aの下位ビット側と被乗数Bとの積をレジスタ241
へ格納する。次の計算サイクルでは、選択回路231か
ら部分積生成回路202へ供給される乗数Aの上位ビッ
ト側と被乗数Bから、乗数Aの上位ビット側と被乗数B
の部分積を出力させる一方、選択回路232はレジスタ
241の出力を選択し、全加算回路212と高速加算回
路221で前記乗数Aの上位ビット側と被乗数Bの部分
積とレジスタ241内の乗数Aの下位ビット側と被乗数
Bとの積との総和を全加算回路212と高速加算回路2
21により求めレジスタ241へ格納する。これでレジ
スタにはA×Bが格納される。ここで注意を要するの
は、最初の計算サイクルで格納した、レジスタ241内
にある乗数Aの下位ビット側と被乗数Bとの積の結果
と、第2の計算サイクルで部分積生成回路202が出力
する乗数Aの下位ビット側と被乗数Bとの積とを全加算
回路212と高速加算回路で加算するためには、ビット
位置を合わせなくてはならず、そのため選択回路232
の入力側で、ビット位置を合わせるために、レジスタ2
41内の下位ビットで分けた場合の下位ビット幅だけ下
位へずらしたものを入力させるものとする。第2の実施
例を用いて、図2のLeeの高速アルゴリズムの計算手
順に従って計算する場合を考える。第1の発明の実施例
でも説明したのと同様に、例えば最初に図2に示される
加算A1つまりF(5)とF(3)の加算F(5)+F
(3)を図1の算術論理演算回路10で加算を計算し、
同時に乗算M1つまりF(4)とC4の乗算を加減乗算
回路203で乗算計算する。次のステップではA2つま
りF(1)とF(3)の加算F(1)+F(3)を算術
論理演算回路10で計算し、同時にM3の乗算を加減乗
算回路203で計算する、というように図2の高速アル
ゴリズムを計算する。上述のように第2の発明の実施例
に基づいて、図2の高速アルゴリズムの計算をステップ
毎に例示したものが図7である。第2の発明の実施例で
は1つの乗算をするのに2ステップかかるが、本加減乗
算回路204は部分積加算で1乗算を計算するので乗算
の2ステップ目にはデータは入力しないように動作す
る。図7において各乗算の2ステップ目がカッコで括ら
れているのは、また乗算演算中であることを表現してい
る。また図7中、乗算演算の−記号は、第1の発明の実
施例の図6と同様、乗算も加減算も行われていないこと
を表している。図7により図1の実施例で8次のLee
の高速IDCTアルゴリズムを使用したIDCT処理を
するのに全体で27ステップかかって処理することが出
来る。
【0022】
【発明の効果】図2で示されるような8次のLeeの高
速DCTアルゴリズムを計算する場合、従来法で29ス
テップであるところ、第1の発明の構成により、21ス
テップとなりステップ数を短縮することができる。また
演算回路の稼働率を、全ステップ数に占める2つの演算
回路が計算しているステップ数の割合で表現する場合、
従来法は、71%であるが、第1の発明では、約98%
となり、乗算回路に加算および減算も可能になったこと
による高稼働率になることがわかる。第2の発明の構成
により、同様に27ステップとなり、従来法は29ステ
ップに対し短くなった。同様に稼働率を、求めると第2
の発明は、約98%となり、第1の発明と同様高稼働率
になり計算効率が向上することがわかる。また第2の発
明のハード量を図4で示した従来法と比較すると、第2
の発明のハード量の増加は、選択回路2つと全加算器の
入力が1つ増設するためのハード量増加のみであり、そ
の一方で圧倒的に回路規模の大きな部分積生成回路は半
分で済む。そのため従来の乗算回路と第2の発明の加減
乗算回路の比較で、ハード量を約30%削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】逆離散コサイン変換の高速アルゴリズムの詳細
を示す図である。
【図3】第2の発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の直交変換処理装置の例である。
【図5】従来方法の構成上で、逆コサイン変換の高速ア
ルゴリズムを実現するプログラム例を示す図である。
【図6】第1の発明により、逆コサイン変換の高速アル
ゴリズムを実現するプログラム例を示す図である。
【図7】第2の発明により、逆コサイン変換の高速アル
ゴリズムを実現するプログラム例を示す図である。
【符号の説明】
10 算術論理演算回路 201 乗算回路 202 部分積生成回路 203 乗加減算演算回路 204 乗加減算演算回路 211 全加算回路 212 全加算回路 221 高速加算回路 231,232 選択回路 241 レジスタ 30 マルチポートレジスタファイル 40 ROM 50 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】算術論理演算回路と、係数格納用のROM
    と、前記算術論理演算回路および加減乗算回路へデータ
    を供給し、前記2つの演算回路の出力データの格納を行
    うマルチポートレジスタファイルと、前記ROMと前記
    マルチポートレジスタファイルから前記2つの演算回路
    の結果を前記マルチポートレジスタへ供給するスイッチ
    とから構成される直交変換処理装置において、 前記加減乗算回路が、乗数と被乗数の部分積を出力する
    部分積生成部と、乗算の場合はゼロを選択し、加算また
    は減算を行う際は、加えられる数または減らされる数側
    を選択する選択部と、前記部分積生成部の出力および前
    記選択部の出力を入力とする全加算部と、前記全加算部
    の出力を入力とする高速加算部と、前記高速加算部の結
    果を蓄えるレジスタとを備えることを特徴とする直交変
    換処理装置。
  2. 【請求項2】算術論理演算回路と、係数格納用のROM
    と、前記算術論理演算回路および加減乗算演算回路へデ
    ータを供給し、前記2つの演算回路の出力データの格納
    を行うマルチポートレジスタファイルと、前記ROMと
    前記マルチポートレジスタファイルから前記2つの演算
    回路の結果を前記マルチポートレジスタファイルへ供給
    するスイッチとから構成される直交変換処理装置におい
    て、 前記加減乗算演算回路が、ビット幅で区切った乗数を第
    1の計算サイクルでは下位ビット側を、第2の計算サイ
    クルでは上位ビット側を選択出力するように動作する第
    1の選択部と、前記第1の選択部の出力と被乗数との部
    分積を出力する部分積生成部と、乗算結果または加減算
    の結果を蓄えるレジスタと、乗算を計算する場合は第1
    の計算サイクルでゼロを選択し、乗算を計算する場合の
    第2の計算レジスタサイクルでは、前記レジスタの出力
    を選択し、加算または減算を行う際は、加えられる数ま
    たは減らされる数側を選択するような第2の選択部と、
    前記部分積生成回路の出力および前記第2の選択部の出
    力を入力とする全加算部と、前記全加算部の出力を入力
    とする高速加算部とを備えることを特徴とする直交変換
    処理装置。
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